09/01/07 11:28:08 S8xRxu0O
>>185耐えきれないとはちょっと違うかもだが
団長。
端から見るとなかなか面倒くさい肩書きではあるが、望む人は望んで付けているこの称号。
「…何よ」
「まだ何も言ってないだろうが」
「目が語ってたわ!こいつはいかにも派手な肩書きが好きそうだって」
「…人の心を読むな」
今現在この部室では、いつものように朝比奈さんがお茶を汲み、ハルヒがPCをいじくって俺と古泉が将棋をさす、という光景が繰り広げられている。
長門?言わなくてもわかるだろう。いつもの席で本を読んでるぞ。
「あんたも何か肩書きが欲しいの?」
「そうとは言ってないだろうが。おい古泉、それは二歩で反則だぞ」
「おや、失礼しました」
「そうねぇ…そうだキョン!あんた今日一日団長やってみない!?」
「断る。面倒くさそうだしな」
「団長命令よ!」
「…俺を団長にするんじゃないのか?」
「あんたが『はい』というまであたしが団長なの!言っとくけど、あんたが団長になったらあたしは超団長だから!」
…なんじゃそりゃ。
「いいからほら!この勲章をつけてそこに立ちなさい!」
言われるがままに団長席にまでいく。
ハルヒは仁王立ちしながら俺を眺め、古泉はそんな俺とハルヒを生暖かい目で見守り長門は相変わらず本を読み続けている。
…朝比奈さん、拍手はいらないですよ。
「で、俺は何をすりゃいいんだ?」
「いつもあたしがしてるようにしてみなさいよ」
「と言われてもなぁ…」
正直各自好き勝手やっててくれとしか言えん。
することと言えば突発的に何かをやり始めたりだとか朝比奈さんをいじり倒したりだとか…
流石に朝比奈さんに何かしてくれだなんていえないしなぁ…そうだ。
「決めたぞ、最初の命令。ハルヒ」
「何かしら?」
「とりあえず朝比奈さんのメイド服に着替えてくれ」
「ちょっとキョン!なんであたしがあんたの命令なんか聞かなきゃならないのよ!」