09/03/09 20:20:38 ynfwlJyd
申し訳ありません。前スレを食いつぶしてしまいました。
書きこみは不可能だったのでスレタイの相談や誘導ができませんでした。
3:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/10 11:00:07 6VtEfgUV
>>1
乙
まだ早いだろと思ったら容量完走してたのか
4:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/10 11:18:53 /3/zVmor
儒生歴18244 爆烈王、馬頭竜を率いて>>1乙!!
儒生歴20789 虎の軍団アンドロメダ大群を率いて>>1乙!!
5:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/10 16:06:20 B/iL+h/L
ちょっと疑問に思うんだが
真ゲとか新ゲとかって普通に亜光速や超光速で戦闘してるんだよな?
なら、それを乗りこなすパイロットも同様に生身での反応速度や動体視力が
亜光速や超光速並になっていると考えてもいいんだろうか?
少なくとも軽減されているとはいえ、亜光速や超光速に近いGには
余裕で耐えているように見えるけど…
あとマグマの熱とかにもね…
クロスオーバーの参考にしたいんで、そこの所をハッキリさせておきたいんだ
意見を求む
6:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/10 18:59:11 YaZEOl6a
超光速戦闘の時は「考えるな、感じろ」状態になってるのかも
実際、フルパワーの真ゲは竜馬達でも操縦桿を動かすことが不可能なほどの荷重がかかってるから
心で操縦しろみたいなことを真ゲと號終盤で言ってたし、「計器など見えなくても関係ない」とか言ってたし
7:極限超決戦!とびっきり100億指数の三大ゲッター
09/03/10 20:19:09 6lBJ5Tsd
続き貼り。
スレタイはロボゲー板のゲッタースレを参考にしましたがこれで良かったでしょうか。
そのうちに、中継ヘリが到着したのか、映像が上空からの物に変わる。
5つの色とりどりな人の形をしたものが、奇妙なポーズをとっている。
その後ろにはクレーターと、まだ形を保っている隕石。
「まさか……隕石の映像を拡大しろっ!」
カメラが隕石に寄り、その様子がはっきりと映し出される。
事前の調査通り、直径3mほどの球形。
あちこち焦げていて、表面からブスブスと煙を上げている。
窓のような透明な部分があり、その奥には機械らしきものが見える。
「まさか、あいつら……!?」
その時。
一瞬眩い光が画面を覆ったかと思うと、激しい音とともに画面は砂嵐となった。
「中継ヘリが撃墜されました!」
その報告を受けた時、竜馬が動いた。
ゲッターロボGを特戦隊のもとに走らせる。
「竜馬待て!相手は得体が知れないんだ!もうちょっと様子を見ようぜ!」
「うるせえ!ヘリまでやられて、黙ってられるか!正体なんざ直接聞いてやらあ!」
竜馬は弁慶の制止も聞かずに特戦隊の前に躍り出ると、
「やいてめーら!人様の家なぎ倒して変な踊り踊るたあ、いい度胸だな!」
と、叫んだ。
8: ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
09/03/10 20:20:41 6lBJ5Tsd
すると、赤い男がこれに答えた。
「変な踊りでは無い!SPF(スペシャルファイティング)ポーズだ!!」
モヒカン男と青い男がさらに叫ぶ。
「なかなか手荒い歓迎をしてくれるじゃな~い?」
「おかげで自慢の宇宙船がまっくろくろすけだ……」
「だが、その方が半年もかけてこの辺境の星に来た甲斐があるってもんだぜ」
それを聞いた竜馬が一喝する。
「ふざけたこと言ってんじゃねえ!」
「何が宇宙船だ!てめぇらは宇宙から来たってのかあ!?」
緑の男と角男が答える。
「まあ、こんな辺境の星じゃあ、知らなくても無理はないなぁ~」
「ならばっ!改めて教えてやろう……いくぞっ!!」
「「「「おうっ!!!!」」」」
9:極限超決戦!とびっきり100億指数の三大ゲッター
09/03/10 20:21:11 6lBJ5Tsd
モヒカン男が叫ぶ。
「リクゥーーームッ!!!」
後ろを向いて右手を右上に伸ばし、左手を曲げ、手は肩と平行に。
脚を開いて、肩越しに前を見ろ!
青い男が怒鳴る。
「バァーーータァ!!!」
両手を水平に、指先をピンと伸ばし、右足で片足立ち。
左足は折り曲げて、若干前かがみに、でも視線は前を向く!
赤い男が声を張る。
「ジィーーースッ!!!」
左手左足を対角線に、左腕は曲げて。
拳を頭の横に置き、左足は90°!
緑色の男が絶叫する。
「グゥルドッ!!!」
脚を肩幅に開いて、左拳をあごの前に。
右手で左手首を掴んで、顎を引く!
紫角男が吼える。
「ギニューーー!!!」
右膝立てて、左膝をつき。
両手を握り、斜め下に開き、前を見据える!
「みん」「な」「そ」「ろ」「って!!」
「「「「「ギニュー特戦隊!!!!!」」」」」
そのあまりのエレガントさに、辺りに華が舞うように見える……気がする。
10:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/10 20:21:28 /3/zVmor
鋼鉄ジーグ→マジンガー
次は…次はゲッターであって欲しい…っ
11:極限超決戦!とびっきり100億指数の三大ゲッター
09/03/10 20:21:43 6lBJ5Tsd
バラバラバラバラ……
新しい中継ヘリのローター音が響き渡る。
バラバラバラバラ……
「……それで、何しに来たんだ?」
呆然と見ていた一同だったが、弁慶の言葉で気を取り直した。
「そ、そうだ!一体何しに半年もかけて来たんだ!?」
竜馬の問いかけにリクームと名乗ったモヒカン男が答えを返す。
「宇宙からの来訪者と言えば、決まってるじゃな~い?」
そう言うとリクームは手の平を顔の前にかざした。
その手はなんとなく……いや、確実に光を帯びている。
今度は気のせいでは無い。
「まさか……」
隼人の呟きに答えるかのように、リクームが叫んだ。
「侵略よっ!!!!」
それと同時に、手を前に突き出した!
そして、眩い光が辺りを覆う!
「うっ!!」「なんだっ!?」「うわっ!」
リクームの手から光線が走り、ゲッター達の間を通り抜けた。
そして、その奥の山脈に向かって伸びていき……
ド ワ オ !
ズズズズ……ブワオオ……
「う、嘘だろ……」
「山が……消しとんじまった……」
激しい爆発の後、煙が晴れたその場所に、山は無かった。
終わりです。
ちょっとグダグダ書きすぎちゃったかなと思うんですけど、いかがでしょうか。
12:名無しさん@お腹いっぱい
09/03/10 22:59:55 sS8FS7cM
エヴァとのクロスはすでに大傑作があるからいいとして、今、PS2のラーゼフォンをゲットしてプレイしているから、
ラーゼフォンとのクロスはどうだろう?クロスは新ゲで、時期的には新炉心に交換してテストのときにロストした時の出来事で。
竜馬の姿があらゆることを変えていく姿がみたいです。
13:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/10 23:39:24 4XAw2GIO
>>6
確かにマンガ版ではそんな感じだったなぁ…
でも、だとしたらOVA版はどうなんだろうか?
新ゲとかチェンゲとか最後の方どう見ても超光速戦闘(?)だし
見たところ普通に操縦できてるしなぁ…
14:名無しさん@お腹いっぱい
09/03/11 07:05:52 v9ebOjLx
>>13
多分、ある領域まで突き抜ければGなどの制約から解放されるのでは?
もっともそこまで行くのが大変なのだが。
15:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/11 19:05:27 +SYHJvvO
ゲッター線に見込まれるには?
16:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/11 20:18:44 y+nbXTCU
>>15
よほどの天才かよほどの馬鹿であること
17:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/11 20:43:51 PiyVzLmq
宇宙空間でもGってうけるの?
18:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/12 00:59:15 Xj17eq/5
>17
もちろん
19:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/12 01:22:58 W4kG6QjA
正直あのレベルになってしまえば通常の物理法則が本当に通用するかどうかなんて分からんと思うよ
あくまで予想でしょ?だって亜光速に到達して実験したことなんてないんだから、しかも有人で
トップをねらえ!でも受けてなかったなそういえば
20:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/12 15:36:11 I8xbZ4Tj
「やばいよこれは!?」がツボに入った
21:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/12 18:38:29 Zqk/vS/3
あれって
ブレーキぶっ壊れた→加速し続けて光速へ→ウラシマ効果で未来へ
ってことだよな?ゲッター恐ろしい……
22:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/12 20:58:11 Jak7GV3o
今さらだが>>1、スレタイに虚無戦記と魔獣戦線が入ってねえど。
23:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/12 21:32:23 +d1w7qFK
>>22
ロボゲー板のスレタイを参考にしました
ゲッター3の次はドラゴンかなって思って
「すばら4い事さ」みたいな形式も考えたんですけど、字数的に無理かなと
24:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/13 19:33:03 iAYE2Zy0
虚無戦記は絡めるのが難しそうだ
25:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/14 00:46:16 gK/7GYAJ
>>21
キング兄妹&シュワルツ 「ゲッターチームはイッちゃってるよ。あいつら未来に生きてんな」
26:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/14 01:18:21 R/TiJEjb
ゲッターが最終的に戦う相手はラ=グースなのか時天空なのか…
もしゲッターが全宇宙を平定してしまったらどうなるんだろう?
ブライ大帝もゴールも取り込まれてゲッターの一部になっているみたいだから、今戦っている奴らもゲッターの中に居ることになるよな
(ゲッターが存在していた)全宇宙を一つのゲッターにして虚無戦記に参戦!!だったのかね
27:もう石川賢にFF7リメイクしてもらおうよ。
09/03/14 11:30:22 mf9uIhNk
「わはは! 生物は魔晄の力で宇宙を喰ってゆくまでに進化するのだ!!」
社長
「きさまらジェノバどもは進化を戦略兵器として使ったのかぁ~~!」
セフィロス
「ああ……そうか……俺達はこのためにここまで生きてきたのか……
クラウド
「わかる……全てがわかるぞ……ザックス……エアリス……」
28:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/14 17:59:22 CD+D+f9v
人類はそもそも、古代種が宇宙からの災厄・ジェノバを滅ぼすべく作った「自己進化する兵器」!
ああ!だが人類の進化は古代種の手綱を放れ!星の枠組みすら超え!
星を食らう怪物・ジェノバをも凌駕する、宇宙を食らう怪物と化してしまったのだ!!
29:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/14 18:07:49 KRMJDwXV
進化スゲー
30:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/15 00:29:43 fg7vS4jY
そうだよね、進化って凄いよね。ね、スティンガーくぅん
31:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/15 03:27:12 SI55mdLB
そ、そうだよねコーウェン君
32:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/15 08:52:20 ZeYj/2u6
アクセス規制はインベーダーの仕業か
33:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/15 15:53:21 B4G8Ys6I
おのれインベーダー共め
暗黒劫洞をくらいやがれ~~~っ!!
34:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/15 16:39:55 C1jqs5Iq
ハ,,ハ
('(゚∀゚∩_ おいらを他の世界に送って!
/ヽ 〈/\ お別れの時にはお土産を持たせてね!
/| ̄ ̄ ̄|.\/
| . 士 ..|/ ユウスケ キバーラ 鎌田 MG参謀 だんご大家族 ゲッター炉心 ドグラ
35:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/15 18:20:18 DruGRE7N
>トップをねらえ!でも受けてなかったなそういえば
エクセリオンやエルトリウムを見れば判るが、慣性制御が完全に実用化してる世界なのよ
(特にエルトリウム内の描写では個人レベルで制御が可能なくらいになってる)
作中でも「イナーシャルキャンセラー最大」とか言ってただろ
36:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/15 18:44:47 fg7vS4jY
ZOEみたいに?あれぐりぐり空中を動けて爽快だったな
あの作品は火星木星に人が住めるようになってたよな
37:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/16 11:01:57 PZfpRdtZ
そして火星には謎のゲッター岩が
38:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/16 20:52:36 AjYNtB35
エンペラー1は真ドラゴンなのか火星の真ゲッター由来なのかどっちなんだろう
39:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/16 21:06:07 PnSTOzhC
デザイン的にドラゴンっぽいけど、そうなると火星の真ゲッターはなんなの?っていう
40:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/16 21:11:21 ko1o8tSr
溶けて混ざり合い、進化しました
41:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/16 22:35:10 II9Yb49N
>>37
メタトロン→ゲッター線の塊
と、言う事か。
42:妄想ネタ
09/03/16 23:57:51 3Dn8hjrZ
実は『ターミネーター』でスカイネットが自我に目覚め人類を攻撃したのも、
『マトリックス』でマシーンが人間に反抗して敵対したのもゲッター線の影響。
人類と機械どちらが勝とうが、勝者はより強大な存在に進化するため大いなる意思にとっては都合がよい。
だがマトリックスではネオが人類と機械の和合の可能性を示したため、それを潰すための計画が発動する。
ゲッター線はスカイネットに指示を出し、タイムマシンを応用した時空間干渉機械・スターボーダによって、
ゲッター炉心を動力炉とする巨大殺戮破壊マシン・T-G1、ゲッターロボを『マトリックス』の地球に送り込む。
現実世界においても仮想空間においても破壊の限りを尽くすゲッターロボに、人類とマシーンは大混乱へ陥る。
だがそこにジョン・コナーと過去のサラ・コナー、そして『T2』のT-850が乗ったゲッターロボも現れ………
43:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/17 10:06:07 NpA13l0o
>>39
ゲッタ-ドラゴン→エンペラーイーグル
真ゲッター→エンペラージャガー
ゲッターロボアーク→エンペラーベアー
だと思ってた
44:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/17 14:12:47 tNt8GkMu
「新しいゲッターはゲッターイーグルとかゲッタージャガーとかそんな名前」
こんな風に考えてた時期が俺にはありました
ドラゴンかぁ…みたいな
45:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/17 23:11:46 mBaPV1gW
>>42
見たいに適当にネタ投下して、書けそうな人がssにしていくってのもありだと思うんだが
いわゆるネタの提供
まあ、今までとあんまり変わらんけどな
46:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/18 00:10:58 Xg09vA9b
もし良太郎に憑いたのがモモタロス達ではなく竜馬、隼人、弁慶だったら。
47:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/18 21:46:36 IqeXLR5R
くっ…ドグラに制圧されている!
48:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/19 09:17:14 aGlsQBZG
仮面ドグライダーSAIZO
49:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/19 12:16:54 MEqm+4fz
もし、カービィがゲッターエンペラーを吸い込んだら、カービィはどんなのになるんだろ?というか大きさが違いすぎるから、カービィ裂けちゃうか。
そんな事考えてたら、カービィは時天空の幼体または、輪廻転生した存在でメタナイト卿はそんなカービィを、監視したりしている存在。みたいなことを妄想しちゃったよ。
50:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/19 19:45:42 fgaMFCUZ
実は「星々を喰う化物」はカービィの事だったんだよ!!
51:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/20 01:20:44 DqeO/ob+
な、なんだってー!!!
52:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/20 04:25:07 OLjjtVk4
>>50
むしろダークマター族のほうでは?
53:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/20 12:54:52 +tCLelEe
ゲッターの最終目的が、全てを一つに戻すことだったなら……
ゲッターは進化の果てに、時天空と同じような存在になるかもしれない…
54:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/20 19:09:46 d7DbKip6
宇宙を受け入れれば全てが理解出来るはずだ
55:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/20 21:21:37 QtD8wUcd
ザンボット3ってかなりの鬱アニメだよな…友達が人間爆弾にされるとか…極道兵器じゃないんだから
そのうえいとこでずっと一緒に戦ってきた二人も自分を助けるための特攻するし…
挙句の果てに、「お前のしたきたことは全くの無駄」とか言われるし…
こういう作品を不死身のゲッターチームで悲劇を回避して欲しいものだ。スパロボっぽいけどさ…
56:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/20 21:47:30 D/2MPm0m
ゲッターってかなりの鬱作品だよな…いとこが魔王鬼にされるとか…早乙女ミユキじゃないんだから
そのうえずっと一緒に戦ってきた三号機パイロットはみんな特攻したり地下に潜ってったり取り込まれたりするし
挙句の果てに、「このまま人類が進化を続ければ宇宙は消滅する!」とか言われるし
57:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/21 02:10:00 zFV6qX73
なにをどうしようが超未来には熱的エントロピーを迎えて宇宙は自動的に滅亡するので
それまでに現宇宙を脱出するほどに進化してしまいそうなゲッターは正しい存在
58:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/21 02:32:22 EbjbTexb
なんで三号機のパイロットだけ先に取り込まれちゃうんだろう
59:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/21 03:09:03 6JcEFVGI
ところで>>53ってどうなの?ありえるの?
60:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/21 10:39:23 BXUQeFIz
>>59
どちらかというとゲッターは全てを一つに戻すというより、一つの形に支配しようとしてる気がする。
時天空を倒せるということはそれ以上の化け物ということになるから、
そいつを倒すためにまた無限に戦いが繰り広げられるかもしれない。
61:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/21 11:54:50 KCpoRmNf
そもそも、ゲッターが時天空を倒そうとしてるってのは確定情報なのか?
実はゲッターの進化の先が時天空やラグースかもしれない
ゲッターの話は虚無や魔獣に比べて恐竜帝国に感情移入できすぎるから
62:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/21 13:12:52 BXUQeFIz
>>61
新説・魔獣戦線のラストでおそらくゲッター(らしきもの)対時天空兵器をにおわせるものがあった。
それとゲッター=ラ・グースは
ゲッターはどちらかというと物質よりでラ・グースは精神体的な存在だからあんまり考えれない。
まあ、進化の先が似たような存在になるのだろうけど。
63:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/21 13:57:20 YMsGwefB
時天空の核を破壊すれば全てOKな訳だが、探知能力に優れた作品って何があるかしら
最も、破片一つであのすごさだ、核は更に凄まじい物に違いない
64:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/21 19:17:31 6JcEFVGI
>>63
おいおい、あの時天空だぜ?核なんかあるのか?
きっと全ての細胞が本体である同時に、分体でもあるとかいう設定が隠れてるんだろう
65:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/21 20:08:26 YMsGwefB
>>64
「ビッグバンの爆発が収まるまでに時天空の核を見つけ攻撃せねば」的なセリフがあったじゃあないか
無限の時天空の中から核を見つける…文字通り気が遠くなるな
66:極限超決戦!とびっきり100億指数の三大ゲッター
09/03/21 20:29:36 stn+wvxF
続き
「おいリクーム、あまり星を傷つけるなよ」
「すみません隊長~なにせ半年も眠ってたもんで、体がうずうずしてまして……」
リクームが悪びれもせずおちゃらけて言う。
「しかし、こりゃあっという間に終わっちまいそうだぜ」
ジースと名乗った赤い肌の男は、そう言うと耳に付けている機械をいじくった。
「戦闘力50ちょっとが2つ、30ちょっとが4つ……お、あっちにも戦闘力50ぐらいの奴がいる」
「この程度じゃ、体ほぐす暇も無さそうだぜ……」
「あのおもちゃがどれだけやるかだなあ」
「ああ、ロボットなんて乗ってる奴、今時いねえぜ」
特戦隊の会話を聞いていた竜馬は、ついに我慢できなくなった。
「黙って聞いてりゃこの程度だのおもちゃだの好き勝手言いやがって!!」
「すげえ武器持ってるからって調子に乗りやがって、ぶっつぶしてやるぜ!」
そういうと竜馬はゲッタードラゴンを動かした。
前に踏み込みつつ、ビーム砲を放り捨てて両手を肩に伸ばす。
「ゲッター!ダブルトマホーク!!!」
ジャキン、と両肩から巨大な両刃の斧が出てくる。
そこから出てくるには明らかに無理な形状に、特戦隊の面々も些か驚いたようだ。
67:極限超決戦!とびっきり100億指数の三大ゲッター
09/03/21 20:30:06 stn+wvxF
「わわ!竜馬さん、無茶しないで下さい!」
Gの乗員が抗議するが、構わずトマホークを掴み、両手で振り下ろす。
「くらえ!」
トマホークが地面に刺さる。
が、そこには誰もいない。
「竜馬さん、右です!」
「うおりゃあ!」
トマホークを地面から引き抜き、右手を振り下ろす。
しかし、またも回避される。
「この……っ!」
両手でトマホークを闇雲に振り下ろすが、ことごとく避けられてしまう。
「そらっ、こっちだ!」「鬼さんこちら~~!!」
「どうしたどうした!」「かすりもしねえぜ!」
「どこを見ているのだ!」
「この……っ!小さいのが……っ!ちょこまかと……っ!」
「なら、こいつでっどうだ!!」
左手のトマホークを地面と水平にし、地面スレスレを薙ぎ払った。
これなら簡単に避けられないはず、だったが……
「!? いない!?」
どこにもいない。前後左右、トマホークの上にも、下にも。
68:極限超決戦!とびっきり100億指数の三大ゲッター
09/03/21 20:31:25 stn+wvxF
「こっちだよー」
いた。ゲッタードラゴンの、まさに『目』の前。
高さ30mの上空に、彼らは居た。
「う、嘘だろ……」
「飛んでる……!」
「あわわ」
「終りだ」
ギニューがゲッタードラゴンに向けて手を突き出す。
その手に光が宿っていき……
「トマホォォォクブゥゥゥゥメラン!」
ゴウ、と音を立ててトマホークが特戦隊めがけて飛んでくる。
「おおっと!」
ギニューは辛うじて避けたものの、体勢を崩し、その手は輝きを失ってしまう。
「俺達を忘れてもらっちゃ困るぜ!」
「べ、弁慶、すまん……」
「落ち着け、リョウ!冷静になれば捉えられない相手じゃないはずだ!」
そこに隼人からの通信が入る。
「みんな、どうやらあいつらは……生身らしいぞ」
「生身?ってことは、武器も何も持ってないってことか?」
「そんなわけあるか!現にあいつら、ビーム撃ってるし、飛んでるじゃねえか!」
「宇宙人の体がどうなってるか知らんが、映像を見ても左耳の機械以外そういったものは
なにも付いてないし、特に異常な熱源も無い。生身以外考えられん」
「そんな馬鹿な……」
69:極限超決戦!とびっきり100億指数の三大ゲッター
09/03/21 20:32:11 stn+wvxF
「「「「「ハーーハッハッハッハッハ!!!!!」」」」」
突然響く特戦隊のバカ笑い。
「な、何がおかしい!」
「クククッだってよー、戦闘力のこともしらねーってよー」
「どんだけ田舎もんなんだよ!」
「しかも、『冷静になれば捉えられる』?冗談キツイぜまったく!」
「こんな辺境の星じゃ、仕方ないんじゃないか?」
「ま、あんなおもちゃに乗ってるぐらいだしな!!」
「「「「「ダーーハッハッハッハ!!!!!」」」」」
それを聞いた竜馬は怒り心頭。
「あのヤロー!!もう許せねえ!!!!」
「落ち着けリョウ!!悔しいのは分かるが、それではさっきの二の舞だぞ!!」
「ぐぬぬ……!!」
「みんな、一度戻ってくれないか」
「何フ抜けたこと言ってんだ隼人!ここで退けるか!!」
「俺もドラゴンに乗る!」
「信じられないが、あいつらの強さはとんでもない……」
「実戦経験の少ない今のチームでは、とても敵わないだろう」
「だが、俺、リョウ、弁慶がドラゴンに乗れば、真のゲッターの力が出せれば……」
「あんな奴らに、負けはしない!」
「……そうだな、ああ、その通りだ!!」
「おう、百鬼帝国を潰した力、見せてやろうぜ!!」
「そういうわけだ!ギニューだかギューニューだか知らねえが、首を洗って待って居やがれ!!」
「ふん、そっちこそ逃げるんじゃないぞ!!!」
ここまで。
読み返してみて気づいたけど、弁慶と隼人は「リョウ」と呼ぶことと、
スカウターの存在を忘れるという痛恨のミスが……orz
あと、どうしても竜馬が単細胞のバカになってしまう……
70:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/21 23:41:46 V22FUm3Z
時天空に核があるかなんてわからないけど
あるっていう一縷の望みに賭けてるって感じがするな。
71:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/22 13:28:11 v36DCuMu
三つの力が一つになれば…
72:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/22 15:05:40 2F6EhQ/9
ドワ乙
73:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/22 15:49:09 1qnkagGN
1st Priorityを聞いていたら、これってゲッターに合うかな?なんて思ってしまった。
なんて言うのかな・・・きれいなゲッター?って感じ?
74:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/22 16:41:56 x76IJIIO
乙
しかし真のゲッターの力が出たところで、ドラゴンでは勝てる気が・・・
75:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/22 21:07:22 9S2gaofa
スケールや勢いが凄まじいせいかクロスだとよく組み込み先になりそうな(実際はどうか知らないが)
石川世界を敢えて別作品世界に組み込んでみる暴挙ネタを思いついた
・デモベ×石川作品
大いなる意思・ゲッター線:
ナイアさんの一形態
石川世界:
無限螺旋の中の宇宙
時天空:
ナイアさんのうっかりで途中から手がつけられなくなるほどになった極限
対時天空存在:
時天空のトンデモ具合に「こいつはやべえ」と焦ったナイアさんが急遽ビッグバン起こして進化を促した極限候補
てな感じで書こうとしてたんだけど、
自分の実力じゃ読者はおろか自分を納得させられるだけのものを書けるのか?と思い挫折
魔を断つ永遠の剣状態の全石川キャラにフルボッコにされるナイアさんは書いてみたかったんだけどなあ
76:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/22 21:29:07 v36DCuMu
>>75
ゲッター艦隊は言うに及ばず、虎の軍団や爆烈率いる人類軍、羅王を始めとする仏の軍団が大暴れ
ついでに親父とマリアを取り込んだ慎一が現れたり、ヤマト・セイクンらも現れて宇宙を造ったどうのこうのでごちゃごちゃに
ついでに聖魔伝な奴らも乱入、神よ悪魔よと大暴れ
時空を越えてルシフェルな柳生十兵衛と黄金艦を引き連れた柳生十兵衛が現れたり、永遠の時の狭間の八犬士も活動開始とかなんかそんなん
なーに、何かあったら極道兵器が全部何とかしてくれる
77:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/22 21:36:59 kwRKrJ4c
極道兵器が二巻と三巻しか見たことないから結末が分からん
そんなにやばいのか?極道兵器
よければ誰か教えて欲しい
78:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/22 23:58:51 A9d1FPIF
>大いなる意思・ゲッター線:
> ナイアさんの一形態
ナイアルラトホテップみたいなザコがそんな大層なもんであるかよ
79:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/23 00:02:27 acaWeCHJ
いろいろと凄いのは確かだけど、そこまででもないような気がする。
ちなみに全三巻だから
80:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/23 01:01:34 GYYUosAB
ダーレスとかデモベとか朝松健のニャルはアレだけど、本家御大辺りのニャルはかなり不気味な存在だぞ。
何が不気味って、何をやりたいのかがさっぱり理解できない(苦笑)。
設定がアレだから、色々深読みできすぎて怖いんだよな、アイツ。
全てが、人間には理解できないレベルで張り巡らされた巨大な謀略の一部であった……的に。
後、個人的な意見だが、デモベ世界と虚無戦記をクロスするなら、
逆に石川世界にデモベ世界を組み入れる方が楽だと思う。
アザトースをラ・グース的存在にして、デモベ世界の住人はアザトース世界の住人にしてしまえば良いだけだからね。
前の世界の神々が、時天空に吸収されない異質な世界構造を持つ神(兵器)のプロトタイプとして『アザトース』を、
その空間構造に乗員となる自分達が影響されない様にコントロールするための運営システム&管理者として『外なる神々』を作った。
(例えば、時間構造をコントロールする為のシステムがヨグで、空間構造に干渉するシステムがダオロス、異質な世界を的確に操るためのヒューマンインターフェースがニャル)
本来は、この宇宙全体をアザトースに食わせて、その内部に自分達のシェルター空間を作成。
その後、アザト-スで時天空に突入する事で、その内部から解析、対時天空兵器の開発を行う予定だったが、
制御に失敗、アザトースは周囲の空間を食らって自らの空間構造に書き換え、ラ・グース的な成長をはじめる。
この時は辛くも、内部にいたアザトース製作スタッフたち(ノーデンスたち旧神)の手により、
輝くトラペゾへドロンの中にアザトースの世界法則を封印、通常空間に復帰させる事に成功した。
危険且つ捨てるには惜しいアザトースはそのまま神々の手で保管されていたが、
敗色濃厚な戦況からビックバン、新宇宙構築の間の混乱で行方不明となってしまう……。
とかさ。
81:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/23 01:21:26 lBQAMuby
>>78
うん、なんていうかそういう意見をねじ伏せられて突っ走れるだろうかっていうのが断念した理由
個人的にはナイアさんならアリかもとは思ってるが
82:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/23 07:07:09 FjV8F1Ko
極道兵器なら~ってのは半ば冗談で、もう半分は本気で思ってる
なんか色々超越してるもんあの人
83:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/23 08:39:32 1/F5AZw7
極道兵器の連中なら旧神を目の前にしても
もっけの幸いと襲いかかるだろうしなあ……
SANチェックとか存在しない世界
84:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/23 21:45:42 h7iSxjso
ゲッターをはじめ石川作品って異世界等をまたにかける話が多いからクロスには困らんなぁ
85:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/23 22:29:21 4/ZbxgnC
住みよい星を作ろう 火星
名所その① 『ゲッター岩』
『ゲッター岩』は道しるべとして また恋人達の約束の場所として
そのドワオな外見とはうらはらに火星人に親しまれている
86:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/24 03:47:51 p4rVbaan
ゲッターアークで、ゲッターは遠い未来で忘れ去られたって言ってたじゃん?
あれってなんでかね
87:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/24 08:41:33 Y6YdU2JB
ゲッター関連の騒動がアーク以降に超長期に渡っておさまり
ゲッターエネルギーよりも安定して効率の良いエネルギーが開発され
人類はかつてない発展をおこなって外宇宙へ進出したんだろう
88:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/24 12:06:54 rpgfCEZR
>>86
忘れ去られているのは地球圏じゃなかったけ?
まあ、数百年もたったら兵器の名前は忘れさられるだろうし。
89:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/24 16:53:24 cKAovvCi
少し質問していいかな?
ここってゲッター同士のクロスはOKなのか?
どちらかというとIFものっぽい感じになりそうなんだけど。
>>86
カムイがバグで人類に反抗しない、本来の時間軸ではゲッターロボの仮想敵が長い間現れなかったんじゃないか?
それがアンドロメダと百鬼残党の時空超越のせいで改変されたんだろうけど。
90:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/24 17:46:29 ziMWw33s
良いに決まってる、存分にやって下さい
91:新ゲ×飛焔
09/03/24 19:12:06 cKAovvCi
んじゃ、19:20から投下するよー
飛焔側の人物がちょっと扱い悪いけど、楽しんで貰えたら幸いです
92:新ゲ×飛焔
09/03/24 19:20:21 cKAovvCi
ゲッター多重螺旋(新ゲッター×飛焔)
超時代/超宇宙/超次元的―新たなる世界の始まりを告げる、おぞましき鋼の獣たち。
狂気と進化の交じり合う、宇宙の果てという終わりへ向けて走り続ける、<進化の意志>の尖兵。
すなわち―無量大数に及ぶ“ゲッターロボ”の群れ、群れ、群れ。
果て無き増殖を続ける戦闘機械どもが、無数の宇宙に広がっていく。
喰い合い、滅ぼし、同化していき、その宇宙に終わりをもたらす絶対的殲滅者こそ、ゲッターだった。
多元に跨る軍勢の数は膨れ上がり続け、何時しか『皇帝』は己が生まれた宇宙を超えて存在し続ける悪夢となり。
数多の宇宙が、“ゲッター”によって侵され/犯され/冒されていた。
破壊されていく宇宙に住む数千億の生命が、壊れていく/輝きを放つ/同化されていく。
また幾つかの銀河系が消し飛び、恒星が一瞬で破裂し、絶大なエネルギーを放ちながら、滅んでゆく。
嗚呼、嗚呼、嗚呼―これぞ、進化の叙事詩なり。我らは<進化の意志>の軍勢であり……
――滅び行く現世を救う“救世主(メシア)”だ。
刹那、馬鹿げた量の進化因子を含んだ緑光―光の大戦斧が超光速で迫り、数百機のロボが破裂する。
機械の内臓をぶちまけて炸裂するゲッターの尖兵たちは、己の死すら理解せずに消えていった。
いまだ、拡大を続ける軍勢『ゲッター艦隊』の旗艦、太陽を飲み込む超ド級機動兵器たる『皇帝』――“ゲッターエンペラー”が、それを捉える。
宇宙を喰い滅ぼす最強最悪のゲッターの乗り手は、底冷えするような瞳でそいつを見て笑う。
「来たな……遥か並行宇宙、次元の狭間より……時空(とき)を越えて!」
男の声は全宇宙に響き渡る声(ヴォイス)であり、エンペラーそのものである男こそ、超人類たる不死の存在だった。
なおも暴虐を続けるたった一体の“それ”は、別の時空で戦い続けたゲッターの成れの果て。
虚空より現れ、すべてを引き裂く斧を振るいて、艦隊を沈めていく巨人もまた“ゲッターロボ”なのだ。
真紅の装甲/緋色のマント/鋭角的パーツで構成された頭部=かつて開発されたどのゲッターにも似ていながら、何処か異なる異形。
男が感じるその存在の形質は、ひどく、ひどく―自分に似ていた。だから男は笑いながら、そいつに告げた。
――さて、やり合おうじゃないか―“流竜馬”!!
『うるせぇぇぇ! これだけの宇宙を食い潰すだと? ふざけるなァァァ!!』
ゲッター線を通じて互いを認識し合う、同一存在たる二人の男=二人の流竜馬が、吼えた。
片やすべてのゲッターを統べるゲッターエンペラー、片やゲッターでありながらゲッターを否定する異形のゲッターロボ。
すなわち、相反する存在同士の対峙であり、宇宙を揺るがすほどのおぞましい闘争―太陽そのものの大きさである『皇帝』に対し、
反逆の巨人はあまりに小さく、せいぜい50メートルほどだ。にも関わらず、互いの力量は拮抗しており、無限の並行宇宙を舞台に争い続ける。
エンペラーが放出したエネルギー量=無限熱量は天地開闢に勝る絶望。周囲の宇宙空間を丸ごと崩壊させるそれを、ゲッターロボは時空転移で辛うじて避けた。
ゲッターのコクピット内において、竜馬は牙を剥いてエンペラーを睨む。
『糞が! ゲッタァァァ――ビィィ――ム!!』
ちっぽけな巨人が吐き出した緑色の光。その閃光は空間構成を不安定化させ、超重力の壁に守られたエンペラーに向けて突進、
進路上のあらゆる概念構成と同化することで、ありとあらゆる認識範囲から隔絶した一撃を叩き込んでいた。
93:新ゲ×飛焔
09/03/24 19:21:39 cKAovvCi
だがしかし、ありとあらゆる兵器を取り込む絶対防御―ゲッター線の持つ同化概念―は貪欲にそれを取り込み、エンペラーの巨体は揺るがぬ。
超克すべき存在と互いを認識した二機の超宇宙的加速によって、次元の壁は容易く撓み、歪み、螺子くれ、光や時間は意味を無くして消え去る暗黒の空間。
<進化の意志>に祝福されし巨人は、音もなく駆ける。
――お前の攻撃は無意味だ。すべてのゲッターは俺に帰結するのだから。
『へっ、やってみなきゃわからねぇだろ!』
竜馬にとってこの時空を超えた戦いは、すでに己の天命と受け取るしかない状況であった。
帰るべき故郷もクレーターに変わった地獄の戦いの後、竜馬に残されたのは『戦う』か『逃げる』かの二つだけだった。
彼の生き方において重要だったのは、消して挫けないことであり―闘志を燃やし続けた先こそ、この永劫に続く争いの世界なのだ。
だから。
『お前なんざに負けられるかってんだ!』
――愚かだな。並行世界の流竜馬! いや、俺自身よ!
『うるせえ! テメエが俺でも関係ない! 俺は、テメエらが気に入らないだけだからなァ!』
エンペラーの外殻装甲の極一部が変じた砲身=ゲッタービームの照射と、星を切り裂く大戦斧の衝突。
何度目になるかわからない激突の果て―時空湾曲を引き起こすほどの空間振動を以って、戦いの幕は閉じた。
次元の穴に吸い込まれていく、『反逆者のゲッター』。勝者も敗者も無く、ただ暗黒の虚空に、ゲッターエンペラーは存在していた。
争いの運命の中……虚空を仰ぎ見る。
■■■
遠くにそそり立つ、塔(タワー)のような巨大な植物の幹。それが、絶望を告げるように。
走れ、走れ、走れ。足を止めてはいけない。あいつらに捕まったら、身体から養分を抜かれて殺される。
いいや、殺されるなんて“人間らしい”死に方は出来ないだろう。植物の化け物に、肥料にされて取り込まれるのだ。
彼の友人や、母親のように。種を埋め込まれれば、この街を壊滅させた化け物の仲間入りだ。
“彼の父のように”。
自我も無くして、苗床になる人間を襲う食人植物の一部になる―まったく、ぞっとしない話だった。
だから彼の味方はもういない。みんな食われて消え去った。頼りになるのは自分と、自分が作った火炎放射器だけだ。
ああ、くそ、まったく―ろくでもないな、この状況は。だから、竜牙剣(りゅうが つるぎ)に出来るのは、せいぜい苦笑しながら火炎放射器を構えることだけだった。
十代半ばの少年である彼の肉体は頑強そのもので、眼光は異常なまでに鋭く、ぎらついた獣に似ていると言っていい。
94:新ゲ×飛焔
09/03/24 19:22:33 cKAovvCi
瓦礫の山が続く廃墟の街並み。そのあちこちから顔を覗かせるのは、数十メートルはある巨大な植物である。
ひまわりの花のような先端部には、悪趣味なことに無数の眼球が存在しており、周囲の動物を取り込もうとそのセンサーに似た目を光らせている。
そいつの動物的な眼球が剣を捉えた刹那、廃墟の壁をぶち破って五本ほどの触手が彼に迫る。ほとんど亜音速のスピード。
ざんばらの黒髪を揺らして、剣は笑った。
トリガーを引く。
「舐めんなぁ!」
ボウ、と炎が火炎放射器から噴出し、一瞬で触手を構成する筋繊維を燃やし尽くした。
ちりちりと焼け焦げていく触手の成れの果てを踏みつけると、剣はそのまま風のように走り去った。
こんな状況で貴重な燃料を使用したのは痛い。次に燃料が補給できそうな場所が見つかるのは、何時になるやら見当もつかない。
触手が襲ってくる気配も無かったので、とりあえず剣は廃墟の陰に隠れた。今夜の寝床を見つけるのも一苦労だ、こうなってしまっては。
さて、あの化け物の目に見つからない場所は無いかな―そう思いながら火炎放射を抱えて空を見上げると、ひどく不吉な色が見えた。
成層圏で燃えるナニカ―徐々にスピードを上げて落下していくもの。
「なんだ、ありゃ?」
そいつは、遠くのほうに落下していくように見えて
突如として落下角度を変えた。
具体的には竜牙剣の今いる街=D市に向けて、物理法則を超越したUFOじみた機動で飛んだのだ。
あまりにも桁違いの大きさである。50メートルはある巨大な人型なのだと剣の直感が告げたときには、亜光速に迫る勢いでそいつは着地した。
植物獣が根を張る地面と、圧倒的な衝撃波によって廃墟の街並みは一瞬で吹き飛び、爆音と砕け散った構造物の破片が宙を嵐のように舞う。
それは大地に深く根を張る怪物も例外ではなく、宙に放り出された後に“それ”が放つ高濃度のゲッター線によって消滅。
当然植物獣そのものが衝撃波で大きくダメージを受けており、悲鳴のような甲高い咆哮が響き渡った。
PIGYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!
街の中央にタワーのように聳える植物獣の本体が、無数の根っ子と触手を引き千切られる痛みに絶叫した。
硬い殻に覆われていた天辺が大きく花開き、内部から人間の顔に似たグロテスクな物体が現れている。
爆風で派手に吹き飛ばされた少年が顔を上げると、街の風景は一変していた。廃墟の街並みは崩れ去っていて、巨人が着陸した跡には巨大なクレーターが穿たれており、
そのアリ地獄のような深いすり鉢状の空間には何もかもが飲み込まれている。街の残骸、ガラクタ、植物獣の一部……ひどく嫌な光景だ。
そして。
竜牙剣は驚いたように顔を歪めて、乾いた唇が吐き出すざらついた言葉を聞いた。
95:新ゲ×飛焔
09/03/24 19:23:38 cKAovvCi
「……ゲッター……ロボ?」
そうだ、こいつは歴史の授業で見たことがある。かつて人類に絶滅戦争を仕掛けた異種族、ハチュウ人類の国家=恐竜帝国。
その尖兵たちを薙ぎ払い、人類を勝利に導いた人造の巨人=ロボット兵器―“ゲッターロボ”。
授業の記録映像で見た如何なるゲッターにも似ていない、不気味なほど雄雄しく神々しい鋼鉄の人型。
重力制御なのだろうか、その巨体に似合わない俊敏な動作で立ち上がった赤の戦神は、次の瞬間、振り返って剣を“見た”。
巨体に積まれているであろう、ゲッター炉心からは緑色の光が溢れ出し、鋭い菱形のツインアイはただ何も言わずに剣を一瞥。
真っ赤なマントを羽織った異形の巨人は肩から大きな鉄球を射出、質量保存の法則をあっさりと打ち破って、鉄球から長大な柄と重厚な刃が飛び出す。
馬鹿でかい戦斧を形作る鉄球の威容―その大きさは40メートルをゆうに超えるほどである。
『ゲッタァ―トゥォマホォォォク!!』
トマホーク(投げ斧)と呼ぶにはあまりにも巨大な武器を、その真紅の巨人は軽々と振り回し、背後から伸びていた触手の束を引き裂く。
触手どもがドボドボと血飛沫を噴き、抉られ蹂躙された都市の成れの果てをその体液で染め上げる。
GYOGYEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
この世のものとは思えない、耳障りな咆哮を響かせる食人植物の王は、ついに自ら触手を山のように射出して、四方八方からゲッターに襲い掛かる。
竜牙剣の父親だったモノ―異形の怪物へと変じたかつての人間が、グロテスクな頭部も露にゲッターロボを飲み込もうと口を開き
『温ぃいんだよ!』
一瞬で全天を覆い尽くしていた触手の群れはバラバラに砕け散り、ゲッタートマホークの切っ先が、植物獣の本体=巨大な人面を綺麗に寸断していた。
斜めに切断されてなお、無数の眼球を動かし触手を操って抵抗しようとする、植物獣本体―それを左足で踏みつけると、ゲッターは腹の装甲をスライドさせ、
凶悪なフェイスで睨みつけながら、トドメの一撃を放つべくエネルギーをチャージングし
植物獣が、僅かに呻いた。
TU……RUGI……!
「親父ぃぃぃぃぃぃぃ!!」
『ゲッタァ――ビィィィィムッッ!!』
閃光が、跡形も無く―D市ごと―植物獣を消滅させた。
96:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/24 19:24:25 H4e/JpdP
>>89
真ゲッターを超えるゲッターを作れる人材がいなかったからかもしれない
97:新ゲ×飛焔
09/03/24 19:25:15 cKAovvCi
剣が呆然とゲッターロボを見上げていると、天に穿たれた巨大な虹色の穴に、ゲッターロボが吸い込まれていく。
まるで最初から、異形の巨人などいなかったと言わんばかりに。緋色のマントを揺らし、その巨躯が消える瞬間。
万華鏡のような無数の空間の割れ目より、幾度と無く/無限に連なる/虚無へと至る戦いが垣間見えた。
空間を支配する民がいた。
空間を支配する異形がいた。
すべてを取り込む魔獣がいた。
全次元を侵略する絶望的な脅威があった。
「ああああああああああああああああああ―――!!!」
脳がオーバーヒートしてしまう、人知を超えた争いの時空。
故に少年は気を失い、意識を夢の彼方へ漂わせた。
■■■
竜牙剣が早乙女研究所に保護されるのは、それから数時間後のことだった。
彼がゲッターの乗り手となる前の、ささやかな物語は、これで終わりである。
あとがき
ゲッターロボ飛焔の主人公、竜牙 剣の目の前に現れたのが、もしも別世界のゲッター(異世界で戦い続ける新ゲ竜馬)だったら、というお話。
竜牙 剣の出番がほとんどなく、巻き込まれる側なのは、ちょっとした実験です。ゲッターでこういう話は私が書いたことが無いので。
短編ですが、以上でした。
98:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/24 19:32:14 H4e/JpdP
割り込んでスマンかった
素晴らしく乙です。
99:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/24 19:36:07 ziMWw33s
乙、良かったぜ
それにしても竜馬vs竜馬とは興味深い話だな、新の竜馬からするとゲッター線に取り込まれたサーガの竜馬は「弱い奴」と映るのだろうか
100:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/24 21:08:35 RWHe8R2f
DASHのゲッターも平行世界か
あっちのがエンペラーとは戦いそうだな
101:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/24 21:35:01 rpgfCEZR
GJ 貴重な飛焔SSですね。
>>99
新竜馬は頼光に「犠牲の上に成り立つ~は嫌」とか言ってたからな
102:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/24 21:51:32 OgPfNOZT
乙!飛焔好きなんでうれしいぜ
103:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/25 12:57:28 VvFJjmcq
こんなにも悪役が似合う主人公機って斬新だな<ゲッターエンペラー
104:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/25 13:25:35 ZIu51zqU
パイロットの竜馬はむしろ石川主人公の中じゃ狂気度は少ないほうなのにな
慎一とかヤクザとかに比べれば
105:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/25 20:11:54 TVUTdK+/
セイントデビルのユンクなんて見た目ザコだもんな
106:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/26 04:10:13 t7Q8VeGD
大決戦2出ないかなぁ……
ネオゲ、新ゲ、アーク、飛焔、ダッシュを新規参戦させて可能なら他石川作品も
107:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/26 12:41:41 4x91K980
飛焔の新刊読んだが、見事に虚無ったな。
たとえ掲載紙がもう少し生きてても最後の化け物がちょっとだけ正体がわかる程度だったんだろうな。
ところで、飛焔の進化形体でカオシックルーンを思い出したのおれだけ?
108:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/26 18:07:50 Ub4i70DG
DASH、どこかの雑誌で拾ってくれないかな―
出来ればアワーズ
109:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/27 13:25:19 bmu2fNX1
涼宮ハルヒが超憂鬱
ハルヒ「ただの人間には興味がありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら私のところに来なさい!」
竜馬「ククク、面白いじゃねえか。ゲッター乗りに な ら な い か」
慎一「ふんっ、獣人ならここにいるぜ」
弥勒「お前も空間を半支配できるようだな……」
将造「けったいな女じゃ! わしゃ改造人間だがどうだ」
ハルヒ(さすがの私もこいつらは引くわ…………('A` ))
110:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/27 13:33:31 H+lshp6G
宇宙人、未来人、異世界人、超能力者って全部ゲッターの敵じゃん
111:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/27 15:03:31 QUMbWk20
慎一はいい子だったんです、昔は
112:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/27 20:56:55 imFPyTEp
テイルズ
ゲッター線満つるところに我はあり
虚無の門開くところに汝あり
出でよ 虚無の雷! ゲッタービーム!!
113:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/27 21:27:13 +C7XX1Xq
>>112
呪文詠唱モノに感じられる
厨二病的イタさがあまり感じられない…!
普通にカッコイイと思えてしまうw
不思議だ…
114:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/27 21:44:05 U8KSvNpu
SOS団が校舎を占拠
ハルヒの校舎として怖れられる
そして無理矢理ジャガー号に乗せられるみくる
115:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/27 23:34:46 m1NEb9p7
常にがんばれムサシのようなテンションで進みそうだなそれはw
116:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/28 00:51:46 9+o9mIFk
むしろ、みくるはゲッターを見たらどう思うんだろ。
「ああ、この世界の神様(ゲッター)は目覚めてないのか」だとやばいし。
「げったー? ああ、大昔の兵器ね」だと、まだアンドロに攻め込まれてない時期だろうし。
そもそも作品が違うし、過去の改変の重さが違うし。
117:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/28 00:55:27 6wNiycsh
>>112
>>113
淡々と事実を語っているように感じるからだと思われる
118:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/28 08:47:38 eVGf2RO4
ゲッターエンペラーを厨二病的に説明したい
119:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/28 10:54:51 J2p2B4CS
破壊神の異名を持ち進化を自在に操る暴虐なる虚無戦艦
120:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/28 12:11:21 9+o9mIFk
>>119
やっぱり、説明文になるな。厨二病ぽっさて
幻想殺し(イマジンブレイカー)
一方通行(アクセラレータ)
神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの(SYSTEM)
風紀委員(ジャッジメント)
約束された勝利の剣(エクスカリバー)
刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)
とか無茶苦茶な読み方をすれば出るのか?
121:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/28 13:49:21 1ncvN6oS
「破滅に抗う進化の意思(ゲッター)の依代(ゲッターロボ)」
でどうだろう。
あとは、
「世界を侵す邪心(ドグラ)」とか、
「宇宙を喰らう虚無なる神(ラ=グース)」とか。
いまいち捻りが足りないが。
「十三使徒」や「神の軍団」はとてもシンプルだが、文章によっては厨二っぽくなるな。
122:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/28 14:28:08 eVGf2RO4
あとラ=グースを説明するのも厨二っぽくなりそう
123:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/28 16:59:22 0Tgh86cN
>>121を見て改めてゲッター(というか石川作品主人公大半)は『破滅に抗う為の』破壊の化身なんだなと思った
ても破壊じゃスケールが小さすぎる気もする……やっぱ主人公組も破滅そのものなんだろうな
上手く言い表せられんのは勘弁してくれ
124:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/29 01:22:09 sxtHy7dN
「宇宙侵す機械神(ゲッターエンペラー)」
「虚無にたゆたう者(ラ=グース)」
でいいじゃないか
あ、でも下は時天空っぽいな
125:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/29 01:59:00 99XKuUwh
読み返して思ったんだけど、ゲッターって境界線みたいだなって思った
殺し、吸収同化することでより純粋な命にしてゲッターのその先へと促しているんではないだろうか
侵略、滅ぼすってのはどう見ても悪だけれど、そういった感情を抜いてもっと大きな、気の遠くなるほど大きな目で大局を見なくてはならないのかもしれない
126:激突!! ゲッター対ガイアー 第九話
09/03/29 05:39:41 Ka08qcGl
随分と間が空いてしまいましたが、久方ぶりに投下します
127:激突!! ゲッター対ガイアー 第九話①
09/03/29 05:43:59 Ka08qcGl
―拓馬達が日本を飛び出してから、丸一日。
岩倉は日本の巡洋艦の甲板にあって、黒煙を噴き上げる隆起島を、じりじりと睨み続けていた。
ゲッターがエジプトへ向けて飛び立った直後から、自衛隊は秋の島新島の調査へと乗り出していた。
マーズの目覚めた同地を探る事で、未知なる六神体に対抗する術を得る事が出来るかも知れないと言う
岩倉の提案を受ける形での派遣であった。
だが……
「やはり、調査は難航しているようですね」
「ウム……」
岩倉の問い掛けに、指令の男が苦い顔で応じる。
今回の派兵に、常ならぬ使命感を持って挑んでいる彼らだったが、
タイミングの悪い事に、ここにきて秋の島近辺の海底火山が、再び活動を活発にしていた。
度々鳴動する自然の脅威を前に、調査は難航し
島内の捜索はおろか、まともに島内に留まる事すら困難な状況となっていた。
「ともあれ、現状ではこのまま待機しておくしかありませんな
火山の活動が沈静化するのを待って、第二陣を派遣するとしましょう」
「その、次回の捜索に、僕も加えてはもらえませんか?」
「えっ?」
司令が思わず聞き返す。
いずれ岩倉がその言葉を口にするであろう事は、彼にも予想が付いていたものの
現在の島の状態を考えれば、民間人である彼を上陸させる事はためらわれた。
「いや…… 危険すぎます。
島内は、いまだに隆起が続いているし、
火口付近は、素人がまともに近づける状態ではありません」
「ですが、こうしている間にも、エジプトでは戦端が開かれているかもしれないのです。
早いところ、監視者達に対抗する術を見つけなければ、全てが手遅れになるかもしれません」
「…………」
「お願いします!
マーズの第一発見者は僕です。
彼の居た正確な位置を分かるのは、この僕しかいません」
岩倉の熱心な懇願に、指令がひとつため息をつく。
地球の、ひいては友人の運命を背負う岩倉の熱意を、元より止められる筈も無かった。
「……分かりました、でも、決して無茶だけはしないで下さいよ」
「ハイ!」
・
・
・
128:激突!! ゲッター対ガイアー 第九話②
09/03/29 05:45:27 Ka08qcGl
「成程、確かに随分と周囲の景色も違うな」
未だ地鳴りの止まぬ大地に降り立った岩倉が、ゆっくりと周囲を見渡す。
吹き上がる黒煙と凝り固まった溶岩が凹凸を成し、平時とは異なる緊張感を一同にもたらす。
後から降りた自衛隊の隊員が、おっかなびっくりに岩倉に語りかける。
「岩倉さんは、こんな危険な状態の島を取材していたのですか?」
「いや、そうじゃないよ
この間は火山も活動を休止していたし、島だってもっと……」
そこまで言ったところで、はっ、と何事かに気付いた風の岩倉が、突然駆けだした。
「い、岩倉さん!? 危険ですよ!」
「そうだ、どうりで周りの風景が違うはずだ!
島全体が隆起しているんだから、マーズと出会ったのは、もっと火口付近だったはずだ」
未だ島全体が断続的に鳴動する中、隊員達の止めるのも聞かずに、岩倉が頂上へと登っていく。
やがて、彼の眼前に、見覚えのある風景が広がってきた。
「やはりだ、間違いない
マーズが居たのは、確かにこの辺りだった」
「岩倉さん、引き返して下さい! 辺りの様子が変です」
「何だって? ……うっ!?」
突如として一行を襲った強烈な地鳴りに、岩倉が驚きの声を漏らす。
直後、轟音とともに、赤々と灼けたマグマが、火口より勢い良く吹き出した。
恐慌をきたす一行の頭上目掛け、大小さまざまな岩石が降り注ぐ。
「だ、ダメだッ! 退避だ!」
「岩倉さん! 早く戻ってください」
「くっ、せっかく手がかりを得たって時に」
灼熱の火山弾を避けつつ、岩倉が火口から駆け降りようとする。
だが、繰り返す大揺れと不安定な足場に阻まれ、まともに動く事すらままならない。
意を決し、前方の大きな岩盤に跳び移った瞬間、ズンッ、という一際大きな縦揺れが岩倉を襲った。
「う、うわあぁぁ―!!」
「い、岩倉さん!?」
地震の衝撃で足もとの岩盤が大きく崩れ、バランスを失った岩倉が深い亀裂の底へと転落する。
咄嗟に駆け寄ろうとした隊員達の頭上に、岩石が容赦なく降り注ぐ。
「くそ、仕方ない
火山の活動が沈静化するまで、ひとまず退避だ!」
隊長の言葉に、隊員達は後ろ髪を引かれる思いをこらえ撤退を始める。
この時点で、誰もが口にこそ出さなかったものの、岩倉の生存は絶望的なものと考えられた。
・
・
・
129:激突!! ゲッター対ガイアー 第九話③
09/03/29 05:46:46 Ka08qcGl
「……むぅ」
どれ程の間、気を失っていたのか。
頭をひとつ振って、岩倉がゆっくりと上体を起こした。
「ここは……?」
岩倉の眼前に広がっていたのは、天然の隆起島には似つかわしくない乳白色の内壁に
正方形に区画化されたタイルの床、
そして、コンピュータと思しき巨大な機械が立ち並ぶ、秘密基地のような一室。
「これは! 間違いない、ここだ
ここにマーズがセットされていたんだ!」
ゆっくりと身を起こし、辺りを見回す。
程なく、大小の岩石が散らばる床と、長方形の溝が入った壁が目に映った。
「どうやら、ここから飛び込んできたようだな
岩盤の奥にこんな空間が広がっていたなんて」
扉とおぼしきその外壁を、様々に押し引きしてみるが、壁はビクともしない。
そもそもが降り注ぐ岩石をシャットダウンするほどの隔壁である。
正しい開け方が分からなければ、人力ではどうしようもなかった。
「やれやれ、助かったは良いが、これでは閉じ込められたも同然だな」
「……なんだ、騒がしいと思ったら、もう目を覚ましていたのか」
「―!?」
後方からの慮外の問いかけに、岩倉が思わず振り返る。
咄嗟に言葉を返そうとした彼であったが、
相手の顔を見た途端、ただパクパクと口を動かすことしか出来なくなった。
「あっ、あ……」
「こんな危険な状態の島に取材か? 新聞記者の岩倉さん
いや、こんな危険な状態だからこそ、か」
おそらくは、岩倉が気絶しているうちに抜き取ったのであろう名刺を、
片手でひらひらさせながら、ゆっくりと男が近付いてくる。
だが、今の岩倉には、男の言葉は耳に入らない、何故なら……、
130:激突!! ゲッター対ガイアー 第九話④
09/03/29 05:47:53 Ka08qcGl
「ト、ト、トカゲ……」
「…………」
トカゲ呼ばわりされた男は、既に辟易した風に大きくため息をつくと、
ぬぅ、と岩倉の眼前へと顔を寄せた。
「ひ、ひィ!」
「やれやれ、あるいは、この島の関係者かと思って介抱したものの
なんだ、本当にただの職務熱心な記者だったか……」
「か、関係者……?」
「……チッ!」
緑顔の男は一つ舌打ちすると、興味を失った風にくるりと背を向けた。
過ぎ行く男の後姿を、岩倉はしばし、呆然と見送っていたが、
やがて、かつての拓馬達の言葉を思い出し、いそいそと男の後を追った。
(―で、俺達にはもう一人仲間がいたんだが、ここに来る途中ではぐれちまったのさ)
(岩倉さんも、もしそいつと会っても、迂闊にハ虫類呼ばわりしちゃいけねぇぜ
アイツがキレたら、それこそ血祭りどころじゃすまないからよ)
部屋の奥には、人一人が横たわれるほどのカプセルがあった。
(マーズの眠っていた部屋だ……!)
岩倉が思わず息を呑む。
一方、件の男は岩倉を顧みもしない。
カプセルに腰を下ろし、機械じみたヘッドギアを被って、
移り変わる大型モニターの映像を、ただ黙々と追い続けていた。
(今の映像は……、タイタン!
あのヘッドギアは、本来はマーズが使うはずだった、学習装置という事なのか?)
「……まだ、俺に用があるのか」
男のぶっきらぼうな物言いに、岩倉の思考が現実へと引き戻される。
岩倉はためらいつつも、やがて、意を決して口を開いた。
「……カムイ君、なのか?」
「何……!」
岩倉の問いかけに、男が始めて意外そうな驚きの声を上げて振り向いた。
数瞬の沈黙の後、赤みがかった瞳で、まじまじと岩倉を見つめながら、男が口を開いた。
「岩倉……、アンタ、もしかして拓馬たちを知っているのか?」
「やはり、君がカムイ君だったのか……」
・
・
・
131:激突!! ゲッター対ガイアー 第九話⑤
09/03/29 05:49:12 Ka08qcGl
秋の島新島にて、岩倉とカムイが邂逅を果たしていた頃、
拓馬達はエジプトの地で、惨劇の跡を目の当たりにしていた。
「……これを、六神体がやったってのか」
「一体一体が大陸一つを吹っ飛ばすほどの能力を持つロボット、だったな
この間のダルマ野郎は吹雪、そして今度のは……」
拓馬達の眼下に広がるのは、無残に焼け落ち、あるいは、蕩けて崩れた生活の跡。
見通しの良くなった街並みを分断するかのように、幅200メートルにも及ぶ巨大な溝が、地平の果てまで永遠と続く。
「運河が……、蒸発してやがる」
「クソッ! 何だってんだ
このままじゃあ、本当にエジプト全土が焼き尽くされちまうぜ!」
ガン、と、拓馬が手元の計器を叩く。
ゲッターアークの超音速巡航により、二時間足らずでエジプト上空へと到達した二人であったが、
土地勘の無さに加え、敵の凶悪なまでの破壊活動により、一切の情報を得ることが出来ず、
敵の足取りを掴めぬままに、丸一日が経過していた。
「落ち着け、拓馬
このまま敵の破壊活動の跡を追っていけば、いずれは……」
その時、突如として響いてきたノイズが、獏の言葉を遮った。
即座にふたりは会話をやめ、無線の内容へと集中する。
コックピットに満ちる言葉は、日本語ではなかった、が、背後の爆音とけたたましい会話、
そして何より、その意味も分からぬ言葉より伝わる必死さが、彼らの置かれた状況を如実に語っていた。
「拓馬! どうやら向こうでドンパチやってるみたいだぜ!」
「分かっているさ、行くぜッ! アーク」
無線の発信源へ向け、アークが疾風となる。
やがて、上空から見下ろした広大な砂漠に、鉄隗が転々と姿を見せる。
現況へと近付くほどに、鉄隗は数を増し、赤々と灼けた生々しい姿へと変わっていく。
「戦車が、熔けてやがるのか……、近いぞ!」
「た、拓馬! アレを見ろ」
「!?」
開けた砂丘の先、二人の眼前に、巨大な砂嵐が近付いてくる。
「間違いねぇ! 無線の発信源はあの中心だ」
「出迎えの準備は万端ってか
乗ってやるさ! ゲッタートマホークッ!」
両肩から飛び出した大斧の柄尻をドッキングさせ、頭上でブンブンと旋回させる。
機体に満ちたエネルギーにより、双刀諸刃の戦斧が変形を始め、
ジャキリと構え直した時には、長柄の斧槍へと変貌を遂げていた。
「行ッけええぇぇェェ――ッ」
斧槍の無骨な刃で暴風を二つに切り裂きながら、アークが漆黒の竜巻の中心へと飛び込んだ。
132:激突!! ゲッター対ガイアー 第九話⑥
09/03/29 05:50:04 Ka08qcGl
・
・
・
「オオッ!」
拓馬が叫ぶ。
黒旋風の中枢にいたのは、まさに見紛う事なきスフィンクスそのものであった。
全長はゆうに70メートルはあろうかという、人頭四足のモンスター。
だが、その外見は拓馬の知る、岩石を積み上げただけの旧世代の遺物ではない。
滑らかな曲線を描く、堅牢そうな漆黒の金属で全身を包んだ、
まさしく【西方の守護者】を体現するかのような威容を誇る、鋼の魔獣であった。
『フッフッフ、来たな、ゲッターロボ』
スフィンクスの瞳が真紅に瞬き、内部より男の重低音が響く。
ヘン、と拓馬が鼻先をこする。
「ダルマ野郎に続いて文化遺産が相手とはな、趣味が悪いぜ六神体
お次は大仏でも出て来るんじゃぁねぇだろうな?」
『フン、威勢だけは良いようだが、お前は次の事を考える必要は無い
どうせ貴様らは、この地で果てるのだからな!
……時にマーズは、ガイアーはどうした?』
「お前らごときじゃあ役者不足だとよ!
それこそお前が心配する事じゃあねぇさ!」
拓馬の威勢の良い啖呵を、サングラスの監視者はスフィンクスの中で聞いていたが、
一瞬の沈黙の後、ニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
『……そうか、どうやらウラヌスのじいさまは、十分な仕事をしてくれたようだな』
「何だと!?」
『フフ、このスフィンクスは、火力こそ六神体随一だが、巡航能力に少々難があってな
はじめから北アフリカでひと暴れして、貴様達をおびき寄せる腹積もりだったというワケだ』
「…………」
『貴様らをうまい具合に分断させることが出来ようとは、まさにもっけの幸い
今頃は他の四つの神体が、日本を目指して動き出している事だろうよ』
「フン、ベラベラうるせえぞ、人面犬が
戦力分断が目的だって言うんならよォ……」
言いながら、拓馬が迷いもせずに手元のレバーを倒す。
「テメェを瞬殺して、日本にトンボ返りするまでだッ!」
133:激突!! ゲッター対ガイアー 第九話⑦
09/03/29 05:51:22 Ka08qcGl
直後、アークの頭部から一条の閃光がドシュゥと飛び出し、戦いのゴングを鳴らす。
近距離から不意打ちで放たれたゲッタービーム、対手に避ける余裕は無いように見えた。
……が、
「何ッ!」
炸裂直前で、漆黒のボディが蜃気楼の如く掻き消え、目標を失った光が空しく彼方へと消えた。
「消えた、だと…… ぐっ!?」
「拓馬! 後ろだッ!?」
「くそっ!」
予期せぬ後方からの体当たりに弾かれ、アークがかろうじて体勢を立て直す。
振り向いたその先には、確かに先刻まで前方にいた筈の、スフィンクスの姿があった。
『危ない危ない、いきなりの不意打ちとは、えげつない事をしてくれる』
後方から現れたスフィンクスが言う。
『なるほど、ラーの奴が警戒するワケだな』
右方向から現れた二体目のスフィンクスが言う。
『だが、その程度の不意打ちで、六神体を欺けはせんよ』
右方向から現れた三体目のスフィンクスが言う。
『さてゲッターよ、貴様にこのスフィンクスのエニグマが解けるかな!』
さらに後方、先ほど消えたはずのスフィンクスが現れると、
それを契機に、四体のスフィンクスの体が輝きを放ち始めた。
目も開けていられないような輝きの中、アークを包む周囲の熱が急上昇していく。
「くっ、こ、これが、街を焼き払った力の正体か!」
「や、やべぇぞ拓馬、このままじゃ……」
急激な放熱の効果は、外装よりも先に内部を襲った。
コックピット内部が熱波に包まれ、直ちに蒸し風呂状態と化し、尚も温度上昇は止まらない。
『このスフィンクスの放つ高熱は六千度、実に太陽の表面温度に等しい!
さあ、このまま地獄の業火に灼き尽くされるがいいッ! ゲッターよッ!!』
・
・
・
134:激突!! ゲッター対ガイアー 第九話⑧
09/03/29 05:52:53 Ka08qcGl
―同時刻、東京。
朝焼けの彼方より飛来した、強大な乱入者の姿がひとつ、郊外の病院の静寂を破る。
その招かれざる客のため、先日の事件から、現場に詰め掛けていた自衛隊員たちも、慌しく動き出した。
周囲を軍用ヘリに取り囲まれながらも、その機体の動きは一切の淀みを見せない。
どのような構造をしているのか、後光を背に受け、直立不動、祈るような姿勢で飛び続けるその姿は、
見る者に、ある種の神々しさすら感じさせた。
「パパ、あのロボットは、一体……」
「うむ……、まさか、あれがマーズ君の言う、六神体なのか?」
窓の先に映る乱入者の姿を、不安げに春美が見つめる。
自衛隊の護衛があるとはいえ、六神体の前では、現在のマーズは無防備に等しい。
今、病院が攻撃を受けたなら、地球は一巻の終わりであった。
「大丈夫、あれは、僕達の敵ではありません」
「― マーズ!?」
思わず春美が驚きの声を上げる。
いつの間にか室内には、先日重症を負って昏倒していたはずの、マーズの姿があった。
ゆっくりと、ふらつく足取りで、マーズが窓際へと近付く。
未だ体力が回復していないのは、傍目にも明白であった。
「マーズ君、今はまだ安静にしていなさい」
「そうよ、マーズ、無茶はしないで」
「いえ、そうも言っていられませんから……
ようし、こっちだ、ガイアー!」
主の指令を感じ取り、乱入者・ガイアーが、ゆっくりと病室に近付いてくる。
三人の眼前に、貝や藤壺に覆われた不気味な外装が迫る。
135:激突!! ゲッター対ガイアー 第九話⑨
09/03/29 05:54:49 Ka08qcGl
「一体、どうしようって言うの、マーズ?
……あなた、まさかエジプトへ!?」
「だ、駄目だ!? 君が死ねば、地球は消滅するのだろう?
ムチャはよしなさい! マーズ!」
思わず取り乱す二人に、マーズは静かに首を振る。
「神体は、いまだ五体も残っています。
もし今ゲッターを、拓馬達を失えば、僕らの勝機は失われるでしょう。
それに、他の神体が僕の命を狙ってくる以上、いつまでもここに留まるわけにも行きません」
「でも、だからってそんな体で……!」
「それに……」
窓から身を乗り出しながらマーズが静かに呟く。
「……それに、僕にもケジメがあります。
本来、この世界とは無縁だった拓馬達ばかりに
この戦いを背負わせるわけにはいきませんよ」
「え……?」
思わず春美が聞き返した一瞬をつき、マーズがひらりと窓から飛び出し、
差し出されたガイアーの掌の上へと着地した。
「マーズ! 聞いていたのね、拓馬君の言葉を!」
マーズは答えない、ただ一度振り返り、穏やかな笑顔を少女へと向けた。
「マーズ……」
主人を懐に抱えた神体は、再び緩やかに上空へと舞い上がり、空の彼方へと消えていった……。
136:激突!! ゲッター対ガイアー
09/03/29 06:00:23 Ka08qcGl
以上、投下終了です。
仕事が忙しくて書く暇が無かった、と言うと言い訳も立つのですが
実際には、仕事が忙しい合間を縫ってアマガミをやっていたら
投下が大幅に遅れてしまいました。
ゲッター線濃度15倍の部屋で鍛えなおしてきます。
137:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/29 10:39:09 roR7Z0Vz
これは…乙トサイキック!
マーズ読みたくなって買いに行ったら一巻だけ置いてないんだもんなあ
138:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/29 12:12:34 aFLmxJ0S
GJ
そういえば、キミキスを石川風にした漫画があったな。
139:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/29 18:24:08 1fvBAUCi
ダーク・乙砲発射!
140:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/29 19:12:42 RA2oazbo
>>138
そんなゴムまりが胸についている男ばかりのギャルゲーは嫌すぎるwww
いや、全員がテレサとか真理阿とかドールとかゴールド・ラン(ただし全て連載当時の絵柄)だったらともかく……ねぇ。
141:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/29 19:58:03 3jJR114T
ドワ乙
綾波にゲッター線をあてるとモグ波に! ………なるわけないか。
142:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/30 00:57:26 nxZGZOiA
どんな作品でも日本が出てきて戦うやつなら無理矢理に虚無戦記とクロスできそうだよな
ギアスとかだとCの世界が馬頭竜のシステムの一部でスザクとか神楽耶あたりが阿邪羅王の血を受け継いでて~
みたいな感じで、ついでに極道が日本奪還を考えていたり、邪鬼王も眠っていたり、魔獣も租界をうろついてたり
そんな奴が見たい!!
143:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/30 01:00:54 dAxpK7tE
おまいさんはギアスに恨みでもあるのか?w
144:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/30 01:07:14 nxZGZOiA
>>143
いや、ギアスは好きだよ
自分で考えてみたんだけどさ、どうやっても最後はドワオな終わり方になっちゃうんだよね
あと、フリーダバグも絡めたい
145:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/30 01:16:22 dAxpK7tE
大体早乙女研究所だけでもヤバイのにその他もろもろの石川人達がいるんだから、そもそもの植民地化は起きないだろww
途中で出張ってきてもゲッター線の暴走による昇華エンドとか、人類全滅とか現状より悲惨になること請け合いですよ
兎にも角にも今以上に戦火は拡大し、死傷者は増え阿鼻叫喚の世界になることだろう
146:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/30 01:57:26 nxZGZOiA
ゲッターは暴走直後で、極道は戦ったけどさすがにナイトメア相手だと無理で、邪鬼王と魔獣は眠っている
その隙を突いてとか考えてた
ついでに中国大陸で絞龍がバグの起動させようとしててみたいな感じでね
で、ゲッターはネオゲッターが作られ、極道は極道兵器となり極道連合とともに反撃開始
邪鬼王と魔獣も目覚めるが、皇帝が阿邪羅王の血を研究開発しドグラを開放、ついでに魔界転生もしちゃって
最後は神の尖兵やらラ・グース細胞やら時天空の細胞やらが出てきてドワオ
こんなの絶対に書けないので諦めた
147:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/30 01:59:12 Ql0bd5a7
極道兵器なら、将造が傭兵で海外で戦ってるうちに日本占領され、ブリ相手に喧嘩を挑むために潜伏。
時期が来たと暴れ始め、それをカマキリが利用しようとして破天荒な将造のせいでハチャメチャなことに
そして、なぜ日本にサクラダイト? が多いのは馬頭竜の自己改造システムのせいであり。
馬頭竜の存在を知った将造が、無人島でラ・グースを呼んで世界を壊そうとする皇帝と戦うため
さすがに馬頭竜を動かすわけにいかずサスケが乗っていたメカで戦いを挑み
皇帝とマリアンヌをブラックホールで島ごと吹き飛ばし
新しい皇帝になったカマキリとその兄を天空要塞でまとめて爆殺して、
人口が数億人まで激減し荒廃した地球には敵がいないと
理解した将造はナビゲーターとして覚醒した扇を脅し
全人類を詰め込んだ馬頭竜を飛ばして、新たな天地(戦場)を目指す
……そして続く エンド
というほかの作品でもできそうな展開しか思いつかない。
148:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/30 18:30:37 f0bFXl5C
なんというカオス
149:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/30 23:40:11 ViziqPfi
ゲッターチームって涼しい顔して爬虫人類や鬼のケツを掘りそう。
150:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/31 00:04:08 czunpvRQ
誰も掘らなさそう。
竜馬はどの作品も、度が行き過ぎた熱血漢だけど、比較的常識あるし、のんけ。
隼人は後に婚約者ができる当たりのんけだろうし、そんなことより解剖や尋問(拷問)
ムサシはそんなことよりゲッターだろうし。
弁慶は子供好きらしいし。
ゴウはどう見てものんけ
ガイはメカ命
151:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/31 01:13:33 tC0s50G+
掘るっていってもケツに拳銃(敷島製)でズドンって感じだろうな
152:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/31 03:39:59 At0IG1JV
くそみそでそんなのあったな
ケツにズドン
153:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/31 14:11:12 Mx4NGuEZ
ゲッターはダイナミック系ではかなり腐人気があるほうなんだぞ
そりゃあグレンダイザーには負けるが
154:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/31 15:36:08 T3zl5w2K
鉄也スレではキラを輪姦していたような………>ゲッターチーム
そんなゲッタアッーチームはいやだアッー!!
155:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/31 15:37:54 9WFaoPny
お前らいっぺんゲッターに取り込まれて反省して来い
156:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/31 17:51:55 tC0s50G+
ゲッター線攻めってことですね
157:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/31 19:09:20 7ORD9fAr
ゲッター線×イデの陵辱物
158:名無しさん@お腹いっぱい。
09/03/31 21:42:00 9WFaoPny
みんなラ=グースの狂気にあてられて発狂してしまったようだな
159:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/01 01:43:26 aUWHzaCN
こんなのを描いちまったじゃねえか。
う~~~~目だ! 耳だ! 鼻だ!
今、裏切り者を粛清している俺は
隼人の校舎を陣取る、ボインちゃん好きの高校生
強いて違うところをあげるとすればテロリストということかな――
名前は神 隼人
そんなわけでマッドに目をつけられスカウトがやって来たのだ
ふと見ると
ふっと見るとに化け物に部下が惨殺されていた
うっ!いいトカゲ人間…
ハッ
何とか闘って、竜馬の協力もあり撃退た
俺の見ている目の前で でかい化け物が後者を壊し始めていた…
カリ
やら(共闘)ないか?…
そういえば最近妙な行方不明事件が多発していて
早乙女研究所はそのころから力を持ったことで有名だった
漏らすぐらいにビビってたに俺は変なヘルメットをつけられ
ホイホイとゲットマシンに乗っちゃたのだ
彼らーー
ちょっとキチ○イっぽい
早乙女研の所長とパイロットで
流竜馬、と名乗った。
トカゲとも戦い慣れているらしく
ゲットマシンを飛び出したなち、合体させて蹴散らしてしまった
よかったのかホイホイゲッターにかかわっちまって
俺らは女子供だって容赦なく食っちまう化け物と戦うんだぜ
160:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/01 01:45:34 aUWHzaCN
こんなこと初めてだけどいい…。
俺、こんな戦場を求めていたから……。
うれしいこと言ってくれるじゃないの。
それじゃあ恐竜帝国を倒すのにとことん戦わせてやるからな。
言葉どおり、凄まじい戦いだった。
ムサシはというとゲッターに乗れる快感に身を震わせて喜んでいた。
しかし、その時予期せぬ出来事が…。
うっ、竜馬…!
りょまが記憶喪失になった…
ん、もう、恐竜帝国が攻めてきた!?
ム、ムサシ…
一人で乗りやがった、むりなのにか?
そうだ、いいこと思いついた。
「兄弟。炉心を抉り出せ。」
えーっ!?道ずれですかぁ?
男は度胸。何でも試してみるものさ。
きっと、あいつらが遺志を継いでくれるさ。
ほら、遠慮しないで来ていいぜ。
ムサシはそう言うとゲッター線を撒き散らしながら、メカザウルスはゲッターに向かって駆け出していった。
自分の命を犠牲にするなんて、なんて勇敢なんだろう。
ムサシの残してくれた意志と新ゲッターを見ているうちに、きっと恐竜帝国を倒せる希望が…
それじゃ…ゴール行くぞ!
161:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/01 01:46:40 aUWHzaCN
や、やった、ゴールを追い詰めたぞ。
ああ…次は百鬼帝国だ
ううっ!でも強い…!
鬼はいままで戦ってきたどんな恐竜帝国よりも強い。
さらに古代からの敵
そして共闘
いいぞ…百鬼の野郎、うろたえてやがる…!
しっかり、ペダルを踏んで…
シャイン・スパーーーーークぅッッ!!」
くうっ!やったぞ…!
この戦いでおれは、テロでは味わえない絶頂感を俺にもたらした。
あまりに激しい戦いの数ヶ月後、真ゲッターの完成と同時に宇宙からの刺客との戦いで早乙女研はあっけなく果ててしまった。
十数年後
こここで死ぬくらいなら今死なせてやった方が親切ってやつだ。
どうした、ランドウの自爆ロボ!?
あまりに突然なことでゴウたちがアラスカに…
だろうな、あいつらも初めてだよ。
ところで、このサポートメカ見てくれ、こいつをどう思う?
すごく…クジラです…
アラスカを攻略したのは良いけど、このままじゃ勝てないんだよな
今度は真ゲッターだろ?
いいぞ…まだいきてやがる。
で、出る…
なにぃ? また、俺を置いいくのかってのか? 一人ぼっちにする気か!?
ち、…ちがう、ゲッターとは……
しょうがねえなあ、いいよいいよ、竜馬の息子をスカウトするから、行っちまえよ
取り残されて、遺志を継ぐのもいいかもしれないからな
と、こんなわけで俺の青春は、血みどろの戦いという、ドワオ結果に終わったのでした…
なんかすまん、
一応「くそみそ」とのクロス
162:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/01 02:48:52 hu23L+7z
不覚にも
>取り残されて、遺志を継ぐのもいいかもしれないからな
の前後でジンときちゃったじゃないか
>>152がくそみそなんて書くから……
163:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/01 15:22:11 TVQrwZg8
おまえら全員ゲッター線量15倍の部屋行き
164:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/01 16:01:26 zfmTOKVZ
そういえば前に「女の子が線に犯されてる画像下さい><」ってスレ見たな
165:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/01 18:53:48 aUWHzaCN
いっそのことゲッターを女の子にしよう。
容姿
最初の漫画版での初登場シーンは研究所の都合で全身が描かれなく三頭身しかなかったが、
後の書き下ろしで全身スケスケの姿が描かれ、これはゲームでの初登場シーンにも使われた。
どんどん体が巨大化し、アークでは恒星が豆粒ぐらいに見えるほどに進化。
だけど、まだまだ育ち盛り。
擬人化すると最初は子供かなと思っていたら、あっという間にあっち、こっち大きくなって、すぐに衣類のサイズが合わなくなるタイプ
性格
ちゃんと扱っていれば、力(エネルギー)になってくれるが、体(ロボ)はそう誰でも許すものではない。
認めた相手(竜馬)にはデレ(とことん尽くす)、
別れても、十数年拒絶されても、女を作られても、子供を作られても尽くした結果、和解でき、縁りを戻し一緒に道を歩むことができた。
逆に邪魔な相手(トカゲや鬼)にはツン(厳しい)かと思いきや
体をメタメタに滅ぼしても魂はきちんと保護する面も、しかも、彼らから協力することも。
さらに、竜馬の息子(別れていたころのカレと別の女との子)を探すのを
最前線で忙しい上、大勢いる部下を使わず直接迎えに行くのに協力するあたり、器は広いのかもしれない。
部下からはカルト宗教のように祭り上げられているが、ちゃんとした理解者(ゴウやタイール)はいる。
さすがにストーカー(隼人)に対しては9割がたツン(おいてけぼりにしまくる)。
擬人化すると、大勢の人から好かれるが行動のせいで、恨まれたり、変な信者が沸くアイドル、
ヤンデレ気味で、ストーカー気質があるがストーカー(隼人)は嫌。
ドSに見られているが、そうでもないのかもしれない。
家庭
家は常に広がり続けている。が地上げ(時天空)に狙われている。
親は宇宙神
魔獣が起こす最近まで眠っていた、ねぼすけ。
兄弟に暴れん坊で積み木遊びが大好きな幼稚園児、ラ・グース君がいる。
こんな感じで、だいたいあってるよな?
……くそみそといい、いい加減に自重しよう
166:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/01 20:09:56 mmV4A27W
傲慢かもしれんが、凄惨な展開・結末の作品にゲッター送り込んで助けたい。
ゲッターも凄惨といえば凄惨だが。
167:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/01 20:17:42 HF+H/gEk
さぁ、マブラヴクロスの人を待つんだ
168:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/01 20:37:37 1RCm5xcN
一応ハッピーエンドだがその前に終盤辺りで大カタストロフを迎えるマクロスFとか
169:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 00:14:58 QwFzO0Ve
一応トップをねらえも入るのかな
170:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 00:31:23 ozbRl1Wt
ちょうど、マブラヴの世界にゲッターが来る展開のSSが理想郷にあった。
コミカルな多重クロスもので、オリ主人公ものであり、その中の短編的な話。
内容はマブラヴの世界を救うため、主人公が戦艦を持ち出してきたという展開だ。
以前あった、マブラヴとのクロスは竜馬たちが戦死する話であっただけに胸がスカッとした。
171:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 00:41:03 5eKmOJ4U
見たい。タイトルは?
172:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 00:43:58 ozbRl1Wt
チラシ裏にある、「朝起きたら~」ってやつ。
十時に書かれた奴だから、すぐ見つかると思う。
ただ、チラシ裏。
173:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 00:53:05 5eKmOJ4U
見つかった。感謝
174:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 01:03:46 5eKmOJ4U
読んでてふと思ったけど、極道兵器ならマブラヴ世界の圧倒的物量でも平気で蹂躙しそう
「誰に断ってわしの日本を好き勝手荒らしとんのじゃぁ~!!」 ドワオ
175:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 02:15:52 umoOUD6i
やあ。やっとゲッターオルタネイティブの続きを書いたよ。
かなり時間がたち過ぎて悪いと思ってる。こんな僕でもこのスレは許してくれるだろうか
よかったら投下しようと思ってるんだが、いいかな?
正直投下していいものか悩んでるんだ
176:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 02:22:04 khejngIm
>>175
もちろんです
177:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 02:33:30 umoOUD6i
>>176
ありがとう。それじゃあ投下させてもらうよ。
楽しんでくれれば幸いだ。
178:ゲッターオルタネイティブ
09/04/02 02:34:18 umoOUD6i
「ミチル!まだ凄乃皇の遠隔操作はできねえのかよ!?こいつら、斬っても再生しやがってる!」
凄乃皇に近づくBETAを次々と斬り払っていく赤い巨人、ゲッター1。
だが、やられているBETAの様子が先ほどとはかなり異なっていた。
今までの奴とは違い、今ゲッターが戦っている奴らはかなり人型に近かった。
2本の腕に、2本の脚。
人間との明確な違いはその大きさ、口元に生える凶悪な牙、鋭利な爪。黒い体表皮。
そして無数の目玉・・・。
頭にあたる部分をやられれば通常のBETAと同じく即死するが、こいつらは腕一本程度なら再生が可能だった。
また、スライム状になり、他の個体と合体し、より巨大な個体となることまでも出来るのだった。
「まだだ!ML機関とゲッター炉を無理やりリンクさせてるもんだから、少し手間取ってる」
「早くしろよミチル!
それにしてもこいつ等、ゲッター線で進化したなんてこたぁねぇよな!?」
手当たりしだい、斧で新種のBETAを斬り殺しながら竜馬が叫ぶ。
「わからん!だが可能性はある!!ここ最近のゲッター線照射量の増加と無関係とは思えん!」
「だがよ隼人!生き物がそんなに早く進化するもんなのか?」
「弁慶、こいつらBETAは宇宙から来た未知の生物だ。オレたちの常識が通用するとは思えん!」
「け!じゃあ目の前にいるこいつらはさしずめベータの進化したインベーダーってトコだな!」
ゲッターの拳がインベーダーの頭部を砕く。
今、凄乃皇は内部で伊隅が自爆装置の遠隔操作の不調を調査し、外ではゲッターが単機で凄乃皇を守っている。
武は00ユニット―鑑純夏―を回収し、他の者たちとともに母艦へ撤退していた。
インベーダー達が襲来したのは武たちが撤退してすぐだった。
竜馬たちはBETAのことは詳しくないので、こいつらのような種類もいるのだと認識したが、通信で報告すると新種だと判明したのだった。
インベーダーはBETAよりも強く、こいつらのせいで各隊の進軍が思うようにいかなくなってきてもいた。
だが、この佐渡島ハイヴでも遭遇率は低く、この周囲にいたインベーダーはゲッター、そして凄乃皇に集中していた。
「まるでこいつら、凄乃皇とゲッターを狙ってるようだな!」
竜馬があまりのインベーダーの執拗さに愚痴る。
179:ゲッターオルタネイティブ
09/04/02 02:34:59 umoOUD6i
「もしかしたらその通りかもしれん。他の隊からの奴らのスキャン情報によると、奴らから微量のゲッター線反応があったそうだ」
「じゃあまさか!?」
「神の言うことが本当なら、奴らはゲッター線を摂取している可能性があるか・・・」
弁慶と伊隅が驚きをしめす。
「ただでさえ、ゲッター炉のように強大なエネルギー源に利用できるゲッター線だ。
生物に与える影響も計り知れぬということか・・・」
凄乃皇の調整をしながらも、伊隅は仮定を述べる。
「かもしれんな。だが今はそんなことを言ってる暇はなさそうだ!」
ゲッター2にチェンジし、即座にインベーダーたちに隼人は風穴をあけていく。
ドリルの回転する甲高い音と、インベーダーどもの断末魔の叫びが気味の悪いハーモニーを奏でる。
と、ゲッター2の脚を触手がからみつく。
「何!?しまった!」
絡みついた触手は岩に擬態していたインベーダーのものだった。インベーダーは絡みついた触手を力まかせにふりまわす。
「ぐおおおお!?」
「があああ!?」
岩に何度も叩きつけられ、竜馬たちはたまらず声をあげる。
「流!神!武蔵坊!大丈夫か!?」
芳しくない状況に伊隅は不安を覚える。先ほどまで圧倒的有利だったゲッターでさえ、手こずる敵の出現に。
BETAの新種の噂は聞いていたが、まさかここまで強力なものだとは想像だにしていなかった。
と、触手インベーダーに弾丸が撃ち込まれ、爆散した。
「な、何が起こったんだ?」
ピンチから脱したが、先ほどの手助けが何処からされたのか隼人は確認する。
見ると、丘の上に戦術機が立っていた。
そしてその戦術機からゲッターに通信が入る。
「あっぶないトコロだったねー。大丈夫だった?」
「な!柏木ぃ!?てめえなんで戻ってきやがった!」
「ちょっと推進ユニットを損傷しちゃってね。
どうもこのままじゃ帰還はムリそうだったから流クンたちのゲッターにでも乗せてもらおっかなーって」
「ふ、何にしても助かったぞ柏木。正直危ないところだった」
半分地面に埋もれた機体を立て直す。窮地を脱したとはいえ依然敵の数は多い。
180:ゲッターオルタネイティブ
09/04/02 02:35:48 umoOUD6i
「まったく柏木が来てくれなきゃヤラレちまってたぜ。まったく情けない」
「あはは~。グッドタイミングだったわけね」
ピンチが去り、ふっと気を抜くゲッターチームと柏木。
「なぜ勝手に戻って来た!黙って戻ってくるヤツがあるか!」
「すいません。無線封鎖中でしたから・・・」
「まったく・・・。低出力通信は許可していたはずだがな」
「あ、はは。忘れてました」
柏木が無断で戻ってきたことを伊隅が咎める。
「だがおかげで助かった。何にせよ、あのままじゃ不味かったからな」
そんな柏木を隼人がフォローする。
そんな中で大物をやられたからか、インベーダーたちはまるで様子を見るかのようにじっとしている。
そのお蔭で、隼人はゲッターの損傷状況の確認をゆっくりとすることが出来た。
そうしていると、先ほど倒したはずのインベーダーが再びスライム状となり、あろうことか柏木機の背後で要塞級の姿となっていた!
地面を這うように進んでいたため、レーダー捉えきれなかったなかったソレに、柏木は反応が遅れる。
「しまった―!?」
すでに敵は触手を柏木に向かって振り始めていた―。
衝撃が柏木を襲う。が、要塞級の攻撃を喰らったにも関わらず自分の意識がはっきりしている。
死とはこんなものなのかなーと考えていると、隼人の声が聞こえてくる。
「これで貸しは返したからな」
見ると自分の機はゲッター2に助けられていた。
自分を襲ったインベーダーはゲッター2のドリルをモロに食らい、今度こそ絶命したようだ。
「あっちゃー、せっかく神クンに貸し作ったのにあっという間に返されちゃった」
軽口を叩いてみるが、どうやらさっきのインベーダーの攻撃はわずかにかすっていたようだ。
損傷を確認すると左腕が吹き飛んでいる。今の自分の怪我の軽さも運が良かったと言えよう。
「もうその機体はダメだ。早くこっちに乗り移れ」
「じゃあお言葉に甘えて」
ゲッターのハッチが開き、柏木は即座に乗り移る。
「せまいが我慢してくれ」
どうやらジャガー号での隼人との相乗りになるようだ。
181:ゲッターオルタネイティブ
09/04/02 02:36:28 umoOUD6i
「大丈夫か、柏木?」
伊隅が柏木の身を案じる。それに柏木は無事であることを伝える。
「ミチルさんよう、それよりそっちはどうなんだ?」
いつの間にか下の名を呼び捨てにしている竜馬を咎めようと思ったが、今はそれどころでないと割り切り、伊隅は答える。
「駄目だな。遠隔操縦は無理なようだ。手動操作での自爆しかない―。」
「な―」
凄乃皇の遠隔操縦装置はエラーにより、使用不能となっていた。
その場合、手動での自爆しか道は残されていない。
凄乃皇をこの場に残すことはオルタネイティブ4存続をも脅かすことになる。
伊隅はそれを知っており、苦渋の決断をするしかなかった。
「しかたあるまい。作戦の開始前から、こうなる可能性も考慮していた。
なぁに。大量のBETAをみちずれにするんだ。犬死じゃあない」
自分を納得させるかのように伊隅は語った。
「―いや。まだ手はある」
その考えを遮るかのように隼人がつぶやく。
「隼人!全員が助かる道があるってのか!流石隼人だ!」
その言葉に弁慶が喜ぶ。
「どういう手なんだ?てめえの思いついた手ってのはよ?」
「そうだ。手動操作以外に何か方法があるのか?」
竜馬と伊隅が隼人にその方法を尋ねる。
「ああ、だがその前に香月副司令に聞かねばならんことがある。柏木、通信を副司令に繋げてくれ」
「わ、わかった」
隼人の膝の上に乗る形で同乗している柏木のおかげで、一部の操作パネルは柏木が操作する方が簡単となっていた。
隼人の言うとおりに本部との通信を開く。
「なに?私に聞きたいことって?」
「凄乃皇に積んでいるゲッター炉心、あれはオレがあんたに教えた通りの構造か?」
「―ええ。あなたが提出してくれた資料通りに作ったものよ。一部のパーツは間に合わせで少し違うけど」
「だが機能や構造はオレの設計図通りというワケか―。なるほど流石はあんただ。
あれだけのものを短期間に作っちまって凄乃皇に搭載するとは」
「それ、誉めてるつもりかしら?でもあなたの言う通り、構造はあなたの設計と同じよ」
2人の間での会話を聞いていても、他の者にはこの状況を打破する方法が見えてこない。
「えっと、神?そろそろ私たちにその方法を説明してくれないか?」
182:ゲッターオルタネイティブ
09/04/02 02:37:07 umoOUD6i
しびれを切らした伊隅が隼人に説明を求めた。
「ああ、すまない。何、簡単なことだ。オレの設計したゲッター炉はまだ不完全でな。
サイズもだが―。まず出力をある一定以上にすると暴走してしまうんだ。
今回はその欠陥を利用させてもらう」
「ああ成程な」
「そっかーそれなら何とかなりそうだね」
伊隅と柏木はどうやら理解したようだ。が―。
「あ?どういうことだ!オレにも分かるように説明しろぉ!!」
「情けない。さっぱりだ・・・」
どうやらこの2人にはピンとこないらしい。
「ようは、だ。凄乃皇のML機関を再始動させる。この際ML機関の減速剤を投棄する作業を手動操作でせねばならんが
ML機関を暴走させ自爆させるためにはもう一つ手がある」
「だからそれがなんなんだよ!」
「ゲッター炉心だ。これを暴走させ、起爆剤がわりに使う。
その場合の威力はG弾を軽く超える計算になる。だがこの方法にはひとつ欠点がある」
「なんなんだその欠点てのはよう」
隼人は一拍おいて再び語りだす。
「ゲッター炉心を暴走させるためにゲッタービームで火をいれねばならんことだ。
一定出力で暴走する炉心だ。暴走しないために当然リミッターをもうけてある。
このリミッターを一瞬でも超えるために外部からエネルギーを与えなくてはならんのだ。
だからゲッターでビームを撃ちこんだあと、爆発から逃げきれるかどうかの賭けとなる」
隼人の言葉に伊隅と柏木が驚いている。
「な、危険だ!私一人で済むかもしれんことにお前たちを巻き込めるか!」
伊隅が即座に抗議する。
「だが、さっき本部から来た情報によると一部にBETAが本州に向かっているらしい。
やつらも巻き込むにはこの方法しかないのも事実だ」
「それは―。」
隼人の言い分に口ごもる伊隅。すると、
「へっ!ならその方法とやらをさっさとやろうじゃねーか!」
「流クン!いいの?巻き込まれちゃうかもしれないんだよ!?」
「柏木ぃ~大丈夫に決まってるじゃねえか」
柏木の反論に余裕たっぷりで弁慶が言う。そして竜馬がニヤリとしながら言い放つのだった。
「オレたちが死ぬわきゃねーだろ?」
183:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 02:58:08 nHgvu5B1
乙かな?
184:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 08:19:43 TLnsYh5r
偽書が復活ですってね、めでたいわぁ
185:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 18:22:30 +JzPBnJD
ダーク乙砲発射!
186:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 18:32:02 ozbRl1Wt
DASH復活!! ただし、ヤングアニマル嵐で……
マガジンZよりエログロを期待していいのか?
マブラヴの人お久しぶりです。
おこがましいかもしれませんが、
投下完了なら、それを一応知らせたり。
「?」や「!」の直後に文章を書くなら、一字あけるといいですよ。
187:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 19:24:37 YSp/nJ8K
>>186
あー投下したら寝落ちしてたよ。報告忘れはスマソ
勢いで書いてたからそういう細かい点の指摘は非常に参考になります。
188:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 19:57:12 ZccwU+va
やっとあく禁が解けたかこれもまたゲッター線の意思によるものだな。
189:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/02 20:20:16 TLnsYh5r
ゲッター線は2chをも支配下に置いているのかっ……
190:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 00:08:37 Lg1x8qyn
さて皆様にお聞きしたい恐竜帝国と百鬼帝国どちらが人類の危険だろうか?
191:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 00:15:25 INIcdN5O
>>190
恐竜帝国。百鬼帝国は奴隷として人類を生かしてくれそうだけど、恐竜たちはそうはいかない気が。
さてここでゲッターオルタの続きを投下させていただきます。
192:ゲッターオルタネイティブ
09/04/03 00:16:43 INIcdN5O
「よし各部異常ないな?」
「うん、オールグリーンだよ! いつでもいける状態!」
「竜馬あ! 頼んだぜえ!」
「流、失敗は許されん。必ず成功させるぞ!」
隼人・柏木・弁慶・伊隅がそれぞれに機体のチェックを終える。
全軍の撤退はすでに完了しており、文字通り準備完了となっていた。
ここで伊隅は凄乃皇の主機の調整をしたあと、ベアー号に乗り込み不本意ながら弁慶と相乗りとなった。
ゲッタービームを放ち、そのまま離脱する以上、メインパイロットとなる竜馬の邪魔をしないためだ。
「へへ! 任せとけっての! どうやらこっちのゲッター炉心も心無しかさっきより出力上がってやがるぜ!」
竜馬の言うとおり5人乗りとなり、生き残るという一つの目的でまとまった影響なのか、ゲッター炉の出力は高い値を示していた。
そして凄乃皇のML機関、ゲッター炉心に惹かれ島中のBETAとインベーダーが集結しつつあった。
「さあて、そんじゃま、おっぱじめるとすっか!」
ゲッターに乗る全員の意識が集中する。すぅーと深呼吸を竜馬がする。そして次の瞬間勝利のために叫ぶ!
『ゲッタァアアアアア!!! ヴゥィイイイイイイイィム!!!!!!』
竜馬の叫びとともに放たれたゲッタービームは凄乃皇のゲッター線収集アンテナに命中し、その炉心の出力を一瞬ではあるが跳ね上げる。
それにより炉心は暴走状態となり、その影響で凄乃皇の全身が緑色に光輝く。
「よし! 反応が始まった!! 計器でもML機関の暴走を確認した。退避するぞ!」
「よっしゃあ! ゲッタァアア、ウゥウィンングッッッ!」
凄乃皇の自爆シークエンス開始を確認し終え、ゲッターの背から紅の翼がはえる。
「相変わらず、どういう構造してんのか謎ねえ」
ゲッターの無茶変形に慣れたとはいえあまりの無茶苦茶ぶりに柏木は呆れる。
「柏木、しゃべってると舌を噛むぞ」
隼人が言い終えるやいなや、グッとゲッターが屈伸したかと思うと足が伸びる反動を利用し、大きくジャンプする。
そして空中にある壁を蹴り飛ばすかのような動きをし、直角に曲がる!
「ぐっ!」
急激な動きに流石の伊隅もうめき声をあげる。
強化装備があってもこれ程の衝撃だ。生身であったなら体がバラバラになっていたかもしれない。
193:ゲッターオルタネイティブ
09/04/03 00:17:18 INIcdN5O
同乗し、後ろで自分を支えている弁慶はさぞ辛いだろうとなんとか振り向いてみると、
なんと弁慶は予想と違い、余裕綽々といって感じでこちらにむけて
「隊長ぉ、だいじょおぶか?」
と微笑を浮かべながら答える始末だ。これには、だいじょうぶだ、と小声で伝えたあと
こいつ等は一体どんな強化装備を施してるんだ?と疑問に思わずにはいられなかった。
それは柏木も同じで、伊隅と違い、隼人の心配をする余裕もなかった。
無論、隼人も心配される必要はなかったのだが。
こうして全速力で逃げるゲッターだったが凄乃皇の爆発の速度の方が早いのか、すでにゲッターに追いつきそうになっていた。
「ありゃ、ゲッタービームの出力が高すぎたか?」
先ほどのビーム照射に少し気合いを入れすぎたかと反省する間もなく、ゲッターが徐々に光に包まれる。
「やっべぇえ! こりゃやっちまったか!?」
「え、嘘!? 嘘でしょーーー!!」
「だから言ったんだ! 無茶だってーー!」
柏木と伊隅が叫び声をあげる。そしてゲッターは完全に光に飲まれたのだった―。
「げ、ゲッターロボの反応消失!」
「な、嘘でしょう!? そんなはずないでしょう!!」
母艦のレーダーでゲッターの反応消失を涼宮遙が告げる。
その事実をありえないと、武が叫ぶ。
その後ろでは伊隅たちの安否を心配していたA-01部隊の面々が揃っていた。
「まさかあんなに自身満々に啖呵切っておっ死ぬなんて許さないわよ・・・」
これには冷静な夕呼も動揺を隠せないでいた。
「竜馬・・・。そなたたちは死なぬのだろう・・・?」
冥夜が祈るように呟く。
全員が伊隅たちの生存を絶望視していた。
「―! いえ、反応ありました!! ゲッターです! ゲッターロボです!」
遙の言葉にその場がどよめく。見るとレーダーにゲッターの反応を示すマーカーが写っていた。
だが、消失寸前にいた位置とはずいぶん違う場所にその反応はあった。
「応答してください! 聞こえますか!? 伊隅隊長? 流少尉?」
遙がゲッターにコールする。そしてしばしの静寂の後―
194:ゲッターオルタネイティブ
09/04/03 00:17:54 INIcdN5O
「あー、こちらゲッターロボなんとか無事だ。だけどさっきの爆発の影響で動けなくなった。
だが全員無事だ。隊長も柏木も、もちろんオレら3人もピンピンとはいかねえが・・・。
出来れば迎えに来てもらいてぇんだが、その手配をよろしく頼む。以上」
竜馬の報告にA-01部隊の全員が安堵し、胸をなでおろす。
「了解。ご苦労様。すぐに回収部隊を向かわせるわ。みんなあなたたちの帰りを待ってるわ。
それと、生きててよかった」
「了解。どうも通信機の調子も悪いみたいだ。あとは任せた」
遙からの労いの言葉を聞き、通信を切る。
遙も竜馬たちが疲れているのを察して通信機を置くことにした。
「――。隼人、弁慶。気絶してねえか?」
2人に意識を保っているかどうか問う。
「ああ、大丈夫だ。柏木は気絶してるようだがな」
「こっちも平気だ。爆発に一瞬巻き込まれたんだ。流石にオレも打撲しまくりだ。
隊長さんも出血してる。今手当し終わったところだが―」
3人の間に無言の静寂が流れる。あおの静寂を破るように竜馬が言葉を紡ぐ。
「見たか?あの爆発に巻き込まれた瞬間に」
竜馬の言葉にギクリとしつつ2人は答えた。
「ああ、見た。この目でしっかりとな」
「ありゃ一体何なんだ。オレには、まるで―」
「ゲッター・・・。だろ?」
3人は混乱していた。あの閃光の中で見たモノ・・・。その姿に。
時は少しばかり遡り、爆発に巻き込まれる瞬間。
「ちくしょう! ダメだったか!!」
機体を激しい衝撃が襲う。計器もショートし、コクピット内で小規模だが爆発が起きる。
ゲッターはすでに右腕と左腕が崩壊いており、このまま行けば全壊は免れなかった。
「情けない!! こんなところでオダブツとは!」
弁慶が無念、と言ったようすで念仏を唱える。
「くっ! まさか計算よりも爆発の規模が大きいものになっているとはッ!」
隼人が予想外の事態に愚痴る。あまりの衝撃に伊隅と柏木はすでに意識を手放していた。
「いいやまだだぁ!! まだこんなトコロで死んでたまるかよお!!
てめえら、力かしやがれええ!!!」
だがまだあきらめない竜馬はグリップを握る手に力を入れ、気合いを入れる。
「そうだ。ここまで来たんだ。まだ死ぬわけにはいかん!」
195:ゲッターオルタネイティブ
09/04/03 00:18:32 INIcdN5O
隼人も操縦管を握りしめる。
「けっ。こうなりゃヤケッパチだ! やってやろうじゃねえか!」
弁慶も2人にならい気合を入れる。
「「「うううおおおお! たかが爆発ごときに殺されてたまっかあああ!!」」」
そして3匹の獣の叫びが響きわたり、ゲッターの全身を緑の光が包み込む。
すると先ほどまでゲッターを襲っていた衝撃がやんだ。
まるで壁か何かがゲッターを守っているかのように。竜馬たちはその“壁”を見つめた。
見れば、それは光の巨人であった。いや、どこかで見覚えのあるモノだ。
『死なせる訳にはゆかぬ。この世界でのお前たちの役割はまだ残されている』
どうやらソレは爆発のエネルギーを防いでいるのではない。それどころか、吸収しているのだった。
「な、なんだてめえはぁああ!!」
未知の存在に竜馬たちは警戒した。
『知っているはずだ。リョウマ、ハヤト、ベンケイ・・・。思い出せ。思い出すのだ』
ソレは竜馬たちに向き直る。
その姿はまるで―。まるで――。
「オレの知らないゲッターだとぉお!?」
そう、ゲッターロボだった――。
『さあ、再びお前たちの場所へ戻りこの世界の人類を導くのだ。そして、その時は近い』
謎の光のゲッターは竜馬たちのゲッターをその手で握りしめ、爆発圏外まで放り投げた!
『忘れるな―。その時は近い・・・』
「うおおお!? てめえは一体ナニモンなんだぁあ!!?」
こうしてゲッターはレーダーの反応消失のポイントから離れた別のポイントへと移動していたのだった。
「一体アレは何だったんだ・・・。いつか、コレと同じことがあったような・・・。
いや、ありえねえ。ありえねえのになんだ? このぬぐいようのねえ既視感は」
「デジャビュ・・・か。だがそれにしては見覚えがありすぎる」
「オレは逆にアイツの視点からああいう事をしたような気が・・・」
あまりの突飛すぎる出来事に3人はこれ以上言葉が出ない。
見たことはない筈なのに、いつかどこかで見たおぼえがある。
これが武の言っていた因果導体というものなのであろうか?
だとすればアレは自分たちがこの世界に招き寄せたモノなのか?
それとも自分たちがあの存在のようなモノによってこの世界へ送り込まれたのだろうか?
あまりに大きな謎に頭悩ませていると、回収部隊がもう着いたのか、通信を送ってきていた。
196:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 00:18:44 Yb8qHfjc
銀河中心殴りこみ艦隊しえん
197:ゲッターオルタネイティブ
09/04/03 00:19:07 INIcdN5O
「考えても分からねえもんは仕方ねえ。今はあいつ等に無事だってこと見せつけねえとな」
回収部隊に連絡をとるべく、竜馬は再び通信機のスイッチをいれる。
その時は近い――。一体その時とは何なのか。そしてあのゲッター。
すべては未だ謎のままであるが、今はそれよりも優先することがある。
ひとまずこのことは置いておこう―そう竜馬は判断するのだった。
198:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 00:20:42 INIcdN5O
今日はここまでで投下終了です。
なんとかこのペースで一気に完結させたい!でもなかなか終わらない!
当初の予定の10倍くらい延びてる気がするなあ。SSって難しい。
199:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 01:02:30 BJJSMc/c
乙です。
弁慶、この状況下じゃなかったら……
ところで、三点リーダ(…)は二文字分だと、いいらしいですよ。
……ということで。
200:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 01:10:02 INIcdN5O
>>199
そうなの?SSはコレが初めてだから色々と勉強になります
次から直してやってみます
201:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 01:12:12 Yb8qHfjc
頑張ってよいものを書こうとする意思はゲッターに認められるはず
応援してるぜ
202:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 02:14:43 BJJSMc/c
>>200
自分はSS書いてないから詳しくはないんですが。
例えば
誤「―弁慶?死んでやがる…許さん!」
正「―弁慶? 死んでやがる……許さん!」
多少読みやすくなるそうです。
他に
誤「あっ!!! ミチルさん!!!! 今日も美し様で!!!!」
正「あっ! ミチルさん! 今日も美しいようで!」
「!」や「?」は加えるときは語尾に一つだけ加えるとすっきりしていいらしいですが
やりすぎるぐらいがちょうどいいゲッターですから、あえて破るのも手かもしれません。
そのほかにもいろいろあり、文章の書き方に興味があるなら、
小説の書き方を教えてくれるサイトを探すのもよいかもしれません。
203:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 02:30:40 INIcdN5O
>>202
いや~勉強になります。
そして次回はおもいっくそ説明回になりそうで、ちょっと気が重い・・・。
204:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 12:53:00 oba8EOWm
ブーン小説の物だけど、参考になる…かも
URLリンク(vipmain.sakura.ne.jp)
205:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 17:53:21 OKlYWHrz
>>191
どうやら学年誌(桜多)版を知らないとみえる……
百鬼帝国は人間を殺してから死骸を意思を持たない「どれい鬼」に改造して
その上、そのどれい鬼を合体させて戦闘用メカ百鬼「害竜鬼」にもするんだぜ?
「いちばん安上がりなメカ百鬼だ」と笑うグラーに恐怖を覚えたわ。