【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その106at ANICHARA2
【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その106 - 暇つぶし2ch182:SS涼宮ハルヒの創作(1/2)
09/02/16 20:28:38 7z4uOuuM
ハ:次回の会誌のために、団員の創作力を底上げする必要があるわね。というわけで、
3人の講師を呼んだわ!
キ:妙に本格的だな。
ハ:じゃあ、いくわよ。古泉君、スモークと照明お願い。
古:おまかせください、閣下。
ハ:さあ、よみがえれ、アイアン・ライター!
キ:って長門かよ!
長:調査結果を報告する。許可を。
キ:あ、ああ。やっちまえ。
長:現在、日本国で流通するうち、発行部数が上位32000作品のあらすじについて
分析を行い、よく読まれる物語に要求される傾向を抽出した。
キ:おう。すごいな。
長:ストーリーに求められる得性の共通因子を、25文字以内の現代日本語で述べると
次の通りとなる。すなわち「予想を裏切りつつも、期待を満たすストーリー」。
キ:なんだって?もう一度、言ってくれ。
長:予想を裏切りつつも、期待を満たすストーリー。
キ:わかるような気もするが、もう少し長くていいから、説明してくれ。
長:予想どおりすぎると読者は退屈する。この先どうなるかわからないからこそ、読者
は続きを読もうとする。
キ:なるほど。
長:しかしあまりに外れると、読者はついていけなくなる。オリジナリティを求めて新
奇さに走るあまり、読者に反発された例は多い。人気の出たストーリーは、大筋では読
者がすでに知っている定番どおりのものが多い。
キ:裏切りつつ、裏切らないという訳か。バランスが難しいな。
長:もっとも多い形態は、結末は定番だが、設定や結末に至るプロセスに工夫を施した
もの。たとえば読者に「どうせハッピーエンドだろうが、この設定(あるいはこんな展
開)でどうやってハッピーエンドにこぎつこけるのか」と思わせて読者を引きつける。
キ:なるほどな。
長:がんばって。
キ:お、おう。

ハ:じゃあ、次へ行くわよ。第二の鉄人よ、出てこいや!
キ:って、鶴屋さん。
鶴:あたしの担当はキャラクターづくりと描写のイロハにょろよ。まあ、どろ船に乗っ
たつもりで、安心するっさ。
キ:とても気が抜けません。
鶴:描写はめがっさ大事にょろよ。この話みたいに、セリフばかりで描写がないと、読
者が作品世界に入って行けないっさ。
キ:そんなもんですか。
鶴:マンガや映画は絵や映像があるにょろ。そのシーンにぴったりの映像を撮るために、
ある監督は「あの太陽をのけろ」と言ったっさ。
キ:そんな無茶な。
鶴:無茶しても撮りたい絵を撮るのが監督にょろよ。同じ台本、同じセリフ、同じストー
リーでも、どんな絵かで全然ちがうものになるからねえ。小説には言葉しかないから、
どんな風に描写するかは、マンガや映画でどんな絵で表現するかと同じくらい大切なん
だよ、うん。
キ:なんか難しそうですね。
鶴:セリフは書けるけど、描写が苦手という人は少なくないっさ。そこで!今日は特別
に鶴屋流描写の極意を授けるにょろよ。これさえあれば、描写で困らないこと、間違い
なし!


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