09/01/06 00:22:06 A8CvBfpt
「ありがとうございましたー」
「さ、帰りましょ」
コンビニの店員の声を聞き流し、勢いよく前を歩き始めるハルヒに対して俺の足取りは重い。
どうやらこいつにとって坂道などどうでも良いのか妙に機嫌が良いのだが、俺の機嫌はすこぶる不調、正確には財布の中身が、だが。
ホントに着いて来るだけで全て俺が払うことになるとは。
…まぁ、分かってはいたことだが、こいつの笑顔を見ているとわざわざ言う気にもなれない。
そんな後の祭りなことを考えながら二人並んで歩いていると20代と思わしきカップルが横を通り、その時の会話が少しだけ聞こえた。
…悪魔の囁きが。
「…あの新しいカフェのサービスよかったな」
「うん、半額は…」
これだけの会話。
そう。たったこれだけの会話なのだが、
「キョン、今の聞いたわよね?」
ハルヒを立ち止まらせるには十二分であった。
…俺は何も聞いてない。聞いてないぞ。
誰か続けてちょ