08/07/17 17:16:27 BB7JwAf5
卒業式の日
こなた「ねえかがみん、このお守り、友情の印として受け取ってくれないかな?」
かがみ「え? あんたが私に? あ、ううん嫌なわけないでしょ!! その……ありがとう」
こなた「もしこれから先、かがみが何か困ったり悩んだりしてどうしようも無くなったら、そのお守りを開けて欲しいな」
かがみ「またあんたはそんな漫画みたいなことを……いつまでも夢見がちじゃいけないわよ、もう来月から大学生なんだから」
こなた「分かってるって。私たち、大学は別々だけどいつまでも友達でいられたらいいね」
一年後
つかさ「ひっく……こなちゃん、なんで死んじゃったの……」
そうじろう「ごめんな。こなたから、友達には病気のことは知らせないでくれって口止めされてたんだ。
みんな、こなたと最後まで友達でいてくれてありがとう」
ゆたか「……そう言えば、かがみ先輩は来られなかったんですか?」
つかさ「お姉ちゃん、もうだいぶ前から音信普通なんだ……実家にも帰って来ないし」
みゆき「私からも連絡を取ろうとしたのですが……」
つかさ「でも、こなちゃんのお葬式にも来ないなんて、もうあんな人お姉ちゃんじゃないよ!!」
さらに一年後
かがみ(今までは何とか耐えてたけどもうダメ……こんな、誰にも相手にされない生活これ以上続けれないよ。
こんな姿を見られるのが嫌で、家族とも高校時代の友達とも連絡絶ってたけど……やっぱり付き合いくらい残しておくんだったなあ。
……そういえばこのお守り、卒業式の日にこなたから貰ったんだっけ。
……今の私はまさにどうしようもないくらい苦しんでるのかも知れない。これを開けるとしたら今なのかもね。
きっとこなたの文字を見れば、少しくらいは元気が沸いてくるよね)
ガサゴソ
こなたの字『かがみ、死んで☆』