【コードギアス】ルルーシュ&シャーリーを語るスレ2at ANICHARA2
【コードギアス】ルルーシュ&シャーリーを語るスレ2 - 暇つぶし2ch936:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/07 21:38:01 S7xb52e8
微エロ、俺は最高に好きだぜ。

937:ご褒美(1)
08/11/08 00:05:20 ZhHTObp4
ある日、俺がシャーリーと二人きりで生徒会業務をこなしていると、シャーリーが突然真剣な顔で話しかけてきた。
「ルル、私ね、一週間後の今日に飛び込みの大会があるの。ルルが来れたら応援に来て欲しい」
その日は休日で、ゼロとしての活動も必要無いはずだ。
「俺はその日は暇だから行けると思うよ」
「良かった、ルルが来れて」

俺はその日から大会の日までの一週間はシャーリーが飛び込みの練習をする姿を見に行っていた。
もちろん、練習を邪魔しないようにコソコソと見に行った、ヴィレッタにはバレているが。
シャーリーの飛び込みの技術は相当なものだった。
見とれてしまう程に美しい。
俺は飛び込みの知識だけはあるのでそれは間違いない。
シャーリーの飛び込みの技術は一部の人間からは[人魚][水の女神]と呼ばれているほどだ。
あの技術は血の滲むような努力をして手に入れたものなのだろう。
シャーリーが出場する大会はエリア11のNo.1を決める大会だ。
はっきり言って、出場できるだけでもかなりすごい事だ。
エリア11の精鋭たちが集まる大会、勝利することは難しい。
だが、恐らくシャーリーなら入賞は間違いない、優勝をねらうことも可能だろう。

938:ご褒美(2)
08/11/08 00:55:42 h8tytvzY
しかし、いつ何が起こるか分からないのが戦いというものだ。

大会当日
シャーリーは緊張しているようだ。
「シャーリー、緊張してるのか?」
「---うん、少しね」
どう見ても少しとは思えないが、あえてそこは黙っておいた。
俺はシャーリーの両肩に手を置いて言った。
「シャーリーのいつも通りの力をいつも通りに出せば全てうまく行くさ」
シャーリーの体に入っていた余計な力が抜けた。
「うん。ルル、ありがとう。私、頑張るね」
「頑張れ、シャーリー」

大会が始まった。
次々に選手が飛び込んでいく。
やはり、どの選手も素晴らしい技術を持っていた。
シャーリーはうまくやれるだろうか。

オレンジの髪と新緑の瞳を持った選手、シャーリーが飛び込み台に立った。
俺は何も考える事ができず、ただシャーリーを見つめていた。
シャーリーの体が宙に浮く、捻りをを加えながら回転しつつ落下していく、水しぶきを少しもたてること無く着水しプールの中へ沈む。
俺は素直に美しいと思った。
プールから上がったシャーリーは微笑を浮かべている。
きっと自分のいつも通りの力が出せて、納得できたのだろう。

全ての選手が飛び込みを終え、表彰式が始まった。

939:ご褒美(3)
08/11/08 01:41:00 h8tytvzY
俺は神などという偶像は信じていない。
だが、この日だけは偶像崇拝をする者の気持ちが何だか分かる気がした。
シャーリーが良い結果を得られることを俺は全力で祈っていた。
結果が発表され、選手が一人ずつ表彰を受ける。

表彰式が終わってから俺は真っ先にシャーリーに会いに行った。
表彰を終えた選手たちがたくさんいる。
悲しみの涙を流す者も居れば、喜びの涙を流す者も居る。
戦いなのだから勝者と敗者が存在するのは仕方のないことだ。
そして、敗者に情けは必要ない。
敗者に情けをかけることは敗者を侮辱しているのと変わらない。
俺も敗北を何度も経験しているから分かる。

数十分探し回って、やっとシャーリーを見つけた。
どうやら、まだ着替えていないらしく、水着のままだ。
「ルルー!」
シャーリーが勢い良く俺の胸に飛び込んできた。
水着はもう乾いているようで、俺は濡れずに済んだ。
まあ、俺は水着が濡れていてもシャーリーを抱き止めるつもりだったが。
「シャーリー、優勝おめでとう」
シャーリーは俺をしっかりと抱き締めて離さない。
シャーリーの体温が俺の制服越しに俺に伝わって心地良い。
「ルル、私いつも通りにやり切ったよ、ルル」

940:ご褒美(4)
08/11/08 02:26:57 h8tytvzY
「良く頑張ったな」
俺はシャーリーの髪に指を差し込む。
「ルルに誉めてもらえるなんて嬉しい。ルル、もっと誉めて」
シャーリーが俺をぎゅうぎゅうと抱きしめてくる。
俺は今シャーリーが優勝してくれた喜びで興奮している。
だが、違う理由で興奮してしまいそうな自分が怖い。
「シャーリー、良く頑張ってくれたな。さすがは俺の素直で可愛いシャーリーだ。さすがは俺の女だ」
「ルル、その誉め方って、ちょっとエッチじゃない?」
「そうか?」
そこで俺は良い事を思いついた。
「そういえば、何かご褒美をシャーリーにあげたいんだが何が良い?」
シャーリーは迷わず答えた。
「ご褒美なんていらないよ。私はルルが私を見ててくれたことだけで十分だから」
ご褒美は形のあるものだけとは限らない。
俺はシャーリーの顔に顔がくっつきそうになるほど顔を近づけて、シャーリーにだけ聞こえる声で言う。
「じゃあ、俺からシャーリーにキスを贈ろうか?キスはキスでもディープキスだ。ディープキスはまだ経験したことが無いだろう?」
シャーリーの顔が熟れたリンゴのように赤くなる。
「---ルルと---ディープキス------」
シャーリーが生唾を飲み込む音が聞こえた。

941:ご褒美(終)
08/11/08 03:41:34 h8tytvzY
「俺とのディープキスがどれくらい気持ち良いか、興味があるだろう?今夜、シャーリーの体に教えてあげようと思うんだが」
シャーリーの俺を抱きしめている腕がガクガク震えている。
さらに焦点の定まらないとろんとした目つきをしている。
俺はシャーリーの首に腕を絡めて軽く抱き寄せた。
「そんなに嬉しいのか?待てよ、今日は大会でシャーリーが疲れているから、また今度にした方が良いかもしれない」
「---今夜がいい---」
シャーリーがせがむような目で俺だけを見つめてくる。
シャーリーにとっては俺のキスはある意味賞状やトロフィーよりも価値があるのかもしれない。
「私、ルルとのディープキスがどれくらい気持ち良いか知りたいよ。我慢できない。一瞬でも早く知りたい。ルル、お願いだから今夜教えて。私の体に教えて。ルルにいっぱい気持ち良くして欲しいよ」
シャーリーが涙を流しながら俺に縋り付く。
「安心しろよ。シャーリーが満足するまで俺がじっくり可愛がってあげるから」

その夜、俺は俺の部屋でシャーリーの体にディープキスなどの色々な事を今日の大会で頑張ったご褒美として教えた。
シャーリーは俺に骨抜きにされ足腰立たなくなるほど喜んでくれた。

942:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/08 03:46:34 h8tytvzY
自分の書いた文章に、自分がドキドキワクワクしてしまった。

微エロ、俺も好きだぜ。

943:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/08 12:31:48 h8tytvzY
俺の書くルルシャリって二人が別人だな。
かなり前から分かってたけど。
だが、それでも俺は構わない。

944:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/08 12:37:10 MuKZAzw9
シャーリーに対して積極的なルルーシュ……という感じ?
自分はあまり積極的なルルーシュは好きでないけど文章が上手だからなあ。
これからもルルシャリのためにがんば。

945:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/08 18:57:12 h8tytvzY
「世を動かすのは男、男を動かすのは女」という言葉が、良い意味でも悪い意味でも、ルルシャリに当てはまるなぁ、と何故か突然そう思った。

946:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/09 21:23:31 Nb2cqzvz
もうすぐ次スレに移転。

947:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/09 22:53:02 7p8MFrD0
次スレどうする?本編や関連商品も大半終わってしまったから
流れも本スレと変わらないのなら合流という手もあると思うけど
この板ギアス関係のスレ多すぎるって言われてるみたいだし

948:575
08/11/09 23:54:09 rLgD7re8
待たせた!
>>566の作者から許可頂いてかなり経ったけど、出来たんで投下します!
6レス分なんで長くはないです。
二人のキャラが若干違うので、ご注意下さい。
では、ご堪能下さい…「ラフ・メイカー」

949:ラフ・メイカー 1/6
08/11/09 23:55:22 rLgD7re8
ラフ・メイカー

「ルルーシュ!いい加減開けないと、お母さんドアぶち破るわよ!?」
「頼むから…放っといてくれ!」
今にも本気でドアをぶち破らん勢いのマリアンヌと、その勢いをどこか覇気の無い言葉で返すドアの向こうのルルーシュ…穏やかな状況でないのが、ルルーシュに会いに来たシャーリーにも判断出来た。
「お母さん…ルル、どうかしたんですか?」
「あら、シャーリーちゃん。うちのバカ息子がねぇ…昨日から引き籠もっちゃって…」
「昨日のあれ、かな…?」
昨日のナナリーとスザクの光景がシャーリーの頭をよぎった。
互いを支え合って生きる、二人の姿が。
「多分ね…もう、幾ら大好きな妹が親友とくっついたからって…」
「お母さん…あの、ここは私が…」
「お願いね。シャーリーちゃんの言う事なら絶対聞くから…あのバカ息子がごめんなさいね…こんな可愛いお嫁さんにまで迷惑かけて」
「良いんですよ。私、ルルが好き……って、ええぇっ!!そんな、おおおお嫁さんなんてまだ…」
爆弾発言とは正にこの事だろう…マリアンヌの前でシャーリーの顔は一瞬で真っ赤に染まった。
「私が決めたんだから決定よ…お願いね、シャーリー」
「…は、はいっ!!お母さん!」

950:ラフ・メイカー 2/6
08/11/09 23:56:25 rLgD7re8
「それじゃ、ルルーシュ!シャーリーちゃん来たわよ!…頑張ってね」
颯爽と去るマリアンヌを後目に、一人残るシャーリー。
「ふぅ…よし!」
[ルル…落ち込んじゃってルルがいろいろ大変な今…私がルルを笑顔にしなきゃ…!!]
「…ルル?私だよ、開けて?」
ドアをノックし、ルルーシュに向かって優しい声で言う。
「…シャーリー…しばらく、独りにしてくれないか?」
ドアの向こうから、掠れて憔悴しきったルルーシュの声が聞こえた。
「そう言って…昨日から閉じ籠もってるじゃない…開けて、ね?」
「放っといてくれ…頼むから」
「もう…本当はルル、誰かに一緒に居て欲しいんじゃない?」
まるで駄々っ子をあやす母親の様に、シャーリーは優しくルルーシュに語りかけた。
「そんな事ない!…そんな事」
「そう?さっきまで泣いちゃってたのに」
「な…何でそれを!!?」
「やっぱりなぁ…泣いてたんだ…可愛い」
「だ、騙したのか!?」
「人聞きが悪いなぁ…ルルの常套手段じゃない」
シャーリーはちょっと意地悪そうに笑う。
「…冗談じゃない…いい加減、俺をからかうのは止めてくれ!俺を放っといてくれ!」
「ルル、ごめん…そんなつもりは…」
「頼むから…俺に構うな…独りにしてくれ…」

951:ラフ・メイカー 3/6
08/11/09 23:57:07 rLgD7re8
「そんな…」
悲痛なルルーシュの叫びを聞き、シャーリーはドアに背を持たれてへたり込んだ。
「ルルの…バカ……酷いよ」
「シャーリー?…おい、泣くなよ…」
狼狽するルルーシュをよそに、シャーリーの頬から涙が伝う。
「私は…ただ、大好きなルルが側に居て…笑ってて欲しいだけなの…それだけなの…」
「シャーリー…」
泣きベソをかきながら、可愛らしい顔を真っ赤にしてシャーリーは続ける。
「それだけで良いの…私の…私の側で笑ってて欲しいの…悲しい時は、大声出して泣いて欲しいの…ありのままのルルに…側に居て欲しいだけなの…」
切々と涙混じりに語るシャーリーの本音に、ルルーシュは自分のバカさ加減を呪った。
「シャーリー泣くなよ…俺が、悪かったから…すまない…ごめんよ」
「謝ってないで…私に顔見せてよぉ…」
「すぐ出て行きたいよ…行ってシャーリーを抱き締めたい…けど、見せられる様な顔じゃないんだ…酷い顔なんだよ」
確かに酷かった。
髪はボサボサ、目は腫れて隈が浮かび、若干無精ひげまで生える始末…。
彫刻を思わせるルルーシュの端正な細面は、実に惨憺たる有様だった。
「バカぁ…ルルなら、どんな顔だって別に良いの…」

952:ラフ・メイカー 4/6
08/11/09 23:58:04 rLgD7re8
「本当にごめん…シャーリー!今出るから…っと!クソ…重い…っ!!」
「ルル!大丈夫!?」
ドアの前に放り出されたソファや机、クローゼット等の家具を、ルルーシュは必死に退かそうと奮戦する。
「もうすぐだから…うわっ!…痛っ…シャーリー…っ!」
が…慌てているせいか、ルルーシュは家具の山を何度も崩し、気付けば身体の至る所に打ち身や打撲が増えていった。
「ル、ルル!?無理しないで、私が何とかするから!」
「いや、俺のやった事だ…俺のやった事で、シャーリーを泣かせてしまったんだ…責任は取る…!」
「ルル…」
心配する彼女をよそに、ルルーシュは家具の山と格闘し続けた。シャーリーに逢いたい…彼女にちゃんと誤りたい…そんな気持ちを抱きながら格闘する事約15分…。

「はぁっ…はあ…っ…シャーリー、待たせて…ごめん…すぐ行くから」
汗だくで傷だらけのルルーシュが、ついにドアを開けた。
「…あ……」
誰も居なかった…そこに居るはずのシャーリーは…居なかった。
「はっ…それも、そうだな…こんな俺なんか…待ってる訳無いよな…ハハハッ…ハハハハハハッ!!!」
孤独な嘲笑を上げ、ルルーシュはへたり込んだ。
自分を嘲笑いながら、眼から涙か溢れていた。

953:ラフ・メイカー 5/6
08/11/09 23:59:27 rLgD7re8
「ハハハハ……シャーリー……」
嘲笑は止み、彼女の名前を虚しく呟く…自分の失敗で愛する人をまた喪ったと思うと、自分の内に虚無が広がっていくのをルルーシュは感じた。
「シャーリー…」
ルルーシュはたった一人で、嗚咽を漏らしていた…。
ドォォォン…!!!!
轟音が、背後から突然響いた。
土煙と瓦礫が辺りに撒き散らされ、振り返ったルルーシュの視界を遮った。
「……ガニメデ…?」
にわかに信じられなかった。
彼の部屋の壁を突き破り、母親が愛用していたKMF・ガニメデがそこに突っ伏していた。
「何で…ガニメデが」
よろける足でルルーシュがガニメデに近寄る。
と、コックピットから可愛らしい声が聞こえた。
「痛ぁっ…ちょっと無理だったかなぁ…」
「シャーリー!?」
ガニメデのコックピットに座っていたのは、シャーリーだった。
「ルル!お待たせって、ありゃ…遅かったかな?」
コックピットから這い出し、ルルーシュに近寄りながらシャーリーは苦笑を浮かべた。
「何してるんだ…君は」
「ふぇっ?あ、あのね…ルルに早く逢いたくて、お母さんにガニメデ貸して貰って…それで、ここまで…」
「全く…無理をする…」
シャーリーに背を向け、ルルーシュは言う。

954:ラフ・メイカー 6/6
08/11/10 00:00:16 1IQQUx/P
「…ルル?泣いてるの?」
「泣いてて…悪いか…?」
シャーリーに背を向けたまま、ルルーシュは号泣していた。
「ううん、ルル可愛い…」
そんな泣きじゃくるルルーシュを、シャーリーは後ろから優しく抱き締めた。
「可愛くない…何で、居なかったんだよ…」
「ごめんね。ルルに早く逢いたかったの…」
「不安に…なっただろ…シャーリー…居なくて…」
「ごめんね、ルル…でも、私はルルの側にいるからね…」
「ん…それなら良いんだ…それだけで…」
シャーリーに抱き締められながら、ルルーシュは落ち着きを段々と取り戻していった。
「シャーリー…もう、大丈夫…ありがとう」
互いに向き直り、見つめ合う二人…。
「うん、ルル…プッ!何その顔~」
「へ?」
思わず吹き出したシャーリーの眼には、いつものルルーシュとは余りにかけ離れた、くたびれたルルーシュが見えていた。
「そんなに酷いのか?」
「酷いと言うより…可愛いの。いつものルルとは違うから…フフッ…それが可笑しくって」
「そう…か?…そうなのか…ハハッ」
彼女の笑顔が眩しくて、彼女の瞳に映った自分が滑稽で、彼は彼女と一緒に笑い合った。自分に笑顔をくれた彼女に、彼は心から感謝した…。
世界に笑い声が、響いていた…。

955:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/10 00:03:12 1IQQUx/P
以上、「ラフ・メイカー」でした。
遅くなって申し訳ないです。
少しでも堪能して頂けたなら幸い。
バンプの同名の曲にも感謝!
それでは、ルルシャリに萌えつつノシ

956:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/10 23:40:01 HVgB0jfY
シ「ルル大好きっ!愛してるよ!」
ル「あ---ああ///ありがとう///」
シ「私ね、ルルのためなら何だってできるよ。ルルになら私の一生を捧げる事も喜んでできる。ルルが望むなら私の、かかか、体だって---」
ル「そそ---そうか///」
シ「ルルは?」
ル「へ?」
シ「ルルは私の事どう思ってるの?」
ル「俺はシャーリーの事---好き---なんだと思う」
シ「うーん、ルルぅ~、まだまだ素直さが足りないなぁ。これはこれからもっともっと、ルルを私に惚れさせなきゃ」


書いてる自分が萌えてしまった。


最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch