【石川賢】ゲッター線が他作品に出張!! ゲッタードラゴン【NO.4】at ANICHARA
【石川賢】ゲッター線が他作品に出張!! ゲッタードラゴン【NO.4】 - 暇つぶし2ch190:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 00:08:37 Lg1x8qyn
さて皆様にお聞きしたい恐竜帝国と百鬼帝国どちらが人類の危険だろうか?

191:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 00:15:25 INIcdN5O
>>190
恐竜帝国。百鬼帝国は奴隷として人類を生かしてくれそうだけど、恐竜たちはそうはいかない気が。

さてここでゲッターオルタの続きを投下させていただきます。

192:ゲッターオルタネイティブ
09/04/03 00:16:43 INIcdN5O
「よし各部異常ないな?」
「うん、オールグリーンだよ! いつでもいける状態!」
「竜馬あ! 頼んだぜえ!」
「流、失敗は許されん。必ず成功させるぞ!」
隼人・柏木・弁慶・伊隅がそれぞれに機体のチェックを終える。
全軍の撤退はすでに完了しており、文字通り準備完了となっていた。
ここで伊隅は凄乃皇の主機の調整をしたあと、ベアー号に乗り込み不本意ながら弁慶と相乗りとなった。
ゲッタービームを放ち、そのまま離脱する以上、メインパイロットとなる竜馬の邪魔をしないためだ。
「へへ! 任せとけっての! どうやらこっちのゲッター炉心も心無しかさっきより出力上がってやがるぜ!」
竜馬の言うとおり5人乗りとなり、生き残るという一つの目的でまとまった影響なのか、ゲッター炉の出力は高い値を示していた。
そして凄乃皇のML機関、ゲッター炉心に惹かれ島中のBETAとインベーダーが集結しつつあった。
「さあて、そんじゃま、おっぱじめるとすっか!」
ゲッターに乗る全員の意識が集中する。すぅーと深呼吸を竜馬がする。そして次の瞬間勝利のために叫ぶ!
『ゲッタァアアアアア!!! ヴゥィイイイイイイイィム!!!!!!』
竜馬の叫びとともに放たれたゲッタービームは凄乃皇のゲッター線収集アンテナに命中し、その炉心の出力を一瞬ではあるが跳ね上げる。
それにより炉心は暴走状態となり、その影響で凄乃皇の全身が緑色に光輝く。
「よし! 反応が始まった!! 計器でもML機関の暴走を確認した。退避するぞ!」
「よっしゃあ! ゲッタァアア、ウゥウィンングッッッ!」
凄乃皇の自爆シークエンス開始を確認し終え、ゲッターの背から紅の翼がはえる。
「相変わらず、どういう構造してんのか謎ねえ」
ゲッターの無茶変形に慣れたとはいえあまりの無茶苦茶ぶりに柏木は呆れる。
「柏木、しゃべってると舌を噛むぞ」
隼人が言い終えるやいなや、グッとゲッターが屈伸したかと思うと足が伸びる反動を利用し、大きくジャンプする。
そして空中にある壁を蹴り飛ばすかのような動きをし、直角に曲がる!
「ぐっ!」
急激な動きに流石の伊隅もうめき声をあげる。
強化装備があってもこれ程の衝撃だ。生身であったなら体がバラバラになっていたかもしれない。

193:ゲッターオルタネイティブ
09/04/03 00:17:18 INIcdN5O
同乗し、後ろで自分を支えている弁慶はさぞ辛いだろうとなんとか振り向いてみると、
なんと弁慶は予想と違い、余裕綽々といって感じでこちらにむけて
「隊長ぉ、だいじょおぶか?」
と微笑を浮かべながら答える始末だ。これには、だいじょうぶだ、と小声で伝えたあと
こいつ等は一体どんな強化装備を施してるんだ?と疑問に思わずにはいられなかった。
それは柏木も同じで、伊隅と違い、隼人の心配をする余裕もなかった。
無論、隼人も心配される必要はなかったのだが。
こうして全速力で逃げるゲッターだったが凄乃皇の爆発の速度の方が早いのか、すでにゲッターに追いつきそうになっていた。
「ありゃ、ゲッタービームの出力が高すぎたか?」
先ほどのビーム照射に少し気合いを入れすぎたかと反省する間もなく、ゲッターが徐々に光に包まれる。
「やっべぇえ! こりゃやっちまったか!?」
「え、嘘!? 嘘でしょーーー!!」
「だから言ったんだ! 無茶だってーー!」
柏木と伊隅が叫び声をあげる。そしてゲッターは完全に光に飲まれたのだった―。




「げ、ゲッターロボの反応消失!」
「な、嘘でしょう!? そんなはずないでしょう!!」
母艦のレーダーでゲッターの反応消失を涼宮遙が告げる。
その事実をありえないと、武が叫ぶ。
その後ろでは伊隅たちの安否を心配していたA-01部隊の面々が揃っていた。
「まさかあんなに自身満々に啖呵切っておっ死ぬなんて許さないわよ・・・」
これには冷静な夕呼も動揺を隠せないでいた。
「竜馬・・・。そなたたちは死なぬのだろう・・・?」
冥夜が祈るように呟く。
全員が伊隅たちの生存を絶望視していた。
「―! いえ、反応ありました!! ゲッターです! ゲッターロボです!」
遙の言葉にその場がどよめく。見るとレーダーにゲッターの反応を示すマーカーが写っていた。
だが、消失寸前にいた位置とはずいぶん違う場所にその反応はあった。
「応答してください! 聞こえますか!? 伊隅隊長? 流少尉?」
遙がゲッターにコールする。そしてしばしの静寂の後―

194:ゲッターオルタネイティブ
09/04/03 00:17:54 INIcdN5O
「あー、こちらゲッターロボなんとか無事だ。だけどさっきの爆発の影響で動けなくなった。
だが全員無事だ。隊長も柏木も、もちろんオレら3人もピンピンとはいかねえが・・・。
出来れば迎えに来てもらいてぇんだが、その手配をよろしく頼む。以上」
竜馬の報告にA-01部隊の全員が安堵し、胸をなでおろす。
「了解。ご苦労様。すぐに回収部隊を向かわせるわ。みんなあなたたちの帰りを待ってるわ。
それと、生きててよかった」
「了解。どうも通信機の調子も悪いみたいだ。あとは任せた」
遙からの労いの言葉を聞き、通信を切る。
遙も竜馬たちが疲れているのを察して通信機を置くことにした。
「――。隼人、弁慶。気絶してねえか?」
2人に意識を保っているかどうか問う。
「ああ、大丈夫だ。柏木は気絶してるようだがな」
「こっちも平気だ。爆発に一瞬巻き込まれたんだ。流石にオレも打撲しまくりだ。
隊長さんも出血してる。今手当し終わったところだが―」
3人の間に無言の静寂が流れる。あおの静寂を破るように竜馬が言葉を紡ぐ。
「見たか?あの爆発に巻き込まれた瞬間に」
竜馬の言葉にギクリとしつつ2人は答えた。
「ああ、見た。この目でしっかりとな」
「ありゃ一体何なんだ。オレには、まるで―」
「ゲッター・・・。だろ?」
3人は混乱していた。あの閃光の中で見たモノ・・・。その姿に。

時は少しばかり遡り、爆発に巻き込まれる瞬間。
「ちくしょう! ダメだったか!!」
機体を激しい衝撃が襲う。計器もショートし、コクピット内で小規模だが爆発が起きる。
ゲッターはすでに右腕と左腕が崩壊いており、このまま行けば全壊は免れなかった。
「情けない!! こんなところでオダブツとは!」
弁慶が無念、と言ったようすで念仏を唱える。
「くっ! まさか計算よりも爆発の規模が大きいものになっているとはッ!」
隼人が予想外の事態に愚痴る。あまりの衝撃に伊隅と柏木はすでに意識を手放していた。
「いいやまだだぁ!! まだこんなトコロで死んでたまるかよお!!
てめえら、力かしやがれええ!!!」
だがまだあきらめない竜馬はグリップを握る手に力を入れ、気合いを入れる。
「そうだ。ここまで来たんだ。まだ死ぬわけにはいかん!」

195:ゲッターオルタネイティブ
09/04/03 00:18:32 INIcdN5O
隼人も操縦管を握りしめる。
「けっ。こうなりゃヤケッパチだ! やってやろうじゃねえか!」
弁慶も2人にならい気合を入れる。
「「「うううおおおお! たかが爆発ごときに殺されてたまっかあああ!!」」」
そして3匹の獣の叫びが響きわたり、ゲッターの全身を緑の光が包み込む。
すると先ほどまでゲッターを襲っていた衝撃がやんだ。
まるで壁か何かがゲッターを守っているかのように。竜馬たちはその“壁”を見つめた。
見れば、それは光の巨人であった。いや、どこかで見覚えのあるモノだ。
『死なせる訳にはゆかぬ。この世界でのお前たちの役割はまだ残されている』
どうやらソレは爆発のエネルギーを防いでいるのではない。それどころか、吸収しているのだった。
「な、なんだてめえはぁああ!!」
未知の存在に竜馬たちは警戒した。
『知っているはずだ。リョウマ、ハヤト、ベンケイ・・・。思い出せ。思い出すのだ』
ソレは竜馬たちに向き直る。
その姿はまるで―。まるで――。
「オレの知らないゲッターだとぉお!?」
そう、ゲッターロボだった――。
『さあ、再びお前たちの場所へ戻りこの世界の人類を導くのだ。そして、その時は近い』
謎の光のゲッターは竜馬たちのゲッターをその手で握りしめ、爆発圏外まで放り投げた!
『忘れるな―。その時は近い・・・』
「うおおお!? てめえは一体ナニモンなんだぁあ!!?」
こうしてゲッターはレーダーの反応消失のポイントから離れた別のポイントへと移動していたのだった。

「一体アレは何だったんだ・・・。いつか、コレと同じことがあったような・・・。
いや、ありえねえ。ありえねえのになんだ? このぬぐいようのねえ既視感は」
「デジャビュ・・・か。だがそれにしては見覚えがありすぎる」
「オレは逆にアイツの視点からああいう事をしたような気が・・・」
あまりの突飛すぎる出来事に3人はこれ以上言葉が出ない。
見たことはない筈なのに、いつかどこかで見たおぼえがある。
これが武の言っていた因果導体というものなのであろうか?
だとすればアレは自分たちがこの世界に招き寄せたモノなのか?
それとも自分たちがあの存在のようなモノによってこの世界へ送り込まれたのだろうか?
あまりに大きな謎に頭悩ませていると、回収部隊がもう着いたのか、通信を送ってきていた。

196:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 00:18:44 Yb8qHfjc
銀河中心殴りこみ艦隊しえん

197:ゲッターオルタネイティブ
09/04/03 00:19:07 INIcdN5O
「考えても分からねえもんは仕方ねえ。今はあいつ等に無事だってこと見せつけねえとな」
回収部隊に連絡をとるべく、竜馬は再び通信機のスイッチをいれる。
その時は近い――。一体その時とは何なのか。そしてあのゲッター。
すべては未だ謎のままであるが、今はそれよりも優先することがある。
ひとまずこのことは置いておこう―そう竜馬は判断するのだった。

198:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 00:20:42 INIcdN5O
今日はここまでで投下終了です。
なんとかこのペースで一気に完結させたい!でもなかなか終わらない!
当初の予定の10倍くらい延びてる気がするなあ。SSって難しい。

199:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 01:02:30 BJJSMc/c
乙です。
弁慶、この状況下じゃなかったら……
 
ところで、三点リーダ(…)は二文字分だと、いいらしいですよ。
……ということで。

200:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 01:10:02 INIcdN5O
>>199
そうなの?SSはコレが初めてだから色々と勉強になります
次から直してやってみます

201:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 01:12:12 Yb8qHfjc
頑張ってよいものを書こうとする意思はゲッターに認められるはず
応援してるぜ

202:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 02:14:43 BJJSMc/c
>>200
自分はSS書いてないから詳しくはないんですが。
例えば
誤「―弁慶?死んでやがる…許さん!」
正「―弁慶? 死んでやがる……許さん!」
多少読みやすくなるそうです。

他に
誤「あっ!!! ミチルさん!!!! 今日も美し様で!!!!」
正「あっ! ミチルさん! 今日も美しいようで!」
「!」や「?」は加えるときは語尾に一つだけ加えるとすっきりしていいらしいですが
やりすぎるぐらいがちょうどいいゲッターですから、あえて破るのも手かもしれません。

そのほかにもいろいろあり、文章の書き方に興味があるなら、
小説の書き方を教えてくれるサイトを探すのもよいかもしれません。

203:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 02:30:40 INIcdN5O
>>202
いや~勉強になります。
そして次回はおもいっくそ説明回になりそうで、ちょっと気が重い・・・。

204:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 12:53:00 oba8EOWm
ブーン小説の物だけど、参考になる…かも

URLリンク(vipmain.sakura.ne.jp)

205:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 17:53:21 OKlYWHrz
>>191
どうやら学年誌(桜多)版を知らないとみえる……
百鬼帝国は人間を殺してから死骸を意思を持たない「どれい鬼」に改造して
その上、そのどれい鬼を合体させて戦闘用メカ百鬼「害竜鬼」にもするんだぜ?
「いちばん安上がりなメカ百鬼だ」と笑うグラーに恐怖を覚えたわ。

206:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 20:32:10 Yb8qHfjc
学年誌にそれを掲載してたほうがなお恐ろしいわ

207:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 22:05:06 TIfB+NnP
質問します!カムイはゴールの息子にしては頭が良すぎませんか?
もう一人のゴール三世は少し間が抜けてるところが似てるけどカムイはどうも。

208:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 22:06:46 6TjR5Gj7
つ「母親の違い」

209:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/03 22:16:29 qPB2tO11
俺結構ゴール三世好きなんだけどなぁ……
ていうか、空竜元帥にカムイを推す云々の時の反応を見るに、
カムイ自身も必ずしも単純に母親が人質になってるから三世に渋々従ってるって感じでもなかったし、
むしろ反対も結構いただろうに、それでも反対派を抑えて隼人ら人類と手を組むって決断できたあたり
中々のトカゲだと思うんだが

210:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/04 01:07:43 Hj7UtczI
根本的に考えたらゴールは帝王の器かどうか考えたらいい。

211:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/04 16:00:43 WZoQS9O2
>>210
日本語がおかしいぞ

212:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/04 18:04:46 hBgwmKw2
そういえばゲッターのクロスSSで完結している作品て何?

213:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/04 19:22:15 eP8EryLx
この辺りでトランスフォーマーと石川賢の融合をだね……

コンボイ「皆聞いてくれ! 私に良い考えがある!!」

214:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/04 19:38:59 dC7UH1Ld
スーパーロボット系の中でゲッターの強さって何番目ぐらい?

215:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/04 20:11:52 iFTPfR9H
>>214
関脇くらい

216:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/04 20:42:04 2TV692g3
>>212
エヴァとのクロス。アスカが極道兵器の娘になってる。かなりハッピーエンドで面白かった

217:極限超決戦!とびっきり100億指数の三大ゲッター
09/04/04 20:59:09 Zpf9aYZJ
申し訳ありません。諸事情で続きが書けなくなってしまうので、途中ですが終了します。
まだまだ書きたいことはいっぱいあるんですが……。
未完で終わらせるのは本当に残念なので、またいつか機会があったら書こうと思います。

218:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/04 21:10:34 WZoQS9O2
>>217
リハビリにゲッター線を浴びるんだ!

219:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/04 22:06:59 C2sezyDO
>>213
あ~、トランスフォーマーとのクロスは普通に見たいな
ユニクロンクラスなら普通にエンペラー艦隊とか出しても規模がつりあうし、
普通のゲッター連中なら別に普通のTF出しておけばいいし。

>>214
一応、エンペラーがベスト30には入ってた筈

>>217
そうですかorz残念です



220:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/05 02:31:35 rmGZ9UUc
>>219
>トランスフォーマーとのクロス
それより寧ろ「石川賢によるトランスフォーマー(竜馬や隼人などは参加)」
をやって欲しいんですよね。

221:参考。
09/04/05 02:33:42 rmGZ9UUc
187 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 13:02:11 ID:tt2+b9SUO
全てのトランスフォーマーが合体してトランスエンペラー。

188 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 13:04:35 ID:qH4Rp8Z90
そういうことじゃなくてw
コンボイ司令官がうまく描かれそうな気がするね個人的に。
「みんな私にいい考えがある」

189 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 16:51:27 ID:b4Pg72BnO
物凄い考えなしになると思うんだがww

191 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 19:37:09 ID:5YyyRElPO
なんつうか、本能に任せた感じだしトランスフォーマーじゃなくなりそう…
気付けば変形出来ない筋肉質なロボットでキモチ程度にバンパーとか着いてるみたいな

193 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 19:51:17 ID:qQ5EFpWn0
大丈夫
変形完了寸前に「ズン!」という書き文字とともに筋肉が膨らむんだよ

194 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 19:51:50 ID:2ypGr1X90
ちゃんと変形すると思うよ、ゲッター並みに。

195 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 20:07:29 ID:5YyyRElPO
そのゲッター、たぶん真ゲッターだよ!
モコモコウネウネして肩辺りから真ゲッター2…じゃくて車が飛び出して来るんだって!

196 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 22:05:10 ID:qH4Rp8Z90
スタースクリーム様がアニメより格好良くなりますね。

197 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 22:40:51 ID:L04ytS+k0
ギチギチの素敵生命体に寄生されて誕生するんだろうな>トランスフォーマー
それで動力は蒸気と歯車。
デストロンよりサイバトロンの方が頭悪くて過激。あるいはガルバトロンあたりが主人公か。
ラストは星を捕食吸収進化するユニクロンに向かって「戦いはこれからだ!」

198 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 23:59:28 ID:qH4Rp8Z90
武器開発係が良いキャラになりそうな気がするんだが。
敷島博士系というか山本勘助系の。

222:不謹慎ネタ
09/04/05 11:40:21 efqVgSsF
ゲッターエンペラー。飛翔体が北○鮮から飛んできています…

任せろ 北○鮮ごと吹っ飛ばしてやる!!

ギシュ―ドシュオ!!

223:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/05 11:48:49 Gaq2sSEx
きやがれ!!

224:時天空関係についてちょっとした異議。
09/04/05 11:51:05 rmGZ9UUc
皆さんは頻りに他作品との関連性を指摘していますが
俺は「単なる読者サービス」というのが大きいんじゃ?と心の半分では思っているんですよ。
何よりも魔獣戦線は無理に虚無らせなくても独自の話として終わらせた方が良かったのではないかと思うし。
もし「少年キャプテン」での魔獣戦線の再開が何の滞りも無く進んでいたとしたら
今頃漫画界は違ったものとなっていたと断言出来ますね。何と心惜しい事か……

まあ、それも作者とそれを取り巻く環境の都合で仕方の無い事なのかもしれませんがね。

225:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/05 12:08:54 ijz+Ply2
何らかの攻撃で遥か未来に吹き飛ばされた自軍がそこでゲッター艦隊と戦闘になり
あと少しで勝てるという時にエンペラー登場
敵味方関係なくビームの一撃でドワォ

とかスパロボでやってくれないかなぁ

226:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/05 17:21:05 Gaq2sSEx
もし据え置きでチェンゲが参戦したならば、真ドラゴンのシャインスパークは合体技にしてほしい
そして、シャインスパークのトドメ演出としてエンペラーの援護砲撃があるとなおうれしい


227:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/05 18:41:25 xQySO88M
ならゲッターENDが必要だな。

228:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/05 20:11:53 45rPh+vc
Kでゾイドが参戦したのにゲッターが出ないでがっかりだ、ゲッター線をゾイドに浴びせたかった。

229:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/05 20:12:34 2M4Sr2Jr
イデみたいな宇宙\(^O^)/な展開より、ゲッター號のラストみたいな展開の方がいいよな。
ゲッターEDやってくれないかなぁ(´・ω・`)

230:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/05 20:23:40 FwHgTNfi
アンサイクロで「ゲゲル」のページをみていたら、
ン集団にン・リウマ・ゼダを加えたくなった。

231:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/05 20:31:15 Gaq2sSEx
もう(原作漫画版)なんて表記には騙されない

232:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/05 21:38:55 PLUITWr0
真メガテンとのクロスを考えているが文章化するのが難しい
元々、神やら悪魔が支配領域の拡大を狙っている作風だから
ゲッター他、石川作品との相性は良いから、楽なはずなんだけどな~
STEVEN=隼人,ケルベロス=邪鬼王,超人ゴトウ=極道ショウゾウとか
キャラの置き換えもポンポンできるんだが、いかんせん言葉が出てこない
感じてばかりで行動に起こせない人間はゲッターには無価値ってことなのか!

233:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/05 23:37:11 45rPh+vc
そうかもしれないゲッターが求めるのは進化=行動

234:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/06 12:32:44 nRnUaVtu
>>219
>トランスフォーマーとのクロス
ゲッターエンペラー内部でマトリクスを開くロディマスコンボイとか
思いついた

235:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/06 12:47:45 wethHMr0
宇宙怪獣vsゲッター艦隊の目が眩みそうな戦い

236:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/06 15:51:06 uwkvN0Zc
宇宙怪獣はゲッター艦隊の敵としては少々規模が小さいような……

237:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/06 16:51:35 zol0CQGS
>>235
で、その戦闘の模様は白黒で描かれるんですね。わかります。
とりあえずゲッターオルタの続きできたんで投下させていただきます

238:ゲッターオルタネイティブ
09/04/06 16:53:08 zol0CQGS
ゲッターが回収されてすぐ、A-01部隊全員で無事だったことを喜びあい、お互いを讃えあった。
どうやら作戦は無事に成功したらしく(といっても爆発により佐渡島も消滅してしまったが)、
この作戦に参加し、生き延びた全ての将兵は勝利に沸き立った。
もちろんインベーダーとの初の本格的な戦闘など、これから対策を立てねばならぬ事態も発生したことは無視できない。
だが、この瞬間だけは勝利に酔っていたい―そう考える者が多かったのだ。
この戦闘により被害は当初の計算ではゲッター線関連技術を用いた強化型戦術機により被害は軽くなると思われていた。
が、インベーダーの大量出現によりその計算は打ち崩され多数の被害が報告された。
だが、もし戦術機が強化されていなければ被害はさらに酷くなっていたはずであった。
A-01部隊も部隊員全員が生還したが伊隅と柏木は命に別条はないもののしばらく安静にせねばならぬ負傷を負った。
治療室へ運ばれる寸前、伊隅は新たにA-01の隊長に速瀬を指名し、しばらく戦線離脱せねばならない事を詫びた。
「それじゃあ速瀬、私がいない間部隊を頼む」
「はい! おまかせください!」
速瀬がビシッと敬礼しつつ返事をする。
「頼んだぞ。……だが同乗していた貴様らはまるでピンピンしてるとはな。はあ」
そして負傷した自分たちと違い、軽傷で済んでいたゲッターチームを見て、伊隅は思わず嘆息した。
「そこらの兵より頑丈なはずだと自負していたが、お前たちの化け物じみた頑丈さをまのあたりにすると
一体どうすればそんな身体になるのか考えるだけで頭が痛くなるよ」
言葉の内容のわりには笑顔をうかべつつゲッターチームの頑丈さを皮肉る。
「へへ。隊長もまだまだ鍛え方が足りねーのさ」
「まったく……。お前たちのような怪物にはかなわないよ。
これでも私はか弱い女なんだからな」
伊隅の言葉に全員が笑みを浮かべる。
「伊隅隊長、隊長の留守中は任せて下さい。BETAたちになんて負けませんから!」
「お、言うねえ白銀ぇ~。じゃあそんな元気そうなあんたは直々に私がしごいてあげるわ」
「え、ちょ、速瀬中尉! そりゃないですよ~」
「ははは。じゃあ代わりに流たちに鍛えてもらうのはどうかしら?
隊長ですら鍛え方が足りないそうだからそれはスパルタンでしょうけど」
「うむ。榊の提案もいいかもしれんな。どうするタケル?」

239:ゲッターオルタネイティブ
09/04/06 16:53:28 zol0CQGS
「委員長も冥夜も勘弁してくれよ~。オレだけ不公平じゃないか!」
伊隅に心配かけまいと言ったつもりがおもわぬ所からの奇襲で武は慌てふためいている。
「し・か・た・ね・え・な・あ・~。じゃあオレらが全員を一から鍛えなおしてやろうかぁ~?」
その冗談に竜馬が便乗し始めた。
「え~そんなの断固お断りだよぉ。リョウマたちに合わせたらボクたちとてもじゃないけどもたないよ。あ、タケルは別ね」
「そうですよ。竜馬さんたちには流石に追いつきませんよぉ」
「……ムリ」
「てめえらまでオレらをバケモン扱いかあ? 流石に凹むぞ?」
美琴、壬姫、慧からの反対にあい、竜馬がオーバーに大きく肩をすくめる。
それを見て武たちは笑い合っていた。
「ふふ、まさかここまでとは思わなかったよ。それに伊隅大尉に鍛え方がたりないって言い放つなんてね」
「ふ、竜馬はそういう奴なんですよ。宗像中尉。これからはもっと大変になるんだ。
今この間くらいは奴も軽口を叩きたいんでしょうね」
「そういう神は冷静じゃないか。白銀とはちがってからかいがいのないやつだ」
「残念でしたね。すくなくともオレはあんたにだけは付け入る隙を与えないよう心掛けるよ」
「なかなか言うじゃないか、神」
「ふふ、美冴さんも一本取られたわね」
竜馬たちの様子を少し離れてみつつ、隼人、宗像、風間も談笑していた。
「それじゃあみんな、悪いけどあとは任せたね。白銀クンもさっき言ったこと実行しといてよね?」
「ん、ああ。任せとけ柏木」
「そうだぜ。白銀が情けねえこと言わねえようきっちりと見張っててやるから安心して休んでろ」
「うん。ありがとう武蔵坊クン。じゃ、もう行くみたいだから、じゃね」
こうして2人が治療室へ運ばれたあと、新たな隊編成は追って伝えるという速瀬の連絡のあと、各自解散となった。
表面上は元気そうに装っていても、全員(一部除く)今回の戦闘で疲れきっており、基地までの短い間だが、自室で休憩を欲していた。
解散の合図のあと各々が部屋へ戻ろうとすると、竜馬たちは武を呼び止めた。
「武。ちょっと悪いが少しばかり付き合ってくれねえか?」
「? いいですけど? どこに行くんです?」
「ま、ついてくりゃ分かるって」

240:ゲッターオルタネイティブ
09/04/06 16:54:18 zol0CQGS
そのまま武を加え4人はゲッターが収容されている格納庫へと向かう。

格納庫。
そこには夕呼がすでにいた。
「先……生?」
「あら? 白銀もついてきたの? ま、別にイイケド。それにしても――。
ずいぶん派手にヤラれてきたものねぇ。ま、あの爆発から生き延びたこと自体奇跡だからマシだと言えるケド」
その視線の先にはボロボロになったゲッターがあった。
両手両足を失い、達磨、という状態だ。右側のツノも根本から消失している。
体中の様々なところからオイルが漏れだしており、あたかも出血しているかのようだ。
損傷がかなりのレベルであることは一目瞭然である。
「この修理にどれだけの時間がいるのかしらねえ?」
ゲッターを眺め他まま4人に背を向けながら夕呼が言い放つ。
ゲッターは貴重な戦力だ。しかも現状では凄乃皇に次ぐ強力な。
それが今回の一件でしばらく使用不能になるのは自分にとっても不都合だ。
武はボロボロのゲッターを見つめ、これからのことを考えると非常に困ったことになったな、と思っていた。
「あい変わらず意地が悪いなアンタも。予備のパーツをいくらか用意させておいたつもりだがな?」
そんな夕呼に隼人が問いかける。そうすると夕呼は、お見通しってわけ、とでも言いたそうな笑顔でふりむく。
「そう。ここまでボロボロだけど横浜基地に戻ればすこ~し時間はかかるけど元通りよ。
それよりも先刻の爆発の中での記録を見せてもらったんだけど―」
夕呼の言葉に武以外の3人の表情が一瞬にして曇る。
一体何を言ってるんだ?と武は少々困惑する。
「どうやらその様子だと、ただ爆発の影響で錯乱して幻覚を見たってワケじゃなさそうね。
詳しく聞かせてもらいましょうか? ここなら私以外に話を聞いてる人間はいないわ。
白銀を連れてきたのもその話を聞かせるためでしょう?」
見れば整備兵もゲッターに関してはここで出来ることはないと判断し、他の機体の整備に手いっぱいのようだ。
「そうだな。あんたや武に言えば少しはすっきりするかもしれねえからな」
そして3人は語りはじめた。あの閃光の中で出会った謎のゲッターのことを。



241:ゲッターオルタネイティブ
09/04/06 16:54:53 zol0CQGS
「なるほどね。そのゲッターらしきモノにあなた達は救われた、と」
「やすやすと信じられませんけど、たしかにレーダーでの反応の理屈は通る」
「そうね。あたしも、にわかには信じられないけど。
でもゲッター側の戦闘記録でもソレが観測されているから信じるしかないわね。」
ここで夕呼は一拍おき3人に尋ねる。
「で、あんたたちはアレは何だと考えてんの?まずはあんたたちの考えを聞かせてほしいんだけど」
「仮説だが、あれはオレたちに引き寄せられて現れたものじゃないかと考えている。
そう、武が因果導体として並行世界に影響を及ぼしたように、
オレたちも何らかの形でこの世界に影響を与えているのやもしれん。
だが、俺達の場合はあれに見覚えはあるが見たことがあるはずがないということだ。
これが一応のオレの考えだが……。竜馬たちはどうだ?」
隼人が最初に答え、竜馬たちも考えを述べることを促す。
「悔しいが、ワケわかんねえってトコだな。
あんなバケモン見たことなんざ一度もねえ。だが見覚えはある。これが引っ掛かるんだ」
「オレの場合はああいう風にしてお前たちを助けたような気がするんだが、そんなハズねえよな?」
竜馬と弁慶が自分たちの考えを述べるが、隼人ほど具体的なものではなかった。
「先生、一体これはどういうことなんですか?まさか竜馬さんたちも因果導体なんて……」
因果導体―並行世界の因果を他の世界に持ち込み、世界を崩壊させるかもしれない存在―が自分だけでなく、
まさか竜馬たちまでもそうだとしたら、この世界も下手をすると危険であることは明白だ。
それだけは真実であってほしくない、この考えを否定する考えを武は夕呼に欲した。
「そうね、さっきの話を聞く限り、流たちが白銀と全く同じ因果導体ではなさそうね。
むしろ、似て非なるものよ」
「それはどういうことだ?」
「いい? 白銀とあんたたちは他の世界の因果を持ち込む存在ということで似ているわ。
でもその因果の流れ込む方向と、流れ込む因果の世界の種類が違うの。
まず、白銀の場合。白銀はこの世界の因果を干渉した並列世界へと流し込んだ。
このときの方向は一方通行で、今この白銀がループしたっていう世界から白銀の元の世界へってこと。
でもあんたたちは少し違うわ。あんたたちは白銀とは違って、この世界に因果を流し込んでる。
それもおそらくは複数の別の世界から。共通点としてはゲッターがからんでると見ていいわね。
まあそれがどこまでのものか今は分からないわ。すくなくとも、白銀のように似た世界同士じゃないってこと。
それが似て非なる理由かしらね?」

242:ゲッターオルタネイティブ
09/04/06 16:55:33 zol0CQGS
「それがアンタの考えか……。なるほど。何にせよオレたちはこの世界では厄介者のようだな」
隼人が夕呼の話から一応の結論を出す。
「ええ。でも悪いことばかりでもないわ。たとえばゲッター線関連技術はあなたたちがこなければ発展してなかったでしょうね。
ゲッター炉がなければ凄乃皇の自爆も伊隅が必ず犠牲になってたでしょうし。
全てがすべて悪い方向へ流れてはいないわ。むしろいい方向に導かれてるとも言える。
もしかしたらあんたたちはこの世界のゲッター線によって呼ばれた導き手なのかもね……」
「それは大胆な仮説だな。だが、これでオレたちも武と同様になぜ自分たとがこの世界に来たのか、
その理由を見つけねばならんようだ」
「じゃあオレと竜馬さんたちも同じ……になるんですね」
武は少々不安げな態度を示す。自分が因果導体故に元の世界をめちゃくちゃにしたという体験が、不安を感じさせたのだ。
するとそんな背中を竜馬が思いっきり叩き、肩を組み語りかける。
「けっ! シケた面すんなよ武。わけのわからねえ因果なんざ、お前の分もまとめてぶっとばしてやんぜ!
だからてめえはオレらを信じろ! 今までもそうだったろうが?」
理屈としては無茶苦茶だが、竜馬の言葉を聞き安堵感を覚えた。
何故かは分からない。だが彼らならやってくれそうな、そんな気がしたのだ。
「わかりましたよ竜馬さん。でも竜馬さんもオレのこと信じてくださいよ?
逆にオレが竜馬さんたちの助けになってやりますよ!」
「白銀もいうじゃねえか! 竜馬、お前よか白銀のが頼りになりそうだ!」
「んだとクソ坊主! やんのか?」
「おうやったろうじゃねえか」
「はいはい、喧嘩はよそでやってよね。ま、話はここまでよ。あとは基地に帰ってからゆっくりやって頂戴。
それじゃ私は艦長と話があるから失礼するわ。じゃあね~」
夕呼が立ち去った後、竜馬たちも自室へ戻り休憩するため、格納庫を去ることとした。
立ち去る時、ゲッターがこちらを見ているような気がした武だったが、すぐに気のせいだと思い、部屋へと急いだ。
ゲッターにより世界が導かれつつあるという話を聞いたあとだからそう感じたのだ。
そう、ただの気のせいだ。
そのわりにはやたらと気にかけてるな、と武は自分を笑った。

243:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/06 16:56:50 zol0CQGS
今回はこれで投下終了です。
んー、ラストシーンはちゃんとできてるのにそこに至る経路を描くのがここまで難しいとは…

244:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/06 19:10:43 Wfr86CGp
宇宙怪獣とインベーダーの混同艦隊ならあるいは・・・

245:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/06 20:00:38 C/ge/scq
乙!

246:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/06 20:52:41 GeDMygj5
乙です!

>>244
それでもゲッター艦隊相手だと雑魚に思えてしまう不思議・・・

247:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/06 23:24:12 JTw2MXdY
っというか、宇宙を守る存在の宇宙怪獣はゲッターをどう見るんだろう。
ゲッターも広い目で見れば宇宙を守るために破壊行動をしてるわけだし、
どっちも本能的に行動してるわけだし。

248:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/06 23:26:49 MpP+2cmi
ゲッター線は人間大好きだから敵

249:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/07 15:24:20 +nsrtWyK
宇宙怪獣の黒とゲッター艦隊の赤で宇宙が五分五分

250:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/07 21:56:12 NmFt7JlT
誰かゲッターロボの時系列をまとめた年表があるサイト知らないか。

251:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/07 21:58:44 +nsrtWyK
ゲッターロボ全書を買えばいいじゃない

252:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/07 21:59:44 RStZTwwm
さらにプロトンデビルに昆虫艦隊も加えた連合艦隊なら・・・そうか!
宇宙怪獣はゲッターを危険だと感じて知的生命体を滅ぼそうとしているんだ!

253:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/07 22:03:04 WblxPAZc
ゲッターの歴史か
全部読むのに永い時間がかかりそうだ

254:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/07 22:18:10 HqvviMBi
>ゲッター線をゾイドに浴びせたかった
基本恐竜だから滅ぶんじゃねえのか

255:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/07 22:33:53 E3okdGiX
うおお!てめぇら爬虫類どもにこの地球を渡してなるものかッ

256:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/07 23:24:00 B4VdtEkB
マヴラヴとガイアー、どっちも乙
楽しみにしてるんだぜ

宇宙怪獣は、大いなる意思が時天空に対抗するために生物同士を争わせる際に
この強さは超えてほしいという最低ラインとして設けた門番的な何かだと予想

257:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/07 23:33:52 RStZTwwm
ゾイドは哺乳類が居るぞ!

258:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/07 23:41:03 NmFt7JlT
>>251
大全に年表あんの!? 買わなくては

259:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/08 03:07:00 bQBJJ2CZ
ゲッターDASH復活してほしいなぁ

260:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/08 03:27:48 8ok1u5gx
>>259
するぞ。ヤングアニマル嵐で。

261:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/08 11:22:36 vIIOTTTg
ただ偽書ゲッターロボダークネスってタイトルはどうにかならんのかw

262:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/08 11:56:08 w22iC11P
なんだっけ?光のゲッター線と闇のゲッター線だっけ?

263:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/08 12:48:54 vIIOTTTg
光も闇もクソも無いのがゲッター線だが、そこらへんどう料理するかね
面白ければ全然問題ないけど、ゲッター線そのものに善悪はつけて欲しくないんだよね
そもそもが善悪もクソも生存競争なワケだし
そういう意味じゃ非石川ゲッターでも飛焔は結構よかったかも

264:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/08 16:54:42 w22iC11P
光も闇も無いと言うか、まぜこぜ

265:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/08 17:01:31 p2QWJITK
ていうか善悪を超越してる
最終的に善悪なんて小さいものに囚われないのが石川ワールドの面白いところ
悪も善もないけど敵はある

266:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/08 18:22:23 qU6fgWLr
結局、ゲッター線は理解超えてるから、本当に理解できるのは取り込まれてからだからな。
飛焔の敵(マニウス)はガイアを結局制御できてなかったし、
インベーダーもゲッター線に選ばれてるのじゃなくて寄生してるだけだから。

267:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/08 23:27:46 p2QWJITK
石川作品では重火器が重要な部分を占めてるよな
ほかの漫画とかだと近接兵器のが映えるから、銃器が疎かになりがちだけどね
微妙なリアリティーがあって、覆せない現実みたいなのが伝わってくる、様な気がする

そういうところが、インフレ起こしてもアンバランスにならないところだと思う


268:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/08 23:29:56 cHPGFyyb
ゲッター線ならぬゲッター戦だな。

269:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/09 04:49:02 A4iuQ4Wm
いつかスパロボでアニメゲッターと漫画ゲッターとアニメゲッターGと漫画ゲッターGとアニメゲッター號と漫画ゲッター號と真ゲッターとチェンジゲッターとネオゲッターと新ゲッターとアークと飛焔と偽書が同時参戦しないかなぁ

270:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/09 04:58:39 K1/IyIF1
それスパロボちゃう、ゲッターロボ大決戦2や

271:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/09 14:41:29 soEveCvH
流一刀流でしたっけね

272:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/09 17:59:13 220CBfsk
竜馬がテイルズシリーズにきたらどうなるだろ?
無理にクロスさせなくてもいいから

竜馬VSバルバトス

これはガチで見たい

273:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/09 19:27:13 eoxnEA3s
>>269
ゲッター線すら存在しないアニメ版號がゲッターに呑まれる様が目に浮かんだ…

274:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/09 21:47:39 mLFsIS1f
ゲッター線はどこの世界にも存在している。ただ活動してないだけだ。

275:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/10 13:33:51 VWKWqDy2
不思議惑星ゲッター

276:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/10 18:08:55 93EYMWUZ
新ゲ竜馬とFF5の世界にきたら…

277:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/10 19:03:26 GsXI7sm0
ゲッターが実写化したら……スターウォーズだな

278:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/10 20:04:56 4Q2i2nUx
エピソード3冒頭の艦隊戦みたいな感じか

279:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/10 20:15:17 6Uta2pXJ
>>267
それは少し違うんじゃ無いかと思うがな。
第一覆せない現実と言うが……


280:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/10 21:43:35 CRqtPk7P
スクライドとクロスさせて、アルターとしてゲッターを登場させる場合
あくまででかいロボとして出した方がいいのか、人型の人形として出した方がいいのか、それとも人体に装甲を纏わせる形でだせばいいのか
どれが一番いいかなコーウェン君?

281:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/10 22:37:39 DlHKAPyy
むしろ、虚無戦記

282:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/10 22:42:31 Yi/Wuha/
石川先生の漫画には銃で撃たれた程度で死ぬキャラの方が少ない。

283:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/11 00:16:33 lpITqD7C
だから石川賢によるトランスフォーマーの執筆はまだなんですかと。

コンボイ「みんな聞いてくれ!! 私に良い考えがある!」

284:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/11 04:36:20 XJX1bDug
>>283
流石にしつこい

285:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/11 10:46:08 /1cHx+TY
やっぱりゲッター線に同化したのが早すぎるンだよ石川先生…

286:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/11 15:29:40 DHEjbzGz
そういや、飛焔三巻でゲッターガイアを喰った兵器って、やっぱりバグの進化形なんだろうか?
バグらしきシルエットと時空超越ゲートがあったから、そうなんだろうと思ってたんだが。

287:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/11 18:34:34 fNKvITJL
>>280
スクライドか……そういえば漫画版に、アルターとは進化する力という描写があったな
アニメの結晶体は一応意思を持ってるようだし、設定が意外と似てるなぁ。

288:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/12 01:03:08 QAgPGIVq
実はショッカーに属する科学者だった敷島博士。
仮面ライダーによる組織壊滅後、ゲッターロボの兵装開発に関して
その手腕を買われ、早乙女博士にスカウトされて研究所にやって来た。

そして恐竜帝国や百鬼帝国と戦う現在、再起を狙うショッカー残党を追う
本郷猛と一文字隼人は、浅間山付近に存在する秘密研究所の情報を掴み………

289:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/12 01:12:20 LH//rATr
ゲッターロボはでかいから出さないで、極道兵器、魔獣辺りにすればいいんじゃね?

290:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/12 10:39:42 sH7ftHJ4
>>283
マーヴェルコミック版トランスフォーマーG2は実に石川テイストだぞ。

291:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/12 10:52:46 6QQCgP34
あのマシンロボをメガトロン様が闘技場で刺し殺すやつか

292:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/12 17:38:23 qjDOOZvc
>>289
仮面ライダーvs十三使徒?

293:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/12 19:34:39 VLyeDkBM
SPIRITSだと仮面ライダーの本質は戦いの中で進化することだとか

294:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/12 19:50:20 qjDOOZvc
「ゲッターはね‥‥風の様に現れて‥‥嵐の様に戦って‥‥そして‥‥必ず朝日と共に帰ってくるんだ」

295:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/12 20:00:33 COE0sQbl
それは作った男達だw

296:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/12 21:38:18 EkZcwtbr
「信じてみねえか、たとえ神や仏がいなくても、 ゲッターはいるってな」

297:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/12 22:11:13 VLyeDkBM
「強くなろうとしない生命など、有りはしないよGETTER」

298:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/12 22:39:12 LH//rATr
ゲッタアアアアァァァァッビィィーーーームッッ!(ライダーキック風に)

299:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/12 23:52:41 bnTTYQ44
むしろTV版ゲッター1はゲッターキックを多用していたから問題ない

300:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/13 00:21:24 OY+uLAfm
ていうか普通にライダーキック風にゲッターキックって叫んでた気がするw

301:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/13 16:18:11 XRGYkSeO
ゲッター卍キック

302:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/13 22:08:06 WNHRgJK+
「ゲッターロボ DYNAMIC」

原作:石川賢/永井豪
脚本:今川泰宏
作画:村枝賢一


漫画、TVアニメ、OVA、小説、ゲーム、アンソロジーなどに登場したすべてのゲッターとすべての竜馬、隼人、武蔵、弁慶、早乙女博士らが
一堂に会し、さらには他のあらゆる石川作品からも様々なキャラクターが参上するクロスオーバー。凄まじい戦いを繰り広げる!!
新たなるゲッターサーガ………開幕。

儒生歴2010年4月1日よりゲッターエース創刊号にて連載開始! 乞うご期待!!

303:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/13 22:26:37 9CzjdZ5W
……っという夢を見たのか……チクショウ、うらやましい。

304:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/14 06:15:21 EGEMWHqa
ゲッターロボ飛燕はアークより強いのか?バグを押していたし。

305:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/14 10:24:11 fZlD+eY1
ラ=グースは時天空に勝てるか否か

306:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/14 10:56:30 rChVAp3n
>>304
 多分、アークの最終話でバグと戦っていた時点では、

進化飛焔>(越えられない進化の壁)>ゲッター炉活動飛焔>(リミッターの壁)>アーク

だと思う。
 真ゲッターと同時期に作られた、しかも、ゲッター線が勝手な事をしない機体であるアークに対して、
飛焔はそれよりずっと後に、別のエネルギーを補助に組み込んだ上で作られた機体だから、
素のスペックではそれこそ対抗しようが無いだろう。
 バグの乗り手や隼人の発言、それに、ゲッターガイアの出現を見るに、
そもそも飛焔世界はアークより未来か、或いはパラレルな世界のようだからね。

>>305

勝てんだろ。
アレはもう成長するだけで進化はしないらしいしな。

307:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/14 11:27:27 L04AT0hJ
>>306
ゲッター飛焔と言えば、ゲッターガイアを喰った超巨大兵器はなんだろうな?
最初はゲートの存在からバグの進化形かと思ったが、シルエットがゲッターぽいような気もするし。
それに、飛焔を生かしていた意味も分からないしね>バグの進化形だった場合

飛焔世界の地球って外伝を読む限りパラレルワールドっぽいが、
地球樹以外の植物が消滅って、何気に地球の危機だよな……
アレが原因で外宇宙への移民船団が創られた、とかだったら面白いが。

308:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/14 12:24:03 fZlD+eY1
>>306
ラ=グースは成長はするが、進化はしないって発言を見かけるけど、石川先生がそう言ってたの?

あと石川先生自身が「時天空はラ=グースより強い」と言う発言をしたというのも本当?

309:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/14 17:24:53 ykaRvk0E
いやそれは弥勒が言ってた進化に行き詰った生物云々って発言がもとでしょ>ラグースが進化しない

310:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/14 20:04:34 zxoowlh7
まあ空間支配という能力的にラ=グースは完成された存在だからな。
勝つ方法はラ=グースより巨大な空間を支配するのみ。

ひとつの宇宙であるラ=グースがあれより大きくならない限り、
サイズが無限大の時天空には勝てんだろう。

あるいは時天空内部に侵入して無限の空間の中から核を探しだし、
それを支配空間に取り込むなら勝てるかも知れないけれど。



ところでエヴァ板のスレが過疎りまくっているわけだが、
エヴァンゲリオンネタはこっちで語っても良いのだろうか。

311:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/14 21:07:09 aD3VSvfr
デビルマンと魔獣戦線のクロスって有りそうで無いな

312:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/14 21:27:42 Mx+bfFy3
限られた空間内ならなんでもありだなんての以上に進化するって普通にチートだよな……普通なら
てかそれに勝てる時天空もどんだけだよ
時天空に勝つ方法なんて、時天空よりも上位の次元に達する存在に進化するしかなくね?

313:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/14 21:48:34 buOcBapn
>>310
そろそろゲッターの意思に従って同化するほうがいいとおもう。

314:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/15 11:59:55 qYXdJXNk
ゲッター線が人間以外に力を貸してくれる生き物は居ないだろうか?

315:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/15 16:41:00 Kkn+ejux
>>307
もうバグ+ゲッターで、バグッターでよくね?

316:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/15 16:47:14 DVtvzsxl
>>314
植物

317:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/15 17:19:40 ra4hOXZY
無農薬野菜よりも体に良い、ゲッター線をたっぷり浴びて育ったゲッター野菜

318:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/16 01:11:01 mgE7sO2k
>>314
インベーダー


いくらただの寄生虫とはいえ一定の量までは吸収しても殺さないということは力貸してるのだろう

319:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/16 01:15:32 CGYAurCj
>>318
あいつらは寧ろ、ゲッター線から最も見捨てられた生物なんじゃないか?
ハチュウ類にせよ実際にはゲッター線の中で生きてるし、そもそも完全に見捨てられてるんなら
カムイやらネオゲの檜山みたいな多少なりともゲッター線に適応できるハチュウ類が誕生できんだろう
それに対して、インベーダーは鬼や爬虫類みたいに溶ける→取り込まれるんじゃなくて
吸収しすぎて自己崩壊を起こしてるわけだし

320:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/16 03:50:45 mgE7sO2k
アンドロメダといいインベーダーといい虫はゲッターに嫌われてるということだろうか

321:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/16 03:55:21 UDzZd6BJ
ゲッター線メカフェチだからナマモノとか駄目なんですよ

322:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/16 08:37:26 dB+nxMEm
むしろゲッター線は「人類に力を貸す」というより「人類に寄生している」意味合いが強いんじゃね?

323:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/16 11:37:29 KoQWj4TB
>>319
アークの2巻18ページ付近に、"人間もゲッター線を大量に浴びると危ない"旨の記述がある。


324:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/16 11:53:44 o+gaTcCj
真の早乙女博士みたくアレな人になっちゃうとか?

325:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/16 20:46:54 GnAXVd6T
ゲッター號のラストを初めて読んだときは、まだゲッペラーなんてモノが存在するなんて知らなかったから
素直に感動できたけど、
真を読んだ後に號を読み返したら、
「でもこんなに感動的なラストでも、この先に待ってるのは永劫に続く闘争なんだよなぁ」
って思うようになってちょっと複雑だったな。なまじ綺麗にまとまってたから。

326:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/16 20:58:11 o+gaTcCj
號のスーパーロボット軍団もいいなぁ

327:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/16 23:34:16 u5ZINuhI
>>323
人間がゲッタービームを喰らうとやばいだろ?
そういうことだ

328:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/17 01:39:46 PyqEBwDu
ゲッター線の全てを受け入れられるほど人類が進化していないだけだ

329:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/17 02:51:51 /42wgoDh
ゲッター線のデレデレっぷりには参っちまうよ

330:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/17 09:04:40 QUfJ4Xo8
俺ら愛され過ぎワロタwww

331:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/17 12:59:33 GkksNjsh
>>322
ゲッター線が人類に寄生、いやむしろ俺達の方が寄生してんじゃない?

332:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/17 13:51:18 tOgOqPb3
寄生というよりミトコンドリアみたく共生関係じゃなかろうか?



333:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/17 19:05:26 oJfnDt88
そうかんがえると
ゲッター線は人を進化させて強くして、
人間はゲッターという器を造りそれを強化、ともにつよくなる存在か。

334:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/17 20:25:16 QUfJ4Xo8
でも器と言っても人類じゃ精々真ゲッターまででしょ?エンペラーにまで強化されたのはゲッター線による進化のおかげ

335:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/17 20:33:08 ZwlpHF3H
うざいコバエをゲッター線で皆殺しにしてやりたいです。

336:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/17 22:31:47 MYAPw6SM
てか、ゲッターはゲッター線で進化してるのになんで人間は進化してないんだ?

337:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/17 22:57:58 a/Yg8yGV
猿→人類

338:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/17 23:34:08 MYAPw6SM
>>337
人間の純粋な生物としての進化はそこで止まってるじゃないか
ゲッターがゲッターエンペラーになるくらいの時間があるなら、もう一段階くらい進化してもいいはずだろう

339:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/17 23:41:01 JSPMJmYx
>>338
お前…アークに出て来てたじゃないか。
なんかゲッターみたいな人たちが。

340:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/17 23:41:37 QpKeB0oZ
いや正直ゲッター関係者はだいぶ人間の範疇を超えていると思う

ダイナミック系だとデフォだけどな!

341:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/18 00:44:06 AIXqFs3Y
あいつら見た目人間でもゲッター人類だよな
多分みんな最低でもゲッターロボパイロット並の身体能力になってる

342:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/18 02:22:18 JxyQDbZh
てか、そもそも拓馬と獏が人間の進化系でしょ?
田中伍長が世界中でゲッター線の影響を受けて特殊な能力を持った子供が生まれてるとかいってたし

343:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/18 02:50:46 zc9yQzwD
>>339
あれは……宇宙服みたいなもんだろう

>>342
どの程度かハッキリしていない
アークの描写だと、兵士は自分と同じくらいのサイズの生物を殺すのに
レーザー銃のようなものを使ったほうが効率がいい程度の進化しかしていない

人類ゲッターの進化に追いついてない、まったく追いついてない
少なくとも初期のゲッターくらいの能力はあってほしい

344:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/18 02:56:27 rKHM25iq
そこまでいくと最初から人類以外の奴を目的にしたほうがいいんじゃねェの?
どっちかっていうと戦闘能力低いけど闘争心があっていろんな兵器を作って敵に対抗してきた事のほうが重要っぽいし

345:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/18 12:09:11 ALu9zZP4
人類全てが慎一みたいになれば追いついたっていってもいいのかな?

346:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/18 13:34:20 5ZQKNV2r
進化し過ぎだろw

347:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/18 19:05:44 4WCSD0N8
精神が肥大化していくのさ…そしてその先にあるものが、進化ッ!!

348:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/18 20:33:45 +UEEwSSw
突然だけど
受け入れてくれるかわからないけどネタ投稿していい?

349:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/18 20:36:32 4WCSD0N8
とりあえずどういうの?


350:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/18 21:08:45 LtCqqKCF
最近できた古本屋でスーパーロボットコミックゲッターロボ編手に入れたんだけど、
飛焔の「今日は良き日だ」って「帝王の帰還」の最後のセリフからとったのかな?とふと思った

というかゴールとゲッターチームの奇妙な絆、最後のシャインスパークの美しさ、ゴールの最期のセリフと
あの中で一番好きな話だ

351:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/18 21:41:09 kVPQ0FG3
>>348
いいよ。

352:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/18 22:06:17 5ZQKNV2r
きやがれ!

353:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/18 22:09:21 +UEEwSSw
………………………8年前、一人の科学者によって引き起こされた浅間山麓の爆発事件によって、日本は全てが蕩けてしまった。
そして現代…
爆発事に発生した超エネルギー「ゲッター線」の暴走により 地球上はゲッター線汚染されてしまった。
その結果、人類はゲッター線に汚染され、その力に溺れてしまい、異形の怪物「イデア」が出現し、暴虐の限りを尽くしていた。
もはや、地球上はイデアにあふれ、人類は絶滅しようとしていた。…………………
ゴゴゴゴゴ!!!
大空に我が物顔で移動している物体があった。万能移動要塞「ゲット・ボマー」であった。
「オラァァ!こんな作戦でイデアをぶっ飛ばせるか!」
ゲット・ボマーの作戦室で一人で騒いでいる男「了」がいた。
がさつで無鉄砲だが、鋼の精神を持っている。両腕はサイボーグ化されていた。
了が一人で暴れていると一人の男が入ってきた。そしてすかさず
バギっ!
了の顔に一撃食らわした。
了は吹き飛ばされて壁に激突する。
「いってえ!ハヤト!なにしやがる!」
そこにはヴィジュアル系の格好をした細身の美青年「ハヤト」が了を睨みつけていた。
「るせんだよ!一人で騒ぎ過ぎなんだよ!バカが!」
すると持っていたケースから一つ薬を取り出した。
薬をかじりついたハヤトが了に言い放った。
「なあ…了…大人しくしてねえと殺すぞ 」
了はその言葉についにキレた。
「ハヤトォォ!!もういっぺんいってみろ!」
了はハヤトに襲いかかった。
するといきなり
「ちょっ!ちょっとぉ、やめなさいよ」


354:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/18 22:15:29 +UEEwSSw
ツインテールの美少女「ムサシ」が二人の喧嘩を止めにかかった。
「あんた達!今はそんなことしてる場合じゃないのよ!こんなことしてる間にイデアが暴れているのよ!」
「ち…ムサシ、邪魔すんじゃねえよ!」
「あんた達がバカなことしてるとチーム・ゲッターとして成り立たないのよ」
「へっ…むかついたから俺、部屋に帰るわ」
ハヤトは作戦室から出ようとした。
「あっ、ハヤト待って!」
ムサシはハヤトの後を追いかけた。
「ちっ…勝手にしやがれ!」
了は作戦室に置いてきぼりにされた。
ハヤトとムサシは通路を歩きながらしゃべった。
「ハヤト、なんでそんなに苛立ってるの?」
「…」
ハヤトは無表情だった。しかしムサシはまた問いかける。
「そういえばハヤトがいつも口にしてる薬…いつから服用してるの?」
「…子供の時からだ。だからどうした…」
ムサシは驚いた。
「子供の時から!?何でまた?」
ハヤトは止まり、ムサシを睨みつけた。
「うるせえな!どうだっていいだろ!これ以上うるせえと殺すぞ!!」
ハヤトはすぐそこにあった自分の部屋に入った。
「はあ~…あとが思いやられるな…」ムサシをため息をついた。
ハヤトは部屋に入るとイスに座り、背もたれにもたれかかった。
「はあ…どいつもこいつもうるせえな…」
ハヤトは立ち上がると机の方へ向かった。
すると
「ん…なんだこれ…」机の隙間から折りたたんだ紙をみつけた。
ハヤトは紙を拾い、開いてみた。すると、
「これは…俺が小さい時に描いた絵じゃねえか!」
それはハヤトが小さい頃に描いた絵だった。
「懐かしいな…なんでこんな所にあるんだ?
しかし…下手くそだな…くっくっく…」
ハヤトは絵を見て少し笑った。
「ん…誰だこいつ…」
絵の中に自分と友達の絵があったが一人で見慣れない人物の絵があった。奇妙な服を着ていた。
「これって…ん…」ハヤトは悩んでいた。全く思いだせない。
しかし
(マ………)
「あれ、なんだか少し思い出してきたぞ!」


355:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/18 22:17:36 +UEEwSSw
ハヤトはあの時の思い出を思い出してきた……………………
この物語はハヤトがまだ五歳の時のあった超不思議な体験の話である。

「偽書 ゲッターロボDASH外伝 ハヤトのちょー嵐を呼ぶ!金矛の勇者」
序章 完

こんなネタです

356:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/19 13:20:32 9vZA1Ohq
久しぶりのしんちゃんネタか……

最近、○○とのクロスは~とかの話題が少ないな。

357:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/19 13:49:08 Xh7AVJ/I
金矛のマタタビは出てきた瞬間から男装美少女と看破させていただきました
本当に可愛かったのぉ

358:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/19 13:55:30 bsAJ4UAQ
>>356
ゲッター分をウランスパークで弱めねば

359:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/19 18:17:55 SDHipGN+
ええい、ガイアーの人はまだか!?来週の月曜日には燃え尽きる日の最新刊も出るのだぞ!

360:ハヤトの金矛の勇者 続き
09/04/19 18:30:32 blbILbe4
………………………
ここは浅間山のふもとにある町の施設。子供たちが元気に施設の校庭を走り回っていた。
そこで砂場で一人遊んでいる子供がいた。
「ハヤトォ!遊ぼう!」
「えっ…、ボクはいいよ…」
ハヤトは浮かない顔をしていた。ハヤトは元々捨て子であり、内気な性格で友達は少ない方であった。
「ちぇっ、ハヤトはいつもそれだ」
子供達は去っていった。
ハヤトは一人で遊ぶのがいつもだった。 「ハヤト、何してるの?」
一人の男の子が話しかけてきた。のちのチーム・ゲッターのリーダーでハヤトと犬猿の仲になる了だった。
「砂遊びだよ…。了どうしたの?」
了は笑いながらいった。
「ハヤトと遊びたいから来たよ」
「いいよ…了はみんなと遊んできなよ」
「オレはハヤトと遊びたいの!」
ハヤトの顔は赤くなり、施設の中に走って行った。
了はそんなハヤトを見て、呆れた。
「あいつ……ホントに根暗だよな…」

バタン!
ハヤトは自分の部屋に入るなり、ベッドに倒れた。
「ハァ…ハァ…ハァ…なんでボクはこんなに臆病なんだろ?うう…」
ハヤトの目から涙が溢れてきた。
ハヤトはベッドから起き上がると机に向かった。
「ん…なにこれ…?」
床に一本の定規が落ちていた。
「定規…なんでこんな所に?」
ハヤトは定規を机に置くと部屋を出て行った。
誰もいない部屋。すると定規が光だした。
(見つかったわ!この子こそ「選ばれし者」よ!)

その頃、暗黒の世界「ドン・クラーイ」では…
「ダーク様~」
不気味な生き物達が一斉に叫びだす。

361:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/19 18:31:33 blbILbe4
するとピエロみたいな姿をした謎の人物が姿を表した。
「マックよ、「金の矛」の位置は分かったか?」
すると紳士の格好をした影が喋りだした。
「「銅鐸」を使っておりますので「金の矛」を持つ「選ばれし者」は直に分かるかと存じます」
すると、セクシーな女の形をした影が喋り出した。
「間もなくでございます、ダーク様。今は我々も影としてしか向こうへ行けませんが…」
「扉さえ開けば全てはダーク様の思うがままでございます。もうしばらくお待ち下さい」
ダークという影は後ろへ向いた。
「ふむ…待とう…」
(地球はこのドン・クラーイの支配者、アセ・ダク・ダーク様の物だ!!」

その頃、施設ではハヤトは相変わらず一人で砂場で遊んでいた。
すると
「クゥゥ~ン…」
一匹の黒い子犬がハヤトのそばについてきた。
「うわぁ~かわいい!どうしたの?」
ハヤトはいつもより笑顔になった。
「クゥゥン…」
ハヤトは頭をなでた。
「ごめんね…。ここじゃあ犬は飼えないんだ。ホントにごめんね」
ハヤトはそう言うと、部屋へ戻ろうとした。
しかし、子犬はハヤトに付いてきた。
「駄目だよ!ついてきちゃダメ!!」
ハヤトはいうもまだま子犬は付いてきた。
「もういい加減にして!」
ハヤトは怒って施設に入っていった。
「クゥゥン…」
子犬はハヤトを見つめていた。

ハヤトは自分の部屋に入るなりベッドに倒れた。
「もう…けどあの子犬、何か不思議な感じが…」
ハヤトはそうゆうと眠たくなったのか、そのまま寝てしまった。

今日はここまでです。

362:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/19 19:05:45 9BGk9af6
sageじゃあなくてsageですよ。

363:激突!! ゲッター対ガイアー 
09/04/19 20:56:29 7nChOdv/
>>359
待たせたな!
スマン、俺がゲッター線濃度15倍の部屋でアマガミをやっていたばっかりに……

などという寸劇はさておき、投下します。

364:激突!! ゲッター対ガイアー 第十話①
09/04/19 20:58:09 7nChOdv/
荒涼たる山々の風景を眼下に、ガイアーに抱かれたマーズが、西域のさらに果てを目指す。

先のウラヌスとの一戦で受けたダメージは、未だに癒えてはいないのだろう。
磨かれたように冷たい大気に曝されているにも拘らず、額にはうっすらと脂汗すら浮かんでいたが、
その瞳には一切の迷いの色も無く、地平の先、遥かなエジプトの地を見つめ続けていた。

「……それにしても」

マーズがゆっくりと辺りを見渡す。
日本海上空まで彼を護衛してきたF15戦闘機に代わり、現在は中国籍の戦闘機の編隊がガイアーの周囲に展開していた。

「僕が眠っている間に、状況も随分と変わったようだな
 いや、それだけ事態も深刻になったと言う事か……」

やや深刻な含みを持たせ、マーズが一人思考する。
現在優先すべきは、拓馬達との合流し、エジプトを襲った神体を撃破する事である。
だが、他の神体がこの差し迫った状況を、黙って静観し続けるとは思えない。
既に事態はマーズ達でのみで収められる範疇を超えている。
神体の、そしてゲッターの存在を知った世界とどのように協力していくか、マーズは今後の行動についても考えておく必要があった。

「うん?」

両翼に展開していた殲撃七型が、慌ただしく動き出したのを見て、マーズが思考を中断させる。
顔を上げた先には、逆光を背にゆっくりと近づいてくる、奇妙な浮遊物が見えた。

「あれは…… 神体なのか?」

前方の障害を排除すべく、編隊を組み直した一団が先行する。
その不用意な行動に、マーズが思わず声を荒げる。

「いけないッ! うかつに近付いては……!」

マーズの叫びは、爆発の衝撃によって遮られた。
閃光と爆音、黒煙が視界を塞ぎ、色めきだった編隊が散開する。
やがて爆風が過ぎ、大きく開いた視界の先に、巨大な神体が姿を露わにした。

それはまるで、今しがた遺跡から発掘してきたばかりと言った風の、古ぼけた巨大な土偶であった。
サーチライトのようにチカチカと瞬く、シンプルで大きな二つの目。
空を飛んでいること自体が悪い夢としか思えないような、ずんぐりむっくりとした体系。
巨大な粘土質の赤土を練って、そのまま窯の中に放り込んだかのような、素朴な赤茶けたボディ。

だが、マーズは知っている、この人を喰ったデザインのロボットが、
各国の軍隊が採用する現役の戦闘機を遥かに凌ぐ、凄まじい戦闘能力を秘めている事を、

仲間の敵を討たんと、合流した一団が空飛ぶ土偶目掛け、一斉掃射を浴びせる。
もし眼前のデカブツが、外見通り素焼きの装甲であったなら、瞬く間に粉微塵と化していたであろう猛攻…… だが

「ダメだ! この場から離れるんだ」

まるで子供の悪戯でも咎めるかのように、無傷の神体がゆっくりと首を回す。
直後、両眼から眩い怪光線が照射され、前線の一機が避ける間もなく消滅する。
土偶はガイアーの存在を気にも留めず、算を乱した一団を、首を振って尚も追撃する。

「クッ、そうか、アイツの狙いは……」

マーズがぐっ、と身を震わす。
現状、ガイアーのバリアに守られたマーズに、神体の光線は届かない。
だが、逆に言うならば、マーズを懐に抱えているうちは、ガイアーは反攻に転ずることが出来ない。
敵はそれを知っているからこそ、ガイアーの前で隙を見せて誘っているのである。


365:激突!! ゲッター対ガイアー 第十話②
09/04/19 20:59:27 7nChOdv/
「仕方ない、ガイアー、僕を地上に降ろすんだ」

「…………」

しばしの間、ガイアーはマーズの指令が聞こえないかのように、用心深くバリヤーを展開していた。
あるいは、この時のガイアーには、満身創痍の主を守るため、何らかのセーフティが働いていたのかもしれない。
だが、ガイアーはじめ神体の行動は、原則的に主の指令を最優先とする。

「どうした? ガイアー、早く地上に投げ降ろせ」

二度目の指示を受け、ガイアーが高度を徐々に下げ、右手の拘束を緩める。
思いもよらぬ大胆な行動に、スキンヘッドの監視者が、神体の中で驚きの声をあげる。

「なんと! ガイアーの懐を離れるとは
 信じられん、マーズは状況が分かっていないのか?
 自分が死ねば、そのまま地球が消滅すると言うのに……」

慌ててスイッチを操り、神体の両眼を合わせる。
地上へと降り立ったマーズは、モニター越しにも疲労の色がありありと伺えた。

「いや、そうか…… 今のマーズはガイアーの能力を知らないのか!
 ガイアーのバリヤーの堅固さを知らないから、攻撃する事しか頭に無いのだな
 よし! それならば、この【シン】にも、十分な勝機がある」

一抹の希望を得た監視者が、ピアニストのような流麗な指使いで、手元の操作盤をまさぐる。
同時に土偶の扁平な頭部が開き、何物かがプシュゥと勢い良く飛び出す。

「ムッ」

神体の奇妙な変形を、地上のマーズが油断なく見上げる。
だが、射出された物体はマーズでもガイアーでも無く、周囲へ広範囲に拡散する。
そのミサイルのような物体は、地表に落下すると直ちに回転を始め、
さながら小型のドリルのように土中へと沈みだした。

「なんだ、これは攻撃では無いのか?」

敵の怪しい行動に、マーズが疑惑の声を漏らす。
監視者は応じない、言葉の代わりに、神体はくるりとガイアーに背を向けた。

「……? 逃走する気か
 よし! 追撃しろ、ガイアー」

主の指示を得たガイアーの全身が煌々と輝き、すかさず土偶に対し光弾が放たれる。
元々ガイアーと他の神体では、根本的な出力が違う。
バリアー越しに突き上げる衝撃に、土偶のコックピットが激しく揺れる。
六神体の防御能力ではガイアーに拮抗できない事は、先の一戦で証明済みであった。
だが、愛機を襲った危機に対し、スキンヘッドは不敵な笑みを浮かべた。

「グッ…… フ、フフ……
 元々シンの能力で、真っ向からガイアーと渡り合えるとは思ってはいなかったさ」

「アイツ…… 一体、何を?」

「ガイアーがシンのバリヤーを破るのが先か、シンが地下のエネルギーを探知するのが先か……
 地球を掛けた鬼ごっこと行こうか、マーズ!」






366:激突!! ゲッター対ガイアー 第十話③
09/04/19 21:02:36 7nChOdv/
― マーズが第四神体・シンと接触する三時間ほど前、

ゲッターチームはエジプトの地にあって、灼熱地獄を前に苦戦を強いられていた。

「ク、ウゥゥ……ッ」

視界を包み込む眩いばかりの輝きに、さしもの拓馬も唸り声を上げる。
六千度、実に太陽の表面温度に匹敵するほどの熱を放つスフィンクス達の包囲により、周囲が白一色の白光に覆われる。
いかに変幻自在のゲッターの装甲であろうとも、近距離で放熱を浴び続ければ、物の数分と持たない事は明白であった。

だがこの時、真に危険に曝されているのは、むしろ機体の内部の方であった。
空調の処理能力を超えて際限なく上がり続ける室温が、拓馬達の思考と体力を容赦なく奪い去っていく。

「た、拓馬、騙されるな、コイツらは……」

「分かっているさ! 孔明と戦った時と同じだ」

焼けつくような高熱に包まれながらも、拓馬の瞳は冷静にモニターを追っていた。
四方は四体のスフィンクスに囲まれ、目も開けられぬほどに白熱していると言うのに、
画面に映る熱源は、前方の一つのみであった。
すかさずアークが身を翻し、後方の神体目掛けて高速で飛び込む。
モニターのデータが故障であるなら、ゲッターは蒸発をまぬがれないところであったが……

「見ろ、拓馬! 光源が引いていく」

「フン! やっぱり幻か、チンケな手を使いやがって」

ゲッターの飛行速度に合わせ、光源が蜃気楼をように、等距離を守って引いていく。
この幻こそが、エジプトの軍隊を壊滅させた、スフィンクスのもうひとつの武器であったのだ。

「ほぅ、気付いたか…… だが、だからと言ってどうするつもりだ!
 逃げてばかりでは勝負にならんぞ」

「うるせェ! こうするまでだよッ!」

言うが早いか、アークが振り向きざまに頭部からビームを放つ。
前回の戦いで、神体が攻撃と防御を同時にはこなせない事を、拓馬は学習していた。
以前の雪山のような、ビームを遮るものも無い。
ゲッターロボの代名詞たる光線は、一直線に敵の装甲を貫くものと思われた…… が!

バシュウゥゥッ

「……!」

強烈なはずのゲッター線の一撃は、対手の装甲にぶつかると、
まるで放水を浴びせたかのように幾重にも分かれ、後方へと消えた。
閃光が収まり、静寂が戻った砂漠には、まるで何事も無かったかのように佇立する、人頭獅子の黒色のボディがあった。


367:激突!! ゲッター対ガイアー 第十話④
09/04/19 21:05:41 7nChOdv/
「ゲッタービームが、効かない、だと……?」

「フフッ、いやいや、そう悲観したものでは無い
 先のビームは、人類には十分過ぎるほどの出力を持っていたよ
 ―六千度の放熱に耐えられるスフィンクスの装甲でなければ、致命傷だった」

「!?」

「分かるか? この神体は、そもそもバリヤーなど必要とはしないのだ
 この機体を破壊出来るもがあるとすれば、それはガイアーだけだ!」

「クッ!」

再び発光を始めたスフィンクスを避け、アークが旋回する。
逃走を始めた獲物を追って、漆黒の獅子が無人の砂漠を駆ける。

今のアークでは、敵を叩くどころか、近づく事すら敵わない。
距離をとったところで、ゲッタービームも相手には通じない。
といって、トマホークを投げ打ったとしても、チョコレートのように蕩けた鉄塊が、
スフィンクスのボディで潰れて張り付くのみであろう。

「どうしたゲッター、このまま日本に逃げ帰るつもりか?
 それならそれで構わぬぞ 
 こちらはこのまま、リビア、スーダン、エチオピアと、順繰りに地上を焼き尽くすのみだ!」

監視者の言葉は、裏を返せば、スフィンクスはゲッターを追う手段を持たない事を意味していた。
だが、その内容はブラフでは無い。
ここで拓馬達が引けば、この神体は、北アフリカ一帯に灼熱地獄を拡大し続けるだろう。

だが、男の挑発に対し、拓馬は不敵な笑みを見せた。

「逃げるだと? フザけるな!
 この程度の焚火で、ゲッターを焼き尽くせると思うなよッ!!」

「何だとッ!?」

突如としてUFOのような鋭角的な軌道を見せ始めたゲッターに、監視者が思わず叫ぶ。
アークは体勢を立て直してスフィンクスに向き直ると、直後、超高速での突撃を始めた。

「うおおおおおっ!!」

「……馬鹿なッ! 死ぬ気か、ゲッターッ!?」

監視者の眼前に、真紅の悪魔の姿がぐんぐん迫る。
それはあたかも、太陽に挑むイカロスの如き無謀、
瞬間、男は見た、得物を掲げるゲッターの、その槍投げのような構えを……

「……!? し、しまっ」

「いッけえェ―ッ!! トマホォーク ボンバァァ―ッ!!」



368:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/19 21:07:57 M1XRCecY
しえん

369:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/19 21:08:03 Xh7AVJ/I
うおお!支援ビィィーム!

370:激突!! ゲッター対ガイアー 第十話⑤
09/04/19 21:08:10 7nChOdv/
拓馬の咆哮に合わせ、斧槍の刃がバチンと稲光を発し、たちまち眩い輝きを放ちだす。
同時にアークの両足が大地を踏みしめ、機体に急制動を掛ける。
強力な慣性が、膝、腰、肩、肘、そして指先へと連動し、つんのめるような体勢で、アークが白刃を投げ放つ。
帯電する斧槍が光弾と化し、燃え尽きる間もなく一直線に神体を襲う。

「ウオォォ!!」

刹那、閃光が炸裂音と共に大地に満ち、衝撃が投擲したアーク自身をも襲う。
バリヤーを持たぬスフィンクスには耐えられぬ一撃。
いや、元よりあの高速が相手では、バリヤーを展開する余裕すら無かったであろう。

「グッ……、ま、まだ、まだだ……」

胸甲を貫いた斧槍に串刺しとされ、ドス黒いオイルを噴出しながら、
スフィンクスは尚も抵抗せんと、その身を再び発光させようとする。
よろめく身体にとどめを刺すべく、アークが灼熱地獄の中へと飛び込む。

「往生際が悪いんだよォー!」

スフィンクスの周囲は未だ余熱が引かず、胸元から背中へ貫いた斧槍は、早くもグズグズと蕩け始めていたが、
アークは構いもせずにその柄を鷲掴みにして、帯電する避雷針のような翼を扇状に展開した。

「サンダーッ ボンバァーッ!!」

拓馬の叫びと共に、今度はアークの全身が白光し、その身を中心として驚異的な放電現象が巻き起こる。
痛烈な電撃は両腕から斧槍を通し、高熱の渦となってスフィンクスを体内から襲った。

「グッ グオオオォォォ…… これが、ゲッター、か」

「…………」

「だ、だが、これでいい、
 お前らが滅んでも、我らが滅んでも、結局は同じ こ と……」

「……何だと?」

サングラスの男の奇妙な言葉に、拓馬が呟きを漏らす。
だが、その疑念に答える声は、既にない。
放電が止んだ後も、スフィンクスはしばしの間、あちこちをショートさせながら、生物のように全身を痙攣させていたが、
やがて、グズグズに熔けた関節が自重を支え切れなくなり、大地にどうっ、と崩れ落ちた。

六神体の一柱
太陽にも等しき力を持った灼熱の人頭獅子は、皮肉にもその身を内側から灼かれて果てた。






371:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/19 21:09:44 M1XRCecY
大雪山支援

372:激突!! ゲッター対ガイアー 第十話⑥
09/04/19 21:10:27 7nChOdv/
バラバラと言うローターの音が砂漠に響く。

騒ぎを聞きつけたエジプト軍の生き残りが現場へと到着したのは、
ちょうど周囲の熱が引いたのを確認した拓馬たちが、ゲッターの外装を点検している時だった。

「流拓馬くんに、山岸獏くんですね」

ヘリから出てきた中年が、流暢な日本語で喋ったことに、二人がほっ、と胸を撫で下ろす。

「私は日本の大使館の者です。
 あなた方のことは、日本政府からの連絡で聞いています。
 どうか、この場は我々に同行して
 六神体に関する情報を提供して下さい」

「日本政府が……」

拓馬の脳裏に、病室で出会った指令の顔がちらりと浮かぶ。
日本を飛び出してから一日半の間に、ゲッターを取り巻く状況は好転しつつあった。
もっともそれは、六神体の猛攻を前に、手段を選んでいることが出来なくなっただけの話ではあったが。

「よろこんで、と言いたい所だが、実はあんまり時間がないんだ。
 これから急いで、日本にトンボ返りしなきゃならねぇ」

「マーズ君の事だね、それなら大丈夫。
 つい今しがた、彼もこちらへ向かっているという連絡が入ったところだよ」

「何! マーズが目を覚ましたって言うのか!?」

男の報告を聞いた拓馬は即座に顔色を変え、ゲッターのコックピットへと駆け上る。

「点検は終わりだ、行くぜ、獏」

「あ、ああ、分かった!」

突然の空気の変化に、驚いた大使館の男が、拓馬を引き止めようと慌てて声をあげる。





373:激突!! ゲッター対ガイアー 第十話⑦
09/04/19 21:11:42 7nChOdv/
「ちょ、ちょっと待ってくれ!
 大した準備もなしに、一体どこに行こうって言うんだ?」

「六神体の狙いはマーズだ!
 敵が既に動き出している以上、一刻も早くガイアーと合流したい」

「そ、そんな、無茶だ!
 下手をすると行き違いになるかもしれないし、
 それに、このロボットだってメンテナンスをしないと……」

男の言葉に、乗り込みかけていた獏が動きを止め、困った風に振り返った。

「それがよ…… そういうワケにもいかないんだ」

「えっ?」

「つまりさ…… この世界はまだ、ゲッター線の研究が進んでないから、
 傷ついたコイツを直す技術が無いんだ。
 どれほど時間をかけたとしても、根本的なダメージの修復は、多分できないよ」

「そ、そんな!」

『急げ、獏!』

「オゥッ!」

つい今しがたの話が無かったかのように、獏が威勢の良い掛け声をあげる。
呆然とするエジプト軍の兵士達を尻目に、真紅の悪魔は風のように東の空へと消えた。





374:激突!! ゲッター対ガイアー 第十話⑧
09/04/19 21:13:07 7nChOdv/
幸運の女神は、人類に味方したかに思われた。
チベット近郊で中国空軍の救難信号を探知したアークは、ガイアーの居場所を補足する事に成功したのだ。

連戦のダメージをものともせず、高速航行を続けるアークの前に
やがて、空中に悠然と貯立する偶像が姿を現す。

「見ろ、拓馬! ガイアーが居たぞ!」

「ああ、だが、マーズはどこに……」

スピードを落とし、アークが周囲を巡回する。
ガイアーが無事である以上、マーズの身もひとまずは安心な筈である。
ただ、近辺で中国軍が遭遇したという、土偶型の神体が姿を見せぬ事に、一抹の不安はあったが、

「拓馬、居たぞ、マーズだ!」

獏の通信を受け、われに返った拓馬がモニターに視点を戻す。
そこには確かに、周囲の様子を伺う赤毛の少年の姿があった。

「マーズ! 無事だったかッ!」

巨大な影に気づいたマーズが、ふと上空を見上げる。
その視線が、高速で接近するアークの姿を捉えた瞬間、彼は、思いもよらぬ言葉を発した。

「来るなッ! ゲッター!! これは―」


 ドワオォ!!


マーズの叫びは、突如、地の底から轟いた爆音によって遮られた。

「な……!?」

拓馬にも驚いている余裕は無かった。
謎の爆発を契機に、大地が鳴動し、広大な山脈に次々と亀裂が走る。
轟音が一帯に響き渡り、大地を襲う衝撃が、上空にいるゲッターまでにも突き上げてくる。
震動で大地が砕け、なすすべも無いマーズが、岩盤と砂煙の中に姿を消す。
それはあたかも、黙示録の1ページを体現したかのような絶望的な光景であった。

「マ、マーズッ!!」
「クソッ、返事をしろ! マーズ!?」


―チベット地震。

後にアメリカの研究チームによって名づけられたその地震は、
震度7、マグニチュード9.7という、驚異的な測定結果が報告され、
同チームによって、有史以来の最大級の地震であると結論付けられた……。


375:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/19 21:16:36 Xh7AVJ/I
いったいゲッターは何所へ行こうとしているんだっ…!

376:激突!! ゲッター対ガイアー 
09/04/19 21:17:56 7nChOdv/
以上、投下終了です。

あえて言い訳をするならば、横山先生が六千度とか凄い事を描くので
オリジナル必殺技で対抗せざるを得なかった。
ハルベルトでもジャベリンでもなく、あくまでトマホォーク!! で。


377:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/19 21:29:01 bsAJ4UAQ
どうでもいい話だけど、六千度って美勒に浴びせた火柱の温度と一緒だな

378:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/19 21:43:50 TfZj1Jc8
ドワ乙

ちなみに太陽の表面温度と同じでもある。>六千度
何万度、とかいう単位に比べショボイように思えるが、大抵の物質は蒸発する温度。

379:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/19 21:51:25 TfZj1Jc8
ってよく読んだら本文に書いてあったorz


______
|← ドグラ|
|  古墳 |
. ̄.|| ̄ ̄       ┗(^o^ )┓          三
  ||           ..┏┗            三


380:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/19 23:02:27 Shg1UI/r
>>379
早まるなw

ガイアーの人乙!まさか半ば冗談で催促したら本当に来るとは思わなかったぜ!
てか、そういやこの世界じゃアークの補給は出来ないんだよな。しかも未だパイロットは二人だし
ガイアー相手するときはどうすんだろ

381:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/19 23:57:24 m9Kqqssk
>>376
ゲッター乙!
シンの地震でゲッターがらみの何かが出てくるような……


>>379
ドグラは止めとけw せめて浅間山早乙女研究所跡にしとけ。

382:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 12:40:05 A6+PkC7b
唐突だけど、石川作品の敵のボスって両手を上げて高笑うのが似合う奴が多いよね

383:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 13:18:23 /M5wpW7q
ラ=グースと時天空が両手を上げて高笑うだと・・・・・・
ビックバン以上のエネルギーが発生するのは確実だろ
宇宙が無くなっても十分お釣りがくるな

384:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 14:56:56 LKXT7uB8
>スマン、俺がゲッター線濃度15倍の部屋でアマガミをやっていたばっかりに……
ゲッター線に萌えて炉心がメルトダウンしそうな環境だwww

385:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 16:25:53 rcVZ4iBZ
ゲッター線は他のエネルギーに比べると圧倒的に人類にデレデレ

386:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 17:15:09 jdwpOUtU
> スマン、俺がゲッター線濃度15倍の部屋でアマガミをやっていたばっかりに……
ゲームの登場人物が幽霊となってうろついてるんですね羨ましいです

387:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 18:13:34 racdSGPv
ていうかアマガミってなんだよw
ゲッターアークに甘くかまれるのか?

388:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 18:30:43 fbloqSWO
アマガミ<確かギャルゲーだね!
つまりヒロイン全員イシカワキャラのギャルゲークロスをだね(ry

389:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 18:34:35 D8fOxuIx
ドMの変態紳士向けのゲームだよ!
これがPS2で出てるっていうんだから世も末だよね、スティンガー君

390:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 18:47:20 racdSGPv
>>389
さんくす。そ、そうなんだコーウェン君

>>388
魔空八犬伝の壮姫なんかは普通にかわいいと思うぞ
あと一コマぐらいしか出てないけど真ゲんときのミチルさんとか

391:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 18:50:56 A6+PkC7b
>>389
そ、そうだね、世も末だねコーウェン君

392:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 22:16:00 fsQ0Qjny
コーウェンくんがゲームやってる姿を想像してしまったじゃないか

393:ハヤトの金矛の勇者 続き貼ります
09/04/20 22:22:06 cS8CM3KF
………夜中12時
「ん…」
ハヤトはふと目が覚めた。あたりは真っ暗だった。
「ふぁぁ…夜中の12時…?変な時間に目が覚めちゃったな…」
ハヤトは目をこすり、ぼぅ…としていた。すると
チリーン…チリーン…
どこからか鐘がなる音がした。
「ん…何この音…?」
ハヤトは鐘の音が気になり、恐る恐る部屋のドアに近づいた。
ドクン…ドクン…
ハヤトの心臓の鼓動はドアに近くなる度に大きくなる。
「うう…何だか怖いよ…」ハヤトはドアに手にかけた。
カチャ…キイ…

「うああ……」
ドアを開けた景色は今まで見たことのない空間だった。
ぐにゃぐにゃとした壁、魚達が宙を泳いでいたり、まるで絵本の世界のような廊下だった。
「うわぁ~スゴいな~」
ハヤトは不思議な景色に興奮してきた。ハヤトは不思議な廊下を歩き出した。
見るもの全てが新鮮で五歳のハヤトにとってはとても楽しい出来事だった。
チリーン…
するとまた鐘の音が聞こえてきた。
「ん!?」
ハヤトは後ろを向いた。すると
にゅう~…
チリーン…
「うあああ!!!?」
ハヤトは驚いて尻餅を付いた。
なんと壁から人かすり抜けてきた。長いシルクハット、奇妙な服、肩にイタチを乗せ、小さい銅鐸を持った紳士風の男だった。
男はハヤトの方に近づいていく。
「ああああ……」
ハヤトは恐怖のあまり、体が震えていた。
男はハヤトの前に立つとハヤトを見つめた。
「驚かせてしまったかな?坊や。私の名はマック・ラ・クラノスケだ」
マックという男はハヤトに話しかけた。
「えっ…?」
ハヤトはまだ震えていた。
「ハヤト君、怖がらなくて大丈夫だよ。おじさんは別に怪しくないから」
マックはさらにハヤトに話しかける。

394:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 22:25:57 cS8CM3KF
「ところでハヤト君、君は「選ばれし者」だね?」
「選ばれ…し者?なにそれ…?」
ハヤトは突然の発言に戸惑う。
「おじさんと契約していくつかの物を渡してくれないかい?
もちろんタダとは言わないよ!お礼に札束を上げよう」
するとマックは契約書とペンを出して、ハヤトに差し出した。
「さあ、この契約書にサインして」
しかし、ハヤトは困った顔をした。
「えっ…まだボクお名前書けないよ」
バタン…
マックは倒れた。
「そっ…そうかい?それなら「うん」て言うだけでいいんだよ!」
しかしハヤトは、困った顔をした。
「お札って何?」
ガクっ
マックは崩れた。
無理もない。ハヤトは物心をつく前に捨てられてからずっと施設にいたため、お金のことはあまり知らなかった。
「このガキぃ…」
マックは今まで紳士の顔が一気に怒りの顔になった。
「ひいぃ!!」
ハヤトは怖くなり、体中が震えていた。
「このクソガキぃ!お前も暗くしてやろうかぁ!」
マックは憤怒の顔でハヤトを脅した。
「う…うわああああ!!!」
怖くなったハヤトは泣きながら自分の部屋へ全力疾走した。
マックも全速力で追いかけてきた。
「まちやがれ!」
マックはハヤトを捕まえようとした。しかし
すかっ…
マックの手はハヤトの体をすり抜けた。
「ちっ!!」
マックは追うのをやめた。
バタン!
ハヤトは部屋に入るとドアにもたれた。
泣いたせいか目が赤くなっていた。
「怖かったよぉ…ひっく…」
ドッドッドッ
心臓の鼓動はかなり早かった。

今日はここまでです。ちょうと映画のストーリーにそりつつ、マガイモノの力を見せたいと思います。

395:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 23:17:23 Xq02Rvuw
乙!

396:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 23:35:52 zp0tv6hx
以前、魔獣×HELLSING構想中とかカキコしてたやつだけど、1話が書き終わったんで投下します。

397:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 23:37:23 fsQ0Qjny
ゲッターエンペラーが主食のやつか

398:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 23:37:54 zp0tv6hx
第1話 「魔獣咆哮」




 深い闇が横たわる夜―――霧の都、ロンドン。その中心街で一人の少年が彷徨っていた。
年の頃は10代後半。ボロボロのコートに真っ赤なマフラーを纏い、両拳にはバンテージ代わりなのか包帯を巻き付けている。
イーストエンド辺りにいそうな浮浪者の態だが、たとえ深夜といえど此処はその手の連中が大手を振って歩ける路ではない。
にもかかわらず、彼を咎める者は誰もいなかった。 否、咎められる者はいなかった。
彼の瞳は暗いが眼差しは鋭く、そこには激しく燃え盛るのを抑えて静かに白熱している強い感情と意志が込められていた。
だがそれだけが理由ではない。人々は少年から“獣臭”が、獰猛な獣の気配が吹き出ているのを無意識に感じ取っているのだ。
それ故に少年に近付く者も、進んで関わろうとする者もいないし、少年もまた周囲に関わろうとはしなかった。


少年の名は来留間慎一。

幼き頃、己の父に禁忌の実験のモルモットとされ、その身を化物へと堕とされた少年。
怪物に作り変えられた愛しき母に助けられ、その命と引き換えに生き永らえた哀れな鬼子。
その内に怒りと憎悪をたぎらせ、敵(かたき)を引き裂くべく爪を研ぎ続ける復讐の獣。

彼が追い求める敵は自身と母を化物に改造した父、来留間源三と十二人の科学者――異形の天才たち、神の使徒。

.

399:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 23:39:24 zp0tv6hx
あれから、「あの夜」から4年も経った。
あの嵐の晩。 暴風が吹き荒び、豪雨が降りしきり、稲妻が落ち続けたあの夜から。
自分が化け物に成り果て、母がおぞましい怪物へと変えられたあの忌まわしい夜から。
父が本当の貌をさらけ出し、自分を殺さんとし、母を惨殺したあの血みどろの夜から。
母の命が自分へと流れ込み、新たな生と肉体を授かったあの奇跡の夜から――!!

母の仇、そして“まだ人間だった自分”の仇である父たち十三人の科学者、神の僕(しもべ)たる『十三使徒』を慎一は探し続けた。
ずっと探し続けた。あの夜からずっとずっと。 復讐するために。やつらにこの爪と牙を突き立て、引き裂いてやるために。

やつらの影を忍耐強く探し、執念深く追い続け4年。 しかし十三人の科学者の行方はようとして知れない、まったくわからない。
生まれた国を探しつくし、少しでも僅かでも“らしい”噂を聞いて海を越え、広大な大陸に渡り探し続けた。それでも見つからない。
その間に様々なことがあった。騙されたことも多くあったし、殺されかけたことも多々あった……そして、殺したことも沢山あった。
慎一はすでに殺人を経験していたのだ。だがそこには一片の後悔も無い。
その行為の理由はすべて自己防衛のためであるが、そんな事情が無くとも慎一は一切悔い改めることはなかっただろう。
彼の心は獣と同じになっていた。 野生の獣は自衛のために殺そうが、食うために虐殺しようが後悔などしない。
後悔するのは人間だけ。そして「復讐」をするのも人間だけ…………

あの夜から慎一の精神はずっと夜のままだ。夜明けが来ることは無い。朝を迎えることは無い。
夜の闇が晴れ、太陽を見ることが出来るようになるのは復讐を完遂できたその時からだろう。
その時まで慎一の心は暗闇よりも黒く、機械よりも冷酷なままだ。
.

400:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 23:43:13 zp0tv6hx
 こうして流れ流れていく内に慎一は英国へとたどり着いた。故郷と似た島国『グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国』に。
けっして何の当てもなく漂着したわけではない。今、この国には奇妙な噂が流れているのだ。それも尋常ではない、怪異な噂が。

いわく 「北部のはずれの村で吸血鬼が現れ少女の血を吸った」
いわく 「田舎の農村の住人がみなゾンビとなって屍肉を喰った」
いわく 「それらは悪魔崇拝主義者の仕業で、そいつらは地獄の扉を開こうとしている」

『吸血鬼』に『ゾンビ』、『悪魔崇拝』、『地獄の扉』。どれもこれもよくある与太話だ。この世紀末にあふれかえる終末思想の産物。
前ふたつは根も葉もない創作。残りふたつもカルト集団の犯罪行為などよくある事件。 どこにでも転がっている都市伝説レベル。
オカルトかぶれの馬鹿なやつらが、何でも知っているかのような口ぶりで吹聴しているアホらしい噂。 最初はそう思っていた。

だがより詳しく聞いていると、これらの噂には元となった事件があった。大量の血が流れた事件が起きているのだ、実際に。
それらはギャングや強盗団の仕業だとか、IRAのテロ活動の一端であるとか報道されていたが、これがどうにもくさい。
そんな現実的な事実が知れ渡っているというのに、どうして吸血鬼だのゾンビだのといった怪奇的噂が発生するのだ?
世間に流れるそんな噂に対し、マスコミがとうに終わった事件の『現実的』内容をしきりに報道し続けているのもまたうさんくさい。
国民の意識を対テロ戦争へと向けようとしているのかもしれないが、むしろこれはまるで事実を隠さんとしているかのような―――

そして吸血鬼とゾンビ。

そんなものは創作、空想のもの。ありもしない存在。 だが『ありもしない存在』を創りだせるやつらがいる。あの悪鬼どもが!!
やつら……十三人の科学者ならば神話の怪物とて生みだせるだろう。 自分を“こんなに”したように、化物をこの世に送りだせる!

怪異の噂は十三人の科学者の手がかりだ。 慎一が知る限り、現実に非現実的事象を引き起こせるのは彼らしかいない。


 だから慎一はここにいる。
英国にきて半月。怪異の噂を聞き集め、その源泉たる事件にたどり着き、現場へと趣いてみたが手がかりは少しも掴めなかった。
しかし慎一は諦めない。心が折れ、くじけそうになっても。 目を閉じるたびに母の顔が、狂笑する父の顔が浮かび絶望を打ち払う。
そして心に不安を焼きつくす怒りと憎悪が燃え盛る。それが慎一の原動力だ。
.

401:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 23:44:19 jdwpOUtU
おっ!初のゲッター以外のssだ!!期待支援

402:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 23:45:46 zp0tv6hx
 慎一はふと夜空を見上げる。闇にぽっかりと開いた穴のごとく、神々しい満月がそこで輝いていた。

こんな晩は血が騒ぐ。 自分の内の獣がざわめく。

『自分の内の獣』―――それは比喩でも何でもない。 それは事実。 まぎれもない、どうしようもない事実なのだ。

その獣たちがさらにざわめいた。不意に血の臭いをかぎ取ったからだ。霧に乗って辺りに漂う濃密な血の臭いを、ヒトの血の臭いを!
血! 血!! 血!!!  およそ人間の支配する平安な都会においてはめったに存在しない、流血の臭いが大気に充満している。
それに付け加えてこの屍臭だ。腐り濁ったような屍の臭気も猛烈に嗅ぎとれる。 血の臭い、屍の臭い……大量の『死の臭い』がする!!
普通じゃあない。 尋常じゃあない。 まともじゃないことが起きている。
だがこれこそ慎一が待っていたものだ。 これを待っていたのだ。待ちわびていたのだ!

臭いの源はすぐに解った。地下鉄への入り口。 まるで奈落に通じる穴か、悪魔の顎かのようなそこから死臭が吐き出されている。
すでに消灯されているのか、底の見えぬ暗闇に包まれたそこへ慎一は躊躇することなく飛び込んだ。
階段を降りるほど臭いが強くなる。沢山の人の死が、悲劇が待ち受けているに違いないのに、慎一の顔には笑みが浮かんでいた。

「臭うぞ、臭う……! “やつらの臭い”がする!! 近い、近いぞ! あいつらに近くなった!!」


.

403:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 23:47:33 zp0tv6hx
 地獄絵図――地下鉄駅のホームで繰り広げられるこの光景を表現するのにぴったりの言葉だ。

 床は血であふれかえり、そこには百に近い死体があるいは散らばり、あるいは積み重なっていた。まるで血の池地獄。
そしてさらなる地獄の光景の一片。 それら無数の『倒れている死体』の間を血まみれの『立っている死体』が歩いていた。
半死半生の重傷者などではない、彼らは間違いなく死んでいる。 死んでいるのにも関わらず立って歩いている。活動している!
“歩く死体”、“生ける屍(リビングデッド)”、“ゾンビ”。そいつらがまだ生きている人間を襲い、死にかけの人間を貪り食っている。

そしてそいつらの中央に、この地獄の中に君臨した魔王のごとく起立している男がいた。
鴉か蝙蝠みたいに真っ黒い修道服を着て、青ざめた土気色の顔の中で両眼が燠のように赤く光っている。

アングリカン・キャソックと呼ばれるその修道服に、首から十字架を下げているから聖職者なのだろう。ここは英国だから牧師か。
とてもそうは見えないが、名も解らぬのでとりあえず便宜上『牧師』と呼ぶことにする。 その牧師はボソリとつぶやいた。

「ふん、こいつらで少しは時間が稼げるか………」

牧師は自分が作り出したこの光景に対し、無感動な声でそう言うと改めて辺りを見回す。そしてそこで初めて『異物』に気づいた。
裾が擦り切れたコート、同じく端がほつれたみすぼらしい赤いマフラー。傍目には襤褸を纏った浮浪児のように見える。
だが、そんなことはどうでもいいことだ。 重要なのは、なぜ死んでもいないし死にかけでもない人間がここにいるかだ。
ここいる人間はみな死にかけで倒れているか死んで倒れているか、死んで歩いているかのはず。生者はいない、自分を含めて。
進んでこの地獄に入ってくる『マトモな奴』はいない。
この地獄を目の当たりにした奴は腰が抜けて動けぬまま死者の仲間入りをするか、悲鳴をあげて逃げ出すかのどちらかだ。

だから牧師は少しだけこの浮浪児に驚いた。ほんの少し、わずかだけ。すぐにこの不運なまよい子をどうするか考え始める。
哀れな犠牲者にどれだけの恐怖を味あわせながら殺してやろうか。いずれにせよどうとでもできる、とるにたらぬ人間など。

「…………これをやったのは、おまえか?」

そのとるにたらぬ人間が小さく低い声で訊ねた。気に食わないことに声がまったく震えていない。腹立たしいことだ。
人間風情が自分という存在を前にして恐れを抱かぬなど、あってはならない。 怯えて戦慄きながら命乞いするのが正しい。
.

404:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 23:51:10 zp0tv6hx
「その通りだ、とるにたらないゴミのような人間よ。 私がやった。この私が。
 高貴なる夜の一族! ミディアン! 吸血鬼― ヴァンパイアである私がやったのだ!
 私がこのゴミどもの血を吸い、喰屍鬼(グール)にしてやったのだよ。
 実にくだらん者どもだが、私の糧となったことは光栄に思うべきだ。
 おまえもすぐこいつらの仲間入りになる。なに、私に血を吸われる必要はない。
 こいつらに襲われて、こいつらに食われればおまえも同じになる。同じ喰屍鬼になるのだ」

そう言って笑いながら吸血鬼の証である長く伸びた犬歯を、獲物の喉笛を切り裂いて血を吸うための牙を見せつける。
浮浪児は俯いていて表情が見えないが、肩が震えていた。吸血鬼を、自分を恐れている。 良い徴候だ。怯えろ。恐怖しろ。
小便を漏らしながら神に祈り、それが無意味だと知ってガクガク震えながら不様に這いつくばって命乞いするがいい。


牧師は圧倒的弱者を支配下に置き、生殺与奪を自由にできる喜びに勝ち誇った。
…………だが、それが間違いであることを、取り返しのつかない誤りであることを牧師はすぐに知ることとなる。


「ク、ク、ク、ク、ク、ク ………」

浮浪児が肩を震わせながら嗚咽 ――― いや、違う。 これは、これは。

「ク、ク、ク、ククククククフフ、クフフフふふふふひゃヒャヒャヒャハハははは、はあ――ははっはあ!」

地下にあふれるこの血生臭い空気も凍りつくような、ぞっとする狂笑。
そして浮浪児―― 慎一は顔を上げる。 そこには満面の笑みが張り付いていた。
口が耳まで裂けているかのような笑みが。まるで猛獣が牙を剥いているかのような笑みが。

牧師はその笑みを見た瞬間、奇妙な感覚に襲われた。 思い出せない奇妙な感情。
まるで轟音をあげて突っ込んでくる大型ダンプカーを前にしたような、自然と身がすくんでしまう感覚。
人間の時は常々感じ、吸血鬼になってからは滅多に感じることの無かったこの感覚は。この、感情は。
.

405:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 23:54:25 zp0tv6hx
「ク、ククク、ググ、グワハハハハハハハハハァハァハァハァハァッ!!!」

慎一はなおも笑い続ける。獣の咆哮のような声で。
慎一は叫ぶ。 心の底から愉悦に満ち満ちた声で。

「吸血鬼!? グール!? ああ、そうだ! こんなことが出来るのは、こんなのを造れるのはあいつらしかいねえ!
 見つけた、見つけたぞ……ついに見つけたぞ!! 俺の旅は間違っちゃいなかった! 無駄じゃなかった!!
 あとはおまえらのいるところに行って、ぶち殺すだけだ! 待っていろぉおおおお、親父いいいいい!!」

そして歓びの次に顔に表れたのは憎しみ。毒炎のごとく身を焦がす憎しみ。 どんな慈悲も憐みも燃やしつくす憎悪。


慎一の身体から放射される“それ”によって、牧師はやっと理解できた。
あふれ出るこの感覚が。全身を侵す悪寒のようなこの感情が、何であるかが。

これは恐怖だ。 それも人間であった時にたった一度だけ感じた、凄まじい恐怖。
自分が圧倒的弱者として支配下に置かれ、己の生殺与奪を自由にされているという恐怖。
意識で理解するよりも肉体で、本能で感じ取った恐怖。 生命そのものが悲鳴をあげている恐怖

人間よりも遥かな高みにいるはずの牧師は、獅子の前のウサギと同じ感覚を味わっていた。
意識でそれを必死に否定しようとしても、皮肉なことに吸血鬼の本能がそれを告げている。
『このままでは恐ろしいことになる』、と。
その『恐ろしいこと』が何であるかは解ったが、牧師は決してそんなことは認めたくなかった。
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406:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/20 23:57:51 zp0tv6hx
 そしてその“恐れ”の感覚を得たのは牧師だけではなかった。
彼が造り出した喰屍鬼。 理性など無く、まともな思考など出来ぬはずの喰屍鬼もまた恐怖を感じていた。
そして理性無き下等な化物ゆえに牧師の命令を待たず、ただ恐怖に駆られて無策に慎一へと襲いかかる。
恐怖の源泉を排除すべく突進する喰屍鬼たち。 通常ならば、またたく間にそれは成功していただろう。
慎一が普通の、まともな人間であったならば、喰屍鬼によって引き裂かれ叩き潰され、食いつくされていただろう。
だが…………


 ボ ン ッ !!


爆裂音―― そうとしか形容できない音とともに、喰屍鬼たちの身体が吹き飛んだ。
上半身は原形を留めないほどに破壊され、下半身の腰から下や二本の脚は倒れこんでいる。
運よく形が残った頭と腕は、蹴り飛ばされたラグビーボールのようにそこらへ飛んで行った。

銃器? 違う、撃鉄の音も硝煙の臭いもしていない。
何が喰屍鬼を吹き飛ばしたのかはすぐ解った。 鉤爪だ。 『 鉤 爪 の あ る 毛 む く じ ゃ ら の 真 っ 黒 い 腕 』 だ。
その『腕』が振り下ろされ、喰屍鬼の身体を抉りとり、吹き飛ばしたのだ。 だがどこから? どこにそんな腕をもつ存在が?
それもすぐ解った。いや、すでに牧師の眼には映っていたのだ。それが理解できなかっただけで。
巨大な『腕』は慎一の身体から、腹から服を突き破って生えていた。 信じがたい光景―― だが牧師はさらに驚愕する。

慎一の胸部が蠢き、何かが浮かび上がる。何か別の生き物の気配が、息遣いがしてくる。
服を破って現れたそれは、『熊の頭』だった。 鯱のように鋭い牙を持つ熊の大きな頭が、慎一の顔のすぐ下にあった。
這い出るようにして慎一の身体から現れた熊は、己の『腕』にへばり付いていた肉片を口に持っていき、咀嚼し始めた。

喰屍鬼の屍を喰らう―― それだけでもおぞましく身の毛もよだつのに、牧師はさらに気づいてしまった。
この怪物のような熊だけではない、慎一の身体からはまだ何頭もの獣の鼓動が、獰猛で凶暴な気配がしているということに。
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407:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/21 00:00:12 zp0tv6hx
 慎一は手近にいた喰屍鬼の頭部を、左手で鷲掴みにする。
人間ではなく、化物の悲鳴をあげながら喰屍鬼はそれを外そうともがいたが、まったく意味の無いことだった。


「うー、でろゴールド……」

 慎一の手がズ、ズ、ズと何かが這いずるような音を立てながら変形していく。

「ううっ、ゴールド……でろ!」

 指が牙に、手の甲が鼻先と口蓋に変じ、腕全体が膨れ上がってコートの袖を内側から引き裂く。
 その腕も金色の毛で覆われていき、そして百獣の王たる証のタテガミとその力強い双眸が現れ――

「出ろおおおっ! ゴールド――!!」

 雄々しく勇猛で、そして何より美しい獅子の顎が、喰屍鬼の頭を噛み砕いた。


目玉の無い眼窩と鼻孔より腐った血が水鉄砲のように噴き出すが、慎一の左手より現れたライオンはそれを意に介せず、
卵よりもたやすく割った頭蓋を口内でさらに細かく砕き、あふれでた腐血とこぼれ落ちた脳漿といっしょに骨片を嚥下した。

「まさか――おまえは、まさか――」

牧師は『あの方たち』から聞いたことを思い出していた。
本当の、真(まこと)の吸血鬼は……その身を霧や無数の蝙蝠へと変じさせる変幻自在の魔物であり、
その肉体から“使い魔”と呼ばれる凶悪な獣たちを出すことができる、本物の悪魔(ドラクル)であると。

「お、おまえ……おまえは、本物の――!?」

否。 慎一は、慎一という存在とは。


「 そ う い う こ っ た !  魔 獣 よ う !! 」

地下に響き渡る慎一の叫び。その声(ボイス)はまさしく、魔獣の咆哮だった
.

408:【復讐鬼と吸血鬼】第1話
09/04/21 00:02:49 BmHoj8Ka
以上で投下終了です。支援ありがとうございました。

タイトルはとりあえず【復讐鬼と吸血鬼】でいこうと思います。
感想、批評などありましたらよろしくお願いします。

409:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/21 00:07:25 5R9gsODU
なかなか本格的でびっくりした
ほんのちょっぴり中二臭いけど石川作品とヘルシングを合わせたらこうなるよな
おつ 

410:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/21 00:07:50 30BTrMF8
うぉおおおお!面白ぇぇぇぇぇ!魔獣もヘルシングもどっちも大好きだからこりゃあ続きが楽しみだ
セラスはどうなるんだ?
乙でした。

411:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/21 00:56:58 +GjcIcTc
祝・偽書ゲッターロボ復活
ヤングアニマル嵐で偽書ゲッターロボ ダークネスとして復活する事が決定

412:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/21 02:34:59 Y/7nsI+r
>>411
情報遅すぎるぞ

413:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/21 07:05:12 +vLNWHz7
こいつは面白ぇ!この先どうなるか楽しみだぜ!

414:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/21 08:49:55 LAmHZhyp
ヘルシング…読んでみようかな

415:名無しさん@お腹いっぱい。
09/04/21 10:00:15 mi3DkeDp
うぉぉぉ、これは面白い! どっちの作品も好きなだけに、期待です。
GJです、作者さん。

……真説魔獣×仮面ライダーアギトとか書いてみようかなあ。
敵が“人類の進化を望まず、進化した人類を殺して回る神の尖兵”だし。


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