09/05/19 01:36:27 QcZe7zZr
「人は一人じゃ飛べない」は、気づかせてくれたのは、確かにシェリルとの数日の生活だったとは
思うけど、今までを振り返ったとき、人と深く付き合う事を避けてきた自分が、たくさんの
人たちと関わる事で生きてるんだと気づいた事もあるんじゃないかな。
で、「必ず生きて帰ってくる」だけど、ここのアルトの心境をもう少し考えてみると
あの時のアルトの肩には、フロンティアの未来が全部のっかってきた状態。
頼りになる先輩もいないし、ビルラーたちに期待してる、と言われて、今までは目の前にある
危険と戦ってきた事が、人々の未来まで背負う形になった。
そのためには、シェリルに最後まで生きて歌を歌ってもらう事が、自分の使命である。
そのためにあえて生きて帰ってくる、と言う事で勇気を持たせる。
その胸の内には、ランカを殺してそれで生きて帰ってきてシェリルの最後を看取る事で
本当に自分は満足なのか?
どんな思いであれ、どんな悪人であれ、自分が守ってきた少女を殺して、自分たちは生きる、
それは世間は許しても自身は許せないのでは?
だから、あわゆくば、この戦いで死んでも仕方ない、という覚悟もあった気がするんだなぁ。
だけどそれは決してシェリルには気づかれてはいけない事で、だからわざわざ伝えに行った。
自分は24話はアルトとシェリルのそれぞれがそれぞれを思っての別れのシーンだと思ってる。