09/06/12 03:33:02 bmss85F0
――ナンでこンな局面に限ってあのガキがでて来るンだよ!?
髪が揺れ、瞳が輝線を描く。
波と波はぶつかって、描くのは複雑かつ流麗な文様。
人外の証である異色を湛えたその瞳が、捉えるのはとある街。
ここ数時間ばかりの騒動の中心。
超能力開発機関『学園都市』。その――
―― ?
ふと、超然の感覚が、別のナニカを捉えた。
次の瞬間には、それと対面している。
それが目の前に現れたのか、それの目の前に現れたのか。
長い髪の小さな女の子の姿をしたソレは、冷え切った瞳で、彼女を睨み付けた。