10/02/22 01:18:42 eUGo3aRQ
澪「って訳で、株主からすごいクレームが来たんだよ」
唯「大変だったんだね」
澪「まぁ、とりあえずお邪魔するよ~」
和「・・・」
唯「・・・(なんか声かけづらいな~)」
澪「・・・静かね
こう静かだとあの日の事を思い出すわね」
唯「あの日の事って?」
澪「それは…」
唯&和「・・・」ゴクリ
501:こんとん!4
10/02/22 01:24:43 eUGo3aRQ
澪「それは・・・
大政奉還だよ!!
ぶぁはははwwwちょ~ウケるwwww大政奉還ってwww」
和(何こいつ)
澪「慶喜(15代将軍)、凄く悔しそうだったな…」
唯「えっ、澪ちゃん本当に見たの?」
和(なわけないだろ)
澪「去年は殆ど試合に出られなくて
・・・ってそれwww巨人の高橋慶喜だろww腹よじれるー!!wwwww」
唯「澪ちゃん…」
澪「た、高橋www慶喜ってwww!!!!こ、米将軍ってwwwww」
和(それは吉宗(8代将軍)だろ)
澪「お米券(キリッ!)」
澪「お米券(キリッ!)」
澪「大事な事だから2回言ったわ」
502:こんとん!5
10/02/22 01:26:57 eUGo3aRQ
唯「はぁ~」
澪「唯も言って、お米券(キリリッ!!)ハイッ!」
唯「…え」
澪「言いなさいよ」
唯「あうぅ…お、お米券・・・」
澪は携帯のメールをチェックしていた
迷惑メールしか来てなかった
澪「あ、ごめん。聞いてなかった
もういいや」
和(本当にどうでもよさそう)
澪「でも、返還記者会見は今でも覚えているわ…」
唯「ど、どんなだったの…かな?」
和(相手にすんなよ)
澪「神妙な顔でこう言ったわ…」
唯&和「・・・」
澪「“体力の限界!!”
・・・ってそれww千代の富士wwwwwや、やべwwwもう限界…」ハァハァ…
503:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 14:22:58 ignPv13h
またツマランのが湧いた
このスレももう終わりだな
504:こんとん!6
10/02/22 15:53:33 eUGo3aRQ
和「もうこっちが限界よ…」
澪「限界,限界,玄海灘ー、なんちて(←ちょ~ウケるww玄海灘ってww)」
和(つまんね)
澪「唯、あんたも何かおもろい事言ってよ」
唯「…え、また~(もう嫌だな)」
澪「早くしないと爆弾が爆発しますよー、はいカウントダウン開始!!5,6,7…」
唯「え~と…、あっ!sin,cos,tanー・・・ど、どうかな…?」
澪「・・・」ガタッ!
澪は突然立ち上がった
体は小刻みに震えていた
澪「さっきから…ずっと…我慢してきたけどさ・・・」プルプル…
唯「ごご、ごめんね澪ちゃんッ、わ、私ね!!」
505:こんとん!7
10/02/22 15:56:33 eUGo3aRQ
和「澪、怒らないで!
唯はこれでも精一杯やったのよ!」
澪「うんこ」
澪はトイレにいった
和「ハイパー疲れた…」
唯「(ハイパー?)…澪ちゃん何か病気かな」
和「・・・こっちが病気になりそうよ」
ガラガラガラーッ!!
澪「大変大変!!」
和「今度は何よ」
澪「スゲーでっけえうんこが出た!
あれならギネスにマジ載るかもwww
まだ流してないから2人も見に来いよwwww!!!!」
唯「…もう死にたい」
澪「写メ取りまくってみんなにメール送ってネットにうpして、wwwこりゃー忙しくなるぞウヒョーーー!!!www」
506:こんとん!8
10/02/22 15:58:47 eUGo3aRQ
この後、澪は『うんこ』という言葉を連呼し続けた
1時間後
落着いた澪は紅茶を飲んでいた
澪「という訳で、またこれからもヨロシクね♪」
唯「・・・でも良かった、澪ちゃんが戻ってきて」
澪「で、いきなりだけど唯にお願いがあるの」スルスル…
澪はいきなりスカートとパンティを脱ぎだした
和「ちょっと、何してんのよ」
澪「尻にオデキができて超痛いんだ。唯、潰してくれ」
唯「そ、そんな~無理だよ」
澪「・・・(プッツン)何でだよおぉぉぉぉ友達だろうがぁぁぁぁッ!」
唯「澪ちゃん…」
507:こんとん!9
10/02/22 16:00:59 eUGo3aRQ
澪「オデキがいてえんだよぉぉぉぉ!寝れねえんだよぉぉーー!!」
和(こいつの頭蓋骨を潰したいわ)
澪「唯のその綺麗な手で潰してくれよぉぉぉぉぉぉ!!!!
・・・そうだ!和が潰して♪」
和「えっ、私…」
澪「さあさあさあ」
和「・・・」
澪「ほーいほーいほーーーいッ!!」
澪は尻をプリプリ振りながら和に近付いてきた
ブチンッ! 和はキレた
和「死ねやこのクソ女がぁッ!てめぇからはゲロ以下の臭いがプンプンするぜッーーー!!」
澪「…う」
澪「…うっ、うっ」ポロポロ
508:こんとん!10
10/02/22 16:03:10 eUGo3aRQ
澪「…う、うわぁ~~ん、和に『死ね、このドサンピンのド低脳ぬけ作ハゲ』って言われたーーー!!!!」
澪は下半身丸出しで音楽室から出ていった
澪「うおぉーwwこの地球に生まれてきて良かったぁーwwww」
和「澪…誰よりも愛が深いゆえに、愛を捨てた女・・・」
数分後、澪は妹の*ブゾリを連れて戻ってきた
(*北斗の拳に出てきたザコキャラ・でかくてキモい)
ブゾリ「おお、お姉ぢゃんをい、いじめだのは、誰だー!?」
和「律よ(キリッ!)」
律「グガー、グガー」
律はソファで昼寝をしていた
509:バイト君
10/02/22 23:02:15 hNPGUWFq
続きはWEBで。
510:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/22 23:43:41 hNPGUWFq
真面目にSSでもかいてやろうかな。(笑)
「I'll be here 4 U.」
何気ないある冬の日。
新聞受けの中に新聞に雑じって手紙のようなものが入っていた。
宛名も、住所も、送り主の名前すら書かれていない。
A「ん~~~~~~~。誰だぁ?こんなの送ってきたのはぁ…。」
なんせ、久々の大雪に見舞われた次の日の朝だ。とても寒かったろう。
A「う``~~~~~~~~~!さっびぃ~~~。」
急いで家の中に入る。
Aは、学校に行くまで時間があった。
あの新聞の中にいっしょに入っていた紙を眺めていた。
そこには、歌詞のようなものが書かれていた。
…冷たい風が 君の頬をかすめる
二人歩いた 通学路を歩く
昔から変わらない その笑顔と
二人だけの Secret Time 欲しいよ……
A「ん…。なんか背中がむずむずするなぁ。」
A「あぁ。さっさと準備しないとな。」
なんだか割り切ったような顔でトレードマークのカチューシャを頭につけた。
511:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 00:11:30 c42RNR5O
>>510の続き
A「さみぃ…。」学校までの道のりを歩く。
A「さっきのあれは何なんだろう…もしかして…ないよね(笑)」
B 「っくしゅんっ…」ブルブル
(さむいな。誰か私の悪口言ったのかなぁ…
それとも藤壺の話かな…ミエナイキコエナイミエナイキコエナイ…)ぼーーーん!
そんなところに唐突にやってくる人影が。
A「みぃーーお!お前何やってんだぁ?」
澪「ふぇっ? りっ、、りつぅ!いきなりだなぁ。
(もしかして、藤壺の話とかしてないよね…)…なんでもない。×2」アセアセ
律「わりぃわりぃ!ところでぇ、」
澪(…宿題見せろとか言うんだろうな。)
律「こないだのクリスマス会&新年会の写真ってまだ?」
澪「あぁ、ちゃんとあるよ!部活の時渡す。」予想は外れ、ほっとした。
一方では、
F「お姉ちゃん!お姉ちゃん!もう、あさだよ!
てか、それ私のパジャマじゃん!」
布団の中でぬくぬくしている物体に優しく声をかける。
C「(モゾモゾ…モゾモゾ…)うぅぅぅぅぅぅ。うーいー、いまなんじぃ?」
憂「もう、8:00だよ。」(ヤバい、学校遅れるよぉ。)
C「ふぇ!??おくれちゃうぅぅぅぅぅ!」
布団の住人はいきなり布団からバサッと起きて部屋から飛び出していった。
その勢いのなかで淡々と必要事項を言っているが…。
憂「ご飯ちゃんと食べてってね。って聞いちゃいない!」
512:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 00:56:56 c42RNR5O
…へっへっへっへっへっへっへ…
信号が赤でも飛び出しそうなくらいにCは焦っていた。
ちなみに、今日は憂は見学旅行の振り替えで休みだった。
駅の隣の踏切の遮断機が下りかかっているのを見て猛スパートをかけている。
ギリギリ踏切を越えたところにひとりの少女が歩いていた。
C「うぁ~~~まにあいそうだぁ!!和ちゃ~ん、みっけ!」
その少女の隣に位置をつけた。
C「おはよう、和ちゃん。」
和「おはよう、唯。ずいぶん汗だくね。寝坊でもしかけた?」
和「憂ちゃんに迷惑かけてるんじゃない?しっかりしなよ。」
唯「えへへっ。」
唯「今日って、寒いね。」和に抱きついた。そして、
唯「あったか。あったか。」
くっつかれたほうは少し驚いたが、幼馴染だけあってそこは黙認している。
和「…唯。これじゃ、学校遅れちゃうわよ。でも、いいわ。あったかいし。」
…その後ろ姿に目を光らせる人物が…
D「うふふっ。朝からいいものを見せてもらいました…。」
そのころ憂は両親がいない家の中の掃除をひと段落させたようだ。
憂「…暇かなぁ。梓ちゃん。メールしてみよう。」
…今日暇だったら、いつものところで遊ばない? …
携帯電話を取り出しこのようなメールを梓に送った。
憂(ちょっと時間的に早すぎたかな…)
~~♪
梓「にゃっ!なんだ…憂からかぁ。」
びっくりしてすぐにほっとする自分になさけなく思った。
513:暇潰しSS
10/02/23 02:21:31 a0jsuhc1
律「唯、今日は憂ちゃんの誕生日だな。何かプレゼントするのか?」
唯「うん、するよー」
澪「何にするんだ?」
唯「お菓子だよ、帰りに買っていくつもりで…」
紬「ダメよそんなんじゃ!」
唯「え?」
紬「既製品を買うだけじゃ味気ないじゃない!もっと心のこもったものがあるでしょ?」
唯「というと…?」
紬「ゴニョゴニョ」
唯「え!?そ、そんなの無理だよ!」
紬「負けちゃダメよ!憂ちゃんのこと好きなんでしょ?」
唯「う…うん…」
紬「なら大丈夫!成せばなる、よ!」
唯「わかった…私、頑張って成すよ!」
紬「そうこなくっちゃ!」
梓「ムギ先輩、何を吹き込んだんでしょうか」
澪「ろくなことじゃなさそうだ…」
――
今日は私の誕生日。
お姉ちゃんから素敵なプレゼントがあるらしいです。一体なんだろうな…
唯「お待たせー」
憂「お姉ちゃん、プレゼントってな…」
唯「プレゼントは…私だよ!」
そこには下着姿のお姉ちゃんが!い、いくらなんでもこんなの…
憂「いただきます!」
唯「きゃー♪」
――
律「唯、昨日の憂ちゃんの誕生日はどうだった?」
唯「…すごかったよ…色々ね…」
律澪梓「何が!?」
紬「勝った…」グッ
514:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 02:42:52 c42RNR5O
一時間目、二時間目と時間が過ぎていった。
そして、昼休み…。
澪「うわぁ~~。和ぁ、全部自分で作ったの?」
和「別に、大したものなんか入ってないって。(笑)」
いつものように変哲もない話が空間を飛び回る。
和「ねぇ、さっき律とすれ違ったんだけどなんか変だった。」
和「あなた、何があったか知ってるんじゃない?」
周りとは少し空気が違うようなものが二人を取り巻いた。
澪「朝の時は何ともなかったようだけど。」
和「…そっかぁ。なんでもない。澪なら知ってるかなと思って。」
澪(何があったんだろ…律ぅ…。)
澪「…後で部活で会うからその時にでも。」
それと同時進行でほかのクラスでは、
唯「ほーーーーーーーげーーーーーーーーーーーー」
紬「あらあらあらあらあらあら。…フフッ」
律「……………」
いつもの元気印が窓の外をぼんやりのぞく。
唯「ほーーーーーーーーーげーーーーーーーーーーー」
紬「唯ちゃん、ほっぺについてるわよ。」ペロッ
唯「あ、ありがとう。むぎちゃん。あれ?りっちゃん?」
紬「りっちゃんがどうかしたの?」
律「…」
唯「りっちゃん?」
律「…」
唯「おーい!りっちゃん!」
律「…」
唯「りっちゃん、りっちゃんってばーーー!」
紬「ねえ、りっちゃん!」
唯紬(おかしいなぁ。いつもだったらすぐ反応するのに…)
515:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 03:53:14 c42RNR5O
余りにも反応しないことにしびれを切らした一方が近づく。
しかし、その気配には気付いていない。
唯「りっちゃん!」ムギュ!
律「あ!唯っ!呼んでたのか?ごめんごめん。…」アハッアハッアハっ
紬「どうしたの?具合でも悪いのかしら。」
律「なんでもないよ~~ん!ほ~~ら!」
さっきまでの体を取り消すように髪の毛でひげを作って唯と絡んでいる。
紬(なんか、いつものりっちゃんでないのはわかる。でも、どうして?)
しばらくして、律は今までと同じ様に魂の抜け殻になっている。
律(朝あんなもの読まなかったらよかったな。なんで見ちゃったんだろ…。)
律(「君は思ってるより おんなのこだよ」「前髪下ろしたときは どれほど好きになれる?」って、
書いてたけどさぁ、なんかこんなこと前にもあったけどあれは澪の仕業だったし、またあいつが?)
心の中でぼやいた少女は授業中も視点を一点にしていた。
さわ子「ちょっと?田井中さん?どうしたの?」
律「え?あっ!なんでもないです。」
さわ子「そう。それならしっかり授業を受けること。」
律「はい。」
――そんなこんなで放課後になり、部活にいそしむ姿が多くなった。
律(いつもの軽音部が始まるんだ。周りにはいつもと同じようにふるまわなければ…。)
今日は彼女は掃除当番ではなかったので一番早く部室にしてはティーセットが置いてあったりと
ほかの部室にはないまったりした雰囲気がある。
516:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 03:54:33 c42RNR5O
ギィィィィィ…。
唯「りっちゃん、おいっす!」
律「オーっす!」
唯(今までどおりのりっちゃんだなぁ。)「何考えてるの?」
律「それはなぁ、あれだよ、あれ!タイバンのこととか!!」
唯「年末のライブハウスのときは楽しかったよね。」
しばらくたってみんながそろった。ただ、梓は振り替え休日で休みである。
紬「みんなそろったことだし、お茶にしよ?」
紬「きょうはレモンティーとマドレーヌとクッキーよ」
机の回りにいつもの定位置に座った面々。
まったりとした空気が空間いっぱいに広がる。
唯「お寒ぅございますねぇ」
律「そうでございますわん」
唯「りっちゃん!それっ!」律の両頬に冷たい手が触れる。
律「お!やったな?おっ返しだぁ!」同じことを唯にやる。
紬「ふふふふふふふ…」となんだか微笑む。
ひとりだけその空気の中に入れなかった。
澪(絶対、なんかあるな…。いま聞いてもはぐらかされるだけだし…。
でも、和の話はほんとのようだ。付き合い長いんだからそれくらいわからないと。)
澪「な…なぁ律」
律「ん?なぁに?」
澪「もうそろそろ進路とか部活とかぼんやりでも話しとかなきゃいけないんじゃないか?」
律「まだ早いけど、それもそうだな。」
唯「むぎちゃん!むぎちゃん! このマドレーヌおいしいよっ!」
律澪(空気読もうぜそこは。)紬(ふふふッ。)
唯「あ、ごめんごめん。部活の話だよね?」
澪「そうだよ。とりあえず、これからの事を考えておかないと後で大変なことになるからな。」
律「んで、これからどうやってくんだ?」
紬「私は、このままがいいなって。みんなと一緒にいられる時間が私の幸せだもの。」
紬「だから、部活はある程度ずっと続けたいな。」
律「そうか。そしたら、唯はどうなんだよ。」
唯「私も、むぎちゃんとおなじだよぉ。ここでお菓子食べて、みんなでだべって、
ギー太もひけて、みんなと曲を合わせられる。」
唯「だから、今はそんなことを考えなくてもいいと思うよ。澪ちゃんは?」
澪「私は…これの言いだしっぺだからなぁ。来年の事もあるし、そう考えたら梓の事もいろいろとね。」
澪「このバンドは大事にしたいと思ってるよ。」
律「私だって…ね。これからもよろしくな。」
律「というわけで、どうする? 新しく曲でも作るのか?」
澪「そうだな。もうそろそろあの4曲だけじゃつらい面もあるし。」
唯「いろんな曲を合わせたいよね。」
紬「自分たちの成長を見てもらいたいものよね。」
唯「そしたら、みんなで作っていくってのはどお?」
律「それいいな。いままで、澪とむぎにまかせっきりだったしな。」
律「それが、うちらの卒業の時にできればカッコイイよね。」
紬「やりましょうよ!ね?」
紬が手を輪の真中に出した。それに次々と重ねていく手、そして、掛け声とともにその手は離れた。
―誰かを忘れていた。
517:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 04:04:17 c42RNR5O
―きょう、休みだった2人の動向はこんなものであった。
~
こんにちは、平沢憂です。
今日は、暇だったので梓ちゃん(いけにえ)と遊ぶことにしました。
いつものコンビニ前、雪が積もっているので少し神秘的です。
~
梓「おーーい!待った?」
憂「あ!梓ちゃん!てか誰?」
憂「真っ白すぎて誰かと思ったよ。そしたら行こうか。」
梓「うん。」
憂「梓ちゃんこの服かわいいね。どこで買ったの?」
梓「近所のしま○らだよ。あそこいいのあるもんね。安くてかわいいもんね。」
憂「へぇ。ちょうど今日服見に行こうともしてたんだけど後で行く?」
梓「いくいく!どこなの? 」憂「秘密だよ?」梓「ぶーーーーー!」
しばらくして、いつものハンバーガーショップに到着。
518:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 15:24:24 c42RNR5O
注文をし終え、席に向かい合って座る。
やっぱりたわいもない話をが始まる。
憂「研修旅行面白かったね。とくに、先生たちが。」
梓「そうだね。あの先生は大人げなかったなぁ。」
憂「うんうん。あの人はねぇ…。」
…梓(楽しいな。明日は何があるんだろうな。てか、さっさと憂、服買わないのかな?)
しばらくして、憂のよく通っている服屋に到着。
梓(…う~ん。やっぱり、憂のイメージそのまんまだな。あの服いいなぁ。)
憂「どうしたの?梓ちゃん。あの服カワイイよね。あのフリルが…」
憂(梓ちゃんが着たらとてもかわいいだろうな。)
梓「買っちゃおうかなぁ。」
…憂(梓ちゃん、とっても楽しそう。お姉ちゃんにも見せてあげたいな。)
いつの間にか日は傾いていた。
梓「今日は楽しかったな。また行きたいね。」
憂「そうだね。でも、ごめんね。朝早くメールしちゃって。」
梓「いいよ。いいよ。楽しかったんだし。」
憂「そしたら、私はこっちだから、またね」ノシ
梓「うん。またね。」ノシ
その時、聞きなれた4つの声が聞こえてきた。
…「でね、それでね。あれで、あれなんだよ。」
…「ほぉ~。やっぱりこれだよな。」
…「でも、こっちのほうがいいなぁ…//」
…「澪ちゅわぁんは、素晴らしいセンスを持っていらっしゃいますものねぇ。」
…ゴツンっ!!「いったぁ~。私、何もいってないじゃぁん!」
…「まあ、まあ、まあ、まあ、まあ、まあ」フフッ
…「6回だぁ。」「って数えてるんじゃねぇ!ってあそこにいるの憂ちゃんだよね?」
…「そうだ!アズにゃんもいる~~!」
…「う~~~い~~~~!」「お~い!アズにゃぁぁあぁぁん!」もふっ!
梓「いきなり抱きつかないで下さいよぉ…//」
唯「アズにゃ~ん。ごろごろ~、ごろごろ~」
憂「あ!みなさん、こんにちは!」
澪律紬「こんにちは!」
律「二人でどっか行ってたの?」
憂「はい。ちょっと遊びに。」
澪「明日からまた学校?」
憂「はい。」
519:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 15:43:13 c42RNR5O
少し、その場でしゃべってみんな帰るべき方向に足を踏み出した。
―
憂「学校、どうだった?」
唯「りっちゃんがね…こうでね…あれでね…」
唯の何気ない話に憂はうなづきながら聞いている。
憂「そっかぁ。皆さん大変だったね。ところで、今日の晩ごはんは何にする?」
唯「マシュマロ豆乳鍋!」
憂「わかったよ。お姉ちゃん!私、頑張って作るから待っててね!」
520:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 18:28:40 c42RNR5O
―
澪「あのさ…律?」
律「何だぁ?何言おうとしてるのかわかってるよ。」
澪「おまえはエスパーか!」
少し息をついて澪は心配そうに話し始めた。
澪「今日、何かあったのか?和からも聞いたぞ?部活の時もなんか変だったし。」
律「…うん。関係ないよ。(朝の手紙はお前か?って聞けないよ。)//」
澪「ホントか?でも、律らしくない!そんな、暗い顔されても困るし。」
律「…(聞いてみようかな?)」
律「あのさ…朝…」
澪「朝がどうしたんだ?」
律「あのさ、…」澪(!!)
澪「そういえば、昨日の夜にメールしただろ?新聞受けに歌詞入れとくって。」
律「(ああ、やっぱこいつか。でも、いつもとは違う感じだったな。)…ははっ!」
律「どうしてくれるんだよぉ!澪!私の乙女心に傷つけるつもりか?」
澪「メールちゃんと見なかった律が悪かったんだろ?」
律「nだとぉ~~~~~!」こそこそ…「ほれっ!」
いきなり、澪のほほに冷たい手が触れた。
澪「ひゃぁん!こら律ぅ~…」(ゲンコツはできないな。ここは…)
澪「仕返しだぁ!」ピト…
律「あ!澪の手あったか~~い!ふふ~ん!(^ヮ^)」
お互いのやっていることにおかしくなって、その場の空気が暖かくなるような感じがあった。
しばらく歩いて、
澪「…今回の詞はどうだった?//」
律「う~~ん。この前より好きだよ。でも、私のこと書いてないか?」
澪「…え?…あっ…//」
律「いいよ。ごまかさなくても小学校からの仲でしょ?」
澪「今回のは、律のために書いたんだ!いつも一緒だったから。いつの間にか、隣にいてくれないとだめになって…」
律「そうか。そうか。澪姫様はこの律王子様がいないとだめなんですね?」ニイッ!
律がそうからかうと、反射神経的にゲンコツが来ると構えていたが今回はそうではなかった。
521:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 18:39:52 c42RNR5O
澪「ホッホ、ホントに書くのがとてもつらかった。」ジワッ
律「おいおいおいおい、泣くなよぉ…。」
彼女は、泣いている相手をなだめる、しかも小学生くらいの女の子を扱うように
彼女なりに優しく声をかけた。
律「そしたら、明後日休みだから家に泊まりにきなよ?」
律「たっぷり、この律さまが愛してやるからな!」
澪「何だ?そりゃ?…ハハハハハハハ…」
―
梓(寒いな…)「家に帰ってもひとりか。どうしよう。何やってようかなぁ。」
梓はいつもの道のりを歩いていた。
紬は電車を待つホームに立っていた。
紬「今日もいいものが見れたわ。斎藤。」
斎藤「左様でございますか。お嬢様。」
…「まもなく、列車が入ってきております。危ないですので白線の内側より出ないでください。」
彼女たちの特別な日々が始まった。
522:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/23 19:17:06 c42RNR5O
翌日…学校が終わり、放課後。
律「うぅ~~さびぃさびぃ!何なんだこの寒さはっ!」
ガチャっ
澪「お!律!早いな。ほかのみんなは?」
律「唯なら、さわちゃんによばれてずっとそれきり。むぎはいま日直だったから日誌書いてるよ。」
澪「そうなんだ。だったら、昨日の歌詞の感想いってくれないか?」
律「…」チュッ…「これが答えだよ。澪っ。」ニイッ!
澪(私はそれ以上だよ?いまは律しか見えない。)カァァァァァァァァァァァァ「あり…がと…」
ガチャっ!律「誰か来たぞ!」二人は所定の場所についた。
…「りっちゃん、おい~す!」「みなさんこんにちは。」…「唯と梓かぁ。同時に入ってくるって珍しいな。」
唯「まあね。」
ガチャ!「あ!みんな揃ってたのね。」…「お!ムギぃ!」
しばらくして、
さわ子「ムギちゃん、ミルクティーお願い!」
紬「は~い。」
いきなりあらわれてそのようなことを言うから全員が(ムギ以外)ぶっ飛んだ。
いまや恒例となっているティータイムの時間だ。
律「あのさ、昨日澪と唯とムギと話したんだけどな。」
律「新しい曲を書きたいってことになったんだけど?どうだ?梓。」
梓「う~~ん。いいですよ。今回も澪せんぱいとムギせんぱいが作るんですよね?」
唯「はいはいっ!今回は、みんなでつくろ~よ!」
紬「いいわね。それ!」
梓「あまり自信ないですけど、やってやるです!」
ここから、彼女たちの結晶が作り上げられていく。
523:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/24 01:40:34 pElHtKrL
よ 恥 | ____ | 言 い
ね ず | /:_____ : `ヽ | っ い
・ か | i: : /----------i: : : : ヽ | た .か
・ し | |: : |`´ `´`´`´`´|: : :|: : : || ら 悪
い | |: : | -- -- |: : :|: : : || ・ い
ヽ |: : | ┳ ┳ |: : :|: : : :|| ・ か
/ ̄ .|: : | ┃ ┃ |: : :|ヽ : :|| で
|: :ノ '' '''u|: : :|ノ : :| ー _
|: :ゝ、 __ !: : :i: : : :| ノノ
|/|:∧` ー`-´┬ イ|: : :|: : :/
ノ __ i/ `^_> ‐ヘ| ヘ |ノレレy´
) 〈彡テ /::|:::::/爪/::::} ̄\
) \ソ| /::<:::::| /:::ノ::::::::::::}
524:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/24 01:50:00 PWkoCv7k
で、いつから本気が見られるの?
525:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/24 22:32:01 pElHtKrL
とりあえずこんとんよりはマシといったところ
526:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/25 02:07:05 tFuV2pnB
その日の夜…
…カタカタカタカタ…カタカタ…カチッ!…
澪「今回はみんなで作るとか言っちゃったけど、やっぱりいつもの癖で勝手に詞を作りたくなってるなぁ。」
澪「どうせ、律に見せたら…『うぅ~、背中がむずむずするぅ~』とか言われるだろうな。」
~~♪
澪「あっ!ムギからだ。…今回はみんなで作れるから嬉しいなぁ。私から提案なんだけど、大切な人への感謝の気持ちを書いてみたいなって。」
澪「いいなぁ。…大切な人かぁ。…//」
―唯の家では…
憂「お姉ちゃぁん!ごはんできたよ!手伝ってくれない?」
唯「うい~!今行くね。待ってて!」ダダダダダ…
唯「今日は、マシュマロ豆乳鍋じゃなかったんだぁ。」シュン・・・
憂「それは、また今度ね。お姉ちゃん。」フフッ
唯「そうだね憂!今日ね。隣の席のハルちゃんがね…でね。…で、すごかったんだよぉ!」
憂(お姉ちゃんとっても楽しそう。私も楽しくなっちゃった。)「私もね、…でね、だったの。」
くだらない話が食卓をにぎやかにした。
唯憂「ごちそうさまでした!」
しばらくして、
唯「う~~~~~~ん。みんなで曲作ろうとか言ったけど、私は何をすれば…ム~~~~~~~…」
ガチャ!
憂「お姉ちゃん!どうしたの? 私にできるなら力になるよ!」
唯「それがね憂~~。みんなで曲を作ろうってことになってさぁ。」
憂(お姉ちゃんが作曲? どうしよう今のうちにサインねだっちゃおうかなぁ~~//)
憂「お姉ちゃん、頑張ってね! 私お姉ちゃんの力になれるかわからないけど。…明日、早いから寝よ?おやすみ。」
唯「おやすみ、うい~。」
527:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/25 02:50:13 tFuV2pnB
翌日、めったに降らない大雪が解け始めた。
律「へっくしょい!ちきしょーー!…ふぇ~、風邪ひいたかなぁ・・・」
いつもと変わらない通学路、樹、建物、空。
そこにいつもと変わらない時の流れがある。
この日も何も大きなニュースは飛び込んでこず、放課後になっていた。
…音楽室
ガチャ!
唯「あっ!みんな来てたんだ!」
澪「ずいぶんと遅かったな。待ってたんだぞ!」
律「おまえあれか? 呼び出し食らったか?」
唯「え…うん。(さすがにいままで机の上で寝てたなんて言えないよね。)」
紬「唯ちゃんも来たことだし!お茶にしましょ?」
梓「練習がさk「寒いからひとまず身体があったまらないとな!(律)」
一番下の梓はここで何も反撃できない自分に悔しさをぶつけたらしい。
ティータイムでの話が咲いたころに律が立ち上がった。
律「オホン!…昨日言った通り、我々放課後ティータイムは新曲を作るわけだが…」
澪「…なんだ?急にかしこまって。」
律「いろいろ考えた結果、みんなでどういう風に作っていくのかが先決だと思うんだけど。」
律「何か考えとかないか?」
ここで、紬が澪になんとなく目線を合わせた。そして、何かを言わせんばかりの顔を向けた。
澪「そういうのは、作っていくうちに決まるだろうし、それよりも歌の内容を考えないか?」
律「それもそうだな。いままで澪のきらきら~ふわふわ~な感じだけだと偏っちゃうからな。」
全員の前に立っているおでこ姫の頭にクリーンヒットが当たった。
律「なんで、いつも私だけ~?」
澪「悪かったな。きらきらやふわふわで!」
ほかの3人はそれを見て笑っていた。楽しそうに。。。
梓(わたしかなり空気ですよね?)
律「よーし!みんなこれでいいのか?」
梓「私はかまわないですよ!やってやるです。ギターの事ならですけど。」
唯「ありがと―!あずにゃん!助かるよぉぉぉぉぉぉ。」ムギュ!
……梓「痛いです!痛いです!ちょ。。。」ほわ~~ん
……一同(落ち着いてるよ、てか、抱きつかれて安心しきってるよこいつ。…笑)
紬「私は、みんなが楽しくやっていければそれでいいかな。」
律「よっしゃ!これで決まりだな。でも、何を伝えたいんだ?」
唯「ギー太!」
紬「たくあんの事かしら。」
梓「アズにゃん2号!」
律「おまえら、全くばらばらだな~~!(笑)。ところで、澪は?」
澪「え?うん…った、『大切な人』!」
律「もしかして、私の事か?」
ぼこっ!っと鈍い音が広がる。
澪「…たとえば、私たちを応援してくれる周りのさぁ」冷静に語り始めた。
澪「たとえば、さわ子先生とか、憂ちゃん、和とかいるだろ? ほかにも、学校のみんなとかね。」
唯「いいね。それ!うん!それでやろーよ!」
唯「ね!?やろー?やろー?」
梓「唯センパイがそこまで言うんだったらやりましょう。」
唯「アズにゃんはやっぱりアズにゃんだね!」
紬「みんなで作るんだから、もう少し気合入れないとね。」
528:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/25 03:05:47 tFuV2pnB
数日たったある日!
じゃっじゃっじゃ~~ん!
澪「ふぅ…やっとできたぁ!なんとかできたな。」
律「そしたら、記念にっと…」
澪「あっ!それ私のカメラ!」
律「こまかいことはきにしなぁいきにしない!」
律「ほら!みんな集まって!梓もさ!ほらはーやーくぅ!」
律「行くよ?」カシャ!
その写真は、唯が初めて部室の戸を叩いたときに取ったものと同じように律はおでこしか出ていない。
それには、彼女は不服ではなさそうだ。最高の傑作(マスターピース)ができたからだ。
(今回はこれで終わりです。内容が薄すぎてつまらなかったと思います。次回も頑張って挑戦します!)
529:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/25 03:12:55 tFuV2pnB
>>528のつけたし部分
その写真は、唯が初めて部室の戸を叩いたときに取ったものと同じように律はおでこしか出ていない。
それには、彼女は不服ではなさそうだ。最高の傑作(マスターピース)ができたからだ。
…
部室の机の上には30枚くらいの五線譜とノートの束。
何回も書きなおしたろうその筆跡はとてもきれいではなかった。
清書らしきものがそこに置いてある。この部活のいつもの作詞者の字であろう。
タイトルの部分にはっきりと書いてある。
「Be here for you!」(ここにいるよ!)
誰に対してであるのかは不明だが、
5人それぞれがそれぞれ想う人のためにこの曲を書いたのだろう。
この曲を演奏するのはいつの日になるか…。
(終)
530:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 11:15:00 uUuSooOa
乙
また暇な時にでも書いてくれ
ここなら気楽に書けるでしょ
531:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/25 13:30:47 tFuV2pnB
>>530
ありがとう。
多分次は続編です。
532:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/25 15:21:32 tFuV2pnB
…続編 #2「風邪!」
桜高軽音部の面々が新たな曲を完成させて早一週間。
この冬真っ最中の恒例行事「インフルエンザによる学級閉鎖」が彼女たちを襲った。
ここに学級閉鎖という不幸に見舞われた二人が通りを歩いている。
梓「心配だな…。先輩方インフルエンザとかかかってないよね。」
憂「うん…。そうだね。かかってなきゃいいんだけど。」
梓「唯センパイは大丈夫なの?」
憂「お姉ちゃんは今のところ大丈夫だよ。朝、昨日のアイスの食べ過ぎでおなか壊しちゃって…でも、普通に学校行ったから。」
梓「唯センパイらしいわね。」
憂「だから、お姉ちゃんは大丈夫だよ…。」
―唯「はっくしょい!…ふぇ…誰か噂流したかな?」
どうやら、2年生はどこもまだ学級閉鎖にはなっていないようだ。
でも、ちらほら休む者が増えているようだ。
ちなみに彼女たちの顧問は今日も休みだった。インフルエンザで。
学校が様子を見るということで、部活動が禁止になった。
律「さわちゃんインフルエンザだってよ。」
唯「大変だね。りっちゃんって風邪ひかなさそうだよね。(笑)」
律「こんなときにいうセリフじゃないぞぉ!でも、心配だな。」
紬「そうね。ここ数日間は先生の顔見てないものね。」
澪「そうだな。わたしらも気をつけないとな。律?」
律「なんで、私だけ名指し?」
澪「だって、前例があったからさ…。部長がしっかりしなきゃ!」
紬「今日、私こっちなの!」
澪「ムギぃ。バイトか?」
紬「今日は、バイトは入れてないの。今日はほかによるところがあってね。…バイバイ!」
唯澪律「ばいばーい!」
律「今日は、梓たちのクラス学級閉鎖になったんだろ?」
唯「そうだったんだ!」
律澪(おいおい…そこ知っておけよ。)
澪「憂ちゃんは、大丈夫なのか?」
唯「憂も私も大丈夫だよ!」
唯「あっ!私こっちだからバイバーイ!」
律澪「じゃーなー!」
この日までは、いつもの日常が続いていた。
翌朝…
斎藤「…お嬢様?お嬢様!今日は学校はお控えください!お体に響きます…」
紬「…え。…でも、学校行かないと…」
斎藤「…わたくしが学校にお伝えしますので、どうか安静に。」
そう言って、斎藤は周りの家政婦に体温計や、いろいろ発熱に関する道具を出すように言ってその場を去った。
家政婦「お嬢様、お顔が赤いですよ。お熱を計りますので体温計を…。」
ふわふわした意識の中、紬は体温計を手に取った。
…[39.8 ℃]…そう書かれていたようだ。それを見た紬は斎藤の話していた内容を理解した。
~~~~~~~~~~~~~~~~^^
533:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/25 15:51:22 tFuV2pnB
朝、学校にて。唯たちのクラスの担任が教室にはいり出席確認をしている。
この日は、2月の頭であった。一ヶ月後には上級生の卒業式が迫っていた。
担任「今日は誰が休みですか?」
…「○○さんいません。…先生!■■さんもいません!」
担任「ほかは?」
律「琴吹さんが今日は休みです。」
担任「それは、連絡をもらっています。大丈夫ですよ。」
担任「うちのクラスからもインフルエンザにかかった人が5人くらいいます。みなさんもきをつけてください!」
担任「それでは、朝の会終わり!号令係!」
号令係が号令をかけて一日がスタートした。
…
はじめて目の前に空白が存在した。それに少々戸惑った。
そのような日がしばらく続いた。
学校は、ようやくインフルエンザの脅威から抜け出して通常通りの生活が始まった。
タッタッタッタッタ…ガチャ!
律「お!大丈夫か?」唯「あ!ムギちゃ~ん!」
紬「みんな!ごめんなさい!今日から完全復活です。」
ガチャ!今度は、ひとりだけクラスが違う者が現れた。
澪「ムギ!お前大丈夫か?というより、ひさしぶり!」
唯「久しぶりだね!みんな。澪ちゃんは大丈夫だったんだね。」
澪「けっこう、淋しかったんだぞ?だって、和も休んじゃっててさ…。」
律唯「そうだったんだ。」律「私のところに来てくれてもよか…」ゴツ!
久々に響くナックルの音。それをみんなが懐かしむ。
…ハッハッハッハッハ…ガチャ!
梓「遅れてすいません。掃除が長引いちゃいました。ってムギせんぱい!」
紬「あ!ということはみなさん揃いましたね。さわちゃん先生を除いてですけど。」
律「そうだな!久しぶりのティータイムということですね?」
唯「お~や~つ~!」
…久しぶりのティータイムの余韻を残さないように律が話し始めた。
律「あのさ!みんな!聞いてもらいたいことがあるんだけど。」
梓「なんですか?それ?」
律「じゃーーん!卒業式の日にゲリラライブでもしよーっぜー!」
ゴツン!(てへぺろっ。)
澪「なんで、こういうことみんなに先に言わないんだよ!」
唯「そうだよ。りっちゃん!こういうのはみんなにきかないと!」
梓「先輩はいっつもそうですよ!」
律「いっつもじゃないよぉ~(…う~澪の拳骨は効くなぁ)」
紬「これ、面白そうじゃない?みんなでこんなことできるなんてすてきかも!」
534:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/25 16:10:00 tFuV2pnB
紬の発言はみんなを納得させた。そこに梓が口を出した。
梓「告知しないで、どこでやるっていうんですか!しかも練習時間1か月きってますよ?」
澪「確かに…梓の言うとおりだ。どうするんだよ。場所とか時間とか。」
律「ああ、まだ決めてなかったな。」
律「和に頼んで…」
澪「どこまで他力本願なんだよ。でも、聞いてみるのもいいかもな。」
唯「いま、和ちゃん生徒会長だもんね。多分、話せばわかるこだよ!」
澪「おまえがいうなよ!?(笑)な?梓。」
梓「…そうですね。(笑)」
律「なんだか、こんなこと一回あったな。お似合いですねお二人さ~ん?」
唯「ほんとだ!澪ちゃんとアズにゃん本当の姉妹見たいだよ。」
紬(ポー…//美しいなぁ。。。)
律(おい!唯!ムギがみとれてるよ!)
唯(ほんとだ!でも、そんなムギちゃんってかわいいよね。)
律「そういうことだから、ちょっと和に話してみよう?」
…律が先頭に生徒会室のドアにノックをした。
案の定、今の生徒会長が姿を現した。
和「あら、みんなどうしたの?こんなところまで来て、」
律「あのさ…相談があるのですが…」
和「何?言ってみなさいよぉ。」
律「あのですね…和様のお力で卒業式後の体育館を貸していただけませんか?」
和「そうね。なんで?」
唯「それはね。和ちゃん!私たちゲリラライブをやろうって考えがあってね。」
和「え?そんなの聞いてないわよ。ちょっと待ってて、今体育館の予約状況を確認するから。」
和「とりあえず、体育館は体育委員のほうにも伝えたほうがいいわよ。彼女たちの力も必要だから。」
澪「分かった。…ありがとな!でも、どうしてここまでやってくれるんだ?」
和「それはね。唯が初めて部活というものに入ってあんなに生き生きしてる顔見てるとなんだかね…応援したくなっちゃって」
和「もちろん、唯だけじゃないわ。澪だって、律だって、みんなの活躍を楽しみにしているんだからね。」
和「それじゃ、体育委員のほうに連絡とっておくから、期待してるわ!」
律「ありがとーーー!あんたは、神様仏様和様だよぉぉぉぉぉ!」
和「大げさね…」
唯「ありがとうね和ちゃん!それじゃあね。今日一緒に帰ろうね。」
和「分かったわ。それじゃ、唯!またね。」
しばらくして、和は体育委員長、そして、施設を管理する教頭のところに連絡を取った。
教頭のところに行き、いきさつを話した。
535:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/25 16:26:51 tFuV2pnB
部活が終わったころには、日が暮れていた。
律「みんなおつかれ!今日、この後お茶しない?」
唯「和ちゃんも誘っていい?」
律「いいよ。澪は行くよな?」澪「私はもう参加してることになってるのか。」
紬「今日はバイトがないからいいわよ。」
律「よっしゃ!決まりだな?」
536:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 17:54:55 tFuV2pnB
いつものハンバーガーショップで…
律「ところで、和ぁ!いろいろとありがとな!」
和「いいわよ。別に。いつもの事じゃない。」
澪「いつもの事でごめんな。//」
唯「ところで、これからどうしようね。」
梓「何をですか?」
唯「ゲリラライブだよ。ゲ・リ・ラ・ラ・イ・ブ!」
梓「そうですね。でも、まだ体育館の使用許可降りてませんよね?和さん?」
和「そうね。明日くらいにはなんとかなりそうだけど。」
律「あはっ!そしたらぁ、明日は生徒会室に殴り込みだぁ!」
和「そのあとは、体育委員長のところに殴り込みね…。」
そんなこんなで一日は終わった。
537: ◆rrGc0sAvDg13
10/02/25 18:17:31 tFuV2pnB
律「ふぅ~!今日の授業はおわりだぁ!うぅ~手がうなるぜぇ!」
唯「りっちゃん、りっちゃん!いよいよ今日だね。りっちゃん!」
律「あぁ!唯!」
澪「それは昨日言ったことだろうが!」
紬「そうね…。」
彼女たちは、和が待つ生徒会室に向かった。
梓「こんな大勢で行って困りませんか?」
律「いいんだよ!これも作戦だよ!」
澪「あきれる…。」
こんこん!
…「はいって!」
唯「あ!和ちゃん!」
和「みんな来たのね。ここに、体育委員長にも来てもらったの。」
和「そのほうがいいでしょ?」
律「わりいな!」
和「早速だけど、本題入るわよ?」
澪「そうね。」
ここで、体育委員長と和に卒業式の後にゲリラライブをするという計画を話した。
体育委員長は納得したが、講堂のほうがいいと言っていた。卒業式も入学式も講堂でやっていたので
そのほうがいいと納得した。講堂の使用届は、そして、使用権の把握は生徒会でやっているため手続きが簡単になった。
律「悪いな。体育委員長。でも、このゲリラライブは口コミで広げていっていいけど、3年生には内緒な。」
体育委員長「わかったわ。3年生には内緒ね。」
律「あは~~~~~~!これで1ステップ進んだな。次は先生たちにもこの事を言っておかないとな。」
澪「そうだな。このことを言っておかないと大変なことになりそうだしな。」
放課後ティータイムは職員室に向かう。
職員室の支配者教頭にこの話を持ち込んだ。
顧問であるさわ子の了承を得ていることも告げた。
教頭は喜んでこの件を飲んでくれた。教師陣も卒業生たちにいい思い出を作ってやりたいのだそう。
538: ◆rrGc0sAvDg13
10/02/25 18:43:09 tFuV2pnB
>>537の続きです。#3「不安!」です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
部活動の時間が終わり全員、何かをつかんだようなすがすがしさに包まれていた。
唯「今日はいろいろと楽しかったね。」
澪「私なんか…私なんか…とても緊張したんだぞ?」
律「私たち頑張ったってかんじだよね!!」
紬「そうだわ!みんな、これから土日はうちの別荘に来ない?それで練習するってどう?」
梓「ムギせんぱい、唐突ですね。」
紬「みなさんがいいのであれば、別荘を借りる準備をしなければいけないわね。」
唯「みんなぁ、行こうよぉ!」
澪「いいのか?ムギ?こんなにいつも行ってしまったら迷惑じゃないか?」
紬「いいわよ。別荘の空きがあればの話だけど。」
律「あは~☆いこうよ!いこうよ!澪!ね?いいでしょ?」
澪「確かにな。それじゃいいか?紬!」
紬「いいわよ!」
とそういうやりとりの中で決まった土日のプチ合宿!
明日は金曜日、次の土曜日から始めようということになった。
539:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/25 18:48:43 uUuSooOa
正統派の部活モノって感じだな
540:538の続き
10/02/25 23:22:35 tFuV2pnB
とうとう、最初の土曜日がきてしまった。今回の別荘は温泉地にあると言っていた。
リラックスしながら、音楽ができるなんて夢みたいな環境がそこにはあった。
しかし、彼女はいつものようなノリで前日の夜を過ごしてしまったので寝過ごしそうになったのである。
…
憂「おねえちゃん!おきてよ!遅れるよ?」…ゴソゴソッ!
憂「もうそろそろ起きないと澪さんたちに迷惑かけるよ?」…ゴソゴソッ!バサッ!
唯「…あ…うい…おはよう…今何時?」
憂「もう、8時だよ!?」
このセリフを聞いたとたん唯はいつもの待ったりペースから高速で準備をした。
そして、急いで集合場所のバス停に急いで向かった。
憂の声も聞こえないくらいあわてていた。
バス停では、ひとりを除いてみんな集まっていた。
唯「ごめんごめ~ん!みんな待った?」
澪「よし!今日は全員そろったな。もうそろそろバスが来るようだけど。」
律「あは!バス来たぞぉぉぉぉ!」
一同はバスに乗り込み30分以上の小旅行。遊びに行く気満々だ。学年末テストという名の地獄の前の小休符。
律「あはぁ~。すごいぞ唯!」唯「すごいねりっちゃん」
唯「温泉だよ?りっちゃん!温泉!おんせん!」律「温泉だよ!澪!」
澪「あんまり騒ぐなよ!恥ずかしい…」紬「澪ちゃんってどこまで恥ずかしがり屋なの?」
梓「澪せんぱいもあの輪の中に入りたいんですよね?」
澪「バスの中で騒ぐとか高校生にもなってするもんじゃないよな・・ハハ…」
梓(実は自分も騒ぎたいんだなぁ…この人…そんなところがかわいいですよ?澪さん?)
紬「次のバス停で降りますよ?もうそろそろね…。」
あっという間というのはこの事だろう。バス停を降りて3分くらいのところに別荘があった。
今回は親の所有するものの中では3番目くらいに小さいそうだ。
一同(これで3番目に小さいとか一番でかいのは東京ドーム32個分以上か?)
律「とりあえず、温泉!温泉!」唯「おんせん!」
澪「練習するために来たんじゃないのか?」梓「澪センパイの言うとおりですよ?」
紬「いいじゃない?リラックスしてから練習して。」
律「それじゃ、多数決で決めよう!」
律「まずは温泉!ハイっ!!」
唯「ハイっ!!」
澪「まずは練習!」梓「ハイ!」
律「ムギはどっちなんだ?」
そこに、温泉につかる準備万端のムギがいた。
紬「温泉につかりたいでぇ~す。」
澪梓(こいつ…裏切った!)
541:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/26 02:08:09 HtqpGi2O
この別荘のお湯は源泉かけ流しである。
なんだか、美人の湯といわれる種類とか言うものらしい。
1、2時間くらいたって彼女たちが風呂から上がってきた。
梓はのぼせていた。あるせんぱいのグラマーボディーに興奮したのか、本人は覚えていないようだ。
澪「梓っ!大丈夫か?」唯「あずにゃん?」律「誰のせいだろうなぁ(笑)」紬「私かしら(笑)それとも…」
全員が澪のほうを向いた。そして、澪は少しばかり責任感を背負った形になった。静かに澪は口を開く。
澪「…ムギぃ。氷枕とかある?」紬「ありますよ!待ってて澪ちゃん。」
しばらくすると梓の意識が戻ってきた。
澪「大丈夫か?梓?みんな心配したんだから。」グスッ。
梓「ごめんなさい…みなさん。」
律「よっしゃ!そしたら、練習しよ?な?」
~~♪~~♪
澪「なあ、ここの歌いだし律が歌って見てくれないか?」
律「えぇ~~?んま、いいよ?澪がそういうならっ!」
唯「お?りっちゃん初めてボーカルやるんだね?初めてりっちゃんの歌う姿みれる!たのしみ!たのしみぃ!」
律「おいおい!おまえは本番は見れないんだぞ?」
澪「そしたら、ここのフレーズでは私たち(唯&梓も含めて)はステージの中心から若干外れよう」
唯「そうだね。りっちゃんが見えるようにね。」
澪「そのあとは、私と梓が歌うのはどうだ?」
梓「いいんですか?私、余り歌に自信ないですけど。」
唯「それじゃ、ここからサビだからみんなでうたおーよ!ね?」
律「そうだな。これで行こうか。ムギは歌いたいところとかある?」
紬「私?そうだな…2番の最初とかかな…」
唯「ムギちゃんは、そこの歌詞書いたんだもんね。」
澪「そうだなぁ、ここはムギソロにしてもいいか?」
静かに紬は決心をしたとうなずいた。
唯「そしたら、2番のサビまでやってみようよ!」
律「1,2,1,2、・・」カン、カン、カン、カンっ!
~~♪~~♪~~♪~~♪
律「いまのよかったな!うん。でも、やっぱりボーカルは澪と唯でいいな。私は。」
律「だから、私のパートのところは澪が歌ってくれないか?」
紬「そうね、今まで通り私たちはコーラスで参加するわ。だから、3人でボーカルのパート分けしてくれる?」
唯「りっちゃんもムギちゃんもそんなこと言わないでよ。」
律「やっぱり私はドラムで精いっぱいだから!」
紬「私も、鍵盤でみんなが喜んでくれたら嬉しい。」
澪「…そうか、わかった。唯!梓!もういちど、考えよ?な?」
こうして彼女たちのミニ合宿が終わった。
542:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/26 16:45:45 HtqpGi2O
#4 ゲリラライブ!
3月1日、送られるものを正式に送る会だ。午前にはそれが終わり、体育館にはその余韻が残っている。
外には、多くの卒業生たちが別れを惜しんでいる。そんな中彼女たちの計画の最終章が始まっている。
~音楽室。
律「いやぁ、今日の卒業式はつまらなかったな。」
唯「校長の話が長かったね。」
律「拍手で強制終了してやろぅかてな。」
澪「そんなこと言ってないで、さっさとやるぞ!」
紬「準備が終わったらお茶でも入れるわ。」
律「わりぃな!サンキュ!」
梓「それでは、何から持って行きましょう?」
澪「そうだな、ベーアンは重いから、シールド類をまとめて持って行ってくれ。」
梓「わかりました。」
律「ドラムは後でみんなで持っていこう。そしたら、ムギ!このアンプとなんか持っていけるか?」
紬「いいですよ!」
唯「りっちゃ~ん!これおもいよぉ!」
律「がんばれよぉ!先いってるぞ!」
唯「えぇ~~!?ぶー。」
そこに、部室へ引き返す梓がきて、唯を手伝った。
唯「ごめんね、あずにゃん!」
梓「いいですって!唯センパイとならどこまでも!」
こんな調子で会場である卒業式の余韻が残る講堂に全てを持ってきた。
準備室には和がいて、生徒会がいろいろと演出の手伝いをしてくれると言っていた。
澪「和ぁ…生徒会まで振り回していいのか?」
和「いいの。いいの。私だって、面白そうだから参加しただけだし、あそこにいる書記のエイちゃんだって楽しそうよ?」
和「今回は、私たちがバックについてるんだから何も怖いものはないわ!十分に楽しんで!」
澪「…ありがとう。今度…、一緒に…、どこかに遊びにいこ?」
和「いいわね。約束よ?」澪「ありがとう!」
唯「和ちゃん!ほんとにありがとね。昔から、だいすきだよ!」
律「あはぁ!こんな風にみんながやってくれたんなら私たちも頑張らないと!」
紬「そうだ。ひと段落したんだし、生徒会の皆さんもお茶しませんか?」
和「悪いわね…。」紬「いいの♪いいの♪」
543:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/26 16:51:43 HtqpGi2O
生徒会も音楽室でティータイムを楽しんだ。最終確認も含めてだったがいつもと変わらない模様だ。
全員が集まっているのを見計らってきたかのようにさわ子の姿もあった。
生徒A「ここで、澪ちゃんにスポットあてるね!」
澪「…うん。でも、…恥ずかしいな。//」
唯「澪ちゃん照れてる…かわいい♪」
澪「…私は、……って他人事だな!」
紬「ふふっ…こうしているとすぐ時間になっちゃうわね。」
さわ子「今回の衣装も奮発してつくったわよ!」
全員(その力をほかにまわしてくれ!)
さわ子の準備してきた衣装を選んだ後に本番の事について話が上がった。
生徒B「すいません、全体の流れはこんなかんじでいいですか?」
律「どれどれ…」
律は生徒から紙をもらい、机の上に置いて全員に向かって確認をした。
-------------------------
軽音部「ゲリラライブ」
1.カレーのちライス
MC(唯…曲紹介、バンド紹介)
2.筆ペン、ボールペン
MC(律…フリートーク)
3.私の恋はホッチキス。
MC(唯…曲紹介)
4.Be Here 4 U!~ここにいるよ~
(アンコールがあれば下をやる。)
MC(唯…)
5.ふわふわタイム
-------------------------
律「みんな!これでいくぞ!」
全員うなずいた。腹を決めたといわんばかりの顔で。
一息置いて律が口を開く。
律「よっしゃ!いっくぞ!」
全員が近づく本番に気持ちを新たにした。
ゲネプロが始まり、全員が手ごたえを感じている。
ゲネプロだが、本番と同じようにやりたいと澪が言ったため全員衣装を着てやっている。
その提案者は恥ずかしがっているのだが。
さわ子(…あの子たちも成長してるわね。私の高校の時ってワイルドな方向に行きすぎてたわよね。
4人とも楽しそうだし、それより何より見ている人を楽しませている。それより私…Good Job!)
544:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 18:28:59 HtqpGi2O
佐和子が自分に陶酔している間に彼女たちは講堂での最後のゲネプロに励んでいた。
律「あのさ、唯。最初のMCでメンバー紹介しなくてもいいよ、曲紹介をしてくれ!」
唯「わかったよ。りっちゃん隊長!」
律「よし!次いくぞ!」
こうして、最後の調整が終わり開場時間となった。
今まで自分たち以外の発する音は聞こえなかった。今は、いろんな音が聞こえる。
唯たちは、衣裳に着替え、準備万端だ。唯はステージの幕の間から客席を覗く。
唯「みんなぁ!いっぱいお客さんがいるよ!」
律「どれどれ?あはぁ…!すげぇなぁ!」
澪「どうしよう…頑張らないとな。」
梓「大丈夫ですよ。いざ本番となったらそんなこと忘れてますって。」
澪「ありがとう。」
紬「大丈夫!頑張りましょ?ね?」笑顔で手を握る。
唯と律はステージにやっていた目線を戻し、澪に近づく。
唯「そうだよ!みんながついてるよ!」ニコッ!
律「大丈夫だぞ。澪!私が後ろで見守っててやる。安心してくれ!」ギュ!
そう言って澪に静かに抱きついた。そして、静かに耳元で囁いた。
律「昔からそういう澪がかわいくてしょうがないんだよ。」
澪「…//」カァァァ。少し口元がほほ笑んでいた。
紬「もうそろそろよ!頑張りましょ?」
545:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 18:56:43 HtqpGi2O
本ベルが鳴り、ステージを覆う幕が上がった。
律「1,2,3,4!」
♪<カレーのちライス>
唯「みなさん!こんにちわ!!!」
会場が歓声に包まれた。
唯「今日はゲリラライブだとか言ってたんで、こんなに人が来るとは思いませんでしたぁ。」
唯「みなさん!ここで朝、卒業式やってたんですよ?」
唯「でも、そんな雰囲気なんてないですよね? あ!そしたら次、筆ペン、ボールペン !」
律「1…2…、1,2,3,4!」
♪<筆ペン、ボールペン>
律「みなさ~~ん!まだまだ続きますから気を抜かないでねぇ!」
律「というわけでこの私、容姿端麗、頭脳明晰、みんなのアイドル、軽音部部長!田井中律でぇぇす!」
このつかみによって、観客もヒートアップしてきた。
観客「かわいい~~~~~~!」
律「というわけで、ここでメンバー紹介していきたいと思いま~す!」
律「ほんわかボーカリスト!お菓子大好きギター担当!…唯!」
<ギュいーんギュいーんぎゅいん!>
…わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁx!!!「ゆぅ~~~いちゃぁぁぁぁぁぁん!」
律「天然系お嬢様!ティータイムはまかせて!キーボードっ!…紬!」
<ポロポロポロろ~ん!>「むぅぅぅぅぅぎちゃぁぁぁぁぁぁん!」
律「軽音部の猫耳アイドル!かわいさ最高!ギター担当…梓!」
<ギュい~んじゃっじゃっじゃ!>「あずさぁぁぁぁぁあ!」
律「バンドの萌え担当!そして、堅実ベーシスト…澪」
<ボンボンボンボボンボン♪>「みぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃおちゃ~~~ん!」「かわいい!」
唯「そして、ハイテンションガール!爽快ドラマー…律!」
<ダンダダダン!ダダダダダダ!>
律「それでは、3曲目聞いてください!」
律唯「私の恋はホッチキス!」
546:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/26 19:09:13 HtqpGi2O
<ダンダダダン♪><♪私の恋はホッチキス>
唯「それでは最後の曲になりました。この曲は私たち全員で作りました。いつも応援してくれるみんなのために書いた曲です!」
唯律「聞いてください!Be Here 4 U!~ここにいるよ~ 」
<♪~~>
観客「わ~~~~~~~~~~!」パチパチパチパチ・・・
…「アンコール!アンコール!アンコール!…」
それにこたえるように律はドラムでリズムを刻んでいく。
それに重なるように紬が重なり、澪が重なる。
その3人に目線を合わせて梓が重なる。
そして、唯が重なってヒートアップ!
唯「それじゃ!行くよ!ふわふわ☆時間!!」
~~あぁ カミサマお願い
二人だけのDream Timeください☆
お気に入りのうさちゃん抱いて今夜もオヤスミ♪
ふわふわ時間(タイム) ふわふわ時間(タイム) ふわふわ時間(タイム)
こうして、幕が閉じた。一ヶ月後4人は3年生になる。
547:今回はなにもないよ。ごめん
10/02/27 18:54:30 t9L6nzL6
とりあえず終了。
548:名無しさん@お腹いっぱい。
10/02/28 00:08:58 Dc9kArvw
とりあえず乙。
549:こんとん!11
10/03/04 00:55:21 5H4uySrI
(>>508の続き)
和「私は止めるように言ったんだけど…(シクシク)、澪ごめんね・・・」
ブゾリは律に近付いて頭をつかんだ
ブゾリ「お、起きろゴラー!お、お前ブッ殺しでやる!!」
律「・・・なんだオメェ、私を起こしやがって」
チュドーンッ!(律のストレートがブゾリの顔面にヒット)
ブゾリ:HP2000→HP750(ヒュイーン,ピピピ)
ブゾリ「殴られました~wwwブゾリ殴られちゃいました~wwww超ショック!!wwんで、バーサーカーモード発動wwみたいなー!!wwwぶはッ」
ドッギャーーーン!! ブゾリのオーバーボディが吹き飛び、中から澪の双子の妹・零(れい)が現われた
零「これが私の本当のハンサム顔だーッ!」
和「今日の今日とてハンサムなぞ…クックックッ」
唯「零ちゃんだ~早速だけど、いつものアレやってよ」
律「私もみたいな~」
澪「ねぇ~お願い、やってよ零ちゅわん♪」
零「お、お姉ちゃんがそう言うなら…」
舌の上にサクランボset.
零「レロレ/
澪「あ、やっぱいいや
それより今からコックリさんやろうぜぃ」
零「あの~私は…」
550:こんとん!12
10/03/04 00:58:17 5H4uySrI
澪「あんたは帰りなさい・・・土に!!
ギャハハハハwww人はいずれ土に還る、まさにJAZZ!!!!wwww」
零「え~ん、お姉ちゃんのハゲー」
零は泣きながら音楽室から出ていった
零「2年1組の秋山澪はエイズですよーーーッ!!うわっ、こんな所に階段がっ、やべトマンネ、どわ、ウギャーーッ!!」ガラガラ…,ガシャーン
零は階段から転げ落ちた
律「澪、零ちゃんが可哀相だろ、いい加減にしろよ!」
澪「・・・律!!」
律「な、何だよ急に!」
澪「律に手紙を書いてきたんだ、読むぞ」
澪『感謝の気持ち、言葉にすると照れ臭いのでこうして手紙にしましたテヘ♪』
澪『私が住んでいる京都はすっかり2010年になりました
律が住んでいる埼玉県はどうですか
まだ2009年かと思われます』
律「埼玉に住んでねえよ」
澪『埼玉県民は最新の重大ニュースなんか知らないだろうから、私が教えます』
律「埼玉県民じゃねえっての」
澪『地下鉄の大江戸線が開通しました』
澪『日本人がノーベル賞を受賞しました、小柴とか下村とか』
551:こんとん!13
10/03/04 01:06:36 5H4uySrI
澪『朝青龍が引退を表明しました
この件について、他の四天王からのコメントを頂いております』
――――
朝白虎:朝青龍の奴、遂に引退か
朝朱雀:四天王の面汚しめ!
朝玄武:だが奴は四天王の中でも最弱…
朝麒麟:お前達、計画は進んでおるのかえ
一同:これは朝麒麟様!
計画は順調にございます
朝麒麟:そうであるか、オーホッホッホッ
――――
澪『ってな感じです』
和(澪って、他にやる事ないのかしら)
澪『続けて2009年度のリコール対象製品を発表します』
★子供用おしりふき(王子ネピア)
★船外機のレギュレーター(ヤマハ発動機)
★歯科用デジタル式X線撮影機(パナソニック)
★忍たま乱太郎カレンダー(ブロッコリー)
・・・・・・・
唯(澪ちゃん、一生懸命調べたんだろうな)
律「もう、もう止めてくれ!」
澪「…帰る、じゃあまた明日ね」
ガラガラ,ピシャ-ッ 澪は突然帰った
552:こんとん!14
10/03/04 01:14:19 5H4uySrI
-翌日-
紬「そんな事があったのね」
律「夢であってほしかった……」
紬「分った、私が何とかするわ」
和「大丈夫?あまり関わらない方がいいんじゃない」
ガラガラ 澪が音楽室にやって来た
澪「ういーす」
唯「澪ちゃん…ありゃ、なんでそんなにパチンコ玉持ってんの?」
和(いきなり嫌な予感)
澪「こうするためさ!食らえ秋山ショットガン!!」
ジャーン,バラバラバラ… 澪はパチンコ玉をぶちまけた
和「最悪、本当にやりやがった」
澪「大成功wwww!!、いやぁ~昼にパチンコいったら大当たりしてさー!」
律「普通、玉は景品に交換してもらうんだろ
つうか高校生がパチンコに行くな!」
553:こんとん!15
10/03/04 01:16:14 5H4uySrI
澪「玉のまま全部持ってきた
…でも、みんなのこの笑顔がぁーwww私にとってぇーwwww最高の景品でぇーっすwwwwwウヒャヒャヒャヒャー!!」
喜ぶ澪に紬が近付いた
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"
紬「み・お・ちゃ・ん」
澪「ムギ…(やべぇ、超キレてる)」
澪「そんな怖い顔すんなよ、すぐ片付けるよ~」
紬「…なら早く片付けてね」クルリ
澪「(背を向けたな)…チャンス」
澪「ドラゴンフィッシュブロー!!」
律「上からのフック!まずい、完全にムギの死角だ!!」
554:こんとん!16
10/03/04 01:18:32 5H4uySrI
ガシッッッ 紬は拳を両手で受け止め、更に澪を倒しながら両足で頭をはさんだ
和「まさかあれは…、ダメだ、やめろ!澪が壊れるー!!」
そして左手を逆関節に極めた
[虎・王・完・成]
澪「うわあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ブクブク…
和「竹宮流の秘技、虎王…」
唯「…澪ちゃん、全く動かなくなっちゃったよ……」
律「ムギ…なんでだよ・・・」
紬「・・・」
律「ム、ムギ…?」
紬「…シャワーを、浴びて…くる…わ・・・」ヨロヨロ…
紬は放心状態でシャワー室に向かった
555:こんとん!17
10/03/04 01:20:55 5H4uySrI
紬「ハァハァ・・・」シャワ-
紬「あの手応え・・・澪ちゃんは…もう」シャワ-
紬「ごめんね…、澪ちゃん・・・・・・・」シャワ-…
30分後
紬は音楽室に戻った
澪「職業が錬金術士ってwwwどんだけーwwwww」
唯「ハイパーメディアクリエーターよりましだよ~、…あ、ムギちゃんだ」
紬「あら澪ちゃん、生きてたの?」
澪「そりゃあ生きてますよ~~~」
紬「私は殺すつもりだったけど♪」
澪「ぐはっwww親友から明確な殺害の意志!!www澪ちゅわん,255ポイントのダメージwwwww」
紬「あら親友だったかしら」ギロリ!
556:こんとん!18
10/03/04 01:26:14 5H4uySrI
澪「ああ……まるで、養豚場の豚でも見るような目付き」ウットリ
見つめ合う紬と澪
澪は静かにスカートとパンティを脱ぎ、下半身を突出した
澪「お願い…、来て……」
紬「フフフ行くわよ、私の子猫ちゃん♪」ナデナデ
澪「あぁ…焦らさないで、は、早く~」ビクンッ,ビクンッ
紬「こんなにしちゃってイヤらしいのね
…行くわよ」
ギュウーーーッ! 紬は澪の尻のオデキをつかんだ
澪「ぐぎょえぇぇぇぇ超イテぇぇよぉぉぉぉぉぉ!」
紬「まだまだよ!」
澪「イテえぇぇぇぇ!けどチョイ気持ちよくなってきたぁぁぁぁぁぁぁー!!!!」
557:こんとん!19
10/03/04 01:28:56 5H4uySrI
和「拷問動画みたいね」
澪「この薄汚ねぇジャップどもがあぁぁぁぁ!!私の生き様をぉぉぉ、その目に焼き付けろぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!」
紬「もう少し、もう少しよ!!」
そして遂にその瞬間は訪れた!
出前「ちわーそば屋です、天ぷらそば5人前でーす」
唯「やっと来たー!!」
和「つ、遂に…!」
律「この時をどれだけ待ったか!」
紬「奇跡の瞬間ですわ♪」ブルブル…
紬は興奮してペニスを勃起させた
なんと紬はふたなりだった
レズ子「どうなさったのですか?おねえさま」
そこに紬の中学時代の後輩が現れた
558:こんとん!20
10/03/04 01:34:41 5H4uySrI
紬「こ これは違うのっ!」ビクンッ
レズ子「え…おねえさまは…」
紬「い いやぁ…」
レズ子「“おにいさま”だったのですか?」
紬「ふふ…ち 違うの…りょ 両方あるの…
おかしいでしょ?
気持ち悪いでしょ?」ハァハァ…
レズ子「おねえさま…」
紬「だから…私のことはもう…」シクシク,シクシク…
レズ子「おねえさまは…素敵です」チュッ
紬「レ レズ子ちゃん…」
レズ子「そして ここも素敵ですわ」ニギニギ
紬「ひゃぁんっ」ビクビク
レズ子「おねえさま…私を 私を汚して…」
紬「いいのね
い 行くわ・・・」
レズ子「あ、バイトの時間だ!じゃ、お先でーす」
紬「・・・」
レズ子は帰った
そして紬は考えるのをやめた
559:こんとん!21
10/03/05 02:43:28 QLXkKkmk
律「ムギ、今の誰だ~」
紬「中学の後輩よ。今年から桜ヶ丘高校に通ってるの」
唯「ムギちゃんの後輩か~、軽音楽部に入んないかな」
澪「それより私の尻のオデキを何とかしてよー!?」
和「あら?でもすぐに潰れそうよコレ」
プツン,グシャ!! 和が指でつまんだらオデキは簡単に潰れた
澪「いつっ!!…………」
和「潰れたわ、よかったわね澪」
澪「・・・」
和「澪?…(ユサユサ)・・・やだ、息をしてないわ!」
律「チャーーーンス!顔に落書きしようぜ」
唯「やめなよ~可哀相だよ~~」
560:こんとん!22
10/03/05 02:46:17 QLXkKkmk
紬「フフフ、りっちゃんたら~♪」
和「息が止まった人間に、まず最初にする事が落書きなの?」
-数分後-
和「よし、完成よ!」
落書きされた澪の顔、それがこれだぁ
ワン トゥー スリー!
第3位:口になまずヒゲ
第2位:まぶたに黒目
そして第1位:おでこに漢字の[汁]
紬「それよりも一体どうしましょう」
律「…これ、本格的にヤバくない…?」
唯「・・・そうだ!澪ちゃんの師匠なら何とかなるかもよ」
律「ハート様…か」
こうして私達は澪の命を救うため、時計塔を訪れた
-時計塔3階-
唯「ハート様いないね~」
律「代わりに別のオジサンがいるぞ
あの人に聞いてみよう」
561:こんとん!23
10/03/05 02:50:55 QLXkKkmk
ハート様に関する証言
Case1・佐藤一郎さん(53才,警備員)
ハート様ってあのバイトのあんちゃんの事か。もうここの警備のバイトは辞めちゃったよ
でも今時の若者にしては珍しく礼儀正しかったよ。いつも汗かいてたし、少しクセのある喋り方だったけど
年齢?
年齢は知らないけど、あの有名なK大学の工学部の学生さんらしいよ
そんなに若くは見えなかった?
そうかな。でも、そう言われれば年齢よりよ老けて見えたかも。苦労してたんじゃないかな
何でも生活費は自分で稼いでたみたいだし
来年は4年生って言ってたな
あ、もう年度は変わったから、今は4年生になったのか
住所や連絡先?
ごめんね、全く聞いてないよ詳しい事が知りたかったら、大学に行ってみたらいいんじゃないか
大学では何だっけ…そうだ、金属メッキに関する研究をしてるって言ってたかな
562:こんとん!24
10/03/05 02:57:23 QLXkKkmk
和「メッキの研究って言われても、よく分からないわね」
紬「メッキなら化学じゃないかしら」
和「そうか。K大学のホームページからも調べてみましょう」
検索ワード【K大学 化学 メッキ】
律「えっと~…あった、これじゃないかな」
『K大学 工学部 応用化学科 界面化学研究室』
和「早速この研究室に行ってみましょう」
563:こんとん!25
10/03/05 03:01:33 QLXkKkmk
ハート様に関する証言
Case2・鈴木太郎さん(41才,大学教授)
ええ、確かに彼は僕の研究室に所属していますよ
因みにここは『界面化学研究室』と言いましてメッキ、塗料、表面張力などの研究をしております。
一般に“界面”とは、ある物質と別の物質の境界面の事を指します。この境界上にある分子は他の分子との分子間力が…
おっと、失礼しました
で、彼ですが最近はここに来てないんですよ
彼は大学院進学ではなく就職を希望していたじゃないですか~、だから今は就職活動の最中ですよ
でも、最近は全く研究室に顔を出していませんでした
だから私も少し心配していました
連絡先ですか?
お教えしても良いのですが、電話をしてもいつも不在ですよ
私も彼に何回か電話をした事があるんですよ。卒業研究の進捗状況を確認するために
因みに、彼の研究テーマは銅メッキの安定化についてです
一般にメッキには金属の電気分解が利用されます
ですが普通に行なっても綺麗な光沢ができる事はありません。そこで電解槽を安定させるために、彼は添加剤として染料を…
おっと、失礼しました
で、彼の事なら私よりも同じ研究室に親しい学生がいますから、その子を紹介しますよ
564:こんとん!26
10/03/05 03:45:41 QLXkKkmk
紹介されたのは大人しそうな女の人だった
田中「田中です、ヨロシク…」
律「あ、どうも~」
田中「ハート様くんの事を…その、探してるんですか…?」
紬「はい、一刻も早くハート様さんに会いたいんです」
田中「ここだと、えっと…、そうだ、構内のカフェテリアに行きませんか」
和(話づらい事でもあるのかしら)
565:こんとん!27
10/03/05 03:51:13 QLXkKkmk
ハート様に関する証言
Case3・田中良子さん(23才,学生)
私は1年生の時からハート様くんの事を知ってました
私は埼玉県のド田舎出身だったから、同じ学科内に友達はおらず、いつも1人でした
そんな私に声をかけてくれたのが彼でした
最初に何の話しをしたかは覚えてないんですけど、それからは会えば気楽に話すような間柄になりました
あまり友達がいない私には彼は大事な存在でした
…で、でも別に、彼の事が好きってわけではないんです…
嘘です……
本当の事を言えば、私は彼の事を1年生の頃から気にしてました
でも彼ははそういう事には鈍感で、たぶん私の気持ちには気が付いてなかったと思います
あ、ごめんなさい。私の事ばかり話して
で、彼の事ですが、彼は家庭の事情で生活費は全て自分で稼いでいました
だから、昔からバイトは2~3個は掛け持ちでやっていてました。学校とバイト先を往復するだけの毎日でした
でも授業や実験はちゃんと出席してましたよ。テストを落とした事もなかったみたいです
学業は決して疎かにはしてなかったようです
彼の住所ですか?
知ってます。でも行っても無駄かもしれませんよ
私も心配で行ってみたんですが、家にはほとんど帰ってないみたいだから…
566:こんとん!28
10/03/05 03:55:03 QLXkKkmk
唯「このアパートだね」
律「チャイムを押してみよう」
ビンポボワッシュ…
律「何これ!?変な音だな」
唯「おもしろ~い、りっちゃん、もう一回押してみてよ!」
律「おっしゃー」
♪ピンポーン
和「あら、普通ね」
その後は何回押しても普通の音しかしなかった
その回数、実に127回!
紬「ここは私に任せて、…ぅおりゃッ!!」
バキッ!!
♪ピンポ…,ブツ・・・
和「完全に壊れたわね」
チャリーン 扉の上のガスメータから何か落ちてきた
567:こんとん!29
10/03/05 15:20:59 QLXkKkmk
唯「何これ…(ヨイショっと)、鍵だ~」
律「今の衝撃で落ちてきたんだ……もしかしてこの部屋の鍵じゃないかな」
唯「どれどれ(ガチャリ)…あ、開いたよ」
部屋の中に入ってみた
紬「…もぬけの殻ね」
和「引越したんじゃないかしら」
律「ほこりが積もってるから、引越したのはちょっと前じゃないかな」
手掛かりがなかったので部屋を出る事にした
ジジイ「コラーーッ!!」
鬼のような形相のジイさんが近付いてきた
ジジイ「お前達かぁーーッ、チャイムを壊したのは!」
唯「あわわ、すごい怒ってる…」
568:こんとん!30
10/03/05 15:27:09 QLXkKkmk
ジジイ「とっ捕まえて切り刻んでやるーーッ!!」
和「尋常じゃないわね、あの顔は」
紬「みんな逃げましょう!」
4人は無我夢中で逃げた
気がつけば見知らぬ場所に来ていた
和「ハァハァ…何とか逃げられたわね
あら、唯と律は?」
紬「…どうやら、はぐれちゃたみたいね」
-別の場所-
唯「ムギちゃんと和ちゃん、いなくなっちゃったね」
律「それよりもここは何処だ…」
ジジイ『…ここは…地獄の1丁目……』
律「!?…さっきのジイさんの声だ」
ジジイ『Welcome to the "SEVEN SQUARE GRID"!』
和「大きな声…声……、スピーカーでも使ってるのかしら」
ジジイ『“セブン-スクエア-グリッド”にようこそ!』
569:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/05 15:28:05 QLXkKkmk
図1
\ABCDEFG
1┏┳┳┳┳┳┓
2┣╋╋╋╋╋┫
3┣╋╋╋╋╋┫
4┣╋╋╋╋╋┫
5┣╋╋╋╋╋┫
6┣╋╋╋╋╋┫
7┗┻┻┻┻┻┛
570:せつめい!
10/03/05 15:33:12 QLXkKkmk
【SEVEN SQUARE GRIDとは!?】
●プレイヤーは>>568の図1のような6×6のマス目の格子点(線が交わってる所)の上にしかいられない
●1ターンにつき、格子点の間を上下左右に計2回分移動できる(ただし、右-左のように元にの位置に戻ってはいけない)
●10ターン以内に2組のプレイヤー同士が出会えば(ターンエンド時に同一格子点にいれば)、ゲームは終了となる
●各プレイヤーは相手のプレイヤーが見えず、声も聞こえない(つまり視覚や聴覚による確認は不可能)
●スタート時の位置は紬&和がA-2、唯&律がG-7
しかし相手の位置は知らされていない
571:こんとん!31
10/03/05 15:34:36 QLXkKkmk
ジジイ『それでは地獄の幕開けです!』
◆◆第1ターン◆◆
紬「とりあえず、中心のD-4を目指しましょうよ」
和「そうね…でも、唯達は気付くかしら」
・・・・
唯「りっちゃん、真ん中に行かない」
律「なんで?」
唯「ん~…なんとなく!」
律「…まぁ、そうだな。そうしよう」
◇ターンエンド◇
紬&和:B-3
唯&律:G-5
572:こんとん!32
10/03/05 21:23:36 QLXkKkmk
◆◆第2ターン◆◆
和「唯と律が、私達と同じように考えにてくれたら、すぐに終わるわね」
紬「でも、そんなに上手くいくかしら…」
・・・・
律「真ん中に行くには何ターンかかるんだ?」
唯「えっと……3ターンじゃないかな~」
◇ターンエンド◇
紬&和:C-3
唯&律:E-5
573:こんとん!33
10/03/05 21:25:41 QLXkKkmk
◆◆第3ターン◆◆
律「道が塞がれてるぞ!」
*D-4からE-4への道は通行止め
唯「そんなー、どうしよう?りっちゃん」
律「よし、とりあえず上(北)に行こうぜ」
・・・・
紬「!?…これではD-4に行けないわ」
*C-4からD-4への道は通行止め
和「なら、しょうがないわ
他の道を探しましょう」
紬(…あら、何かおかしい)
◇ターンエンド◇
紬&和:D-5
唯&律:E-3
――
ジジイ「やつらが出会う事はない。何故なら…ククク」
574:こんとん!34
10/03/05 21:27:12 QLXkKkmk
◆◆第4ターン◆◆
唯「りっちゃん、この後どうしようか」
律「そうだな~、上の方をブラブラしてればいんじゃネ」
唯「そんな……あ!うん、そうしよう!」
・・・・
和「また通行止めだわ」
*実はD-4に通じる4本の道は全て通行止めであった!!
和「ムギ、多分D-4には行けないんじゃないかしら?」
紬「…私もそんな気がするわ」
和「唯と律なら・・・そうだ!!」
◇ターンエンド◇
紬&和:E-4
唯&律:E-1
575:こんとん!35
10/03/05 21:28:17 QLXkKkmk
◆◆第5ターン◆◆
律「うーん、せっかくだから左の方に行こうぜ」
唯「そうだね~、ずっと左の方に進んでるしね」
唯(りっちゃんはじっとしてられないタイプ……2人は気付くかな?)
・・・・
和「2人は上に向かうと思うの、だってバk/
紬「和ちゃん!それ以上はダメよ!!」
紬(でも、私も同じ事を・・・)
◇ターンエンド◇
紬&和:E-2
唯&律:C-1
576:こんとん!36
10/03/06 02:52:51 1xtpPHL4
◆◆第6ターン◆◆
和「後はもう運ね」
紬「ええ(もしかしたら……)」
和「ムギ、どうしたの?」
・・・・
唯「りっちゃん、さっきの所に戻ってみない?」
律「え、なんで…まぁいいけど」
唯「じゃあ戻ろう!
あれ!?これは………」
◇ターンエンド◇
紬&和:D-1
唯&律:E-1
577:こんとん!37
10/03/06 02:55:07 1xtpPHL4
◆◆第7ターン◆◆
律「次はどうしよっか」
唯「・・・」
律「唯、どうした?」
唯「……さっきのおジイさーん!!
聞こえてますかーー!!」
律「オイ唯、一体どうしたんだよ!」
唯「このままじゃ、私達は和ちゃん達には会えないんだよ」
唯が説明をしようとした時、空から声が聞こえてきた
ジジイ『ほほぉ~~、どういう事か説明してもらおうか』
・・・・
紬「…これはさっきのおジイさんの声ね」
和「唯の声も聞こえるわね…、何でかしら」
578:こんとん!38
10/03/06 03:03:12 1xtpPHL4
・・・・
唯「和ちゃん達は今、ひとつ隣りにいます!だったら絶対に会う事はできませーん!!」
律「えっ、なんで分かるんだ!?
それよりどうして無理なんだ!!」
ジジイ『それは何故だ』
唯「1ターンに2回移動するから、和ちゃん達との距離はずっと奇数になりまーーす!!」
ジジイ『・・・』
唯「出会う時は距離が0(偶数)だから、偶数個分はなれてなきゃダメでーーす!!」
ジジイ『見事、正解だ』
キラキラキラ… 空から何か降りてきた
唯「これは……、Angel's Distortion?」
ジジイ『ゲームクリアの商品、“天使のディストーション”じゃ』
律「…って事は!?」
◆ゲーム終了◆
579:こんとん!39
10/03/06 03:10:49 1xtpPHL4
・・・・・・・
和「……あら、ここはさっきのアパートね」
唯「おお~、ムギちゃんに和ちゃん!」
律「ゲームが終了したから、ここに戻されたんだ」
紬「みんな一緒になりましたね♪」
唯「ねぇねぇ見てこれ、商品だって」
和「聞こえてたわよ
“天使のディストーション”でしょ」
律「…そうだ唯、ムギ達が隣りにいるって、どうして分ったんだ」
唯「匂いだよ♪」
第6ターン終了時、嗅覚の鋭い唯は、匂いで隣りの格子点に紬と和がいる事を知った
580:こんとん!40
10/03/06 03:12:18 1xtpPHL4
律「そうか!そうだったのか~」
唯「え…“私”はまだ何も言ってないよ」
律「じゃあ早く言えよ!!」
唯「実は、かくかくしかじか…」
律「そうか!そうだったのか~」
唯「え…私は『かくかくしかじか』って言っただけだよ」
律「何なんだよもう!!」
和(このネタ、どこかで)
ちゃんと説明した
和「そうか、視覚と聴覚は制限されても嗅覚は無事だったのよね」
紬「唯ちゃんすごいわ~♪」
唯「ヘヘぇ、そんな事ないよお~」テレテレ
和「でも私って、そんなに匂いするの?」
唯「うん、いい匂いだよ~私大好き!」
律「……あ、そうだ
そんな事よりハート様はどうなったんだよ!?」
紬「あ…それなら、もう大丈夫よ」
律「ムギ分ったのかよ!」
紬「ええ、もう一度K大学に戻りましょう」
581:こんとん!41
10/03/07 01:20:15 xMYCOS9P
-K大学・界面化学研究室-
教授「おやおや先程の~、ハート様くんは見つかりましたか」
和「それがまだ…」
紬「いえ、見つかりました」キッパリ
教授「そうですか~で、何処にいたんですか」
紬「目の前にいます」
唯「教授さんしかいないよ~ムギちゃん」
紬「この人がハート様さんよ」
ハート様「あららーバレちゃいましたね~」
ハート様は教授にばけていた理由を話し始めた
ハート様「実はですね~」
和「説明はいいんで、一緒に来てくれませんか」
律「澪の呼吸が止まったのはいいとして、澪の顔の落書きが消えないんです!!」
582:こんとん!42
10/03/07 01:21:28 xMYCOS9P
ハート様「なら、少し強めの溶剤を使えばいいじゃないですか~」
紬「可憐な乙女の顔にそんな物使えません」
ハート様「なんだか理不尽話ですね~」
ハート様を強引に桜ヶ丘高校に連行した
ハート様「…で、あの教授って、ちょーセクハラ教授だったじゃないですか~」
和「へぇ、知らないけど」
ハート様「だから、思わず殺しちゃったんですよ~」
唯「殺しちゃダメだよ~」
一同:アハハハハー
ハート様「そんで、僕って21才にしては老けてるじゃないですか~」
律「21才だったの!40才位かと思ってた」
583:こんとん!43
10/03/07 01:23:07 xMYCOS9P
ハート様「だから僕が教授のフリをしてたんじゃないですか~」
ソリャー,タイヘンダッタネーー
唯「そう言えば、なんでムギちゃんは教授さんがハート様さんだって分ったの」
紬「理由は2つあるわ
1つ目はしゃべる時の癖よ」
唯「???」
紬「私達と話しをした時に1度だけ『…じゃないですか~』って言ってしまったのよ」
ハート様「これは、うっかりしてましたね~~」
紬「2つ目は、ハート様さんの卒業研究の話しが出た時です」
ハート様「何故ですか~」
紬「教授が、学部生の研究内容をあんなに詳しく知ってるはずありません」
584:こんとん!44
10/03/07 01:27:59 xMYCOS9P
ハート様「確かに
研究室には院生は20人、学部生も30人以上はいますからね~」
紬「3つ目は、ズボンに名前が書いてありますよ」
唯「(ドレドレ)…あ、本当だ」
ハート様「ズコーッ!」
世の中には3種類の人間がいる
数を数えられる人間と、そうでない人間だ
585:こんとん!45
10/03/08 04:31:06 fxTgn0ke
-音楽室-
澪「みんなお帰り~」
律「澪 大丈夫だったんだ」
澪「うん大丈夫、みんな…色々迷惑かけてゴメンね」
唯「澪ちゃん……そうだ!お師匠さんを連れてきたんだよ」
ハート様「良かったですね~ 元気そうじゃないですか~」
澪「し し し…師匠ーッ!!」
律「おいおい興奮しすぎだよ」
唯「澪ちゃん よだれが垂れちゃってるよ~」
ワイワイ,ガヤガヤ
和「……」ポツネン…
淋しそうにみんなを見つめる和
和「澪も元に戻ったし…」
和「私の役目はこれで終りね…」
和「唯 バイバイ……」クルリ
静かに音楽室を後にする和
-裏山の公園-
ブランコに座る和
それは夕日で真っ赤に染まっていた
和「…淋しい所だわ」ギィギィ~
和「…フフ、私にぴったりの場所ね」ギィギィ~
和「これを使う事も、もうないか・・・」ゴソゴソ…
和は鞄からフルートを取り出し、それをじっと見つめた
和「そうだ あの曲でも吹こうかな」ギィギィ~
586:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/08 04:33:25 fxTgn0ke
【和のエレジー】
作曲:のどか
URLリンク(plus.imepita.jp)
587:こんとん!46
10/03/08 04:36:41 fxTgn0ke
ピロロロ~♪
和「・・・」ギィギィ,ギィギィ…ッテコラー!!
先程からの“ギィギィ”という音は、和が踏み付けていたホームレスの呻き声だった
ホームレス「さっきから踏んでんじゃねえよ!」
和「ごめんなさい、ゴミかと思ってました(まあ ゴミには代りないけど)」
ホームレス「人とゴミの区別もできないのかギギギ!!」
和「凄い殺気…」
ホームレス「殺ってやる!ギガストラーーーシュ!!」
和「逃げられない・・・唯!!!!」
ハート様「メドローア(極大消滅呪文)!」
ドン!ズドォオン… 謎の一閃によりホームレスは消え去った
588:こんとん!47
10/03/08 04:45:57 fxTgn0ke
ハート様「危なかったですね~」
和「あなたは澪の師匠… どうしてこんな所に?」
ハート様「あなたが淋しそうだったじゃないですか~」
和「……」
ハート様「だから心配でついて来たじゃないですか~」
和「あ、ありがとう…」
ハート様「ところで 今の技を覚えたくないですか~?」
和「あなたは澪の師匠でしょう・・・なんで?」
ハート様「この技は澪ちゃんでは無理です……そして あなたなら可能です」
和「…」
和「…」
和「……師匠!!」
こうして和とハート様の地獄の特訓が始まった
589:こんとん!48
10/03/08 04:48:26 fxTgn0ke
同時刻 桜ヶ丘高校音楽室には1人のツインテール少女が入ってきた
梓「…分からなくなって」
紬「あの~ どなたですか?」
梓「あ、新入部員の中野梓です。パートはギターです
唯さんの妹の憂ちゃんとは同じクラスです
私の事は、あずにゃんって呼んで下さい」
律(はしょり過ぎ)
梓「続けますね。…で 分からなくなって」
梓「冷蔵庫にあった弁当の賞味期限が 分からなくなって…」シクシク…
梓「しばらく食べてみたら 分かるだろうと思って食べてみたけど…」ポロポロ…
梓「けど、やっぱり分からなくなって!」ポタポタポタ…
唯「あずにゃん…」
律「よし!梓のために私が1曲歌ってあげるよ」
澪「待って!私だって歌いたいよ ただ単に!!」
紬「なら、こうしましょう2人とも…ボソボソ」
そしてこうなった↓
590:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/08 04:49:37 fxTgn0ke
【琴吹紬・歌謡ショー】
司会:琴吹 紬
ゲスト1:田井中 律
ゲスト2:秋山 澪
紬「切ない思いを曲にのせ~、聴かせてあげたい人がいるぅ~~」
紬「たとえぇ~遠く離れていても~、私の歌声とどいて欲しいぃぃ~~」
紬「…では唄って頂きましょう
田井中律で『夢伝説』、秋山澪で『Choo Choo Train』
2曲同時にどうぞ」
律/澪「♪遠い 昔の事さ~/♪Fun Fun We hit the step step」
律/澪「♪夢で見たんだ~/♪同じ風の中 We know we love」
・・・・・・・
律/澪「めぐりあえる 日まで~♪/Choo Choo Train~♪」
591:こんとん!49
10/03/08 04:58:16 fxTgn0ke
律「梓 どうだったかな?」
梓「よく聞き取れませんでした」
律「そうか~」
澪「普通そうだよな」
梓「何で同時に唄うんですか。順番に唄えばいいじゃないですか」
律「そうか、その手があったか!」
澪「梓すごいな。そんな方法を考え付くなんて」
梓「え、…はぁ」
梓(大丈夫かなココ)
・・・
場所は代わり、どっかの山奥
和と師匠の特訓-初日
和「できました」
ハート様「…できちゃいましたね~」
和「これで特訓終了ですか」
ハート様「そうなりますね~」
和「あの~ ありがとうございました・・・」
ハート様「はあ…」
592:こんとん!50
10/03/08 05:00:39 fxTgn0ke
これ以上する事もなく、お互い気まずくなった
ハート様「…えーと 和さんの趣味は何ですか?」
和「そうですね お花(花札)を少々…」
ハート様「そうスカ…」
和「・・・」
ハート様「えー…どんな音楽を聴きますか」
和「フュージョンを聴きます(パチンコ店で)」
ハート様「フュージョン(って?)ですか…」
和「ええ・・・」
沈黙が続く
そこに闖入者が現われた
詩音「私は真-四天王の1人、*詩音アルヨ」
和「し 詩音!!・・・って誰?」
(*詩音:去年麻薬で捕まったアーティスト お塩先生とは無関係)
593:こんとん!51
10/03/08 05:04:21 fxTgn0ke
詩音「お前の命をもらうアルヨ!」
詩音「ライトニングバスター!」カッ
和「うわ!……間一髪で避けたけど、とんでもない威力ね・・・」
詩音「まだまだアルヨ」カッ,カッ,カッ
和「凄い連続攻撃!こうなったら…」
和「メドローア!」ドン!
詩音「かかったアルネ(ニヤリ)、シャハルの鏡!!」
カァァアッ 鏡(盾)はメドローアを跳ね返した
和「ちょwwヤバwww…そうだ!メドローア!!」
ドン,キュイz____ン!!!! メドローア同志で相殺した
和「ハァハァ…あの盾は厄介ね」
ハート様「和ちゃん!神速を使うんだ!!」
594:こんとん!52
10/03/08 05:07:59 fxTgn0ke
和「神速ですね!(知らないけど…)」
シュン,シュン,シュン 和は素早く詩音に近付いた
和「フルートチョップ!!」
詩音「しまったアルヨ」カラーン,カラカラ…
詩音「シャハルの鏡があっ!!」
和「千載一遇のチャンス メドローア!」ドン!
詩音「…こうなったら奥の手、順逆自在の術!」
一瞬にして和と詩音の位置が入れ替わってしまった
ハート様「な 何故その技を!!」
詩音「見よう見まねでやってみたが、上手くいったアルヨ!」
ハート様「和ちゃん!!」
ズガァァァン 和は自分が放ったメドローアを食らってしまった
595:こんとん!53
10/03/08 05:19:28 fxTgn0ke
ハート様「和ちゃ~~ん!!!!」
詩音「今 彼女は燃え尽きるアルヨ!」
詩音「ん・・・!!」
詩音「な、なんで燃え尽きないアルカ!?」
和「…化しあいは…私の勝ちね」
………・・・・ゴゴゴゴゴ メドローアが詩音の後ろか迫ってきた
詩音「な な なんで!うわあぁぁぁぁッ!!」ズドォオン!
詩音「(ドサッ)…い、一体…これは……」
和「私が最初に放ったのは、メドローアに似せたベギラマだったの」
詩音「・・・」
和「そしてすぐ後にメドローアを打ったの アレに向かって→」
指差す先にはシャハルの鏡があった
596:こんとん!54
10/03/08 05:24:15 fxTgn0ke
詩音「…は、反射させた…ア、アルカ」
和「そういう事よ」
詩音「……フフフ」
和(笑ってる?)
詩音「私は…し 使命を、果たしたアルヨ……」
和「???」
詩音「私の、本当の目的は…あいつ・・・」
和「・・・ま、まさか師匠!」
和はハート様の側に行った
ハート様は虫の息だった
詩音「メ…メドローアを食らう前に……最後の ライトニングキャノンを…は、放ったアルヨ」
和「師匠!!」
ハート様「・・・」
和「一緒に…花札しようって…言ったのに・・・」
和「一緒に…パチンコに行こうって…言ったのに・・・」
和「あの時の約束はウソだったのかぁ―ッ!!」
この時、和の体から紫色の光があふれ出た
詩音「これは回復魔法!」
ハート様「……うっ、…和ちゃん」
詩音「和が賢者に!!」
和は賢者となり、ハート様は生き返り、ついでに詩音は無罪となった(司法取引による)
和「もう戦いは終わったわ」
詩音「そうアルネ」
ハート様「ウム!」
和「なら 3人であの歌を唄いましょう!」
597:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/08 05:25:57 fxTgn0ke
【ヨイトマケの唄】
作詞作曲:丸山(美輪)明宏
URLリンク(m.youtube.com)
598:こんとん!55
10/03/08 05:32:04 fxTgn0ke
詩音「いい歌アルネ~」
和「ほんといい歌ね」
ハート様「心が洗われるじゃないですか~」
詩音「じゃあ私は帰るアルヨ」
和「ええ」
詩音「・・・」
詩音「・・・次の」
詩音「次の真-四天王は最速……
誰も捕まえる事はできないアルヨ」
詩音は夜の街に消えていった
そして今日もあぶく銭を稼ぐ 体と引換えに…
-数日後-
唯「そっか~ 和ちゃん大変だったね」
和「でも 師匠のおかげで何とかなったわ」
澪「…」ムカッ
澪(何よ!気安く『師匠』だなんて)
澪(師匠もなんで、私じゃなくて和に…)
律「澪どうした?恐い顔してるぞー」
澪「う、うるさい!」スタスタ
律「澪 どこ行くんだよー」
澪「ちょっと外だよ」ガラガラ
・・・
和「澪 戻ってこないわね」
唯「どこに行ったんだろうね」
律「…まさか、迷いの森に行ったんじゃ!?」
桜ヶ丘高校の敷地面積は、東京ドーム10個分以上はある
『迷いの森』は敷地内の北西に位置する広大な森林だ
599:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/13 03:05:00 TtBm/7CU
このスレまだあったのか
600:今回はなにもないよ。ごめん
10/03/19 21:05:47 bkvKKTiI
「適当に作ってみました。」
...「うん?今何時だ?」
...「わからない。だれか時計とかないの?」
。。。「いま…5:30ですよ。」
...「キャベツうめぇ~♪」バサッ!
...「う~~~い~~~(^~^)」
601:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/23 22:09:45 D9xxCPv7
あげ!
602:けいおん!×W
10/03/25 19:49:55 NZrr7Pty
Mはどこに?/ふわふわ時間は帰ってこない?
「ここは、風都。全て風が運んでくれるエコロジー都市。
俺は、左 翔太郎。この街に住むハードボイルド探偵さ。
あそこで辞書のような分厚い本を読んでいる検索野郎は、フィリップ。
こいつは、地球の全ての記憶を見ることができるすごい頭脳派。
俺ら2人でひとりの探偵なんだよな。
どんな依頼も華麗にこなして見せよう。…バコーンッ!…痛っ!」
ひとりでブツブツ言っている翔太郎の頭に隕石が落ちてくる。
というより、スリッパだ。
亜希子「あんたはぁ!ひとりで何やってるのよ。」
翔太朗「痛ってぇな!何するんだよ。」
フィリップ「相変わらずだね、翔太朗は。そうだ。もうそろそろHealing Princessがはじまるよ。」
そう言って、いつもの席に向かうフィリップ。
そんな時、いきなりラジオから緊急速報が流れた。
―ニュースです。最近女子高生が襲われ、謎の死を遂げるという事件が発生しております。
そして、その容疑がかかった保田一郎容疑者(34)が拘留されていた南風都拘置所が12:00過ぎ
遺体として発見されました。遺体の近くには血のようなもので「HTT」と書かれていました。―
フィリップが「HTT」という言葉を検索し始めた。
「う~~ん。なんだかよくわからないな。アキコちゃん!」
「は?はいっ!」亜希子がびっくりしたように振り向いた。そこにかぶせるように、こういった。
「HTTは何の略だかわかるかい?」
「う~ん。。。思い当たる節はあるんだけどね、、、」
「こういうのは、翔太朗君のつてで聞いてみたらどうかな?」
そういう風に言った亜希子に―せっかくの休みがこれで消えるのか―という顔で
「わぁったよ。行きゃいいんだろ?行きゃあ。」と言って、外に出た。
(こういう情報なら、クイーンとエリザベスに聞いたほうが早いかもな。)
しばらくして、風都の第一繁華街「風上通り」に行く。
翔太朗は誰かを待っている。そこに、今風のというより、かなり派手な女子高生2人組が現れた。
「あ~~~!翔ちゃぁ~ん!どうしたの?今日もおごりね。」
「いいでしょ?ね?わたしはぁ…あれが食べたいな。」
「OK!今日は特別な!(笑)」
いつもこの手で引っ掛かる翔太朗。でも、情報を聞き出すのには報酬が必要だ。
603:けいおん!×W
10/03/25 20:09:53 NZrr7Pty
いつものカフェに到着。
翔太朗 「それでなんだけどよ。HTTってなんだかわかる?」
クイーン 「翔ちゃんって結構おじさんなんだね。うちらも耳にしたことはあるんだけど、ね?エリザベス?」
エリザベス「うん。放課後ティータイムっていうの。女子高生の間じゃ話題だよ? 女の子5人のバンド!
あっちは4曲くらい出してるんだって。うちらも歌出したきっかけで、たまに一緒になることがあって。」
翔太朗 「そうか。HTTって女子高生バンドだったのか。それで、どんな感じなんだ?」
エリザベス「彼女たちは風都のアーティストじゃないんだよね。それでね、それでね!」
Q&E 「実は曲も自分たちで書いてるんだって! たしか、京都の近くに本拠地を構えてるんだって。」
翔太朗 「わかった。結構売れてんだな。それだけわかればいいな。またな。」
バイクで事務所に戻る途中に電話が鳴った。フィリップだ。
フィリップ「それで、HTTの正体はわかったかい?」
翔太朗 「ああ。わかったけど、後で話す。」ガチャッ!
翔太郎が戻ってきて、フィリップのいるガレージに来た。
フィリップ「翔太朗。HTTはなんかの略だったかい?それともガイアメモリ関係のものだったかい?」
翔太朗 「HTTは放課後ティータイムというバンドらしい。…」
彼は、さっきまでのことを話した。
フィリップ「それじゃあ、京都という街にでも行こうじゃないか。ぞくぞくするねぇ。」
というわけで、京都にあっさり来てしまったのである。
604:けいおん!×W
10/03/25 22:08:49 NZrr7Pty
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日は、平日だったので学校はちゃんとある。
IT化の波を受けてか、この高校の購買にはPCの消耗品も売ってあるようだ。
ただ、誰も買う人がいなさそうだったのでたまにショーウィンドウにないときがある。
たまたまそこの中にあったUSBフラッシュメモリがひとりの生徒に買われたのを誰かが見たらしい。
そして、放課後になると、いつものように吹奏楽部の練習の音が響く中…
唯 「りっちゃんおいっす!」
律 「うーーーーっす!」
紬 「あら?唯ちゃん!掃除は終わったの?」
唯 「おわったよ===3 さわちゃんは職員会議終わったら来るようなこと言ってたよ。」
澪 「そか。ところで、梓まだだな。」
律 「たしかに。」
サササササササササ・・・・・ポリポリポり。
何かがいる気配を感じた。次の瞬間、彼女たちを地震が襲う。
音楽室は、無残なまでに破壊された。
彼女たちは死ぬことになっていたとか思っていたらしく、
だが、現実は幸い助かっている。
澪 「はぅ! みんな!大丈夫か?」
律 「大丈夫だぁ!唯は、寝息立ててぐっすり寝てる。そっちにムギはいるのか?」
澪 「いない!・・・・・って!って!手がぴくぴくしてるぅ…」バタッ!
失神している澪の隣から起き上がった紬。その様子を見て律がびっくりする。
その律の隣から聞きなれた声が。
梓 「先輩!大丈夫ですか?たまたま私は、日直の仕事が長引いてしまって。」
生徒や教師が周りを囲んでいる中、
生徒A 「まだ、生きてやがったのかよ。まあいい。…」
そのやり取りを見て、にやりとした購買のおばさんは足早に去って行った。
おばさん 「これは、いい結果が出そうね。お父様に報告を。」
購買のおばさんにふんしていたのは、園咲冴子だった。
そして、携帯電話を取りだして実験結果を教えていた。
この後、学校は一斉下校という手段をとり、生徒たちを帰らせた。
605:けいおん!×W
10/03/25 23:48:13 NZrr7Pty
――――――――――――――――――
京都にやってきた、鳴海探偵事務所の面々。彼らは、仕事ではなく遊びでやってきた。
せっかくのオフを設けて遊ばないわけがない。
しかし、彼らはホテルを予約していなかったので滞在拠点を持っていなかった。
そこで、亜樹子の提案で、昔いた大阪の家に行くことになった。
亜樹子が家に到着して、テレビをつけるととある高校の爆破事件が出ていた。
爆破されたのは、音楽室、音楽準備室に当たるところで、
その時音楽室にいた生徒は、軽傷で済んだ―というニュースが流れていた。
フィリップが、この事件の変な所に気がつく。
翔太朗は、そんなフィリップを見てドーパントがらみの事件であると判断した。
―――――――――――そのころ、あの高校生軍団は…
いつものハンバーガー屋にいた。いつもより、少し絆創膏などが張られているが、
少し擦ったくらいで全員なんとかなったらしい。
澪 「今日のはいったいなんだったんだ?というより、爆破の時に気を失っててさ。」
律 「私もなんだ。それ。唯はどうだったんだ?」
唯 「へ?私ぃ?そうだなぁ、覚えてないな。でも、これ食べてたらそんなこと別にいいやとかなっちゃうんだよん」
梓 「でも、とりあえずよかったです。皆さん無事でしたから。」
紬 「そうね。あの爆発の中誰が助けてくれたんでしょうね?」
一つのテーブルを囲む中、足に当たる部分に黒く光るものがあった。
それに気付かずに、さっき起こったことを忘れようとしていた。
彼女たちは、気が済んだかのように全員帰路に就いた。ひとりを除いては。
・・・・“ノ・イ・ズ”―誰もいない通りで小さくこの声が聞こえた。そして、体が変化した。
(あいつらを私の前から消す方法はないのかしら。んま、一気にやってしまえば怖くないわね。)
――――――――――――――――
606:けいおん!×W
10/03/26 01:15:27 XLhPG5EY
Mはどこに?/Don't Say Lazy!
カッカッカッカッカ…静かな朝にローファーがアスファルトをたたく。
後ろから影が付いてくることも知らずに。
女子高生 「うっ!…頭がキンキンする。痛っ!」
それと同時に彼女の姿が消えていた。
大阪から、翔太朗たちは警察のいる事件現場に向かう。
そこには、鞄と、Rというアルファベットが書かれている車が止めてあった。
難波 「なんなんだ?警察部外者は入ってくるな。」
翔太朗 「おれは、左です。たぶん刃野さんから聞いているとは思いますが。」
難波 「君だったか。探偵さんは。待ってたんだ。よろしく。」
難波 「こんな事件が起こったのは君たちが来る2週間前からだったんだ。」
続けて難波という刑事は話を続けた。
「それから、あの子たち4人が被害者の関係者なんだ。ちなみに、あの子たちの通う高校以外にも
多くの前例が出ているんだ。それも、女子高生だけを狙っている。みんな、音楽系の部活に入っている。
ちなみに、彼女たちは軽音部に属している。」
翔太朗 「大体わかりました。相棒に調べてもらいますんで。」
しばらく時間がたち、原因が分かったようだった。そして、現場はひとまず静寂を取り戻した。
彼女たちは、とりあえず学校に行き、いつも通りを実践していた。
律 「澪がいなくなったのは、ドーパントってやつの仕業らしい」
唯 「そういえば、私たちが今ここにいるのってドーパントになった人が助けてくれたんでしょ?」
紬 「そうなっちゃうわね。そういえば梓ちゃんは大丈夫かしら。」
唯 「憂がいるから大丈夫だよ! あっ!まどかちゃん!」
和 「唯!あなたたちはだいじょうぶだったのね?そういえば、購買のおばさんの噂なんだけどさ、」
唯 「あれ?和ちゃんってそんなキャラだったっけ?」
和 「たまには、こういうキャラってのもいいんじゃない?」
続けて言う。
「購買のおばちゃんはね、たまに店頭に少し大きめのUSBを売っていて、
廊下をひとりで歩いていると声をかけられて…っとそこまでならいそうじゃない?
でもね、話しかけられるのが、成績が思わしくない生徒が多いらしいとかって。」
梓は、2年の唯たちがいる教室の前まで憂と一緒に来ていたが、この話を偶然聞いてしまった。
そして、その噂にぞっとしてしまった。
――ある日、梓は部活に入るか入らないかのところで迷っていた時。
梓は音楽室までの道のりを不安になりながら歩いていると
おばさん 「あなた、これで身も軽くなるわよ。私に任せなさい。」
梓 「これで…体が楽に…」
…“Cat”... その瞬間、彼女の姿が変わった。いつものような怪人体ではなさそうだ。
おばさん 「これで、あなたらしくきっとこれからもね。…」
おばさんはいつの間にか姿を消していた。
607:けいおん!×W
10/03/26 01:35:53 XLhPG5EY
噂の大半を話し終わったところで、梓が泣いてどこかへ去っていくのが見えた。
律 「なしたんだ?いいや、後で聞いてみよう。」
放課後になり、いつものように音楽室に来る。
ひとりかけたティータイムになった。しかし、空気はかなり重い。
律 「どうしたんだ?うちらの教室まで来てさ。」
梓はここで決心したのか机の上に物を出しながら「ごめんなさい! 」と。
唯 「これは、どうしたの?」
梓はUSBメモリに似たものと太ももにできた生体コネクタを見せた。
そして、このような体になるまでのことを話した。そして、難波のもとに行くことにした。
それを聞いていたものがひとりいた。
憂 「ちっ!あいつのせいにできなくなっちまったな。ターゲットはあいつだな。」フフッ!
―――――――警察署にて、
梓 「ごめんなさい!でも、これはもう使いません。」
難波 「誰からもらったんだい? でも、よかった。暴発前にこっちによこしてくれて。」
梓と唯、律は難波に全てを伝えた。もちろん、音楽室が仮設プレハブの中にできたことも、
爆発の中、唯たちを助けたのが梓であることを。すると、難波はどこかに電話をした。
難波 「いま、これを専門とするスペシャリストが来るからまっててくれ。」
しばらくして、彼らが警察署にやってきた。
フィリップの検索が終わり、彼女たちに過酷なことが告げられる。彼女たちは泣いた。
しかし、そのドーパントの弱点は、きれいな音を聞くことが一つらしい。
HTTがひとりをかけた状態で団結した。
608:けいおん!×W
10/03/26 01:57:07 XLhPG5EY
―――――――それとほぼ同時刻。
ノイズドーパント「お前の仲間ももうそろそろ連れてこいてやるから心配するなよ。家畜!」
澪 「ん~~~ん~~んんんんんん!」身動きが取れない状態になっていた。
彼女は、自分の目で周りの環境を確かめた。…これは地獄ですか?と。
そのとき、ドーパントは変身を解除していた。そのガイアメモリの持ち主を見た澪は失神した。
憂 「次は、お姉ちゃんを連れてくるのでおとなしくしていてくださいね!」
澪のほほにキスをして、その場を去ろうとしたとき、
…「やっとあえたね?爆弾魔?いや、平沢 憂。」
…「お前のお姉ちゃんの代わりにお熱いのをかましてやるよ。いくぜ?フィリップ!」
―「ヒート!」「トリガー!」…「ヒートトリガー!」
翔太朗の体が変化していく。そして、ドーパントをひるませた隙に澪を助けた。
そして、亜樹子がHTTのメンバーに準備を促した。
場所はちょうどスタジオがあったので、そこを使うことにした。
澪 「怖かったよ…」グスッ
律 「それは後ででも聞いてあげるから!」
HTT (((((憂を元に戻してあげるために!)))))
彼女たちは、精一杯歌い始めた。すると、NOISEドーパントが頭を抱えて弱っている。
W 「メモリブレイクだ!」「OK!」―「ジョーカー・マキシマムドライブ!」
そして、体がむしばまれた憂が倒れていた。
いつの間にかWと亜樹子の姿もない。
こうして彼女たちの忙しい2日間は終わりを告げた。
609:けいおん!×W
10/03/26 02:01:00 XLhPG5EY
今回2回目になりました。
相変わらずの文の粗さに泣いてしまいます。
前回、「I'll be here 4 U.」 を書かせていただきました。
クロスオーバーがちゃんとできていればいいなと思います。(笑)
ちなみに、けいおんが主体なのでWのバトルシーンは軽くしておきました。
610:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/27 02:39:45 6PLLiLjG
ふむ
611:名無しさん@お腹いっぱい。
10/04/04 02:05:15 /vxCt5K7
過疎ってんなぁ
612:名無しさん@お腹いっぱい。
10/04/07 18:14:16 syX6oQ4p
クロスオーバーもありかな?
613:こんとん!56
10/04/08 13:30:03 OVkWSc8M
>>598の続き
紬「いくらなんでも そんな所には…」
唯「でも~・・・」
和「あら…梓もいないわ」
--迷いの森--
澪「どうしよう 完全に迷っちゃった」ガクガク
澪「携帯も圏外だし」ブルブル…
澪「それにさっきから嫌な気配を感じる……」ブシュッ!
澪「やっ!?何か踏んだ!!……イチジク浣腸か…」
澪(内容量…100ml デカい!)
暫く森の中を歩き続けた澪
しかし・・・
澪(おかしいな…ずっと同じ所を歩いてるみたい)
澪「ん?…これは、さっきの浣腸!!」
赤星「お困りのようですな お嬢さん」フラリ~
澪「あなたは阪神の*赤星さん」
(*赤星憲広:阪神タイガースの外野手、去年引した)
614:こんとん!57
10/04/08 13:34:01 OVkWSc8M
澪「何故こんな所に?」
赤星「それは・・・貴女を倒すためです!!」
赤星「のりひろ☆ビーム」ビビビ~
澪「危ない(サッ)、何をするんだ!」
赤星「1度言いましたよ、貴女を倒すためだと」
澪(ユニフォーム着てないと特徴ないな この人)
赤星「引退後、私はコーチや解説者の仕事は断りました それは 大魔王様の配下になるためのなのれす!!!!(クッ 噛んだ)」
澪「まさか…」
赤星「そう、今の私は真-四天王の1人です」
中心性脊髄損傷により引退した赤星
しかし現在は悪の手先となっていた
赤星「のりひろ☆ビーム」ビビビ~
澪「(サッ)、これだけ離れていれば、そんな攻撃は当たらない!」
615:こんとん!58
10/04/08 13:38:10 OVkWSc8M
赤星「なら…、これならどうですか」サササッ,ズサ--ーッ(←スライディング)
澪「速い!!」
赤星「のりひろ☆ビーム」ズカン
澪「ぐはぁッ!!!!」フラフラ……ドサッ
赤星「今までののりひろ☆ビームは『拡散型』で、たいした威力ではありませんでした」
赤星「しかし 今のは近距離だが威力の高い『収束型』のりひろ☆ビームです」
赤星「まともに収束型を食らっては、ダメージも大きいでしょう」
澪「う うぅ・・・なんとか距離を…」ダッ!
赤星「無駄です 私は真-四天王の中でも最速!」タタタッ
またしても一瞬で距離を詰められてしまった
赤星「のりひろ☆ビーム」ズカン
616:こんとん!59
10/04/08 13:41:39 OVkWSc8M
澪「・・・そ、そうだ!」
澪「萌え萌えキュ~ン」ズカン,…スギャアァァァン!!
澪はハート型のビームで のりひろ☆ビームを打ち消した
赤星「驚きました!こんな技が使えるとは」
澪「ハァハァ…」
赤星「しかし相殺したとはいえ、ダメージは受けたようですね」
澪「もう、ダメだ…動けない…」
赤星「大魔王様の命令です 死んでもらいます」サッ(←のりひろ☆ビームのポーズ)
ヒューン,スタッ 突然1人の少女が飛んできた
梓「アナタの相手はこの私です」
澪「梓!」
赤星「誰ですか 邪魔をするなら容赦しませんよ」
梓「澪先輩に代わって、私が相手をするですぅ!」