09/05/19 13:39:02 JtHw2XTk
>>787
24話については、アルトにしてもシェリルにしても、明示じゃなくて暗示だろ。
暗示を否定したら描写は「ない」事になる。暗示を含めたら「ある」事になる。語句の効果範囲や定義の違い。
シェリルについては、23話で「ランカ確定」と思ったわけだ。
だから24話の出撃直前の時期、通信でも文章でもなく、わざわざ会いにきたアルトをたしなめる。
会いに来る事自体が軍的に非常識。それでも来るのが同情ならやりすぎ。決着がついた以上失礼にもなる。
ランカを選んでいたら、そもそも会いに来る事自体が何重にも非常識で「アリエナイ」わけだ。
次に、ランカを選んでいた前提で、愛するあまりにランカを殺す説(23話ではシェリルもこう思った)だとすると
自分の手で愛する少女を殺してから「俺は必ず帰って来る」というのはおかしい。
アルトの帰る場所については、「フロンティアに帰る」か、「シェリルの所に帰る」という事になるが、
「フロンティアに帰る」事を、わざわざ軽い軍紀違反を犯してまで伝えに来る意味はないから、この場所指定はシェリル。
そしてランカへのそこまでの愛があるなら、ランカを殺した後に心中するか、たとえ生き残ったしたとしても
ランカに筋を通してシェリルの元には帰らないだろう。
つまり「誰よりも愛するランカを殺してシェリルの元に帰る」は根本的におかしい。
というわけで、おかしい、ありえない、という仮定を排除すれば、
消去法でも「必ずここに帰って来る」の時点で、アルトはシェリルを選んでいる事になる。
シェリルはそれを理解して、それでもこの戦いで確実に死ぬ自分の身を思い、明るい作り声で演技とごまかしに入ってるわけ。