08/12/17 20:31:24 xojtcFNQ
響ミソラのおっかけをやって数年が経過した。当時幼稚園年長だったオレはドラマの子役をやってたミソラちゃんに出会い、
速攻でファンになった。元々放課後の遊び場や女の子とは縁のない生活だったが、それからはミソラっちの為だけに生きてきたようなモンだ。
毎日ミソラっちの歌を聴き、毎週ドラマも観て、もちろんファンレターも出しまくって月3回必ず応援の手紙と詩を送った。イベントもチケットが手に入らなくても全部行った。
全国ツアーで一緒に全国制覇したのも二度や三度じゃない。ファンやって数年、ライブ会場で俺の顔を覚えてくれてた時には嬉しくて本気で涙が出た。人生で最高の喜びだと有頂天になって、帰り道一人で吼えてた。
地元の児玉小学校で進学していきながら、それだけが楽しみで生きてきた。他の事は考えようとしなかった。ブラザーバンドも、彼女も、友達も、そんなのは関係ない、いらないと思ってた。
そして去年の9月。学校の廊下で信じられないものを目にした。≪ハープノートがロックマンと電撃結婚!!≫ 目を疑った。絶対ありえない、絶対ありえない。死んでもありえない。
・・・なんであんな青二才が。ふざけんな。どこがいいんだ。ミソラちゃんと釣り合わない、失礼だ。ふざけんな。ふざけんな。一週間学校を休んだ。
失意の内に半年が経った。もうドラマも観てない。会員番号2ケタ前半のファンクラブも辞めた。
最近になってようやく、俺も自分の幸せを掴もう…そう思えるようになってきた。
だけど俺には何も残ってなかった。0代という大事な時期に何もしなかったんだ。当たり前だ。
マトモに他人と喋ったのはいつだっただろう。女の子とおしゃべりをしたのはいつだっただろう。
勉強について、恋について、そして人生について最後に考えたのはいつだったんだろう。
学力も、趣味も、特技も、人間性も、協調性も。何もありゃしない。残ったのはチビでカニくさい9歳の中身スッカラカンな男。それだけ。
こんなのが今更どうやって幸せ掴めってんだ。アイドルのおっかけは何も生み出さなかった。
それに今まで気づかなかった俺は最高にバカだ。そして朝っぱらからこんなグチを電波ネットワークでしかこぼせない俺は最高に惨めだ。
是非俺を笑ってくれ。蔑んでくれ。そして自分の人生をもう一度考えるキッカケにしてくれ…