09/01/11 14:40:04 izaoMPNr
反応がなくて悲しい。ズバットネタは無理なのか……
とりあえず投下します。
「恋愛ってなんでしょう?」
みくるちゃんが唐突に言った。
「どうしたのみくるちゃん?突然」
「この頃バレンタインが近づいているせいか、クラスとかいろんな所でカップルを見かけるようになったんです~」
あたしは団長席の後ろの窓越しに外を見てみた。
「ほんとね、校庭に男女組がたくさんいるわ」
「だから人を好きになるってどんな感じなのか気になってきちゃいまして……涼宮さんわかります?」
「好きになるねぇ……」
……ん、なんでキョンの顔を思い浮かべるのよ!あたし!
「涼宮さん?」
「なっ!なんでもない!」
あたしは頭の上の妄想の吹き出しを両手でパタパタと掻き散らしながら答えた。
「いいみくるちゃん!恋愛感情なんてのはね、一時の気の迷いよ、精神病の一種なのよ!」
「ふえ~、そうなんですか~。でも涼宮さん、涼宮さんは本当にそれでいいんですか?」
「もっもちろんよ!あたしは一時の気の迷いで面倒ごとを背負い込むほどバカじゃないのよ!」
なんだろうこのモヤモヤ感は……
コンコン
「あっ、は~い。どうぞ~」
ガチャッ
「うぃ~す」
間抜け面がやってきたわね。
「こんにちわ~、お茶をどうぞ~」
「ありがとうございます朝比奈さん」
鼻の下を伸ばして、まったく!
「んっ?ハルヒどうした?」
「なんでもないわよ!」
なんか腹が立つわね…
「あっそうだ、キョンくんは恋愛ってどういう感じだと思います~?」
「恋愛ですか?俺はまだそういう経験がないからよくわかりませんね」
「ないんですか~?」
「ええ。まあ一般的には相手のことがとても気になって他のことが手につかなくなるとか
四六時中相手のことを考えてしまうとか言いますが、実際の所はどうなんでしょうね?」
そうなんだ、まだないんだ……なんだろうホッとしたような残念なような……
「とても気になる、四六時中考える……」
なに?あのみくるちゃんの意味ありげな目配せは?
「それって涼宮さんの事ですか~?」
「「ぶっ!」」
「みっみくるちゃん!?なんて事言うのよ!」
「そっそうですよ朝比奈さん!よりにもよってなんでハルヒなんですか」
よりにもよってですって~!?
「ちょっとキョンそれはいったいどういう意味っ!」
「ちょっとまてハルヒ!矛先が変わってるぞ!」
「うるさい!よりにもよっててどういうことよ!?」
「あ~それは言葉の綾というモノで……」
「あたしの事なんて全然考えてないって事!?」
「ハルヒ、論点がずれてきてるぞ。考えていないこともないが……」
「ないが……なによ」