09/07/10 18:34:42 bYvJWRkD
てか「相手を傷付けん音ならおk」ってんなら人間の声には反応しなかったん?
537:名無しさん@お腹いっぱい
09/07/10 18:36:08 d0FezeRr
>>528
やはり、そうですな。
あの3人がそんなものを認めるわけはないです。
書く難易度は非常に高そうですが、うまくやればエヴァの奴のように面白い作品になるでしょう。
538:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 18:47:57 kBefPWS9
>>534
ゴメン、答えになってなかった
少女のフルート演奏を受けた後はその演奏を、フルート背中から生やして
全く同じ感じに演奏したんだけど、おそらく演奏を聴くまでは、ただ兵器をコピーするだけだったが
少女のフルートも兵器と判断してコピーしたのでは?
それこそ音波兵器と判断してという感じに
>>536
人間の声には泣き声で返したのかも
539:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 19:09:34 kBefPWS9
と言うか、怪獣イフが演奏をコピーしたとしても
その演奏をこっちに返してくるだけで
こっちはノーダメージなんだし、音によるダメージ云々は関係無いんじゃ…
540:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 19:10:13 /thm3FFX
つーかsageくらいしろよ
それから議論しろ
541:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 19:17:47 kBefPWS9
>>540
ゴメン、慣れない携帯からの書き込みなんで
ついやっちまった…
大目に見てくれると助かる
542:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 19:20:37 /thm3FFX
少し前にこの板が大きく荒らされた事があるから気を付けてくれ
543:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 19:26:14 kBefPWS9
>>542
また目をつけられないようにするためか…
スマン、軽率だった
544:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 19:39:37 kBefPWS9
しかし、知り合いは
空間支配も同化吸収もコピーされて返されると言っていたけど本当にそうなのかな…?
本編観た感じ、ただの生命体でしかないって感じだったけど…?
ゲッターや虚無の面々がそう逆にとり込まれるなんて考えられんなぁ…
545:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 19:48:54 f3wor3sW
>>529
ゲッペラーの意志に同調して味方に引き込む
でおk
546:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 19:52:20 4V/STqoi
たしかに強い怪獣だったけどな。
どちらが強いというのはクロススレでやるべきではないな
だが、イフが石川世界にきたらの話でもする?
まあ、ヤクザならどうにでもなるな
武器にしたり、ペットにしたり
547:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 20:12:55 HbKaQnd9
ウルトラ怪獣ならヤメタランスを……無理か。
548:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 20:29:24 kBefPWS9
>>545
同調してくれるかは置いといて…
仮にそれが成功したとしても戦って倒すことはできてない
所謂、買収行為みたいだし
>>546 ケン・イシカワ作品には 相性最悪の敵なんだって
知り合いが言うんだよな…たしかにその通りだけど どこまで通用すんのかな
549:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 20:43:37 4V/STqoi
だから、そういう話をクロススレでやられてもな
それに自分がよく知らないモノを持ち出すのはな?
550:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 21:09:07 /thm3FFX
同化と吸収されたらその怪物でもおしまいだろ
だって攻撃じゃないんだから
551:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 21:13:31 6IxEJmcW
しかしまぁ空間支配が効かないってのが本当なら石川作品じゃ打つ手がねえな
あれって要は全能の空間だろ?全能の力が効かないんじゃあな
552:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 21:26:31 EtmMKG4Q
????むしろ空間支配なんて石川作品じゃおまけとか
酒のつまみなんじゃなかったけか?
上のほうにそんな話あったぞい
553:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 21:35:07 kBefPWS9
>>549
重ね重ね申し訳ない
たしかにスレ違いの話題になっている以上
もうこの辺でやめておくよ
もう一度、知り合いと話し付けてこようと思う
色々迷惑かけてしまってゴメン
554:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 22:06:08 4V/STqoi
まあ、今度は特撮板で頼みます
555:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 23:07:38 /thm3FFX
クロスするかしないかなら分かるけど強さ議論は方向性が違うな
簡単に言えばスレチ
556:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 23:09:46 /thm3FFX
ていうか今気付いたけどIDがFFXだ
557:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 23:16:05 tFAQhJHX
「ファイナルフュージョン承認!」
「了解!ファイナルフュージョン、プログラムドラーイブ!」
「よっしゃぁ!チェンジ!ゲッタァァァ!!」
558:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 23:20:34 /thm3FFX
これが「進化」の鍵だああぁぁーーーーっ!
インベーダー対勇者
ゴクリ…
559:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 23:21:59 HCgnk1JR
>>557
「ファイナルフュージョン成功率30%以下です!」
「残りは腕でカバーだ!!」
560:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 23:29:10 fxn7mO6y
>>559
いや、むしろゲッター的には
「ファイナルフュージョン成功率300%以上です!」
「足りない分を周りから喰ってやがるっ!?」
の方がよくね?w
561:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 23:30:01 LQayvxyG
むしろ気合い
562:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 23:36:53 HCgnk1JR
>>560
ゲッター対ゲッターGをイメージしたからなあ。
なんでもかんでも力づくがゲッターでもないでしょ?
563:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 23:39:22 nNf2Ars9
うむ。その通りだと思う
564:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 23:40:30 yj3ZGYKh
「1回成功させりゃあ100%だろうがあっ!」
自分でも書いててよくわからん
565:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 23:49:18 tFAQhJHX
声はゲッター1パイロット、顔はゲッター3パイロット。
それが檜山修之だ!
566:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/10 23:59:00 jO6r4BHL
てか、ゲッターってエンペラーと真ゲッター関連以外じゃ
むしろパイロットの腕と機転で勝つことの方が多いんだけどな。漫画・TV版共に
何故かOVAじゃ勇者ロボと変わらんが
567:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/11 00:01:39 g2m97db2
>>562
確かに。操縦技術は相当凄いものがあるよな
そして、その戦い。ゲッター同士の初ガチンコ勝負だけど、オープンゲット合戦は鳥肌物。この合体設定を考えた永井さんと石川さんは偉大
ちなみに、次点で新ゲッターの樹の化物との戦いのときの地面垂直下降合体。すげぇと思ったわ。感動物だ
568:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/11 02:35:32 TBAp9lQh
木星をゲッター太陽にしたコーウェン&スティンガー
木星に眠るザ・パワーを利用したZマスター
ラスボスが木星利用したというつながりあるな
569:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/11 02:38:29 bGKF2rA6
>>565
そういや桧山はゲッターのパチンコで竜馬の声当ててんだっけか。
570:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/11 10:10:45 y7T9vfUh
>>568
つまりラストはザ・パワーとゲッター線を共鳴させて木星を真っ二つに光にする?
木星消えそうだな
571:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/11 10:26:37 9oHtgUqs
たぶん、コーウェン&スティンガーの体内に潜り込んだステルボンバーがザ・パワーを暴走させて自爆する。
572:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/11 12:21:26 ByuaeS9C
コーウェン君とスティンガー君の中……
勘弁してくれ
573:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/11 15:34:16 5aw0+8OC
「いいことを思いついた。 おまえ、俺のケツのなかでシャインスパークしろ」
574:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/11 21:22:47 5M7LAmVI
>>566
その凄腕が化け物性能の機体に乗ったのが真以降のゲッターて訳か
化け物の2乗だからそらとんでもない奴らになるわw
575:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/11 22:44:19 g2m97db2
超人×マッドサイエンティスト×ゲッター線=ドワオッ!
576:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/12 07:49:05 7N9M/KmS
ああ、2乗どころか3乗だったのかww
577:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/12 12:16:05 QyI322j5
マッドサイエンティストって早乙女博士?それとも敷島博士?
578:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/12 12:58:44 2icYoETf
>>577
どちらか片方でも絡んできたら大変だろ。だから両方
579:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/12 13:17:14 TQIWlt0P
ゲッターって乗る人間もそうだが、作った人間の頭もおかしいからな。
アニメも、宇宙開発用ロボットなのに、ビームにトマホークにミサイルに
ドリルと、開発って侵略のことかよといいたくなるものをつくるんだから
なにげにマッド
580:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/12 13:46:42 QWoU8jDE
>>579
一応、元々宇宙開発用に作ってたのを戦闘用に改造したブツではなかったっけか?
まあ純粋に宇宙開発用だった頃は
ビームではなくサーチライト
トマホークではなくピッケルやスコップ
ミサイルは岩石吹っ飛ばす用だった
という可能性も考えられるけどな
581:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/12 14:15:26 S5Vuq8PV
>>579
宇宙開発と言っても、隕石やデブリがあるからその掃除には役立ちそうかな。
まあ結局ゲッペラーの時点で、宇宙開発=宇宙征服になっちゃてるけど
582:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/12 16:28:12 N7rogeRE
ゲッタービームはサーチライトを魔改造しまくった末に生まれたのか。
583:激突!! ゲッター対ガイアー 第十七話
09/07/12 18:19:25 XmAvTNdY
(ゲッター線を)
照射!照射!照射!照射!照射!照射!
第十七話、投下します。
584:激突!! ゲッター対ガイアー 第十七話①
09/07/12 18:20:22 XmAvTNdY
「ガイアー……」
静謐さに満ちたガイアーの体内で、ポツリとマーズが呟く。
一度はゲッター線の影響を拒み、自ずから同化を解いたマーズである。
あるいは、もう二度とガイアーと繋がる事は出来ないのではないかとも考えた。
だが、神体は再び主人を受け入れ、その最も深い部分へと彼を導いた。
この事により、全ての舞台が整えられた。
空中での高速戦闘を得意とするゲッターに対し、外部操作のガイアーでは臨機応変に立ち回ることが出来ない。
ガイアーの持ち得るポテンシャルを引き出し、ゲッターを真っ向から叩き潰すためには、この同化が不可欠であったのだ。
(だが、だとしたら……
再び成功した、この同化現象も、この星の運命を賭けたアークとの決闘すらも
ゲッター線に内在する、ある種の力が導いた必然、と言う事なのか……?)
不意に胸中に影を差した疑念を、頭を振るってマーズが四散させる。
(よそう……、考えたところで答えはでまい。
今はただ、目の前の戦いに集中するだけだ)
やがて、泰然と見下ろす視線の先に、高層雲を掻き分けながら駆け上ってくる、真紅の機影が姿を見せる。
これから始まる出来事は、時間にすれば、おそらくは数分。
永劫の宇宙の営みの中で、瞬きにも等しい刹那の時の内に、互いの雌雄は決し、地球の運命は決まる事となるだろう。
今のマーズに、果たして自分の行動が、最善の判断であったかは分からない。
だが、人類の命運を賭け、全身全霊で立ち向かってくるであろう彼らに対し、
一瞬たりとも悔いの残る戦いをしてはならない、という凛呼とした意志だけがそこにあった。
「行くぞ、ガイアー! ただ、この戦いに勝つために」
マーズの咆哮に合わせ、逆光を背に、青き神体が高らかと両腕を掲げる。
やがて、その全身が太陽に溶け込むかのように、眩い黄金色に輝き始めた。
・
・
・
585:激突!! ゲッター対ガイアー 第十七話②
09/07/12 18:21:17 XmAvTNdY
分厚い雲を突き抜けたアークの前に、輝き放つ神体の姿が現れる。
会話を挟む暇も無い、ピュンピュンという光弾の風を切る音が響き始め、戦いのゴングを鳴らす。
「いきなり全開か! マーズの野郎、やってくれるぜ」
「来るぞ、拓馬!」
直後、ガイアーの周囲に展開したおびただしい数の光弾が、巨大な面となってアークを押し潰しにかかる。
アークは速度を落とす事無く、軌道を鋭角に変えて焦点から離れる。
「いける……、これなら! 久しぶりにアークの全力が出せるぜ!」
距離をとって旋回するアークの背後を、間断入れずに光弾が攻め立てる。
ドジュゥという熱波が後背を舐め、層雲に突き刺さっては真っ青な穴っぽこを空けて行く。
「だ、だが、どうする拓馬! これじゃあ、近づく事もできやしねぇ」
「うろたえんな、アレを試すぜ、獏」
言いながら、再び軌道を直角に変え、アークが上空へと跳ね上がる。
咄嗟に仰ぎ見たガイアーの頭上で、今度は先ほどとは正反対に、逆光を受けたアークの姿が影を成す。
「小細工を」
眩む目を押さえながら、迷う事なくマーズが右手を振るう。
上空で静止したアーク目掛け、間髪入れずにありったけの光弾を打ち放つ。
眼下に迫る光の群れを前に、アークは深く腰を落とし、刃のような背後の翼をばさりと広げる。
「サンダアァァ――ッ ボンバァ―ッ!!」
「ムッ!?」
光の渦がアークを呑まんと見えた刹那、アークの全身より放出された濃密なエネルギーが、強烈な稲妻となって周囲に拡散する。
高濃度のエネルギー同士の衝突で、周囲を覆っていた光弾が次々と爆ぜ、強烈な閃光と化して連鎖的に消滅する。
白一色の世界が直ちに天空を覆い、痛烈な光が瞼の上からマーズの網膜に突き刺さる。
586:激突!! ゲッター対ガイアー 第十七話③
09/07/12 18:22:40 XmAvTNdY
「くゥッ!?」
視界を奪われ、身動きの取れなくなった神体目掛け、風を切って三つの機影が踊りかかる。
金切り音はたちまち一つとなり、やがて巨大な車輪と化す。
「チェンジッ! ゲッターカーン!!」
「チィッ!」
轟音の迫る方向に向き直り、マーズが両腕を突き出す。
同時にガイアーの周辺に、エネルギーの障壁が展開し、高速で迫る質量をドシンと受け止める。
ガギャギャギャンという破壊音が生じ、力の衝突が火花を散らして機体を染め、全身砲丸と化したカーンが仇敵の頭上で空転する。
「クソッ! バリヤーかッ!?」
「確かに見事な動きだが、その攻撃は、前に一度見せてもらっている!」
「―ッ!? オープゥン!」
怪しげな動きを見せるガイアーの先を取り、再分離したゲッターが神体の懐から飛び立つ。
奇襲が失敗した以上、その場に留まれば、たちまち重力装置の餌食となるのみであった。
からくもガイアーの重力圏を脱し、距離をとる事に成功したように見えたゲッター、だが……。
「甘いぞ、拓馬!
今のゲッターの弱点は、既に理解しているさ!」
「!」
突如としてガイアーがくるりと向きを変え、上空の一点目掛け光弾を釣瓶打ちにする。
直後、まるでその焦点に引き寄せられるかのように、三機のゲットマシンが光弾の中へと飛び込んでいく。
ゲッターアークの弱点、それは機体の性能ではなく、本来搭乗すべきパイロットが一名足りない事に由来する。
機体の一つがコンピュータの自動制御に頼っている現状では、自然、合体に移るパターンは限定され、
また、非常時の緊急回避も困難なものとなる。
そして、変幻自在の高速戦闘を本領とするゲッターチームの戦いにおいて、そのハンデは致命傷となるものであった。
光の奔流の中、合体を敢行するゲッターの脇腹目掛け、一発の光弾が吸い込まれ、
一際強大な閃光と爆音が、拓馬達を包み込んだ。
・
・
・
587:激突!! ゲッター対ガイアー 第十七話④
09/07/12 18:24:35 XmAvTNdY
「やったか?」
上空に広がる爆煙を臨みながら、ポツリとマーズが呟く。
だが、そう口にしたマーズ自身、この程度の小細工で、ゲッターとの因縁に決着がついたとは思ってはいなかった。
果たして、マーズは徐々に晴れていく黒煙の中に、薄緑に輝く半透明の球体を捉えた。
「……そうか、進化を始めていたのは、ガイアーだけでは無かったな」
大気に満ちる緑色のエナジーは、ほどばしるゲッター線の障壁。
先のラーとの対決の折、神体の機能に学ぶかのように発現した、アークの新たな能力であった。
爆風の霧散と共に障壁は潰え、緑の膜の裏側より、悠然と牙を研ぐ真紅の悪魔が、再び姿を見せる。
「へへ、ちょっとばっかし危なかったが……、これでようやく対等にやりあえそうだな、マーズ!」
「対等に、か。
それほどのエネルギーが炉心に残っているのか、拓馬?」
「……ッ!」
弱点を正確に突くマーズの指摘に、二人が息を呑む。
元々、地上に降り注ぐ限られた量のゲッター線のみでは、莫大な出力を要するアークの動力を賄いきれるものではない。
まして、ゲッター線を収集する設備の無いこちらの世界においては、先の宇宙での戦いで蓄えたゲッター線のみが、
現在のアークを動かすエネルギーの全てであった。
無尽蔵に近いガイアーの攻撃を真っ向から受ければ、いずれはジリ貧になるのが必定である。
「拓馬……」
「ふん、あんまり情けねぇ声をだすなよ。
何も神体だって、万能ってワケじゃあ無いんだからよ」
「! ……何か弱点が分かったのかッ!?」
「ああ、聞いて驚け、獏。
あのガイアーは何と! 攻撃と防御が同時に出来ねぇ!」
「……へ?」
あまりにも分かりきった拓馬の回答に、獏が絶句する。
確かに、ガイアーのバリヤーが外部からの攻撃を通さない以上、バリヤーの内部からの攻撃もまた、届くはずは無い。
だが、ガイアーは一度攻勢に出れば、遠間においても近間においても、今のアークを圧倒できるだけの性能を持つ。
そして一端守りに入れば、対手の攻撃の大半はシャットダウン出来る。
唯一通用する可能性があるとすれば、バリヤーの対消滅を狙えるゲッタービームのみであろうが、
遠距離においての打ち合いは、むしろガイアーの独壇場であった。
588:激突!! ゲッター対ガイアー 第十七話⑤
09/07/12 18:26:03 XmAvTNdY
「……拓馬、君はそれが、弱点と呼べるものだと思うのかい?」
獏の疑念を引き継ぐ形で、マーズが口を差し挟む。
「大体、攻防を同時に行えないのは、神体の能力を模したゲッターであっても……」
「同じ事、か? そいつはどうだろうな」
拓馬のおどけた口調に合わせ、両肩のハッチがドシュゥと開き、二本の戦斧がアークの両手に宿る。
単なる兵装としての意味合いを超え、一種のアイディンティといっても過言ではないゲッターの魂、ゲッタートマホーク。
だが……、
(この距離で二本……、投げるのか、それとも……?)
拓馬のとった予想外の行動に、マーズが疑念を巡らす。
一方、何の狙いがあるのか、アークは両腕をクロスさせ、体を縮こまらせてガイアーをじっと睨み吸えている。
「へへ、こいつは単なる思いつきだが……、うまい事いけば、面白い事になるぜ!」
「……こけ脅しを」
動きを止めたアーク目掛け、ガイアーが様子見に光弾を放つ。
咄嗟にビームで相殺するか、翼を広げて避けるか……。
いずれにせよ、直後アークの行動が、第二ラウンドのゴングを鳴らす筈だった。
だが、拓馬はどちらの方法を選ばず、代わりに、迫り来る光弾目掛けゆっくりと得物を振り上げた。
「秘技・二天一流」
拓馬の叫びと共に、両腕から放たれた斬撃が十文字を描く。
巨大な鉄塊が光弾を通過し、直後、実体を持たぬ筈の光のエネルギーがすっぱと四分割されて、真紅の悪魔の両脇をすり抜けていく。
「光弾を…… 斬った……?」
「…………」
物理法則を無視したアークの動きに、マーズが、いや、搭乗員である獏すらも絶句する。
だが、呆然と敵を見詰めるマーズの瞳が、刃先に煌く薄緑の残滓を捉えた瞬間、マーズは全ての事態を理解した。
589:激突!! ゲッター対ガイアー 第十七話⑥
09/07/12 18:27:33 XmAvTNdY
「……!? まさか、ゲッター線の障壁を、斧の刃に集中させたのか!」
「驚いてる場合じゃねぇぞ! マーズ」
怪しく輝く戦斧を払い、風を巻いてアークが踊りかかる。
我に返ったマーズが、迫り来る悪魔目掛け、ありったけの光弾を解き放つ。
バリヤーの局所的な集中運用。
それは神体のような無尽蔵のエネルギーを持たないゲッターにとって、苦肉の策と言うべき戦法であった。
障壁を全周囲に展開できない以上、その突撃は、常に撃墜の危険性が付きまとうものの、
その分少ないエネルギーで、より厚い障壁を張ることを可能とした。
更に拓馬は、敵の光弾を真正面から受け止めるのではなく、刃先で切り裂き逸らす事で、
衝突によるエネルギーの損失を、極力抑える事に成功していた。
防御よりも攻撃、後退よりも前進を目指す、ゲッターならではのバリヤー運用術。
同時にそれは、当の拓馬にとっても予想以上の成果をゲッターにもたらした。
「ウオオオオッ!」
「クッ!」
降り注ぐ光弾の雨の中、戦斧で光を打ち払いながら、一直線にアークがガイアーへと肉薄する。
反射的にバリアーを巡らしたガイアーの頭上に、斧槍の一撃が打ち下ろされる。
この時、万能である筈のガイアーのバリヤーは十分な反応を見せず、
刃先は火花を散らしながら、重油の海でも掻き分けるかのようなゆったりとした動きで、神体の脳天へと迫った。
「バ、バリヤーを切り裂いただと?」
咄嗟に後方に退いたガイアーを胸元を穂先がかすめ、青銅色の胸甲に一筋の傷を残す。
「高濃度のゲッター線の刃が、障壁を打ち消すというのか!?
拓馬! お前はそこまで考えて…!」
「偶然だよ! だが、どうする!」
これまでの一連の行動において、始めて狼狽の色を見せたマーズに、息つく間も無くアークが迫る。
光弾を捌きバリヤーを無力化する攻防一対の戦法は、ガイアー優位に働いていた状況を、瞬く間に一変させた。
遠間で放つ光弾は、拓馬の集中力の前に弾かれる。
バリヤーが効力を発揮しえない以上、近間ではゲッターの機動力に押し切られてしまう。
と言って、ただ重力装置を使って待ち構えていたのでは、むざむざとビームの餌食になるのみである。
本来、ガイアーとアークの間には、出力・性能両面において、大人と子供ほどの開きがあった。
だがその差は、アークの見せた応用力…… こと戦闘における引き出しの多さの違いによって、今や覆されつつあった。
かたや誕生より数千年もの間、爆弾の安全装置として以上の存在意義を持たなかったガイアー。
かたや設計時より戦闘用ロボットとしての転用を余儀なくされ、戦いの歴史の中で性能を高め続けた、早乙女ナンバーの最終型・ゲッターロボアーク。
両者のルーツに由来する、兵器としての純度の違いが、カタログ上のスペックの差を完全に打ち砕いたのである。
590:激突!! ゲッター対ガイアー 第十七話⑦
09/07/12 18:29:48 XmAvTNdY
(これが、これがゲッターロボ…… 強い!
このまま終わってしまうのか……? 何か、何か対抗できる武器は……)
間断なく迫る悪魔の猛攻を凌ぎながら、マーズが反撃の糸口を模索する。
だが、現在のガイアーが未だ試していない攻撃はただ一つ、アークとの融合・同化のみであった。
そして同時に、マーズはその一手を打つ事だけは出来なかった。
先ほどのラーとの一戦で、同化が半ばまで成功したのは、ガイアーの六神体に対する優位性が有効に働いたからに過ぎない。
本来の同化能力の持ち主であるゲッターの系統機相手に、果たして同じ事が出来るものなの?。
あるいは最悪の場合、ゲッター線の働きによって、ガイアーの能力があべこべに取り込まれてしまう危険性すら考えられた。
「どうした、マーズ! 動きが鈍いぞ!」
「!?」
拓馬の咆哮が束の間の思考の世界を突き破り、真紅の巨体がマーズの眼前で躍動する。
マーズが気づいた時には、すでにガイアーは振りかぶった大斧の下。
後方に逃れるか、真下に退くか、いずれにしても、深刻なダメージを覚悟せねばならない状況であった。
そしておそらく、その一太刀によって両者の決着は付くであろう。
どくり、とマーズの心臓がうねり、思考がふっ飛ぶ。
その時の刹那の判断が、自身の意思によるものなのか、内在する監視者の本能が成した行動であったのかは、
マーズ自身にも分からなかった。
「なッ!?」
対手がとった予想外の行動に、拓馬が戦慄する。
眼下のガイアーは一切の防御行動をとらないどころか、
驚くべき事に、自らバリヤーを解いてアークに向かい合ったのだ。
敵の意図に気づいた拓馬の心音が跳ね上がる。
加速の付いたゲッターの一閃は、もはや止められない。
「くッ!? クッソオオオォォォ―ッ!!」
目一杯にレバーを倒し、拓馬が機体に急制動をかける。
バランスを崩した唐竹割の一撃は狙いを僅かにそれ、
ガイアーの脳天ではなく、肩口へと突き刺さり、そのまま巨神の右胸に深々と刃を食い込ませた。
「……すまない、拓馬、獏…… だが! これで……!」
「うッ!」
身を挺して悪鬼の動きを止めた青銅の巨神が、巨大な両腕をガシリと回し、対手を抱き込んで静止する。
元より、大人と子供ほどに馬力の違う両機である。
一度ガイアーの重力圏に囚われては、アークに脱出の余地は無かった。
「これで、これで終わりだ! ゲッターロボ!」
「くぅッ! うっ、うオオアァアァァァ―ッ!!」
ありったけの力で操縦桿を振り回し、拓馬が反撃を試みる。
帯電する八枚の刃が神体の腕の中で暴れ、頭部より滅茶苦茶に放たれたビームがその背を掠める。
だが、全てはただの悪足掻きにしかならなかった。
やがて、異常なエネルギーの高まりと共に、周囲の大気がひとつ震え、
今までより一際眩い金色のオーラが、ガイアーとアークを包み込んだ……。
591:激突!! ゲッター対ガイアー
09/07/12 18:36:10 XmAvTNdY
以上、投下終了です。
思ったより決戦が長引いたので、多分、あと二話くらいかと思います。
592:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/12 18:56:29 QyI322j5
乙!
593:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/12 19:02:43 bSi2nspH
乙。戦闘面白いな
594:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/12 20:21:56 JgXdJljy
乙
全周囲バリアー破損→ピンポイントバリアーな初代マクロスを思い出すぜw
595:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/12 21:55:34 meYCuxep
トマホーク二本構えたときは重ねトマホーク投法かと思ったが、新ゲの方で来たか
乙でした!
596:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/12 23:50:00 QyI322j5
拓馬の活躍を見てふと思った事だが、あの竜馬も人の親になったんだよなぁ……と思うと感慨深い
597:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/13 00:03:55 yKQ6EXBj
本人は出来てたこともしらんかったけどな
598:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/13 21:48:26 W5AHaJHf
ゲッターチームの中では、隼人が人の親になる姿が想像できない
生涯独身でいそう
599:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/13 22:27:08 XJOA2GJJ
>>484
俺の名はメーテル!
貴様をタダで機械の体をくれる星に連れて行く男だ!
600:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/13 22:29:41 xVOeZ5/e
>>599
おと…こ…?
601:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/13 22:37:44 CG0jyucu
女だとしても同じようなものだろう
どっちの絵にあわせるかにもよるか
602:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/13 22:42:32 l9R7qSSl
>>598
一応隼人にも婚約者がいたんだぜ、でて3コマで爆死したけど
603:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 00:16:26 9musDys4
でも、弁慶はいい親してたからな
というか、元気は弁慶の所に行く前は武蔵が面倒をみてたから
隼人だけ、親になってないな
604:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 00:33:16 TM9rYMZd
きっと嫁にも子供にも先立たれるんだろうな
「また俺を置いて行く気かあああ!」
605:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 07:24:30 vX5K/vo0
切ねえ
606:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 07:46:08 5BL86w5J
つか他作品に賢ちゃん系をクロスさせると他作品のキャラ達はろくな目にあわないような
607:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 07:53:00 2NmyEWFs
元の作品でもロクなめにあってない奴のとこに放り込むのが一番な気がする
608:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 08:52:59 UoaQ1q4t
>>604
というかアレだな、そもそも隼人は平穏な日常が似合わなそうだな
609:名無しさん@お腹いっぱい
09/07/14 19:21:51 LXMWDM6T
>>606
なんでそうなるんでしょうね?
能力というよりも精神のタフさの問題でしょうか?
610:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 20:16:54 cpfd8px4
石川作品の大概のキャラはロクな目にあってないからじゃないか?
611:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 20:20:55 2NmyEWFs
ロクな目にあっていないのに本人たちは割とポジティブって言うかイキイキしているからな
612:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 21:03:27 UoaQ1q4t
虎とか慎一とか将造とか?
613:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 21:20:00 ty5eJsxm
逆に他作品キャラが賢ちゃん世界の主人公のかわりに事件に巻き込まれたら…
と考えると新しいクロスになりそうな
614:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 21:31:20 +7AF9AMw
空間支配って仏教とか妖怪とかをモデルにした漫画で結界ってのににてるなと
漫画的なもんじゃなくてもオカルト的に見ても結界における意味とか効果とかみると、空間支配はここらへんからモデルにしたんじゃないかと思う
まさに空間の凌ぎ合い
615:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 21:31:34 MS+NUBDt
いきなりゲッターに乗せられて生き残るキャラを探す方が難しい気がするわ
たとえ生きてても乗り続けようとは普通思わないだろうし
616:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 21:38:28 sp1oKVCn
主人公は普通の女子高生だった有吉樹奈。ある日交通事故で瀕死の重傷を負った彼女は、
生と死の狭間で「死にかけた地球」の未来を視てしまう。そして謎の存在・羅亜邪(ラージャ)と戦う運命を担わされる樹奈。
「私は神…、神隼人!! これから先きさまに地獄を見せる男だ!!」
617:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 22:18:14 ty5eJsxm
>>616
賢ちゃんのウルトラマンタロウがちょうどそんな感じだったな
618:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 22:25:36 +7AF9AMw
隼人はいろんな組織、人物に地獄を見せすぎwww
個人的にゲッターに搭乗するのは元の奴ら以外のキャラが乗るのは何となくいやだな
ゲッター前提じゃない、ただの鬼畜教官隼人がいいな。クロスするなら
619:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 23:00:38 0GExyrg8
>>618
逆転の発想
新しいゲッターを作ればいい
ゲッター線と電力で動くゲッターエヴァとかさ
620:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/14 23:45:57 u/eO6kmG
>>615
箱舟編以降のD・Sなら乗りそうじゃね?
天使と悪魔ぶち殺すために存在消滅もかまわないで竜戦士使うくらいだし
てか、竜戦士をゲッターロボの一種にすんのもいいかも
621:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 00:01:41 NsN9UjGR
普通は搭乗者の生命を最優先に設計されるはずのロボットが、まず乗れるて生きていられる奴を探すっていう狂気の発想のゲッターロボ
順番が間違っているが、このコンセプトのため高速戦闘と急速変形が可能であり、高い戦闘能力を発揮できる
ダーシュなら乗りこなせそうだな。生命削って竜騎士動かしてるし、一応不死身だし
ゲッターロボ&ロボット軍団VS天使・神の軍団VS悪魔の軍団VS D,S
でかいし、大規模破壊だし、量多いから石川向けだな
622:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 01:22:38 AmmVpI/P
アメコミからだがパニッシャーさんやロールシャッハさんなら
例え肉体が耐え切れなかったとしてもゲッターに乗り続けそうだな。
片や平行世界とはいえど特殊な能力一切なしで執念と戦術だけでマーブル界の超人を善悪問わず殺しつくした男に、
片や同じく特殊な能力一切なしで神を前にしても、世界の滅びを前にしても自分を曲げなかった男だ。
ゲッター線も大喜びな人材だろう。
むしろゲッター線を前にしても「NO!」の一言でゲッターに戦いを挑みそうな気もするがwww
623:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 01:39:38 Z4wkJzUC
そういや、某動画サイトでMUGEN使ってアメコミキャラが虚無戦記の後日談とか
やってる動画があったな。あれ楽しみにしてるんだが
624:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 05:22:51 nzPq77Yc
あれか。俺も楽しみにしてるぜ
難点はラ=グースとゲッターぐらいしか石川キャラが作成されてない事だが
625:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 14:08:00 K8nj3m8/
美勒とか作ったら面白そうなのに
626:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 15:48:06 t3HphO9n
>>621
でも初代ゲッターの頃は辛いとはいえ早乙女博士でも操縦できる位のまだ常識的な範囲だったよな。
なんでゴウ以降はあんなトンデモマシンになったんだろう。
627:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 15:57:20 XRUH+LO0
……をい、それは早乙女博士を過小評価しすぎだよ。
なにせあの博士、流竜馬を殴り倒して気絶させる実力を持っているんだぜ?
それが、初代ゲッターに乗った時には、Gに耐え切れず鼻血を噴出していた……。
ゲッターGの時点でその十倍の出力を持っていて、
号虎はゲッター線未使用とは言え、それに匹敵するか以上の性能を持っている。
628:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 18:28:24 cIuC1IL5
なんか早乙女一族みんなゲッター操縦できるみたいだけど、体力とか身体能力とかとんでもないんだろうな
しかも全員科学者で頭脳もトップクラスとか完璧すぎ
本当に人間か?
629:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 18:34:15 NsN9UjGR
NO!!
630:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 18:49:58 U9b11UAX
文武両道ってやつですな。
631:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 19:18:22 K8nj3m8/
石川作品の主人公って結構頭いい人多いよね
632:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 20:16:07 cAmjphjs
人類をゲッターに都合の良いように誘導するための大事な駒だから、こっそり強化されてる。
633:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 22:15:22 NsN9UjGR
なにそれこわい
SEEDに宇宙鯨って居たよな。確か。実はインベーダーの変異体で、種死の中盤辺りで出現。疲弊している人類に更なるダメージ。
プラントはインベーダーにより占拠。コーディネーターの半分が地球に脱出。異常事態のためブルーコスモスでも大混乱。
そして襲われる月。それに呼応するかのように、赤い巨大な鬼の軍団の噂が流れ始める…
ゲッターロボ異界大決戦~C,E,最後の日~
後は任せた!妄想を膨らませてくれぃ!
634:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 22:23:33 DXMz7jGr
視聴率が悪ければ、宇宙鯨が攻めてきて戦うという路線になるはずだったというな、SEEDは
635:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 22:58:46 cAmjphjs
もしもSEED世界にゲッターが現れたら
早々に種の限界が見えてるコーディネイターは淘汰されて、
ブルーコスモスを中心に連合がゲッター軍団と化して宇宙を支配していくんだろうな
636:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 23:05:26 nVuFnI67
キラ「オレは何かを背負って生きてんじゃねえ!オレはオレの明日が欲しいからてめえを倒す!」
こんな感じになってくれてたらあら不思議。本編と全く同じ行動なのに妙に納得出来ちゃいます。
637:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 23:20:41 weRGAyJT
その言動行動と、どうみてもチートなところから、ゲッター線の加護を受けてるんじゃねえかと言われていた >ラクシズ
638:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 23:23:51 93/N2E30
やっぱ行動と人格は一致させるべきだよな
639:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 23:25:11 AmmVpI/P
宇宙鯨はイメージ的にはインベーダーよりガンバスターの宇宙怪獣って感じがしたな。
盟主王「見ていろ、宇宙鯨め。追い詰められた人類が何をするか見せてあげよう!」
キラ「アスラン、あれをやろう」
アスラン「わかった、任せろ。キラ」
キラ「スーパー・・・」アスラン「ハイマット・・・」「「フルバースト!!」
という所まで妄想してスレ違いだと気付いた。おさらば
640:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/15 23:36:31 NsN9UjGR
そんなことより敵討ちの出来なかったシンが不憫で不憫で…
ガンソード見たからかもしれないけど、復讐を遂げさせたかったな
だから、タフで豪快な石川ワールドをプラスできたら討てるんじゃないかと思うんだ。その前にインベーダーが問題になるけど
641:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 00:00:04 nVuFnI67
>>640
対オーブ戦、シン達はオーブ軍を圧倒するが、そこにアークエンジェルが、そしてラクスが立体映像で介入してきた
ラクス「ムオオ さすがミネルバ・・・
ききしにまさる活躍ですわ オーブ首長国の戦士たちを!」
シン「なんなんだアンタたちは!」
ラクス「今日はオーブとミネルバのパワーを見せてもらい 十分な収穫はありました
次の戦いが楽しみですわ」
戦線から離脱しようとするラクシズ
シン「てめー 逃がすか!」
アスラン「シン やめろ! インパルスのエネルギーもあまり残っていない
それに今のお前達の腕では奴らは・・・」
今にも敵にとびかからんとするシンの前を、レイとルナが立ちふさぐ
シン「ちくしょう!!」
ラクスの立体映像の影からある人物が現れる
???「ラクス ここは引き上げよう 彼らのデータは十分に取れたから」
その人物をみてハッっとするシン
キラ「あとはデータを解析すればミネルバを攻略することもできるでしょう」
シン「う お お お お ! !」
その人物の正体を見極めたとたん、シンは前に立ちふさがる2人を押しのけ、その人物に襲いかかろうとする
レイ「うっ!」 ルナ「「ああ!」
だが襲いかかろうとしたその瞬間には立体映像は消え、スモークと電波妨害を起こしアークエンジェルは姿を消す
アスラン「シン どうした!」
息を荒くしたままのシンにアスランが声をかける
シン「あいつは
あいつは… 俺の家族の仇だ!!」
こんな感じはどうよ?即興でアークのあのシーンにSEEDのキャラをぶち込んだだけだが。
これならシンもなんか仇打ちが出来そう?
642:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 00:07:30 4vnJM1YN
いや、そんなたいそうなことしないでも角度的に上空から撃たれてるビームが
「何故か」陸専用のカラミティが撃ったことになったり、
「何故か」核動力MSの爆発に巻き込まれたのに五体満足で生き残ったりするような
ウルトラCってレベルじゃねーぞ!ってことをスタッフがやらかさなければ良かっただけなんだけどね。
2ちゃんでシンがそれなりに報われてる二次創作は結構たっぷりあるから
興味があったら保管庫探してみればいいと思うよ。
643:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 00:09:51 lzuukRiN
理想は戦闘の時の竜馬の荒々しさと、ヴァンの純粋なまでの復讐心が欲しいところだな
あんなに家族と妹を愛してたのにあの最後はねぇよマジで
俺の中の頼れる兄貴の三強のうち二人がこいつら。格好いい
644:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 00:10:06 XAbhZnyp
>>640
連邦VSザフト2+やるといいよ。君の願望はすべてかなう
645:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 00:10:42 cuDQkY6o
「陽電子砲」が直撃して割れたヘルメットが漂ってたのにパイロットが生きてるとかいうアレですか?
646:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 00:16:21 +qOgTz4I
安心しろ
DVDではヘルメット消されてるそうだ
647:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 00:21:48 lzuukRiN
ロボット軍団で苦戦していた超生物インベーダーを相手に、MS、MAで何所まで対抗しきれるか
SEEDとスーパー(笑)コーディネイターたちは生き残れるかねぇ。常識が通用しない相手だし
648:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 00:23:30 rnojaoqT
CEを『異世界のゲッター発祥地』にしたら面白いかもなー。
こう、オーブ戦役のあとシンはすべてを失い、黒い巨人と出会うとか。
もちろん、全身重火器のゲッターフリーダムと戦ったりする。
649:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 00:25:43 cuDQkY6o
インベーダー相手のロボット軍とストフリ相手の連合軍って似てるような気がする
650:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 00:32:42 KcqFXOs7
>>647
つ「嫁補正」
まあCE世界の技術(特に軍事)は物語中でかなり伸びてるからな。
あんだけ原子炉停止→エネルギー枯渇でヤバスとかいってたのに、
種デスになったら太陽発電で無問題とかになってたし。
インベーダーとかが攻めてきた時点では勝ち目無しかもしれんが、
その内ゲッターロボ並の兵器を量産して対抗するんじゃないの?
あと、まるでゴキブリのように嫌われてるラクシズ一派だが、
その技量と能力と強運(←超重要)だけはマジで高いからな。
651:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 00:49:28 CS8zXVtD
種はゲッターより、邪鬼王のほうが相性いいかも
相いれぬが近い存在の種族の闘いだし
652:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 09:26:51 o3jBvjdK
そういや昔種死×新ゲッターのクロスが新シャア板にあったなぁ
653:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 12:07:58 irKVeV0y
>>642
でも、ぶっちゃけラクシズに対するヘイトSSはもうウンザリなんだよな………('A`)
アンチ・キラやアンチ・ラクスのSSは出尽くした気がする。
いっそのこと、やたら世界に混沌・破壊をもたらすラクスの言動行動と
啓蒙活動(洗脳能力ともいう)が、ゲッター線によるものとしてみよう。
ゲッター線の電波を受信したラクスは、
変態仮面の人類皆殺し計画 → 人類自身が宇宙の大量破壊兵器へと進化する前に滅んじゃ困る → 阻止
議長のデスティニー計画 → 自由意思からくる欲望と向上心を失えば進化の可能性が無くなる → 阻止
という感じに、ゲッター線の巫女として行動していた。
そして敵対派閥を一掃し、プラント・ZAFTの実権を握ったラクスは今こそ人類という種を生態兵器に昇華するべく、
ジェネシスのγレーザーを使ってバン・アレン帯に干渉、地球全土に高濃度のゲッター線が照射されるようにする。
さらには同胞のコーディネーターにも、直接ゲッター線を人体へと投射する非道な遺伝子改造実験を試みてみたり、
スーパーコーディであるキラとそれを破ったシンのクローン、もしくは2人をモデルとした人造人間を大量生産して、
ゲッター炉心を動力源とする量産型ストフリと運命といっしょに「新しいキラを起動させますわ」とか言ったりする。
『ゲッター線は我々を試すべく、この宇宙に“敵”を送り込むはず。
鬼か、蟲か、インベーダーか、はたまた神か………何が来るかは
解りませんが、それらを倒せるだけの武力を早急に得なければ………』
そう言って広大な宇宙を眺めるラクスの視界で、遠い暗黒の空間が歪んだように見えた。
それは決して目の錯覚ではない。確かな戦慄の予感。破滅の予感。 戦 い の 予 感 。
『そう、早く力を獲なければ………残された時間はあまりにも少ない』
インベーダー化した変態仮面、盟主王、議長が乗ったゲッターG
対
ラクス、キラ、シンが乗ったストライクゲッターロボ………とか。
654:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 14:28:04 DUmKRems
>>648
>もちろん、全身重火器のゲッターフリーダムと戦ったりする。
勝てる気がしねえwww
655:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 17:46:44 rnojaoqT
>>654
だが、それがいい(ニヤァ
とりあえず種のガンダムはみんな「ゲッター」ってつけると凄く楽しそうだぞw
出たな、ゲッタージャスティス!! とか(ジェネシス内部で繭を作っていた
何故か某ドリルアニメ臭いシン・アスカとか思い浮かんだので、
ちっと書いてみるわ。
656:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 17:48:22 4jBNTnKD
さすがネ実はカオスだな
657:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 17:49:03 4jBNTnKD
すまん、誤爆
658:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 19:44:52 lzuukRiN
ブレイク・ザ・ワールドによって未知のエネルギー(ゲッター線。観測できていないだけ)に汚染された地球から今回のガンダムは始まる…
新人類と呼ばれる突然変異の人間の出現。侵略者(インベーダー)の襲撃。ライフラインの停止。機能しない政府。動かないMS。
それを打破すべく現われた謎の人物神隼人。彼によってもたらされたのは謎のエネルギーの正体と侵略者の情報。
そして、プラズマリアクター(核融合炉)の技術と、未知のエネルギー『ゲッター線』の利用理論。
人類の一大反抗作戦が、一人の男の手によって開始する…
>>655先生に御期待ください
659:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 20:01:19 5KfH52cu
シンに濁点付けてジン・アスカなんてどうだ
660:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 20:34:11 lzuukRiN
地獄を見せる立場じゃなくて見せられるのか
661:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 22:50:20 o3jBvjdK
あいつか
ああ 知ってる 話せば長い
そう 古い話だ
知ってるか? ゲッターのパイロットは3つに分けられる
負けず嫌いで無駄に熱い奴
クールで知的に狂った奴
死亡フラグを立てまくる奴
この3つだ
奴は―
662:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/16 23:11:08 RpgjzLLg
どうせならそのまま隼人の息子にしてしまうのはどうだ>ジン・アスカ
来るべき敵との戦いに備え、神隼人は連合とザフトの戦いを尻目に早乙女研究所で研究を続けていた
そんな隼人の下に訃報が届く。オーブに避難させていた妻の山崎と娘が戦火に巻き込まれ犠牲となったのだ
辛うじて生き残った息子も瀕死の重傷を負い、このままでは死を待つばかりだった
だが、敷島博士の手術という名の改造によって息子は復活する。全身に兵器と魔獣、ついでに銅鐸を埋め込まれた復讐鬼として
「よくもこんな素敵な体に改造してくれやがったな親父ィ!」
「ゴールド!分離してあのフリーダムとかいう鉄屑を喰うぞ!」
「コーディネーターという理由だけで十分だ!死ねぇ!!」
・・・あれ?
663:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 00:31:32 NA1zwdcV
ガンダムキャラだとガンダムファイター以外は魔改造人間になってしまうな
個人的にはボトムズのキリコに乗ってもらいたい。ゲッター線が不死身の男を取り込むのか
神殺しの男がゲッター線で不老不死になって自分を利用するゲッターや時空天に喧嘩売るのか
そもそも、あんな厭戦男はゲッター線がお断りかもしれんが
664:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 02:29:35 azBfzUU4
キリコは戦うのが嫌とか云々とかじゃなくて、とりあえず生きてればもうけもん的なキャラだしね
必要になれば何の文句も無く淡々と戦うし、そうじゃなきゃ何もしない
665:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 07:50:18 QRUCvXYj
敵にフィアナをさらわせればおk
666:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 08:47:58 rkUTSJ64
敵が目に見える形で迷惑してきたら普通に戦うじゃないかあいつ
667:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 16:47:01 aIMBqZs3
デビルガンダムvs聖ドラゴン
大きさでは互角くらいだと思うが戦ったらどうなるだろうか?
聖ドラゴンの能力がいまいちわからんが
668:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 19:22:17 IurJ+EEV
>>662
そう言えばどっかにアンチが書いたゲッター様による原作蹂躙物があったな
ココはそう言うの少ないんだから、そう言う空気持ち込まないでくれる?
669:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 19:24:26 VjcIFC5P
えっ?
670:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 19:29:44 kM+aa3ls
このスレ的にこういうクロス機体はあり?
URLリンク(imepita.jp)
ゲッターロボ×コードギアスで「ゲッカー1」。
まぁネタ機体なわけですけど
671:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 19:33:49 kR0Pzg8j
>>670
普通に格好いいな
狼と香辛料×ゲッターで「ゲッターホロ」っていうネタ絵を思い出してしまった
672:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 20:03:27 xIWs+/fe
>>670
ギアスの方は上で上がってたボトムズが元ネタらしいという以外全く知らんが
普通にアリあり。かっこいいぜい
673:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 20:49:27 VjcIFC5P
>>670
みるまでちょっと…って思ってたけど、これはありだな。
やっぱりちょっと華奢なのと、腕が長いのが気になる。
これなら近接特化のワンオフ特機としてなら作品に出ても、パワーバランスを崩すことなく組み込めそうだ
674:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 21:49:32 PAymibJ3
全然関係ないけどSAMURAI DEEPER KYOと虚無戦史MIROKUは親和性が高いのではないかと思う
675:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 21:50:34 tX/ifRuO
日本ドワオばなし
URLリンク(up.mugitya.com)
ぼうや~よいこだ しんかしな~♪
676:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 21:56:47 QRUCvXYj
>>675
なんだこれはwww
677:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 21:57:59 VjcIFC5P
見れないんだけど
678:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 22:02:10 VjcIFC5P
見れた
そしてわろた
679:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 22:28:27 w8Yje50t
ウザーラか
680:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/17 23:44:24 YQwzZFOb
>>675
心はあたたまるかもしれんが、思いやりの心は無理だろw
681:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 00:21:15 4nuyUhfT
シン・アスカ「こいつを殺した時に、やっと俺の人生が始まるんだッ!」
ゲッターは関係ないけど、石川成分入ればこれくらい言ってのけそうだな
>>675
良い子だったら進化すんのかwwww
682:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 00:27:04 q7MxbL5x
>>681
(ゲッター線にとって都合の)良い子
683:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 12:45:58 Bfq5Sq/q
闘志ムンムンな感じで
684:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 18:46:35 ZiPN2wmg
キラにもはいって、わしが本気になればおまえごときひよっこが
勝てるとでも思ってるのか?とかいいそうな話になるな
685:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 19:04:02 oFavBtgX
ゲッター注入ねえ……
俺は核爆発が見たかったんじゃ。それをあないな線香花火で誤魔化しおって!
もういい、お前の代わりに俺が核自爆する!
とでもアスランが言いだすんだろか
686:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 19:22:03 GNLw1a+7
初めて飛焔を読んだけど、物足りない…
賢ちゃんなんで死んじゃったんだよ
687:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 20:54:15 5XoWMftt
>>686
まあ、作者は頑張ってたんだが、ハードルが高すぎんだよな
おれはあのゲッターの武装は好きだよ、肩からビームとか、ナパームの雨とか
……あれ? ゲッター2が地味だな。
あと、雑誌が死んでしまったからか駆け足展開だったのもな。
アメリカでは漫画は作者が変わっても続けるらしいけど、
石川賢のかわりになるのはいないんだな……
688:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 21:02:20 ZiPN2wmg
永井の豪ちゃんに描いてもらえばいいんじゃね
689:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 21:18:39 vST6+K5G
>>688
今の豪ちゃんって出涸らしじゃん……ダメダメ。
今やってる時代劇画は割と面白いんだけどねー。あと短いギャグ漫画もそこそこ。
ストーリーものは、(賢ちゃんが時代劇画描くと蒸気機関が出てくるぐらい)確実にデビルマンになるからダメ。
690:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 21:51:35 0cUXs+LF
弟子の皆川亮二のお願いしよう
691:激突!! ゲッター対ガイアー 第18話
09/07/18 21:57:47 sfQWpi5x
18話、投下します。
692:激突!! ゲッター対ガイアー 第18話①
09/07/18 21:58:35 sfQWpi5x
時間にすれば、わずかに数分。
だが、互いの持つ力の全て、そして、地球を待ち受ける命運を賭けた決戦は、遂に決着の時を迎えようとしていた。
刹那の内に刻まれた死闘により、究極の神体ガイアーは、その身に尋常ならざるダメージを負った。
高度な治金技術によって作られた堅固な装甲には、大小数多の傷を受け、
特に、右肩から袈裟掛けに打ち込まれた大斧は、胸部を半ばまで断ち切って、ばっくりと食い込んでいた。
だが、多大な犠牲を払いながらも、ガイアーは仇敵を捕らえる事に成功していた。
勝利を確信した巨神の姿が金色の輝きを灯し、なおも腕の中で足掻く、真紅の悪魔の姿を包み始めた。
ビイィィィン、という独特の起動音と共に大気が震え、帯電するアークの外装が次々と爆ぜる。
万物を捕らえ、触れたもの全てを塵に還す破壊の光。
その輝きを前にしては、人類の切り札たるゲッターロボも例外では無く、
たちまち消し飛んだ装甲の奥から、溢れ出したエネルギーが緑色の光と化し、中空へと拡散し始めた。
(これで…… 終わった……)
全ての終わりを告げるゲッター線の輝きを前に、呆然とマーズが思考する。
この決着に、悔いが無いと言えば嘘になる。
だが、過程に納得が行かなかったからと言って出た目を返せるほど、軽々しい戦いをしていた訳では無い。
むしろ、無意識の内に非常な手段を使ってしまった事、それ自体が、今のマーズには運命の一部にすら思えていた。
いずれにせよ、全ては過ぎ去った感傷に過ぎない。
後は、天空を覆うゲッター線の残滓が消えさえすれば……。
…
……
………おかしい。
胸中の感傷に気を取られていたばかりに、マーズは異変に気付くのに遅れた。
ゲッターの外装が消し飛んでから、既に一分弱。
堅牢な六神体すら、ものの数十秒で塵に還すガイアーのフルパワーを、至近距離で浴びせているのだ。
いかに人類最強の兵器たるゲッターであっても、本来なら、とっくの昔に地上から消滅している筈である。
だが、この段になっても中空に満ちた緑色の光は、未だ霧散する気配を見せない。
それどころか、ゲッター線の輝きは、まるで、失われた装甲を補うかのように、
機体の周辺に凝縮して、緑のヴェールでコックピットを覆いつくしていた。
幻覚では無い、マーズは輝き放つエナジーが、人型の影法師を成して揺らめく様を確かに見た。
「この上、まだ…… 何かあると言うのか、ゲッター……!」
・
・
・
693:激突!! ゲッター対ガイアー 第18話②
09/07/18 21:59:17 sfQWpi5x
「た、拓馬……! こりゃあ……」
「俺に聞くなッ!
くっ、こっちに来てから、アークは一体どうしちまったって言うんだ?」
ある種の生物のようにうねるゲッター線の胎内で、二人が狼狽の声を上げる。
確かに、先の宇宙での戦いでも、ガイアーとの決戦の最中にも、アークは二人が驚くほどの進化を見せていた。
だが、眼前に揺らめく緑色のエナジーは、もはや、単なる兵器としての範疇を完全に越えている。
「くそ! もうこれ以上、何が起きたって驚かねえぞ!」
「……! 拓馬、見ろ、こいつは……」
「何!?」
獏の声に促され、拓馬が手元の計器を見つめる。
彼もまた、すぐに異変に気づいた。
炉心より流れ出たおびただしい量のエネルギーは、アークの腹部、ちょうど無人の筈のコックピットへと注ぎ込まれていた。
「何て極端な集中をしてやがるんだ。
この現象は二号機の…… キリクの仕業だって言うのか!?」
「おい! 二号機! 誰か乗っているのか、いるなら返事をしろ!
カムイ! お前なのか!?」
拓馬の必死の呼び掛けに、応える者は無い。
だが、まるで彼の声に合わせるかのように、ゲッター線のヴェールは、奇妙な揺らぎを見せ始めた。
緑色にゆらめく人型の背から、ひときわ輝き放つオーラが天空に駆け上り、箒星のように長い尾を引く。
光線は上空で大きく孤を描き、幾重にも絡み合って螺旋を描きながら、突如としてガイアーの元へと迫った。
刹那、マーズは直感的に理解した。
迫りくる螺旋の渦が、いかなる理屈によるものなのか、それは分からない。
だが、この現象はビームなどではない。
言うなればロボットを模したゲッター線のオーラが【変形】したのだ。
その証拠に、螺旋を刻み唸りを上げ、一直線に獲物を貫かんとするその動きは、まるで……。
「これはまるで…… ゲッター線のドリルッ!?」
マーズの驚愕と同時に、螺旋の破壊衝動が神体の胸元を刺し貫き、
巨大な傷跡を抉り取って、ガイアーの体内へと侵入を始めた。
・
・
・
694:激突!! ゲッター対ガイアー 第18話③
09/07/18 22:00:58 sfQWpi5x
「くっ、こんな事が……!」
ガイアー内部、マーズのみしか踏み込めぬはずの聖域に、薄緑色の輝きが満ち始める。
ゲッター線による、神体内部へ直接的な侵略。
最も恐れていた事態が現実となり、吹き上がる額の汗をマーズが拭う。
この邂逅が、ガイアーと自分にどのような異変をもたらす事となるのか?
もはや事態は、マーズに予測できる範疇を、遥かに越えてしまっていた。
「―!? 誰だ、そこにいるのは?」
ただならぬ気配を察知し、マーズが咄嗟に叫ぶ。
それがおかしな言葉である事は、口にしたマーズ自身にも分かっていた。
だがマーズは、自分とガイアーの意思以外が存在しないはずのその空間に、
何者かの意思が存在している事を、鋭敏に感じ取っていた。
はたして、マーズの叫びを肯定するかのように、ゲッター線の輝きが眩さを増し、
一点に向かい収束しながら、やがて、揺らめく人影を作り始めた。
「お……、お前、は、 そんな……!」
慮外の来訪者を目の当たりにし、マーズが言葉を失う。
ゲッター線の輝きを放ちながら、マーズの眼前に現れたのは、風にたなびく赤毛が特徴的な青年。
―他ならぬ、マーズ本人であった。
「お前は一体……? これは、ゲッター線の見せる幻覚、なのか?」
「―初めは、ただの偶然だった」
ゲッター線のマーズは、ゆっくりと瞳を開き、静かな声で、訥々と言葉を紡ぎはじめた。
「海底火山の噴火による早すぎる目覚めが、プログラムの一部に過ぎなかった僕たちに、感情をもたらした。
それはささやかな偶然で、地球の命運は、常に危ういバランスの上にあった。
異世界より介入したゲッターの意思は、その事に気づき、戦いの中で、僕たちをキリクへと導いた……」
「お前は…… 何者なんだ?」
「僕は僕…… 異星人のプログラムに疑念を抱き、キリクへと乗り込んだ僕自身。
この事態を想定して、ゲッターの記憶の中に刻み込まれた僕。
いや、ゲッターの内に預けておいた、僕自身のもう一つの意志だ」
「僕自身の……」
青ざめた表情で、マーズが自信の鏡像を睨み付ける。
彼の、いや自身の言葉が真実ならば、キリクに乗り込んだあの時から、全ての運命が決まっていたという事になる。
695:激突!! ゲッター対ガイアー 第18話④
09/07/18 22:03:45 sfQWpi5x
「今の僕たちには、ゲッターを滅ぼす力はない。
それは自分自身でも気づいている筈だ。
なぜならアークの、ゲッターの故郷は、この地球とは違う、別の時空に存在するのだから」
「……ッ!」
「今ここでガイアーを失えば、ゲッターに対抗する手段が無くなってしまう。
今はまだ、僕はこの地球を、人類を消滅させるわけにはいかない」
「……だから、ゲッター線の恩恵を受け、その走狗になれというのか?
ヤツらの軍門に降って、宇宙を滅ぼす因子になれと……?」
「ゲッターと人類の間に、僕たちが介在する余地など、元よりありはしないさ。
そう、人類の持つ好戦性と好奇心は、ゲッター線のパートナーして最適過ぎた……。
だからこそ、ゲッターに内在する意志は、僕たちの存在を必要としたんだ」
「ゲッター線が、僕らを?
人類の仇敵である監視者を必要とした……?」
マーズは顔を上げ、眼前にいる、もうひとりの自分のッ表情を、改めて覗き込んだ。
その、燃えるような赤い瞳の奥には、とてもゲッター線の傀儡とは思えない、澄んだ輝きが宿っていた。
「もし、進化と破壊を生み出すゲッター線が、この宇宙にとって許されざる存在だったとしても、
ゲッターと一心同体になった人類に、それを抑止する事は出来はしない。
彼らは例え、この宇宙を焼き尽くしてでも、その上で地獄の釜を押し開いて、進化の果てを覗き込もうとするだろう」
「…………」
「ゆえに僕たちは生き延び、力を蓄えねばならない。
永劫の戦いの果てに、ゲッターが何を求めているのか……。
その存在が、宇宙全体にいかなる影響をもたらすのか……。
長い時間をかけ、虚空に溢れる情報の断片を拾い集め、心理を追い求めねばならない」
そして、ゲッター線の存在が、宇宙全体の脅威としかならないと判断した時は……、
その時、ゲッターを滅ぼすのは、人類ではない。
それが出来るのは、人類を滅ぼす宿命を背負い、有史以来、その存在を監視し続けた者。
与えられたプログラムではなく、自らの意志で、宇宙の脅威を抑止する歯車たらんと定めた者……。
神体ガイアー! そして、人類の監視者・マーズ! 僕だけだ!」
「あ、ああ……!」
マーズが感嘆の声を漏らす。
深緑のヴェールは徐々に晴れ、マーズの視界から影法師が揺らいで薄れていく。
やがて影は消え去り、ゲッター線の霧散した室内に、バチバチという火花が走り始める。
「そうか…… そうだったのか……!」
重傷を負い、激しく痙攣するガイアーの体内で、マーズの呟きが零れ落ちた。
・
・
・
696:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 22:04:29 Bfq5Sq/q
支援
697:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 22:05:25 6JwQTZzn
支援するタイミングを合わせるんだ!
698:激突!! ゲッター対ガイアー 第18話⑤
09/07/18 22:07:34 sfQWpi5x
「こ、こいつはヤベェぞ、拓馬!」
「くぅ! 行け、行くんだ、アーク!」
突然、空中でガクリと停止し、緩やかに落下を始めたガイアー目掛けて、
鋼の骨格標本と化したゲッターが宙を駆る。
その挙動から、胸元の深手を抉られたガイアーが、決定的なダメージを負った事は明白であった。
「マーズッ! 生きているのか!?」
崩れ落ちる神体に取りすがりながら、拓馬がマーズへと呼び掛ける。
だが、現状のアークもまた、いまだ宙に浮いていること事態、奇跡に等しい状況であった。
拓馬の必死の操縦も空しく、両機は互いにもつれ合いながら、ゆっくりと地表に引かれ始めた。
「返事をしろ! マーズゥーッ!!」
『……拓馬!』
「!? 無事か、マーズッ!」
『地球の消滅を防ぐ。
力を貸してくれ、拓馬! 獏!』
マーズの叫びに合わせ、二つの機体が徐々に一体となり、膨張する青銅色の装甲が、アークの骨格を覆い始める。
ケーブルやコードが生物のように内部を走り、ゲッターの炉心に、コンピューターに、操縦桿に、
そして、パイロットの二人へと巻き付いて、シュルシュルと繭のように、全てを包み込んでいく。
「う、うおお!? 何だ、こりゃあ!!」
「マ、マーズ! これは一体……!!」
『……ガイアーの機能の停止は、もはや避けられない。
だから拓馬、コイツが爆発する前に、ゲッター炉心に残されたパワーをフル回転させてくれ。
高濃度のゲッター線エネルギーをガイアーに注ぎ込んで、宇宙へ向けて一気に射出する!!』
「!?」
マーズの提案に驚く二人を尻目に、有袋類のようにアークを抱えたガイアーの背から、
巨大な刃のような八枚の翼が生え揃う。
迷っている暇は無い。
既に地表は、三人の目と鼻の先へと迫っていた。
「……よし! その提案、乗ったぜ、マーズ!
ゲッターアークのド根性を、もう一度見せてやる!!」
『拓馬…… すまない。
結局、この世界とは無関係の君たちを巻き込む事になって……』
「今さらつまらない遠慮はいらないぜ。
なんたって、お前も一度はゲッターチームだったんだからよぉ」
『獏も…… ありがとう』
「うおおおおォォ!! やるぜッ! ゲッターッ!」
699:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 22:08:16 ZiPN2wmg
チェンジ、支援3、スイッチオン
700:激突!! ゲッター対ガイアー 第18話⑥
09/07/18 22:08:52 sfQWpi5x
溢れ出る激情を両腕に込め、拓馬がレバーを押し倒す。
キュイイイイィィンという高揚感と共に、ガイアーの胸元から緑色の輝きが溢れ出し。
その全身が、再び金色のオーラに包まれる。
「……! ……ズ!!」
ふっと、耳元に届いた何者かの声に、思わずマーズが振り返る。
足元には、不安そうに機体を見上げる岩倉、そして、必死で何事かを叫ぶ少女の姿が見えた。
「……て! マ……」
『春美さん……』
少女の喚き声が何を告げているのか、この距離では聞き取る事は出来ない。
だが、マーズは穏やかな表情を浮かべ、優しくさとすように呟いた。
『大丈夫…… きっと僕たちは……』
「準備万端だ! こっちはいつでもいいぜ、マーズ!!」
『……よし!
行くぞ、ガイアァ―ッ!!』
頭上に広がる蒼穹を見上げ、マーズが咆哮を上げる。
直後、金色の神体は一筋の光となって天空へと駆け上り、地上で見上げる人々の前から姿を消した。
「マーズ……」
神体の消えた飛行機雲の果てを、その時の春美はただ、呆然と見つめ続ける事しかできなかった。
・
・
・
701:激突!! ゲッター対ガイアー 第18話⑦
09/07/18 22:10:40 sfQWpi5x
(こ、こいつは…… なんてパワーだッ!?)
強烈な加速がたちまち神体を襲い、巨大な重圧が、拓馬の全身を押し潰さんと圧迫する。
全身が背後のシートに飲み込まれ、レバーを握る拳が小刻みに震える。
(マーズ、獏!)
仲間の安否を問いただすべく、拓馬が大きく口を開く。
だが、強烈なパワーに肺腑を押さえられ、その叫びは声にはならない。
そうしてる間にも、周囲の光景は見る見る移り変わり、ほの暗い星々の世界が、たちまちガイアーを包み込んだ。
既に拓馬は、指一本動かす事も出来ない状況であったが、機体は尚も際限ない加速を続け、
拓馬の精神を、前人未踏の領域へと導いていく。
いかにゲッター線の申し子を名乗ろうと、拓馬も人の子である。
人体の限界を超えた衝撃に、肋骨が折れ、こみ上がる血泡が吹き出し、視界が赤一色に染まる。
(グッ、このままじゃ、爆弾を離す前に、こっちが……)
『落ち着け、拓馬、意識をアークに委ねるんだ』
(!?)
混濁する意識がブラックアウトに至ろうとした直前、拓馬はマーズの声を聞いた。
その瞬間、全身の拘束がフッと緩み、勢いのままに、拓馬の精神が機体の外へと飛び出した。
(これは…… 俺の体は……?)
『君は今、ゲッターと、ガイアーと同化しているんだ、拓馬』
(同化だって! ゲッターと……?)
存在する筈もない虚空からの風を捕らえ、ガイアーが一直線に加速する。
そのスピードは光の速さに至り、氷のように冷たい世界が拓馬の意識を吹き抜けていく。
だが、先ほどまで全身を覆っていた圧迫感は微塵もなく、奇妙な心地よさすら感じられるようだった。
(マーズ、ガイアーはどこまで飛ぶ気なんだ?)
『もっと先へ……、
破滅の終焉を超え、新たな始まりを迎えられる場所へ……!』
(新たな始まり……?)
やがて拓馬は、移ろいゆく星々の中心に、ひときわ赤々と瞬く点が迫ってくるのを見た。
(あれは…… 火星!?)
その瞬間―、
惑星一つを吹っ飛ばすほどの閃光が宙域に満ち溢れ、
天空に拡散した緑色のオーロラが、火星の大気を覆い尽くした……。
・
・
・
702:激突!! ゲッター対ガイアー 第18話⑧
09/07/18 22:13:18 sfQWpi5x
―気がついた時、拓馬は再び虚空にいた。
永劫の刻の狭間で、束の間に煌いては塵へと還る星々の営みを、拓馬はただ、茫漠とした瞳で見つめ続けていた。
(俺は……一体? 獏は、マーズは……)
取り留めの無い思考が、虚無の狭間に浮かび上がっては消えていく。
暫しの間、拓馬の意識は虚空の一部となって、無限の時間の中を漂っていた。
どれほどの時間が経ったであろうか……。
やがて、星々の間に満ちた輝きが、拓馬の眼前に集結し、ある種の人型をとり始めた。
(あれは……)
拓馬の意識が急速に覚醒を始める。
眼前で輝きを放つ、その存在には見覚えがあった。
拓馬の記憶に間違いがなければ、その男は、かつて自分達のいた世界で、
ゲッター1のメインパイロットを努めていた男。
そして……
(親父……!)
拓馬の驚愕は叫びにならず、無限の虚空へと掻き消えた。
眼前の男は拓馬を一瞥すると、くるりと背を向け、後方へとゆっくり飛び去っていく。
『どうやら、ぎりぎりで間に合ったようだね』
(! マーズ)
後方に現れた気配に拓馬が振り向く。
そこにはやはり同様に、うっすらと輝きを放つ、赤毛の青年の姿があった。
(マーズ、一体何が起こったって言うんだ)
『あの時……。
爆弾が起動する瞬間、新たな進化を始めていた、ガイアーの力を開放してみたんだ。
覚醒したガイアーは、爆発の際の膨大なエネルギーの一部を取り込み、
時空を歪めるワームホールを形成し、君たちを、別の時空へと跳ばした……』
(あの一瞬に、そんなことが……)
『君たちがどこの世界へと跳ばされるのか、それだけが不安だったが……、
どうやら向こうも、君の事を探していたようだね』
(マーズ)
『さあ行け、ここでお別れだ、拓馬。
彼の後を追いかければ、君も無事に、元の時空へと帰れるはずだ』
(……お前はどうなるんだ、マーズ?)
拓馬の問い掛けに、マーズはどこか困ったような笑顔で、ちらりと背後を振り向いた。
程なく、二人の視点の先に、先ほどの赤く輝く惑星が、ゆっくりと近づいてきた。
703:激突!! ゲッター対ガイアー 第18話⑨
09/07/18 22:14:57 sfQWpi5x
(火星……、か?)
『そうだ。
ガイアーは火星の空に散ったが、それで全てが終わったわけではない。
かつて、ビッグバンと呼ばれた破壊の一撃が、この宇宙に生命を宿す因果を生み出したように……。
星一つを消し飛ばすほどの爆発が生み出した高熱は、火星の極地の氷を溶かし尽くすだろう。
溢れ出る水はやがて海を形成し、長い時をかけて、惑星の大気を変えていく……。
そして、火星の空に満ちたゲッター線の輝きは、あの星に内在する生命の進化を促すはずだ。
それまで僕とガイアーは、ひとまずは火星に眠り、彼の地の変容を見守り続ける事にするよ。
来たるべき、再開の時のために……』
(再開の時……?)
『……君には、言っておかなければならないな。
僕たちは、ゲッター線にまつわる事象の全てを受け入れた訳ではない。
だから、次に僕が目覚める時は、本物の監視者となって、人類と向き合おうと思う』
(本物の監視者…… また、人類を滅ぼす敵に回ろうってのか?)
『あくまで可能性としての話さ。
僕が目指すのは、異性人に押し付けられた、プログラムとしての監視者では無い。
これから僕は、この世界に満ちた情報を拾い集め、
長い時をかけてゲッター線の是非を判断しようと思う。
他の誰に委ねるでもない、あくまで、自分自身の判断で、だ。
そして、人類とゲッター線が、宇宙にとって脅威にしか成らないと思った時は……』
じっ、とマーズが拓馬の瞳を見つめる。
その深紅の瞳の奥には、切実で物憂げだが、しかし迷いの無い、凛とした輝きが宿っていた。
704:激突!! ゲッター対ガイアー 第18話⑩
09/07/18 22:16:28 sfQWpi5x
(なぁに、お前がそう決めたのなら、こっちは構いやしないぜ、マーズ)
深刻なマーズの表情を消し飛ばすかのように、ぶっきらぼうに拓馬が言う。
その口元には、豪放で楽天的な彼らしい、不敵な笑みが浮かんでいた。
(しっかし、お前もつくづく心配性なヤツだな。
大丈夫、お前が考えるような事にはなりはしないさ)
『拓馬?』
(ゲッターを操るのは俺だぜ、マーズ。
もしゲッターが、人類を誤った方向に導こうと言うのなら、
ゲッターアークのパイロットである俺たちが、体を張ってでも止めて見せるさ!
残念だが、未来にお前の出番は残っちゃいないな)
『拓馬…… そうか、そうだな』
拓馬の軽妙な口調を受け、マーズもにやりと笑みを浮かべる。
今までの彼らしからぬ、不敵でやんちゃな笑いであった。
やがて、マーズの体がスゥ、と後方に引き、背後に迫る赤色の惑星に吸い込まれ始めた。
『さぁ、今度こそ最後だ。
拓馬、今までの事、本当にありがとう。
次に僕が目覚める時、その時は君たちと肩を並べ、
共通の敵に立ち向かう時である事を祈っているよ!』
(そうか…… だったら、あばよ、なんて言わないぜ。
またな、マーズ!)
拓馬の最後の声が届いたかも分からぬうちに、マーズの体は、みるみる小さくなっていき……、
やがて、火星の大地へと吸い込まれ、視界から姿を消した。
・
・
・
705:激突!! ゲッター対ガイアー 第18話⑪
09/07/18 22:19:33 sfQWpi5x
『……たのか! ゲッターアーク……
生き……ら返事をしろ!……馬、カムイ、獏―』
ノイズまじりの酷い声が、耳元でけたたましく鳴り響く。
全身を襲う激痛と疲労感を堪えながら、拓馬が重い瞼を開ける。
スクリーンが丸ごと吹き飛び、随分と風通しの良くなったコックピットに、
眩いばかりの太陽が日差しが容赦なく差し込んでくる。
拓馬が思わず顔をしかめる。
全身がハムエッグになりそうなほどのバカ陽気が、疲労でワヤになった肉体をじりじりと焦がす。
「……生きてるか、拓馬?」
「……何とか、な」
空ろな思考のままに、窮地を乗り越えた二人が言葉を交わす。
通信の必要も無い、大破した今のアークでは、二段ベットの上下で話しているような物なのだから。
『こちらは早乙女研……だ! 誰でもいい、返事を……!』
かろうじて機内に残った通信機は、晴天には相応しくない、深刻な叫びを続けている。
あまりの煩わしさに、獏がひとつため息を付く。
「とりあえず…… 戻ってはこれた、みたい、だな……」
「ああ…… しかし、俺もアークもズタボロだってぇのに……
何だって通信機だけは生きてやがるんだ……」
いや……、と。
雲ひとつ無い、別時空まで吹き抜けるような青空を見上げながら、拓馬が思考する。
これもまた、あそこで眠りについた【彼】の残した、ささやかなプレゼントなのではあるまいか、と。
「……ったく、アイツも余計なおせっかいを……」
悲鳴を上げる全身に鞭打って、拓馬が右腕を伸ばし、送信スイッチを切り替える。
「うるさいなぁ……。
そんなにがなり立てなくたって聞こえてるよ、神さん」
『―ッ!? 拓馬! 無事だったのか!?』
「無事じゃないよ、早いとこ助けに来てくれ。
もう、こっちは指一本うごかせやしないぜ―」
と、そこまで伝えたところで、不意に拓馬の腹が、ぐうぅ、と情けないうなり声を上げた。
青空を見上げ、拓馬は少し考えた後、再びポツリと口を開いた。
「……いや、やっぱりあんまり急がなくていいから、
途中でコンビニに寄ってきてもらえませんか?
よく考えたら、向こうじゃ昼飯を食い損ねてたもんでね……」
706:激突!! ゲッター対ガイアー
09/07/18 22:22:05 sfQWpi5x
以上、投下終了です。
何だかキレイに終わったので、このまま完としたい所なのですが、
一番大事な伏線を放置したままなので、次回に続きます。
707:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 22:24:41 ReO0Yj/j
ゲッター乙!!
やっぱあなたの作品は面白いわ。
708:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 22:44:52 /vKKxZnR
うぉぉおお、読み続けててよかったッ!といいたいところだが、まだ続くのか!?
乙でした
709:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/18 23:39:52 Oc4YGwBc
乙であります
カムイどーなったー
710:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/19 11:43:44 X/bAxxCp
カムイ置いてきぼり?
711:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/19 14:15:00 9KyPdjgK
2号機パイロットはどこでも置き去りにされるのか
712:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/19 19:51:54 5sn8sUHw
>>690
D-LIVEとのクロスで旧ゲッターチームの百舌鳥さんと斑鳩真、新たなゲッターチームの斑鳩悟とロコ
…パイロットが一人ずつ足りない
713:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/19 20:04:49 36ZkkMid
ライブアライブ現代編から3人持ってきてブリキ大王に乗せる
714:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/19 20:06:14 PYqYGPGi
>>712
オウルで
715:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/19 20:10:48 X/bAxxCp
>>714
乗り物酔いするじゃん
716:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/19 21:40:32 SRZF6ia2
ARMSなら
爪と砲撃最強のゲッタージャバウォック
接近専門ドリル槍装備のゲッターナイト
超高機動のゲッターホワイトラビット
でちょっと珍しいゲッターチームが作れるな
717:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/19 21:48:23 qlxodeEF
あいつらは名前の元ネタもゲッターなんだっけ?そういう話を聞いたことがある
718:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/19 21:51:01 yiyRfsNh
>>713
モーガン「HAHAHA!ゲッターイチバ~ン!!」
エイジャ「ファッキーン!!目と耳と鼻をカッ斬ってやる!!」
ゲッター3は誰が似合うだろうか
719:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/19 22:06:56 D++LvoII
>>717
流竜馬→高槻涼
神隼人→新宮隼人
巴武蔵→巴武士
車弁慶+南風渓→久留間恵
だな
ちなみに兜光一ってキャラもいる
720:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/19 22:49:47 ELAyFYSf
>>719
名前の読みが一部合ってる……いやそれだけなんだけど
721:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/19 23:43:50 zTYBMU/g
地球防衛軍に流竜馬が入隊したようです
ストーム1=竜馬
ゲーム、地球防衛軍シリーズなら将造でも十分に活躍できそう。だがその場合、『地球』防衛じゃなくて『日本』防衛にタイトルを変えなくてはならないか
722:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 02:16:57 ROXWnW+N
>>719
あと「魔獣」が移植されたキースのカラーネームがゴールドとかなw
723:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 06:11:27 S0EmvDpk
とりあえず
新ゲ2話で隼人が研究員を脅して聞き出した秘密兵器のパぁスワードが英語で
キューティーハニーな件について
724:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 09:46:50 CQRrLGVX
きっと隼人に殺された研究員がキューティーハニーが大好きだったんだ。
725:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 09:50:14 X9ZYMgk1
お茶目だな
726:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 11:41:10 AO4oP4aH
>>720
あとは核ミサイル吸収とか。
727:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 19:46:22 /i7WLskK
こないだのがアリなそうなんで第二弾
URLリンク(imepita.jp)
ゲッカー2。設定はほんとどうしたらいい感じのクロスになるだろう
728:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 19:52:05 9zmnGqVG
>>727
ナイトメア・フレームだっけ?ギアスは。
そのKFからはみ出ない程度のゲッター機にすれば良い。半歩はみ出てるくらいか
三機一体の運用でスペック以上の戦力になるとか。万能、かく乱、殲滅の三つにするとか
あくまでナイトメア・フレームに毛が生えた、位の認識のほうが作りやすいかも(ゲッター線関係は考えすぎて良くないし)
729:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 20:38:21 2KyF5f+i
>>727
おお、相変わらずクォリティたけえ
730:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 20:54:01 TO4XsoSP
大怪獣バトルはだめかな?
731:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 22:03:44 wGqI9mTN
ゲッターナイトメア
早乙女博士とラクシャータの合作で、
サクラダイトの代わりにゲッター線炉、
装甲にゲッター合金を使ったナイトメアフレーム、って所か?
必殺の輻射波動(ゲッタービーム)を放つ紅蓮、
何でも貫く槍(先端ドリル)を使う高速戦闘型の月下、
プロトタイプで比較的低性能だが、
余計な装備を積んでいない分出力と耐久性がずば抜けて高く、
大量の武器を搭載した支援攻撃に向く無頼、とか……。
キョウト製のナイトメアフレームを無理やりゲッターに当て嵌めてみたけど、
なんだかブリタニアのナイトメアフレームが逃げ惑うところしか思いつかないよ……。
きっと、ラウンズ機でテキサスマックとかステルバーとかエクスカリバー辺りが出てくるまでは、
数の差に苦しめられつつも圧倒的な性能を誇るんだろうな……。
え、白兜?
白兜だけじゃ、三対一以下やん……。
732:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 22:29:55 9zmnGqVG
>>731
赤白黄の三機編成で絶妙なコンビネーションで多勢に無勢をひっくり返すところが格好いいと思う
スペック的な脅威よりも、技術的な脅威のほうがゲッターらしいし
一号機には近接のトマホークと未完成ゲッタービーム。その他通常兵器
二号機は装甲と引き換えの速度、チャフや索敵、かく乱。おなじみドリルも装備。他の武装はほかのフレームとあんまり変わらない。
三号機は重装甲、重装備。光学兵器は一切ないが、ミサイル、バズーカ、ガトリング等を多く所持し、ゲッター機唯一の後方支援砲撃機
どの機も各分野に優れているが、真価は3機同時に運用した時のコンビネーションである
733:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 23:14:18 k5pV+nOD
>731-732
無頼……ゲッター的に突っ込みどころだと思います。
後、三号機はキャタピラで、水中戦や格闘戦にも対応していないと。
734: ◆mG7gyM74apZy
09/07/20 23:27:48 LfXPJksc
さてと、23:30から種死(というかコズミック・イラ)でゲッターロボなネタ始めます。
このお話にはゲッターキャラ出てこないっぽい。ノリは偽書で。
735: ◆Ylcy6fqb6A
09/07/20 23:32:31 LfXPJksc
・・・トリップ間違えたかも
元ネタ:偽書ゲッターロボ/チェンゲ
内容:コズミック・イラでゲッターロボやってみた。チェンゲ風味に荒廃。
偽伝ゲッターロボASUKA/予告(?)
宵闇に這いずり回る冒涜的肉塊。
ぐずり、ぐずりと蠢く悪夢。
それは打ち棄てられた怪物達の宴だ。
皆、かつてはヒトだった。
『ああアアあァ、減った、ヘッタ、腹が!』
グチャグチャと人肉を咀嚼する肉虫。
『救いを! 救いを!』
血で穢れた聖書を掲げる八本腕の神父。
『おかあさん、どこどこ!? いたいよぅ、心が!』
自ら引き裂いた母の亡骸を抱きかかえる五メートルの赤子。
――共通点は羽根らしきものが存在すること。
こつこつ、と足音。
異形なる怪異が密集する夜の廃墟に、場違いな人間。
月下に咲く一輪の花の如く可憐、とでも言えばいいのか。
栗色の髪を背中まで伸ばし、白い法衣を着た美しい少女。
怪物たちがその存在に気づくも、彼らは決して彼女には手を出さなかった。
否、出せぬのだ。変質した大脳に刷り込まれた絶対本能が、それを認める故に。
“片腕のない”少女は笑う。
「私は光の使徒。貴方たちに永久の未来を約束する者」
『ヒカリ……ムオオオ!』
『そうか……貴方様が……!』
『まま! まま!』
跪く異形の群れを横目に、混沌を体現した少女は言葉を紡ぐ。
甘やかに謳う―兄への恋慕にも似た感情を。
「混沌こそが生命のゆりかご……ねぇ、お兄ちゃん」
無くしたハズの右腕が疼く―幻痛。
右腕の付け根から生えるものは、“天使の羽根”。
緑色の燐光を体中から放ち、“進化”を促しながら呟く。
「私たち、恋焦がれてるみたいだね。光と闇のゲッター……どちらが正しいか」
光の使徒は微笑む。
「―この子たちとゲッターロボが決める」
736:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 23:32:31 9zmnGqVG
偽書はわからんけど新作にwktk
737: ◆Ylcy6fqb6A
09/07/20 23:36:43 LfXPJksc
◇
私の名前はミリアリア・ハウ。性別は女、ナチュラルだ。
元は島国で学生をしていたが、今はフリーのカメラマン兼ジャーナリストだ。
商売柄色々な情報を集める私の下に、一人の少年が訪ねてきた。
なんでも同郷の出身で、わざわざ私に会いに来たのだという。
その容姿は印象的だった。
赤い瞳。黒い髪。
まるで泣き腫らした黒ウサギ。
それが少年の第一印象だった。
彼は札束とともに私に尋ねる。
「アンタに聞きたいことがある」
それは彼の仇だという。
「髪は茶色、瞳はアーモンドのような―」
天使のように美しく。
「―片腕のない女の子を知らないか?」
悪魔のように禍々しい。
それが彼の妹。
少年の名はシン・アスカ。
すべてを失ったコーディネイターだった。
◇
――あの日、世界はドロドロに蕩けてしまった。
この世界には二つの人類が居る。
遺伝子改良を受けなかった旧人類―ナチュラル。
遺伝子改良を胎内で受けた新人類―コーディネイター。
長い間、相容れてこなかった二つの人類……持たざるものと恵まれたものの確執。
無意味な人類同士の争いは、統一歴コズミック・イラ70年まで続いた。
もうすぐ戦争になる―戦禍の予兆を感じさせる、そんな夜のことだった。
小型の隕石が世界各地に飛来し、オーロラのような輝きが世界を覆い尽くした晩。
世界は未知のエネルギーに侵された/犯された/冒された。
隕石の落下と時を同じくし、人類はナチュラル/コーディネイターを問わず変質し始めた。
地球圏はおろか宇宙に浮かぶ砂時計型コロニー、プラント群でも発生した異変。
人間の異形化……一人の宗教家の発言から<レネゲイド渦>と呼ばれる未曾有のバイオハザードに、
環境が瞬く間に汚染される閉鎖型コロニーの多くは廃棄、コーディネイターは母なる大地に帰還した。
既に人類同士のわだかまりは失われたも同様で、世界人口はレネゲイド渦によって大きく減っていたから受け入れられた。
人間の形質と精神を失い、人間を喰らう化け物……“背教者(レネゲイド)”の発生により世界の安寧は失われ、
混沌の坩堝に落とされて二年。ナチュラルとコーディネイターの確執は解消され、代わりにレネゲイドとの戦争が始まった。
――今も人類は戦っている。
738:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 23:40:34 9zmnGqVG
超期待支援
739: ◆Ylcy6fqb6A
09/07/20 23:42:20 LfXPJksc
直射日光だけが馬鹿に厳しい、そんな昼。
CE73年、東アジア共和国(旧台湾)カオシュン―廃墟が続く街並みで聞こえる音―砲声と怒声のマーチ。
リニアタンクのキャタピラがひび割れたアスファルトを征き、それに続いて戦車随伴歩兵が走る。
廃墟の街を行軍する戦車と歩兵部隊は、予定のポイントについたことを確認すると停車し足を止めた。
《A-01、目標ポイントに到達。警戒態勢に入り―》
「レネゲイド目視! 小型種が三十、十二時の方向より接近!」
歩兵部隊から上がった声に、報告内容は書き換わる。
《A-01、小型種と遭遇!》
それは四肢を持つ獣の群れだった。
否、そう見えると言うだけの、変質してしまった人間。
表皮が変質した外殻、異常に長い手足、ねじ曲がった“ムンクの叫び”の如き頭部。
四足歩行で這いずり回る歪な人型。背中から飛べない羽根を生やした、異常変異体―レネゲイド。
その戦闘能力は従来の生命体を遙かに凌駕し、ありとあらゆる環境に適応する柔軟性を持つ。
故に小型種―人間からさほど逸脱していない大きさ―であっても、分隊単位での戦闘が望ましい。
廃墟の屋根やメインストリートを疾走する影は三十匹ほど、時速六十キロもの速度で猛然と突撃してくる。
陣形はファランクスのそれだったが―分隊支援火器が吐き出した弾幕の前に、四匹ほどが撃ち抜かれた。
さらにリニアタンクの主砲に装填された散弾が十匹をミンチに変え、残るは屋根の上を機動する六匹と散開した地上の十匹。
アサルトライフルで銃撃を行う随伴歩兵が、肥大した肉鞠の如き個体を見て悲鳴を上げた。
「じ、自爆個体だぁぁぁ!」
ぷくぷくと膨らんだ肉体が細長い四肢の反動でぽよん、と跳ねた。
必死の銃撃が幾筋もの筋組織を撃ち抜くも、化け物の内部で始まった化学反応は止められぬ。
肉塊がガス膨張でも起こしたかの膨らみ、悪臭を放つ体液を零しながら肥大化する。
歩兵たちの真上へ飛び込んだ自爆型レネゲイドは、自身の肉体を巨大な榴弾として炸裂させた。
瞬く間に肉弾と化した化け物―肉を骨片に刺し貫かれ、化学反応を起こした体液に焼かれる痛みに、
半死半生の体となる兵士たちを残りの異形が殺して廻る。
その打撃で人間はゴミ屑のように吹き飛び、少し力を入れるだけで首はねじ切れた。
惨殺体が転がる車外の様子に怒り狂う戦車長は、叫びながら指揮を出した。
《シーット! 皆殺しにしてやる、散弾でぶっ飛ばせッッ!》
砲火。化け物の群れをズタズタに切り裂くニードル弾頭の悪意。
猛牛のように戦闘機動を行うリニアタンクの動きが、不意に止まった。
《どうした?》
《く、くそ―戦車長、奴らが履帯に張り付いて……!》
履帯と車輪の間に入り込んだ肉片は、ゴムのように柔らかく粘度が高い。
それ故に無限軌道の動きは阻害され―彼らは二度と車外へ出られなかった。
二秒後、廃墟に隠れていた自爆個体の特攻により、リニアタンクは爆裂した。
◇
740: ◆Ylcy6fqb6A
09/07/20 23:43:52 LfXPJksc
どう、どう。陣地より放たれる曲射砲の轟音。
ひゅるるる、と風切り音がしたかと思えば、水平線の果てで炸裂―吹き飛ぶ巨獣の咆哮。
「目標C群、なおも東進を続行。間もなく地雷原に突っ込みます」
ドン、ドンと爆音が轟き、土煙が舞い上がるも、
機動兵器の残骸を取り込んだレネゲイド―通称“メタルビースト”には効果が薄い。
カオシュンの廃墟を利用した司令部では、連日の戦闘での疲弊を見せぬ屈強な兵士たちが指揮を行っていた。
彼ら地球連合の兵士が戦うのは、大陸部から押し寄せる肉塊の群れ、すなわちレネゲイドの軍団である。
最も多くの隕石が落下し、レネゲイド渦で甚大な損害を被った極東大陸においては、
汚染によって発生したレネゲイドとの戦闘は日常である。
モビルスーツが粒子銃から荷電粒子ビームを放ち、空を舞う爆撃機から大量の爆弾が落とされ、
地上を蹂躙―海岸地雷原を突破した異形を跡形もなく吹き飛ばす。
されど無機物を取り込んだメタルビーストは、数もさることながらその戦闘能力も馬鹿にならない。
MS『ダガーL』の集団が空戦パックによって飛翔し、空中からビームライフルを降らせれば、
全身に重火器を取り込んだタコのようなメタルビースト―連合の旧式MSを取り込んだようだ―が、
数倍の砲火でお返ししてくる。MSという兵器は、十八メートルの巨体を風のように疾駆させる機動兵器であり、
人類がレネゲイド相手に優勢に戦えていたのは、
ひとえにコーディネイターとナチュラルが共同開発したこの兵器のお陰といっても過言ではない。
しかしその優位性は、新種のレネゲイド―無機物同化能力を持った“融合体”と呼ばれる個体によって覆された。
モビルスーツや戦艦、モビルアーマーを取り込むことで急速に進化を遂げた融合体は、
何時しか戦術を駆使する能力まで身に付け始めたのだ。
強力な戦闘能力と戦術を持つメタルビーストの存在によって、戦況が逆転して数週間。
人類側の劣勢は日に日に濃くなり、カオシュンの廃棄後、防衛戦を行っていた連合軍にも限界が見え始めていた。
着任当初、三十六機在ったMSは既に損耗し二十七機程度、無人MAは稼働率が七割を下回った。
誰もが限界を感じていた―だから、堅牢な構造の旧市庁舎で指揮を執る軍人たちが、
突如襲撃を受けたのも予測がつくことだったハズだ。
まず最初に歩哨の兵が殺された。続けて小銃の乱射音が聞こえ、無人MAが暴走を始めた。
暴走する戦闘ヘリMAの攻撃によりズタズタに引き裂かれた防衛網、
その間隙を縫って侵攻してくるレネゲイド。
小型種の歩兵型が六十匹近く市庁舎に入り込み、銃撃と殺戮の宴が始まった。
「どうした!」
「れ、レネゲイドが司令部前に出現! これは―廃棄された地下下水道を通って……!」
直後、市庁舎に爆音が響いた。
市庁舎前の地面―地下下水道が地上の舗装道路ごと崩れていく。
ズゴゴゴ、と地鳴りがしたかと思うと同時、ビル群を叩き割ってその巨獣は姿を現した。
市庁舎付近のカメラに映った巨体が大型スクリーンに投影され、“それ”の異様な姿に誰もが息を呑んだ。
“それ”は馬鹿げた大きさのメタルビースト―上半身だけで四十メートルはあるだろうか。
地下下水道そのものと同化し、汚泥のように空洞を突き進むことで、レネゲイドの敵中突破は成功した。
連合軍のMSと肉の触手が融け合った奇怪なデザインは、まるで不気味なオブジェだ。
蛸の触手のような下半身は触手の塊で、上半身は熊のそれに似ている。
尤も体毛の代わりに生えているのは触手であり、身体からは砲身が飛び出していた。
植物の根っこのような触手を蠢かせ、無機物と有機物の合成獣は吼えた。
『■■■■■■■■■――ッッ!!』
異形の上半身に集中した砲門が蠢き―
「……神様……!」
――戦場を焼く光の渦が、天空より降り注いだ。
741: ◆Ylcy6fqb6A
09/07/20 23:46:17 LfXPJksc
《―ゲッタァァビィィィム!!》
一条の閃光がメタルビーストに突き刺さる―悲鳴。
若い少年の声が戦場に反響/蒼空を切り裂く超音速の“巨人”=途方もない大きさ。
一般的なMSの倍以上、四十メートル近い巨躯を反重力マントで疾駆させ、
アスファルトを叩き割って黒鉄の戦鬼は顕現した。
衝撃波で吹き飛ばされ、横転した車両から這い出した兵士が呆然と呟く。
「……黒い…………ゲッターロボ?」
<ゲッターロボ>……レネゲイド渦の元凶とされる未知のエネルギー、
<ゲッター線>を高速増幅しエネルギー源とする異形の人型兵器。
メタルビースト発生前の地球で研究されていた兵器の一つであり、
レネゲイドに最も大きなダメージを与えられるとされたが、
乗りこなせるパイロットが殆ど存在しなかったために、
極々小数が生産されただけに留まった、とされている鋼鉄の鬼神。
黒いゲッターロボ―すなわち“ブラックゲッター”は、
地上に蔓延るレネゲイドの群れをツインアイで睨み付け、
《ゴチャゴチャと……雑魚に用はないッ!》
ゲッター線を集束させた光の槍を腹の砲門から吐き出した。
桜色のビーム兵器は小型種を瞬く間に蒸発させ、
レネゲイドを戦場から一掃しようとするかのように手足で大地を薙ぎ払い、ひねり潰していく。
その様はまるで戦神、名状しがたい狂気を感じさせる殲滅だった。
《そこの連合軍の人! さっさと撤退してくれ、ここのメタルビーストは俺が叩く!》
ゲッタービームの照射で身体が蕩けてしまったメタルビーストが、
滅茶苦茶に触手を叩きつけて暴れ初め、その余波で旧市庁舎が崩壊を始めた。
ガラガラと崩れていく建築物―大慌てで撤退する軍人たちを尻目に、
ゲッターの瞳にはあるものが映っていた。
――大小一対の歪な翼。
メタルビーストの背中から生えた“天使の羽根”。
飛翔翼ではないそれを目にし、ブラックゲッターを駆る少年は笑う。
《羽根付きのメタルビースト……間違いなく、あいつの痕跡―》
丸太のように太い手足で敵の触手を受け止め、左腕から生えたノコギリ刃で切断。
マニピュレーターと言うには過剰な握力で引き千切り、拳のスパイクを叩き起こす。
金属色に輝く棘が拳から飛び出し、暴力的な兵装を形作る。
《―退けぇ!》
白兵戦用に改造されたゲッター1ならではの、近接武装スパイクナックルで敵の顔面を殴りつけ、吹き飛ばす。
派手に粉塵を巻き上げて廃ビルに激突するメタルビーストが、体中の砲門からビームを放った。
直撃すればゲッターロボの特殊合金も無事では済まない、数十門の荷電粒子ビーム。
同時にブラックゲッターの背より展開される黒と緋のマント―重力制御起動、地面を踏み砕いて飛翔。
廃墟を燃やし砕くビームの熱波を足下に置き去りにしつつ、少年は吼えた。
742: ◆Ylcy6fqb6A
09/07/20 23:48:54 LfXPJksc
《ゲッタートマホゥゥゥクッッ!!》
するとゲッターロボの肩部から球体が吐き出され、如何なる法則によるものか柄と刃が飛び出し戦斧を形作る。
赤い瞳の少年の操縦に従い、巨人は殺人的Gとともにその戦斧を掴み、急下降。
重量と加速を乗せた戦斧の斬撃が、メタルビーストの頭部から腹までを唐竹割に切り開いた。
汚らしい体液を撒き散らし絶叫する怪物へ、酷薄な笑みを浮かべながら少年は止めを刺す。
《ゲッタービーム》
腹部装甲がスライドし、集束照射装置が現れる。
トリガーを引くと、爆発的崩壊音。
燃え上がる。
燃え広がる。
燃え尽きる。
灼熱の怒濤がすべてを飲み込み、
巨大なクレーターを残してメタルビーストは散華した。
◇
カオシュンの街並みは今や、爆撃痕と異形の死体で穢されていた。
その状況を作り出したのは地球連合軍ではない。たった一機の特機たる巨人、ゲッターロボだ。
キノコ雲をあげて爆散したメタルビーストの群れと、その爆風を浴びても平然としている黒い鬼。
搭乗者と同じ赤い瞳を持つ、異形の黒いゲッターを遠方より眺める影が一つ。
廃ビルの屋上に佇み、下界を見下ろす十代前半と思しき少女。
「まだ、何も知らないんだね……」
その少女は美しかった。この世のものにあらざる妖気を放つほど。
その少女は神々しかった。何故ならば彼女こそが“光の使徒”。
その少女は禍々しかった。右腕の代わりに“天使の羽根”を生やしていたから。
彼女は白い法衣を揺らし、存在しない右腕を掲げる―幻視/イメージする。
虚空を見つめる瞳は螺旋模様を描き、宇宙の深淵を覗き込むかのようだった。
「……シン」
743:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 23:53:39 9zmnGqVG
終わり?良い具合に荒廃してるね。面白かった
分かりやすい説明でテンポよく読めた
乙です
744: ◆Ylcy6fqb6A
09/07/20 23:54:04 LfXPJksc
呟きと同時に、疾風怒濤の如く事態は急変した。
ブラックゲッターが黒いマントを翻して振り返り、血に塗れた大斧を投擲。
音速を超えてグルグルと回転するそれは、狙い違わず少女の身体に吸い込まれたかに見えたが。
「無駄だよ」
彼女の放つ目に見えぬ力場に弾かれ、かすり傷一つ与えられずに廃ビルにぶつかった。
しかしその頃にはブラックゲッターの身体も跳ね、地上を蹂躙するように爆走していた。
踏み込む―アスファルトが軋む音を立て、巨人は両手のスパイクナックルを作動させる。
《見つけた……!》
コクピットの中で、ざんばらの黒い髪を揺らして少年は怒声をあげる。
殺意を滾らせ、凶悪な表情を浮かべ―赤い瞳をぎらつかせて。
少女―マユ・アスカはクスリと微笑む。
「……久しぶりだね、シン・アスカ。ううん―」
スパイクという暴力の具現が、少女の細い身体へ叩きつけられる。
マユの甘く美しい声が無人の戦場に響き渡り、長い栗毛が揺れた。
「――お兄ちゃん」
少年―シン・アスカの心は。
愛情/悲哀/憎悪に満たされていた。
《――マユゥゥゥ!!》
バチバチと火花が散り、鋼鉄の拳と少女の羽根がぶつかる。
対峙する二人の兄妹――彼らに何があったのか。
すべての物語は、二年前へと遡る。
◇
・後書き
それも私だ。
いや、ゲッターロボ昴全然進まないのに、何故かこういう小ネタだけは進むんですorz
とりあえず予告というか嘘前編というか。そんなノリのを。
でも後編書きそうです、勢い次第では。
「シン・アスカ=闇のゲッター」「マユ・アスカ=光のゲッター」で。
勿論元ネタは偽書。
745:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/20 23:56:09 9zmnGqVG
これで小ネタで前後編だとぉ!
もったいない。実にもったいない!
746:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/21 00:10:43 mpt5va99
レネゲイドってダブルクロス?
747: ◆Ylcy6fqb6A
09/07/21 00:19:23 +GKAMr48
>>746
いや、ダブルクロスは知らないです。
ネーミングは種死っぽい空気を出すために、何となく付けた。
748:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/21 07:19:12 4sT6gFU8
>>745
ゲッターキャラが誰も出てきてないし、
SEEDキャラも今の所シンとミリアリア、マユ以外は出番無しだから長編はちょっとなぁ
749:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/21 10:54:27 lSHS1uuM
種シリーズ知らないけど目茶苦茶引き込まれた
乙
750:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/21 21:33:50 Q9mlD6SL
竜馬をゲッター以外のメカに乗せるとして、何が似合うと思う?
751:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/21 21:40:33 4sT6gFU8
>>750
漫画版やOVA版ならマジンカイザー辺り
TV版なら競演もしたグレートマジンガーじゃない?
リアル系ならドラグナーのグン・ジェム隊の機体なんかが似合いそうだと思う
752:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/21 22:14:38 8wy96AOq
意外と超リアル系のほうがあってるのかもしれんぞ
ATとかレイバーとか作中でパイロットの負担についての設定が詳細なものであるほど、
あの超人的な身体能力は映えると思う
753:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/21 22:25:37 3ccKSRPS
確かにその通りだとおもう
竜馬のイメージが豪快で大雑把だけどプロの技術をもっている、って感じだ。きっちり仕事してくるような奴。殺しても死なないタフガイだし
天使のように繊細に悪魔のように大胆に、を地でいっている様な気がする。3:7くらいの割合だけど
754:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/21 22:42:35 8wy96AOq
>>753
Gガン系はさすがに身体能力的にはきついだろうし、気合とか根性とかが重要なロボもあんまりイメージじゃないよね
普通に操縦技術もかなり高いから普通に量産型とかに乗せるのがおもしろい…と思うんだけど、どうだろう
755:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/21 22:45:34 xb30FYka
>747
『ダブルクロス』 それは、裏切りを意味する言葉。
約20年前、世界に「背教者(レネゲイド)」と名付けられた未知のウィルスがばら撒かれた。
このウィルスに感染・発症したものは、人であれそれ以外の動物であれ、
時として植物や無機物に至るまで、超常の異能を発現させる「オーヴァード」となった。
だが、このレネゲイドの侵蝕が進行したものは、他者とのコミュニケートを拒む怪物……「ジャーム」となる。
今日も、自らがジャーム化する恐怖と戦いつつ、自己を維持せんと戦うものがいる。
人にして人を裏切った、レネゲイドの力を持ちつつ同属(ジャーム)を狩るものども。
即ち、『二重の裏切り者(ダブルクロス)』である……
……と言うのが、つい先日富士見書房から発売されたばかりのTRPG『ダブルクロス The 3rd Edition』の概要です。
似てるんですよ、このシリーズの持つ空気とあなたのこの作品が。
756:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/21 22:48:41 wO3wfTSv
エヴァのゲームに出てきたジェットアローンなんてどうだ?
乗せられてた並みのパイロットでは内臓がボロボロになったわけだが、竜馬なら乗りこなせるだろう。
体力だけじゃなくて操縦技術的にも。
「こいつは確かに乗り手のことを考えてないマシンだがな。お前らがボロボロになってるのは操縦が未熟だからだぜ。
スロットルが0.1秒単位でぶれるから機体が必要以上に振り回されてるんだよ。1万分の1秒とは言わねえが
せめて100分の1秒単位までは合せやがれ」
後、ゾイドGF編のブレードライガー+ジーク。歴戦のパイロットが見てさえパイロットが持たないはずの超高機動。
本来のパイロットもそれを笑いながら乗りこなす化け物だが。
757:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/21 23:05:08 3ccKSRPS
>>756
JAすら凌駕する異常ロボに乗り続け、目をつぶっていてもコンマの差で合体を制する男だからな
何気に整備も手伝えるし
作品が作品だったら凄腕の先輩キャラだな。面倒見もいいし
758:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/21 23:11:28 ntFH2VJo
てか、歴代ゲッターのパイロットって機体にあんまり頼ってないんだよな
竜馬達は初代ゲッター1でGを倒してるし、號はビートで精鋭メタルビーストを倒してる
拓馬も3人乗ってもダメダメだったD2でゾルドXXと単独操縦で戦えたし
759:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/21 23:22:04 3ccKSRPS
異常なのが真からだしな
760:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/21 23:37:45 4sT6gFU8
>>756
ジェットアローンじゃなくて、タイラントでは?
JAは遠隔操作ロボだぞ
761:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/21 23:49:32 U1CVV93v
龍馬にTウイルスを打ち込むのか?
762:760
09/07/22 01:39:48 KS1gp4+p
今になって思い出したタイラントじゃない、トライデントだったorz
763:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/22 02:01:55 UZSNUbpk
>>754
龍馬ならモビルファイターに乗っても大丈夫だろう。
南米からビームロープを利用してホンコンに飛ぶくらい訳無いって
764:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/22 02:18:38 I/n2/BmM
流石にGFと比較すると生身の身体能力はゲッターチームじゃ劣るだろう
柳生十兵衞(十兵衞死すの方)とかなら兎も角
765:名無しさん@お腹いっぱい。
09/07/22 02:31:35 T2KYwlol
とりあえず、完成しましたゲッカー3。
URLリンク(imepita.jp)
もちろんタンクモードにも変形!
URLリンク(imepita.jp)
こないだの書き込みを参考にして、両手の指マシンガン、肩の特殊キャノン砲とわりと重装備。
腕は差し替えで伸びます。やっぱ3は腕が伸びなきゃね!
そしてようやく3機そろい踏み。
URLリンク(imepita.jp)