【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その104at ANICHARA2
【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その104 - 暇つぶし2ch151:SSその男、文系につき
09/01/06 21:19:23 K6b9oQQC
(「涼宮ハルヒのリラックス」「涼宮ハルヒの結合」、「涼宮ハルヒの電磁波」みたい
に、医学論文を縦横無尽に引用してエッチを語るハルヒに萌えなのだが、これに対して、
無駄な文系知識を開陳してドツボにはまって殴られるキョンの姿を受信した)。



「ねえ、有希。この『すがるおとめ』ってどう言う意味?」
 辞書を引くのがめんどうくさいのか、近頃、ハルヒは長門にこうした質問をする。ユ
キペディアと、こっそり俺は名づけているのだが、さすがに長門の回答は正確無比で速
い。一時の集中力は何ものをも上回る感があるハルヒだが、その分飽きっぽく面倒くさ
がりだ。しかし、団員を辞書代わりにするなど、あんまり感心しないな。
 なんてことを考えていたので、長門が顔をあげてこちらを見ているのに気づくのが遅
れた。この手の質問は迷うまでもないから、いつもなら瞬時に答えるのだが、今日はど
うした? 俺に許可を求めるような、微妙な問題ではないと思うぞ。
「その質問なら彼に」
長門は目を俺からハルヒに移し、それから再び自分の本に視線を落とした。
「へえ、キョンの癖にわかるの?」
少しカチンときたね。赤点すれすれの団員その一風情が何を生意気な、といった表情が
読み取れる。よかろう。ハルヒの奴を少しばかりギャフンといわせるのならおもしろい。
わからない単語を教えてやっただけとなれば、いつものような不本意な逆襲の恐れもな
いだろうからな。

 あー、「すがるおとめ」というのはな、万葉集巻第九の1738の歌の中に出てくる。確
かこういう歌だ。

 胸別の広き我妹 腰細の すがる娘女(おとめ)の
 その姿の きらきらしきに
 花の如 笑みて立てれば
 玉鉾の 道行く人は
 己が行く 道は行かずて
 呼ばなくに 門に至りぬ

「胸別の広き」というのは「胸が大きい」ということだな。「腰細の」というのは無論
ウエストがこうキュッと締まっている姿をいう。「すがる娘女の」の「すがる」は蜂の
ことで、蜂のようにお尻が大きいこと。要するに、胸が大きくウエストが締まってヒッ
プも大きい、ボン・キュウ・ボンな美人が、「花のようにほほ笑んで立っている」とだ
な、当然のことながら道行く男どもは、自分の行く方向へは行かずに、ふらふらと呼ば
れもしないのにナイス・バディ娘の前にやって来る訳だ。奈良時代の昔から、男はオッ
パイ聖人だった訳で、豊満なバストには世の男をひれ伏させる何かがあるという
・・・って、おい、ハルヒ。なんて目で見てやがる。長門も長門だ、こんなネタを俺に振るなよ。
・・・というか、これなんかの罠?

ハルヒは憤怒のオーラとぐおぉぉぉという効果音とを引き連れて、破壊神シヴァのごとく・・・

「こ、こ、こ、こ、このエロキョン!!」

ぐあああぁぁ!!


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch