【ドッチガ】型月禁書なのはvs仮面ライダー【ツヨイ?】at ANICHARA
【ドッチガ】型月禁書なのはvs仮面ライダー【ツヨイ?】 - 暇つぶし2ch71:名無しさん@お腹いっぱい。
09/02/14 00:10:16 uR56OOVL
ダグバに対し、仮面ライダーファイズ・ブラスターフォームは先手必勝とばかりに拳を突き出した。
瞬間的に超高速回転を加えた、強力な右ストレートだ。
右ストレートはダグバの腹部に直撃し、凄まじい轟音を周囲に鳴り響かせた。
しかしダグバの腹部に傷はなく、彼女は微動だにしない。
ファイズは怯まずに再び右ストレートを繰り出し、ダグバのベルトに直撃させる。
再び轟音が鳴り響いたが、やはりベルトに傷一つ付くことはなかった。
舌打ちしながら、殴りかかるファイズ。
超高速の左フックを、ダグバの側頭部に打ち込んだ。
だがそれも効果がなく、周囲に轟音を響き渡らせながら左拳が弾き返された。
しかもファイズは左拳にダメージを受けたようで、左拳を押さえながら呻いた。
「ぐぅ……!」
呻きつつもファイズは後退し、回し蹴りを繰り出した。
回し蹴りはダグバの脇腹に直撃するが、やはり損傷はない。
「つまんないの……うん、君はもういいや」
言うと同時に、ダグバは右手をかざした。
瞬間、ファイズの身体から炎が吹き出す。
「ぐぅ……ぎいいいぃぃぃ……がああああぁぁぁっ!!!!」
この世のものとは思えない悲鳴を上げて、ファイズはのたうちまわる。
超自然発火能力、相対する敵を、その身体を構成する分子構造を直接操作する事により発火させる不可避の攻撃。
今、乾巧はその驚異の能力によって内側から焼き尽くされようとしていた。
「ぐげえええええええええ!!!!!」
たとえ、オルフェノクであろうと分子レベルの攻撃に対応する術など持ちはしない。
しかしオルフェノクの回復能力が、内側から焼き尽くされようとしている乾巧に死のダンスを踊らせているのだ。
「……………」
そして、ファイズが斃れる。
ヘルメットが転がり、落ち―そこに乾巧の姿はなかった。
残されたファイズの残骸―かつて乾巧であったものを踏みつぶして、ダグバは立ち去った。


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