こなた×かがみPart28【こなかが】at ANICHARA2
こなた×かがみPart28【こなかが】 - 暇つぶし2ch174:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 12:17:57 rZuaWLG3
 2人が振り返れば、何時の間に背後を取ったか、みゆきがいつもと変わらない微笑みを浮かべて立っている。
「みゆきさん、これって……?」
 未だ衝撃から抜けきれない様子のこなたが、ポソっと呟く。かがみを見、みゆきを見、整えられた式場を見、またかがみに視線を戻す。
「結婚式って……」
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。
 みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。
 そんな時、私は……私達は、お2人に縁ある者として手助けをしたい、でも、出来ないかもしれない。
 ですから、せめて今はお2人に幸せを感じていただきたい。そして、お2人には覚えていて貰いたい、泉さん、かがみさんを祝福する人達がここにいる事を。
 それ故の、結婚式。一つの節目です。いずれ、こんなちっぽけな会場ではなく、もっと堂々と祝いの席を持つことが出来る‘いつか’を信じて」

 パーティ。そう、パーティ。パティじゃないデスよ。さて、何のパーティか。
 或いは既に予想されてる方もいるかもしれない。
 居間に備え付けられた垂れ幕、そこにはこう書いてあった。
『泉こなた・柊かがみ 結婚式』と。
「驚きましたか?泉さん、かがみさん」
 2人が振り返れば、何時の間に背後を取ったか、みゆきがいつもと変わらない微笑みを浮かべて立っている。
「みゆきさん、これって……?」
 未だ衝撃から抜けきれない様子のこなたが、ポソっと呟く。かがみを見、みゆきを見、整えられた式場を見、またかがみに視線を戻す。
「結婚式って……」
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。
 2人が振り返れば、何時の間に背後を取ったか、みゆきがいつもと変わらない微笑みを浮かべて立っている。
「みゆきさん、これって……?」
 未だ衝撃から抜けきれない様子のこなたが、ポソっと呟く。かがみを見、みゆきを見、整えられた式場を見、またかがみに視線を戻す。
「結婚式って……」
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。
 みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。
 そんな時、私は……私達は、お2人に縁ある者として手助けをしたい、でも、出来ないかもしれない。
 ですから、せめて今はお2人に幸せを感じていただきたい。そして、お2人には覚えていて貰いたい、泉さん、かがみさんを祝福する人達がここにいる事を。
 それ故の、結婚式。一つの節目です。いずれ、こんなちっぽけな会場ではなく、もっと堂々と祝いの席を持つことが出来る‘いつか’を信じて」

 パーティ。そう、パーティ。パティじゃないデスよ。さて、何のパーティか。
 或いは既に予想されてる方もいるかもしれない。
 居間に備え付けられた垂れ幕、そこにはこう書いてあった。
『泉こなた・柊かがみ 結婚式』と。
「驚きましたか?泉さん、かがみさん」
 2人が振り返れば、何時の間に背後を取ったか、みゆきがいつもと変わらない微笑みを浮かべて立っている。
「みゆきさん、これって……?」
 未だ衝撃から抜けきれない様子のこなたが、ポソっと呟く。かがみを見、みゆきを見、整えられた式場を見、またかがみに視線を戻す。
「結婚式って……」
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。


175:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 12:27:02 rZuaWLG3
 ジャイアニズムを発揮した。
 スリーサイズ、の時点で予備動作。測らせて、の部分で体を捻り、いいか?と同時に神速の回し蹴りを叩き込む。
「変な所に当たるな!」
 吹っ飛ぶ親父。はぁぁ、と呼気を整える娘。
「おとーさん。ついに後戻りできない道まで行っちゃったんだね」
 と、感慨深げに呟くこなた。元々ダメ親父だとは思っていたが、まさかここまでとは……あぁ、彼女の小さな胸中は今何を思っているだろう。
 そうじろうは、ヨロヨロと立ち上がり、
「ち、違う違うぞ!こなたが高校を卒業した記念にだな、娘の成長記録を残しておきたいという親心が―」
「もう一発喰らう?」
 みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。
 そんな時、私は……私達は、お2人に縁ある者として手助けをしたい、でも、出来ないかもしれない。
 ですから、せめて今はお2人に幸せを感じていただきたい。そして、お2人には覚えていて貰いたい、泉さん、かがみさんを祝福する人達がここにいる事を。
 それ故の、結婚式。一つの節目です。いずれ、こんなちっぽけな会場ではなく、もっと堂々と祝いの席を持つことが出来る‘いつか’を信じて」

 と声をかけるのは、日下部みさお。隣には、当然峰岸あやのがいて、みゆきと或いは同等に奥深く何かを隠しているような底の知れない微笑みを浮かべていた。
「おお、みさきちに峰岸さんじゃん!久しぶり」
「ホントね。って言うか随分珍しい所で会うわね」
 2人の反応に、みさおは明朗快活を絵に描いた様な笑顔で、
「まあな。でも、相変わらず2人はラヴラヴでお熱い事なんだってヴァ!」
 からかいを入れる。こなたもかがみも耳元まで紅に染めながらアワアワと何やら日本語じゃない言葉で弁解しようとしているが、その様は却って微笑ましい。
 そんな2人をみさおは思い切り抱きしめる。
「まあな。でも、相変わらず2人はラヴラヴでお熱い事なんだってヴァ!」
 からかいを入れる。こなたもかがみも耳元まで紅に染めながらアワアワと何やら日本語じゃない言葉で弁解しようとしているが、その様は却って微笑ましい。
 そんな2人をみさおは思い切り抱きしめる。
「ちょ、みさきち!?」
「何してるのよ、アンタ!?」
 慌てるこなたかがみ。みさおは天の道をいくような笑顔で、
「前はちびっ子と柊の取り合いとかしてたけど、2人がくっついちゃった今、柊の物は私の物、ちびっ子も柊も私の物だ~!」
 ジャイアニズムを発揮した。
 スリーサイズ、の時点で予備動作。測らせて、の部分で体を捻り、いいか?と同時に神速の回し蹴りを叩き込む。
「変な所に当たるな!」
 吹っ飛ぶ親父。はぁぁ、と呼気を整える娘。
「おとーさん。ついに後戻りできない道まで行っちゃったんだね」
 と、感慨深げに呟くこなた。元々ダメ親父だとは思っていたが、まさかここまでとは……あぁ、彼女の小さな胸中は今何を思っているだろう。
 そうじろうは、ヨロヨロと立ち上がり、
「ち、違う違うぞ!こなたが高校を卒業した記念にだな、娘の成長記録を残しておきたいという親心が―」
「もう一発喰らう?」
 みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。
 そんな時、私は……私達は、お2人に縁ある者として手助けをしたい、でも、出来ないかもしれない。
 ですから、せめて今はお2人に幸せを感じていただきたい。そして、お2人には覚えていて貰いたい、泉さん、かがみさんを祝福する人達がここにいる事を。


176:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 12:30:04 rZuaWLG3
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。
 みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。
 そんな時、私は……私達は、お2人に縁ある者として手助けをしたい、でも、出来ないかもしれない。
 ですから、せめて今はお2人に幸せを感じていただきたい。そして、お2人には覚えていて貰いたい、泉さん、かがみさんを祝福する人達がここにいる事を。
 それ故の、結婚式。一つの節目です。いずれ、こんなちっぽけな会場ではなく、もっと堂々と祝いの席を持つことが出来る‘いつか’を信じて」

 パーティ。そう、パーティ。パティじゃないデスよ。さて、何のパーティか。
 或いは既に予想されてる方もいるかもしれない。
 居間に備え付けられた垂れ幕、そこにはこう書いてあった。
『泉こなた・柊かがみ 結婚式』と。
「驚きましたか?泉さん、かがみさん」
 2人が振り返れば、何時の間に背後を取ったか、みゆきがいつもと変わらない微笑みを浮かべて立っている。
「みゆきさん、これって……?」
 未だ衝撃から抜けきれない様子のこなたが、ポソっと呟く。かがみを見、みゆきを見、整えられた式場を見、またかがみに視線を戻す。
「結婚式って……」
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。
 みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「驚きましたか?泉さん、かがみさん」
 2人が振り返れば、何時の間に背後を取ったか、みゆきがいつもと変わらない微笑みを浮かべて立っている。
「みゆきさん、これって……?」
 未だ衝撃から抜けきれない様子のこなたが、ポソっと呟く。かがみを見、みゆきを見、整えられた式場を見、またかがみに視線を戻す。
「結婚式って……」
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。
 そんな時、私は……私達は、お2人に縁ある者として手助けをしたい、でも、出来ないかもしれない。
 ですから、せめて今はお2人に幸せを感じていただきたい。そして、お2人には覚えていて貰いたい、泉さん、かがみさんを祝福する人達がここにいる事を。
 それ故の、結婚式。一つの節目です。いずれ、こんなちっぽけな会場ではなく、もっと堂々と祝いの席を持つことが出来る‘いつか’を信じて」

 パーティ。そう、パーティ。パティじゃないデスよ。さて、何のパーティか。
 或いは既に予想されてる方もいるかもしれない。
 居間に備え付けられた垂れ幕、そこにはこう書いてあった。
『泉こなた・柊かがみ 結婚式』と。
「驚きましたか?泉さん、かがみさん」
 2人が振り返れば、何時の間に背後を取ったか、みゆきがいつもと変わらない微笑みを浮かべて立っている。
「みゆきさん、これって……?」
 未だ衝撃から抜けきれない様子のこなたが、ポソっと呟く。かがみを見、みゆきを見、整えられた式場を見、またかがみに視線を戻す。
「結婚式って……」
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。
 みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「驚きましたか?泉さん、かがみさん」
 2人が振り返れば、何時の間に背後を取ったか、みゆきがいつもと変わらない微笑みを浮かべて立っている。
「みゆきさん、これって……?」
 未だ衝撃から抜けきれない様子のこなたが、ポソっと呟く。かがみを見、みゆきを見、整えられた式場を見、またかがみに視線を戻す。
「結婚式って……」
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。
 みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。


177:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 12:35:21 rZuaWLG3
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
「14日は空いてますか?」
 と、かがみにした物と同じ内容を話す。ホワイトデーのこと。
 こなたは、直ぐに頷くと、
「おkおk、あの時のお返しにかがみに何を作ってあげようかな、みゆきさんは何がいいと思う?」
 惚気そうなので、みゆきはこなたが手にしているラノベに目を移し、
「所で、泉さんは何を考えていたんですか?」
 話題の転換を図る。歯医者は嫌だ。
「あぁ、これね。かがみが好きなラノベで、私もアニメは見てたんだけどさ、買おうかな、どうしようかなって」
「成る程。買ってみては如何でしょう?」
「そう?」
「どうですか、かがみさんとは?よくお会いになっているんですか?」
 かがみにした物と同じ質問を吹っかけてみる。すると、こなたはう~んと唸って、
「2日に1回位しか会えないからね……ちょっと寂しい、かな。あ、でもね、みゆきさん」
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
「14日は空いてますか?」
 と、かがみにした物と同じ内容を話す。ホワイトデーのこと。
 こなたは、直ぐに頷くと、
「おkおk、あの時のお返しにかがみに何を作ってあげようかな、みゆきさんは何がいいと思う?」
 惚気そうなので、みゆきはこなたが手にしているラノベに目を移し、
「所で、泉さんは何を考えていたんですか?」
 話題の転換を図る。歯医者は嫌だ。
「あぁ、これね。かがみが好きなラノベで、私もアニメは見てたんだけどさ、買おうかな、どうしようかなって」
「成る程。買ってみては如何でしょう?」
「そう?」
「どうですか、かがみさんとは?よくお会いになっているんですか?」
 かがみにした物と同じ質問を吹っかけてみる。すると、こなたはう~んと唸って、
「2日に1回位しか会えないからね……ちょっと寂しい、かな。あ、でもね、みゆきさん」
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」


178:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 12:41:55 6j5b1mqW
 はは、と笑うかがみ。ツンデレの基本であるツインテール(こなた談)は今も健在であり、卒業と言う節目を迎えても、いきなりは変われないという言を体現していた。
 でも、変わったこともある。
 さっきよりも強く、こなたを呼ぶ。ようやく彼女は顔を上げ、
「おぉ!みゆきさんじゃん。珍しいね、こんなとこで会うなんて」
 ニパっと笑う。こういったグッズに夢中になってる所はみゆきの知るこなたのままだ。
 かがみと同じように、彼女も、いきなりは変われない。でも、ラノベを読むようになった辺り、少しは変わったのだろう。
「お久しぶりです」
 かがみに向けたのと同じ笑顔を向ける。
「そだね~」
 こなたが見せる笑顔は、彼女がかがみに向けるものとは違う。こなたがみゆきに見せるのは親友としての笑顔。かがみに向けるのは、恋人としての笑顔。
 それでいい。とみゆきは思う。こなたにとってそれだけかがみが大切な人である、と客観的に分かる、貴重な情報だから。
 親友として、2人の恋路が実ったことは、素直に嬉しい、と感じるみゆき。
「どうですか、かがみさんとは?よくお会いになっているんですか?」
 かがみにした物と同じ質問を吹っかけてみる。すると、こなたはう~んと唸って、
「2日に1回位しか会えないからね……ちょっと寂しい、かな。あ、でもね、みゆきさん」
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「どうも、高良です。さて、前回までの粗筋ということですが、今回のテーマは‘ホワイトデー’ つまり現在時間は3月に入っていることになります。
 本編内では時間経過の関係で、一応1月と言うことになっているので、このお話は外伝‘2月14日’の続きになりますね。
 では、粗筋です。2月14日と言う一大イベントには、結局告白できなかったお2人ですが、3月頭の卒業式の日に、無事、告白できました。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
「14日は空いてますか?」
 と、かがみにした物と同じ内容を話す。ホワイトデーのこと。
 こなたは、直ぐに頷くと、
「おkおk、あの時のお返しにかがみに何を作ってあげようかな、みゆきさんは何がいいと思う?」
 惚気そうなので、みゆきはこなたが手にしているラノベに目を移し、
「所で、泉さんは何を考えていたんですか?」
 話題の転換を図る。歯医者は嫌だ。
「あぁ、これね。かがみが好きなラノベで、私もアニメは見てたんだけどさ、買おうかな、どうしようかなって」
「成る程。買ってみては如何でしょう?」
 かがみにした物と同じ質問を吹っかけてみる。すると、こなたはう~んと唸って、
「2日に1回位しか会えないからね……ちょっと寂しい、かな。あ、でもね、みゆきさん」
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。


179:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 14:36:20 qXLgs52N
       /                     \
      /  ,r'"j                i^'!、  ヽ
    /   </´                `ヾ>  .:;i,
    ,l        _,._,.        _,._,.       .:.:l,
    |       < (ヅ,>      < (ヅ,>     ...:.::|
    !        ` ̄´      .   ` ̄´       ..: ::::::!    感動したのでage
   |           ノ . : . :;i,          ... ::::::.:::|    
     !          (.::.;人..;:::)      ...:.:::::.:::::::::!
    ヽ、         `´  `´    ........::..::..::.::::::::/
      \......,,,,,,,_           .....:::::::::::::::::::::::::/


180:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 20:04:06 89Ua1wr0
こなかがを批判するやつはらきすたを批判すると同じこと
だってらきすた=こなかがだろ?
こなかがは公式設定なのに何で荒らすの?

181:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 20:40:13 p7hn5ncK
>>180
釣りだと思うがとりあえず一言。
こなかがは二次創作の域を出ていない。角川が多少煽り気味なのは認めるが
別に公式設定じゃない。
それを理解した上で楽しもうぜ。

182:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 20:41:16 vArD8aG4
こなかが原理主義

183:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 21:02:07 iXQNx8Za
なんというか釣り糸見ると食いつきたくて仕方ないんだな…
肩の力抜いていこう…な?

184:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 21:14:02 Eb+766ng
どうみても公式です

185:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 21:19:30 mIq/NRXl
煽り荒らしがいるな

186:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 21:23:19 Eb+766ng
え?昔(PS2版が出た頃)はみんな公式だ公式だって言ってたでしょw
何で荒らし扱いなんですか?

187:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 21:39:04 +HvOnqGy
それを根に持ってずっと荒らしてるのか
やれやれ

188:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 21:46:27 5zAt/ech
そもそも「過剰」に百合を取り上げるという意味では、
「過剰」な百合厨もそのアンチも同類・同罪だろ。

189:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 21:47:18 Eb+766ng
はあ?だから何で荒らし扱いなんだよw

190:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 21:50:48 wdIP/c/l
明言されない以上それは公式にはなれないんだよ
ここでの公式だ発言は「もうこいつら付き合ってんだろww」って事だよ
とりあえずみんな布団に入って一回寝てくるべきだね

191:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 22:03:56 29YQHL2B
ががづがより痛い奴が涌いてるな
変化に対応できなさと脳味噌の小ささは恐竜並みだな
ID:Eb+766ngのことね
粘着キモッ

192:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 22:04:42 XTZjC21a
メガミのピンナップとかあのパッケージが出た頃はみんな公式主張してなかったか?

193:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 22:10:37 JmyfEwrg
もう時間が解決してくれるのを待つしかないのか

194:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 22:12:21 +HvOnqGy
>>192
カプスレ内でお祭りしてるのを真剣な公式主張と受け取られても困ってしまうぜ
よそのスレで騒いでた人がいたならそれはただの痛い人です、このスレに文句を
言われても対応しようがないです

195:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 22:23:07 Mm3eEWif
みんな落ち着け。
みんな知っているとは思うが、このスレは荒らしが荒らし行為をしてこなかがのイメージを悪くすることが目的のスレだ。
当然、荒らしはここを常時監視している。
そんな荒らしの手のひらのような場所だ、巧みに煽って荒らしてくるなんてお手の物だろう

こなかがは公式と断言してるように見せかけてここを見ている他スレ住人にこなかが好きな人たちのイメージを貶める
作戦をとっている可能性がある。

感情的にならずに、荒らしの出したボロを理屈で真正面からやり込めろ

>>192
公式までは言ってない。「公式に取り上げてもらえた ! 嬉しい ! こう立て続けだと、こなかが好きの人数はかなり多いぞ !」
と無邪気に喜んでた程度だ。
まあ公式でこなかが展開が増えてくれるのなら喜ばしいに違いないが。


ところで、荒らしが立てたこことは別に、ちゃんとした住人が立てたこなた×かがみスレがある。荒れてるならそちらのスレも
有効活用してはどうだろう ?  

196:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 22:30:44 W4RnRKLP
>>195
【らき☆すた】こなた×かがみPart28【こなかが】
スレリンク(anichara2板)
重複スレを温存してアニキャラ2板の他のスレ住民の反感をこなかがに向けようとしている荒らし
まあここが荒れようがそのスレが荒れようが本当のこなかが好きは避難所スレでのんびりやってるからいいけどね

197:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 22:36:49 ygTzTtS/
完全にスルーして全員で避難してれば済む話なのに
何故こんなに耐性がないのか

198:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 22:42:14 JmyfEwrg
板全体に迷惑をかけるのはヤメロ

199:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 22:46:10 sa9ARBqs
なぁ皆mixi行こうぜ、メンドイお

200:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 22:48:39 ygTzTtS/
mixiとか避難所以上に過疎る
避難所もかがつかの1/2以下の勢いしかない過疎地だけどな

201:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 22:59:44 mIq/NRXl
こなかがも一時に比べればブームも過ぎたし、勢いも前ほどないもんな

202:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 23:02:20 ygTzTtS/
ブームは遥か昔に過ぎ去ってる
荒らしへの対応を失敗して過疎っただけ
目を逸らし続けた結果がこれ

203:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 23:23:37 PgRhxAhD
>>197 >>202
コピペ荒らしやかまってちゃん相手ならスルーでよいけれど
印象操作みたいな(信者を装った他スレでのこなかが公式宣言や宣伝とか)荒らしには毅然と否定レスしないとなあ
そこのところの対応を誤ったのは確かだと思う
方針スレでも、味方を装った荒らしにもあっさり釣られていたし(例えば避難所への完全移行か併行運用かの論議とか)
いつも結論先送りだし…よく言えば争うことが嫌いな優しい人たちが多いということかな
今となってはアンチも信者も本物か偽装してるのか判断できないくらいgdgdだ
避難所に移った本当の意味でのこなかが好きの住民は、話せばわかるというか性善説を信じるピュアな人たちだったんだろうなあ

204:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 23:40:56 +HvOnqGy
そして俺みたいに2ちゃんにしか馴染めない奴がここに居続けるわけだなw

205:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/13 23:47:10 wdIP/c/l
mixiは紹介してくれる友達がいませんwww
紹介スレ行くと負けな気がするしww
2ちゃんさいこー

206:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 00:10:16 IFu/7vIv
ここの印象操作を止めても荒れるだけで逆効果だし
それに動くには遅すぎるな
どのスレもこなかが=叩いてOKな流れになってしまった
傍観してたんだから当たり前だけど

百合信者も多数紛れてるのに馴合いで誤魔化したしな
反撃されないんだから叩き放題だ

207:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 00:26:13 ZEoG8fDE
過疎も何も、ただでさえスレが荒らされてる上に、色んな所に人が分散してたらそりゃあねぇ…。

208:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 00:27:24 7KvEIJDp
2chはこんなんだし避難所は過疎。
無言で去っていった人が多いんだろうね。
住人に協調性がなさすぎた。
自分は~したいというのが優先でスレの事を考えてない。

209:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 00:39:10 2J2Uxlny
>>208
ぶっちゃけ匿名の集まりで協調性を求められてもねえ
一つのスレの廃退の歴史なんてそんなもんなんじゃねーの?
叩かれて嫌いになるようなもんなら最初から好きじゃないようなもんだ
しかるべきところで胸張って好きだって言えばいいのさ
このスレは荒らしに居つかれた
去った人たちは思い思いに叫べるところへ行った。それだけの事だろう

で、おまいさんはそんな書き込みをしたいから書きこんだって時点でスレのことを考えられてない一員なんだぜ
俺もだがな

どうでもいいけど、2ちゃんで一人称が私の人を容認してたって時点で俺はどうかと思ってたぞww
あ、これはそれを叩けって言ってるんじゃなく個人的な感情の話

210:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 01:24:03 +ew0rzhd
俺がこのスレの最後の住人になるような気がする

211:あぼーん
あぼーん
あぼーん

212:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 05:35:40 EvTYtP7Q
>>210
またまたご冗談を

pixivなんかは結構盛り上がってるけどねえ

213:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 07:56:21 X1WJLHFr
こなかが叩かれてるのは2ちゃんだけ
他では広く受け入れられている

匿名だから少数のキチガイが暴れやすいんだろうけどね

ところで某こなかがマンガ描いてくれている人がイベント初参加だそうな
行きたいけど、地理的に東京は遠くていけない・・・
行ける人は、俺の分も楽しんできてくれ

214:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 08:07:31 HCMlc4eA
過疎ったの人が去ったの終わったのと言ってる時点で、軒並みただの印象操作だわな
加速から巡航に移ったにすぎん
勢いよくネタを消費してネタ切れで失速せず、理想的な曲線を描いてるだけだ

むしろ、アニメも終わって一年以上経つ作品のさらに1ジャンルがいまだに支持され、
震えさせるような良作が度々生まれてる現状は恐ろしさすら感じるほどだ

215:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 09:19:38 SDLi019P
こなかが全体じゃなくてスレが過疎ったって話だろ
それを否定するから荒らし対策も満足にできなかった

216:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 11:08:13 i/D4QIB7
「過疎った」のとは違う。
あくまでも避難、バカがいなくなればまたここに戻る。
2ちゃんねるという、人が集まるところにあってこそだからね。

荒らしで大半のレスが埋まっても、スレを立て続ける理由もここにある。


つか、いつになったら削除されるんだよこいつ

217:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 11:19:56 i5Is9iLV
削除人は滅多に動かないからなー、向こうの判断で消されないこともある

218:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 11:20:07 NA5unw/1
???

住人が建てるなら荒らす意義があるし
やめるきっかけもないので継続力が増す
長期に渡ってその状態が続けば荒らしがいなくなっても人は戻ってこない

避難所が嫌だから立ててるのかと思ってた
そんな馬鹿な理由だったのか

219:あぼーん
あぼーん
あぼーん

220:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 11:48:41 raT9qedS
>>213
100%Dドラですね、わかります
絶対GETだZE

221:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 12:35:39 RnGTUpeh
あの人の書くこなかがはかがみ至上主義でこなたに愛を感じられないから好きじゃない

222:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 12:50:49 98q9fp8C
誰かわからん
このスレで描いてた人じゃないよな?

223:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 14:40:46 sGa6uSCx
       /                     \
      /  ,r'"j                i^'!、  ヽ
    /   </´                `ヾ>  .:;i,
    ,l        _,._,.        _,._,.       .:.:l,
    |       < (ヅ,>      < (ヅ,>     ...:.::|
    !        ` ̄´      .   ` ̄´       ..: ::::::!    YES
   |           ノ . : . :;i,          ... ::::::.:::|    
     !          (.::.;人..;:::)      ...:.:::::.:::::::::!
    ヽ、         `´  `´    ........::..::..::.::::::::/
      \......,,,,,,,_           .....:::::::::::::::::::::::::/


224:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 15:16:30 X1WJLHFr
>>201 >>202
こなかがの勢いじゃなくて、それを言うなららき☆すた全体の勢いだ
印象操作的な言い方はやめてくれ

本スレとか見ているとわかるが、最近はこなかが好きな発言よりも、過激な一部の俺嫁派の口汚い
罵りがたしなめられている事が多い
冷静に、そして謂れのない言いがかりには毅然と論理的に反論して対処しようぜ
スルーはその場しのぎなだけで、効果がないことが俺はわかったよ

225:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 16:44:53 yEVwZ1PP
>>224

我慢、説得、叱咤。先人たちがありとあらゆる手段を講じてきて達した結論が
「ひたすらスルー&削除依頼を出し続けるしかない」なんだがな。
狂人に説得は通じないし、逆にそれを嬉しがって増長する始末。
レスでも返せば、削除人はそれを理由にして決して動かない。

226:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 17:31:55 wawUE3th
荒らしに対する方針が決まったら>>1に書いた方がいいんじゃないだろうか。

227:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 19:55:40 +gXcGBIq
きっと、一生懸命考えてくれているんだろう。
「…んー…全然違うと思うよ?
恋愛感情で好きになると、その人が居るだけでドキドキするし
…毎日が楽しく感じられる、かな」
一つ一つ確かめるように言うつかさの言葉はとても実感が篭っていたけれど、
やっぱり私には、いまひとつピンとこないものだった。

「…つかさは、恋、してるの?」
「うん、してる。大好きな人がいるんだ」
漸く暗さに慣れてきた私の目に映った微笑む妹の顔はもう、雛鳥みたいに私の後を付いてきていた
甘えん坊の表情じゃなかった。
知らない人から見れば姉に甘える妹の図なんだと思う。でも、違う。
本当に甘えているのは私の方だ。つかさは無意識にかもしれないけど、敏感に
不安な私の気持ちを察知して、こうやって支えてくれているんだと思う。
甘えるのが下手な私の代わりに。

電気を消したつかさが私の隣に潜り込んでくる。
ぼそぼそと、そうする必要なんてないのに小声で話す姿は小さい頃に戻ったよう。

「ねぇ、つかさ。好き、ってどういうことなのかな?」
「ふぇ?す、好き?」
「っていうか…友達としての『好き』と恋愛感情としての『好き』の違い、かな」
まだ暗闇に慣れない視覚の中、隣でつかさがもぞりと動く気配がした。
きっと、一生懸命考えてくれているんだろう。
「…んー…全然違うと思うよ?
きっと、一生懸命考えてくれているんだろう。
「…んー…全然違うと思うよ?
恋愛感情で好きになると、その人が居るだけでドキドキするし
…毎日が楽しく感じられる、かな」
一つ一つ確かめるように言うつかさの言葉はとても実感が篭っていたけれど、
やっぱり私には、いまひとつピンとこないものだった。

「…つかさは、恋、してるの?」
「うん、してる。大好きな人がいるんだ」
漸く暗さに慣れてきた私の目に映った微笑む妹の顔はもう、雛鳥みたいに私の後を付いてきていた
甘えん坊の表情じゃなかった。
知らない人から見れば姉に甘える妹の図なんだと思う。でも、違う。
本当に甘えているのは私の方だ。つかさは無意識にかもしれないけど、敏感に
不安な私の気持ちを察知して、こうやって支えてくれているんだと思う。
甘えるのが下手な私の代わりに。

電気を消したつかさが私の隣に潜り込んでくる。
ぼそぼそと、そうする必要なんてないのに小声で話す姿は小さい頃に戻ったよう。

「ねぇ、つかさ。好き、ってどういうことなのかな?」
「ふぇ?す、好き?」
「っていうか…友達としての『好き』と恋愛感情としての『好き』の違い、かな」
まだ暗闇に慣れない視覚の中、隣でつかさがもぞりと動く気配がした。
きっと、一生懸命考えてくれているんだろう。
「…んー…全然違うと思うよ?


228:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 19:57:23 +gXcGBIq
同級生に縋り付いてわあわあ泣いていた自分の姿を脳裏に描いて
恥ずかしさに、なるべく軽く笑って体を離した。
「いえ、良いんですよ」
にっこり笑うみゆきは、同い年とは思えない程の母性や包容力を持っている。
聖人君子というよりは聖母マリア様。今の私にはそんなイメージが浮かんでいた。
もっとも、どっちも似たようなものなのかもしれないけれど。

「…かがみさんは、泉さんが嫌いですか?」
「嫌いなわけないじゃない」
これは、自信を持って言えること。
「では、好きですか?」
「好き、ではあるんだと思う。ただ…その『好き』の種類がわからないっていうか…。
…近くに居すぎたせいかしらね」
大泣きして落ち着いたおかげか、前よりもすんなり言葉が出て来る
小学生、下手したら幼稚園の時以来だな、と思う。
…訂正。こなたはぺたぺた引っ付いてきてたりしたっけ。
けれど、こなたとは違う、母親が子供をあやすような抱擁。小さい子扱いされてるみたいだけど
不思議と嫌な感じはしなかった。恋人同士のそれの胸の高鳴りの代わりに、
なにもかもを預けられる安心感がある。

「……落ち着き、ましたか?」
「ごめん、みゆき…。…はは、情けないわね」
同級生に縋り付いてわあわあ泣いていた自分の姿を脳裏に描いて
恥ずかしさに、なるべく軽く笑って体を離した。
同級生に縋り付いてわあわあ泣いていた自分の姿を脳裏に描いて
恥ずかしさに、なるべく軽く笑って体を離した。
「いえ、良いんですよ」
にっこり笑うみゆきは、同い年とは思えない程の母性や包容力を持っている。
聖人君子というよりは聖母マリア様。今の私にはそんなイメージが浮かんでいた。
もっとも、どっちも似たようなものなのかもしれないけれど。

「…かがみさんは、泉さんが嫌いですか?」
「嫌いなわけないじゃない」
これは、自信を持って言えること。
「では、好きですか?」
「好き、ではあるんだと思う。ただ…その『好き』の種類がわからないっていうか…。
…近くに居すぎたせいかしらね」
大泣きして落ち着いたおかげか、前よりもすんなり言葉が出て来る
小学生、下手したら幼稚園の時以来だな、と思う。
…訂正。こなたはぺたぺた引っ付いてきてたりしたっけ。
けれど、こなたとは違う、母親が子供をあやすような抱擁。小さい子扱いされてるみたいだけど
不思議と嫌な感じはしなかった。恋人同士のそれの胸の高鳴りの代わりに、
なにもかもを預けられる安心感がある。

「……落ち着き、ましたか?」
「ごめん、みゆき…。…はは、情けないわね」
同級生に縋り付いてわあわあ泣いていた自分の姿を脳裏に描いて
恥ずかしさに、なるべく軽く笑って体を離した。


229:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 20:12:22 +gXcGBIq
おかげで我に返った後も、わたしは筋肉痛のようにギシギシきしむ心の痛みで動くことも出来ずにいた。
それでもなんとか視線だけは無理やりこなたの方に向ける。
今自分がどんな顔をしているのかよりもこなたがどんな顔をしているのかが気になったからだ。
何気ないみゆきの言葉でわたしは問題集を解く手を止めた。
今日はわたしの部屋で春休み明けテストに向けての勉強会。
勉強机に向かうわたしの後ろでは、会の参加者であるみゆきとつかさ、それにこなたが受験生の名に恥じぬ姿勢でいつもの白いミニテーブルに向かっている。
…はずなのだが、実際にテスト勉強をしているのはわたしとみゆきくらいで、あとの二人は必死に春休みの宿題と戦っている。
まあ学校が始まるのは週明けでまだ一週間ほどあるのだから、以前より少しは成長しているということだろう。
しかし、こなたの場合やっていることは相変わらずわたしのノートの写経なので、成長といってもジャワ原人とネアンデルタール人くらいの差でしかないのかもしれない。
「何か分からないことでもあった?英語だったら何とか答えられると思うけど」
椅子を回転させて勉強机に背を向けると、みゆきは小さく首を降った。
どうやら勉強に詰まったというわけではなさそうだ。
まあみゆきの実力からすれば当然といったところか。とほほ…
「ゆきちゃん何か忘れ物でもしたの?」
そのまま黙り込むみゆきを不思議に思ったのか、つかさが辞書を閉じて首を傾げる。
「何々?何かのドジッ子フラグ?」
意味不明なセリフとともにこなたも漫画から嬉しそうに顔をあげた。
その5秒感―光が地球を35周半回る間、わたしは視界がブラックアウトして平行感覚すらなくなった世界の中にいた。
まずわたしの頭に浮かんだのは(あれ?『好き』ってどういう意味だったっけ?)という疑問だ。
最初の1秒間をフルに使ってわたしはみゆきの言葉の意味を思い出そうとする。
しかし直下型大地震が起きている頭ではその意味を探し出すのに永遠と思える1秒が必要だった。
おかげで我に返った後も、わたしは筋肉痛のようにギシギシきしむ心の痛みで動くことも出来ずにいた。
それでもなんとか視線だけは無理やりこなたの方に向ける。
今自分がどんな顔をしているのかよりもこなたがどんな顔をしているのかが気になったからだ。
何気ないみゆきの言葉でわたしは問題集を解く手を止めた。
今日はわたしの部屋で春休み明けテストに向けての勉強会。
勉強机に向かうわたしの後ろでは、会の参加者であるみゆきとつかさ、それにこなたが受験生の名に恥じぬ姿勢でいつもの白いミニテーブルに向かっている。
…はずなのだが、実際にテスト勉強をしているのはわたしとみゆきくらいで、あとの二人は必死に春休みの宿題と戦っている。
まあ学校が始まるのは週明けでまだ一週間ほどあるのだから、以前より少しは成長しているということだろう。
しかし、こなたの場合やっていることは相変わらずわたしのノートの写経なので、成長といってもジャワ原人とネアンデルタール人くらいの差でしかないのかもしれない。
「何か分からないことでもあった?英語だったら何とか答えられると思うけど」
椅子を回転させて勉強机に背を向けると、みゆきは小さく首を降った。
どうやら勉強に詰まったというわけではなさそうだ。
まあみゆきの実力からすれば当然といったところか。とほほ…
「ゆきちゃん何か忘れ物でもしたの?」
そのまま黙り込むみゆきを不思議に思ったのか、つかさが辞書を閉じて首を傾げる。
「何々?何かのドジッ子フラグ?」
意味不明なセリフとともにこなたも漫画から嬉しそうに顔をあげた。
その5秒感―光が地球を35周半回る間、わたしは視界がブラックアウトして平行感覚すらなくなった世界の中にいた。
まずわたしの頭に浮かんだのは(あれ?『好き』ってどういう意味だったっけ?)という疑問だ。
最初の1秒間をフルに使ってわたしはみゆきの言葉の意味を思い出そうとする。
しかし直下型大地震が起きている頭ではその意味を探し出すのに永遠と思える1秒が必要だった。


230:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 20:17:12 +gXcGBIq
だって、今日はエイプリルフール。これぐらいの嘘は許されるはずでしょ?
「で、あんたはいつまで乗ってんの。終わったんならさっさと退きなさいよ」
ん、ちょい待って。と起き上がろうとした私をこなたが制止する。
正直言って早く退いて欲しかった。ただでさえいつもよりも近い距離だというのに
さらにこんな体制。こんな恋人同士、みたいな。
こなたはこなたで私の上から退く気配を見せず、ここまでやってもだめかぁ…
とかなんとかぶつぶつ呟いている。
「こなた!」
とうとう焦れて少し大きな声で呼ぶと、こなたは私の声が聞こえてないかのように、
そして何かを決心したみたいにうんうんと頷いた。
「あのね、かがみ。私はね、ずっと前から知ってたんだよ」
そうそう、と返す。
「…それも、エイプリルフールだから?」
まだ不安でこなたを下から見上げて問う。こなたは困った顔をして一つ息を吐いた。
「違うよ、かがみ。ああもう、私のせいだなー…。もう少し真面目に口説いてればよかった。
―好き。かがみが大好き。この気持だけは、嘘吐けないよ」
ぶわっと涙が滲んでこなたの姿が不明瞭になるのと、こなたの慌てた声が
気づかない方がおかしいって」
「………」
伝わってきて。握ったままだった手を緩めてこなたの背に回して思い切り引き寄せた。
「わ…」
面と向かっては恥ずかしいし、私の性格じゃ一度しか言えないから。
嘘。内心は嵐みたいに荒れ狂っているくせに。痛みと想いを隠して私も嘘を吐く。
だって、今日はエイプリルフール。これぐらいの嘘は許されるはずでしょ?
「で、あんたはいつまで乗ってんの。終わったんならさっさと退きなさいよ」
ん、ちょい待って。と起き上がろうとした私をこなたが制止する。
正直言って早く退いて欲しかった。ただでさえいつもよりも近い距離だというのに
伝わってきて。握ったままだった手を緩めてこなたの背に回して思い切り引き寄せた。
「わ…」
面と向かっては恥ずかしいし、私の性格じゃ一度しか言えないから。
嘘。内心は嵐みたいに荒れ狂っているくせに。痛みと想いを隠して私も嘘を吐く。
だって、今日はエイプリルフール。これぐらいの嘘は許されるはずでしょ?
「で、あんたはいつまで乗ってんの。終わったんならさっさと退きなさいよ」
ん、ちょい待って。と起き上がろうとした私をこなたが制止する。
正直言って早く退いて欲しかった。ただでさえいつもよりも近い距離だというのに
さらにこんな体制。こんな恋人同士、みたいな。
こなたはこなたで私の上から退く気配を見せず、ここまでやってもだめかぁ…
とかなんとかぶつぶつ呟いている。
「こなた!」
とうとう焦れて少し大きな声で呼ぶと、こなたは私の声が聞こえてないかのように、
そして何かを決心したみたいにうんうんと頷いた。
「あのね、かがみ。私はね、ずっと前から知ってたんだよ」
そうそう、と返す。
「…それも、エイプリルフールだから?」
まだ不安でこなたを下から見上げて問う。こなたは困った顔をして一つ息を吐いた。
「違うよ、かがみ。ああもう、私のせいだなー…。もう少し真面目に口説いてればよかった。


231:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 20:19:09 +gXcGBIq
「…それも、エイプリルフールだから?」
まだ不安でこなたを下から見上げて問う。こなたは困った顔をして一つ息を吐いた。
「違うよ、かがみ。ああもう、私のせいだなー…。もう少し真面目に口説いてればよかった。
―好き。かがみが大好き。この気持だけは、嘘吐けないよ」
ぶわっと涙が滲んでこなたの姿が不明瞭になるのと、こなたの慌てた声が
気づかない方がおかしいって」
「………」
伝わってきて。握ったままだった手を緩めてこなたの背に回して思い切り引き寄せた。
「わ…」
面と向かっては恥ずかしいし、私の性格じゃ一度しか言えないから。
嘘。内心は嵐みたいに荒れ狂っているくせに。痛みと想いを隠して私も嘘を吐く。
だって、今日はエイプリルフール。これぐらいの嘘は許されるはずでしょ?
「で、あんたはいつまで乗ってんの。終わったんならさっさと退きなさいよ」
ん、ちょい待って。と起き上がろうとした私をこなたが制止する。
正直言って早く退いて欲しかった。ただでさえいつもよりも近い距離だというのに
さらにこんな体制。こんな恋人同士、みたいな。
こなたはこなたで私の上から退く気配を見せず、ここまでやってもだめかぁ…
とかなんとかぶつぶつ呟いている。
「こなた!」
とうとう焦れて少し大きな声で呼ぶと、こなたは私の声が聞こえてないかのように、
そして何かを決心したみたいにうんうんと頷いた。
「あのね、かがみ。私はね、ずっと前から知ってたんだよ」
そうそう、と返す。
「…それも、エイプリルフールだから?」
「…それも、エイプリルフールだから?」
まだ不安でこなたを下から見上げて問う。こなたは困った顔をして一つ息を吐いた。
「違うよ、かがみ。ああもう、私のせいだなー…。もう少し真面目に口説いてればよかった。
―好き。かがみが大好き。この気持だけは、嘘吐けないよ」
ぶわっと涙が滲んでこなたの姿が不明瞭になるのと、こなたの慌てた声が
気づかない方がおかしいって」
「………」
伝わってきて。握ったままだった手を緩めてこなたの背に回して思い切り引き寄せた。
「わ…」
面と向かっては恥ずかしいし、私の性格じゃ一度しか言えないから。
嘘。内心は嵐みたいに荒れ狂っているくせに。痛みと想いを隠して私も嘘を吐く。
だって、今日はエイプリルフール。これぐらいの嘘は許されるはずでしょ?
「で、あんたはいつまで乗ってんの。終わったんならさっさと退きなさいよ」
ん、ちょい待って。と起き上がろうとした私をこなたが制止する。
正直言って早く退いて欲しかった。ただでさえいつもよりも近い距離だというのに
さらにこんな体制。こんな恋人同士、みたいな。
こなたはこなたで私の上から退く気配を見せず、ここまでやってもだめかぁ…
とかなんとかぶつぶつ呟いている。
「こなた!」
とうとう焦れて少し大きな声で呼ぶと、こなたは私の声が聞こえてないかのように、
そして何かを決心したみたいにうんうんと頷いた。
「あのね、かがみ。私はね、ずっと前から知ってたんだよ」
そうそう、と返す。
「…それも、エイプリルフールだから?」


232:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 20:23:12 +gXcGBIq
おかげで我に返った後も、わたしは筋肉痛のようにギシギシきしむ心の痛みで動くことも出来ずにいた。
それでもなんとか視線だけは無理やりこなたの方に向ける。
今自分がどんな顔をしているのかよりもこなたがどんな顔をしているのかが気になったからだ。
何気ないみゆきの言葉でわたしは問題集を解く手を止めた。
今日はわたしの部屋で春休み明けテストに向けての勉強会。
勉強机に向かうわたしの後ろでは、会の参加者であるみゆきとつかさ、それにこなたが受験生の名に恥じぬ姿勢でいつもの白いミニテーブルに向かっている。
…はずなのだが、実際にテスト勉強をしているのはわたしとみゆきくらいで、あとの二人は必死に春休みの宿題と戦っている。
まあ学校が始まるのは週明けでまだ一週間ほどあるのだから、以前より少しは成長しているということだろう。
しかし、こなたの場合やっていることは相変わらずわたしのノートの写経なので、成長といってもジャワ原人とネアンデルタール人くらいの差でしかないのかもしれない。
「何か分からないことでもあった?英語だったら何とか答えられると思うけど」
椅子を回転させて勉強机に背を向けると、みゆきは小さく首を降った。
どうやら勉強に詰まったというわけではなさそうだ。
まあみゆきの実力からすれば当然といったところか。とほほ…
「ゆきちゃん何か忘れ物でもしたの?」
そのまま黙り込むみゆきを不思議に思ったのか、つかさが辞書を閉じて首を傾げる。
「何々?何かのドジッ子フラグ?」
意味不明なセリフとともにこなたも漫画から嬉しそうに顔をあげた。
その5秒感―光が地球を35周半回る間、わたしは視界がブラックアウトして平行感覚すらなくなった世界の中にいた。
おかげで我に返った後も、わたしは筋肉痛のようにギシギシきしむ心の痛みで動くことも出来ずにいた。
それでもなんとか視線だけは無理やりこなたの方に向ける。
今自分がどんな顔をしているのかよりもこなたがどんな顔をしているのかが気になったからだ。
何気ないみゆきの言葉でわたしは問題集を解く手を止めた。
今日はわたしの部屋で春休み明けテストに向けての勉強会。
勉強机に向かうわたしの後ろでは、会の参加者であるみゆきとつかさ、それにこなたが受験生の名に恥じぬ姿勢でいつもの白いミニテーブルに向かっている。
…はずなのだが、実際にテスト勉強をしているのはわたしとみゆきくらいで、あとの二人は必死に春休みの宿題と戦っている。
まあ学校が始まるのは週明けでまだ一週間ほどあるのだから、以前より少しは成長しているということだろう。
しかし、こなたの場合やっていることは相変わらずわたしのノートの写経なので、成長といってもジャワ原人とネアンデルタール人くらいの差でしかないのかもしれない。
「何か分からないことでもあった?英語だったら何とか答えられると思うけど」
椅子を回転させて勉強机に背を向けると、みゆきは小さく首を降った。
どうやら勉強に詰まったというわけではなさそうだ。
まあみゆきの実力からすれば当然といったところか。とほほ…
「ゆきちゃん何か忘れ物でもしたの?」
そのまま黙り込むみゆきを不思議に思ったのか、つかさが辞書を閉じて首を傾げる。
「何々?何かのドジッ子フラグ?」
意味不明なセリフとともにこなたも漫画から嬉しそうに顔をあげた。
その5秒感―光が地球を35周半回る間、わたしは視界がブラックアウトして平行感覚すらなくなった世界の中にいた。


233:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 20:24:39 +gXcGBIq
それでもなんとか視線だけは無理やりこなたの方に向ける。
今自分がどんな顔をしているのかよりもこなたがどんな顔をしているのかが気になったからだ。
何気ないみゆきの言葉でわたしは問題集を解く手を止めた。
今日はわたしの部屋で春休み明けテストに向けての勉強会。
勉強机に向かうわたしの後ろでは、会の参加者であるみゆきとつかさ、それにこなたが受験生の名に恥じぬ姿勢でいつもの白いミニテーブルに向かっている。
…はずなのだが、実際にテスト勉強をしているのはわたしとみゆきくらいで、あとの二人は必死に春休みの宿題と戦っている。
まあ学校が始まるのは週明けでまだ一週間ほどあるのだから、以前より少しは成長しているということだろう。
しかし、こなたの場合やっていることは相変わらずわたしのノートの写経なので、成長といってもジャワ原人とネアンデルタール人くらいの差でしかないのかもしれない。
「何か分からないことでもあった?英語だったら何とか答えられると思うけど」
椅子を回転させて勉強机に背を向けると、みゆきは小さく首を降った。
どうやら勉強に詰まったというわけではなさそうだ。
まあみゆきの実力からすれば当然といったところか。とほほ…
「ゆきちゃん何か忘れ物でもしたの?」
そのまま黙り込むみゆきを不思議に思ったのか、つかさが辞書を閉じて首を傾げる。
「何々?何かのドジッ子フラグ?」
意味不明なセリフとともにこなたも漫画から嬉しそうに顔をあげた。
(ん?漫画…?)
「って、あんた何漫画なんて読んでるのよ?!」
なぜそれらを避けようと思ったかは分からない。
ただその言葉や気持ちと向き合うことが怖くてわたしはひたすらかわし続けた。
それでもなんとか視線だけは無理やりこなたの方に向ける。
今自分がどんな顔をしているのかよりもこなたがどんな顔をしているのかが気になったからだ。
何気ないみゆきの言葉でわたしは問題集を解く手を止めた。
今日はわたしの部屋で春休み明けテストに向けての勉強会。
勉強机に向かうわたしの後ろでは、会の参加者であるみゆきとつかさ、それにこなたが受験生の名に恥じぬ姿勢でいつもの白いミニテーブルに向かっている。
…はずなのだが、実際にテスト勉強をしているのはわたしとみゆきくらいで、あとの二人は必死に春休みの宿題と戦っている。
まあ学校が始まるのは週明けでまだ一週間ほどあるのだから、以前より少しは成長しているということだろう。
しかし、こなたの場合やっていることは相変わらずわたしのノートの写経なので、成長といってもジャワ原人とネアンデルタール人くらいの差でしかないのかもしれない。
「何か分からないことでもあった?英語だったら何とか答えられると思うけど」
椅子を回転させて勉強机に背を向けると、みゆきは小さく首を降った。
どうやら勉強に詰まったというわけではなさそうだ。
まあみゆきの実力からすれば当然といったところか。とほほ…
正直言って早く退いて欲しかった。ただでさえいつもよりも近い距離だというのに
さらにこんな体制。こんな恋人同士、みたいな。
こなたはこなたで私の上から退く気配を見せず、ここまでやってもだめかぁ…
とかなんとかぶつぶつ呟いている。
「こなた!」
とうとう焦れて少し大きな声で呼ぶと、こなたは私の声が聞こえてないかのように、
そして何かを決心したみたいにうんうんと頷いた。
「あのね、かがみ。私はね、ずっと前から知ってたんだよ」
そうそう、と返す。
「…それも、エイプリルフールだから?」
まだ不安でこなたを下から見上げて問う。こなたは困った顔をして一つ息を吐いた。
「違うよ、かがみ。ああもう、私のせいだなー…。もう少し真面目に口説いてればよかった。


234:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 20:26:13 +gXcGBIq
おかげで我に返った後も、わたしは筋肉痛のようにギシギシきしむ心の痛みで動くことも出来ずにいた。
それでもなんとか視線だけは無理やりこなたの方に向ける。
今自分がどんな顔をしているのかよりもこなたがどんな顔をしているのかが気になったからだ。
まずわたしの頭に浮かんだのは(あれ?『好き』ってどういう意味だったっけ?)という疑問だ。
最初の1秒間をフルに使ってわたしはみゆきの言葉の意味を思い出そうとする。
しかし直下型大地震が起きている頭ではその意味を探し出すのに永遠と思える1秒が必要だった。
さらに次の1秒で本当にみゆきが『その意味』で言ったのかどうかを確かめ、同じ時間をかけてその確認を終える。
しかし、こなたの場合やっていることは相変わらずわたしのノートの写経なので、成長といってもジャワ原人とネアンデルタール人くらいの差でしかないのかもしれない。
「何か分からないことでもあった?英語だったら何とか答えられると思うけど」
椅子を回転させて勉強机に背を向けると、みゆきは小さく首を降った。
どうやら勉強に詰まったというわけではなさそうだ。
まあみゆきの実力からすれば当然といったところか。とほほ…
「ゆきちゃん何か忘れ物でもしたの?」
そのまま黙り込むみゆきを不思議に思ったのか、つかさが辞書を閉じて首を傾げる。
「何々?何かのドジッ子フラグ?」
意味不明なセリフとともにこなたも漫画から嬉しそうに顔をあげた。
(ん?漫画…?)
「って、あんた何漫画なんて読んでるのよ?!」
なぜそれらを避けようと思ったかは分からない。
ただその言葉や気持ちと向き合うことが怖くてわたしはひたすらかわし続けた。
おかげで我に返った後も、わたしは筋肉痛のようにギシギシきしむ心の痛みで動くことも出来ずにいた。
でしかないのかもしれない。
「何か分からないことでもあった?英語だったら何とか答えられると思うけど」
椅子を回転させて勉強机に背を向けると、みゆきは小さく首を降った。
どうやら勉強に詰まったというわけではなさそうだ。
まあみゆきの実力からすれば当然といったところか。とほほ…
「ゆきちゃん何か忘れ物でもしたの?」
そのまま黙り込むみゆきを不思議に思ったのか、つかさが辞書を閉じて首を傾げる。
「何々?何かのドジッ子フラグ?」
意味不明なセリフとともにこなたも漫画から嬉しそうに顔をあげた。
(ん?漫画…?)
「って、あんた何漫画なんて読んでるのよ?!」
なぜそれらを避けようと思ったかは分からない。
ただその言葉や気持ちと向き合うことが怖くてわたしはひたすらかわし続けた。
おかげで我に返った後も、わたしは筋肉痛のようにギシギシきしむ心の痛みで動くことも出来ずにいた。
まずわたしの頭に浮かんだのは(あれ?『好き』ってどういう意味だったっけ?)という疑問だ。
最初の1秒間をフルに使ってわたしはみゆきの言葉の意味を思い出そうとする。
しかし直下型大地震が起きている頭ではその意味を探し出すのに永遠と思える1秒が必要だった。
さらに次の1秒で本当にみゆきが『その意味』で言ったのかどうかを確かめ、同じ時間をかけてその確認を終える。
しかし、こなたの場合やっていることは相変わらずわたしのノートの写経なので、成長といってもジャワ原人とネアンデルタール人くらいの差でしかないのかもしれない。
「何か分からないことでもあった?英語だったら何とか答えられると思うけど」


235:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 20:28:54 +gXcGBIq
や気持ちの段幕がまさに光の速さで駆け抜けていった。
その凄まじさはシューティングゲームなら怒りで画面を打ち砕きたくなるほどだ。
なぜそれらを避けようと思ったかは分からない。
ただその言葉や気持ちと向き合うことが怖くてわたしはひたすらかわし続けた。
おかげで我に返った後も、わたしは筋肉痛のようにギシギシきしむ心の痛みで動くことも出来ずにいた。
それでもなんとか視線だけは無理やりこなたの方に向ける。
今自分がどんな顔をしているのかよりもこなたがどんな顔をしているのかが気になったからだ。
何気ないみゆきの言葉でわたしは問題集を解く手を止めた。
今日はわたしの部屋で春休み明けテストに向けての勉強会。
勉強机に向かうわたしの後ろでは、会の参加者であるみゆきとつかさ、それにこなたが受験生の名に恥じぬ姿勢でいつもの白いミニテーブルに向かっている。
…はずなのだが、実際にテスト勉強をしているのはわたしとみゆきくらいで、あとの二人は必死に春休みの宿題と戦っている。
まあ学校が始まるのは週明けでまだ一週間ほどあるのだから、以前より少しは成長しているということだろう。
しかし、こなたの場合やっていることは相変わらずわたしのノートの写経なので、成長といってもジャワ原人とネアンデルタール人くらいの差でしかないのかもしれない。
「何か分からないことでもあった?英語だったら何とか答えられると思うけど」
椅子を回転させて勉強机に背を向けると、みゆきは小さく首を降った。
どうやら勉強に詰まったというわけではなさそうだ。
まあみゆきの実力からすれば当然といったところか。とほほ…
正直言って早く退いて欲しかった。ただでさえいつもよりも近い距離だというのに
さらにこんな体制。こんな恋人同士、みたいな。
こなたはこなたで私の上から退く気配を見せず、ここまでやってもだめかぁ…
とかなんとかぶつぶつ呟いている。
今自分がどんな顔をしているのかよりもこなたがどんな顔をしているのかが気になったからだ。
何気ないみゆきの言葉でわたしは問題集を解く手を止めた。
今日はわたしの部屋で春休み明けテストに向けての勉強会。
勉強机に向かうわたしの後ろでは、会の参加者であるみゆきとつかさ、それにこなたが受験生の名に恥じぬ姿勢でいつもの白いミニテーブルに向かっている。
…はずなのだが、実際にテスト勉強をしているのはわたしとみゆきくらいで、あとの二人は必死に春休みの宿題と戦っている。
まあ学校が始まるのは週明けでまだ一週間ほどあるのだから、以前より少しは成長しているということだろう。
しかし、こなたの場合やっていることは相変わらずわたしのノートの写経なので、成長といってもジャワ原人とネアンデルタール人くらいの差でしかないのかもしれない。
「何か分からないことでもあった?英語だったら何とか答えられると思うけど」
椅子を回転させて勉強机に背を向けると、みゆきは小さく首を降った。
どうやら勉強に詰まったというわけではなさそうだ。
まあみゆきの実力からすれば当然といったところか。とほほ…
「ゆきちゃん何か忘れ物でもしたの?」


236:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 20:29:59 +gXcGBIq
(ん?漫画…?)
「って、あんた何漫画なんて読んでるのよ?!」
なぜそれらを避けようと思ったかは分からない。
ただその言葉や気持ちと向き合うことが怖くてわたしはひたすらかわし続けた。
おかげで我に返った後も、わたしは筋肉痛のようにギシギシきしむ心の痛みで動くことも出来ずにいた。
それでもなんとか視線だけは無理やりこなたの方に向ける。
今自分がどんな顔をしているのかよりもこなたがどんな顔をしているのかが気になったからだ。
まずわたしの頭に浮かんだのは(あれ?『好き』ってどういう意味だったっけ?)という疑問だ。
最初の1秒間をフルに使ってわたしはみゆきの言葉の意味を思い出そうとする。
しかし直下型大地震が起きている頭ではその意味を探し出すのに永遠と思える1秒が必要だった。
その5秒感―光が地球を35周半回る間、わたしは視界がブラックアウトして平行感覚すらなくなった世界の中にいた。
まずわたしの頭に浮かんだのは(あれ?『好き』ってどういう意味だったっけ?)という疑問だ。
最初の1秒間をフルに使ってわたしはみゆきの言葉の意味を思い出そうとする。
しかし直下型大地震が起きている頭ではその意味を探し出すのに永遠と思える1秒が必要だった。
さらに次の1秒で本当にみゆきが『その意味』で言ったのかどうかを確かめ、同じ時間をかけてその確認を終える。
最後の1秒間、混乱するわたしの心の中を『サキニ』『言わ』『Letter』だの『綿霜』『こなたが』『好』といった自分でも理解できないほど断絶した言葉や気持ちの段幕がまさに光の速さで駆け抜けていった。
その凄まじさはシューティングゲームなら怒りで画面を打ち砕きたくなるほどだ。
なぜそれらを避けようと思ったかは分からない。
ただその言葉や気持ちと向き合うことが怖くてわたしはひたすらかわし続けた。
おかげで我に返った後も、わたしは筋肉痛のようにギシギシきしむ心の痛みで動くことも出来ずにいた。
それでもなんとか視線だけは無理やりこなたの方に向ける。
「何か分からないことでもあった?英語だったら何とか答えられると思うけど」
椅子を回転させて勉強机に背を向けると、みゆきは小さく首を降った。
どうやら勉強に詰まったというわけではなさそうだ。
まあみゆきの実力からすれば当然といったところか。とほほ…
「ゆきちゃん何か忘れ物でもしたの?」
そのまま黙り込むみゆきを不思議に思ったのか、つかさが辞書を閉じて首を傾げる。
「何々?何かのドジッ子フラグ?」
意味不明なセリフとともにこなたも漫画から嬉しそうに顔をあげた。
(ん?漫画…?)
「って、あんた何漫画なんて読んでるのよ?!」
なぜそれらを避けようと思ったかは分からない。
ただその言葉や気持ちと向き合うことが怖くてわたしはひたすらかわし続けた。
おかげで我に返った後も、わたしは筋肉痛のようにギシギシきしむ心の痛みで動くことも出来ずにいた。
それでもなんとか視線だけは無理やりこなたの方に向ける。
今自分がどんな顔をしているのかよりもこなたがどんな顔をしているのかが気になったからだ。
まずわたしの頭に浮かんだのは(あれ?『好き』ってどういう意味だったっけ?)という疑問だ。
最初の1秒間をフルに使ってわたしはみゆきの言葉の意味を思い出そうとする。
しかし直下型大地震が起きている頭ではその意味を探し出すのに永遠と思える1秒が必要だった。
その5秒感―光が地球を35周半回る間、わたしは視界がブラックアウトして平行感覚すらなくなった世界の中にいた。
まずわたしの頭に浮かんだのは(あれ?『好き』ってどういう意味だったっけ?)という疑問だ。


237:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/14 20:31:12 +gXcGBIq
何気ないみゆきの言葉でわたしは問題集を解く手を止めた。
今日はわたしの部屋で春休み明けテストに向けての勉強会。
勉強机に向かうわたしの後ろでは、会の参加者であるみゆきとつかさ、それにこなたが受験生の名に恥じぬ姿勢でいつもの白いミニテーブルに向かっている。
…はずなのだが、実際にテスト勉強をしているのはわたしとみゆきくらいで、あとの二人は必死に春休みの宿題と戦っている。
まあ学校が始まるのは週明けでまだ一週間ほどあるのだから、以前より少しは成長しているということだろう。
しかし、こなたの場合やっていることは相変わらずわたしのノートの写経なので、成長といってもジャワ原人とネアンデルタール人くらいの差でしかないのかもしれない。
「何か分からないことでもあった?英語だったら何とか答えられると思うけど」
椅子を回転させて勉強机に背を向けると、みゆきは小さく首を降った。
どうやら勉強に詰まったというわけではなさそうだ。
まあみゆきの実力からすれば当然といったところか。とほほ…
「ゆきちゃん何か忘れ物でもしたの?」
そのまま黙り込むみゆきを不思議に思ったのか、つかさが辞書を閉じて首を傾げる。
「何々?何かのドジッ子フラグ?」
意味不明なセリフとともにこなたも漫画から嬉しそうに顔をあげた。
(ん?漫画…?)
「って、あんた何漫画なんて読んでるのよ?!」
何気ないみゆきの言葉でわたしは問題集を解く手を止めた。
今日はわたしの部屋で春休み明けテストに向けての勉強会。
勉強机に向かうわたしの後ろでは、会の参加者であるみゆきとつかさ、それにこなたが受験生の名に恥じぬ姿勢でいつもの白いミニテーブルに向かっている。
…はずなのだが、実際にテスト勉強をしているのはわたしとみゆきくらいで、あとの二人は必死に春休みの宿題と戦っている。
まあ学校が始まるのは週明けでまだ一週間ほどあるのだから、以前より少しは成長しているということだろう。
しかし、こなたの場合やっていることは相変わらずわたしのノートの写経なので、成長といってもジャワ原人とネアンデルタール人くらいの差でしかないのかもしれない。
「何か分からないことでもあった?英語だったら何とか答えられると思うけど」
椅子を回転させて勉強机に背を向けると、みゆきは小さく首を降った。
どうやら勉強に詰まったというわけではなさそうだ。
まあみゆきの実力からすれば当然といったところか。とほほ…
「ゆきちゃん何か忘れ物でもしたの?」
そのまま黙り込むみゆきを不思議に思ったのか、つかさが辞書を閉じて首を傾げる。
「何々?何かのドジッ子フラグ?」
意味不明なセリフとともにこなたも漫画から嬉しそうに顔をあげた。
(ん?漫画…?)
「って、あんた何漫画なんて読んでるのよ?!」


238:あぼーん
あぼーん
あぼーん

239:あぼーん
あぼーん
あぼーん

240:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/15 05:09:30 +jF3ws4m
来月のアンソロが楽しみだ

241:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/15 12:59:24 傘 tDmIKBeO
こなたああ

242:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/15 13:12:05 50EXzwPa
よんだ?かがみさま

243:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/15 13:22:25 傘 tDmIKBeO
こなた、ちゅっちゅしよ

244:あぼーん
あぼーん
あぼーん

245:あぼーん
あぼーん
あぼーん

246:あぼーん
あぼーん
あぼーん

247:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/15 19:58:59 Z9vYc7Pp
「もちろん知ってるよ。遅刻して正門から入れなかったらここから入ってたし」
「さらりと言ってるけどやばくないかそれ。大体知ってるったって三年前と今じゃ
番号変わってんじゃないの?」
「あぁそれなら心配ないよ。一年たっても変わらなかったから多分今もそのまま
じゃないかな」

それもどうなのよと突っ込む間もなくこなたがホイホイと番号を入力するとロックが
解除される音が静かに響いた。ここの関係者はかなりズボラらしい。
こなたのマイペースな性格を形成する要因はおそらくこの学校にあるのだろう。

 重厚な扉はあっさりと私たちを受け入れてくれた。内部は照明がついていて、
電源の供給が建物全体に生きている事が確認できた。
「はは… 結構ハードよね、仕事って」
「けど、つかさは今日も元気に働いてたよ」
「それを言うな」
「私も元気だよ」
「皆まで言うな」
「で、かがみ様、『だけが』筋肉痛で動けない、と」
「み、みゆきだって筋肉痛だって言ってたわよ」
「みゆきさんは、かがみの家まで来て、かがみ様はベッドの上でお出迎え」
「う、うるさいわね… そ、そうよ私は体が弱いのよ、労わりなさい!」
「おー。だったら今日は、私がかがみ様の面倒を見て進ぜよう」

「もちろん知ってるよ。遅刻して正門から入れなかったらここから入ってたし」
「さらりと言ってるけどやばくないかそれ。大体知ってるったって三年前と今じゃ
番号変わってんじゃないの?」
「あぁそれなら心配ないよ。一年たっても変わらなかったから多分今もそのまま
じゃないかな」

それもどうなのよと突っ込む間もなくこなたがホイホイと番号を入力するとロックが
解除される音が静かに響いた。ここの関係者はかなりズボラらしい。
こなたのマイペースな性格を形成する要因はおそらくこの学校にあるのだろう。

 重厚な扉はあっさりと私たちを受け入れてくれた。内部は照明がついていて、
電源の供給が建物全体に生きている事が確認できた。
「はは… 結構ハードよね、仕事って」
「けど、つかさは今日も元気に働いてたよ」
「それを言うな」
「私も元気だよ」
「皆まで言うな」
「で、かがみ様、『だけが』筋肉痛で動けない、と」
「み、みゆきだって筋肉痛だって言ってたわよ」
「みゆきさんは、かがみの家まで来て、かがみ様はベッドの上でお出迎え」
「う、うるさいわね… そ、そうよ私は体が弱いのよ、労わりなさい!」
「おー。だったら今日は、私がかがみ様の面倒を見て進ぜよう」



248:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/15 20:04:35 Z9vYc7Pp
      ,,        )      )
      ゙ミ;;;;;,_           (
       ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
       i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
       ゙ゞy、、;:..、)  }    )
        .¨.、,_,,、_,,r_,ノ′
      /;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ
     ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._  、}
     ".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′
    /;i;i; '',三三    三三゙^′..ヽ   
    ゙{y、、;:...""      ""・、)  、}
    ".¨ー=v '' ‘ー'ー'  、,_,,、_,,r_,ノ′
    /i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
    ゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、)  、}
    ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′

            こなかが(笑)





249:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/15 20:08:58 Z9vYc7Pp
「かがみ、……悩みでもあるの?」
いつものようにからかって励ます気にはなれなかった。
どこか遠くへ行ってしまいそうな、そんな脆さを秘めていたから。
辛そうな顔は、やがて何かをあきらめたような自嘲的な笑みへと変わっていった。
「……ううん、ごめんね。変なこと言っちゃって。今日は付き合ってくれてありがとう」
私に向けた笑顔は壊れそうで、どこかへ消えてしまうんじゃないかと思われた。

誰のこと思ってるんだろう?
好きな人がいるんだろうか。
もしそうだとしたら、その人はやっぱり……
…………
ううん、かがみが少しでも悩んでいるのなら、少しでも不安を取り除いてあげなくちゃ。
私のことは別に……

「かがみ、何か悩んでるのなら聞くよ。言いたくないこともあるかもしれないけど、
私なんかじゃ役に立てないかもしれないけど、でも何も言わないよりましだと思うから」
「うん、ありがと。でもいいの。私もちょっとおかしくなってただけだから」
ちょっとおかしくなっただけで、あんな顔できるはずがない。
あれはずっと悩んでいるような顔だった。
「誰か、好きな人でもできたの?」
「べ、別にそんなわけじゃないけど……」
やっぱり、誰かいるんだ。
「かがみ、……悩みでもあるの?」
いつものようにからかって励ます気にはなれなかった。
どこか遠くへ行ってしまいそうな、そんな脆さを秘めていたから。
辛そうな顔は、やがて何かをあきらめたような自嘲的な笑みへと変わっていった。
「……ううん、ごめんね。変なこと言っちゃって。今日は付き合ってくれてありがとう」
私に向けた笑顔は壊れそうで、どこかへ消えてしまうんじゃないかと思われた。

誰のこと思ってるんだろう?
好きな人がいるんだろうか。
もしそうだとしたら、その人はやっぱり……
…………
ううん、かがみが少しでも悩んでいるのなら、少しでも不安を取り除いてあげなくちゃ。
私のことは別に……

「かがみ、何か悩んでるのなら聞くよ。言いたくないこともあるかもしれないけど、
私なんかじゃ役に立てないかもしれないけど、でも何も言わないよりましだと思うから」
「うん、ありがと。でもいいの。私もちょっとおかしくなってただけだから」
ちょっとおかしくなっただけで、あんな顔できるはずがない。
あれはずっと悩んでいるような顔だった。
「誰か、好きな人でもできたの?」
「べ、別にそんなわけじゃないけど……」
やっぱり、誰かいるんだ。


250:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/15 20:10:29 Z9vYc7Pp
「うわ、すごいね」
「きれいでしょ」
川辺を歩きながら空を見上げると、満天の星が輝いていた。
幸い今日は梅雨の合間をぬって晴れたこともあり、雲に隠されることはなかったようだ。
夜空を埋める星々に、私は素直に感動していた。

「ねえねえ、天の川ってどこにあるの?」
「あそこの光が強いあたりじゃないかな。ほら、ぼんやりと光ってるあのあたり」
「ふーん」
そう言ってかがみは周囲よりほんの少し強く星が輝くあたりを指差した。
「思ってたより強く光ってないんだね。もっとこうぱあって輝いてるのかと思ってたけど」
「さすがにそこまではね。ほんとはもっと明るく見えるはずなんだけど、
月明かりや照明のせいで見えないというのもあるわね。
山の上や周囲の光が少ないところへ行けばもっとはっきり見えるそうだけど、
それでもここは綺麗に見える方じゃないかな」
「そうなんだ」
本当に綺麗に見えそうな気がして、もう一度よく空を見上げてみた。
相変わらずぼんやりとしか見えなかったけど、天の川を挟んでひときわ強く光る二つの星を見つけた。

「えっ?」
「いきなりいなくなったりしないよね」
「……ばかね。どこにも行くわけないじゃない」
そんな私の不安な気持ちを打ち消すように、再びぎゅっと強く私の手を握ってくれた。
その想いに応えるように私もきゅっと握り返した。

夜空に瞬く星の川が、川面に映され輝いている。
目を閉じるとまるで星の川の中を歩いているみたいだ。
そんなロマンティックな雰囲気にのまれてしまったのだろう。
ほんの少し甘えたい気持ちになって、そっとかがみに寄り添った。
かがみは何も言わず私のことを受け入れてくれる。
それがとても嬉しくて、鼻先をこすりつけるように腕に顔をうずめると「えっ?」
「いきなりいなくなったりしないよね」
「……ばかね。どこにも行くわけないじゃない」
そんな私の不安な気持ちを打ち消すように、再びぎゅっと強く私の手を握ってくれた。
その想いに応えるように私もきゅっと握り返した。

夜空に瞬く星の川が、川面に映され輝いている。
目を閉じるとまるで星の川の中を歩いているみたいだ。
そんなロマンティックな雰囲気にのまれてしまったのだろう。
ほんの少し甘えたい気持ちになって、そっとかがみに寄り添った。
かがみは何も言わず私のことを受け入れてくれる。
それがとても嬉しくて、鼻先をこすりつけるように腕に顔をうずめると


251:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/15 20:11:56 Z9vYc7Pp
「ほんとは好きなんだけど、友達として演じ続けなければならないのと、どっちが辛いんだろう」
それは私に答えを求めているというよりも、独白に近かった。
救いがないことを知りつつ言わずにはいられないような、そんな悲しい独白だった。

「かがみ、……悩みでもあるの?」
いつものようにからかって励ます気にはなれなかった。
どこか遠くへ行ってしまいそうな、そんな脆さを秘めていたから。
辛そうな顔は、やがて何かをあきらめたような自嘲的な笑みへと変わっていった。
「……ううん、ごめんね。変なこと言っちゃって。今日は付き合ってくれてありがとう」
私に向けた笑顔は壊れそうで、どこかへ消えてしまうんじゃないかと思われた。

誰のこと思ってるんだろう?
好きな人がいるんだろうか。
もしそうだとしたら、その人はやっぱり……
…………
ううん、かがみが少しでも悩んでいるのなら、少しでも不安を取り除いてあげなくちゃ。
私のことは別に……

「かがみ、何か悩んでるのなら聞くよ。言いたくないこともあるかもしれないけど、
私なんかじゃ役に立てないかもしれないけど、でも何も言わないよりましだと思うから」
「うん、ありがと。でもいいの。私もちょっとおかしくなってただけだから」
ちょっとおかしくなっただけで、あんな顔できるはずがない。
「それ以上に辛いことなんてないんじゃないかって、ずっと思ってたの」
「……うん」
「でも……」
かがみは迷っているようだった。
言いたいけれど言えない。
そんな様子で口を開けたかと思うと、口をつぐむのを繰り返していた。
やがて何かを振り切るように頭を振ると、話を切り出した。

「でも、もし毎日会えていたとしても、自分の思いを隠し続けながら生きるのと、どっちが辛いんだろう」
思い詰めたように唇をぎゅっと噛んで、辛そうな表情をしていた。
「それは……」
「ほんとは好きなんだけど、友達として演じ続けなければならないのと、どっちが辛いんだろう」
それは私に答えを求めているというよりも、独白に近かった。
救いがないことを知りつつ言わずにはいられないような、そんな悲しい独白だった。

「かがみ、……悩みでもあるの?」
いつものようにからかって励ます気にはなれなかった。
どこか遠くへ行ってしまいそうな、そんな脆さを秘めていたから。
辛そうな顔は、やがて何かをあきらめたような自嘲的な笑みへと変わっていった。
「……ううん、ごめんね。変なこと言っちゃって。今日は付き合ってくれてありがとう」


252:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/15 20:15:43 Z9vYc7Pp
            _. x ―<|_____
          / ..:.: .:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:< ̄`
.         __/.:.:/..:.:.:/.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. \ 
      ≦ハ  \,'.:.: .:.:./.::/|.:.:∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: \
    | /   /.:.:.:.:一.:.,' !:,'  ',.:十.:.:.:.ヽ.:.:.ヽ:{`\
    ∨   /.:.: .:.::/ .:/  !′ Ⅴヽ.:.:.:.:.:ヽ.: :V
     \ :/イ.: .:.:/ィチ行    仡ミxヽ.:.:.:.:|.:.:ハ
       | .:l`.:.:|.:.: /{ ●       ● }l.: .:.::ト..:.:|
       | .:l .:.:.|.:./ 弋zソ    弋z'ソハ:ト、.:.:| ヽ:!
       | .:l .:.::|∧ xwx     '    xwx,' }.:Ⅳ
       |.:.∨∧ー >.  トェェェェイ   / '.:.:!
       |.:.:.∨∧.::|  ≧_┬ ┬_ ≦ |.:.:.:.:.|
       |.:.:.:.:∨∧l   /::::|   |::::V:.:/!.:.:.:.:|
       |.:.:.:.:.l∨∧ ,':::::::| ⌒|::::::V !.:.:.:/
       |.:.:.:.::| ∨ ∨ヽ:::::|   |::::::∧ ! .:/
              こなかが(笑)




253:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/15 20:19:02 Z9vYc7Pp
ひよ「え?だってそうじゃないんですか?」

こな「(かがみんこそ・・・しかし、さすがにゆーちゃんは難易度高いっていうか、無邪気な瞳で見つめられるとナー・・・)」
かが「い、いや、大親友だし、仲良く遊ぶ関係ではあるけど、そろそろいいかなぁーみたいな気分になったこともあるけど、
   その、まだね、一線は越えてはいないって言うか・・・」
こな「とりあえず今度、ひよりんと話し合う必要があるかな・・・」
―まてまてまて!!なんでこんなに心臓バクバクなのよ!?
この子は女の子で、私も女の子で、だからそんなはずは…
ここまできたら認めるしかない…。
つまり、その…、私は、彼女に…
『一目惚れ』…をしてしまったらしい…。

―まてまてまて!!なんでこんなに心臓バクバクなのよ!?
この子は女の子で、私も女の子で、だからそんなはずは…
ここまできたら認めるしかない…。
つまり、その…、私は、彼女に…
『一目惚れ』…をしてしまったらしい…。
ひよ「え?だってそうじゃないんですか?」
ゆた「そっかー(今、完全にハモってた・・・)」
かが「(とんでもない角度から来たわね)」
こな「(クソッあの漫画メガネめ・・・)」
かが「(でも、いずれみんなに言おうよー、とか言ってなかったっけ?)」
こな「(かがみんこそ・・・しかし、さすがにゆーちゃんは難易度高いっていうか、無邪気な瞳で見つめられるとナー・・・)」
かが「い、いや、大親友だし、仲良く遊ぶ関係ではあるけど、そろそろいいかなぁーみたいな気分になったこともあるけど、
   その、まだね、一線は越えてはいないって言うか・・・」
こな「とりあえず今度、ひよりんと話し合う必要があるかな・・・」
―まてまてまて!!なんでこんなに心臓バクバクなのよ!?
この子は女の子で、私も女の子で、だからそんなはずは…
ここまできたら認めるしかない…。
つまり、その…、私は、彼女に…
『一目惚れ』…をしてしまったらしい…。

―まてまてまて!!なんでこんなに心臓バクバクなのよ!?
この子は女の子で、私も女の子で、だからそんなはずは…
ここまできたら認めるしかない…。
つまり、その…、私は、彼女に…
『一目惚れ』…をしてしまったらしい…。
ひよ「え?だってそうじゃないんですか?」
ゆた「そっかー(今、完全にハモってた・・・)」
かが「(とんでもない角度から来たわね)」
こな「(クソッあの漫画メガネめ・・・)」
かが「(でも、いずれみんなに言おうよー、とか言ってなかったっけ?)」
こな「(かがみんこそ・・・しかし、さすがにゆーちゃんは難易度高いっていうか、無邪気な瞳で見つめられるとナー・・・)」
かが「い、いや、大親友だし、仲良く遊ぶ関係ではあるけど、そろそろいいかなぁーみたいな気分になったこともあるけど、
   その、まだね、一線は越えてはいないって言うか・・・」
こな「とりあえず今度、ひよりんと話し合う必要があるかな・・・」
―まてまてまて!!なんでこんなに心臓バクバクなのよ!?
この子は女の子で、私も女の子で、だからそんなはずは…
ここまできたら認めるしかない…。
つまり、その…、私は、彼女に…
『一目惚れ』…をしてしまったらしい…。

―まてまてまて!!なんでこんなに心臓バクバクなのよ!?
この子は女の子で、私も女の子で、だからそんなはずは…
ここまできたら認めるしかない…。
つまり、その…、私は、彼女に…
『一目惚れ』…をしてしまったらしい…。


254:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/15 20:21:13 Z9vYc7Pp
こう「ゆ、指で・・・!?さすがにそれはちょっと引くなぁ・・・」
ひよ「あ・・・あ、またそんな目で・・・でももっと見てほしい・・・」
こう「しかも、いつの間にか完全にガチにしてない?」
ひよ「え?だってそうじゃないんですか?」
ゆた「そっかー(今、完全にハモってた・・・)」
かが「(とんでもない角度から来たわね)」
こな「(クソッあの漫画メガネめ・・・)」
かが「(でも、いずれみんなに言おうよー、とか言ってなかったっけ?)」
こな「(かがみんこそ・・・しかし、さすがにゆーちゃんは難易度高いっていうか、無邪気な瞳で見つめられるとナー・・・)」
かが「い、いや、大親友だし、仲良く遊ぶ関係ではあるけど、そろそろいいかなぁーみたいな気分になったこともあるけど、
   その、まだね、一線は越えてはいないって言うか・・・」
こな「とりあえず今度、ひよりんと話し合う必要があるかな・・・」

こう「18禁ねぇ、ほんの少し前は中坊だったひよりんの想像レベルなんて知れたもんだと思うけど」
ひよ「確かにまあ、私のいやらしさなんて『泉先輩がピッと立てた指を見て、昨晩を思い出し顔を赤らめる柊先輩』ぐらいのもんスけどね・・・」
こう「ゆ、指で・・・!?さすがにそれはちょっと引くなぁ・・・」
ひよ「あ・・・あ、またそんな目で・・・でももっと見てほしい・・・」
こう「しかも、いつの間にか完全にガチにしてない?」
ひよ「え?だってそうじゃないんですか?」
ゆた「そっかー(今、完全にハモってた・・・)」
ひよ「あ・・・あ、またそんな目で・・・でももっと見てほしい・・・」
こう「しかも、いつの間にか完全にガチにしてない?」
ひよ「え?だってそうじゃないんですか?」
ゆた「そっかー(今、完全にハモってた・・・)」
かが「(とんでもない角度から来たわね)」
こな「(クソッあの漫画メガネめ・・・)」
かが「(でも、いずれみんなに言おうよー、とか言ってなかったっけ?)」
こな「(かがみんこそ・・・しかし、さすがにゆーちゃんは難易度高いっていうか、無邪気な瞳で見つめられるとナー・・・)」
かが「い、いや、大親友だし、仲良く遊ぶ関係ではあるけど、そろそろいいかなぁーみたいな気分になったこともあるけど、
   その、まだね、一線は越えてはいないって言うか・・・」
こな「とりあえず今度、ひよりんと話し合う必要があるかな・・・」
―まてまてまて!!なんでこんなに心臓バクバクなのよ!?
この子は女の子で、私も女の子で、だからそんなはずは…
ここまできたら認めるしかない…。
つまり、その…、私は、彼女に…
『一目惚れ』…をしてしまったらしい…。


255:あぼーん
あぼーん
あぼーん

256:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/15 22:02:50 50EXzwPa
…いいよ…かがみがしたいなら

257:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 00:57:34 8Nx21qfA
こ・・・こなたああああああああああああああ

258:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 04:24:41 FLMdgYrR
雑誌の方は全然見てないんだけど卒業してから何か進展あった?

259:あぼーん
あぼーん
あぼーん

260:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 10:44:06 6by74lOD
>258
こなたの台詞
「私が男だったら絶対放っておかない」

261:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 14:27:58 u/t1pZ0A
卒業式の夜は
ヤりまくったんだろうな…

262:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 14:33:32 Icw31LIH
       /                     \
      /  ,r'"j                i^'!、  ヽ
    /   </´                `ヾ>  .:;i,
    ,l        _,._,.        _,._,.       .:.:l,
    |       < (ヅ,>      < (ヅ,>     ...:.::|
    !        ` ̄´      .   ` ̄´       ..: ::::::!    乙です
   |           ノ . : . :;i,          ... ::::::.:::|    
     !          (.::.;人..;:::)      ...:.:::::.:::::::::!
    ヽ、         `´  `´    ........::..::..::.::::::::/
      \......,,,,,,,_           .....:::::::::::::::::::::::::/


263:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 14:55:03 nr9Bj9YR
>>260
みゆきに対してだけどな

264:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 17:06:37 yGW0oYrl
なんかスレが少しだけキレイになってる

265:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 17:10:35 xbRISeV5
       /                     \
      /  ,r'"j                i^'!、  ヽ
    /   </´                `ヾ>  .:;i,
    ,l        _,._,.        _,._,.       .:.:l,
    |       < (ヅ,>      < (ヅ,>     ...:.::|
    !        ` ̄´      .   ` ̄´       ..: ::::::!    乙です
   |           ノ . : . :;i,          ... ::::::.:::|    
     !          (.::.;人..;:::)      ...:.:::::.:::::::::!
    ヽ、         `´  `´    ........::..::..::.::::::::/
      \......,,,,,,,_           .....:::::::::::::::::::::::::/


266:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 17:13:49 6by74lOD
遂に管理人動いたか。
しかし流石にSSコピペは判断に困るせいか削除されないな。

267:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 17:19:44 3UMJd7vQ
削除されても荒らしはきえない

268:あぼーん
あぼーん
あぼーん

269:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 17:22:02 yGW0oYrl
削除人さんが動いただけでも大きな進歩だと思う

270:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 17:28:17 l6NAeSZP
乙です

271:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 18:16:03 6by74lOD
SS投稿を全面禁止にしちゃえば荒らしSSだけが残るんじゃない?

272:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 20:26:59 47PajXrM
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
「14日は空いてますか?」
 と、かがみにした物と同じ内容を話す。ホワイトデーのこと。
 こなたは、直ぐに頷くと、
「おkおk、あの時のお返しにかがみに何を作ってあげようかな、みゆきさんは何がいいと思う?」
 惚気そうなので、みゆきはこなたが手にしているラノベに目を移し、
としての笑顔。
 それでいい。とみゆきは思う。こなたにとってそれだけかがみが大切な人である、と客観的に分かる、貴重な情報だから。
 親友として、2人の恋路が実ったことは、素直に嬉しい、と感じるみゆき。
「どうですか、かがみさんとは?よくお会いになっているんですか?」
 かがみにした物と同じ質問を吹っかけてみる。すると、こなたはう~んと唸って、
「2日に1回位しか会えないからね……ちょっと寂しい、かな。あ、でもね、みゆきさん」
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
「14日は空いてますか?」
 と、かがみにした物と同じ内容を話す。ホワイトデーのこと。
 こなたは、直ぐに頷くと、
「おkおk、あの時のお返しにかがみに何を作ってあげようかな、みゆきさんは何がいいと思う?」
 惚気そうなので、みゆきはこなたが手にしているラノベに目を移し、
としての笑顔。
 それでいい。とみゆきは思う。こなたにとってそれだけかがみが大切な人である、と客観的に分かる、貴重な情報だから。
 親友として、2人の恋路が実ったことは、素直に嬉しい、と感じるみゆき。
「どうですか、かがみさんとは?よくお会いになっているんですか?」
 かがみにした物と同じ質問を吹っかけてみる。すると、こなたはう~んと唸って、
「2日に1回位しか会えないからね……ちょっと寂しい、かな。あ、でもね、みゆきさん」
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」


273:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 20:31:07 47PajXrM
「当たり前だ」
「まあ、やってみないとわかんないよネ」
嫌な予感がする。抱きしめられているせいでこなたの表情は解らないけど
まくし立ててやった。
「ええ、そうよっ!あんたにかがみって呼ばれないのが寂しかったのよ!
…ほんの少-しだけどねっ!!」
こなたは一瞬目を丸くしていたけれどすぐにいつもの余裕たっぷりの顔に戻って
色々な理由で熱くなってる私の手に自分の手を重ねてきた。
「完璧なツンデレだネ。さすがかがみん」
ツンデレじゃないとかそういうことは置いといて、まだ言うかっ!と口を開いた瞬間
重ねられていた方とは逆の手が私の背に回り思い切り抱きしめられた。シャンプーの
香りが鼻孔をくすぐって、私より一回り小さいのに全体を包み込まれるような
温かさが広がっていく。

「…一応、理由はあるんだよ?怒られるかもしれないけどね」
「……怒らないから言ってみなさいよ」
「んとね、ここぞっていう時だけ呼び方違ったりすると萌えない?」
「……………はぁ」
吐いた息と共に脱力してしまった。こいつらしいといえばそうだけど
ここ数日ずっと気をもんでいた自分が何より馬鹿らしかった。
というか、耳元で喋るのはそろそろやめて欲しい。話すたびに吐息が
耳にかかってこそばゆい。もちろんそれ以外の理由もあったりするけど
目の前にいるこいつにそんなことを教えてしまったらまた格好のネタにされてしまうから
 親友として、2人の恋路が実ったことは、素直に嬉しい、と感じるみゆき。
「どうですか、かがみさんとは?よくお会いになっているんですか?」
 かがみにした物と同じ質問を吹っかけてみる。すると、こなたはう~んと唸って、
「2日に1回位しか会えないからね……ちょっと寂しい、かな。あ、でもね、みゆきさん」
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
「14日は空いてますか?」
 と、かがみにした物と同じ内容を話す。ホワイトデーのこと。
 こなたは、直ぐに頷くと、


274:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 20:40:42 47PajXrM
「どうですか、かがみさんとは?よくお会いになっているんですか?」
 かがみにした物と同じ質問を吹っかけてみる。すると、こなたはう~んと唸って、
「2日に1回位しか会えないからね……ちょっと寂しい、かな。あ、でもね、みゆきさん」
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
「14日は空いてますか?」
 と、かがみにした物と同じ内容を話す。ホワイトデーのこと。
 こなたは、直ぐに頷くと、
「おkおk、あの時のお返しにかがみに何を作ってあげようかな、みゆきさんは何がいいと思う?」
 親友として、2人の恋路が実ったことは、素直に嬉しい、と感じるみゆき。
「どうですか、かがみさんとは?よくお会いになっているんですか?」
 かがみにした物と同じ質問を吹っかけてみる。すると、こなたはう~んと唸って、
「2日に1回位しか会えないからね……ちょっと寂しい、かな。あ、でもね、みゆきさん」
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
「14日は空いてますか?」
 と、かがみにした物と同じ内容を話す。ホワイトデーのこと。
「所で、泉さんは何を考えていたんですか?」
 話題の転換を図る。歯医者は嫌だ。
「あぁ、これね。かがみが好きなラノベで、私もアニメは見てたんだけどさ、買おうかな、どうしようかなって」
「成る程。買ってみては如何でしょう?」
「そう?」
 みゆきの調査が正しければ、今日は彼女が来店している日だ。そして、調査結果が正しかったことを一歩店に入って知った。
 店員の雰囲気が違う。なんと言うか……熱い。蒸してる、と言うより萌えて―いや、燃えている。
 では彼女はどこかと、みゆきは辺りを見渡す。右に90度、左に180度―いた。
 雑多な人込みの中では隠れてしまいそうな小さな身体。でも、その髪を彩る澄んだ蒼は一度目にしたらそうは忘れられまい。こなただ。
「泉さん」
 人込みを書き分け、声をかける。だが、こなたは反応しない。真剣に見入っているのはライトノベルと呼ばれるジャンルの小説。


275:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 20:43:18 47PajXrM
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
「14日は空いてますか?」
 と、かがみにした物と同じ内容を話す。ホワイトデーのこと。
 こなたは、直ぐに頷くと、
「おkおk、あの時のお返しにかがみに何を作ってあげようかな、みゆきさんは何がいいと思う?」
 惚気そうなので、みゆきはこなたが手にしているラノベに目を移し、
としての笑顔。
 それでいい。とみゆきは思う。こなたにとってそれだけかがみが大切な人である、と客観的に分かる、貴重な情報だから。
 親友として、2人の恋路が実ったことは、素直に嬉しい、と感じるみゆき。
「どうですか、かがみさんとは?よくお会いになっているんですか?」
 かがみにした物と同じ質問を吹っかけてみる。すると、こなたはう~んと唸って、
「2日に1回位しか会えないからね……ちょっと寂しい、かな。あ、でもね、みゆきさん」
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
決して口には出さないが。
「むぅ、さてはかがみん『くだらねー!』とか思ってるでしょ」
「当たり前だ」
「まあ、やってみないとわかんないよネ」
嫌な予感がする。抱きしめられているせいでこなたの表情は解らないけど
まくし立ててやった。
「ええ、そうよっ!あんたにかがみって呼ばれないのが寂しかったのよ!
…ほんの少-しだけどねっ!!」
こなたは一瞬目を丸くしていたけれどすぐにいつもの余裕たっぷりの顔に戻って
色々な理由で熱くなってる私の手に自分の手を重ねてきた。
「完璧なツンデレだネ。さすがかがみん」
ツンデレじゃないとかそういうことは置いといて、まだ言うかっ!と口を開いた瞬間
重ねられていた方とは逆の手が私の背に回り思い切り抱きしめられた。シャンプーの
香りが鼻孔をくすぐって、私より一回り小さいのに全体を包み込まれるような


276:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 20:45:19 47PajXrM
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
「14日は空いてますか?」
 と、かがみにした物と同じ内容を話す。ホワイトデーのこと。
 こなたは、直ぐに頷くと、
「おkおk、あの時のお返しにかがみに何を作ってあげようかな、みゆきさんは何がいいと思う?」
 惚気そうなので、みゆきはこなたが手にしているラノベに目を移し、
としての笑顔。
 それでいい。とみゆきは思う。こなたにとってそれだけかがみが大切な人である、と客観的に分かる、貴重な情報だから。
 親友として、2人の恋路が実ったことは、素直に嬉しい、と感じるみゆき。
「どうですか、かがみさんとは?よくお会いになっているんですか?」
 かがみにした物と同じ質問を吹っかけてみる。すると、こなたはう~んと唸って、
「2日に1回位しか会えないからね……ちょっと寂しい、かな。あ、でもね、みゆきさん」
 それでいい。とみゆきは思う。こなたにとってそれだけかがみが大切な人である、と客観的に分かる、貴重な情報だから。
 親友として、2人の恋路が実ったことは、素直に嬉しい、と感じるみゆき。
「どうですか、かがみさんとは?よくお会いになっているんですか?」
 かがみにした物と同じ質問を吹っかけてみる。すると、こなたはう~んと唸って、
「2日に1回位しか会えないからね……ちょっと寂しい、かな。あ、でもね、みゆきさん」
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、


277:あぼーん
あぼーん
あぼーん

278:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 20:50:03 47PajXrM
さて、と帰ろうとしたみゆきは、ふと足を止める。誰かに見られている、そんな気がして。
 そして、声をかけられたことで予感は確信に変わった。
「あの、君、ちょっといいかな?」
「はい?」
 振り返ると、赤いバイザーの店員が。名札には店長、とある。
「我々が策を尽くしても商品を買わせることが出来なかった、あの伝説の少女Aにいとも容易く購入の意志を示させるとは……どうやったんだい」
「大した事はしていませんよ。その人の気持ちになって、今欲しい物を見極める。迷っていたら、進めるんじゃなくて背中を押してあげる。それだけです」
 と言ったら、その店長(仮)は両眼から滝を流して、
「うおぉぉ!あなたのような人に会ったのは初めてだ!!是非、名前を聞かせてくれないか!!!」
 叫んだ、いや吼えた。周りの客が何事かと振り返る。
「え~と……」
 正直、関わったら大変そうだな、と感じたみゆきは辺りを見渡し、ある一冊の本を目にする。そうだ、確かこの中にこういった時の上手いかわし方があったはず。
 みゆきは、店長(多分)に背を向け、歩き出し、入り口の辺りで振り返ると、
「私のことは、そうですね……たから……‘T’とでも呼んでください」
 そう言って立ち去った。
「ティ、Tィィィィーーーー!!!」
 ア○メイトに新たな伝説が生まれた瞬間だった。本編には関係ないが。
さて、と帰ろうとしたみゆきは、ふと足を止める。誰かに見られている、そんな気がして。
 そして、声をかけられたことで予感は確信に変わった。
「あの、君、ちょっといいかな?」
「はい?」
 振り返ると、赤いバイザーの店員が。名札には店長、とある。
「我々が策を尽くしても商品を買わせることが出来なかった、あの伝説の少女Aにいとも容易く購入の意志を示させるとは……どうやったんだい」
「大した事はしていませんよ。その人の気持ちになって、今欲しい物を見極める。迷っていたら、進めるんじゃなくて背中を押してあげる。それだけです」
 と言ったら、その店長(仮)は両眼から滝を流して、
「うおぉぉ!あなたのような人に会ったのは初めてだ!!是非、名前を聞かせてくれないか!!!」
 叫んだ、いや吼えた。周りの客が何事かと振り返る。
「え~と……」
 正直、関わったら大変そうだな、と感じたみゆきは辺りを見渡し、ある一冊の本を目にする。そうだ、確かこの中にこういった時の上手いかわし方があったはず。
 みゆきは、店長(多分)に背を向け、歩き出し、入り口の辺りで振り返ると、
「私のことは、そうですね……たから……‘T’とでも呼んでください」
 そう言って立ち去った。
「ティ、Tィィィィーーーー!!!」
 ア○メイトに新たな伝説が生まれた瞬間だった。本編には関係ないが。



279:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/16 21:07:22 47PajXrM
 未だ衝撃から抜けきれない様子のこなたが、ポソっと呟く。かがみを見、みゆきを見、整えられた式場を見、またかがみに視線を戻す。
「結婚式って……」
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。
 みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。
 そんな時、私は……私達は、お2人に縁ある者として手助けをしたい、でも、出来ないかもしれない。
 ですから、せめて今はお2人に幸せを感じていただきたい。そして、お2人には覚えていて貰いたい、泉さん、かがみさんを祝福する人達がここにいる事を。
 それ故の、結婚式。一つの節目です。いずれ、こんなちっぽけな会場ではなく、もっと堂々と祝いの席を持つことが出来る‘いつか’を信じて」

「おお、みさきちに峰岸さんじゃん!久しぶり」
「ホントね。って言うか随分珍しい所で会うわね」
 2人の反応に、みさおは明朗快活を絵に描いた様な笑顔で、
「まあな。でも、相変わらず2人はラヴラヴでお熱い事なんだってヴァ!」
 からかいを入れる。こなたもかがみも耳元まで紅に染めながらアワアワと何やら日本語じゃない言葉で弁解しようとしているが、その様は却って微笑ましい。
かがみさんを祝福する人達がここにいる事を。
 それ故の、結婚式。一つの節目です。いずれ、こんなちっぽけな会場ではなく、もっと堂々と祝いの席を持つことが出来る‘いつか’を信じて」

 パーティ。そう、パーティ。パティじゃないデスよ。さて、何のパーティか。
 或いは既に予想されてる方もいるかもしれない。
 居間に備え付けられた垂れ幕、そこにはこう書いてあった。
『泉こなた・柊かがみ 結婚式』と。
「驚きましたか?泉さん、かがみさん」
 2人が振り返れば、何時の間に背後を取ったか、みゆきがいつもと変わらない微笑みを浮かべて立っている。
「みゆきさん、これって……?」
 未だ衝撃から抜けきれない様子のこなたが、ポソっと呟く。かがみを見、みゆきを見、整えられた式場を見、またかがみに視線を戻す。
「結婚式って……」
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。
 みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。



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