こなた×かがみPart28【こなかが】at ANICHARA2
こなた×かがみPart28【こなかが】 - 暇つぶし2ch17:あぼーん
あぼーん
あぼーん

18:あぼーん
あぼーん
あぼーん

19:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/05 11:52:46 LJk5cYHb
 親友として、2人の恋路が実ったことは、素直に嬉しい、と感じるみゆき。
「どうですか、かがみさんとは?よくお会いになっているんですか?」
 かがみにした物と同じ質問を吹っかけてみる。すると、こなたはう~んと唸って、
「2日に1回位しか会えないからね……ちょっと寂しい、かな。あ、でもね、みゆきさん」
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
「14日は空いてますか?」
 と、かがみにした物と同じ内容を話す。ホワイトデーのこと。
 こなたは、直ぐに頷くと、
「おkおk、あの時のお返しにかがみに何を作ってあげようかな、みゆきさんは何がいいと思う?」
 惚気そうなので、みゆきはこなたが手にしているラノベに目を移し、
としての笑顔。
 親友として、2人の恋路が実ったことは、素直に嬉しい、と感じるみゆき。
「どうですか、かがみさんとは?よくお会いになっているんですか?」
 かがみにした物と同じ質問を吹っかけてみる。すると、こなたはう~んと唸って、
「2日に1回位しか会えないからね……ちょっと寂しい、かな。あ、でもね、みゆきさん」
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
「14日は空いてますか?」
 と、かがみにした物と同じ内容を話す。ホワイトデーのこと。
 こなたは、直ぐに頷くと、
「おkおk、あの時のお返しにかがみに何を作ってあげようかな、みゆきさんは何がいいと思う?」
 惚気そうなので、みゆきはこなたが手にしているラノベに目を移し、
としての笑顔。


20:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/05 12:05:13 LJk5cYHb
 そして、声をかけられたことで予感は確信に変わった。
「あの、君、ちょっといいかな?」
「はい?」
 振り返ると、赤いバイザーの店員が。名札には店長、とある。
「我々が策を尽くしても商品を買わせることが出来なかった、あの伝説の少女Aにいとも容易く購入の意志を示させるとは……どうやったんだい」
「大した事はしていませんよ。その人の気持ちになって、今欲しい物を見極める。迷っていたら、進めるんじゃなくて背中を押してあげる。それだけです」
 と言ったら、その店長(仮)は両眼から滝を流して、
「うおぉぉ!あなたのような人に会ったのは初めてだ!!是非、名前を聞かせてくれないか!!!」
 叫んだ、いや吼えた。周りの客が何事かと振り返る。
「え~と……」
 正直、関わったら大変そうだな、と感じたみゆきは辺りを見渡し、ある一冊の本を目にする。そうだ、確かこの中にこういった時の上手いかわし方があったはず。
 みゆきは、店長(多分)に背を向け、歩き出し、入り口の辺りで振り返ると、
「私のことは、そうですね……たから……‘T’とでも呼んでください」
 そう言って立ち去った。
「ティ、Tィィィィーーーー!!!」
 ア○メイトに新たな伝説が生まれた瞬間だった。本編には関係ないが。

 それでいい。とみゆきは思う。こなたにとってそれだけかがみが大切な人である、と客観的に分かる、貴重な情報だから。
 そして、声をかけられたことで予感は確信に変わった。
「あの、君、ちょっといいかな?」
「はい?」
 振り返ると、赤いバイザーの店員が。名札には店長、とある。
「我々が策を尽くしても商品を買わせることが出来なかった、あの伝説の少女Aにいとも容易く購入の意志を示させるとは……どうやったんだい」
「大した事はしていませんよ。その人の気持ちになって、今欲しい物を見極める。迷っていたら、進めるんじゃなくて背中を押してあげる。それだけです」
 と言ったら、その店長(仮)は両眼から滝を流して、
「うおぉぉ!あなたのような人に会ったのは初めてだ!!是非、名前を聞かせてくれないか!!!」
 叫んだ、いや吼えた。周りの客が何事かと振り返る。
「え~と……」
 正直、関わったら大変そうだな、と感じたみゆきは辺りを見渡し、ある一冊の本を目にする。そうだ、確かこの中にこういった時の上手いかわし方があったはず。
 みゆきは、店長(多分)に背を向け、歩き出し、入り口の辺りで振り返ると、
「私のことは、そうですね……たから……‘T’とでも呼んでください」
 そう言って立ち去った。
「ティ、Tィィィィーーーー!!!」
 ア○メイトに新たな伝説が生まれた瞬間だった。本編には関係ないが。

 それでいい。とみゆきは思う。こなたにとってそれだけかがみが大切な人である、と客観的に分かる、貴重な情報だから。


21:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/05 12:09:07 LJk5cYHb
 2人が振り返れば、何時の間に背後を取ったか、みゆきがいつもと変わらない微笑みを浮かべて立っている。
「みゆきさん、これって……?」
 未だ衝撃から抜けきれない様子のこなたが、ポソっと呟く。かがみを見、みゆきを見、整えられた式場を見、またかがみに視線を戻す。
「結婚式って……」
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。
 みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。
 そんな時、私は……私達は、お2人に縁ある者として手助けをしたい、でも、出来ないかもしれない。
 ですから、せめて今はお2人に幸せを感じていただきたい。そして、お2人には覚えていて貰いたい、泉さん、かがみさんを祝福する人達がここにいる事を。
 それ故の、結婚式。一つの節目です。いずれ、こんなちっぽけな会場ではなく、もっと堂々と祝いの席を持つことが出来る‘いつか’を信じて」

 と声をかけるのは、日下部みさお。隣には、当然峰岸あやのがいて、みゆきと或いは同等に奥深く何かを隠しているような底の知れない微笑みを浮かべていた。
「おお、みさきちに峰岸さんじゃん!久しぶり」
「ホントね。って言うか随分珍しい所で会うわね」
 2人の反応に、みさおは明朗快活を絵に描いた様な笑顔で、
「まあな。でも、相変わらず2人はラヴラヴでお熱い事なんだってヴァ!」
 からかいを入れる。こなたもかがみも耳元まで紅に染めながらアワアワと何やら日本語じゃない言葉で弁解しようとしているが、その様は却って微笑ましい。
 2人が振り返れば、何時の間に背後を取ったか、みゆきがいつもと変わらない微笑みを浮かべて立っている。
「みゆきさん、これって……?」
 未だ衝撃から抜けきれない様子のこなたが、ポソっと呟く。かがみを見、みゆきを見、整えられた式場を見、またかがみに視線を戻す。
「結婚式って……」
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。
 みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。
 そんな時、私は……私達は、お2人に縁ある者として手助けをしたい、でも、出来ないかもしれない。
 ですから、せめて今はお2人に幸せを感じていただきたい。そして、お2人には覚えていて貰いたい、泉さん、かがみさんを祝福する人達がここにいる事を。
 それ故の、結婚式。一つの節目です。いずれ、こんなちっぽけな会場ではなく、もっと堂々と祝いの席を持つことが出来る‘いつか’を信じて」

 と声をかけるのは、日下部みさお。隣には、当然峰岸あやのがいて、みゆきと或いは同等に奥深く何かを隠しているような底の知れない微笑みを浮かべていた。
「おお、みさきちに峰岸さんじゃん!久しぶり」
「ホントね。って言うか随分珍しい所で会うわね」
 2人の反応に、みさおは明朗快活を絵に描いた様な笑顔で、
「まあな。でも、相変わらず2人はラヴラヴでお熱い事なんだってヴァ!」
 からかいを入れる。こなたもかがみも耳元まで紅に染めながらアワアワと何やら日本語じゃない言葉で弁解しようとしているが、その様は却って微笑ましい。


22:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/05 12:13:31 d6OLD4r2
 未だ衝撃から抜けきれない様子のこなたが、ポソっと呟く。かがみを見、みゆきを見、整えられた式場を見、またかがみに視線を戻す。
「結婚式って……」
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。
 みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。
 そんな時、私は……私達は、お2人に縁ある者として手助けをしたい、でも、出来ないかもしれない。
 ですから、せめて今はお2人に幸せを感じていただきたい。そして、お2人には覚えていて貰いたい、泉さん、かがみさんを祝福する人達がここにいる事を。
 それ故の、結婚式。一つの節目です。いずれ、こんなちっぽけな会場ではなく、もっと堂々と祝いの席を持つことが出来る‘いつか’を信じて」

 パーティ。そう、パーティ。パティじゃないデスよ。さて、何のパーティか。
 或いは既に予想されてる方もいるかもしれない。
 居間に備え付けられた垂れ幕、そこにはこう書いてあった。
『泉こなた・柊かがみ 結婚式』と。
「驚きましたか?泉さん、かがみさん」
 2人が振り返れば、何時の間に背後を取ったか、みゆきがいつもと変わらない微笑みを浮かべて立っている。
「みゆきさん、これって……?」
 未だ衝撃から抜けきれない様子のこなたが、ポソっと呟く。かがみを見、みゆきを見、整えられた式場を見、またかがみに視線を戻す。
「結婚式って……」
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。
 みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。
 或いは既に予想されてる方もいるかもしれない。
 居間に備え付けられた垂れ幕、そこにはこう書いてあった。
『泉こなた・柊かがみ 結婚式』と。
「驚きましたか?泉さん、かがみさん」
 2人が振り返れば、何時の間に背後を取ったか、みゆきがいつもと変わらない微笑みを浮かべて立っている。
「みゆきさん、これって……?」
 未だ衝撃から抜けきれない様子のこなたが、ポソっと呟く。かがみを見、みゆきを見、整えられた式場を見、またかがみに視線を戻す。
「結婚式って……」
 かがみも、こなたと視線を合わせながら、疑問を呈す。
 みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。
 そんな時、私は……私達は、お2人に縁ある者として手助けをしたい、でも、出来ないかもしれない。
 ですから、せめて今はお2人に幸せを感じていただきたい。そして、お2人には覚えていて貰いたい、泉さん、かがみさんを祝福する人達がここにいる事を。


23:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/05 12:22:10 d6OLD4r2
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
「14日は空いてますか?」
 と、かがみにした物と同じ内容を話す。ホワイトデーのこと。
 こなたは、直ぐに頷くと、
「おkおk、あの時のお返しにかがみに何を作ってあげようかな、みゆきさんは何がいいと思う?」
 惚気そうなので、みゆきはこなたが手にしているラノベに目を移し、
「所で、泉さんは何を考えていたんですか?」
 話題の転換を図る。歯医者は嫌だ。
「あぁ、これね。かがみが好きなラノベで、私もアニメは見てたんだけどさ、買おうかな、どうしようかなって」
「成る程。買ってみては如何でしょう?」
「そう?」
 みゆきの調査が正しければ、今日は彼女が来店している日だ。そして、調査結果が正しかったことを一歩店に入って知った。
 店員の雰囲気が違う。なんと言うか……熱い。蒸してる、と言うより萌えて―いや、燃えている。
 では彼女はどこかと、みゆきは辺りを見渡す。右に90度、左に180度―いた。
 そう言ってこなたが取り出したのは、携帯電話。
「会えない分お互いに寂しいからさ、毎日電話してるんだ。朝はおはようから、夜はお休みまで。会えない日はそうやって一日中話してるんだよ。でね、みゆきさん。やっぱりかがみは可愛いねぇ。この前なんかさ―」
 迂闊を踏んだ。かがみが惚気るだろうとは予想していたが、こなたまで惚気るとは。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
「14日は空いてますか?」
 と、かがみにした物と同じ内容を話す。ホワイトデーのこと。
 こなたは、直ぐに頷くと、
「おkおk、あの時のお返しにかがみに何を作ってあげようかな、みゆきさんは何がいいと思う?」
 惚気そうなので、みゆきはこなたが手にしているラノベに目を移し、
「所で、泉さんは何を考えていたんですか?」
 話題の転換を図る。歯医者は嫌だ。
「あぁ、これね。かがみが好きなラノベで、私もアニメは見てたんだけどさ、買おうかな、どうしようかなって」
「成る程。買ってみては如何でしょう?」
「そう?」
 みゆきの調査が正しければ、今日は彼女が来店している日だ。そして、調査結果が正しかったことを一歩店に入って知った。
 店員の雰囲気が違う。なんと言うか……熱い。蒸してる、と言うより萌えて―いや、燃えている。
 では彼女はどこかと、みゆきは辺りを見渡す。右に90度、左に180度―いた。


24:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/05 12:30:27 d6OLD4r2
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。
 そんな時、私は……私達は、お2人に縁ある者として手助けをしたい、でも、出来ないかもしれない。
 ですから、せめて今はお2人に幸せを感じていただきたい。そして、お2人には覚えていて貰いたい、泉さん、かがみさんを祝福する人達がここにいる事を。
 それ故の、結婚式。一つの節目です。いずれ、こんなちっぽけな会場ではなく、もっと堂々と祝いの席を持つことが出来る‘いつか’を信じて」

 と声をかけるのは、日下部みさお。隣には、当然峰岸あやのがいて、みゆきと或いは同等に奥深く何かを隠しているような底の知れない微笑みを浮かべていた。
「おお、みさきちに峰岸さんじゃん!久しぶり」
「ホントね。って言うか随分珍しい所で会うわね」
 2人の反応に、みさおは明朗快活を絵に描いた様な笑顔で、
「まあな。でも、相変わらず2人はラヴラヴでお熱い事なんだってヴァ!」
 からかいを入れる。こなたもかがみも耳元まで紅に染めながらアワアワと何やら日本語じゃない言葉で弁解しようとしているが、その様は却って微笑ましい。
 そんな2人をみさおは思い切り抱きしめる。
「ちょ、みさきち!?」
「何してるのよ、アンタ!?」
 慌てるこなたかがみ。みさおは天の道をいくような笑顔で、
「前はちびっ子と柊の取り合いとかしてたけど、2人がくっついちゃった今、柊の物は私の物、ちびっ子も柊も私の物だ~!」
 ジャイアニズムを発揮した。
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。
 そんな時、私は……私達は、お2人に縁ある者として手助けをしたい、でも、出来ないかもしれない。
 ですから、せめて今はお2人に幸せを感じていただきたい。そして、お2人には覚えていて貰いたい、泉さん、かがみさんを祝福する人達がここにいる事を。
 それ故の、結婚式。一つの節目です。いずれ、こんなちっぽけな会場ではなく、もっと堂々と祝いの席を持つことが出来る‘いつか’を信じて」

 と声をかけるのは、日下部みさお。隣には、当然峰岸あやのがいて、みゆきと或いは同等に奥深く何かを隠しているような底の知れない微笑みを浮かべていた。
「おお、みさきちに峰岸さんじゃん!久しぶり」
「ホントね。って言うか随分珍しい所で会うわね」
 2人の反応に、みさおは明朗快活を絵に描いた様な笑顔で、
「まあな。でも、相変わらず2人はラヴラヴでお熱い事なんだってヴァ!」
 からかいを入れる。こなたもかがみも耳元まで紅に染めながらアワアワと何やら日本語じゃない言葉で弁解しようとしているが、その様は却って微笑ましい。
 そんな2人をみさおは思い切り抱きしめる。
「ちょ、みさきち!?」
「何してるのよ、アンタ!?」
 慌てるこなたかがみ。みさおは天の道をいくような笑顔で、
「前はちびっ子と柊の取り合いとかしてたけど、2人がくっついちゃった今、柊の物は私の物、ちびっ子も柊も私の物だ~!」
 ジャイアニズムを発揮した。


25:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/05 12:36:20 d6OLD4r2
みゆきは、微笑みを消して、真面目な表情を作ると、
「お2人は、様々な障害を乗り越えて想いを通わせました。ですが、これから出て行く先では、また、どんな困難がお2人を待っているか分かりません。
 そんな時、私は……私達は、お2人に縁ある者として手助けをしたい、でも、出来ないかもしれない。
 ですから、せめて今はお2人に幸せを感じていただきたい。そして、お2人には覚えていて貰いたい、泉さん、かがみさんを祝福する人達がここにいる事を。
 それ故の、結婚式。一つの節目です。いずれ、こんなちっぽけな会場ではなく、もっと堂々と祝いの席を持つことが出来る‘いつか’を信じて」

「おお、みさきちに峰岸さんじゃん!久しぶり」
「ホントね。って言うか随分珍しい所で会うわね」
 2人の反応に、みさおは明朗快活を絵に描いた様な笑顔で、
「まあな。でも、相変わらず2人はラヴラヴでお熱い事なんだってヴァ!」
 からかいを入れる。こなたもかがみも耳元まで紅に染めながらアワアワと何やら日本語じゃない言葉で弁解しようとしているが、その様は却って微笑ましい。
 みゆきは反射的に奥歯の辺りを押さえた。甘甘な惚気を聞いたら虫歯が出来そうだ。
「お2人の仲がよろしいようで、私も嬉しいです」
 放っておくと延々と続きそうなこなたのかがみの萌え惚気を中断させ、
「14日は空いてますか?」
 と、かがみにした物と同じ内容を話す。ホワイトデーのこと。
 こなたは、直ぐに頷くと、
「おkおk、あの時のお返しにかがみに何を作ってあげようかな、みゆきさんは何がいいと思う?」
 惚気そうなので、みゆきはこなたが手にしているラノベに目を移し、
「所で、泉さんは何を考えていたんですか?」
 話題の転換を図る。歯医者は嫌だ。
「あぁ、これね。かがみが好きなラノベで、私もアニメは見てたんだけどさ、買おうかな、どうしようかなって」
「成る程。買ってみては如何でしょう?」
「そう?」
 みゆきの調査が正しければ、今日は彼女が来店している日だ。そして、調査結果が正しかったことを一歩店に入って知った。
 店員の雰囲気が違う。なんと言うか……熱い。蒸してる、と言うより萌えて―いや、燃えている。
 では彼女はどこかと、みゆきは辺りを見渡す。右に90度、左に180度―いた。
 雑多な人込みの中では隠れてしまいそうな小さな身体。でも、その髪を彩る澄んだ蒼は一度目にしたらそうは忘れられまい。こなただ。
「泉さん」
 人込みを書き分け、声をかける。だが、こなたは反応しない。真剣に見入っているのはライトノベルと呼ばれるジャンルの小説。



26:あぼーん
あぼーん
あぼーん

27:あぼーん
あぼーん
あぼーん

28:あぼーん
あぼーん
あぼーん

29:あぼーん
あぼーん
あぼーん

30:あぼーん
あぼーん
あぼーん

31:あぼーん
あぼーん
あぼーん

32:あぼーん
あぼーん
あぼーん

33:あぼーん
あぼーん
あぼーん

34:あぼーん
あぼーん
あぼーん

35:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/05 15:05:18 q+iPWu9m
       /                     \
      /  ,r'"j                i^'!、  ヽ
    /   </´                `ヾ>  .:;i,
    ,l        _,._,.        _,._,.       .:.:l,
    |       < (ヅ,>      < (ヅ,>     ...:.::|
    !        ` ̄´      .   ` ̄´       ..: ::::::!    >>1
   |           ノ . : . :;i,          ... ::::::.:::|    
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