「泉こなたを自殺させる方法」を考える25at ANICHARA2
「泉こなたを自殺させる方法」を考える25 - 暇つぶし2ch500:赤いK悪魔の終焉3-1
08/09/13 16:37:45 pe5DqcFl
 これで本編は終了です。
ありがとうございました。やはり見るだけのほうが気楽でよいですね。
明日くらいにエピローグ投下して終了です。

文中のかなたの驚愕や憤慨はハルヒネタです。
「泉かなたは知らなかった」は秘密の県民ショーの「東京一郎は知らなかった」
が元ネタです。

501:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/13 17:20:42 Bqw3F951
今更だが>>410-414の流れで、神奈川に対するフォローがなくてワロタw

502:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/13 17:40:50 Bqw3F951
おっと、言い忘れてたぜ
>>500

遂にエピローグか

503:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/13 19:33:50 vAcbOqnn
>>495
文章が流暢で引き込む力がある、というのはやはり
第一に頭に入っている語彙量に依存するものではないかと思います
でも、文学というのはそれだけの力で表せるものでは決してありません
流暢であったり、読者を魅了するような文章を書くには
それなりの経験、積み重ねがあってのことでしょう
もしくは天性の才能です
語彙量が多いと慣用句や様々な語彙で臨場感を醸し出せます
対して語彙量が少ないと、いくら頑張っても臨場感すら出しにくい訳です
それが出来る中尉さんやJEDIさんは貫禄ものです
住民が一昔前に比べて減っている今でも
それだけの評価レスを得ている中尉さんやJEDIさんは正にこのスレの鏡です

504:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/13 20:11:59 yceiIiRw
ボキャブラリーはあんま関係ないと思うなー。
語彙なんて常識的な範囲を有していれば問題ないと思う。
それ超えると、古めかしい言葉だったり専門用語の領域に即突入する。
限られた読み手しか着いて来なくなる。

>語彙量が多いと慣用句や様々な語彙で臨場感を醸し出せます
出せない。臨場感は語彙よりも表現技法に依存する。

505:ヤク中大分
08/09/13 20:23:32 9jY85hef
URLリンク(upload.jpn.ph)
サイケデリック3

時間ができたのでまた再開します。
なかなか描けなかったので喫茶店の場面は飛ばしました・・・
今後描くかもしれないし、簡略化するかもしれないです。

506:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/13 20:27:42 vAcbOqnn
>>505
つかさがかわゆいですw

507:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/13 20:29:50 dxHyvnD3
>>503
貴方の文章は非常に読み難く鬱陶しい半面内容が薄いため
>>504氏の方が理に適っている事は容易に判断できますね

508:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/13 20:46:32 vAcbOqnn
>>507
要するにそういうことですね
無駄に敷衍でなくシンプルに文章書いてればいいという訳です

509:JEDI_tkms1984
08/09/13 21:28:41 2+wJ7kqL
皆さん、こんばんは。
少し遅くなりましたが今夜分の投下をいたします。

510:惨劇館19
08/09/13 21:30:28 2+wJ7kqL
「蝋燭が……」
ロビーに戻った瞬間、みゆきが見つけた。
右から2番目の火が消えている。
ここまで来れば、そろそろ関連性が見出せる。
「あの蝋燭って」
気付いたのか、こなたが指差して言った。
「誰かが死ぬと消えるのかな?」
ついに”死”という言葉をストレートに出してしまう。
だがこれはみゆきもゆたかも薄々感づいていただけに、それほど大きな反応はしない。
おそらくその考えで間違いはないだろう。
ひよりの死の後に右の1本が消え、今またみなみの死後に消えている。
「たぶんそうだと思います。順番に右から消えて―」
「だったらさ、火を点けちゃえばいいんだよ!」
みゆきの言葉を最後まで聞かずにこなたが意気込んだ。
「そしたら2人も―」
「なにバカな事言ってんのよ!」
かがみが怒鳴った。
「田村さんも岩崎さんも死んだのよ!? 生き返るわけないだろ!?」
「…………」
そんなことはこなたも分かっている。
言わずにはいられなかっただけだ。
2人とも心肺停止などの類ではなく、蘇生の余地のない死に方だ。
蝋燭に火を灯せば死者が生き返る―。
こんな馬鹿げたこと、漫画でもネタにしないだろう。
錯乱しそうになるのを必死に抑え、みゆきは揺らめく火を見て考えた。
残っている蝋燭は3本、ここにいるのは4人。
考えどおりなら誰か1人が生き残ることになるが……。
(犯人なんて…いないんですね……)
ひよりの死に関しては凶悪な殺人犯がいると認識していた。
これだけの大きな館だ。
どこかに潜んでいて凶行に及んだ、と考えるのが自然だ。
が、先ほどのは違う。
外に誰かいた気配はないし、そもそも人体を切断するほどの強さで窓を閉めるなど人間にはできない。
それにこの蝋燭。
いったい誰がいつ火を消すのだろうか。
「帰りたい……お姉ちゃん…帰りたいよ……」
ゆたかが泣きながら呟く。
厭なこと、苦しいこと、痛いことから逃れたいがために泣く。
人間が生まれた瞬間からやっている、”やっても無駄な事”のひとつだ。
赤ん坊には親がいるから、泣けばどうにかしてくれる。
熱がある時も、お腹が空いた時も親が適切な処置をしてくれるが。
この場合はどうにもならない。
泣いたところで状況は何ひとつ変わらないのだ。
ひよりもみなみも間違いなく死んでいるし、いま自分たちが感じている恐怖が和らぐわけでもない。
「ゆーちゃん……」
こなたはそっとゆたかの頭を撫でた。
本来ならこの役目はみなみが担うハズだったが、今ではそれも叶わない。
「ねえ、喉渇かない?」
陰鬱な空気を吹き飛ばすように、こなたが間延びした口調で言った。
突拍子もないその言葉に、3人は目を丸くしたが、
「そ、そうですね。私も何か飲みたいと思っていたところでして」
「私もお茶が欲しいかな……」
パッと顔をあげて賛同する。
少しだけ、ほんの少しだけ表情に明るさが戻った。
4人は連れ立って厨房を目指す。
何でもいい、こうして何かをしないと落ち着かなかった。
実際、喉が渇いているというのは本当だ。
それに妙に体が熱くなったりその逆に寒気がしたり。時に吐き気もする。

511:惨劇館20
08/09/13 21:31:49 2+wJ7kqL
こなたとゆたかは夕食の調理をする際にここに来ているため、冷蔵庫の場所はすぐに分かった。
どこにでもあるような普通の冷蔵庫だ。
たしか食材と一緒にジュースも入っていたハズだと記憶をたどり、こなたが取っ手を引っ張った。
開けた瞬間、中にいたひよりと目が合った。
首だけのひよりがカッと目を見開いてこちらを向いている。
断面からこぼれた血はほどよく冷却されて、濁った塊となってべったりと付着している。
「あ…あ……ああ…………!」
後ずさったこなたはそのまま尻もちをついた。
その横でみゆきとゆたかも、足を掴まれたように動けずにそれを見ていた。
ひよりの眼球がすっと動いて4人を捉えた。
「血の大河流せ、骨の山築け。ひとつ、ふたつ、みつ、よつ、いつつ……。
魂、集め、集め、我に捧げるなら、血骨を以って命、生まれるぞよ。血の大河流せ、骨の山築け。
ひとつ、ふたつ、みつ、よつ、いつつ…………」
紫色の唇を小刻みに動かし、あの呪文のような言葉を唱えている。
「いや……いやだよ……」
ゆたかが駄々をこねるように頭を左右に振った。
「もういやだよぉ!!!」
弾かれるようにしてゆたかが走り出す。
3人が慌ててその後を追う。
病弱とは思えないほどの速さで廊下を駆け、ロビーを通り過ぎる。
「ゆーちゃん、待って!!」
ゆたかは自分の部屋に入るところだった。
すんでのところでこなたがドアノブを掴み、身を滑り込ませる。
やや遅れてかがみ、みゆきも中に入ってきた。
後ろ手にドアを閉め、肩で息をする。
狭い室内に4人の息遣いが不気味なほど響く。
「な…何よ……なんなのよ、もう!」
怯えているのか怒っているのか、かがみが拳を握り締めた。
この現象はさすがの博識なみゆきでさえも説明できないだろう。
理解できない、常識を超越した現象に彼女の頭はパニック寸前だ。
「どうなってるの? ドッキリ?」
恐怖を打ち消そうとしてか、こなたがおどけてみせる。
だが茶化しにしてはあまりに虚しすぎた。
「知らないわよ!」
かがみが怒鳴った。
みゆきはといえば、いま見たものが信じられないのか呆けたように天井を眺めているだけだった。
コツンコツン、とドアを叩く音が聞こえた。
びくりとして4人が顔を見合わせる。

512:惨劇館21
08/09/13 21:33:31 2+wJ7kqL
コツン……コツン……と、今度は遠慮がちに。
間違いなくこの部屋だ。
目の前のドアがノックされているのだ。
こなたたちは何となく開けてはならない気がした。
ゆたかがにわかに破顔し、
「警察だよ! きっと警察だよ!」
ドアに駆け寄ろうとする。
その手をこなたが引いた。
「離してよ、お姉ちゃん! 警察の人が来てくれたんだよ!?」
「通報もしていないのに来るわけないじゃないですか!」
みゆきが震える声で言う。
「電話が通じないから見に来てくれたんだよ! 早く開けなくちゃ―」
「ゆーちゃんっ!!」
こなたの手を振りほどいて、ゆたかはドアに飛びつき一気に開けた。
―誰もいなかった。
「えっ…………?」
気配を感じてゆたかが視線を下に向ける。
―いた。
みなみだった。
腰のあたりから臓物を引きずりながら、腕を支えに這い寄ってくる。
「ゆたか……」
恨みがましい目でゆたかを見上げる。
上半身だけのみなみが緩慢な動きでゆたかの足を掴んだ。
「…………!!」
悲鳴をあげようとしたが声にならない。
見下ろしたまま動けないゆたかを、こなたが後ろから引きずり込んだ。
そして慌ててドアを閉める。
「………………」
全員が見てしまったのだ。
ひよりに続き、あり得ない現実を。
コツン、コツンと再び音。
みゆきたちは耳を塞いだ。
「な、何よ! 何なのよこれ!!」
かがみが怯えを怒りに転化したように叫んだ。
「どうなってんのよ! 岩崎さんも田村さんも……!」
叫びたいのはみゆきも同じだった。
が、自分だけは冷静でなければならないと言い聞かせ、小刻みに震える体をどうにか抑えつける。





数分もするとノックの音は聞こえなくなった。
だが張りつめた空気は彼女たちの神経を過敏にしたままだ。
まだ外にいるような気がする。
誰もがそう思っているようで、ドアを凝視したまま一歩も動かない。
不気味な静寂の中、互いが互いを見つめた。
これからどうなるのだろうか、という無意味な問いと。
これからどうすべきか、というこれもまた意味のない問いを視線に含ませる。
「ひとつ、ふたつ……」
突然、ゆたかが口を開いた。
「罪深き魂、我に捧げよ。魂、集め、集め、我に捧げるなら、血骨を以って命、生まれるぞよ」
先ほどと同じ、あの言葉を。
声は確かにゆたかのものだが、彼女の意思ではないとこなたは直感した。
「ひとつ、ふたつ、みつ……」
低い声で呟きながら、厨房から隠し持ってきたのか果物ナイフを振り上げた。
「ゆたかちゃんっ!?」
「ゆーちゃん!」
かがみとこなたが同時にその手を掴もうとした。
だが遅かった。

513:惨劇館22
08/09/13 21:36:07 2+wJ7kqL
刃先はするりと入り込み華奢な少女の腹を抉る。
傷口からボトボトと鮮血を垂れ流しながら―。
ゆたかは崩れ落ちた。
その様子を3人は黙って見ていた。
短時間のうちに現実離れした死に何度も触れてきたせいで、感覚が麻痺したらしかった。
またか、という程度の思考が首をもたげてくる。
「どうなってんのよ!!」
先に声をあげたのはかがみだった。
「誰かいるんでしょ!? 出て来なさいよ!!」
かがみは壁に天井に窓に向かって叫んだ。
取り乱した様子のかがみを2人が押さえつけるように止めた。
だが目の前でゆたかを喪ったこなたにも精神の限界が近かったらしい。
「悪霊だよ! 悪霊がいるんだよ!」
場合が場合ならまたどこぞのゲームかアニメのオタクネタかと思うようなことを言った。
「悪霊に決まってるよ! それなら説明がつくもん!」
全く説明がつかないが、こなたはもう悪霊のせいだと決めつけている。
「きっと、ゆーちゃんは悪い霊に取り憑かれたんだよ!」
「泉さんもかがみさんも落ち着いてください。悪霊だなんて、そんなのありえませんよ。
小早川さんは……こう言っては申し訳ないですが、気が触れたゆえの行動だとも……」
「じゃあ、ひよりんやみなみちゃんは!?」
そこを突かれてしまうと、みゆきにも反論することはできない。
悪霊など信じたくはなかったが、といってあの現象も科学的に証明できない。
人体を切断する窓も、語る首も、這いずる上半身も。

514:惨劇館23
08/09/13 21:37:59 2+wJ7kqL
「来なきゃよかった…………」
そうぼやくこなたに、かがみの眉がぴくりと引きつった。
「ゆーちゃんと家でゲームしてればよかったよ。そしたら、こんな事にならなかったのに」
「…………」
「ひよりんもみなみちゃんも……こんな所に来たからだよ……!」
「い、泉さんっ!」
みゆきが遮ろうとしたが遅い。
「悪かったわよ」
背を向けてかがみが不貞腐れるように吐き捨てた。
「私はただみんなと楽しく過ごせたらと思って誘ったけど。そうよね、誘わないほうがよかったわね」
同じ凄惨な現場を目撃しても、ショックの度合いはかがみとこなたでは違うらしい。
後ろ向きに明らかにこなたへの敵意を表しながら、
「部屋に戻るわ。どこにいたって明日まではここから出られないんだから」
ドアノブに手をかけた。
「待って下さい! 一緒にいたほうが安全です!」
奇怪な現象を前に、孤立しようが団結しようがもはや危険には変わりない。
だがこの中で最も良識的なみゆきは、固まって待機するほうがまだ安全だと考えた。
「意味ないわよ。どうせ悪霊に憑かれるんだから」
こなたへの怒りは、ひとり冷静であり続けるみゆきにも向けられた。
「みゆきも自分の部屋にいたほうがいいんじゃないの?」
迷惑なとばっちりだ。
見ようによってはチャームポイントにもなるツリ目は、突き刺すような視線でみゆきを見ている。
「………………」
みゆきは何か言いかけたが結局言葉にならず、さっさと部屋を出て行ったかがみを見送るしかできなかった。
あまりに重苦しい沈黙が場を支配した。
こなたは血の海に倒れるゆたかの頭を撫でている。
愛しそうに、血液が染み込みだした柔らかな髪を1本1本、丁寧にほぐすように。
いつまでも愛撫していた。
その様を寂しげに見つめていたみゆきは、眼鏡をかけなおすとドアノブに手を添えた。
「どこ行くの?」
視線はゆたかに落としたままこなたが訊いた。
「かがみさんのところへ―」
私も、という言葉を期待したみゆきだったが、こなたはゆたかから離れようとしない。
小さな体をさらに小さく折り畳むようにしゃがみ、病的なほど愛撫を続ける。
「鍵をかけておいてください」
施錠など何の役にも立たないが、こういう時のお約束の言葉だ。
みゆきは返事を待たずに部屋を出た。
注意深く観察したが、みなみの姿はどこにもなかった。




515:JEDI_tkms1984
08/09/13 21:42:10 2+wJ7kqL
以上、今夜はここで終わりです。
約半分が終了しました。
冗長な文章を短くまとめるのが今後の課題です。
ではおやすみなさい。

516:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/13 22:00:37 yceiIiRw
>>505 >>515
二人とも乙。それとgj

517:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 00:25:43 dNqB0ObM
読書の秋にぴったりですな。

518:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 00:33:44 YP7r+lFf
>>515
乙です。面白いんだけど、かがみの「~だろ?」っていうのが何か変な感じがするので出来れば「~でしょ?」にしてほしいです

519:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 00:36:37 dNqB0ObM
こなたとみさおに対しては、原作だとそんな感じ。

520:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 00:59:30 YP7r+lFf
>>519
ごめんなさい。原作はあまり見てないので知りませんでした
失礼しました

521:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 14:09:05 lcTa+AqD
大分も復活したのか。マジで祭りだな
出し物の豪華さの割りに、一般参加者が少ないのが悲しいが

522:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 14:35:42 ZVNqGfB6
仙台コミケが終わったら漫画で参加するわ

523:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 15:27:31 1l7Ielyl
>>522
ハイハイ
信じないで待ってるわ

524:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 17:14:52 Yd8UR6l6
コンプのCMのこなた
声違いすぎワロタ

525:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 17:24:45 qNHBG7ta
このスレでの投下宣言は当てにならないからな経験則上

526:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 18:21:32 WzwBBG8X
ラノベ君とかラノベ君とかラノベ君とかな

527:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 18:51:33 ozx4Nlv2
だから先駆けて潰すのさ

528:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 20:45:10 WzwBBG8X
でも赤いk悪魔の人はきちんと投下してたな
言っちゃ悪いけど、途中で投げ出すかと思ってたわw

529:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 20:48:53 KQwULDXF
まあ、軽い気持ちでの投下宣言はよくないね

530:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 20:53:53 7Oa5lixD
そんなの大したことじゃないよ。
それよりそれよりあの仕事のほうが大変だったよ。
がくん!
たっちゃん何を言っているんだあ!!
目の細いにいちゃんが、意地を張ったかのように、
何か言っている。




531:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 21:21:01 ECQaJRmV
まさに駄スレ
まさに屑スレ
まさに糞スレ
存在価値の無いスレとはこのこと
こんなスレにいる奴等が信じられない
お前らよっぽど不幸な人生なんだね寂しいね
精々こなたんを羨ましがってればいいよ、悲しいね
いつか幸せなことがあるといいね、人を妬んでる内には来ないけど

532:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 21:26:07 KQwULDXF
>>531
妬んでるんじゃなくて
愛してるんだって言うことがいつになったら判ってもらえるんだろうね

533:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 21:39:07 ECQaJRmV
お前らが愛してるとほざいても絶対に信じられない
俺は好きな子が死んだら悲しい、スレタイからして吐き気がする
本当はこんなスレに書き込むのも嫌だ吐きそうだ
でも書き込まずにはいられないはらわたが煮えくり返るムカついて仕方ない
手前等が愛してるなんて軽々しく口にするなやボケナスが
俺には土下座しなくてもいいからこなたんに土下座して謝れ屑が

534:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 21:45:18 KQwULDXF
>>533
まあ、このスレの理論というか概念というか
それを説明するのにはとても60行では書けないので
諦めてくれないか?
とりあえず土下座はしておくから

535:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 22:05:07 b5mRjumm
>>533
それはこなたの意図に反するレスです
作中のこなたは同人も好んで読みBLも受け付けます
もちろんエロも読みます
同人は作品そのものを愛する人たちにとっては不快かもしれません
でも、こなたはそれを好んで買います
BLは作品やキャラが大好きな人からしてみたら不快かもしれません
だけど、こなたはそれを好んで集めます
おそらくそれは「キャラに対するこなたの愛」なのだと推測します
したがって533氏の言う

>お前らが愛してるとほざいても絶対に信じられない
は真のこなた好きの発言では有りません
こなたのオタクである部分を否定している事にも繋がります

>俺は好きな子が死んだら悲しい、スレタイからして吐き気がする
例えば、この言葉をBLなどに当てはめるとします

「俺は好きなキャラが男同士でやってるとキモい!スレタイからして吐き気がする

 こうなる訳です
では、これに対してこなたはなんて返すでしょうね?
おそらくこなたはそんな真っ直ぐなあなたのレスに対してこう答えるでしょう

「夏厨 乙!」

手厳しいレスですが仕方ありません
大丈夫、みんな貴方の事はちゃんと解ってますよ
だけどキャラに対する愛はそれぞれなんです

このスレが気に入らなければ、二度とここには来ないことです
それがこなたファンであるあなたの役目です

536:JEDI_tkms1984
08/09/14 22:12:26 UHWab2uR
みなさん、こんばんは。
このスレの人たちはすごく優しいですね。
新参に対しても歓迎してくれるので居心地のよい限りです。
僕は>>533さんのような意見は「独善的で狭い」とか思えませんでしたが、
見方を改めるようキッカケになりました。
それはともかくとして、遅くなりましたが今夜分を投下します。

537:惨劇館24
08/09/14 22:14:33 UHWab2uR
(………………)
ゆたかの部屋を出たみゆきは、ロビーに人影を見た。
かがみだ。
自室に戻ると言いながら、彼女は暖炉に向かって立ったまま動かない。
「……かがみさん」
呼びながら自分も暖炉―その上にある燭台を見てしまう。
火の灯った蝋燭は2本になっていた。
もはやこの5本の蝋燭が示す意味は明白だ。
自分の考えが正しいものであると確信した上でみゆきは、
「かがみさん」
もう一度、その名を呼ぶ。
先ほどの怒りを引きずっているらしいかがみは、不愉快そうな顔でみゆきを見る。
「何か隠していらっしゃるのではありませんか?」
「…………ッ!?」
まさかの一言に、かがみは異常なほど狼狽した。
その仕草がみゆきに更なる確信を抱かせる。
「以前から様子がおかしいとは思っていましたが、やはり何かご存じなんですね?」
問い詰める口調にかがみは何も答えない。
数秒の間をおいて、
「なに言ってるのよ? 隠し事なんてしてないわよ」
動揺を隠すためか語気を強めて返す。
「ここに来る時に船頭さんに訊いたのですが、あの船は10人乗りだったそうですよ」
「…………」
「かがみさん、仰いましたよね。6人乗りの船だから他には誰も連れて行けないと」
「初めて乗る船だったのよ。私が片付けに来てた時はもっと小さくて―」
「船頭さんとの会話を聞く限り、初対面ではないように感じましたが?」
「初めてだって言ってるでしょ?」
「降りる時、”いつもすみません”と仰ってましたよ?」
「…………」
レンズの奥から覗く柔和だが厳しい目に、かがみは返答に窮した。
「この蝋燭もかがみさんが置いたのではないですか?」
みゆきがちらりと暖炉の方を見やる。
「最初にここに来た時にはありませんでした。装飾用の暖炉は目立ちますから、誰もが一度は目を向けたハズです。
蝋燭を確認したのは浜に出かけ、雨の中を帰って来てすぐです」
反応を確かめるために、みゆきはそこで言葉を切る。
かがみが拗ねたように視線をそらした。
「かがみさんだけは用があると言って、しばらく残られましたよね。おそらくその時に置いたのでは?」
「あ、あれは……ビーチバレーの道具を探してたのよ」
どうだ、と言わんばかりに意気込む。
しかしその躱(かわ)し方を予想していたみゆきは、
「ネットを包んでいた袋は新しい物に見えました。事前に用意していたのでしょう。
それを10分以上もかけて探すのもおかしな話です」
淀みなく推理を披露する。
それに、と彼女はさらに付け足す。
「私や泉さんが外に出ようと言うのに対し、かがみさんは頑なに館内にいることを勧めました。
普通、このような異常事態ではとにかく難を逃れようとするのが自然な反応ではないでしょうか?」
自分は自然なのだ、とでも言いたげにみゆきが詰め寄る。
反射的にかがみが一歩退いた。
みゆきも初めは、良識があって冷静なかがみの”館内にいるほうがいい”とする案には理解を示していた。
しかしひよりが死に、みなみが死んでもなお留まり続けたいというのは分からない。
あまりに落ち着きすぎている。
「夕食の準備がなかったのも、今にして思えばおかしな話だと思いませんか?
あの時のかがみさんには、もう夕方以降の予定などなかったのではありませんか?」
「………………」
「もっと言うなら、私たちをこの館に招きさえすればよかった……違いますか?」
かがみは沈黙を守った。
この秀才が何を言うのか。どこまで気付いているのか。
どんな推理をしてくれるのか。
かがみは興味を持った。

538:惨劇館25
08/09/14 22:16:49 UHWab2uR
「決定的だったのは、つい先ほどのことです」
「…………?」
「小早川さんの部屋を出る時―なぜ臆することもなくドアを開けられたのですか?」
聡いかがみはこの問いの意味をすぐに理解した。
冷や汗が流れる。
「小早川さんがあんなふうになってしまって……それに外にはまだ…みなみさんがいるかもしれません。
かがみさんのあの時の行動は軽率という言葉では片付けられません」
「いや、あの…………」
「まるでかがみさんだけが身の安全を保障されているような、そんな印象を受けました」
そこまで言い切られ、かがみは目を伏せた。
そのまま一歩下がる。
「あの際にかがみさん、仰いましたよね。”どこにいたって明日まではここから出られない”。
迎えの船は明日まで来ない、という意味だと思いましたが本当は違うのではありませんか?」
みゆきが半歩詰めた。
名探偵ぶりを披露するのはここまでだ。
「お話しください。あなたはいったい何を―」
みゆきは初めて、かがみのことを”あなた”と呼んだ。
友人に対する愛称ではなく、敵意こそ持たないが一定以上の距離を置きたい時に使う呼称だ。
「さっきから私がどうとか言ってるけど、田村さんたちが死んだのも私のせいだって言いたいの?」
俯いたまま、声を殺してかがみが問う。
「い、いえ…そうとは……ですが……」
逆に問われて歯切れが悪くなる。
「私たち、ずっとトランプやってたわよね? どうやって田村さんを殺したの? っていうか誰がやったの?」
「で、ですから…それは…………」
「岩崎さんはどうなのよ? 誰も窓を閉めてないでしょ? ゆたかちゃんにしたって同じよ」
たしかにそうだ。
ここにいる誰もが3人を殺せない。
百歩譲ってひよりに関しては何者かが殺害したとしても、みなみの件は説明ができない。
ゆたかに至ってはあの時、みゆき自身が言ったように気が触れた故の自殺かもしれないのだ。
「なんて、さすがのみゆきもそこまでは推理できないわよね」
かがみは急に勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
先ほどまでとは正反対の表情に、みゆきは底知れない恐怖を覚える。
「さすがに”みwiki”って呼ばれるだけのことはあるわね。どれも決め手に欠ける気がするけど鋭かった。
注意力っていうのか、洞察力っていうのか、そういう感覚が優れてるんでしょうね」
「…………?」
かがみの言葉はどれもが称賛するものだったが、言われているみゆきは褒められているとは思えなかった。
場違いな彼女の笑顔が、妙に艶めかしくて怖い。
「普通の人なら見過ごすようなところもちゃんと見てる。で、どのあたりから気付いてたの?」
「……正直に申し上げれば…かがみさんに誘われた時からです」
怯えを隠すようにみゆきはしっかりとした口調で答えた。
だが声は滑稽なほど震えている。
「寂しさを紛らせるために誘ってくださったのだと私も思っていました。ですが……」
そこでわずかに言葉を詰まらせる。
「いくらなんでも早すぎる気がしましたし、何より気になったのはこのメンバーです」
みゆきは軽く目を閉じて、この館に生き残っている者、この館で命を落とした者の顔を思い浮かべた。
かがみは想いに耽るみゆきを嗤(わら)うように、
「なるほどね、いくら何でもちょっとあざとすぎたかもね」
わざと声のトーンを上げて言った。
それから逃げ出したくなるほどの沈黙をもたらした後、かがみはいつもの口調で言った。
「こなたの言ったことは正解よ。全部悪霊のおかげなの」
「まさか…………?」
「本当よ。でないと説明つかないでしょ?」
みゆきは体の震えを必死に抑えながら、かがみをよく観察した。
あまりに突飛な発言だったために頭の中を整理する時間が必要だった。
口調や顔つきを見る限り嘘や詭弁ではなさそうだ。
「あ、悪霊だなんて……そんなの存在するハズがありません」
言葉とは裏腹に、みゆきの語気はあまりにも弱々しい。
非科学的なものを否定したいとする想いがあるのに、理性の奥ではかがみの言葉を信じている。
悪霊などいるわけがない。だが、悪霊の存在を認めなければ館で起こる現象の説明ができない。
英邁な彼女は背反する思考ロジックの渦に呑まれた。

539:惨劇館26
08/09/14 22:17:55 UHWab2uR
「”存在するハズがない”なんて言葉はね―」
かがみはいつものように腕を組み、
「その存在を知らないだけの人間が使う戯言(たわごと)よ」
厭らしく笑んだ。
「そんな……まさか…………?」
かぶりを振るみゆきは、しかし脳裏ではその存在を認め始めていた。
「神社の娘が悪霊だなんてバカげた話よね」
まるで世間話をするように笑いながら言う。
「でもね、もうこうするしかなかったのよ」
笑ったかと思えば、今度はふっと寂しそうな表情になる。
みゆきはかがみが分からなくなった。
「つかさが死んだ時のこと、憶えてる?」
どういう事かと言いかけたところに問われ、みゆきは開けた口を閉じて沈黙を返す。





 つかさに突然訪れた死は、今から2週間ほど前に遡る。
秋葉原で大手ゲームブランドのイベントが開かれた日だ。
その会社は未成年では購入もプレイもできない、いわゆる18禁のゲームメーカーの老舗だった。
会場に入った100名には、オリジナルのトレカが配布されるという触れ込みだった。
先着順ではなく、入り口で配られる番号札と抽籤番号が一致した者だけが手に入れられるシステムである。
それがどうしても欲しいというこなたとひよりが、つかさたちを誘って秋葉原に繰り出した。
人数が多いほうが当選する確率も高くなる。
その日はこなたとひよりを筆頭に、かがみ、つかさ、みゆき、ゆたか、みなみの5人が半ば強引に連れ出された。
みゆきは困惑していたが、番号札を受け取るだけでいいから、というこなたの押しの強さに承諾した恰好である。
当日、会場は1000人を超える客でひしめいていた。
押し挟まれながらもなんとか番号札を手に入れる。
こなたとひよりはイベントを楽しむためと、かがみたちから番号札を受け取って会場の奥へ消えた。
その手の話題に全く興味のない彼女たちは少し離れた休憩スペースで時間をつぶすことにした。
しばらくすると人混みに酔ったのか、ゆたかが気分が悪いと座り込んでしまった。
傍にいたみなみが濡れたハンカチで汗を拭き取るなどしていたが、顔色は悪くなるばかりだった。
やがて介抱の甲斐なく、ゆたかはとうとう高熱を出して倒れてしまった。
みゆきが慌ててケータイで救急車を呼ぶ。
だがイベントはビルの中で行われていたうえに、周囲は道が狭く入り組んでいたために救急車が現場まで入れない。
4人でゆたかを大通りまで運ぶ。
こなたとひよりにはかがみがケータイで連絡した。。
だがこの2人は会場の奥部におり、雑踏に巻き込まれて身動きがとれないらしい。
ほどなくして救急車が到着する。
熱に浮かされるゆたかが担架に乗せられる。
救急隊員が付き添いが必要だと言ったので、つかさがその役を買って出た。
もともとイベントには興味がなかったから、ここを離れることにもなんら抵抗はなかった。
救急車はゆたかとつかさを乗せて近くの病院へ。
医師の診察によると何の問題もなかったらしい。
他の人に比べて疲労が溜まりやすい体質であって、投薬や手術は必要ないとのことだった。
ゆたかはしばらくの間、空き室で休むことになった。
夕方にはそうじろうが迎えに来るという話になり、つかさは役目を終えて病院を出た。
その帰り道、居眠り運転をしていた大型トラックにつかさは撥ねられた。
弾き飛ばされたつかさは目立つ傷こそなかったものの、頭を強く打ちつけて即死だったという。






540:惨劇館27
08/09/14 22:20:03 UHWab2uR
 その時の様子を思い浮かべたみゆきは、苦痛に顔を歪ませた。
「泣いたわ。抜けてるし朝起きるのは苦手だし、頼りないところもあったけど、私の可愛い妹だったから。
つかさが死んだ、なんて言われても信じられなかった」
「…………」
「受け容れたくなかったのよ。あの子はもういないって……」
「え、ええ……」
「でもね、つかさはもうすぐ生き返るのよ」
「ええ…………えっ!?」
みゆきは目を見開いてかがみを凝視した。
「悪霊がつかさに命を与えてくれるのよ」
信じられないことを言う。
「世の中にはね、善い悪霊と悪い悪霊がいるって知ってた? あ、世の中ってのはちょっと違うか―」
あはは、とかがみは照れ笑いを浮かべた。
「善い悪霊のほうはね、5人の命を捧げればつかさを生き返らせてくれるの」
「そんな……そんなバカな話が……」
「1人に対して5人って割に合わない気がするけど、手数料だと思えば納得よね」
信じられないが、信じるしかない話だ。
「そ、それで私たちをここに呼んだのですか?」
「そうよ」
分かりきったことを訊くな、という口ぶりでかがみが言った。
「どうしてそんな事を……」
「……どうして?」
かがみが鋭い目でみゆきを睥睨する。
「あんたたちがつかさを殺したからよ」
驚くほど、恐怖を感じさせるほどに低い声でそう叩きつける。
この話をしてからのかがみの口調や表情は喜怒哀楽がころころと変わる。
その変貌ぶりがみゆきの思考を狂わせる。
「こ、こ、殺しただなんて……」
「こなたたちがくだらないイベントに誘わなかったら、つかさは死なずに済んだのよ」
「…………」
こなたとひより。
確かに発端はこの2人にあったかもしれない。
つかさの死に対する悲しみと憤りを、彼女はこなたたちにぶつけているだけではないのか。
みゆきは思った。
「みなみさんや小早川さんはどうなるんですか!? お二人がいったい何をしたと―」
「ゆたかちゃんが倒れたからよ!」
「どういうことですか!?」
「あの子が熱なんか出して倒れるから救急車を呼ぶハメになったのよ。それに岩崎さんも。
普段はあんなにベタベタしてるくせに、付き添いが要るって段になったら何も言わなかったわね。
仲が良さそうに見えたけど、岩崎さんもけっこう薄情な子だったのよ。分かるでしょ?
あの時、いつものように岩崎さんが付き添いを買って出ていればつかさは生きられたのよ」
怒っているような、笑っているようなよく分からない顔でかがみは滔々と述べた。
(かがみさん……あなたは…………)
間違いない。
かがみはここにいる全員を殺すつもりでいる。
実際に行動するのは悪霊のほうだろうが、それがかがみの意志であることに変わりはない。
死に対する恐怖はみゆきも人並みに持っている。
生きていたい、死にたくないというごく自然な感情だ。
だから死者が出る毎に火が消えていく蝋燭を見た時、彼女は咄嗟に頭の中で勘定した。
生きている者の数と、火が灯っている蝋燭の本数と、そこからはじき出される自分が生き延びる確率を。
誰かが死ぬ度に、自分が最後の1人になる確率は上昇していく。
はじめは16%程度だが、最後には50%まで跳ね上がる。
不謹慎極まりないが、彼女も所詮は人の子。
心のどこかでは誰かが死ぬことで、自分が生き残れるようにと願っていた。
その祈りは届かなかった。
これらが全てかがみの仕組んだことなら当然、生き残るのも彼女ということになる。
「わ…わたしも……?」
「そうよ」
キッパリと言った。

541:惨劇館28
08/09/14 22:21:18 UHWab2uR
「救急車を呼んだのはあんただったわよね?」
分かっていることを確認するように首を傾け、かがみが蔑むようにみゆきを睨んだ。
「かがみさん、あなたはおかしいです!!」
絶対に他人を貶すことをしないみゆきが、保身を懸けてかがみを批難した。
「つかささんの死は事故です! 誰のせいでもありません! あれは偶然が重なった事故なんですよ!?
それを悪霊を使って生き返らせるとか……冷静になってください!」
みゆきの言うとおりだった。
誰かがつかさを死に追いやろうとしたわけではない。
こなたとひよりがイベントに誘い、ゆたかが倒れ、みゆきが救急車を呼び、その付き添いにみなみではなくつかさが同行した、というだけの。
偶然が重なって起きた悲劇。
客観的にはそうなるのだが、姉であるかがみにはそう割り切れるものではなかった。
「よく言うわね」
みゆきが”偶然”という言葉を使ったことに、かがみは明らかに腹を立てていた。
その言葉を用いて許されるのは第三者だけだ。
偶然を盾にして罪の意識から逃れているにすぎない。かがみはこう考えている。
「やめさせて下さい! こんな事をして本当につかささんが生き返るとでも思っているのですか!?」
みゆきは嘆願した。
悪霊の仕業だろうが何だろうが、このままでは自分もこなたも殺される。
助かるにはかがみを説得するしかない。
「虫のいい話よね」
怯えた様子のみゆきを嘲るように言い放つ。
「つかさを殺したくせに、自分は助かりたいってわけ?」
「ち、違います! そうじゃありません! 私はかがみさんに罪を重ねて欲しくないだけです!」
「……罪?」
「そうです。悪霊などを信じて必要のない死を繰り返すことに意味がありますか?」
「罪を犯したのはあんたたちよ」
かがみは呆れたようにため息をつくと、踵を返して自分の部屋に戻ろうとする。
「ま、待ってくださいッ!!」
みゆきが駆け寄ろうと踏み出した時、頭上のシャンデリアが不自然に揺れた。
「――ッッ!!」
その音にみゆきは視線を上に向けようとした。
だが見上げるより前に豪華な装飾のシャンデリアが、彼女の頭蓋をぐちゃぐちゃに砕いた。
ゆっくりとかがみが振り向く。
ちょうど蝋燭の火が消えたところだった。
「かがみっ!!」
血相を変えてこなたが走ってきた。
音を聞いて慌てて来たのだろう。
目の前の惨状と蝋燭を見て、こなたは魚のように口をパクパクさせた。
「こなた……!!」
みゆきの遺体を回り込むようにして駆け寄る。
「怖い…怖いよ……かがみ……」
真っ赤になった目でこなたは見上げた。
「だ、大丈夫よ……。部屋に閉じこもっていれば……明日までの我慢だから」
内心では怯えるこなたを嘲笑いながら、かがみは小さな体を抱きとめた。
自分も死の恐怖と戦うふりをして。
「みゆきまで……」
こなたには見えないよう、勝ち誇った笑みでシャンデリアの下敷きになったみゆきを見下ろす。
「もう出ようよ! こんなとこいたくない!」
かがみの襟首を掴みながらこなたが訴える。
「無理よ! そんなことしたら岩崎さんみたいになるわ!」
「で、でも……ッ!!」
「とにかくじっとしてるのよ! 下手に動かないほうがいい」
どうしても館内にいる必要があるかがみは、半狂乱で泣きじゃくるこなたを必死に説得する。
仮に彼女が本気でこの屋敷を抜け出そうとしても、たどる末路はみなみと同じだ。
成就するまでは予定の人数が必ず死ぬ。
そう分かってはいても、やはりこなたを引き止めてしまう。
万が一にも逃亡が成功してしまったら計画は駄目になる。
「部屋の中なら安全だから」
何度も何度もそう言い聞かされ、こなたはようやく首を縦に振った。

542:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 22:29:20 b5mRjumm
支援


543:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 22:31:58 ECQaJRmV
>>534
土下座するならいいよ
こなたんにごめんなさいしてね

>>535
ごめん、言いたい事は何となく分かるけど無理
好きな子が死ぬのを想像して嬉しい!って感覚は伝わらないや、ごめんね無理
好きな子が死ぬのを想像するのが僕たちの愛!とか変人としか思えない無理

>>536
文法勉強しろ阿呆

544:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 22:41:14 o0Z95tVw
>>543
じゃ、俺はこれからもこなたを自殺させまくるからねー

545:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 22:45:45 b5mRjumm
>>543
結局お互いに領域を守る以外方法は無い訳ですのであしからず
因みに「好きな子が死ぬのを想像するのが僕たちの愛!」では無く
もうちょっと深い愛です

あと>>536氏に対する発言は倫理以前の問題です
暴言に注意してください

546:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 22:50:43 fMYp/jTA
392 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/09/14(日) 22:37:31 ID:ECQaJRmV

こなたんはレズには興味ないです
俺と毎日楽しく過ごしてます

547:惨劇館29
08/09/14 22:55:43 UHWab2uR



2人はかがみの部屋に閉じこもることにした。
(あともう少し…………)
時計を見ながらかがみは思った。
ひよりも、みなみも、ゆたかも、みゆきも死んだ。
残るはたった1人だ。
じきに彼女の悲願は成就する。
「ねえ、かがみ……」
凄惨な現場を何度も目の当たりにしたからだろうか。
こなたは消え入りそうな声で言った。
「なに?」
「……何でもない」
「気になるじゃない。言いなさいよ」
かがみが怒ったように促すが、こなたはそれっきり何も言わない。
今も悲痛な顔を隠そうと俯いているだけだ。
「なんでこんな事になっちゃったんだろ……」
たっぷり数分の間をとってこなたが言った。
「知らないわよ。私だって何が何だか分からないわ」
もちろん全てを知っているかがみは、そういう素振りを見せずにこなたに話を合わせる。
こなたはずいぶん長いこと黙った後、
「やっぱり……そういうことなのかな……」
声にならない声で呟いた。
「…………」
「…………」
沈黙。
秒針の動く音が不愉快なほど大きく響く。
かがみはそわそわと落ち着きなく、こなたは像のように硬直したまま動かない。
ドン! と、何かが落ちたような音がした。
「なにっ!?」
過敏になっているこなたは狂ったように室内を見回した。
おかしな所はない。
だが何かが起こったことをこなたは悟った。
生きているのは自分とかがみだけ。
物音がするなどあり得ない。
そこまで思考が働くと、次に抱くのが恐怖心と好奇心。
死ぬかも知れない恐怖と、何が起こったのかを知りたい欲求が競り合った。
「ちょ、やめなって!」
口調だけは本気で制止するふりをして、ドアノブに手をかけたこなたの肩を掴む。
だがそれよりわずかに早くこなたはドアを開け放った。
息を止めてこなたが首だけを外に出す。
廊下の向こうに何かが見えた。
ズズズ……と布を引きずるような音。
ペタ…ペタ……と歩く音も聞こえる。
「こなた?」
「ダメッ!!」
自分も様子を見ようと顔を出しかけたかがみを、こなたが慌てて押し戻そうとする。
しかし恐怖に震えるこなたの手にはまるで力が入らない。
視線は廊下の奥に釘付けにされた。
かがみが後ろからひょいと顔を覗かせる。

548:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 22:57:04 THq3TTtw
コイツ ネオの模倣犯のつもりかそれともこなたスレ他で完全無視されるようになったネオ自身?

549:惨劇館30
08/09/14 22:57:10 UHWab2uR


―見た。


奥の暗闇からひよりがふらつく足取りでこちらに歩いてくる。
自分の首を大事そうに両手で抱え、一歩一歩踏みしめるように。
真っ白に変色したひよりの首は、あの呪文をぶつぶつと唱えていた。


その足元で上半身のみなみが腕の力だけで這っていた。
腸をだらりと引きずり、ズズズ……と服の擦れる音をさせて。
床に爪を食い込ませて恨みがましい目で見上げながら、やはり呪文を繰り返している。


後ろからはゆたかが眠そうな目で遠慮がちに向かってくる。
腹部に空いた穴からはまだボタボタと生温かい血液が流れ出していた。
ほとんど聞き取れないほどの小さな声で、呪文を唱え続けている。


最後尾を歩くのは首を奇妙な角度に傾けたみゆきだ。
バランスがうまく取れないのか時おり体を揺らしている。
頭蓋の左半分が陥没した彼女は、3分の1ほどになった口を歪ませて呪文を呟いている。



我に返ったこなたはかがみを強引に押し戻すと、震える手でドアを閉めた。
落ち着けと自分に言い聞かせながら鍵をかける。
青白い顔をかがみに向け、
「見た……?」
聞き取れない声で問うた。
かがみは無言で頷く。
ドン! とドアが激しく叩かれた。
それに続いて小さくノックする音。ノブをガチャガチャと回す音。
「どうしよう!?」
こなたはドアから離れた。
ひよりたちが部屋に入ろうとしている。
何をされるのかは―考えるまでもない。
「どうしようって言ったって……」
かがみも困惑した顔を返すしかない。
(………………)
施錠こそしているがこれは鉄の扉ではなくただの木製のドアだ。
いずれ壊される。
「かがみ―」
ドア一枚隔ててひよりたちの息遣いを感じたこなたは、覚悟を決めたように部屋の隅に移動した。
自分と違い、さほど恐怖心を抱いていなさそうなかがみの目をしっかりと見つめ―。
ポケットから果物ナイフを取り出した。
ゆたかが使っていた物だ。
変色しかけた血液が刃先に付着している。
「ちょっ……あんた、何するつもりよ!?」
刃が自分に向けられていることに気付き、かがみはたじろいだ。
「ごめんね」
こなたは俯いて言った。
「やっぱり悪霊がいるんだよ。だからゆーちゃんたちがあんな…………」
あんな事になってしまった、という言葉を最後まで口にできない。
震える両手でナイフを握る。
赤く光る刃はまだかがみに向いたままだ。

550:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 22:57:25 ECQaJRmV
>>545
>もうちょっと深い愛です
具体的に言え



551:惨劇館31
08/09/14 22:58:42 UHWab2uR
「あの蝋燭はひとり死ぬ度に火が消えるんだよね?」
「えっ?」
「消えるんだよね?」
「あ、いや……そうだと思うけど……」
唐突の質問にかがみは曖昧に答えた。
そろそろ、”そうだ”と言い切っても良さそうだが彼女はあえて言わなかった。
「あと1本なんだよね?」
また質問だ。
かがみは、うん、と答えた。
「私かかがみ、どっちかが死んだらどっちかは助かるんだよね?」
「……何が言いたいのよ?」
こなたはナイフを逆手に持ちかえた。
「私が死ぬよ。かがみは生きて」
刃先から血が一滴落ちた。
(………………?)
「ずっと考えてたんだ。私が生きてていいのかなって」
「はあ? いきなり何言って―」
「だって私はつかさを殺したんだよ!?」
「…………!!」
「ただの偶然だって言ってくれた人もいたけど……やっぱりそんなふうには思えないよ……!」
ぽたり、と零れたのは血ではなく涙だ。
「私がイベントなんかに誘わなければよかったんだ。ひよりんとだけ行けばよかった。
ゆーちゃんもつかさも乗り気じゃなかったもんね。それなのに私たちが強引に誘ったりして……。
ほんとにバカだよ。あんなカードのために…ほんとにバカだよ…………っ!!」
「こなた…………」
かがみは独白するこなたを訝しげに見つめた。
「全部私のせい……私が悪いんだよ。皆は何も悪くないのに」
正常なのか、それとも錯乱しているのか、こなたは語調に全く強弱をつけない。
「それで自分から死ぬっていうのか?」
かがみは腕を組んで怒ったように言った。
ふと意識を外に向けると、ドアを叩く音がいつの間にか収まっている。
しかし独特の陰鬱な空気が流れ込み、ひよりたちはまだそこにいる、とかがみは感じた。
「もしかしたら私も、ゆーちゃんたちみたいに操られるかもしれないから。
私が死ぬならいいけど、かがみを殺してしまうかも―」
それは絶対に無い、という言葉が出そうになるのをかがみは懸命に抑えた。
「私が死んだらかがみは助かるから」
間もなく自ら命を断とうとする少女は、凛とした表情で助けたい少女を見た。
得体の知れない何者かに殺されるという恐怖心はもはや無い。
自分から死ぬのだ。自分には死ぬべき理由があるのだ。
一度覚悟を決めてしまえば恐れる必要はない。
逆手にナイフを持つ両腕に力を込める。
「ずっと考えてたんだよ、つかさのこと。かがみが誘ってくれた時も。海で遊んでた時も。
トランプしてた時も。楽しかったけど、ずっと引っかかってたんだ。私だけいい想いしてるって。
私なんかよりかがみのほうがもっともっと辛かったハズなのに……!!」
血濡れの刃を振り上げる。

552:惨劇館32
08/09/14 22:59:46 UHWab2uR
「私に生きる資格なんてないんだよ、かがみ。私がつかさを―」
「こなたっ!!」
感情を含ませずにかがみが叫んだ。
「もたもたしてたら、かがみが危ないから……」
こなたは目を閉じて深く息を吸い込み―。
「かがみ、つかさ…………ごめんなさいっ!!」
それを腹に突き刺した。
腹部から走る痛みと熱さが全身を駆け抜けた。
中途半端に傷を残して生き延びないようにと。
まだ力が残っているうちにこなたはナイフを引き抜き、
「こなたぁっっ!!」
もう一度、刺した。
どぶどぶと鮮血があふれ出す。
(ま…だ……)
自分がまだ生きていることを感じたこなたは、二度、三度と刃を突き刺した。
生き延びてはならない。
死ななければかがみを助けられない。
がくりと膝をつく。
激しい出血と苦痛がいよいよこなたから全ての力を奪おうとする。
これでいいんだ。
自分はつかさを殺したも同然。
ならばその咎を受けるべきだ。
(かがみ……つか……さ……)
暗転する視界の中、こなたが最後に見たものは―。
嬉々とした笑顔で勝ち誇ったように自分を見下ろすかがみだった―。




553:JEDI_tkms1984
08/09/14 23:06:09 UHWab2uR
以上、キリよくここで止めます。
明日は来られないので、今日は少し多めに投下しました。
次かその次に完結すると思います。
お読みくださりありがとうございました。


554:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 23:11:11 KQwULDXF
>>553
乙です
毎週月曜に一体何があるのだろうか

555:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 23:12:01 WkRjNZv8
>>553
乙です。

それにしてもここ数日、8月の過疎っぷりが嘘みたい、
もう容量が419KBもあることにびっくり。
当方もアルバイトの続き書き進めてるので、
よかったら次スレ辺りに投下させてくださいな。

・・・需要は知らないけど。

556:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 23:15:36 KQwULDXF
>>555
恐ろしい活性化だな
以前は読み手が異常に多かったが
現在は書き手が異常に増加してるな

557:JEDI_tkms1984
08/09/14 23:21:07 UHWab2uR
>>554
株価とか為替相場とかとにらめっこしてます。
週明けは相場の変動が大きい傾向が強いので、これにかかりっきりです。

>>555
僕は絵心が全くないので、絵や漫画を描ける人を尊敬します。
続きを楽しみにしています。



558:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 23:23:35 KQwULDXF
>>557
いえ、>>555の方は小説を書かれているのですよJEDIさん
以前このスレでつかさのビッチネタを一人で投下していた方です

株価、為替相場…ビジネスマンですねw

559:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 23:40:58 WzwBBG8X
>>555
需要ならあるよ。ここにあるよ

560:JEDI_tkms1984
08/09/14 23:41:33 UHWab2uR
そうだったのですか。
>>555さん、失礼しました。

>>556

ビジネスマンという大層なものではないですよ。
小さな会社の経理やってます。
株とかFXとかはあくまで趣味の範囲でして。
でも稀に月給より高い利益が出たりするので止められなくなります。

561:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 23:43:55 AiRdIq4w
>>550
らき☆すたと欝ストーリが好きなだから
ミックスしてみたいって言うのが俺の考え
あんたがこういうの話が嫌いなら見なければ
いいってだけの話
>>553
ホラー好きとしてはGJといわざるおえない
贅沢を言うともうちょっとこなたをうざく
してほしかった。
頼むから死んでくれって言いたくなるような
そんなこなたに遭いたいww
何はともあれ続き期待です


562:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 23:56:20 daDry1vz
>>561
>頼むから死んでくれって言いたくなるような

同意

みゆきの弱みを知って強請ったりとか

563:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 23:56:39 ECQaJRmV
>>561
なるほど、欝ストーリー好きか
それは確かに俺じゃあ理解できんわ、好きな子が苦しんでたら悲しいし
でもまあ好みは人それぞれだから、理解はできなくても否定はしない
こなたんを妬んでるんじゃないならいいんだ
お互い自分の領域にいよう、俺ももう来ないよ
俺は今までどおりこなたんを愛してるから

564:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 00:08:19 Z/dzYx3P
なんというかまいたちの夜2……!!

565:デフォ北
08/09/15 00:53:33 hrRY5Chv
では、>>485の続きを投下させて頂きます


ゆたかはがくりと膝を落として倒れてしまった
胸元からは血が脈動と同じペースで湧き出すように流れ出ている

「ゆーちゃん、ゆーちゃん!」
「…お姉ちゃん。私…もう覚悟は…してたんだ
いつかは…こうなる日が来るって…」
「違う!私は…間違ってたよ…ゆーちゃん…
謝らないといけないのは自分だよ」
「何でお姉ちゃんが謝るの?お姉ちゃんが謝ることなんて何もないじゃない」

こなたは何も出来ない自分に無性に腹が立った
確かにゆたかの犯した罪は許せないことである
でも、殺し合いでは何も解決しない
穏やかに話し合う事が最善の方法であったのだ

ゆたかは自分の犯した罪を償う為に自殺した
ただ、こなたはそれが罪を償うというよりも
罪から逃げているような気持に囚われた

「お姉ちゃん…ありがと…」

1分経たないうちにゆたかの目も虚ろになり、ゆたかはとうとう気を失った

その時である
屋上のドアが開き、颯爽と息を切らせながらひよりが入ってきた
何故ひよりが入って来たのかは判らない
恐らく偶然ここに捜しに来たのだろう

「あー先輩!やっと見つけましたよ。何でここにいるんすか……って、先輩?」

慌てて死体を隠そうかと思ったが
ひよりがゆたかの哀れな姿を発見する方が早かったようだ

「…ひ、ひぃぃぃ!」

ひよりは腰を抜かして床に尻をつくが
腕を必死に動かして一目散に階段を降りてしまった
…殺すべきだったろうか
こなたは屋上入口の階段を横目で虚ろに睨みながら溜息をついた
追い掛けようにも追い掛けられない

…終わった
目の前に鮮血の水溜まりを作って目を閉じたゆたか
事実上ゆたかは自殺したのだが、自殺したという証拠が無い
凶器を操ったのはゆたかだが、それを握っていたのはこなたである
もはや言い逃れも出来ないことは判っていた

「あーあ。結局私が犯人扱いか」

566:デフォ北
08/09/15 00:56:41 hrRY5Chv
こなたは自分でも信じられないほどに冷静だった
いや、まだ状況すら把握できていないだけかもしれない
ただ身体が静止したまま動かない
その代りに、様々な思考に耽っていた

きっと皆から蔑む目で見下されるに違いない
かがみ達にさえ…
もう、人生も終わりだ
いっそ、今ここで死ぬか…
でも身体は固まって動かない
パトカーのサイレンも近づいて来た

神聖な学び舎に泥を塗ることも情けない話である
そうこうしてるうちに既に警察が屋上の入口から飛び出し
抵抗する間も無くこなたは取り押さえられた
後ろから黒井が歩いて来る
黒井はこなたを憐みの目で俯瞰しながら言う

「…泉、お前が悲しいのは痛い程判っとる。でも…何でここまでするん?」
「せ、先生…私…何もやってません」

こなたは地面に顔を押し付けられながらも黒井に助け舟を求める
結果は判っている
判っているが…信じて欲しかった

「泉。自分のやったこと…判らんのか?…お父さんが悲しむで」
「…先生」

なす術もなく、こなたは手錠を掛けられ身柄を拘束された

屋上から降りる際、野次馬生徒が階段に人集りを作っていた
警察とこなたが通ると恐れ戦いて生徒は道を開けてゆく
こなたは虚ろな目で周りを見遣る
生徒が全員が同じように白い目でこなたを睨む
こなたのジャンパーに付いた夥しい血を見て失神する者や
罵声を浴びせる生徒も居る
暫く生徒だらけの廊下を歩いていると
涙を流すゆたかの付属…もとい、みなみやパティ、ひよりが居た

こなたがみなみの前を通った時
みなみはこなた以外の誰にも聞こえないような声で冷たく言葉を放つ

「…絶対許さない」

こなたの背筋に今までに味わったことの無いような寒気が走った
みなみの声からは殺意まで感じられるものだった
こなたは暫く放心状態になっていた

教養棟を抜けて外に出ると、そこにはかがみとつかさ、そしてみゆきが居た
その3人は皆のように蔑む目ではなく、悲しみに溢れた目だった
こなたがかがみ達の前を通ると、かがみは警察に「待って下さい」と促した
警察はかがみの美貌に惚れたのか、少しの間止まってくれた

かがみは俯くこなたの肩を持ち、力強く言った

「私達はこなたが殺したなんて思ってないから…ね、こなた?」

こなたはかがみの目も見られずに、何の返事も出来ずに居た

567:デフォ北
08/09/15 00:57:59 hrRY5Chv
「…もう、いいですか?」
「あっ…はい、すみませんでした」

警察の一言にかがみは一歩引き下がり
こなたは再び目の前に見える赤色灯が煌々と回るパトカーに向かって歩かされる

「こなた、絶対帰って来るのよ!これで最後なんて嫌だからね!!」
「こなちゃん!」
「泉さん!」

3人ともこなたにエールを送る
こなたはこっそり後ろを向くと、3人とも微笑んでいた

衣服に血をつけて己の従姉妹の首を取ろうとした、この私に
凶器の指紋を取っても私が犯人と確定している、この私に
あの時にゆたかが自殺していなければ、と何度思っただろう
やはり、ゆたかの自殺はこの展開のための布石だったのだろうか
単に天然だったからだと信じたい
でもこの状況にまで追いやられると、挙動の全てが悪意に満ちているようにしか思えない

こなたはパトカーに乗せられ、近くの警察署に入れられた
そのままこなたは薄暗い牢屋に入れられることとなった
狭く、肌寒い空気がこなたの絶望感を倍加させる
見えるのは小窓の鉄柵の隙間から見える太陽の光だけ
何で自分がこんな目に遭わなければならなかったのだろう

世の中というのは本当に理不尽であることをこなたは痛感した
もう、幸せな日々が戻ってくる筈もない
これから待っているのは世間からの非難、疎外、孤独であろう
こなたはついに生きる希望を失った

こんな運命になるのなら、お父さんとお母さんが出会わなければ良かったんだ
私なんか、生まれなければよかったんだ…

三角座りも疲れてきたので、こなたは冷たい地面でとうとう横になる
寝転がると、途端に睡魔が押し寄せてきた
このまま死ねたらいいのに…という願望と共に
こなたは夢の中に吸い寄せられていった



「こなた、こなた…」

誰かが呼んでいる
静かに共鳴する女性の声
馬鹿な、ここは逮捕者を監獄する牢屋だぞ
何故下の名前を呼ぶような輩が入れるんだ
だが、一向にこなたを呼ぶ声は止まない
意識がはっきりしてくると、その声が夢では無いことが判った
こなたはゆっくりと起き上がり、扉の窓を覗く

そこにいたのは、緑色の髪をした警官
刮目すると、それは間違いなくゆいだった

「ゆい…姉さん?」
「…やっと起きたね。そそ、ゆいだよ」
「何で…ここに?」
「いやぁ、夜勤でってことで。ちょっと逃げ道作るために極秘で友達に協力してもらってさ」
「…どうしてそんなことを?」
「おじさんが…もう危篤状態だって連絡が入ったんだ」

568:デフォ北
08/09/15 01:04:02 hrRY5Chv
「え…」
「それで、何度も何度も『こなた、こなた』って呼び続けてるらしい
だからこなた、今ここ開けるからすぐ病院に行こう」

ゆいはポケットから鍵を取り出し、ドアノブに差し込む

「でも…私は…」
「大丈夫。私にはお母さんの犯罪を幇助した罪があるし、もう警察官辞める気でいるから」
「幇助に幇助を重ねるってことだよね、それ」
「硬いこと言わない言わない。さぁ、出よう」

閉ざされていた牢屋のドアが開いた

「一応これ着ておいて。なんとかカモフラージュするために」

ゆいはこなたに警察官の制服を渡す
こなたは急いで上から制服を着て、牢屋から出た
警察署の電気は煌々と点いていたが、ゆいが警察官が屯している場所を避けているのか
あまり警察官は見かけることなく出口に着いた
これで無事脱出出来たかと思いきや
たまたまパトロールから帰って来た同僚の警察官に声を掛けられた

「あれ、成実じゃないか。どこ行くんだ?」
「あぁ、パトロールにでも」
「お前が自主的にパトロール?矢でも降りそうだな…
というかもう12時だぞ…で、そっちの方は?」
「あ、あぁぁこっちは同じ課の泉さんだよ
彼女ちょっとシャイなんであんまり見ないであげて」
「ふうん…でも女二人がこの時間に出るのは危ないぞ
パトロール行くんなら俺も着いていこうか?許可取るから」
「え、いやいいよ!そこまでしてもらわなくても!じゃね!」
「お、おい成実!」

ゆいとこなたはパトカーに急いで乗り込み、直ぐに発進した

「いやぁ…今思ったらとんでもないことしてるなぁ、私」

ゆいは笑いながら言う
こなたは罪悪感の染みた表情で俯く
実の妹が死んだ今、ここまで明るく振舞うゆいが居ることが信じられなかった
それに、自分はゆいとゆたかをあれほどにまで「二度と会うな」と突き放してしまった
こなたは耐えきれなくなって遠慮がちに尋ねる

「あの…ゆい姉さん」
「ん?」
「え…と、ごめんなさい」

ゆいは素っ頓狂な声を出して言う

「え…何でこなたが謝るの?」
「だって…あんなにゆい姉さんとゆたかのことを…それに…」
「ははは、そんなこと気にしてないよ私は
それに…ゆたかを殺したのはこなたじゃないってことも判ってる」
「えっ…どうしてですか…?」

569:デフォ北
08/09/15 01:07:12 hrRY5Chv
こなたは思わぬゆいの言葉に思わず敬語になってしまった

「ゆたかさ、自宅に連れて帰った日にリストカットしようとしてたんだ
自分のした罪に耐えられないってね
ゆたかも本当にこんなことをして良かったなんて思ってる訳ない
ただ、泉家に居候してたってことが最近お母さんにバレてね…
お母さんが、おじさんを殺さなければゆたかも殺すって脅迫したらしくて…
両親が死んだからってそこまで殊更に泉家を恨むことなのかなって私も思ったんだけど…
通報するにもその脅迫を録音してないからね…起訴するにも証拠が無かったんだよ」

流石ゆたかの姉であって、ゆたかのことは一番理解している人であった
それ故に、今回の事件には遣り切れない気持ちがあったに違いない

「だから…うん。薬物をゆたかに持たせて…」
「…そうだったんだ」
「私ね、お母さんは絶対間違ってたと思う
でも、私とゆたかが圧力に屈して犯罪に手を貸してしまった罪はもっと大きい
私もゆたかもこなたと同じくらい後悔してるよ…」

ゆいは一つ溜息をついて、続ける

「ゆたかはあれから精神的に病んじゃってね…
放っておいたらいつ自殺するかも判らなかったから
ゆたかの友達に出来るだけつきっきりに居てもらうように頼んだんだ
…でも、何でこなたがゆたかを連れて屋上へ?」

「…殺そうとしたから」

こなたは冷静に一言を放つ
すると、ゆいの表情が一瞬強張ったような気がした
煽るかのようにこなたは続ける

「お父さんを殺したように、自分もゆたかを殺そうとしたんだ…
でも、結局私はゆたかを殺せなかった」
「なるほど…あのカッターはこなたのだったんだね」
「私、これから先どうしたらいいの?」

こなたはゆいを見つめる
ゆいは冷静に遠くを見つめるような目をして常に前を見ている

「とりあえず、今はおじさんの事だけ考えればいい
後の事はそれから考えよう。ほら、そろそろ着くよ」
「あ、うん」

パトカーは病院の前の無料駐車場に駐めて
ゆいとこなたはそうじろうの病室へ向かった
病室の前まで来ると、ゆいは立ち止まって言う

「私はここで待ってるから、入って」
「何で入らないの?」
「会わせる顔が無いよ…だって私は…」
「判った。判ったから何も言わないで」

ゆいの言葉をこなたは即座に遮った

570:デフォ北
08/09/15 01:08:40 hrRY5Chv
こなたは躊躇いがちにノックし、ゆっくりと病室に入る
そうじろうの姿を見て、こなたは息を呑んだ
痩せ細って骨だけのようになっている手足
ぽっこりと窪みを刻んでいる頬
顔色が全体的に青い
そうじろうの身長は、今や私の身長と大して変わらない程縮んでいた

そんなそうじろうが、空気が濁ったような声でこなたの名前を呼び続ける

「こなたさん、待ってましたよ」

そうじろうに付いていた医師は軽く頭を下げて病室を出た
こなたはそうじろうの隣にある椅子に座り、そうじろうの手を握る
そうじろうがこなたの姿を捉えた時、漸く声が消えた
こなたは、50%の期待を胸に話す

「お父さん…私、こなただよ…判る?」
「…こなた?」
「…うん」

しばらく沈黙が続き、そうじろうはゆっくり話す

「こなたの将来の夢は、何だ?」

こなたは一瞬呆けるが、慌てて答える

「えっ…いやぁ…まだ決めてない…」
「なあ、かなた。こなたは将来どんな大人になると思う?」

こなたは驚いたように辺りを見回すが、かなたは何処にも居ない
居るはずがない

「お父さん…」
「かなた…お前のお陰で幸せな人生を送れたよ
これから、こなたと二人で頑張るから…だから、安心してくれ…」

そうじろうの目から一筋の涙が零れた

「どうした?こなた
えっ…お母さんが何で居ないかって?
…お母さんは居るぞ?ほら、あの夜空の星になって俺達を見守ってくれてる」

そうじろうの一言一言がこなたの脳裏に鮮明に当時の景色を映し出す
覚えている筈が無いのに、こうも鮮明に景色が出てくるのは何故だろう
そうじろうは断片化された記憶の欠片をもがきながら辿っているのだ

「こなた、お前は将来立派な大人になって、お父さんを喜ばせてくれよ?
でも、結婚はしないでくれ…お父さん、独りぼっちになるからさ…」

ごめん…お父さん
私はすっかり汚れちゃったよ…
それは、衣服に着いた墨のように、洗っても決して綺麗にすることが出来ない
せっかく私の幸せを願って、男手一人で精一杯私を育ててくれたのに…
本当にごめんね、お父さん

こなたは大粒の涙を流して必死に謝った

「こなた…ちょっと俺の我儘、聞いてくれるか…?」
「…うん」

571:デフォ北
08/09/15 01:12:03 hrRY5Chv
これからは不定期投下になるかと思いますが
投下する時刻は0時以降に致しますので
恐れ入りますがよろしくお願いします


572:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 01:17:01 7ZQM+mgg
乙ー
>>556
いや、投稿時期が被ってるからそう見えるだけで
実際には増えてないと思う
消えた人間も多いしね
筋肉、ゲーヲタ、こなきも、ハヤテetc
ガンガンも最近みねぇな。アルバイトがまだ居たのに驚いたけど

573:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 01:18:35 JmGBFHZz
つかさビッチにもパワーを分けてくれ(泣

アルバイトが終ったら本当にやばいw


574:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 03:14:09 c9bA2eHE
>>560
お気になさらず。

>>572
まだ居て悪かったなwww てか毎日ROMってはいるんだけど。

>>573
ビッチスレの存在自体を知らない人が多いからなぁ。
かといって独立させたら即落ちるだろうし。
ビッチの需要が本当にあるのか気がかりな今日この頃です。

575:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 03:27:27 ApuDag8Y
つかビッチ需要あるよ!

576:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 09:07:36 aNs0vaTb
a

577:赤いK悪魔の終焉3-1
08/09/15 10:37:04 LXiRuMg9
>>では赤い悪魔エピローグ投下します。
金沢はよい所なので是非旅行されては如何でしょうか?
道が狭いのでつかさは確実に迷子に(笑)


578:赤いK悪魔の終焉エピローグ
08/09/15 10:41:23 LXiRuMg9
 数日後・・・・青森や函館の桜も散り始め、逆に沖縄ではもう梅雨入り・・・・
竜崎は、午前中にいくつかの事件のデータを参照し決済した。お昼になったのでルームサービスで昼食中だった。
夜神月が逮捕されて数年、Lの後継者たるメロとニアが本格的に活動を開始し始めたため、竜崎への依頼は
以前に比べれば減った。しかし引退した訳では無いので、難事件の依頼は多い。
今回の事件は、全て警察の功績という事になった、篭城事件の際には現場付近から
報道関係者は退去させられたので、竜崎の正体等については露見しなかった。「SATの様な警察の特殊機関じゃないのか」等と噂されたが。
月が逮捕された際に「ちゃんとおやつ以外の食事も食べたほうが良いぞ」と忠告されて以来、
普通の食事もするようになり、おやつも減った。また外に出て事件の調査をする機会も増やした。
「竜崎、フロントに来客が来ています」。新聞を読んでいた竜崎は手を止め、
「誰でしょうか?今回の事件の関係者でしょうか」?ここの場所を知るのは困難なはずである。
「竜崎にお土産があると言っています。不審な点は無さそうですね」。思い当たる竜崎は、
「その人の外見ですが、泉こなたさんに似ていませんか」?
「はい、非常に似ています。違うのは、左目の下のほくろが無いくらいですね」。
「なるほど、それでは受け取ってください。少し早いですがおやつにしましょう」。
ワタリが、紙袋を持って部屋にやってきた。泉かなたの故郷金沢の銘菓とお茶のセットが入っていた。
金沢は藩祖前田中納言利家公以来、加賀百万石の城下町として栄え、「北陸の小京都」と呼ばれた。
歴史ある町である。茶道も盛んで、茶道が盛んな場所には銘菓(お茶菓子)が生まれるのも自明の理である。
竜崎とワタリは最高級の加賀茶と銘菓を味わった。箱の中にはカードが入っていた。
「この前はありがとうございました。一度機会があれば金沢を是非訪れてください」。
「ちゃおー。60年くらい後の再勝負を楽しみにしてるよ。じゃにー」。
「私達の無念を晴らしていただいてありがとうございます。竜崎さんの正体を見るのが楽しみです」。
かなた、こなた、美空からのメッセージが入っていた。竜崎は丁寧に折りたたむ。しかし、
「私のコレクションをお譲りするので、オタクとしての道を極めてくれ」。誰の文章かは言うまでも無い。
「全力でお断りします。」竜崎は即座にゴミ箱に叩き込んだw
金沢の有名な菓子店 店主夫婦がひそひそとなにやら話し込んでいます。
「母ちゃん、この前店に来たお客さん、美人だけど、こうなにか尋常じゃない物を感じるねえ」。
「そうだねえ、そういえば、輪郭が半分透けていたような・・・・ガクガクプルプル」

579:赤いK悪魔の終焉エピローグ
08/09/15 10:54:45 LXiRuMg9
 これで終了です。ありがとうございました。
金沢もよいが福井も・・・・
前田藩は金沢を発展させましたが、幕末は混乱してあまりよい所がありませんでした。
禁門の変で撃破され、多くの幹部が粛清されたりしました。
その点、わが福井藩には名君松平慶永公(篤姫では矢島健一氏)が
幕末4名君に数えられています。(残り3名は島津斉彬、宇和島藩 伊達宗城
肥前佐賀藩 鍋島直正)

580:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 11:18:12 1zjm/bUd
お疲れ様です

581:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 12:28:20 COz9/k3e
>>574
ビッチの需要は…
供給側が需要喚起すればいいんじゃね?
>>579
遂に完結かいw
よくここまで頑張った。感動した。次回作よろ

582:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 13:01:04 konHwxuE
よく頑張ったとは思うが次回作は投下しないで欲しいな

583:邪気☆すた
08/09/15 13:41:39 zTh2ZisH

「特異点の少女」  Ⅰ邪気眼  泉 こなた   能力『邪気眼 star』
中学の頃こなたは包帯巻いているキャラがかわいいと思って
怪我もして無いのに腕に包帯巻いて、突然腕を押さえて
「っぐわ!・・・くそ!・・・また暴れだしやがった・・・」とか言いながら息をを荒げて
「奴等がまた近づいて来たみたいだな・・・」なんて言ってた
クラスメイトに「何してんの?」と聞かれると
「っふ・・・・邪気眼(自分で作った設定で俺の持ってる第三の目)を持たぬ物にはわからんだろう・・・」
と言いながら人気の無いところに消えていく
テスト中、静まり返った教室の中で「うっ・・・こんな時にまで・・・しつこい奴等だ」
と言って教室飛び出した時のこと思い返すと死にたくなる

家庭科の授業で試合してて腕を痛そうに押さえ相手に
「が・・・あ・・・離れろ・・・死にたくなかったら早く俺から離れろ!!」
とかもやった家庭科の先生も俺がどういう生徒が知ってたらしくその授業はノーコンテストで終了
毎日こんな感じだった

でもやっぱりそんな痛いキャラだとヤンキーグループに
「邪気眼見せろよ!邪気眼!」とか言われても
「・・・ふん・・・小うるさい奴等だ・・・失せな」とか言ってヤンキー逆上させて
スリーパーホールドくらったりしてた、そういう時は何時も腕を痛がる動作で
「貴様ら・・・許さん・・・」って一瞬何かが取り付いたふりして
「っは・・・し、静まれ・・・俺の腕よ・・・怒りを静めろ!!」と言って腕を思いっきり押さえてた
そうやって時間稼ぎして休み時間が終わるのを待った
授業と授業の間の短い休み時間ならともかく、昼休みに絡まれると悪夢だった



584:邪気☆すた
08/09/15 13:57:57 zTh2ZisH
「多重人格」 Ⅸ相心眼  柊 つかさ(川澄 綾子) 能力『To heart』

中学生の頃、妹のつかさは二重人格だった。
なんでも、火を見ると「川澄 綾子」という魔族の人格が現れるそうで、
真っ暗な部屋の中で唐突にマッチを擦っては、
「……ヘヘ、久しぶりに外に出られた。この小娘は意思が強すぎて困るぜ(笑」
などと乱暴な口調で叫んだりしていた。
ある日、夕食の時に「綾子」が出たことがある。
突然おかずの春巻きを手掴みでムシャムシャと食べ始めて、「久々の飯だぜ(笑」と言った。
食べ物関係のジョークを一切許さない母が、
綾子の頭にゲンコツ振り落とすと綾子は涙目になっておとなしくなった。
それ以来、食事時に綾子が出たことは無い。
そして別人格とやらは、つかさが高校に入った辺りでパタリと出なくなった。
最近になって、専門学生になったつかさにその頃のことを尋ねたら、
クッションに顔を埋めて、手足をバタバタさせてのた打ち回っていた。

585:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 14:03:40 COz9/k3e
邪気眼ネタwwwwwwww
そろそろ誰かやると思っていたぜ

586:邪気☆すた
08/09/15 14:11:42 zTh2ZisH
守護天使―獣姉天使 「獣神の星猫天使姫・姉」 NN操妹眼 柊 かがみ  能力『バーニング・ブリザード・シスター(BBS)』
当時中学生の柊かがみは
野性的なのが可愛い(もののけ姫みたいなイメージ)と思って
かがみは生肉食べたり生野菜食べたりしてた
深夜につかさと一緒に公園に散歩に出掛け
焚き火して魚(スーパーで購入)焼いて食べたりしてた
(たむろってたヤンキー集団に笑われた)
服装は冬でもタンクトップかTシャツで
下はミニスカ又は短パンにサンダルといった夏真っ盛りスタイル
道行く人々に振り返って見られた
どこに行くのもつかさを同行させ
走り回っていたあの頃が懐かしい

もののけ姫のサンに心酔していた。
サンが山犬に乗って助走つけてタタラ場に飛び移るシーンなんか鳥肌もので、
ちょっとこじゃれたステーキナイフを持って居間のソファに飛び乗ったりしていた。
家には父が私より大切にしているつかさがいて、ある日そいつに乗ってみようと試みたが
ナイフを持ってつかさに乗ろうとしているところを父に目撃され殺されかけた。
脳内では私はサンの姉で、薄汚れた人間社会に嫌気がさして森で生きたいと願う少女であった。
学校の近くに森があったので、授業中にぼそっと「つかさが呼んでる…」とか呟いたりした。
ステーキナイフはいつも持ち歩いていた。
放課後にはその森に行きもののけ姫ごっこをしていた。白石にアシタカ役をさせたりしていた。
嫌われもののこなたをエボシに認定して森で殴りあったりした。
猿のごとく森を駆け回って腕の骨折ったりもした。
母が大好きだったピンクハウスは泥だらけの傷だらけで何着もダメにした。
あーあだれか殺してくれないかな



587:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 14:15:42 d1IYbnwZ
家庭科の授業で試合・・・・


588:邪気☆すた
08/09/15 14:24:57 zTh2ZisH
「未来を祈るメガネっこ」 延滅眼 能力 高良 みゆき 『Octa-ORACION(八方祈誓の儀)』

小学3年の夏、高良みゆきはwikiで、初めて「ノストラダムスの大予言」を読んだ。
1999年、地球は滅びる。その頃はまだ1990年代。
と言うことは、まだ私が10代の時に地球は滅びる。
まだ10歳にもならない私は、かなりショックを受けた。
その日から毎晩1日もかかさず、寝る前、神に祈った。
最初は、布団の中で両手を合わせて祈った。
(神様、地球の滅亡をとめてください)
     
そのうち、祈る姿勢が悪いとダメかもしれないと考え、布団の上に正座して祈るようになった。
(神様、1999年の地球の滅亡をとめてください)
そのうち、ずっと同じ方向ばっかり祈っていると違う方角の神様が気を悪くするかもしれないと考え、毎日、東西南北変えて4回祈った。
(北の神様、1999年の地球の滅亡をとめてください)
(東の・・・)
そしてそれは、いつの日か8方角8回になった。
(南西の神様、1999年の地球の滅亡をとめてください)
     
祈りはどんどん進化し、それぞれの方角に変わるたびに両手を高くふりあげてお辞儀をしたり、そのお辞儀も、各祈りの前1回、後2回という具合に増えていった。
その他細かいルールがどんどん増えていき、最後の方では祈り終わるまで軽く5時間はかかっていた。
夏なんか、うっすら汗ばむほどの運動量だった気がする。
     
こんな事を高校を卒業するまで、約9年半毎日かかさず続けた。
親には「また始まった・・・」と気味悪がられ、知り合いの子のみなみには「くるくる地蔵」と馬鹿にされた。
それでも(こんな家族をお許しください!神よ!)みたいな気持ちで祈り続けた。
修学旅行の時もやった。
幸い、友達は減らなかったが、かわいそうな目で見られていたような気がしないでもない。
     
2005年現在、地球が無事なのはイタすぎる私、高良みゆきおかげだと思う。

589:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 14:30:07 u4RZ19uh
遅いレスですまん。>>543ここは、ネタスレだ

590:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 16:33:41 konHwxuE
>>589
無駄なレスすんな馬鹿

591:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 17:15:11 z2G4IhEn
なんかOVAとかイベントが不評だけれど
そのことを自殺につなげられないかな?

赤い悪魔のOVA見てみたい気が・・・

592:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 18:13:39 0QYagq+/
そういや保管庫もうすぐ50万HIT。
よくここまで成長した。
>>591
不評の責任を、主人公たるこなたに取らせるとか?

593:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 18:21:33 YN2e3b2a
>>591
OVAとか時事ネタなら神奈川さんの出番ですね

594:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 20:38:24 T15Grels
やっぱキモいわこのスレ


595:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 21:01:52 0QYagq+/

こなた「やったね、外資系金融機関に内定したよ」
かがみ「sugeeeeeeeeeeeeee!!!!!!!!!!!」
つかさ「私もー^^柊家から初の外資系金融機関だよ」
みゆき「二人とも凄いですね」


かがみ「そういえば、二人とも、外資系金融機関って言ってたけど、
     具体的にどこ?JPモルガン?ゴールドマンサックス?」
こなた「…リーマンブラザーズ。人生オワタ」
つかさ「…メリルリンチ証券。私もオワタ」
みゆき「ちょwwwwww二人とも、どうされるんですか?」
こなた「自殺するよ」
つかさ「もう娼婦になってビッチとして生きていくよ」

596:大阪府
08/09/15 23:16:40 CnLNnJbC
こばわー続き投下させてもらいます。
今年から社会人になってしまい、執筆スピードが大幅に遅くなりました。
間が空いてしまいますサーセンorz

夜、泉家。
「まったく、今日の昼間のかがみんの慌てようったらなかったね!」
ベッドに寝転んだこなたは、天井を見つめながら口元をにいっと歪ませた。
「ああいう表情って普段は見せないもんね、かがみん。・・・なかなか、
可愛かったなあ。まあ、もう少しかがみんには辛い思いをしてもらうよ」
放課後、かがみから聞かされたストーカーの相談。
それを全て仕組んだのは、他ならぬこなただった。勿論それを知る者は誰もいない。
もう一人の共犯者を含めて・・・。

「だって、かがみんには反省してもらわないとね。私に、私に・・・あんな事、
言うんだもん・・・」
こなたが何故、かがみにこのような事をするのか。話は少し遡る。

「ねえ、こなた。話があるから、帰りに教室で待っておいて。
つかさとみゆきには先に帰ってもらうから。・・・そう、ちょっと真面目な話よ」
思えば、あの日もかがみの呼びかけから始まったのだった。
いわゆる「エロゲ的展開」に心躍らせたこなたは、かがみが来るのを今や今やと
待ちわびていた。ひょっとして、愛の告白か・・・そうだったらどうしよう。
そんな妄想で、こなたの顔は自然と緩む。そこに、かがみがやってきた。

597:大阪府
08/09/15 23:30:09 CnLNnJbC
「かがみん、待ってたよ。話ってなぁに?」
こなたはおどけてかがみに擦り寄る。だが、かがみは静かにその「おどけ」を拒否した。
「ね、こなた・・・真面目な話をしたいのよ。遊ばないで、しっかり聞いてほしいの」
・・・どうやら愛の告白などではないらしい事を、こなたはすぐに悟った。
いや、むしろこれは・・・何か嫌な予感がする。
「ねえ、あんた、前につかさと二人で近所のイベントに行ったんだって?コミケの
小さい版みたいなやつ」
「う、うん。楽しかったよ。それがどうかした・・・?」
「ふうん、楽しかったねえ・・・。あのね、あんたはそうだったかもしれないけど、
つかさは楽しくなかったって言ってるの。むしろ嫌な思いをしたって。わからない?」
「えっ、つかさが・・・」
淡々と、まるでこなたを諭すようにかがみは話す。それがこなたに恐怖感を感じさせる。
すぐ先に破綻が待っているような恐怖感が・・・。
「わ、私は・・・つかさと二人で楽しく過ごせたと思ったんだけど・・・」
「あんた、知り合いがやってるサークルの本、つかさに強制して買わせたりしたんだって?
5千円も使わせて・・・。それに、コスプレさせて男に写真撮らせたりしたんだってね?」
「あ、あれは・・・その・・・手伝ってもらおうと・・・」
「あんた、ほんとにつかさの事を友達って思ってんの!?」
突然のかがみの激高に、こなたは身体を震わせた。教室の空気が一瞬でピーンと張り詰め
た気がする。
「・・・つかさ、帰ってきてすごく落ち込んでたわよ。もうあんな思いしたくないって」
「ご、ごめん・・・私、つかさがそんな風に思ってるって、知らなくて・・・」
かがみは大きなため息をつき、憐れむような瞳でこなたを見つめた。
「こなた、友達ってそういうものじゃないでしょ?どっちかがもう一人に価値観を
押し付けたり・・・そんなのは、友達とは言えないわよ。・・・この際だから言わせて
もらうけど、あんたは相手の気持ちを考えなさすぎよ、みゆきにも、私にも」
こなたの瞳から、絶え間なく大粒の涙が流れ落ちる。・・・反論の余地は無かった。
確かに今までの行動は、かがみの言ったことが当てはまる、自分勝手なものだった。
「わ・・・私・・・とは・・・ひっく・・・もう・・・友達をやめる・・・の・・・」
「そんなわけないでしょ?・・・けどね、こんな事が続くと、付き合い方を考えないと
いけなくなるわね。偉そうな言い方になっちゃったけどさ、やっぱり私はつかさが
傷つくのを見ると、悲しいから・・・。話はこれだけよ、とりあえず明日、つかさに
謝ってほしいの?いいわよね?」



598:大阪府
08/09/15 23:40:29 CnLNnJbC
「・・・くそっ・・・・・・」
こなたは握り拳を作り、ベッドを何度も殴りつけた。スプリングが嫌な音を立てて軋む。
「思い出すだけでもムカツク。友達に向かって、あんな言い方・・・」
確かにかがみが言ったことは正しく、自分の行いは間違っていた。だが、こなたの中で
渦巻く感情が、その認識を拒否していた。一番の親友だと思っていたかがみに裏切られた
という失望、告げ口をしたつかさへの怒り、アイデンティティに直結する自分の趣味を否
定された屈辱・・・こうして書き連ねると、いずれも身勝手すぎるものだ。第三者から
見れば一笑に伏すような論理だろう。だが、こなたはこの負の思いの連鎖に囚われていた。
そして、今回のささやかな「復讐」を思い立ったのだ。・・・高校に入学した頃、孤独だっ
たこなたに唯一手を差し伸べてくれたのはかがみ達だけだった。こなたは、その過去すら
すっかり忘れてしまっていた・・・。

「さて、今日はもうひと仕事しないとね」
ベッドから起き上がったこなたは、携帯を開いた。リダイアルの履歴はほとんどが
かがみ、つかさ、みゆきの三人。その中に、名前が空欄になってある番号があった。
こなたはコールボタンを押した。数回の呼び出し音の後、相手に繋がる。
「・・・も、もしもしぃ?あ、アーヤさんですか?」
野太い男の声だ。息遣いが荒く、どもりも激しい。まるで男の体臭まで伝わってきそうだ。
こなたは顔をしかめた。
「そうそう、アーヤだよ♪今日はありがとうね、しっかりお仕事してくれたみたいで」
甘ったるく媚びた声で、こなたは答えた。
電話の相手は、こなたがバイトしているコスプレ喫茶の常連客だ。
そして、今回の「仕事」の共犯者でもある。


599:大阪府
08/09/15 23:41:23 CnLNnJbC
今回はここまでです、頑張ってペースアップできれば・・・と思います。

600:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 00:03:37 QmndoDTR
>>598
乙です。てかアーヤってwww

601:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 01:08:39 gjxAAzrK
乙ー。
うつ☆すたに惹かれてこのスレに来た俺は、
貴方とエンカウントできて光栄です。

つーか2chの仕様変更で専用ブラウザで書き込みできなくて鬱陶しい。
IEとか久々に2chで使ったわw

602:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 01:22:47 IaS/YbCt
出来るよ

603:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 08:31:47 IaS/YbCt
このスレの書き手達って社会人意外と多いんじゃない?

604:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 08:38:01 TXD5RmjZ
>>603
今の社会はもう駄目だな
よっぽどストレス溜まってるんだろ

605:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 08:55:30 D0/oKj0d
このスレは最初から大学生以外が多いよなあ

606:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 11:43:20 KAPnRB3A
>>603
いや…どう見ても中高生が多いだろ

607:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 11:53:15 tyq6tZeN
大生のスレ保持数もどったし、一日放って置いたくらいじゃ落ちない仕様になったから
もどしていいんじゃね?

608:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 12:32:26 Nmp6XnoJ
あくまでここは避難所だし
そろそろ古巣に戻るのもいいかもしれない

609:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 12:45:34 Nmp6XnoJ
>>607
ってぼっちスレでも同じこと言ってんじゃねーか
きもちわるっ

610:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 12:49:56 KAPnRB3A
てか、
1.●持ちがこのスレに居る
2.その人が今後もこのスレに居続ける意思がある

この二つの条件満たさないと、大生戻りは厳しいと思うぞ。
BE_TYPE2=checkedが導入されてる。

611:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 12:52:08 XZyG0uFC
そこは問題にならないだろ
スレ立て依頼所がある

612:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 13:51:14 TXD5RmjZ
>>606
中高生もストレス溜まってるのか
犯罪に走るのだけはやめて欲しいな怖い怖い
人が死ぬ話をニタニタしながら考えてる中高生って本当に怖いわ


613:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 15:14:49 YsEjXTIS
こなたたちの教室での席位置って公式出てた?

614:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 17:15:19 M8qn0j+i
>>612
ていうか、そもそもストレス発散目的で書いてる人なんて居るのか?

615:かがみぼっちも好きなんです
08/09/16 17:27:18 xtj+HVGh
>>598を見てふと浮かんだ神奈川県風こなた

「つかさ、あの時の事かがみに告げ口したんだね。直接私にハッキリ言えば良かったのに
 そんなんだからつかさはトロいんだよ(≡皿≡.)」
「そ、そんなこなちゃん……」
「ちょっと こなたっ 何よその言い方! 謝まりなさいよ!」

「はっきり嫌だとも言えない臆病者に謝る気なんてないよ。
 かがみもそうやって私とつかさの問題にしゃしゃり出てくるからつかさがダメ人間になるんだよ(≡皿≡.)」
「うわ~ん(ダッ)」
「あははは、逃げちゃった まあ、逃げてもお姉ちゃんが何とかしてくれるもんね(≡ω≡.)」

「こなた…あんた……」
「はいはいどうせ私はウザいですよ。この際だから言わせてもらうけどかがみも相当ウザいよ
 普段はそんなに嫌じゃない様子でいるクセにいきなりキレてバカみたい(≡ε≡.)」

………
「こなたっ! あれからつかさが私を避けるのよっ! どうしてくれるのよっ!」
「知らないよ~ (≡ε≡.)」

616:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 20:09:11 R6GbIlYx
勘違い(問題編)
PC机から落として壊してしまったため修理に出しました。

今までまともに投下できてなかったから今度こそって思ったのですが…。

なおったら投下しなおすので、あまり期待せずに待っていただければ幸いです。

sf655

617:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 20:28:35 IaS/YbCt
>>616
とことんついてないなw

618:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 20:38:06 M8qn0j+i
あ、保管庫500000アクセス達成おめ^^

ふと見たらぼっちスレの流れ早くなっててワロタw
プチチャット状態やん

619:JEDI_tkms1984
08/09/16 21:07:23 ojOoDEF4
皆さん、こんばんは。
1日ぶりです。
惨劇館、今夜完結させます。

620:惨劇館33
08/09/16 21:08:54 ojOoDEF4
「こなた?」
かがみは念のために名前を呼んだが、思ったとおり返事はない。
数秒待ってみるが、目の前の少女はぴくりとも動かない。
「やっと死んだか」
口の端を歪めて笑う。
(”私に生きる資格なんてない”か…………当然よね)
血の海に伏せた少女を蔑視する。
(ゆたかちゃんが倒れて大変だった時、あんたたちはまだあそこで遊んでたんだからね。
妹同然のゆたかちゃんを見捨てて、挙句につかさを死なせたあんたに生きる資格なんてないのよ)
こなたの周囲が赤から黒に変わっていく。
(でも……つかさを死なせたことを認めたのはあんただけだったわ。みゆきでさえ言い訳してたのにね。
他の連中は……多分、ほんの少しも罪悪感なんて持ってなかったでしょうね。聞かなくても分かるわ。
みんな楽しく遊ぶことばかりで、つかさの事なんか誰も考えなかったに決まってる!)
かがみはドアを開けた。
ひよりたちが何度も叩いたせいか、少し開けにくくなっていた。
何事もなかったように部屋を出る。
足元に4人の遺体が転がっている。
みなみとゆたかの亡骸を跨いだかがみは、その先にあるひよりの頭に躓きそうになった。
「危ないわね……」
聞く者のいない呟きは廊下の奥に消える。
かがみはつま先でひよりの頭を横に除けた。
いびつなボールは左右に揺れながら転がり、首が捻じ曲がったみゆきに寄り添うように止まった。
広い館を彼女は悠然と歩く。歩みを妨げる者はいない。
鉄錆の臭いが立ち込める廊下を過ぎれば、そこはもうロビーだ。
数時間前までみんなで楽しく過ごしていた広間。
砕け散ったシャンデリアを迂回しながら、暖炉のほうに目を向けてみる。
長さが微妙に異なる5本の蝋燭。
それら全ての火が消えているのを確認すると、かがみは小躍りした。
笑いそうになるのを必死に抑え、こなたたちが座っていたソファの下を覗く。
金属製の箱がある。
表面にあるわずかな突起に指をかけて引きずり出す。
かなりの重さだ。
人ひとりがそっくり収まりそうな大きな箱。
「もうすぐよ」
呼びかけながら、ゆっくりと蓋を開ける。
中につかさがいた。
仰向けに手を組んで眠っている。
ところどころ腐りかけているが、容姿を見れば誰もがつかさと分かる程度の肉は残っている。
「まったく……苦労したんだからね……」
可愛い妹の顔を愛撫する。
家族を騙してつかさの遺体を隠したことも。
ただおの知り合いに無理を言ってこの館を借り切ったことも。
少し前まで自分も信じていなかった、高僧の霊と契約を結んだことも。
ギリギリまでこなたたちへの憎悪を押し殺していたことも。
全てはこの時のためだ。
(………………)
館を取り巻く空気が変わった。
彼女が言う”善い悪霊”が動いた証拠だ。
地鳴りのような音が響き、湿った風がどこからともなく吹き込んでくる。
「つかさ、おはよう」
この言葉を合図に。
つかさが目を開けた。
半分溶けかかった眼球が、確かにかがみを捉えている。
「…お……ねえ……ちゃん……?」
寝惚けたようにつかさが呟く。
「つかさ!!」
かがみは落涙した。
この声、この口調。
見た目は醜く変わってしまったが、間違いなく彼女は柊つかさだ。
棺の端を掴み、それを支えにつかさが上体を起こした。

621:惨劇館34
08/09/16 21:10:16 ojOoDEF4
髪はほとんど抜け落ちて、頬骨も張り出している。
化石のように乾いた手をかがみは握りしめた。
冷たく硬かったが、再会の感動がくだらない不快感を吹き飛ばしてくれた。
「お姉ちゃん……」
たどたどしかったつかさの言葉がしっかりしてきた。
「よかったね、つかさ……寒かったでしょ? 暗かったでしょ? でももう大丈夫だから」
「うん……」
つかさの目から土色の涙がこぼれた。
「つかさを虐めた奴らは私が片づけたからね。明日になったら迎えが来るから一緒に帰ろ」
かがみが言った時、つかさの手の皮膚がぼろっと剥がれ落ちた。
続いて髪の毛がはらはらと抜け落ちる。
「ごめんね。もっと早くしていれば、つかさも綺麗なまま生き返ったのにね」
かがみの唯一の心残りがそれだった。
死後すみやかに儀式を完成していれば、生前と変わらない姿でこの世界に呼び戻すことができたハズだ。
「ううん、いいの」
つかさが不気味な笑顔を作った。
「全然気にしてないよ、かがみん」
「…………!?」
かがみは慌てて飛び退いた。
「あんた……いま、なんて…………?」
死の間際のみゆきやこなたのように、かがみもまた恐怖に打ち震えた。
「え、どうしたの?」
つかさは表情ひとつ変えずにさらに体を起こす。
生まれたての哺乳類のようにふらふらと、しかし自立したいとの強い意志が感じられる動きで。
彼女はようやく棺から這い出た。
(……き、気のせいよね……?)
甦りを果たしたつかさを見てかがみはあらぬ妄想を振り払った。
今のは聞き間違いだ。
可愛い妹から拒絶するように離れた自分を恥じる。
だが、つかさは、
「気にしてないなんてウソっすよ。柊先輩、あんまりじゃないっスか」
つかさの声のままでそう言った。
「じょ……冗談でしょ…………?」
「冗談なんかじゃありませんよ、かがみさん」
「ウソ……ウソよ……!!」
つかさが一歩、一歩とかがみに近づく。
それに合わせてかがみは退いていく。
「逃げないでください」
ころころと口調を変えるつかさに、かがみは戦慄した。
「かがみん、どこ行くのさ?」
(………………!!)
彼女はなおも歩みを進めてかがみに近づいていく。
「な、なんでよ!!」
かがみが叫んだ。
ひよりが、みなみが、ゆたかが、みゆきが、こなたが。
彼女たちが感じた恐怖を。
5人分の恐怖を今、かがみは厭というほど感じていた。
「なんでこうなるのよっ! 私はつかさと一緒にいたいだけなのにッ!!」
心からの叫びを聞いているのかいないのか、
「一緒だよ。私たち」
つかさが誰かの口調で言った。
「ずっと一緒だよ?」
これは誰の言葉だろうか。
かがみは耳を塞いでかぶりを振った。

622:惨劇館35
08/09/16 21:11:57 ojOoDEF4


「お姉ちゃん」
これはつかさだ。


「かがみん」
これはこなた。


「かがみさん」
そしてみゆき。


「柊先輩」
これはゆたかだろう。


「柊先輩……」
同じ言葉でもこちらはみなみだと分かる。


「柊先輩」
みなみの言葉を押しのけるように、ひよりが割り込んできた。


頭をグラグラと揺らしながら、甦ったばかりの少女が迫る。
筋肉の衰えに加えて皮膚が腐り落ちたつかさからは、感情はおろか表情も読み取れない。
「お姉ちゃん」
「かがみ」
「柊先輩」
「かがみさん……」
ひとつの口を借りて何人もの声が聞こえる。
「なんなのよ…………」
かがみが拳を握りしめた。
「なんなのよ!!」
一度は恐怖を感じた彼女は一転、理不尽な現実に対して激しく憤った。
つかさの歩みが止まった。
「どこまで私をバカにすれば気が済むのよっ!!」
「…………」
「つかさを殺したくせにっ! なんでまた、あんたたちがいるのよ!!」
先ほどとは違った意味の涙がこぼれた。
「かがみん……」
つかさの声のこなたが呟いた。
「やめろ! その呼び方されるとイライラする!」
「かがみ」
「やめろって言ってるだろ!!」
馴れ馴れしく呼ぶつかさを見て、かがみは殴りつけたい衝動に駆られた。
それはできない。してはならないと言い聞かせる。
「せっかくつかさが戻って来たのに、また邪魔するつもり!?」
そうだ、彼女たちは邪魔だ。
妹との安穏な生活を奪い、それを取り戻した矢先にまた邪魔をする。
「かがみさん、私たちはそんなことしていません」
これはみゆきだ。
「全ては偶然です。つかささんが亡くなったのは事故なのですよ?」
「うるさいっ!!」
事故ではない、とかがみは言い張った。
偶然でもない、とかがみは言い切った。

623:惨劇館36
08/09/16 21:13:24 ojOoDEF4
「そうっスよ。私が言うのもなんですけど、あれは本当に事故っスから」
「柊先輩……誤解です……」
つかさの体を借りて口々に述べる。
その度にかがみは、それを自己保身のための言い訳だと切り捨てた。
「あんたたちさえいなかったら……つかさと一緒にいられたのにッッ!!」
渦巻く5人の声についにかがみは冷静でいられなくなった。
「つかさを出しなさいよ!!」
「私はここにいますよ」
「あんたじゃない! つかさよ!!」
「……お姉ちゃん!」
「つかさ!? つかさよね!?」
”お姉ちゃん”と呼ばれた瞬間、かがみは破顔した。
この時だけは姿も中身もつかさだ。
「助けてよ、お姉ちゃん……みんなが…みんなが私を閉じ込めるんだよ……」
「閉じ込める? つかさ、あんた何されてるの!?」
「みんなが私を……! ……何でもありませんよ、かがみさん……柊先輩…ひどいですよ……」
たったひとつの腐乱した口を巡って、6人が争うように群がる。
優しい口調と呪詛の言葉が交互に吐かれる。
「出て行きなさいよ!!」
かがみはつかさの両肩を掴んだ。
「つかさから出て行けッ!!」
彼女が望んだのはこんな結末ではない。
つかさの仇をとり、その命を以てつかさを呼び戻す。
邪魔者は全て消え、最愛の妹と生を喜び合う。
「痛いよ、かがみ」
つかさの首がぐらんと揺れた。
「出て行けっつってんだろ!!」
怒りにまかせて突き飛ばす。
バランスを崩したつかさは背中から地面に倒れた。
「あ、ああ…………!!」
その衝撃で頭が胴体からはずれた。
ごろんと転がった頭部がソファの足にぶつかって止まる。
「つ、つかさ……!!」
慌ててかがみが駆け寄ろうとする。
「あ~、これじゃ私と同じっスねぇ」
ソファの下で首だけのつかさがニタニタと笑った。
「ちょっと、ひよりんは黙ってて」
またこなたが出てきた。
生きている人間がやれば多重人格か、単なる腹話術だ。
「ねえ、かがみん……」
だらんと力の抜けてしまったつかさの体を抱きしめるかがみに、こなたが憚るように言った。
「寂しかったんだよね…悲しかったんだよね……つかさがいなくなって……」
「うるさい! つかさを返してよ!!」
「私が悪かったんだ。謝っても許されないことだって分かってる。本当にごめんなさい」
「つかさを返してって言ってるでしょ!!」
かがみは首のないつかさを強く抱擁した。
体の一部分が欠けても柊つかさは柊つかさだ。
「つかさと一緒にいたいよね……かがみ……ん……」
「当たり前でしょっ!!」
抱擁する手に力を込める。
それから激しい憎悪の目でつかさの頭を―今その口を借りて喋っているこなたを―睨みつけた。
「私の罪は消えないけど……でもせめてもの償いにかがみんの願い……叶えてあげるね……」
そう言うとつかさは目を閉じた。
瞬間、不気味なくらいの静寂が戻ってくる。
忘れていた血の臭いがあたりに立ちこめる。
違和感を覚えて、かがみが抱擁を解いてつかさを見下ろした。

624:惨劇館37
08/09/16 21:15:11 ojOoDEF4
「………………ッ!?」
突然、つかさがかがみの首を絞めあげた。
骨張った細い両腕が、信じられないほどの力で呼吸を奪う。
(つ……つか……さ…………!?)
かがみがその両腕を掴んで引き離そうとする。
つかさはさらに力を込めて首を絞めようとする。
目の前が真っ暗になるのを感じながら、かがみはそこから逃れようと両手に力をかけた。
小さな音がしてつかさの手首が砕けた。
「くっ…………!!」
渾身の力でつかさを引き離す。
死の危機に瀕してかがみが出した最後の力が、つかさの両の手を握り潰した。
途端、つかさは再びもの言わぬ遺体に戻った。
「な……どうなってるのよ……」
肩で息をしながら立ち上がる。
喉が焼けるように痛い。
呼吸をするたびに喉の奥に異物が詰まっているような感覚がある。
(なにがどうなって……つかさは……?)
ソファに目をやった。
つかさの首は目を閉じたまま、先ほどのように誰かが何かを言う気配はない。
「つかさッ!!」
かがみは叫んだ。
妹は近くにいる。
そう信じていた。
なぜ彼女が自分を絞殺しようとしたのかは分からないが、不思議とつかさに対する怒りや恐怖はない。
かがみがよく知っているつかさはとても優しいから。
誰かを傷つけたり、陥れたりなんてできるハズがない。
(また私たちの邪魔をするつもりね)
かがみは憤った。
自分たちの安穏を奪い去ったこなたたちが憎くてしかたがなかった。
連中は死んでもなお、柊につきまとって邪魔をするのだと。
「許さない……!!」
怒りに震えながら、かがみはゆっくりと立ち上がった。
これ以上、どうすることもできない。
つかさを救うこともできないし、こなたたちに復讐することもできない。
それが牴牾(もどか)しかった。
歯痒かった。
せっかく築き上げたものを無にされては堪らない。
(…………?)
不意に何者かの気配を感じてかがみが振り向いた瞬間、腹部に鈍い衝撃が走った。
数秒遅れて赤い液体がぽたり、ぽたりと流れ落ちる。
(…………!!)
激痛は最後にやって来た。
体中が熱い、痛い。
「こな……た…………」
がくりと膝をつく。
その様を果物ナイフを手にしたこなたが見下ろす。
自身も血に塗れ、真っ赤な服を着ているようだ。

625:惨劇館38
08/09/16 21:16:21 ojOoDEF4
「あんた……いつも私の…邪魔ばかり……」
無表情に自分を見下ろすこなたをかがみは罵った。
「こうすれば、つかさと一緒にいられるよ」
言いながらこなたがナイフを横に滑らせた。
喉に異物感を覚えた一瞬後、かがみの顎の下から鮮血が飛び散った。
「こ…………」
呪詛の言葉を叩きつけようとかがみは口を開いた。
だがゴボゴボと溢れ出る血液が発声を遮った。
為す術なくこなたを睨みつける。
「死ぬのは私だけでよかったのに」
微動だにせず、口だけを動かしてこなたが呟く。
「ひよりんもゆーちゃんも関係ないのに。ひどいよ、かがみ……」
かがみが倒れた。
「これが私の償いだよ。それと……ゆーちゃんたちの仇打ち」
ナイフを捨ててしゃがみ、苦痛に悶えるかがみの顔を覗き込む。
「大好きだよ、かがみ」


もはや焼けるような熱さも、気を失いそうになるほどの痛みも感じなくなったかがみは―。

複雑な笑顔を見せるこなたと―。

その後ろに呆然と立ち尽くすひよりたち―。

這いずって来たみなみ―。

いつの間にか粉々になった右手で自分の腕をしっかりと握りしめている首のないつかさ―。

生ける屍に囲まれながら、彼女は皮肉めいた笑みを浮かべて静かに逝った。










 終

626:JEDI_tkms1984
08/09/16 21:20:48 ojOoDEF4
以上で終わりです。
他にも挿れたい仕掛けはあったのですが削って今の形にしました。
ホラー系はまだまだ腕を磨かないと駄目だなと痛感。
お読みくださりありがとうございました。


627:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 21:23:24 r8tn92Vd
かがみざまぁw

628:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 21:28:53 Xj8HdSy3
伊賀市、昨年度までの「在日」の減免認める 市県民税を半額に

三重県伊賀市が数十年前から市内の一部の在日韓国人や在日朝鮮人を対象に市県民税を減額していた措置について市は12日、
「昨年度まで市県民税を半額にしていた」と認めた。同県内では桑名市で本年度も同様の減免措置を講じていることが判明。
四日市市に合併前の旧楠町でも減免していたことが分かった。
伊賀市の減額措置は、昭和30年代から40年代にかけ、当時の上野市(現伊賀市)が、地元の在日本大韓民国民団(民団)や
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)との交渉を経て開始。市長が特例で認めたという。当時は納付しない人も多く、半額でも徴収したい、と始めたらしい。
35年ほど前は算定額を低くしていたり減額率が細分化していたりと方式は一定ではなかったが、最近10年は納付額を一律に半減。
市は2004年11月の合併前まで市市税条例にある減免条件「(市長が)特別な理由があると認める」場合に相当するとして
慣例として単年度の市長決裁を受けずに適用していた。
昨年度に半減措置を受けたのは市内の定住韓国・朝鮮人約400人のうち個人事業主を中心に在日韓国人35人と在日朝鮮人18人。
市が該当者分の納付書を民団と総連にまとめて送付。それぞれの団体が取りまとめて納税していた。
他町村との合併協議の中で「減免措置があるのはおかしい」との指摘を受け、民団、総連と協議。05年11月に翌06年度で全廃することで合意した。
民団三重県伊賀支部の申載三・支団長は「3年前に支団長になって措置を知った。参政権などを求めるのに日本人と違うのは不公平だと改善に応じた」と話す。
総連伊賀支部の金栄泰委員長は「過去の経緯は話せない」と語った。
伊賀市は市民税と合わせて徴収する県民税も半額にしていたが、伊賀県税事務所は「減額は市の裁量だが、半減措置は知らなかった」という。
県市町行財政室は「地方税上、条例の定めのない減免はできず、条例がないなら問題」、総務省市町村税課は「減免は各市町村が判断し条例で定めるが、
このような例は初耳」としている。
(中日新聞)
URLリンク(www.chunichi.co.jp)

629:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 21:40:36 M8qn0j+i
てえか容量的にそろそろ次スレの時期なんだけど、
どうするん?マジで大生に立てるん?
>>626
乙であります。
実はまだ10日投下分までしか読んでませんが。最近投下量多くて追いつけてないw
ともあれ、wktkしながら読み進めたいと思います。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch