あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part187at ANICHARA
あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part187 - 暇つぶし2ch700:ウルトラ5番目の使い魔 あとがき
08/11/23 16:31:35 i/xJIunx
以上です。
行方不明になったエースを追ってM78星雲も遂に動き出しました。
成長したメビウスを見て、一番誇らしいのはやはりタロウでしょうね。
また、夏の映画も見ましたが、メビウス=ミライの純朴さはやはり微笑ましいですね。
しかし、いくら応援してもらったからってただの一般人(ダイゴ)に軽々しく正体ばらすなよミライ……
ティガ、ダイナ、ガイアとウルトラ兄弟が勢揃いしたシーンではマジ泣きしました。次の映画ではぜひ今回は漏れたタロウ達
他の兄弟やコスモスらも勢揃いの超大作を願いたいです。

やっぱりすんなり2巻の展開とはいきそうもありませんが、タバサの冒険なども織り交ぜつつ、進めていきたいと思います。

701:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 16:32:38 i9ATRL15
支援だ支援、ワクワク

702:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 16:43:39 i9ATRL15
支援しようと思ったら終わってしまった
相変わらず面白くて次に期待を持たせる展開なので期待しておりますです、はい

703:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 16:56:11 JFx3kzqh
ウルトラの人、乙。
ミスターファイヤーヘッドが派遣されてたら、それはそれで面白かった気がww

才人「なーんだ、ゾフィーか」
ルイズ「ゾフィー?」
才人「ああ、一番弱いウルトラマンなんだ」

704:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 17:10:31 QCR/101k
>>703
設定上では相当強い筈なんだけどな、ゾフィーは。
本気で必殺光線を打つを惑星を破壊してしまうから、滅多なことでは
全力を出せないらしいぞ。

705:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 17:13:07 GTeahFVs
ウルトラの人GJそして乙でした

メビウス達兄弟の登場にwktkが止まりません
メビウスといえば思い出の先生でマジ泣きしたことを思い出します

706:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 17:13:30 rz11mWmM
ウルトラ戦士は惑星破壊できる奴がゴロゴロいるしな

707:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 17:15:09 JFx3kzqh
>>704
タロウは設定上は最強に近いはずだけど、どうにも甘えん坊ってイメージが抜け切れないようなもんか。

708:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 17:18:18 YKQbThct
ウルトラの人GJでしたー
光の国や地球が関わってきてハルケギニアとどう折り合いをつけるのか気になる所
改めて見るとやっぱりヤプールのしつこさは異常、劇場版含めてもメビウスだけで3回も出てきてたとは

>>703
真面目なのと悪ノリとをごっちゃにされて楽しめる人間てのはあんまり居ないと思うぞ

709:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 18:23:08 lW8oJxy2
>>704
そこはオブラートに包んで、
兄弟のなかで最強だけど。一番安心できない
ぐらいにしておけよw

710:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 19:03:27 Oj67XxRv
>>707
ウルトラマン同士で誕生した超・超人だしな。年齢的にメビウスもそれっぽいけど。
真に最強は次元破壊とかできるノアか最高齢のキングだと思ってるけど。

711:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 19:14:56 JFx3kzqh
メビウスって、メビウスブレスも仲間からの応援もない状態だと、実はかなり弱くないか?

712:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 19:17:29 5qXnGcuY
キングはあのチートな腕輪をポンとあげちゃうことのできるお方。
これからどんな秘密道具を後だしで繰り出してくるのか戦々恐々。

713:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 19:18:25 78l3DK5J
ノアは何かエネルギー切れする印象があるから
レジェンドやメビウスインフィニティ、6重合体タロウほどじゃなさそう

714:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 19:19:19 YKQbThct
>>711
実はも何も新人だし比較対照が歴代の英雄なんだから弱くて当然だと思う

715:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 19:22:27 RtK2bejO
弱いと思う。
だからこそ仲間を得て応援を得て、あそこまで強くなれたのがメビウスだと思う。

ウルトラ5番目の使い魔も、メイジと平民の垣根を越えて力をあわせたり、エースの
正体を知りながらも協力を惜しまないオスマンがいる。メビウス後の世界からきた
サイトだからこそ言える台詞とかできる振る舞いとか描写されてるから、このシリーズ
大好きだ。どっちの作品も大事にしようって気持ちが伝わってくる。

716:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 19:41:04 QXSsLmLE
予約無ければ、19:45より投下予定

717:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 19:42:12 dTB1PmUg
容量の方大丈夫?

718:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 19:44:49 J02kMZDK
残り54KBのようです。
次スレは450KB行ったらだっけ?

719:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 19:45:53 QXSsLmLE
 三十分後、司令室に悠然と座るラインハルトの前にはド・ヴィリエの歪んだ笑みが映し
出されていた。その映像の横にはキラキラ輝く召喚門近くに停船した船の映像も並んでい
る。
 召喚門の周囲には次元の穴を固定する戦艦列が千隻近く、衝突寸前の状態まで円形に密
集している。この状態でゼッフル粒子を散布されれば、粒子それ自体の爆発だけでなく、
艦船の誘爆まで連鎖的に拡大してしまう。外周部の艦から順に距離を取るべく移動してい
るが、各艦が十分な距離を取れるまでには時間が足らない。

  《さて、それでは門を拡大させてもらいましょうか。皇帝陛下》
 大主教は口調だけは丁寧だった。大主教としての品位の残渣か、皇帝へ表面上は敬意を
表したのか。ともかく、その鋭角的な痩せた印象の男の表情には、明らかに軽蔑と嘲笑が
混じっている。
 彼の背後には狭いコクピットが映っている。既に船内に収納された小型機に乗り移り、
発進を待っている状態なのだろう。
「予に命令する気か?」
  《拒める立場でもないでしょう?》
「思い上がるな、痴れ者が!」
  《口論する気もありません。早くしないと、陛下も核爆発に巻き込まれるかもしれま
  せんよ》
「気にするな。お前ごときに斃されるなら、予はその程度の男だったというだけだ」
  《勇ましいものです。さすがは常勝の天才。だが、あなたの我が儘に付き合わされる
  人達にも死を強いる気ですか?》
「愚問だな。軍人になると言う事は、殺す覚悟も殺される覚悟もあるということだ」
  《軍人は、ね。だが、一般人にそんな覚悟はないでしょうな。そして、イゼルローン
  へ治療に来ているだけの患者達にも、ね》
 瞬間、皇帝の瞳が刺すように鋭くなる。
「貴様…まさか!」

  《その通りですよ。イゼルローン中央病院、かの呪われた牛男を飼育する邪悪な動物
  実験場があるブロックを浄化して差し上げます》

 ラインハルトの端正な顔が怒りに歪む。同じく大主教への怒りと呪詛の言葉が、司令室
で交渉の行方を見つめる人々からも漏れ出す。
「貴様等、それでも聖職者か!無辜の民を苦しめ殺す事が神の教えか!?」
 怒りに震える皇帝と司令室の軍人達、その有様を眺める大主教の顔が大きく愉悦で歪ん
だ。
  《盲目の罪深き羊たちも我等の聖なる炎により魂を清められることで天界へと旅立つ
  事ができるのです。これは救済です》
「狂人共め。それで己を正当化したつもりか」
  《何を言ってるのですか?ヴェスターラントと同じようにするだけじゃないですか。
  虐殺陛下》

 怒りに歪んだラインハルトの口から、耳障りな歯ぎしりが響いてくる。

  《さて、無駄話はこれくらいにしましょうか。
   そろそろ希望に満ちた別世界に行くとしましょう。扉を開けて下さい。ところで、
  爆弾のリミットですが…》
 ド・ヴィリエはわざとらしく腕時計を目の前に持ってくる。
  《あと27分ですね。爆弾処理班が急行して解除なり停止なりさせるにしても、そろ
  そろ難しいですよ。もちろん入院患者達の避難なんか間に合いません。急いだ方が良
  いのでは?
   ちなみに、別の場所でも順次、時限爆弾が爆発します。あと二つほど》

 ラインハルトは烈火のごとき視線でモニターの狂信者を睨み付けたまま、しばし黙り込
む。


720:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 19:47:07 RtK2bejO
容量に問題あるようであれば
場合によっては次スレが立つまで待つか、あるいは避難所などに
投下されてはいかがでしょうか?>提督の人

721:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 19:47:29 cwRznmu/
支援

722:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 19:47:38 QXSsLmLE
「…爆弾の場所と解除コードを送信する件、偽りはないだろうな?」
 その言葉に大主教の口の端が釣り上がる。
  《もちろんですとも。設置場所については私の端末に入力してあります》
 そういって彼は胸ポケットから小さな携帯端末を取り出し、皇帝へ示す。
「設置場所は、だと?解除コードはどうした」
 大主教はモニター越しにニヤニヤとした笑いを見せつけつつ、左手で端末をポケットに
戻しながら右手人差し指で自分のこめかみをコツコツと突いた。
  《私の頭の中です。なので、早まった事を考えないように。門を通った後で送ってあ
  げますよ。
   あと24分、どうしますか?》

 ラインハルトの沈黙は一瞬だった。すぐ画面外の部下達へ向けて指示を飛ばす。同時に
地球教徒達の乗る船の前方で、光を放つ召喚門が急拡大する。
「貴様等の要求通り、20m程まで拡大させた。通過を許可する…だが、通過した後の事は
予の感知する所ではない。お前達は魔法世界に過剰な期待を抱いているようだが、あの星
は決して楽園ではないぞ。
 既にお前達の事はサハラのエルフに伝えてある。お前達は現地の亜人やメイジ達にも追
われるのだ」
 門の拡大を確認した大主教はラインハルトの忠告を聞き流しながら、コクピットにいる
部下達へ向けて次々に指示を飛ばす。
 一通り指示を終えた所で、改めて皇帝へ向き直った。勝利の余韻に浸りながら。
  《おかまいなく。陛下の保護政策のおかげで銀河帝国や召喚門はサハラとハルケギニ
  ア以外には知られていません。向こうへ行ったら、そうですね、南アメリカ辺りにで
  も行きましょう。
   かの星は我等地球教徒が追い求めた聖地。その聖地を心より信仰する我等を、必ず
  や暖かく迎え入れてくれるでしょう》
「地球違いだ。おまけに、銃で脅しながらか?」
  《世界の真実を伝えるのも使徒の務め。彼等に科学という、もう一つの真実を広める
  事は神の御心に沿う行いです》
 そんな毒と針で彩られた会話をかわす通信回線の中に、エンジン音や機械の駆動音が混
じってくる。周囲にいた部下から、貨物室のメインハッチが開きつつあるとの報告が映像
と共に送られてきた。大主教は横目で画像を、開きつつあるハッチの向こうから差し込む
召喚門の輝きをみつめる。
「最後に聞くが…降伏する気はないか?今なら生かしておいてやってもよいぞ」
 その言葉を聞いたとたん、ド・ヴィリエは笑い出した。腹の底から、悪意に満ちた哄笑
が司令室に響き渡る。そして表面だけの敬意も消え去り、聖職者の名を騙る俗物の本性を
現した。
  《そんなに負けるのが悔しいか?なぁ、悔しいだろう?常勝の天才にとっては初めて
  の敗北か?
   すぐにも追跡隊を送るつもりだろう?無駄だな。すぐファンタジー世界に身を隠す
  ぞ。そして発見した時には、とっくに手遅れだ。科学と魔法を融合した軍団を率い、
  玉座でふんぞり返る金髪の小僧を地獄に落としてやる。
   再会の時を、首を長くして待っていろ!》
 言い終えるが早いか大主教は通信回線を切断した。


723:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 19:49:15 QXSsLmLE
 消えた画面から視線を動かさず、小さく呟く。
「だからお前等は時代遅れの化石だと言うんだ」
 皇帝は落ち着いて隣に立つワーレンに命じた。
「待つのは嫌いだ。すぐ奴等の首を皿に載せて持ってこい」
「しばしお待ちを。何しろ奴等は毒が多いので、料理に時間をかけておりますから」
 命じられたワーレンは微笑んだ。悪戯の成功を見てほくそ笑む少年の様に意地悪く。そ
してラインハルトも、ようやく我慢していた笑い声を口から漏らす。
 二人の目の前には別の映像がある。それは、ブリュンヒルト艦内の映像。空気を抜かれ
て真空になった貨物室、その中に小型の作業艇がある。作業艇コクピットの前には小さな
鏡のようなものがあった。
「急げ。爆弾処理と避難もだ」
「爆弾処理班には指示を飛ばしてあります。避難は目下キャゼルヌが」
 二人が視線をずらした先に、神業的手際の良さで的確な指示を飛ばし続けるイゼルロー
ン要塞副司令の姿があった。




 イゼルローン中央病院。玄関から最上階までを貫く吹き抜けが特徴的な正面ホールは、
病院から走り出す人々でごった返していた。
「急げ!待避しろぉ!」「走れる患者は自分で走るんだ!エレベーターへ向かえ!」「車イ
スを持ってきて!」「ストレッチャーは無いのか!?手押し式でいい!」「点滴輸血も引っ
こ抜け!生きてれば構わない!」「隔壁へ行ってえ!この区画ごと放棄よ!すぐに閉まって
しまうっ!!」「緊急用シューターは重症患者と子供優先だ!」
 病院内は既に阿鼻叫喚と化していた。
 避難誘導する軍人も、自爆した船があった港湾から運ばれてきた沢山の怪我人も、足下
の覚束無い患者達を支えて必死に進む看護師も、スタッフへの指示を陣頭指揮する医師達
も、そして先を行く人々を押しのけて我先に逃げようとする多くの人々も。誰も彼もが病
院から飛び出してくる。軍用民間医療用問わず、あらゆる車輌に飛び乗る。走り去ろうと
する車にしがみつく。一人でも多くの患者を、その病状や治療内容に構わずエレベーター
へ押し込めていく。
 そしてそれは病院だけではない。病院周辺のあらゆる施設から人が飛び出し、先を争っ
てエレベーターやシューターに飛び込む。あらゆる通路を埋め尽くす人と車輌の波が隔壁
へ向かって、死にものぐるいで走っていく。

『・・・ラルカス、どこだい、ラルカス!』
 イゼルローン病院四階、既に人の気配を無くした無機的な空間。様々なモニターと顕微
鏡付きマニピュレーターなど医療器具に埋め尽くされた部屋、手術室。多くの手術室の扉
が左右に並んだクリーンルームの廊下に、気の強そうな若い女の声が響く。ただしそれは
ハルケギニア語。
『・・・イザベラか!?何をしている、早く逃げろ!!』
 返事もハルケギニア語だった。ミノタウロスの喉を使った、少しぎこちない発音だ。薄
い青緑色の肌着、術衣を着たイザベラは杖を握りしめたまま声のする手術室の開け放たれ
た扉へ飛び込んだ。
 そこでは、ミノタウロスの巨体が大斧を握っていた。
 空調管理による陽圧、即ち雑菌やウィルスが飛散する外気を手術室内に入れないよう気
圧を高くするため閉じられているべき手術室の扉。それが自動で全て開け放たれる緊急事
態。あと数十分で核の炎に包まれるオペ室に、ミノタウロスと医師と看護師がいた。椅子
の形の手術台に座って眠る患者も。
 ラルカスは大斧の杖を患者の頭部に向け、医師は後頭部から頭蓋内部へ差し込まれたマ
ニピュレーターを操作し、看護師は二人を補助している。手術室のモニターには頭蓋内部、
左右の脳の間に差し込まれた極細の機械の指が映っている。先端に着けられた小型カメラ
からの映像だ。

 彼等はこの生死を分かたんとする時に、まだ手術を続けていた。


724:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 19:49:23 AhHK/UtX
泣きながら投下していると聞いて

725:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 19:49:43 HQm+T9B8
今度は科学が魔法に翻弄されるのかもしれない…そう思いながら支援

726:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 19:52:40 81Prvsqn
調子にのんなクズ作者。消えろ

727:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 19:52:46 QXSsLmLE
『何してんだ!あんたら、死ぬ気かい?!早く逃げな!緊急搬送用シューターも、もうす
ぐ隔壁と一緒に閉じられちまうよ!』
 だが、彼等は動かない。医師はマニピュレーターの操作を続けている。ラルカスも治癒
魔法を使い続ける。
『ダメだ。あと少しで第三脳室に入り込んだ破片を取り出せる。脳内出血を止めれれば、
この患者を搬送出来るんだ』
『ん、んな事言ってる場合かー!自分が死んだら何にもならないだろ!死にたいってのか
い!?さっさと逃げな!』
『出来ない!私は、私は逃げるわけにはいかないんだ。自分の命を惜しむ事は出来ないん
だっ!』
 ラルカスは何の迷いもなく治癒魔法を放ち続ける。同じく逃げない医師がスコープに目
を当てたままイザベラへ怒声を上げる。
「な、何言ってるか、知らん、が…予想はつく。ほほ、他のヤツらは、避難した。お前も
ささっさと、逃げろ。この、この処置が、終わったら俺達も、いい行く」
「ア、アンタラ・・・」
 全身に脂汗を流している看護師も、たどたどしく口を開く。
「わ、私は、あたし、逃げれない。患者をのこして、逃げたら、なんか、負けたかなって
思っちゃう…あ、あはは、あたし、バカ」
 三人とも、死の恐怖に顔を引きつらせながらも動く気配は見せない。
「ウ、ウウウ、ウアーーーッモォーーーーッッ!!」
 叫ぶやイザベラは患者の頭部へ杖を向ける。その目はメインモニターへ、第三脳室の脳
脊髄液内に浮かび患者の脳を傷つけている破片へと向いている。
「破片、『念動』デ出ス!ヤマムラ、破片吸イ出セ!』
 言うが早いか、イザベラの杖に合わせて脳に刺さっていた破片がマニピュレーターの指
へ動き出す。ヤマムラと呼ばれた医師は機械の指で破片を吸引口で吸い取った。傷ついた
脳内血管からの出血は即座にラルカスの治癒魔法で塞がれた。
「抜く!」「っはい!」
 差し込まれていたマニピュレーターも医師と看護師により引き抜かれる。とたんに患者
の外傷が全て、みるみるうちに治っていく。

 治癒を終えたラルカスが、即座に別のルーンを唱える。そして大斧を手術室にいる全員
に向けて振り下ろした。患者含めて全員が宙に浮く。
『な!いきなり何すんだい?!』『この方が早い!』
 ラルカスは走り出した。
 病院の廊下を暴風のごとき速さで駆け出した。医師と看護師と患者とイザベラを背後に
浮かせたまま、廊下にあるワゴンもボンベも全て吹っ飛ばし、頭と角にぶつかる指示版も
構わず破壊し、扉は粉砕し、角を曲がりきれないなら壁を走り、四人を浮かしながら疾走
する。
 密閉されたクリーンルームのガラスに減速無しで突っ込む。ガラスを頭の角で突き破り
弾丸のごとラルカスは病棟の廊下に出た。彼の視界の先には廊下の先に、外の風景を映す
病院の窓が入った。
『飛ぶぞ!』
 人間達の返事も聞かず、ミノタウロスは窓に向かって駆け出した。玄関ホールに面した
四階の窓へ向けて。

  ガッシャーン!!
 うわひゃああああああああああああああ・・・
 イザベラの悲鳴が空を飛んだ。吹き抜けの空間を人と幻獣が落下する。


728:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 19:55:38 QXSsLmLE
  ズドンッ!
 一瞬の自由落下の後、ラルカスは病院前の敷地に着地していた。魔法も使わず、己の足
だけで四階から落下した巨体を受け止めたのだ。そして遅れて落ちてきた四人を、今度は
魔法で受け止めた。
『大丈夫か!?すぐにこのまま避難を』
 目を回しかけていた医療スタッフに声をかけようとしたラルカスの言葉が止まった。そ
れは頭上に飛行する物体をみつけたから。それも、隔壁へ向けて全速力で避難するもので
はなく、病院入り口へ向けて正面ホールを降下してくる数機の機体を。




 地球教徒達の乗る船は貨物室の扉を開いていた。だが、未だに小型艇は射出されていな
かった。何故なら、その扉は中途半端に開いたままで止まってしまったからだ。僅かに開
いた扉の向こうには、光を放つ召喚門が覗いている。
「どうした!何故開けない?」
 コクピットで叫ぶ大主教の詰問に、右隣の席に座る男が大声で答えた。
「と、扉が動きません!」
 男は必死にコントロールパネルのボタンを操作し続ける。だが鋼鉄の扉は全く反応しな
い。途中までは問題なく開き続けていたのに。
「くそ、故障か。こんな所で…しょうがない。砲撃で破壊しろ。発進したら予定通りゼッ
フル粒子散布、召喚門を越えてから船を自爆だ」
 男は小型艇に搭載されたレールガンの照準を合わせようとレバーを握りしめる。そのと
き、左隣の席に座る女から絶望的な叫びが上がる。
「ぜ…ゼッフル粒子発生装置が反応しません!指示を何度入力しても、全く応答がありま
せん!」
「な…?!」
 呻いたド・ヴィリエは汗を流しながらパネルに飛びつき、船と小型艇の状態をチェック
する。モニターには船のメインコンピューターと小型艇のコンピューターから送られてく
る内容が表示されていく。
「ば…バカな!?」
 大主教は叫んだ。左右の男女も驚愕に目を見開いた。そして女から続けて甲高い悲鳴が
上がる。
「レーダーが、三次元レーダーが表示されません!船外モニターも映りません!」
 扉を開閉させるべきモーターが動かなくなっている。レーダーはアンテナが破壊されて
いる。カメラは消失している。ゼッフル粒子発生装置は小型艇からの指示を受け取る通信
機が無くなっている。
 彼等が小型艇に乗り移るまで全く問題無かったはずの船が、突然故障箇所で真っ赤に染
まって表示されていた。しかも、故障箇所は見る見るうちに増えていく。砲撃も何も受け
ていないのに。
 彼等は気付かなかった。開いた扉の向こう、20mまで拡大した召喚門の光の前に、もう
一つの光源があることを。彼等が乗り捨てるつもりだった貨物船の外壁、扉のすぐ近くに
は光を放つ鏡のようなものが浮いていた。それは『虚無』の魔法で作られた時空の穴―
『世界扉』。
 小さな時空の穴から船内を覗き見る美女達がいることに、狂信者達は気付いていなかっ
た。





729:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 19:57:37 QXSsLmLE
「・・・オッケーよ。エンジンも壊したわ」
 ブリュンヒルトのエアロック、作業艇のコクピット内でルイズは杖を構えている。
「これでいいわ。もう彼等は完全に動く事が出来ないわね」
 操作卓を操作するフレデリカは地球教徒が乗る貨物船の立体図を様々な角度から表示、
内部構造をルイズに示していく。
「あと少し、2分くらいは『世界扉』を維持出来ます。次はどこを壊しますか?」
 コクピットの外へ向けて小さな杖を構えるティファニアは、どことなく楽しげだ。その
左手には古ぼけた本―始祖の祈祷書を開いている。そして杖を持つ右手の薬指には茶色
の指輪―ガリア王家に代々伝わり、ジョゼフが所有していたはずの土のルビーが輝いて
いた。
「んじゃ、そろそろバラバラにしてあげましょっかねー」
 楽しそうに語るルイズの右手にも杖と指輪―水のルビー。そしてルイズの目の前のコ
ンソールに無造作に置かれているのは、ガリア王家の秘宝である始祖の香炉。
 ルイズはルーンを唱えた。『エクスプロージョン』を、コクピットの向こうへ向けて。既
にティファニアの生み出した小さな『世界扉』から空気を吸い出された貨物室、そこに浮
かぶ小さな召喚門の向こうに見える、小型艇へ。
 貨物船内の小型艇は丸ごと光に包まれた。

 ラインハルトが「急いで届けさせる」と約束したもの。それはイゼルローン要塞に保管
してあった始祖の秘宝。そして『世界扉』、時空に穴を開ける魔法製ワームホールは、ティ
ファニアにはイゼルローンへ来た当初から使えていた。彼女がホームシックにかかり始め
た頃から。ウェストウッド村の子供達やマチルダに会いたいという想いに、始祖の秘宝は
以前から応えていた。
 現在のティファニアの魔力では次元の壁を越えてトリステインへワームホールを繋げる
には足りない。その魔力がいつになったら溜まるのかも分からない。開けたとしても、そ
の座標は召喚門からずれているため、再び膨大な座標計算を行わねばならない。このため
ティファニアの『世界扉』でハルケギニアへの道を、地球教徒達を追跡出来るほど短時間
で開く目処は立たない。
 だがイゼルローン要塞から召喚門まで小さな穴を造るくらいは問題なかった。

 光が消えた時、強襲降下艇のコンソールは火花と煙を吹き出していた。貨物船と連結さ
せていた固定装置兼射出装置もバラバラになった。降下艇のレールガンだけでなく、彼等
が降り立った世界を征服するために満載していた全兵器も役立たずにされていた。大主教
を含めコクピットにいた三人と、後部座席にいた他の地球教徒が所持していたブラスター
までも、引き金が折れていた。
 貨物船との連結が破壊された降下艇は、 無重力の貨物室内で虚しく漂い始める。

「いやー、やっぱり無重力は面白いですぞ。『フライ』で簡単に飛び回れるし、こんな大き
な船体が私だけで動かせるのですからな」

 漂う降下艇の横で人の声がした。だが、そこには誰もいるように見えなかった。それに
真空の中で声は伝わらないので、その声を聞けたのはヘルメット付属の通信機で彼の声を
聞いた人だけ。
 いきなり貨物室内の空間の一部がずれ、シワが寄る。何もないはずの真空からいきなり
現れたのは宇宙服に身を包んだコルベール。そして彼が左手に持っているのは、誰からも
姿が見えなくなる魔法のマント、科学風に言うなら光学迷彩布『不可視のマント』だ。そ
して右手には杖が握られていた。
 彼は宇宙服を着用して『ゲート』を出て、戦列艦の巨体と『不可視のマント』で身を隠
しながら『フライ』で接近。貨物室の扉の隙間から忍び込んでいた。
「さて、それでは出てきて頂きましょうぞ」
 コルベールが振る杖に合わせて降下艇も動き出す。同時に中途半端なままで止まってい
た貨物室の扉もルイズに爆破される。地球教徒は船ごと船外へ放り出された。駆逐艦の大
きなハッチが口を開けた宇宙空間へ。
 召喚門を捉えていた戦艦列、そのうちの一隻が列を離れ、ハッチを開いたまま貨物船へ
接近していたのだ。
  パクッ
 そんな擬音がピッタリなほど、降下艇とコルベールとティファニアが作る小さな召喚門
は駆逐艦の貨物室に飲み込まれた。ただの鉄屑になった貨物船を突き飛ばして。


730:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 19:58:00 4WrDltJC
乙っす、ノイズは気にせず支援しまっせ。

731:マロン名無しさん
08/11/23 19:59:32 g5bIHdN6
支援、しかし空気悪いな。

732:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 19:59:48 HQm+T9B8
魔法VS科学支援

733:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 20:01:14 QXSsLmLE
 爆発的な勢いで大気がバルブから放出され、駆逐艦の貨物室内が気圧を上げていく。降
下艇のコクピット近くに光球が生じ、消えた瞬間にはコクピットを覆う天井が丸くえぐら
れ、内部が剥き出しになった。
「確保ぉーっ!」
 指揮官の絶叫が響き渡るまでもなく、貨物室内で待機していた装甲擲弾兵が即座に突撃
し、降下艇内の狂信者を次々と制圧していく。大主教ド・ヴィリエは特に念入りに取り押
さえられ、胸ポケットの端末を奪い取る。
「これだ!急げ!」「ロックを破るんだ!爆弾の場所をっ!」「解除コードも入ってないか
確認しろぉ!」
 端末はデータ解析のために急いで貨物室から運び出された。


「終わったわ。テファ、お疲れ様。もう大丈夫よ」
「ふぅ~。上手くいったのでしょうか?」
 フレデリカの言葉にティファニアは杖を降ろす。同時に召喚門は消失した。バルブが解
放され、貨物室内に空気が満ち始める。
 そしてコクピット内にラインハルトの声も満ちた。
  《もちろん上手くいったとも。テファもルイズも素晴らしい働きだった》
 モニターに投影されたラインハルトには満足げな笑みが浮かぶ。その様子にルイズは誇
らしげに胸を張る。
「まーこのくらいは、楽なものですわよ。お任せ下さいな!」
  《もちろんだ。それでは、ブリュンヒルト内で一時休息してくれ。爆弾の方はこちら
  で対処する》
 皇帝との通信が切れた直後、狭いコクピットに女性達の黄色い歓声が響いた。




  カチャッ
 装甲服に身を包んだ屈強な男達に全身を締め上げられ、床に貼り付けられる大主教の頭
にブラスターが押しつけられた。装甲敵弾兵の一人が憤怒に満ちた声を絞り出す。
「解除コードを言え」
 だが大主教は何も語らない。ただ陰湿な笑みを浮かべているだけだ。銃口がこめかみに
めり込むほどに押しつけられ、狂信者の頭は床になすりつけられる。
「これが最後だ、解除コードを言え。言えば命は助けてやる」
 くっくっく…と、くぐもった笑い声が歪んだ口から漏れる。
「言っておくが、あの端末に入っているのは本当に爆弾の場所だけだ。解除コードは俺し
か知らん。ちなみに、あの爆弾は液体窒素を吹きかけて止まるような安物じゃないぞ。温
度センサー付きだ」
 暗い目がコクピットの時計へ向く。
「あと、10分」
 装甲敵弾兵達の胸に湧いた怒りは、そのまま彼等の全身で表現された。大主教の全ての
関節と骨から軋む音が沸き、哀れむ価値のない犠牲者が上げる惨めなうめき声が貨物室に
漂う。
「このまま核が爆発すれば、お前をこの場で射殺する。もちろん楽には死なせん。
 さあ…言え!」
 銃の引き金が僅かずつ引き絞られていく
 ド・ヴィリエ大主教の口がゆっくりと開く。大きく息を吸う。
 そして、彼は叫んだ。
「金髪の小僧!地獄で待ってるぞ!!」
 言い終えると同時に彼は奥歯を噛み締めた。
 急ぎ自白させるため、兵士達は彼等の口の動きを止める事が出来ない状態だった。
 奥歯に仕込まれた爆弾は狂信者の頭を吹き飛ばし、血と頭蓋と脳髄を兵士達の装甲にな
すりつけた。





734:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:02:44 Fp56GDMS
支援

735:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:03:36 tDplJ0T2
支援!

736:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:03:38 Jd5xpbyR
投下したい、注目されたいが一番か…
ご自分でHPでも作って、そこでやってくれませんか?

737:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 20:04:12 QXSsLmLE
 イゼルローン中央病院周辺へ飛来した小型機の一機は、病院玄関前に爆弾処理班を降ろ
し、代わりに目を回したイザベラ達医療スタッフと患者を収容していた。そして最後にラ
ルカスが巨体を機体の狭い入り口に押し込めようともがいている。他の機体はホール上空
に滞空したり、病院周囲の通路を周回し、病院以外の離れた場所に特定されたとしても対
応出来るように待機していた。
 着陸した機体のパイロットがマイクを握りしめ、イザベラ達を収容するため放り出した
荷物をかき集める爆弾処理班へ向けて通信内容を叫んだ。
「爆弾位置特定!病院下の倉庫!大型コンテナNo.21498DAT、酸素タンクに偽装!起爆ま
で…7分!解除コード不明!」
 同じ情報は爆弾処理班の耳に付いた通信機からも届いていた。彼等の視線が一瞬泳ぎ、
すぐに病院の横にある大きなシャッター、車両用入り口に気付く。重装備を担いだ彼等が
駆け出そうとした瞬間、何かが地響きを上げながら爆弾処理班を抜き去った。
  ゴオオオオアアアアアアアアアアッッ!!
 病院前で野獣が咆哮する。大地を揺るがす程の咆哮を。
 病院横の車両用入り口へ降下し始めた他の機体からは、車並みの速さで倉庫へ疾走する
ミノタウロスが見えていた。
  ズガッ!
 電子ロックされた鉄のシャッターは、ラルカスの大斧による一撃で切り裂かれた。数度
振り回すだけで彼の巨体が入れるほどの大穴が開く。シャッターの破片を撒き散らしなが
ら、彼は病院下の倉庫へ駆ける。背後から走ってくる隊員達の声は響き渡る耳障りな警報
音にかき消される。
 車両用通路を駆け抜け、倉庫内に飛び込んだラルカスの血走った目が、目的の大型コン
テナを探す。闇を共とするミノタウロスの肉体は、暗視スコープもかくやというくらい薄
暗い倉庫内をハッキリと見渡していた。
 牛の目がコンテナのナンバーを読み取る。他の隊員達が倉庫に飛び込んできた時、目的
のコンテナを発見していた。すぐ彼は駆け寄りコンテナの扉に取り付く。そのコンテナに
も電子ロックが付いていた。もちろんコードは分からない。
  ガゴンッ!
 彼は斧で扉を斬りつけた。激しい火花が散り、扉に穴が空く。だが少し歪んだだけで、
壊れる様子はない。

「扉を爆破する!離れろぉ!!」

 後方からようやく追いついてきた爆弾処理班が殺到してきた。ラルカスは瞬時にコンテ
ナから離れる。隊員達は扉の各所に爆薬を仕掛け、即座に離れて物陰に隠れた。
「3,2,1,ファイエルッ!」
 爆薬が炸裂する。閃光が倉庫内を照らし出す。
 煙の中で扉は大きく歪み、かろうじてコンテナにしがみつき、入り口を塞いでいる状態
だった。ラルカスは一瞬でコンテナへ飛び出し、未だ高熱を持つ鋼鉄の扉を、自分の皮膚
が焼けるのも構わず握りしめ、無造作に倉庫の奥へ放り投げた。
 コンテナ内には大人の体ほどもある巨大なボンベがズラリと並んでいる。
「あと4分!待避不能!隔壁閉鎖に間に合いません!」
 隊員の中から悲鳴の様な叫びが上がる。

 その時、隊員達の背後から、何者かが彼等の頭を飛び越えた。

 その人物はコンテナ内に飛び込み、左手に持つ光源を頼りに、ボンベを次々と触ってい
く。そしてそのうち一つに触れた時、その人物は叫んだ。
「これだ!解除する!」
 その声にはラルカス含めた全員が聞き覚えあった。だがそんな事を気にしている暇はな
い。隊員達と、何よりラルカスのパワーで邪魔なボンベは放り出される。そして特定され
たボンベと、それを操作する人物が露わになった。爆弾のモニターには隊員達のカウント
と同じ数字が表示され、刻々と減り続けている。

 薄暗い倉庫の中の、さらに薄暗いコンテナの中。何故かスーツ姿の人物がボンベに付属
する制御機器を操作していた。


738:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:05:15 4WrDltJC
支援するっちゃ

>>736
ベイダー卿の作者氏もそういう事言う「頭の堅い」人がいるから
見切りをつけて別スレ立てちゃったのかもね

739:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:06:33 AhHK/UtX
>>736
宣言通りならあと一回投下するはず、この小ネタ(?)は・・・。
そうしたら消えてくれるんですよね!

740:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:07:15 0x8r/r14
やったッ!
オレたちにも頑張ればやれそうなことをどうにかやってのけるッ!
そこに別段しびれも憧れもしないッ!

741:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 20:08:10 QXSsLmLE
「あと3分!…あんた、解除コードを知ってるのか!?」
 駆け寄る隊員の言葉に、その男は飄々と答えた。あと数分で熱核兵器に焼かれるという
この時に。
「いや、今、調べてるんだ」
 そう言って男は右手でパネルを操作し続ける。
 隊員達は彼の左手に気付いた。彼が左手に持つ光源の正体に。彼は左手に長い鉄の棒を
持っていたが、それは光源の正体ではなかった。

 光っていたのは左手の甲で輝くルーン文字。
 おまけに左手に持っているのは棒ではなく長剣。

「全ての武器を操る、か。確かに熱核兵器だって武器だもんね」
 ボンベに立てかけられた長剣がツバを打ち鳴らした。
「しっかしよぉ。いくら俺が『ひっついてりゃ大概の事は分かる』つってもよー。解除の
呪文を読み取らせようたーねぇ。おでれーたわ」
「おしゃべりはここまで。さぁ、たまにはボランティアもやってみようかな!」
「おうよ!」
 ヤンのルーンとデルフリンガーの刀身が輝きを増す。

 彼等は爆弾処理班と共に病院へ急行していた。解除コードを得られなかった場合、かつ
核を要塞外へ排出する等の時間が残らなかった場合の保険として。
 だが解除コードが分かっても、入力すれば良いだけだと分かっていても、狂信者が世界
へ向ける悪意には太刀打ちしがたい事もある。今、ヤンとデルフリンガーが直面した事態
がそれだ。
「な…これ、デル君…」
「お、おでれーた…なんて、なんて腐った連中なんだ!」
 その言葉に、周囲でヤンとデルフリンガーの叫びを聞いている隊員とラルカスは胃が痛
くなるような不吉さに囚われる。そんな周りの人々を気にする余裕もなく、ヤンはコード
を入力し始めた。
「くー!やるしかない…あーもー。皇帝陛下には、絶対ボーナスを出してもらうんだ。年
金だって帝国予算から出してもらう!でないと、でないとやってられるかー!」
 ヤンの手が高速でパネルを弾き続ける。だが、いつまで経っても入力が終わる様子はな
い。
 ラルカスが控えめに長剣へ尋ねた。
「あの、解除コードは分かったんですか?」

「あー、分かったよ分かったよチクショー!こんなクソ長い文章、爆発までに打ち込める
かー!」

「なぁ!」
 ラルカスだけでなく、隊員達からもどよめきと悲鳴が上がる。隊員の一人が情報端末を
取り出す。
「コードを教えてくれ!こちらでも入力する!」
「ムリ」
 答えたのはガンダールヴのルーンを激しく輝かせるヤン。その指の動きはルーンの肉体
強化のおかげで目にも止まらぬ速さだ。
「これ、パネル以外の入力をできなくしてあるよ。端子も何も、全部塞がれたり壊されて
る」
 ヤンが言うように、核爆弾の制御装置にはタッチパネル以外は何もない。コードを繋ぐ
穴も赤外線やレーザー通信を受けるレンズもない。そして分解してコンピューターに直接
接続する暇もない。


742:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:09:28 s69NV65n
自身がこのスレにたどり着いた時には既に2スレ前に投下が終わってたから。
提督って人がどんな人か知りたかったんだが…。
まさか…ねぇ、

743:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:09:46 4WrDltJC
色々言う人もいるけれど、個人的には好きな作品なので支援せずにはいられない支援!

744:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 20:10:06 QXSsLmLE
「とにかく手打ちで入力するしかない。時間をカウントしてくれ」
「分かった!あと82…81…80…」
「デル君!入力間違いをチェック!」
「おう、今のところ間違いはねーぜ!」
「他の人も!爆弾を解析して、他に解除方法が無いか調べてくれ!」
 即座にその場の全員が動き出す。ヤンの邪魔にならないように様々な機器が爆弾周囲に
置かれ、幾つものモニターが光を放つ。
「透過開始、表示します」「どこかにこいつを捨てれるシェルターはないか!?」「起爆装
置を探せ!」「メインコンピューターへ直通回線、データを送れ!司令部に解除方法を探さ
せろ!」
 熱核兵器のモニターには入力される文字列が高速で流れてく。

 Tibi Cherubim et Seraphim incessabili voce proclamant
 Sanctus:Sanctus:Sanctus Dominus Deus Sabaoth
 Pleni sunt caeli et terra majestatis glori...

 それは西暦の時代、キリスト教において神を讃えるための歌の一つ、グレゴリオ聖歌の
一部。そしてその他にもケルト聖歌・モザラベ聖歌など、大量の歌詞が目にも止まらぬ速
さで入力されていた。
「神の世界へ旅立つ人のための歌ってわけか…あいにくだけど、僕はブリミルのバカ面な
んか見る気はないよ」
 軽口を叩きつつも、ヤンはパネルを叩き続ける。滝のように汗を流しながら。


 この光景は司令室のメインモニターにも表示されていた。悲鳴混じりの怒号が室内を埋
め尽くしている。
「急げえ!検索は終わらないのか!?」「時間が足りなすぎます!」「隔壁を閉鎖させろ!」
「ま、まだです!まだできません!隔壁下でドミノ倒しになり、待避が遅れています!」「構
わん、閉じろ!」「そんな!!避難し遅れた人達だって、まだ中にぃ!!」「バカ野郎!こ
のままじゃ全員死んじまう!!」「衝突事故発生!待避する車列に割り込もうとした車で玉
突きを!」
 司令部の怒号と悲鳴の割合は、だんだんと理性や知性に基づく冷静な言葉を上回り始め
ていた。それでも隔壁・シューター・エレベーター周囲で起きる悲劇には及ばなかった。

 それは、まさに地獄。

 現場で一人でも多く助けようとする者、他人を押しのけて我先に逃げる者、人の波や車
列に跳ね飛ばされて動けない者、あまりに密集しすぎた人の群れに押し潰される者、はぐ
れた子を必死に探す親、泣き叫ぶ子供。壁に衝突し炎上する車、人を詰め込みすぎたエレ
ベーターの扉が目の前で閉じてしまった女…。
 そこに見られるのは文明人の理性でも知性でもなく、ただ生を求める動物の本能。

 ラインハルトは何も言わず、ただ黙って椅子に座りモニターを見つめる。全ての出しう
る指示は既に出し切ってある。大声を張り上げ腕を振り回すワーレンとキャゼルヌに改め
て言うべき事など残っていない。この段階で皇帝に出来る事は、部下達に安心感を与える
ため平静を装う事だけだ。
 ヤンが高速で撃ち込み続けるコードが間に合う事を信じ、メインコンピューターが停止
方法を表示する事を期待し、一人でも多くを避難させられることを祈り、彼は密かに拳を
握りしめる。
 41…40…39…
 大主教の端末を解析した結果と、爆弾のモニター上のカウントが同一の時間を示し続け
る。それは、時の女神は人間の生死などお構いなく冷徹に職務を実行し続けている証。





745:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:11:08 VkdthAfa
またキチガイ降臨か

746:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:11:18 I5EirpkM
支援
アンドバリの指輪があれば殺害後に操ってコード聞き出せるのになw

747:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:11:40 o0+rKhUP
>>738
あんた「頭の堅い」の意味ちゃんとわかって使ってるのか?

748:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:11:51 J73CMjo7
削除申請が通れば、綺麗に消えるさ
何もかも、綺麗に

749:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:12:34 Jd5xpbyR
>>738
"頭が固い"な、まるっきり人の意見を聞かない人が投下してるようだが?w

750:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 20:13:30 QXSsLmLE
「く…くそ!あと10秒、いや5秒!ああもう、3秒でもいいんだ!入力が、時間が足ら
ない!!」
  27…26…25…
 カウントは進み続ける。
 ヤンの指の速さは衰えてなどいない。むしろ加速している。ルーンの輝きは次第に増し
て、人外の力を彼に授け続けている。だからこそ本来は絶対不可能な速度で入力できてい
る。だが、それでも入力終了までには時間が足らないのだ。あと数秒という単位で。飛び
散る汗の量が見る見る増えていく。
 周囲の隊員達も必死に解除方法を模索している。その時モニターを凝視していた隊員が
一際大声を上げた。司令部から解除方法の回答が来たのだ。
「返事!…起爆装置だけ破壊…今からどうやって!!?」
「破壊方法も!早く!」
「ちぃっ!受信が!」
 司令部からの返事は来たが、解除方法の受信までもが既に間に合わない。加えて隊員達
はデルフリンガーの叫びにも仰天してしまう。
「ムリ!その周りを僅かでも傷つけたら爆発!!おでれーたあ!!もうダメだっっ!!」
 長剣が早口で諦めの叫びを上げてる間にも、非情なカウントが進む
  13…12…11…
 隊員達の間から、悲鳴と祈りと家族への別れの言葉と大嫌いな上司同僚への罵詈雑言が
聞こえてくる。だが彼等の後ろから突然、彼等の絶望の呟きと叫びを吹き飛ばす大声が上
がった。
「起爆装置はどこだ!?」
「え?」
「急げ!!」
 聞かれた隊員は慌ててモニターに表示される爆弾の透過画像を指さす。
「ここだ!」
 他の隊員達も酸素ボンベに偽装された熱核兵器の底部から上15cmを指さす。その人物
はカウントも確認する
  6…5…4…
 牛男が大斧を振り上げた。
「どけえっっ!!!」
「うわああっ!!」「や、やめ!」「斬りつけてもダメェエッ!!」「バカうしぃ!」
 叫びつつも隊員達は慌てて飛び退く。
  バォッ!!
 大気を切り裂き、大斧が振り下ろされた。

 カウントは確実にゼロへと進む。
 ヤンは必死に入力をしている。
  3


  2




  1









  0


751:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:13:52 4WrDltJC
好きなものを支援して何が悪いんディスカ支援
(落ち着いたらまた後でじっくり読ませていただきます作者殿)

752:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 20:15:40 QXSsLmLE
 カウントは、ゼロを示した。
 隊員達は頭を抱え、抱き合い、必死に祈りと呪詛と別れの詞を呟き続けている。
 ヤンは、まだ入力を続けていた。カウントがゼロになったのも気付かず、入力し続けて
いた。

 そう。ゼロになったのに彼等は死んでいなかった。
 熱核兵器は爆発しなかった。

 斧がボンベ型熱核爆弾へ振り下ろされていた。
 ボンベに向けてではなく、正しくはボンベの数㎝手前に。
 起爆装置へ向けて振り下ろされた斧型の杖が、ボンベに向けて光を放っている。

「入力終了!間に合ったあっ!!」
 一歩遅れて叫んだヤンが、喜びに打ち震えながら隊員達をみやると、その異変にようや
く気が付いた。  
「・・・あ、えと・・・どう、したんだい?」
 彼等は何も言わない。まるでゼロになった瞬間を切り取ったかのように、そのままの体
勢で動かない。
 さらに一歩遅れてデルフリンガーがツバを鳴らした。
「…解除、成功…だぜ。おでれーた…『錬金』だ」
「え?『錬金』って…あ!ラルカスさんっ!」
 ヤンに名を絶叫されたミノタウロスのメイジは、ゆっくりと体が後ろへ傾く。
 そして床に仰向けに大の字で倒れてしまった。彼が握りしめていた斧がガランと音を立
てて転がる。

「や・・・やった・・・。やったぞ…『錬金』で、起爆装置を、土に変えてやったぞ…」

 大きな牛の口から激しい呼吸音と共に漏れたのはハルケギニア語。その言葉は帝国公用
語の人工音声に変換されて、術衣の襟元にあるマイクから流れ出した。
 『錬金』。それは科学では困難で危険な技である元素変換。膨大なエネルギーと多大な放
射能汚染を引き起こすことを代償に、物質を別の物質に変える。だが、ハルケギニアでは
『土』系統の基本であり、子供の頃に習得を済ませるメイジも多い簡単な魔法。

 イゼルローン要塞を歓喜の叫びが満たした。





753:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:16:24 4WrDltJC
支援しえん・・・

754:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:16:26 HQm+T9B8
支援、ただ、支援するのみ

755:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:17:18 wokhZ1+e
作者投下の妨害をする輩は何様のつもりなんだろうね?

スレ的にどっちがいらないかと言えばあんたらだろうに…

756:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:17:28 AhHK/UtX
>>753-754
なんという盲目・・・。

757:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 20:17:53 QXSsLmLE
③、投下終了

最後の④は二時間後に・・・って、470踏んでた



次スレ、初めてなんですが立ててみます

758:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:19:19 tDplJ0T2
投下乙、アンチを気にせず頑張ってくれ

759:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:19:56 HQm+T9B8
投下乙でした~
科学から見れば、魔法という存在がいかにチートかよくわかる

760:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:20:00 wokhZ1+e
提督投下乙

>>756
あんたはスレの支配者かなんかか?

761:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:20:18 JFx3kzqh
ちょっと待ってくれ、内容についてアレコレ言うつもりはないが、ペースが速すぎやしないか?

762:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:20:21 4WrDltJC
>>757
乙っす!前回のフィナレーから後日談を密かに楽しみにしていたので、
本当にそれが実現してwktkしっぱなしですw

>>755
禿同っす。
やっぱり読み手はあくまでも読み手に徹するべきであって、
読み手側は基本的に職人諸氏の邪魔をしてはいけないなと思う。


763:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:21:05 OhuNsaj+
>>757
投下するのも結構だが、運営議論スレで作品の削除申請出てるよあんた
顔くらい出してきたら?

764:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:21:07 I5EirpkM
投下乙です
罵詈雑言が酷すぎて逆に支援したくなったwww

765:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:21:55 o0+rKhUP
すると、職人が職人の邪魔をするのは可なんだな?

766:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:22:16 Fp56GDMS
乙です。

さぁ文句のある方は俺と一緒に毒吐き行こうぜ
あと作者にダメージ与えたいなら無視するのが一番と思われ。


767:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:22:18 R2u2giFT
>>757
変に間を開けた時間指定しなくて良いよ
他に投下する人の迷惑になるから。
前にもそうやって言われてただろ?人の話はちゃんと聞くんだな。

768:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:22:26 R0wXVFDG
>>657
どなたかこの画像の詳細キボン(*´д`*)

769:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:23:18 AhHK/UtX
>>760
状況がまったく見えてないご様子で。

770:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:23:38 4WrDltJC
>>765
このスレは何の為にあるんかね?作
作品が投下される為でしょうよ。それを否定しちゃったら、
今までここに投下されてきた宝石のような作品の数々を根底から否定する事になるんでは・・・。

771:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:25:57 tDplJ0T2
>>768
媚肉の香り

772:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:26:46 kZnmI8DQ
嫌なら嫌でどうしてスルーの魔法を唱えようともせんのだ
テンプレに書いてあることを守りもせずに人のマナーがなってないだのなんの……
気持ちはわかるがもう少し落ち着いたほうがいいと思うよ

773:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 20:27:06 QXSsLmLE
えっと、次スレは出来たと思うんですが・・・初めてなので自信はないです
URLリンク(changi.2ch.net)



774:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:28:03 0YhMJxN4
>>770
そりゃ正論だけど、人の感情って不確定要素が入るとまともに機能しないことが多い
ま、騒いでるのは提督を非難する側と肯定する側両方だけど
お互い、肩の力を抜いて相手の意見を尊重しようぜ
俺が正しいんっだ、てわめくのが一番いけない
あなたもそのきらいがある
誰も、提督を投下するなといってるわけじゃない
騒ぎになるから落ち着いた場所で投下しようという話になったはず
提督の作者さんもその約束は守るべきだった
余計なことして、覚悟と言ったけど、敵を増やす真似はよくない
妥協すべきときは妥協しよう。wikiに登録さえされればファンは読んでくれるよ

775:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:28:26 4WrDltJC
スレ立て乙です!URLはこれですな。

あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part188
スレリンク(anichara板)


776:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:28:26 DbtoitOr



   偽 者 疑 惑




777:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:28:34 OhuNsaj+
>>773
もう一度言うけど作品の削除申請出てるから運営議論に顔出した方が良いよ

あと誘導間違ってる
スレリンク(anichara板)

778:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:28:35 o0+rKhUP
>>770
誰が他の作品を否定した?
この後2時間は誰も投下できないと言ってるんだ。よくスレ全体を見れ烏賊墨野郎。

779:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:29:07 NRMStDNw
>>770
概ね同意ですが、投下する上でのマナーやルール、作者が以前自分で言った事くらいは順守して欲しいと思います。

780:ゼロな提督:特別編③
08/11/23 20:30:29 QXSsLmLE
ごめんなさい、誘導先が間違ってました

スレリンク(anichara板)

これで良いと思います

781:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:31:25 HQm+T9B8
>>778
??
提督さんが次の話投下するまで二時間あれば、充分他の話を投下する余裕はあると思う

782:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:31:34 Jd5xpbyR
提督の作者の行動が目に余るから批難されている、ただそれだけの事。

783:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:31:55 RtK2bejO
>>770
このスレ以外にも作品を投下する場所は存在するし、現在のようにスレが荒れてしまわないように
次善の策を提示した者も今までにそれなりにいたと思いますが、それこそこれからも投下される
であろう宝石のような作品の数々が生まれるべき場を踏み荒らす結果になってしまった今回の騒動の
発端とその熱烈な支援者さまとしては、些かも心が痛まないと?
昨夜とて荒れたスレの雰囲気を少しでも癒そうと作品を投下された職人様方がおりましたな。今日の
それは、そういう職人様の心遣いすら踏みにじられた行為に映りましたが、そう思われないのであれば
残念であります。
宝石を守るためにも、自分としては次善の策を今後も提示しますが支援はできませぬよ。

784:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:34:05 o83+/v/t
>>781
この空気で投下しろと?
アンチと信者がガスガスやりあってて
投下し終わったら感想どころかまた投下するのに?

785:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:34:17 vTT/+P/l
作品としてはいいんだろうけど、発表するためにはどんな手段でも取るというのそのエネルギーは凄いな
「たとえ他人を不快にさせても」という冠詞が付くが

コミュニケーションを軽視するというのは素敵ですね
そういう価値観が人生の足を引っ張らないよう頑張って生きてください

786:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:34:30 AhHK/UtX
>>781
時間的な観念のほかに、雰囲気という観念があるのよね。

787:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:34:53 2MGHmo35
とにもかくにも投下乙です。Wikiに上がったら落ち着いて読みます。

788:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:35:15 4Sx8TJCW
>>781
今のように荒れてる状況じゃ投下し辛いでしょう?
次の話を投下した後も荒れるのは目に見えているのだから、
避難所ではなく本スレに投下するなら、
せめて早く終わらせて欲しいってことでしょうね。

789:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:36:32 o0+rKhUP
>>781
あなたの脳みそは永谷園味噌汁なのかい? 
勝手に投下時間を指定されると、かえって他の作者が投下し難い雰囲気になるのは以前から問題視されていたが。

790:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:36:48 4WrDltJC
>>783
自分は、好きな作品の作者氏が外野からの野次に元気を無くして
創作意欲をなくしてしまうんじゃないかって事が一番怖いんですよ。

だから出来るなら皆にもそういう、「創作魂を殺す」ような事は言って欲しくないんで
自分なりに反対意見で対抗しているつもりなんだけれど・・・。
いい作品が、適当になげつけられた一言で封殺されてしまうのはなんとも忍びない・・・。

791:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:37:18 4Sx8TJCW
>>783
今日どこか昨日の時点で踏みにじっていませんでしたか?
提督番外編1投下 → 荒れる → 他作者さん投下 → スレが落ち着く → 番外編2投下 →荒れる
こんな流れだったような

792:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:37:41 vTT/+P/l
>>781
理屈だけで考えないで、投下する作者の立場になって考えてみましょう

793:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:38:30 dgc2Q4HE
でもゾフィーは本編でもなんか微妙に嫌われてたぽいしなあ
みんなが集まった時「ゾフィーは?」って聞かれたら
「ゾフィーの事はいいよ!」って……

794:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:38:33 Fp56GDMS
てかスレ違いだから俺と一緒に毒吐きか運営議論スレに行こうぜ


795:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:40:38 o0+rKhUP
ゾフィーを馬鹿にするな! ゾフィーだって怪獣を沢山倒してるんだぞ!

アリブンタとかギロン人とかアリブンタとかギロン人とかアリブンタとかギロン人とか

796:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:42:38 dTB1PmUg
後6kbだし埋めよーぜ

797:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:44:48 AhHK/UtX
埋め埋め

798:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:46:04 4Sx8TJCW
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799:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:46:21 RtK2bejO
>>791
ええ、まさに。昨日の時点で、そういう心遣いされた職人様の気持ちは踏みにじられておりましたね。

>>790
創作意欲を満たすだけならですね、御自分でHPなりブログを立ててそこに載せれば済むんですよ。
身も蓋もない言い方になりますけど。
それでもこういう場所、こういうスレに投下されるってことは、明文化されていないとしても、要らぬ
衝突を避けるための智慧やマナーがあるのではないかと思うのですよ。
残念ながら、この作者様はそういう面での問題行為を起こされたように思うのです。それは、創作魂
とか創作意欲とは全く別個に考えなきゃいけないし、貴方の述べた意見ではまるで擁護になっていない
ように思われます。本当に残念なんですが。


800:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:46:53 4Sx8TJCW
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801:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:47:44 4Sx8TJCW
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802:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:47:56 AhHK/UtX
 .,⌒ γ⌒.,     。
  [皿 ・´]      。
⊂|      |つ   。僕、ドルーガード!
  |     ヽ_,rァ 。
 丿  λ  、´ヾゝ 。
 """   """     。



803:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:48:07 dTB1PmUg
終われえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

804:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/23 20:48:23 4Sx8TJCW
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