【らき☆すた】こなた×かがみPart26【こなかが】at ANICHARA2
【らき☆すた】こなた×かがみPart26【こなかが】 - 暇つぶし2ch158:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 20:14:53 iEvwtVJb
今のかがみさんは……もちろん泉さんもですが……中途半端に逃げているだけです。
恋人としても、友達としても付き合えていない…」
さっきとは打って変わって、真面目な顔をしたみゆきがじっと私を見つめて来る。
目を逸らしちゃいけない気がして、私も瞬きもせず見返す。
「それでは泉さんもかがみさんも傷付くだけです。
ですからかがみさんは…泉さんともう一度、向き合うべきだと思います。
……なんて、偉そうにすみません」
「ううん…その通り、だから。考えとてみれば、私ずっと気を遣ってた。
普通に接しているつもりでも、どこか腫れ物に触る態度で…。
それは、こなたも同じだと思う。だから、明日こなたと話をしようと思う。
私の気持ちをぶつけてこようと思う」
そう宣言すると、みゆきはまたいつもの優しい笑顔を私に向ける。

「その結果の関係がどうであろうと、お二人なら大丈夫で
靴を脱いでいる私につかさが近付いて、少しだけ声のトーンを落として話し掛けてくる。
「違うけど…もしかしてつかさ、私とこなたの様子が変だとか思ってた?」
「……うん。ちょっと前からお姉ちゃんもこなちゃんも
なんか無理して笑ってるみたいだったから…」
…まさか妹にまでバレているとは。ぼんやりしてることが多いつかさだけど
今回はそんな妹にすらはっきり解るほど変だったのか、私たちは。
「さっき、みゆきにもおんなじこと言われたわ。
で、発破かけられちゃった。
大丈夫。明日、こなたと向き合ってくるから。
靴を脱いでいる私につかさが近付いて、少しだけ声のトーンを落として話し掛けてくる。
「違うけど…もしかしてつかさ、私とこなたの様子が変だとか思ってた?」
「……うん。ちょっと前からお姉ちゃんもこなちゃんも
なんか無理して笑ってるみたいだったから…」
…まさか妹にまでバレているとは。ぼんやりしてることが多いつかさだけど
今回はそんな妹にすらはっきり解るほど変だったのか、私たちは。
「さっき、みゆきにもおんなじこと言われたわ。
で、発破かけられちゃった。
大丈夫。明日、こなたと向き合ってくるから。

159:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 20:17:51 iEvwtVJb
知らない人から見れば姉に甘える妹の図なんだと思う。でも、違う。
本当に甘えているのは私の方だ。つかさは無意識にかもしれないけど、敏感に
不安な私の気持ちを察知して、こうやって支えてくれているんだと思う。
甘えるのが下手な私の代わりに。

電気を消したつかさが私の隣に潜り込んでくる。
ぼそぼそと、そうする必要なんてないのに小声で話す姿は小さい頃に戻ったよう。

「ねぇ、つかさ。好き、ってどういうことなのかな?」
「ふぇ?す、好き?」
「っていうか…友達としての『好き』と恋愛感情としての『好き』の違い、かな」
まだ暗闇に慣れない視覚の中、隣でつかさがもぞりと動く気配がした。
きっと、一生懸命考えてくれているんだろう。
「…んー…全然違うと思うよ?
恋愛感情で好きになると、その人が居るだけでドキドキするし
…毎日が楽しく感じられる、かな」
一つ一つ確かめるように言うつかさの言葉はとても実感が篭っていたけれど、
やっぱり私には、いまひとつピンとこないものだった。

「…つかさは、恋、してるの?」
「うん、してる。大好きな人がいるんだ」
漸く暗さに慣れてきた私の目に映った微笑む妹の顔はもう、雛鳥みたいに私の後を付いてきていた
甘えん坊の表情じゃなかった。
知らない人から見れば姉に甘える妹の図なんだと思う。でも、違う。
本当に甘えているのは私の方だ。つかさは無意識にかもしれないけど、敏感に
不安な私の気持ちを察知して、こうやって支えてくれているんだと思う。
甘えるのが下手な私の代わりに。

電気を消したつかさが私の隣に潜り込んでくる。
ぼそぼそと、そうする必要なんてないのに小声で話す姿は小さい頃に戻ったよう。

「ねぇ、つかさ。好き、ってどういうことなのかな?」
「ふぇ?す、好き?」
「っていうか…友達としての『好き』と恋愛感情としての『好き』の違い、かな」
まだ暗闇に慣れない視覚の中、隣でつかさがもぞりと動く気配がした。
きっと、一生懸命考えてくれているんだろう。
「…んー…全然違うと思うよ?
恋愛感情で好きになると、その人が居るだけでドキドキするし
…毎日が楽しく感じられる、かな」
一つ一つ確かめるように言うつかさの言葉はとても実感が篭っていたけれど、
やっぱり私には、いまひとつピンとこないものだった。

「…つかさは、恋、してるの?」
「うん、してる。大好きな人がいるんだ」
漸く暗さに慣れてきた私の目に映った微笑む妹の顔はもう、雛鳥みたいに私の後を付いてきていた
甘えん坊の表情じゃなかった。


160:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 20:21:57 iEvwtVJb
小学生、下手したら幼稚園の時以来だな、と思う。
…訂正。こなたはぺたぺた引っ付いてきてたりしたっけ。
けれど、こなたとは違う、母親が子供をあやすような抱擁。小さい子扱いされてるみたいだけど
不思議と嫌な感じはしなかった。恋人同士のそれの胸の高鳴りの代わりに、
なにもかもを預けられる安心感がある。

「……落ち着き、ましたか?」
「ごめん、みゆき…。…はは、情けないわね」
同級生に縋り付いてわあわあ泣いていた自分の姿を脳裏に描いて
恥ずかしさに、なるべく軽く笑って体を離した。
「いえ、良いんですよ」
にっこり笑うみゆきは、同い年とは思えない程の母性や包容力を持っている。
聖人君子というよりは聖母マリア様。今の私にはそんなイメージが浮かんでいた。
もっとも、どっちも似たようなものなのかもしれないけれど。

「…かがみさんは、泉さんが嫌いですか?」
「嫌いなわけないじゃない」
これは、自信を持って言えること。
「では、好きですか?」
「好き、ではあるんだと思う。ただ…その『好き』の種類がわからないっていうか…。
…近くに居すぎたせいかしらね」
大泣きして落ち着いたおかげか、前よりもすんなり言葉が出て来る
小学生、下手したら幼稚園の時以来だな、と思う。
…訂正。こなたはぺたぺた引っ付いてきてたりしたっけ。
けれど、こなたとは違う、母親が子供をあやすような抱擁。小さい子扱いされてるみたいだけど
不思議と嫌な感じはしなかった。恋人同士のそれの胸の高鳴りの代わりに、
なにもかもを預けられる安心感がある。

「……落ち着き、ましたか?」
「ごめん、みゆき…。…はは、情けないわね」
同級生に縋り付いてわあわあ泣いていた自分の姿を脳裏に描いて
恥ずかしさに、なるべく軽く笑って体を離した。
「いえ、良いんですよ」
にっこり笑うみゆきは、同い年とは思えない程の母性や包容力を持っている。
聖人君子というよりは聖母マリア様。今の私にはそんなイメージが浮かんでいた。
もっとも、どっちも似たようなものなのかもしれないけれど。

「…かがみさんは、泉さんが嫌いですか?」
「嫌いなわけないじゃない」
これは、自信を持って言えること。
「では、好きですか?」
「好き、ではあるんだと思う。ただ…その『好き』の種類がわからないっていうか…。
…近くに居すぎたせいかしらね」
大泣きして落ち着いたおかげか、前よりもすんなり言葉が出て来る

161:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 20:24:26 iEvwtVJb
知らない人から見れば姉に甘える妹の図なんだと思う。でも、違う。
本当に甘えているのは私の方だ。つかさは無意識にかもしれないけど、敏感に
不安な私の気持ちを察知して、こうやって支えてくれているんだと思う。
甘えるのが下手な私の代わりに。

電気を消したつかさが私の隣に潜り込んでくる。
ぼそぼそと、そうする必要なんてないのに小声で話す姿は小さい頃に戻ったよう。

「ねぇ、つかさ。好き、ってどういうことなのかな?」
「ふぇ?す、好き?」
「っていうか…友達としての『好き』と恋愛感情としての『好き』の違い、かな」
まだ暗闇に慣れない視覚の中、隣でつかさがもぞりと動く気配がした。
きっと、一生懸命考えてくれているんだろう。
「…んー…全然違うと思うよ?
恋愛感情で好きになると、その人が居るだけでドキドキするし
…毎日が楽しく感じられる、かな」
一つ一つ確かめるように言うつかさの言葉はとても実感が篭っていたけれど、
やっぱり私には、いまひとつピンとこないものだった。

「…つかさは、恋、してるの?」
「うん、してる。大好きな人がいるんだ」
漸く暗さに慣れてきた私の目に映った微笑む妹の顔はもう、雛鳥みたいに私の後を付いてきていた
知らない人から見れば姉に甘える妹の図なんだと思う。でも、違う。
本当に甘えているのは私の方だ。つかさは無意識にかもしれないけど、敏感に
不安な私の気持ちを察知して、こうやって支えてくれているんだと思う。
甘えるのが下手な私の代わりに。

電気を消したつかさが私の隣に潜り込んでくる。
ぼそぼそと、そうする必要なんてないのに小声で話す姿は小さい頃に戻ったよう。

「ねぇ、つかさ。好き、ってどういうことなのかな?」
「ふぇ?す、好き?」
「っていうか…友達としての『好き』と恋愛感情としての『好き』の違い、かな」
まだ暗闇に慣れない視覚の中、隣でつかさがもぞりと動く気配がした。
きっと、一生懸命考えてくれているんだろう。
「…んー…全然違うと思うよ?
恋愛感情で好きになると、その人が居るだけでドキドキするし
…毎日が楽しく感じられる、かな」
一つ一つ確かめるように言うつかさの言葉はとても実感が篭っていたけれど、
やっぱり私には、いまひとつピンとこないものだった。

「…つかさは、恋、してるの?」
「うん、してる。大好きな人がいるんだ」
漸く暗さに慣れてきた私の目に映った微笑む妹の顔はもう、雛鳥みたいに私の後を付いてきていた

>>132 出来るだけ苦しんで世を去るよう祈ってあげるよ。


162:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 20:27:36 477gPdNA
なんだ
またグ○ゴリの仕業か

163:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 20:47:36 iEvwtVJb
校舎の影から通学鞄を持った青い髪の小さな少女が小走りでやって来る。
「ちょっとだけね」
「それで、話って何?」
校庭の方からどこかの運動部の掛け声が聞こえて来る。
蜩の鳴き声はもうしない。代わりに鈴虫やキリギリスが季節のメロディを奏で始めている。
夕日が、長い影を私とこなたの足元から作っていた。こなたの表情は
普通ならば逆光のせいで見えないはずなのに、距離のせいか不思議とよく解る。色々考えたけれど、言いたいことは結局上手くまとまらなかった。
だから、思ったことをそのまま伝えよう。
早いリズムを刻む心臓。汗が伝う背中。唾液の出ていない口内。
それらを全部無視して、私は漸く一歩を踏み出した。

「ごめん!私、こなたに謝らなきゃいけないことがある。
いつも通りにする、って言ってて全然出来てなかった。余計にこなたを傷付けた。ごめん…!!」
「そんな…わ、私も…私こそ、かがみに謝りたい…!!」
私が一息つけるのと同時にこなたが叫んだ。
校舎の影から通学鞄を持った青い髪の小さな少女が小走りでやって来る。
「ちょっとだけね」
「それで、話って何?」
校庭の方からどこかの運動部の掛け声が聞こえて来る。
蜩の鳴き声はもうしない。代わりに鈴虫やキリギリスが季節のメロディを奏で始めている。
夕日が、長い影を私とこなたの足元から作っていた。こなたの表情は
普通ならば逆光のせいで見えないはずなのに、距離のせいか不思議とよく解る。色々考えたけれど、言いたいことは結局上手くまとまらなかった。
だから、思ったことをそのまま伝えよう。
早いリズムを刻む心臓。汗が伝う背中。唾液の出ていない口内。
それらを全部無視して、私は漸く一歩を踏み出した。

「ごめん!私、こなたに謝らなきゃいけないことがある。
いつも通りにする、って言ってて全然出来てなかった。余計にこなたを傷付けた。ごめん…!!」
「そんな…わ、私も…私こそ、かがみに謝りたい…!!」
私が一息つけるのと同時にこなたが叫んだ。


164:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 20:49:11 iEvwtVJb
「こなたと、あの彼が一緒に居る時もやもやした気持ちになった。
…多分、嫉妬。……私はこなたのことが好き、なんだと思う。
だけど正直どういう意味の『好き』なのか私自身よく解ってないの。
……だから、もしあんたが私のことを本気で好きなら……惚れさせてみなさいよ」

―そう。これが私の出した答え。正直な気持ち。そして、後はこなた次第だ。
羞恥も、なにもかもかなぐり捨てて一気に言ってこなたを見つめる。
こなたは涙も引っ込んだみたいで、呆けた顔をして私を見てる。
「……か、がみ。それ、って、私にもまだ可能性はある、ってこと?」
「…ま、そうね。せいぜい頑張って私をときめかせてみなさい?」
「――っ!!かがみぃっ!!」
「な………んっ……」
体を震わせたこなたが飛び付いてきて頬に、不意打ちのキスをされた。
一瞬、触れ合うだけのそれが離れてこなたがくふ、と笑う。
前みたいな、日だまりの中に咲く一輪の花のような本当の笑顔で。

「絶対落としてみせるからっ!覚悟しててよね?」
キスまでしたくせに、恥ずかしいのか
頬を夕焼けよりも赤く染めてあいつは走り去っていった。
「こなたと、あの彼が一緒に居る時もやもやした気持ちになった。
…多分、嫉妬。……私はこなたのことが好き、なんだと思う。
だけど正直どういう意味の『好き』なのか私自身よく解ってないの。
……だから、もしあんたが私のことを本気で好きなら……惚れさせてみなさいよ」

―そう。これが私の出した答え。正直な気持ち。そして、後はこなた次第だ。
羞恥も、なにもかもかなぐり捨てて一気に言ってこなたを見つめる。
こなたは涙も引っ込んだみたいで、呆けた顔をして私を見てる。
「……か、がみ。それ、って、私にもまだ可能性はある、ってこと?」
「…ま、そうね。せいぜい頑張って私をときめかせてみなさい?」
「――っ!!かがみぃっ!!」
「な………んっ……」
体を震わせたこなたが飛び付いてきて頬に、不意打ちのキスをされた。
一瞬、触れ合うだけのそれが離れてこなたがくふ、と笑う。
前みたいな、日だまりの中に咲く一輪の花のような本当の笑顔で。

「絶対落としてみせるからっ!覚悟しててよね?」
キスまでしたくせに、恥ずかしいのか
頬を夕焼けよりも赤く染めてあいつは走り去っていった。

165:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 20:51:47 iEvwtVJb
 枕元で耳障りに廻る時計の針を、もう何回覗いただろう。
 鉛のような布団の中で、何時間も何日も、治るまでただ目を閉じて横になり続けるだけの時間。
 そんな時間なんて、一人きりで耐えるには酷過ぎる。

 どうして……どうしてこんなに大事な時に、こんな風邪なんかひくんだろう。
 アニメやゲームの世界なら、魔法一つで綺麗に治せるのに……。
 こなたみたいなことを考えてみるけど、楽しくなるどころか、寂しさばかりが募ってしまう。

 ……こなた。
 あんなに頑張って、私との約束に応えようとしてくれたのに、肝心の私はこんな調子。
 あいつ、ちゃんと勉強してるかな。まさかこんな時に、アニメなんか見てたりしないわよね。
 でも、こんなこと言ったら、きっと怒るよね。
 まったりした笑顔で、かがみが私をどういう目で見てるかよくわかったよ、なんて。
 それとも、失礼な、一緒に受かるまで我慢してるんだよ?なんて、むぅっとむくれてくれるかな。
 それで、受かったら二人で、ずっと貯めてたDVDをいっぱい見て……。

「こなた……」
 閉鎖空間のような夢うつつの中に、いつの間にか『その名前』が入り込んできていた。
 何度も面倒ごとを持ってきて、何度も私をからかって、何度も私をむかつかせて……
 その何十倍も、私を幸せにしてくれた、こなた。
 枕元で耳障りに廻る時計の針を、もう何回覗いただろう。
 鉛のような布団の中で、何時間も何日も、治るまでただ目を閉じて横になり続けるだけの時間。
 そんな時間なんて、一人きりで耐えるには酷過ぎる。

 どうして……どうしてこんなに大事な時に、こんな風邪なんかひくんだろう。
 アニメやゲームの世界なら、魔法一つで綺麗に治せるのに……。
 こなたみたいなことを考えてみるけど、楽しくなるどころか、寂しさばかりが募ってしまう。

 ……こなた。
 あんなに頑張って、私との約束に応えようとしてくれたのに、肝心の私はこんな調子。
 あいつ、ちゃんと勉強してるかな。まさかこんな時に、アニメなんか見てたりしないわよね。
 でも、こんなこと言ったら、きっと怒るよね。
 まったりした笑顔で、かがみが私をどういう目で見てるかよくわかったよ、なんて。
 それとも、失礼な、一緒に受かるまで我慢してるんだよ?なんて、むぅっとむくれてくれるかな。
 それで、受かったら二人で、ずっと貯めてたDVDをいっぱい見て……。

「こなた……」
 閉鎖空間のような夢うつつの中に、いつの間にか『その名前』が入り込んできていた。
 何度も面倒ごとを持ってきて、何度も私をからかって、何度も私をむかつかせて……
 その何十倍も、私を幸せにしてくれた、こなた。


166:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 20:54:54 iEvwtVJb
「かがみんってば」
「えっ!?」
 やけにすぐ傍から聞こえた声に、思わず目を開けて……そこにあった姿に、思考が止まる。
 だぶだぶのコートに、黒い毛糸のマフラーを巻いたままの、小さな姿。
 灰色の部屋の中でも一際明るく見える、エメラルドの瞳。
 それまで夢で求めていた大好きなひとが、すぐ枕元で頬杖をついていた。

「馬鹿、なんで……」
 驚きでフリーズしていた思考が戻ってすぐ、声に出せたかも怪しい呟きで、こなたを睨む。
 どうしてこんな所にいるの。明日入試でしょ?病気、うつったら駄目でしょ?
「つかさから『俺の嫁がインフルエンザ』って聞いたから、特別にご奉仕に来たのだよ。
 病気の恋人を見舞いに行くなんて、こんなイベント滅多にないからね?」
「おい……」
 変な理由で目を輝かせるこなたに、心の中でうなだれる。
 一瞬でも『かがみが病気って聞いたから……』なんてセリフを期待した私が甘かった。
 やっぱりこいつは相変わらずだ。
 いつだってマイペースで、こんな風にオタクちっくな話を振ってきて。
 ……なのに、どうしてだろう。そんな『普段通り』が、余計心に温かく感じるのは。

「けど、あの凶暴なかがみ様が……まさに鬼のかく乱だねぇ」
「あんたは私をどんな風にみてるのよ」
「んーとね、ツンデレ」
「かがみんってば」
「えっ!?」
 やけにすぐ傍から聞こえた声に、思わず目を開けて……そこにあった姿に、思考が止まる。
 だぶだぶのコートに、黒い毛糸のマフラーを巻いたままの、小さな姿。
 灰色の部屋の中でも一際明るく見える、エメラルドの瞳。
 それまで夢で求めていた大好きなひとが、すぐ枕元で頬杖をついていた。

「馬鹿、なんで……」
 驚きでフリーズしていた思考が戻ってすぐ、声に出せたかも怪しい呟きで、こなたを睨む。
 どうしてこんな所にいるの。明日入試でしょ?病気、うつったら駄目でしょ?
「つかさから『俺の嫁がインフルエンザ』って聞いたから、特別にご奉仕に来たのだよ。
 病気の恋人を見舞いに行くなんて、こんなイベント滅多にないからね?」
「おい……」
 変な理由で目を輝かせるこなたに、心の中でうなだれる。
 一瞬でも『かがみが病気って聞いたから……』なんてセリフを期待した私が甘かった。
 やっぱりこいつは相変わらずだ。
 いつだってマイペースで、こんな風にオタクちっくな話を振ってきて。
 ……なのに、どうしてだろう。そんな『普段通り』が、余計心に温かく感じるのは。

「けど、あの凶暴なかがみ様が……まさに鬼のかく乱だねぇ」
「あんたは私をどんな風にみてるのよ」
「んーとね、ツンデレ」


167:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 21:01:28 iEvwtVJb
 更に言いかけた私を、もう一回唇で妨害して。
「私に心配かけたくないのは分かるけどさ、そんな様子で無理されても、余計心配になるじゃん?
 こういう時くらい、素直にデレてくれないかな?」

 いつもよりほんの少しだけ頬を赤らめて、笑う。ああもう、正直、むかつくほどずるい。
 こんなことされたら、もう断れないじゃない。
「もう、試験で倒れても知らないわよ?」
「平気平気、うつってから症状出るまで1~3日はかかるって婆っちゃも言ってたし、入試終わる
 までは多分セーフだよ。それにほら、大好きな嫁と……同じ風邪、ひいてみたいじゃん?」
「――っ!??!?!?」
「なーんて、本当は予防接種してるから、かがみんと同じ熱に浮かされて一緒にハァハァ悶えるのは
 無理なんだけどね。残念なことに」
「……っ、もう勝手にしなさいっ!」

 根負けして手渡されたコートを手に取る。こなたに手伝ってもらいながら袖を通すと、こなたの
 体温以上に温められているのに気付く。
「これ……」
「ふっふっふ、どうかね、冬コミ用に買い溜めしておいたけど当日持ってくの忘れたホッカイロは」
「威張るな、あとコミケとか言うな!」
 更に言いかけた私を、もう一回唇で妨害して。
「私に心配かけたくないのは分かるけどさ、そんな様子で無理されても、余計心配になるじゃん?
 こういう時くらい、素直にデレてくれないかな?」

 いつもよりほんの少しだけ頬を赤らめて、笑う。ああもう、正直、むかつくほどずるい。
 こんなことされたら、もう断れないじゃない。
「もう、試験で倒れても知らないわよ?」
「平気平気、うつってから症状出るまで1~3日はかかるって婆っちゃも言ってたし、入試終わる
 までは多分セーフだよ。それにほら、大好きな嫁と……同じ風邪、ひいてみたいじゃん?」
「――っ!??!?!?」
「なーんて、本当は予防接種してるから、かがみんと同じ熱に浮かされて一緒にハァハァ悶えるのは
 無理なんだけどね。残念なことに」
「……っ、もう勝手にしなさいっ!」

 根負けして手渡されたコートを手に取る。こなたに手伝ってもらいながら袖を通すと、こなたの
 体温以上に温められているのに気付く。
「これ……」
「ふっふっふ、どうかね、冬コミ用に買い溜めしておいたけど当日持ってくの忘れたホッカイロは」
「威張るな、あとコミケとか言うな!」


168:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 21:05:27 iEvwtVJb
 目の前をちらつく埃も、淀んだ空気の臭気も、体と心を一層陰鬱にしているようだ。
 ちく、ちく、ちく、ちく……。
 枕元で耳障りに廻る時計の針を、もう何回覗いただろう。
 鉛のような布団の中で、何時間も何日も、治るまでただ目を閉じて横になり続けるだけの時間。
 そんな時間なんて、一人きりで耐えるには酷過ぎる。

 どうして……どうしてこんなに大事な時に、こんな風邪なんかひくんだろう。
 アニメやゲームの世界なら、魔法一つで綺麗に治せるのに……。
 こなたみたいなことを考えてみるけど、楽しくなるどころか、寂しさばかりが募ってしまう。

 ……こなた。
 あんなに頑張って、私との約束に応えようとしてくれたのに、肝心の私はこんな調子。
 あいつ、ちゃんと勉強してるかな。まさかこんな時に、アニメなんか見てたりしないわよね。
 でも、こんなこと言ったら、きっと怒るよね。
 まったりした笑顔で、かがみが私をどういう目で見てるかよくわかったよ、なんて。
 それとも、失礼な、一緒に受かるまで我慢してるんだよ?なんて、むぅっとむくれてくれるかな。
 それで、受かったら二人で、ずっと貯めてたDVDをいっぱい見て……。

「こなた……」
 閉鎖空間のような夢うつつの中に、いつの間にか『その名前』が入り込んできていた。
 何度も面倒ごとを持ってきて、何度も私をからかって、何度も私をむかつかせて……
 その何十倍も、私を幸せにしてくれた、こなた。
 灰色の部屋の中でも一際明るく見える、エメラルドの瞳。
 それまで夢で求めていた大好きなひとが、すぐ枕元で頬杖をついていた。

「馬鹿、なんで……」
 驚きでフリーズしていた思考が戻ってすぐ、声に出せたかも怪しい呟きで、こなたを睨む。
 どうしてこんな所にいるの。明日入試でしょ?病気、うつったら駄目でしょ?
「つかさから『俺の嫁がインフルエンザ』って聞いたから、特別にご奉仕に来たのだよ。
 病気の恋人を見舞いに行くなんて、こんなイベント滅多にないからね?」
「おい……」
 変な理由で目を輝かせるこなたに、心の中でうなだれる。
 一瞬でも『かがみが病気って聞いたから……』なんてセリフを期待した私が甘かった。
 やっぱりこいつは相変わらずだ。
 いつだってマイペースで、こんな風にオタクちっくな話を振ってきて。
 ……なのに、どうしてだろう。そんな『普段通り』が、余計心に温かく感じるのは。

「けど、あの凶暴なかがみ様が……まさに鬼のかく乱だねぇ」
「あんたは私をどんな風にみてるのよ」
「んーとね、ツンデレ」
「結局それかよ」

 声こそ弱々しいけど、いつもの調子で反発してしまう。
 ああ、やっぱり私って、こんなにこなたに会いたかったんだ。
 頭痛と眩暈は相変わらずで、五感が遠のくくらいに酷いのに、ほら、今は何故か、ちょっとだけ


169:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 21:10:30 Bvbfhj8N
荒らしさん頑張れ^^
確実に効果出てますよ

170:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 21:11:02 iEvwtVJb
 あんなに頑張って、私との約束に応えようとしてくれたのに、肝心の私はこんな調子。
 あいつ、ちゃんと勉強してるかな。まさかこんな時に、アニメなんか見てたりしないわよね。
 でも、こんなこと言ったら、きっと怒るよね。
 まったりした笑顔で、かがみが私をどういう目で見てるかよくわかったよ、なんて。
 それとも、失礼な、一緒に受かるまで我慢してるんだよ?なんて、むぅっとむくれてくれるかな。
 それで、受かったら二人で、ずっと貯めてたDVDをいっぱい見て……。

「こなた……」
 閉鎖空間のような夢うつつの中に、いつの間にか『その名前』が入り込んできていた。
 何度も面倒ごとを持ってきて、何度も私をからかって、何度も私をむかつかせて……
 その何十倍も、私を幸せにしてくれた、こなた。
 もし、こなたが傍にいたら、こんな時でも幸せだろうな―そう考えかけて、慌てて押し留める。
 受験がもうすぐなのに、私の風邪なんかで勉強時間を取らせちゃ駄目。
 それに、もしこなたにうつして、こなたにまでこんな目に合わせたら……そんなの、絶対駄目。

「こな、……」
 電話くらい、くれないかな。
 ううん、そしたら、自分の体調が悪いの、ばれちゃうかも知れない。
 あいつああ見えて、そういうとこは凄く鋭いから。
 でも、もしかかってきたら、つかさじゃ咄嗟に誤魔化……せないだろうし、私がナントカしなきゃ。
 あんなに頑張って、私との約束に応えようとしてくれたのに、肝心の私はこんな調子。
 あいつ、ちゃんと勉強してるかな。まさかこんな時に、アニメなんか見てたりしないわよね。
 でも、こんなこと言ったら、きっと怒るよね。
 まったりした笑顔で、かがみが私をどういう目で見てるかよくわかったよ、なんて。
 それとも、失礼な、一緒に受かるまで我慢してるんだよ?なんて、むぅっとむくれてくれるかな。
 それで、受かったら二人で、ずっと貯めてたDVDをいっぱい見て……。

「こなた……」
 閉鎖空間のような夢うつつの中に、いつの間にか『その名前』が入り込んできていた。
 何度も面倒ごとを持ってきて、何度も私をからかって、何度も私をむかつかせて……
 その何十倍も、私を幸せにしてくれた、こなた。
 もし、こなたが傍にいたら、こんな時でも幸せだろうな―そう考えかけて、慌てて押し留める。
 受験がもうすぐなのに、私の風邪なんかで勉強時間を取らせちゃ駄目。
 それに、もしこなたにうつして、こなたにまでこんな目に合わせたら……そんなの、絶対駄目。

「こな、……」
 電話くらい、くれないかな。
 ううん、そしたら、自分の体調が悪いの、ばれちゃうかも知れない。
 あいつああ見えて、そういうとこは凄く鋭いから。
 でも、もしかかってきたら、つかさじゃ咄嗟に誤魔化……せないだろうし、私がナントカしなきゃ。


171:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 21:12:52 iEvwtVJb
 体温計を覗き込んだつかさが、不安げにうなだれる。
「何度?」
「えっと、39度6分……」
「そっか……」
 予想より更に高い数値に、私は諦めの微笑を浮かべた。

 突発的な高い熱に、生半可な風邪とは全然違う倦怠感、関節の重々しい痛み。
 どう考えても冬の名物・インフルエンザだ。
 体を起こそうとするが、布団を押しのける力も出ない。
 頭を少し上げようとしただけでも、悪心と頭痛が酷くて、すぐ枕に落ちてしまう。
 ぽふっ、と頭が埋まる感触。普段なら心地良いそれさえ、今では音のない鐘のように体に響く。
 こんな調子では、もう最後の追い込みどころか……。

「だめだよお姉ちゃん、ちゃんと寝てないと」
「みたい、ね」
 体温計を覗き込んだつかさが、不安げにうなだれる。
「何度?」
「えっと、39度6分……」
「そっか……」
 予想より更に高い数値に、私は諦めの微笑を浮かべた。

 突発的な高い熱に、生半可な風邪とは全然違う倦怠感、関節の重々しい痛み。
 どう考えても冬の名物・インフルエンザだ。
 体を起こそうとするが、布団を押しのける力も出ない。
 頭を少し上げようとしただけでも、悪心と頭痛が酷くて、すぐ枕に落ちてしまう。
 ぽふっ、と頭が埋まる感触。普段なら心地良いそれさえ、今では音のない鐘のように体に響く。
 こんな調子では、もう最後の追い込みどころか……。

「だめだよお姉ちゃん、ちゃんと寝てないと」
「みたい、ね」
 体温計を覗き込んだつかさが、不安げにうなだれる。
「何度?」
「えっと、39度6分……」
「そっか……」
 予想より更に高い数値に、私は諦めの微笑を浮かべた。

 突発的な高い熱に、生半可な風邪とは全然違う倦怠感、関節の重々しい痛み。
 どう考えても冬の名物・インフルエンザだ。
 体を起こそうとするが、布団を押しのける力も出ない。
 頭を少し上げようとしただけでも、悪心と頭痛が酷くて、すぐ枕に落ちてしまう。
 ぽふっ、と頭が埋まる感触。普段なら心地良いそれさえ、今では音のない鐘のように体に響く。
 こんな調子では、もう最後の追い込みどころか……。

「だめだよお姉ちゃん、ちゃんと寝てないと」
「みたい、ね」


172:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 21:19:53 iEvwtVJb
 その何十倍も、私を幸せにしてくれた、こなた。
 もし、こなたが傍にいたら、こんな時でも幸せだろうな―そう考えかけて、慌てて押し留める。
 受験がもうすぐなのに、私の風邪なんかで勉強時間を取らせちゃ駄目。
 それに、もしこなたにうつして、こなたにまでこんな目に合わせたら……そんなの、絶対駄目。

「こな、……」
 電話くらい、くれないかな。
 ううん、そしたら、自分の体調が悪いの、ばれちゃうかも知れない。
 あいつああ見えて、そういうとこは凄く鋭いから。
 でも、もしかかってきたら、つかさじゃ咄嗟に誤魔化……せないだろうし、私がナントカしなきゃ。
 咳とかがなければ、ありがちだけど『ごめん、ちょっと疲れてて……』で乗り切ろう。
 それで、明日は用事ができたから、入試には一人で行ってて、って。

 ―かがみん。

「こなたぁ……」
 机の上に出しっ放しの携帯が気になって、体を起こして……また頭痛に倒れこむ。
 目を閉じて、嫌な眩暈に耐えた後、そんな自分が哀しくなる。
 私って、いつからこんなに寂しがりになったんだろう。
 これも病気で心細いからなのかなぁ。
 その何十倍も、私を幸せにしてくれた、こなた。
 もし、こなたが傍にいたら、こんな時でも幸せだろうな―そう考えかけて、慌てて押し留める。
 受験がもうすぐなのに、私の風邪なんかで勉強時間を取らせちゃ駄目。
 それに、もしこなたにうつして、こなたにまでこんな目に合わせたら……そんなの、絶対駄目。

「こな、……」
 電話くらい、くれないかな。
 ううん、そしたら、自分の体調が悪いの、ばれちゃうかも知れない。
 あいつああ見えて、そういうとこは凄く鋭いから。
 でも、もしかかってきたら、つかさじゃ咄嗟に誤魔化……せないだろうし、私がナントカしなきゃ。
 咳とかがなければ、ありがちだけど『ごめん、ちょっと疲れてて……』で乗り切ろう。
 それで、明日は用事ができたから、入試には一人で行ってて、って。

 ―かがみん。

「こなたぁ……」
 机の上に出しっ放しの携帯が気になって、体を起こして……また頭痛に倒れこむ。
 目を閉じて、嫌な眩暈に耐えた後、そんな自分が哀しくなる。
 私って、いつからこんなに寂しがりになったんだろう。
 これも病気で心細いからなのかなぁ。


173:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 21:26:38 iEvwtVJb
 でも、こんなこと言ったら、きっと怒るよね。
 まったりした笑顔で、かがみが私をどういう目で見てるかよくわかったよ、なんて。
 それとも、失礼な、一緒に受かるまで我慢してるんだよ?なんて、むぅっとむくれてくれるかな。
 それで、受かったら二人で、ずっと貯めてたDVDをいっぱい見て……。

「こなた……」
 閉鎖空間のような夢うつつの中に、いつの間にか『その名前』が入り込んできていた。
 何度も面倒ごとを持ってきて、何度も私をからかって、何度も私をむかつかせて……
 その何十倍も、私を幸せにしてくれた、こなた。
 灰色の部屋の中でも一際明るく見える、エメラルドの瞳。
 それまで夢で求めていた大好きなひとが、すぐ枕元で頬杖をついていた。

「馬鹿、なんで……」
 驚きでフリーズしていた思考が戻ってすぐ、声に出せたかも怪しい呟きで、こなたを睨む。
 どうしてこんな所にいるの。明日入試でしょ?病気、うつったら駄目でしょ?
「つかさから『俺の嫁がインフルエンザ』って聞いたから、特別にご奉仕に来たのだよ。
 病気の恋人を見舞いに行くなんて、こんなイベント滅多にないからね?」
「おい……」
 変な理由で目を輝かせるこなたに、心の中でうなだれる。
 一瞬でも『かがみが病気って聞いたから……』なんてセリフを期待した私が甘かった。
 やっぱりこいつは相変わらずだ。
 でも、こんなこと言ったら、きっと怒るよね。
 まったりした笑顔で、かがみが私をどういう目で見てるかよくわかったよ、なんて。
 それとも、失礼な、一緒に受かるまで我慢してるんだよ?なんて、むぅっとむくれてくれるかな。
 それで、受かったら二人で、ずっと貯めてたDVDをいっぱい見て……。

「こなた……」
 閉鎖空間のような夢うつつの中に、いつの間にか『その名前』が入り込んできていた。
 何度も面倒ごとを持ってきて、何度も私をからかって、何度も私をむかつかせて……
 その何十倍も、私を幸せにしてくれた、こなた。
 灰色の部屋の中でも一際明るく見える、エメラルドの瞳。
 それまで夢で求めていた大好きなひとが、すぐ枕元で頬杖をついていた。

「馬鹿、なんで……」
 驚きでフリーズしていた思考が戻ってすぐ、声に出せたかも怪しい呟きで、こなたを睨む。
 どうしてこんな所にいるの。明日入試でしょ?病気、うつったら駄目でしょ?
「つかさから『俺の嫁がインフルエンザ』って聞いたから、特別にご奉仕に来たのだよ。
 病気の恋人を見舞いに行くなんて、こんなイベント滅多にないからね?」
「おい……」
 変な理由で目を輝かせるこなたに、心の中でうなだれる。
 一瞬でも『かがみが病気って聞いたから……』なんてセリフを期待した私が甘かった。
 やっぱりこいつは相変わらずだ。


174:自治スレ@ローカルルール議論中
08/09/04 22:08:25 gHjIfFFZ
>>146
あんたバカだろ?

勇士というのは、勇気を以って仁を為す者のことだ
あんたのしていることは何だ?
卑劣な荒らし行為じゃないか

お前達みたいな奴等に、ぴったりな呼び名を教えてやるよ

卑 怯 者


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