08/09/06 11:28:50 /YO6N4J7
>>725
こうですか? わかりません><
「キョ、キョウダケダカンナー」
「(ムクッと起きて)わかった、明日からもう来ないね。迷惑だよね。」
「め、迷惑だなんて言ってないだろ、今のはその、何て言うか言葉の・・・あや?みたいななんだろうウワァァァサーニャァァァァ」
「ごめんね。・・・自分の部屋帰る」
部屋を出て行くサーニャの目が光った気がする。
またやってしまった。どうしてワタシは素直になれないんだろう。
・・・・・。
あれから1時間は経つだろうか。
先ほどの光景が目に焼きついて眠ることはできない。
エイラは何かを占うでもなくタロットを手に取り、ゆっくり一枚のタロットをめくる。
~皇帝の逆位置~
「逃げちゃダメ。自分の未熟さに立ち向かう・・・・カ。」
しばらくそのカードを見つめると、エイラはゆっくり立ち上がった。
サーニャの部屋は薄暗かった。
が、カーテンの隙間からもれる朝日のおかげで部屋の様子がよくわかる。
枕を抱えて眠るサーニャ。
枕には涙のシミのようなものができていた。
「バカっ 何も泣くことないジャナイカ・・・」
ワタシは起こさないように布団に入り、そっとサーニャを抱きしめる。
逃げないようにしよう。
サーニャの気持ちから。そして・・・自分の気持ちから。