08/09/24 00:48:42 WuQHMOht
>>729
>条約免責条項第42条第2項該当の熱化学核支援砲撃!
EGコンバット?
736:鋼の使い魔(前書き) ◆qtfp0iDgnk
08/09/24 00:50:53 XTK3Joni
時間になったので投下します。
737:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 00:51:03 MkmO51Fu
最近何故かカレーにハマってるのは特に関係無いと思うアロマの人乙
雛先生・・・初回プレイではどうにもならんかったぜ・・・
738:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 00:51:08 o0BqKWCK
>>735
( ; ゚Д゚)
これだけで元ネタを悟られてしまうとは……!
流石は訓練された瑞っ子よ。
こんな所で同士に会うとはw
739:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 00:51:22 9PKndI2h
支援
740:鋼の使い魔 ◆qtfp0iDgnk
08/09/24 00:51:51 XTK3Joni
ラ・ヴァリエール公長女エレオノール。
両親より受け継いだメイジとしての才能の光る才媛として知られる。
学院在学中からも成績優秀につき人々の耳目を集め、卒業後はアカデミーでの研究の道を進んだ。
現在はアカデミーの正研究員として在籍し、魔法の真理と実用の研究にいそしんでいる。
アカデミーは元々、魔法学院の上部機関として発足したものの、次第にその研究機関としての性格を強くし、いつごろからか独立した一つの部署として確立した。
各省庁を牛耳る貴族らからの献金を受け派閥抗争の矢面に立たされる等と陰口もあるが、名と格に見合った優秀な研究所である。
在籍する研究員にも階級が設定され、准研究生、正研究生、准研究員、正研究員、主席研究員の順に地位があがり、それにあわせて
個人で扱えるテーマと予算も大きくなっていく。もっとも、主席研究員ほどになると殆ど名誉職のような存在であり、アカデミーの主格は正研究員にあるといってもいい。
エレオノールは学院を卒業した翌年よりアカデミーに入り、わずか9年で正研究員となった。
見紛う事なき天才であった。
懐かしみながらもエレオノールはシエスタを案内人に通廊を歩いていた。
「貴方はルイズと親しくしているそうね」
前触れもなく声をかけられてシエスタは動揺した。ルイズやキュルケらが親しくしてくれているとはいえ、本来、使用人と貴族が口を聞くというのは
滅多にないことなのである。
「は、はい。勿体無くも、ミス・ヴァリエール様には懇意に御用命ぜられる事がたびたびありまして…」
「ふん。で、あの子は何処にいるの?」
「確か、今頃は…ミスタ・コルベール殿の研究塔へ出向いてらっしゃるはず…です…」
かなりおどおどとしていたシエスタだったが、エレオノールはそんなことを霞みも気に掛けることはなかった。
彼女にとって使用人とは居ないように振舞うのが礼儀と考えているからだ。
「そう。…あの人も相変わらず、外道な研究を繰り返しているのでしょうね」
つぶやくエレオノールの声は動揺するシエスタまで届かずに消えた。
『氷河剣と土人形』
741:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 00:52:06 o0BqKWCK
支援
742:鋼の使い魔 ◆qtfp0iDgnk
08/09/24 00:53:07 XTK3Joni
研究塔前で身構える、タバサとギーシュ。
ギーシュの格好は普段と変わらない。少々趣味の悪いシャツと、学院指定のショートマント。
一方のタバサは、服装こそ普段と同じだが、それだけではなかった。
華奢な体躯には丁寧になめされた皮のベルトを縦横に佩びていた。これはタバサが剣を使うからである。並の男であれば腰から落ちぬように巻く程度であるが、
タバサは肩掛けになるようにベルトを巻き、佩びた剣を収めていた。
ギーシュが愛用の杖、青銅の造花を抜くと、タバサもそれに応じるように剣と杖を抜く。
右手に抜かれた剣は、以前のレイピアよりもずっと短い。ギュスターヴの短剣に近いが、片刃のつくりであり、ギュスターヴのそれよりも肉の薄く、
ダガーナイフをそのまま長くしたようなものだった。
一方左手に握られた杖も、以前の物から変わっている。以前の節くれたワンド系から、キュルケやルイズの使うタクト系のものに変わっていた。
目に付く特徴があるとすれば、柄のように握りがつくられ、長さの割りに太い。
(まるで長短一式の剣を構えるかのようだな)
塔の前で観戦するギュスターヴにはそのように見えた。
「…よし、来い、新たなワルキューレ!」
ギーシュの手から造花が投げられる。と同時に、懐から抜かれた新たな杖を握ったギーシュが【錬金】によってゴーレムを精製する。
地面と造花が混ざり合い、起き上がるように出現したゴーレムは案山子のように細い。だが次の瞬間にはそこへ組木細工のように青銅のパーツがはまっていき、
最後には一体の屈強なゴーレムが立っていた。
「これが僕の『ヌーベル・ワルキューレ』だ」
額に汗を浮かべたギーシュの渾身の業だった。
それはまさに屈強なプレート・アーマーを着込んだ女戦士であり、以前のワルキューレよりも筋肉質な印象をみるものに与えた。
右手に剣を、左手にラウンドシールドを構えた姿のNワルキューレは、古い時代のタペストリーに描かれる様なアンティークな騎士像をモチーフにしているのだった。
「以前のワルキューレ7体分のパーツ数とパワーを一体に凝縮させた。これで君の魔法にただやられるようなことはない」
馬鞭状の新たな杖を構えながら、ギーシュは対峙するタバサを見た。
「ほぅ、なかなか手が込んでいるようですね」
見物するコルベールがギーシュの手に関心の声を上げた。元来ドットメイジは組み合わせられる技術が少ないからだ。
「ねぇギュスターヴ。どうして『青銅』のギーシュのゴーレムが金色に光っているわけ?」
ルイズは新たなワルキューレの感想を漏らした。
Nワルキューレは青銅までしか扱えないギーシュのゴーレムであるにも関わらず、その全身を淡い金色に輝かせているのである。
主人の言葉にギュスターヴは丁寧に答えた。
「ルイズ。青銅とは、なんだ?」
「え?」
「青銅というのは本来、錫と銅の合金だ。普段思い浮かべる緑青色の青銅は、長い風雨によって表面を錆びで覆われた姿でしかない」
「じゃあ、あれは一体…」
「青銅は本来合金であるから、含有する元の金属の配分で性質が変化する。銅が多ければ軟らかく柔軟に、錫が多ければ強度が上がるが脆くなる。
特に錫の含有量が上がると、金のような光沢を放つ場合がある」
へぇ、と今度はギュスターヴの博識に感心するルイズだった。
「…詳しくてね、ミスタ?」
「これでも冶金には聡くてね」
743:鋼の使い魔 ◆qtfp0iDgnk
08/09/24 00:55:02 XTK3Joni
「行け!ワルキューレ!」
淡い金色に輝くNワルキューレは、右腕の剣を構えてタバサに向かって飛び込んだ。
タバサも自分から踏み込み、振り込まれる剣を紙一重でかわし、自分の剣を振るった。
両者が激突し、剣と杖が打ち合わされる。ギーシュのワルキューレは盾を受けるのではなく、相手の姿勢を崩すように突き出したり、振るったりした。
タバサはそれを右手の剣で、或いは左手の杖で捌く。握りと太さを持ったタバサの杖はワルキューレの打突を捌きながら魔法を使うことが可能なのである。
打ち合いを避けるように一旦間合いを開け、タバサが後方のギーシュに向かって空砕槌【エア・ハンマー】を撃つと、すかさずワルキューレが射線上に割り込んで
ラウンド・シールドで魔法を受け止め、タバサとの間合いを詰めて切り込んでくる。
(以前より、ずっと早い……!)
タバサは目の前のゴーレムが予想以上の強さを持っていることに驚いた。
以前のワルキューレも人間並みのパワーとスピードを有していたが、Nワルキューレはパワーも、何よりスピードが格段に上昇しているのである。
シュバリエであり、剣の修練でさらに身体能力を上げているタバサに追従できるほどのスピードであった。
(ただ打ち合うだけじゃ駄目…)
しかしタバサには好都合だった。接近戦で優秀な相手ほど今回は稽古の成果がわかる。ワルキューレの打ち込みにたたらを踏みながらもその目は闘志を燃やしていた。
一方、杖を構えたギーシュは懸命にワルキューレを動かしていた。
(やっぱり以前のワルキューレよりずっと疲れる…なにより、相手が早い)
ゴーレムは複雑な構造ほど動かす難易度が上がる。より大きく、より複雑なゴーレムほど硬度な魔法の産物である。
以前の七体分、複雑さの増したNワルキューレは、ドットメイジの限界ともいえる操作能力をギーシュに強いているのであった。
(…その分、接近戦で有利だ!)
パーツ数は7倍とはいえ『重さ』が七倍であるわけではない。しかし、今まで7体に分割して操作していた精神力で動かす為に純パワーは7倍に近い。
単純な能力でも力とスピードで圧倒できるとギーシュは考えていた。
「当てが外れましたな。コルベール師」
素早く立ち回る二人を厳しい顔で見ていたコルベールにギュスターヴが声をかける。
「…ええ。危険過ぎるようなら間に割って入る位は覚悟していましたが、これでは…」
タバサとギーシュの戦いは二次元上で激しく互いの位置を変える高機動戦を呈していた。
ギーシュのワルキューレがタバサの姿勢を崩す。かと思えば空かさず体勢を直したタバサが移動してギーシュを狙って魔法を撃つと、素早くワルキューレが割り込んで
魔法を遮り、タバサとの間合いを詰めて切り込み、タバサと切り結ぶ…。
「下手に割り込むとミス・タバサもミスタ・グラモンも攻撃の手が止まりきらずに事故を起こしかねない…」
「それだけギーシュが努力しているということでしょう」
「…そうですね」
生徒の努力を賞賛したくても、今は厳しい顔を崩せないコルベールだった。
実力が以外にも均衡した戦いが続いた。しかし両者の差がじわり、じわりと戦いに影響を与え始めていく。
ワルキューレの動作が徐々にだが、大雑把になっていく。タバサの射線に入る時も、盾で受けきれずに半身で受け、背後のギーシュが自分で動いて避ける、
というパターンが増えてきた。
ワルキューレの盾自体も、魔法を受け、タバサの剣を受けることで、徐々に強度を落としていた。空砕槌【エア・ハンマー】を受けると、
盾の表面を覆う錫の多い青銅がバラバラと砕け落ち、芯になっている銅の多い青銅が露わになってくる。
「ふっ…ふっ……」
杖を振るうギーシュだが、その膝が震え、額や頸には汗が玉のように浮かんでいた。
新型のワルキューレを高速で動かし、尚且つ自分も激しく動き回る中で集中力と体力がそろそろ限界を迎えつつあるのだった。
744:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 00:55:21 9PKndI2h
支援
745:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 00:55:56 0vAQBusE
支援
746:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 00:56:17 eB5X9QCi
支援する!
747:鋼の使い魔 ◆qtfp0iDgnk
08/09/24 00:57:04 XTK3Joni
タバサはワルキューレの剣をかわして間合いを開けると、ワルキューレの背後にわずかに隠れるギーシュを狙って空飛刃【エア・カッター】を放った。
身を投げて真空の刃を受けたワルキューレの動きが一瞬、止まる。すかさずタバサが踏み込んだ。
「『払い抜け』…!」
低く駆けるタバサが握るロング・ダガーが、ワルキューレのわき腹を切り裂く。
しかしタバサの体格では一撃の威力が劣るのか、切り裂かれたわき腹の傷は浅い。
振り返ったタバサにワルキューレの剣が迫った。
「!!」
多段的に繰り出される剣をタバサは漏らさず受け止めた。が、身体は浮き上がってたたらを踏んで下がる。
(スピードが落ちない…?)
傷を受けたゴーレムは痛みを感じなくても体の変形によって動きが鈍るはずなのだ。しかしワルキューレは先程と変わらないスピードで攻撃してくる。
芯のみとなった盾を叩きつけ、大振り気味に打ち込む剣を紙一重でかわすと、今度は呼吸を整える為にタバサは間合いを明けた。
Nワルキューレは、ただのゴーレムとしてはある種、不必要に複雑な構造をしていた。
ただのゴーレムであれば単一素材の椋かがらんどう、関節はマリオネットのような単純な構造が概ね一般的である。
しかしギーシュは違った。まずワルキューレに骨格を与えた。次にその骨格を包むように硬度を上げた青銅の鎧を纏わせたのだ。
さらに鎧と骨格の隙間には青銅製の巻きバネがいたるところに仕込まれており、これが俊敏なスピードとパワーの底上げを果たしていた。
そして多少のダメージを受けても、体の基本構造である『骨格』が傷つかない限りスピードとパワーは下がらない。その上を包む『鎧』と『バネ』で攻撃を受け止めるからだ。
タバサはワルキューレから間合いを開け、呼吸を整えながらじりじりと間合いを詰められていた。
ちらちらとワルキューレの背後のギーシュへ攻撃する隙を探していたが、射線からワルキューレを外そうとすると、ギーシュは素早くワルキューレを動かして
それを防いだ。
ワルキューレを繰るギーシュの腕が揺れる。
ワルキューレは剣を構えて間合いを一気に削り、剣を振り込んだ。タバサはそれをいなしながら後退する。
突っかかるワルキューレをサッと横へスライドするように移動してタバサがかわすと、前のめりになったワルキューレの反応が一瞬鈍った。
「『スマッシュ』!」
タバサの腰溜めの袈裟斬りがワルキューレの背中に食い込む。切り裂かれた鎧の奥で剣先が何かぶちぶちと切る感触をタバサに伝える。
技が決まってタバサは再び間合いを開けた。ワルキューレはタバサに向かい直すと、ボロボロの盾を構えて突進した。
青銅の塊がタバサに叩きつけられようとしたが、タバサは踏み込みながらそれを避けた。
ワルキューレとすれ違うよう跳び、ワルキューレの鎧につけられた鋲が身体を掠める。
ギーシュとタバサの視線が交錯した。この一瞬、二人の間にワルキューレがいなくなったからだ。
しかし疲労を重ねたとはいえ、全力のギーシュは素早くタバサの前にワルキューレを移動させる。
タバサはそれを待っていた。射線に割り込んだワルキューレを狙ったタバサは、正確に空砕槌【エア・ハンマー】を三回打ち込む。割り込んだ直後の、
姿勢を崩したワルキューレは、それを全て受けて宙を舞った。
「しまった!」
ギーシュはこれに焦った。ゴーレムは遠隔操作という性質上、受身が取れない。
案の定ワルキューレは後頭部から地面に落ちた。ギーシュは素早く立たせたものの、『骨格』が歪んでしまったのか、その動きが少し鈍くなってしまっている。
(今…!)
するとやおら、タバサは手のロング・ダガーをしまい、右手に杖を持ち替える。口からスペルが漏れ、ギーシュは魔法で決着をつけにきたのだと判断した。盾を構えさせ、
魔法を受けきってから踏み込ませるべく、間合いをじりじり詰めさせる。
『雪風』の二つ名にあるように周囲に氷の粒が発生する。それは以前ならば氷柱となって飛ぶはずが、今回はタバサの杖先に集まっていった。
748:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 00:57:21 o0BqKWCK
支援
749:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 00:57:26 fJVef7hL
支援
750:鋼の使い魔 ◆qtfp0iDgnk
08/09/24 00:59:14 XTK3Joni
息を呑んで観戦していた四人の目に、やがてタバサの『成果』が映る。
「何、あれ…?」
「これは、なんとも…」
「ほぅ、面白いな」
「タバサらしいでしょう?」
四者は四様にこれを漏らさずにいられない。
タバサの右手に握られた杖は、魔法で収束させた氷結によって姿を変えていた。
氷の粒が握る手も、杖先も全てを覆い尽くしていた。
そしてそれは徐々に明確な形を取る。握りの尻が飾られ、鍔が現れ、杖先を覆う氷が薄く伸びていく。
タバサの手には果たして、魔法で作られた美麗な長剣が誕生した。
「氷河剣【アイスソード】…私はこれにそう名づけた」
構えたタバサがワルキューレに迫る。ワルキューレも盾を正面に構えて踏み込んだ。
タバサはその手に握った氷の剣を掬うように切り上げる。氷の剣先は青銅の盾に食い込み、さらに鎧にも滑り込んでいく。
そして弾けるような衝撃音と共に、Nワルキューレは、砕けた盾ごと吹き飛んで打ち上げられた。
「勝ったわ!タバサの勝ちね!」
「まだだ」
「え?」
「ミスタ・グラモンはまだ諦めておりませんぞ」
安堵したキュルケを遮るギュスターヴとコルベールの声に呼応するように、ギーシュの眼が光る。
「ワルキューーーレッ!!」
創造主の叫びに反応するように、うつろな青銅の瞳の女戦士は身を宙で屈めると、次の瞬間にその身を光らせて爆発させた。
(自爆?!)
タバサは四方へ飛ぶ鎧の破片を避けるために動いたが、破片は飛び散らず魔法の力を失って砂に変わった。
その代わり地面に降り立ったのは、案山子のようにひょろりとしたゴーレムだった。右手に剣を持った姿でこちらに対峙している。そのディテールの細部は、
先ほどまで宙に打ち上げられていたNワルキューレのそれだった。
「ワルキューレは鎧を捨てることでスピードをさらに上げる事ができる」
ギーシュの口元から漏れる言葉は誰にも聞こえなかった。
「行けぇ!ワルキューレ!」
ワルキューレがギーシュの声と同時に視界から消える。身構えたタバサは次の瞬間に囲む3体のワルキューレが眼に映った。
(分身!?偏在?!違う、これは…)
手の氷河剣【アイスソード】を横薙ぎに振るう。しかし手にわずかな感触を残してワルキューレは再び間合いを空けた先に立っていた。
ワルキューレの後方に立つギーシュが笑う。形容のし難い笑いであった。
「ミス・タバサ。貴方のような方とここまで戦えるのはまさに軍人の家に生まれた僕の誉れだ。だけど」
ぴっ、と杖先でタバサを挿すギーシュ。ワルキューレもそれを真似るように剣でタバサを挿した。
「戦うからには、僕は勝つ」
再びワルキューレが動く、今度はギーシュを囲むように、先程見えた複数体のNワルキューレが出現する。
「ワルキューレが増えた?!」
ルイズが驚きの声を上げると、振り向いてギーシュはちっちっ、と指を振る。
「それは違う。これはワルキューレの高速移動が見せる残像だよ。…行け、ワルキューレ」
再びワルキューレが動く、複数体の残像を撒きながら、タバサを囲むように一閃、二閃と剣が打ち込まれる。
タバサは氷河剣【アイスソード】を振ってワルキューレの剣を『ディフレクト』する。するものの、スピードの差が徐々にタバサを追い込んでいた。
「タバサ…」
キュルケはタバサを見た。必殺であるはずの氷河剣【アイスソード】は残念にもワルキューレを捕らえ切れなかったのだと思った。
ワルキューレがギーシュの手元まで一瞬で下がり、再び間合いが明けられる。タバサは氷河剣【アイスソード】地面に付き立て、対峙するギーシュとワルキューレを見ていた。その頬からは剣先を掠めて血が流れていた。
「降参するかね?」
「いいえ」
「仕方ない。最後の一撃を受けたまえ」
ギーシュはせめて、ワルキューレの剣の腹でタバサを撃つように杖を振った。
ワルキューレが残像を伴って跳ぶ。残像を増やしながら一直線にタバサに向かったワルキューレの剣先が後一歩というところまで迫った、その瞬間。
751:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 00:59:25 0vAQBusE
支援
752:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 00:59:38 vBSJ8rs/
支援仕る。
753:鋼の使い魔 ◆qtfp0iDgnk
08/09/24 01:01:03 XTK3Joni
ガキン、と硬いものにぶつかる音共に、高速で動いていたはずのワルキューレが急停止した。
「何?」
ギーシュは杖を振ってワルキューレを動かそうとするが、ワルキューレは何かに挟まっているかのように身動きが取れない。
「鎧を捨てたとき、私は思った。スピードが上がった代わりに、防御力は下がるはず、と」
地面に刺していたタバサの氷河剣【アイスソード】が抜かれる。
「だからその動きを止めれば私の勝ち。私から間合いを明けた時にもう貴方は負けていた」
「な、何のことだ…これは?!」
ギーシュは初めて気付いた。ワルキューレの踏んだ足から氷が茨のように伸びてワルキューレの体を固めている事に。
「氷河剣【アイスソード】を通して地面の水分を操った。半径2メイル以内に踏み込んだ瞬間、氷の蔦で相手を絡める結界を張った」
剣を構えて身動きできぬワルキューレに剣を構えたタバサが近づいていく。
「そ、そんな!魔法を使いながら別の魔法を使うなんて!」
「これは『剣』であり『杖』だから。私が『剣』として認識した氷河剣【アイスソード】は周囲の水分を操作できるようになっている。地面に刺せば土中の、
空気に触れれば大気の水気を…」
タバサにとって剣と魔法を複雑に使いこなす事が剣を習い始めたときからの目標であり、この氷河剣【アイスソード】はその到達点の一つだった。
剣自体が極低音の『氷』であるから、剣として認識している間もその姿を崩さずに居られるのだ。
ただ風や水を収束させて剣刃を発生させるだけならそれほど困難ではない。しかしそれはタバサの目標を達成させることはない。
果たしてこれは嘗て『氷を使うものは二流』とギトーがつぶやいた事へのタバサなりの反抗心でもあった。
「まだやる?」
「……いや、降参だよ」
諸手を挙げてギーシュは言った。身動きできぬ裸のワルキューレでは勝負にならない。
本当は後一つ、仕掛けを残していたが、今になっては無意味だと判断した。
氷が溶け、開放されたワルキューレが土に還っていく中で、ギーシュとタバサは見守っていた四人に迎えられた。
「凄いじゃないギーシュ。タバサに付いていけるとは正直思ってなかったわ」
「僕も本番までわからなかったさ。運が良かっただけだ…よ…」
キュルケの言葉に反応しつつ歩こうとしたギーシュは、そのままばったりと地面に倒れてしまった。
「あら?」
「はは…足が立たないや……」
最後はキュルケに肩を借りて歩くギーシュだった。
一方タバサはコルベールの出迎えを受けたが、コルベール自身の表情は複雑だった。
「しかしミス・タバサ。貴方の新しい魔法はいささか、その」
「攻撃的?」
こともなげに言うものの、コルベールは頷きながらも汗を浮かべている。
「はい。貴方は『シュバリエ』だそうですから、そのような魔法の使い方をするのでしょうけれど、一教師としては、余りほめられませんな」
「…わかった」
口で言うほどタバサがわかっているのかコルベールは若干不安だった。
「どう?ギュスターヴ。二人の戦いは」
「悪くなかったな。特にギーシュの工夫はいい」
「あら、弟子の活躍はどうでもいいの?」
「出来のいい弟子は放って置いても成長するものさ」
「ふぅん……」
タバサへの信頼感がルイズは羨ましいと思ってしまうのだった。
754:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:01:19 o0BqKWCK
支援
755:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:02:31 0vAQBusE
支援
756:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:03:05 sjgovnUV
ころしてでもうばいとる支援
757:鋼の使い魔 ◆qtfp0iDgnk
08/09/24 01:03:47 XTK3Joni
「随分と楽しそうにしてるのね、貴方達」
聞きなれない声に一同が振り向くと、本塔の方角から誰かがシエスタと共にこちらに歩いてくる。
その『誰か』は一同の前まで来ると、ギュスターヴの脇に居たルイズは真っ青になってガクガクと震えるのだった。
「あ、あ、あ、姉さまっ?!」
「ひさしぶりかしらねぇ、ちびルイズ」
反射的に飛び出し、何処かへ逃げようとするルイズをひょいっと猫を捕まえるようにエレオノールの手が伸びる。
「何処へ行こうとしたのかしら?おちび」
「えっ?!いえいえいえいえ、なんでも、なんでもないです……」
しっかり捕まってしまったルイズは顔が引きつっている。
「久しぶりに再開した姉に向かってもう少し機嫌よく挨拶できないのかしらねぇ、ちびルイズや」
「で、ででででですが、突然の来訪ですから、その」
「ま、いいわ。そこの学友の方々を紹介してくれない?」
やっと解放されたルイズはおっかなびっくり、そこにならぶ学友三人を紹介した。
「はじめまして。ゲルマニアのフォン・ツェルプストーですわ」
ピキン、とエレオノールの表情が固まる。
「お~ち~び~!」
「ひゃひぃ!」
捕まったままのルイズは両頬をむにむにと引っ張られている。
「あんたよりによってゲルマニアのツェルプストーなんかと仲がいいってどういうつもり!領民と公爵代々の当主に恥ずかしくないの?!」
「あででで、べふにひひゃひぃわけひゃあひひひ~」
弁解しつつも涙声のルイズだった。
次にタバサが前に出て礼をした。組み手のあとなのでかなり服がよれたり、瑕だらけなのであるが、タバサ本人はまるで気にもしない風情だった。
「タバサ」
実に素っ気のない挨拶であった。
「……ルイズ」
「なんですか」
「この子は頭が遅いの?」
場の空気が(タバサを除いて)凍りつく。ルイズは冷や汗が止まらなかった。
「タバサは口が重い子なんです」
「…そう」
次にギーシュが恭しく礼をした。ギーシュは埃をハンケチーフで拭って相応に身を繕っていた。
「お初にお目にかかります。ギーシュ・ド・グラモンと申します」
「グラモン元帥のご親族と見えるけど」
「父の名をご存知とは光栄の至り」
エレオノールはあくまで冷ややかに言葉を続ける。
「軍務の方々からは色々と便宜を図ってもらっているわ。ただ視察のたびに女性研究員に声をかけるのはやめていただきたいけど」
「は、はははは…」
乾いた笑いしかでないギーシュだった。
「わたしはエレオノール・アルベルティーヌ・ル・ブラン・ド・ラ・ブロワ・ド・ラ・ヴァリエール。アカデミーの正研究員に籍を置いているわ」
キュルケとギーシュから感心の声が漏れる。
そんな二人を脇に一歩踏み出でてエレオノールはコルベールの前で礼をした。
「お久しぶりにございます。ミスタ・コルベール」
「君も健在なようだね、エレオノール君」
「相変わらず不毛な研究をお続けの様子で」
視界に見える溶鉱炉を見ての発言である。苦々しくもコルベールは笑った。
「なんといわれようとこれが私の命題でね」
そしてコルベールの脇に立つギュスターヴをエレオノールは見た、次の瞬間。
758:鋼の使い魔 ◆qtfp0iDgnk
08/09/24 01:05:10 XTK3Joni
ボン、と何かが爆発するような音がルイズには聞こえた。
目の前のエレオノールが突如ピンと背を伸ばして立ち上がり、次の瞬間には走り出してルイズの背中に隠れた。
「あぇ?姉さま?」
「あ、あの、ルイズ。…そこの、コルベール氏の隣に、いらっしゃる、殿方は、その…誰?」
普段の知るエレオノールから想像できないほど、おっかなびっくりとしたエレオノールにルイズは困惑しながらも答えた。
「あ、はい。彼はギュスターヴ。私の使い魔です」
「へぇ、そうなの。使い魔……使い魔?!」
一瞬呆けたようなエレオノールが大声を上げた。
「あ、あ、あんた。そこの人を、あの殿方を指して、つ、つ、使い魔っていったかしら?!」
捕まってルイズはがくんがくんと肩揺さぶられている。
「あっ、あっ、た、たしかにっ、つっ、つかっ、使い魔って、言いましたっ!」
「人に冗談を言えるほど偉くなったわねぇ、おちび!」
「ちっ、違うんです!本当に!本当に使い魔なんです!」
ヘロヘロになったルイズを怪訝そうに眺めるギュスターヴだった。
759:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:06:26 w1z6PMaI
しえ
760:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:07:11 6qtPCn/5
支援
761:鋼の使い魔(後書き) ◆qtfp0iDgnk
08/09/24 01:07:49 XTK3Joni
投下終了。ちょっと時間掛かったな…。
プロットがクランクアップしないので時間が空いちゃってすみません。でも、10月中には3巻分まで完結させる予定ですのでよろしく。
ここ数日はゼロ魔の疑問点の解消に終始してまして…(空対地攻撃手段は?風石の消費メカニズムは?etc)
とりあえず序盤の山場までかけてよかったー(若干粗いんじゃないかと内省しつつ、次回までさようなら。
762:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:10:30 jxOWVofF
遅れ馳せながらアロマの人に【愛】
皆守はどこでもマイペースだな。
カレーがこげてなければいいがw
そして九ちゃんはイ㌔
763:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:10:34 FXOAMKPt
GJ
面白かったよん、エレ姉さんとのフラグにwktk
764:ルイズが世界を征服するようです
08/09/24 01:10:59 o0BqKWCK
乙ー。ギーシュの成長がいいね。こういうの好きだ。
次、投下しますね。1:25くらいからを予定。
765:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:18:27 2vPi47H9
キターーーー!!
766:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:20:29 fJVef7hL
支援を表明する!
767:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:20:39 Js5dOHSQ
支援するぜ
768:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:21:12 MkmO51Fu
鋼の人乙です
ギーシュのNワルキューレは面白いですな
そして殺してでも奪い取りたい剣がこんなところにw
エレ姉さんが惚れる展開は初めてみたかも。今後の展開も楽しみです
769:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:26:19 fY/3ED0H
世界の半分って基本的には海だよな支援
770:ルイズが世界を征服するようです 0/9
08/09/24 01:26:28 o0BqKWCK
つーわけで、「ルイズが世界を征服云々」中篇いきます。前後じゃ収まらなかった。ごめんね。
前回長すぎたので、今回は短めに。
未読の方はwikiの小ネタ、タ行へどぞ。追加してくれた方、ありがとうございました。
ヘルシング臭とかガンパレ臭とかデモベ臭とか言われてましたが、うん、あれだね、趣味バレバレだね。
でも気にしない。このままいきます。
771:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:28:00 IuszRZTa
>>730
花だ……花がいい
772:ルイズが世界を征服するようです 1/9
08/09/24 01:28:21 o0BqKWCK
「始めるわよ」
首都トリスタニア、某所。
明かりはただ一本の蝋燭のみという、薄暗く狭い小部屋に、数人が集まっていた。
いずれもローブに身を包み、フードで顔を隠している。
「……まずは、現状確認からいきましょうか」
アルビオンを制圧したトリステインは、すぐさま帝政ゲルマニアに宣戦を布告。
同日、ゲルマニア首都ヴィンドボナは壊滅した。
……噂を信じるならば、ただ1騎の竜騎士によって。
主要都市をわずか数日の内に陥落させられたゲルマニアは、成す術無く降伏した。
現在、トリステインはロマリア連合皇国と交戦中。
トリステインはトロルやオークなど亜人に加え、エルフ、
更には無数の強力なドラゴンまでも戦線に投入している。兵力差は圧倒的だった。
アルビオン、ゲルマニアを傘下に加え、更には『東方』―エルフ達と同盟を結ぶことにすら成功。
最早、トリステインは小国などでは無く、世界有数の覇権を誇る大国だ。
「そして、それを操るのがあの2人。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールと、その使い魔ね」
女王に即位したアンリエッタ。
それを傀儡とし、裏から操る者が居た。
マザリーニなど、優秀な人物は既にあらかた粛清され、この世から去ってしまっている。
「このままでは、世界は本当に、あの2人のものになってしまう」
無論、ルイズ達に対する抵抗が無かったわけではない。
送り込まれた暗殺者は、既に3桁にまで上る。
しかし。グリフォン隊隊長を務めるジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド子爵や、
『シュヴァリエ』の称号を持つ少女といった凄腕の側近。
そして何より、本人達の力の前にあっては、暗殺者などカス同然だった。
773:ルイズが世界を征服するようです 1/9
08/09/24 01:29:37 o0BqKWCK
「そうはさせない。絶対にね。
―ここに、レジスタンスの結成を宣言するわ。
同意する者は素顔を晒し、血判状にサインを」
そう言い放った人物が、まずフードを脱ぐ。
素顔が、蝋燭の淡い光に下から照らされた。
キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー。
祖国を蹂躙され、復讐に燃える火のトライアングルメイジである。
「―彼女らは。私の、敵です」
シエスタ。
かつて魔法学院にて、メイドを務めていた少女。
「あいつらを、許しておくわけにはいかないよな」
「はい。頑張りましょう。
……それに、彼らはウェールズ兄様を……!」
異世界人であり、伝説の『ガンダールヴ』である平賀才人。
そして、その主、ルイズと並ぶ『虚無』の使い手、ティファニア。
「人数こそ少ないけど、十分ね。
このメンバーならば、十分あいつらに勝利し得るわ」
朗々と、誓約の言葉を読み上げる面々。
それは、遥か昔よりこの大陸に伝わる、死地へ赴く人々が交わす誓いの証である。
この言葉が一体、どこで生み出され、どう伝わったのかは定かではない。
一般的には、始祖とその仲間達の言葉が、その始まりであるとされる。
―だが。
それは、遥か異世界、とある冒険者が集う酒場にて、
今まさに邪悪に立ち向かわんとする1人の少年、そして3人の仲間達が交わした言葉と。
奇しくも、まったく同じものであった。
"我はここに集いたる戦友の前で厳かに精霊に誓わん。
我が生涯を光と共に過ごし、我が使命を忠実に果たさんことを。
我は全ての邪悪なるもの、闇たるものを絶ち、
悪しき力を用いることなく、また知りつつこれを許さざるべし。
我は我が命の限り、我が意志の揺るがざることをつとむべし。
我が使命にあたりて、与えられし力に驕らず、慢心に捉われることなく、幾万の敵を恐れることも無し。
我は心より人々を助け、
我が手に託されたる未来の幸のために身を捧げん。"
―アリアハン戦士誓詞
「―さぁ。反撃開始といきましょうか」
キュルケは、獰猛に笑った。
―ルイズが世界を征服するようです―
774:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:30:20 tB1+yrQy
支援
775:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:30:43 fJVef7hL
支援
776:ルイズが世界を征服するようです 3/9 番号ミスった
08/09/24 01:31:29 o0BqKWCK
「ウェールズ様……」
「アンリエッタ可愛いよアンリエッタ」
ぶちゅー。
「はん。よくもまぁ、飽きないものね」
「クク。1度離れた分、余計に愛が深まったということであろうよ。麗しきものではないか」
トリステイン王国、王宮。
人目を憚ることもなくウェールズと抱き合うアンリエッタに、主は呆れ、使い魔は哂う。
「水の指輪。アルビオンでは苦しめられたけど、手に入れてしまえばこんな便利な物も無いわ」
右手中指に嵌められた指輪を眺めながら、ルイズは漏らした。
アルビオン侵攻の際にクロムウェルから奪ったマジックアイテム、『水の指輪』。
ルイズは先住魔法の力がこめられたそれを使い、ウェールズの死体を操ることでアンリエッタを骨抜きにしていた。
(※これも、前編にてルイズがウェールズを殺害する際、
きちんと死体に傷がつかない方法で殺していたからこそ成せる業である。
仮に、『イオ』で爆破するなどという愚かこの上無い方法を取っていたならば、まず不可能であっただろう。
筆者が前編投下真っ最中にこのミスに気付いて頭を抱えたなどという事実は決して存在しないので、
その旨ご了承いただきたい。というか、正直ごめん)
「ヴァリエール宰相。前線より伝令です」
「聞くわ」
「最前線にて、極めて強力な竜騎士と遭遇。
交戦の結果制空権を奪われ、現在戦線は膠着状態にあるとのことです」
報告を聞いた小竜が顔をしかめる。
「何? スカイドラゴン大隊はどうしておる」
「……そのほとんどが戦死。残った者も、本格的な戦闘は不可能と聞いております」
「バカな。我がスカイドラゴンが、そこらの竜騎士隊に劣る筈が―」
「それが、その。……相手は、僅か一騎だと、報告にはあります」
「何だと?」
777:ルイズが世界を征服するようです 4/9
08/09/24 01:33:00 o0BqKWCK
りゅうおうはしばし黙考する。
……ただ一騎にスカイドラゴン隊がやられるなど、通常ではまず考えられない。
いや、それどころか、あれ一体で竜騎士小隊を壊滅させられる程の戦力差なのだ。
それは敗れるとなると―相手も、この世界の常識では計れないクラスの戦力か。
「……やむをえんな。すぐにしんりゅう大隊の出撃をさせよ。
同時に、地上戦力も補強する。
そうだな……ダースドラゴン連隊を、しんりゅう隊に載せてゆけ」
「了解しました」
下がろうとする武官を、ルイズは引き止める。
「ちょっと待ちなさい。―ワルド?」
「何かな?」
「いくらりゅうおうのマジックアイテムで遠距離からすぐ連絡出来ると言っても、
いちいちこちらに指示を仰いでいるのでは対応が遅れる。
アンタ、前線指揮官として行ってきなさい。全て任せるわ。
必要なものがあれば送るから、何でも遠慮せず伝えなさいよ」
「しかし、護衛はいいのかな、ルイズ?」
ルイズは鼻息を漏らす。
「ここ1ヶ月は暗殺も減ってきてるし、シャルロットだけでも十分よ。
いいから行ってきなさい。
そしてとっとと、その竜騎士とやらの首を晒しなさい」
「このような時のために力を授けたのだ。わかっておろうな?」
ワルドはりゅうおうの指導と『改造』により、
『バギ』系統の全ての呪文を、更に『ピオリム』『スカラ』などの補助魔法すらも身につけていた。
「わかった。行ってくるよ、ルイズ。
さぁ、行ってらっしゃいの接吻を―」
「2週間以内に教皇の首を持ってきたら、褒美にね」
「マジで!?」
「マジよ」
うっしゃー、と全力で走り去るワルド。
「よいのか?」
「いいのよ。どうせ、私のファーストキスはあんたなんだから。もうどーでもいいわ」
「カカカカカカカ! そうであったな!」
778:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:34:00 tB1+yrQy
ワルドwww支援
779:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:34:32 fkZ6w93N
これは良いワルド
支援
780:ルイズが世界を征服するようです 5/9
08/09/24 01:35:01 o0BqKWCK
―数日後。
「やぁ、ルイズ。いや、ヴァリエール宰相とお呼びするべきかな?」
「どうでもいいわ。とっとと用件を言いなさい、ギーシュ」
王宮の片隅、一室。
突然姿を見せた元級友相手に、ルイズはうんざりと返す。
今は、少しの時間であっても無駄にしたくない状況なのだ。
深く椅子に体を沈め、ルイズはため息をついてから促した。
「こんな時に何なの?」
「今日はグラモン家の代表として来たんだ。父も兄さん達も、それどころではないようでね。
ロマリア侵攻の状況について、グラモン家として―と、」
そこでギーシュは言葉を切り、室内を見回した。
「あの使い魔はどうしたんだい?」
「りゅうおうなら、戦力の補強のために部下を召喚中よ。いいから、とっとと話しなさい」
「やれやれ、忙しないねルイズ。まぁいいか。こちらも、遊びに来たわけじゃないんだ。
まずは、この資料を見てもらえるかな?」
ギーシュが懐に手をやると、ルイズは背もたれにもたれたまま、無言で右手を伸ばし、
「驕ったな、ルイズ」
瞬間。
鋭利な何かが、背後からルイズの胸を貫通した。
781:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:35:16 Js5dOHSQ
うっしゃー支援
782:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:35:25 fJVef7hL
支援
783:ルイズが世界を征服するようです 6/9
08/09/24 01:37:02 o0BqKWCK
「がっ……!」
吐血。
思わず体を丸めようとするも、椅子に縫い付けられているような状況では、それすら許されない。
続けて2、3と、何かがルイズの体を貫通する。更に大量の血を吐き出し、ルイズは痙攣した。
必死で痛みを堪えながら、自らの体を貫通し、突き出ているものを確認。
鋭く、槍のように尖った青銅。……椅子を、『錬金』したのか。
懐から出した杖を突き出すギーシュを、睨みつけた。
「油断したね、ルイズ。
護衛の1人もつけないとは、僕も舐められたものだ。ドットメイジごとき、警戒する必要も無い?
いや、それとも信用してくれていたのかな? だとしたら、嬉しいね。
そのおかげで、君をこうして葬れるのだから」
「……ギーシュ……あんた……!」
ギーシュは暗い瞳でルイズを見下ろした。
「ゲルマニア戦で父は死んだよ。2人の兄も、ロマリアでね。
知っていれば、さっきの僕の言葉がおかしいことに気付いた筈だ。
仮にも、元帥の死を知らなかったのかい?
だとすれば、僕がこうして直接手を下すことも無かったかな。
そんな有様では、いずれ誰かが君を殺しただろう」
喋ることすら出来ず、血にまみれ、痛みにあえぐルイズ。それを眺めながら、ギーシュは哂う。
傍らのランプを手に取り、『錬金』。青銅の剣を作り出し、構えた。
「あぁ、でも。こうして君を直接殺すことが出来て、嬉しく思うよ。
―さらばだ、『魔王』ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
貴族の誇りなど欠片も無い、愚かな侵略戦争で多くの命を散らした罪。死で償え」
剣が、振り下ろされる。
784:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:37:28 0vAQBusE
支援
785:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:38:00 tB1+yrQy
支援
786:ルイズが世界を征服するようです 7/9
08/09/24 01:39:18 o0BqKWCK
早く、速く、疾く迅く捷く!
転移魔法『ルーラ』を超短距離間で使用、それを連発することで限りなく最速に近づく。
扉を吹き飛ばし、階段の上を飛翔して、目的の一室へと全力で向かう。
油断した。驕っていた。
いくら主が大丈夫だと主張しようと、聞き入れるべきではなかったのだ。
その傲慢こそ、敵が狙っていた隙に他ならないというのに―!
最後の扉を中級火炎魔法『メラミ』で焼き尽くし、部屋に文字通り飛び込む。
目に入ったのは、振り下ろされる剣、歪んだ笑みを浮かべた少年、そして血に塗れ瀕死の主。
怒りに、視界が赤く染まった。
轟音。
大量出血のせいか、霞む目を凝らす。
―自分とギーシュの間に、紫のローブを纏った背中が立ち塞がっていた。
ああ、きてくれたんだ。よかった。もう、あんしんだ。
「りゅう、おう」
「喋るな、主」
杖でギーシュを牽制しながら、片手でルイズを即興の槍から引き抜くりゅうおう。
苦悶の息が漏れ、血が噴き出す。りゅうおうはすぐに回復魔法『ベホマ』を起動。ルイズを床に寝かせる。
あまりに深い致命傷だったが、何とか間に合ったらしく、傷は塞がっていった。
怒り狂う使い魔は後ろ手に回復を続行しつつ、剣を下ろした少年を睨みつける。
ギーシュは、全てを諦めたかのように笑みを浮かべていた。
「好機を逃したか。―無念だよ」
「我が主をここまで傷つけた罪、千度殺しても尚余りある。死ね」
りゅうおうの杖に、膨大な量の魔力が集中する。発動すれば、塵も残さずギーシュを焼き尽くすだろう。
ルイズは震える腕を何とか動かし、ローブの裾をつまむ。
「りゅうおう、まって」
「喋るな、主。傷はまだ塞がっておらん」
使い魔の言葉を聞き流し、ルイズは掠れた声で続けた。
「ギーシュ、みごとだったわ。
ドットメイジでありながら、ここまでのけいびをすりぬけて、わたしにいちげきをくわえるなんてね。
みなおした。やるじゃないの」
「は。ここまで絶好の条件でありながら、殺せなかったのは僕の落ち度だ。
褒められるようなことじゃないよ」
「喋るなと言っておろうが、貴様も黙れ!」
激昂するりゅうおうを尻目に、ルイズは荒い息を隠そうともせず言葉を継ぐ。
「いいえ。たまたまりゅうおうはいなかったけれど、
そうでなくともあんたはやったはず。
すぐにころされるのをかくごで、いちげきにすべてをかけてね。
そのかくごとじっこうりょく、しょうさんにあたいするわ。
ねぇ、いまからでもおそくはないわ、わたしたちのなかまにならない?
あんたになら、せかいの5%くらいはくれてやってもいいわ」
787:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:39:47 fJVef7hL
支援
788:ルイズが世界を征服するようです 8/9
08/09/24 01:41:12 o0BqKWCK
ギーシュは鼻を鳴らした。
「冗談にしても最悪の部類だね。殺せ」
「ならばその望み、叶えてやろう!」
杖を振り下ろそうとするりゅうおうはしかし、後ろからローブを引かれる感触に動きを止める。
「主よ……! 何故止める!」
「ひつようだから。……そいつをちかろうに。けっしてみはりをおこたらないよう」
「は、はい!」
ようやく現れた武官達に命じるルイズ。
ギーシュは杖を取り上げられ、数人に拘束されて運ばれていった。
「まったく。あるじのいうことはちゃんとききなさい、りゅうおう」
「何故止め……いや、いい、喋るな主」
「だいじょうぶよ。あんたがこうしてくれてるんだから。
あいつはグラモンけのゆいいつのいきのこり。いかしておけば、なにかとべんりよ」
「回復魔法では傷を塞ぐことしか出来ぬと、知っておろうが!
いい加減に黙らんかこの痴れ者が!」
激怒する使い魔を前に、ルイズは青白い顔でくすりと笑う。
「ふふ。しんぱいしてんのね、あんた」
「当たり前であろうが! 黙れ!」
ルイズはその笑みをやがて大きくし、肩を震わせて笑い始めた。
「ふ、ふふふふ!
ねぇりゅうおう、あんたはわらう?
たかがどっとめいじひとりとゆだんして、そのけっかがこれよ!
あはははは! こっけいね! これが『まおう』ですって!」
「主!」
「ふふふふふふ!
ねぇきいてよ、わたしね、もしかしたら、
じぶんからいけんをいいにくるなんて、ギーシュはなかまになるのかもっておもってた!
もとは、おなじがくいんせいなんだしって! あはははははは!
ここまでしておいて、なにをいまさら! はははは!」
ルイズは自嘲する。
―ああ、そうだ。愚鈍なことこの上無い。
私は、人に恨まれることをしてきた。
数え切れない程に人を殺し、多くの村を、町を、国を、叩き潰し、蹂躙した。
後悔はしていない。全ては、目的のため。必要な行動だ。
その私が! 今更!
「主……」
「あははは!
そう、はじめから、こうしておけばよかった!」
789:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:42:07 fJVef7hL
支援
790:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:42:10 esG7OV2y
支援
791:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:42:30 esG7OV2y
支援
792:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:42:35 tB1+yrQy
文体から何が好きなのか読み取れる支援
793:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:42:39 0vAQBusE
支援
794:ルイズが世界を征服するようです 8/10 番号ミスってたごめん
08/09/24 01:43:25 o0BqKWCK
ルイズは右手を掲げ、魔力を集中する。
『水の指輪』が起動。城内全てに、力の波紋を広げていった。
「ギーシュがつえをもってここまではいってこれたということは、
じょうないにそのてびきをしたやつがいるはずよ。
これで、あんしん。じょうないのほとんどのにんげんは、かんぜんにあやつれるわ」
有事にそなえ、『水の指輪』を使うための下準備は済ませてある。
特に城内の人間には、秘薬を混入した食事や水を摂取させることで、
『完全盲従』という暗示をかけることに成功していた。
「わかった、もうよい。休め、主」
「あはは……はぁ」
ルイズは再び、ローブの端を握り締めた。
ローブでルイズを包むように、抱きしめるりゅうおう。
「……あんたのからだ、つめたいわね」
「ああ。竜であるからな」
ルイズは微笑む。
それまでのような狂乱したものではなく、穏やかな、安心し切った赤子のような笑み。
「……ほんと、つめたい。ああ、でも―」
きもちいいわ、と呟き、ルイズは瞼を閉じた。
りゅうおうは睡眠魔法『ラリホー』を使った手を下ろし、杖をしまって両手でルイズを抱き上げる。
まさに、一国の姫を攫う魔王のような構図。
それにしては、その手つきは、酷く慈愛に溢れていたが。
795:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:44:47 fJVef7hL
sienn
796:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:45:14 esG7OV2y
支援
797:ルイズが世界を征服するようです 9/10
08/09/24 01:45:26 o0BqKWCK
「…………」
ルイズの寝室にたどり着き、ゆっくりとベッドに下ろす。
枕元に置かれた宝玉を起動。魔力で編まれた、緑色の幕が豪奢なベッドを包み込む。
元の世界にあった結界装置を更に改良したもので、
耐衝、耐熱冷、防音、更に魔法を反射する『マホカンタ』の機能をも併せ持ち、
りゅうおう以外の内部への侵入を決して許さない、鉄壁の守り。
例え城が崩落しようとも、ルイズはそれに気付かず眠り続けるだろう。
「…………」
りゅうおうはしばらくの間、眠る主の姿を見つめ、やがて部屋を出た。
廊下を渡り、階段を下る。進むにつれ、徐々に騒音が大きくなっていく。
爆発音に、風を切る音。何者かが、戦闘しているのだ。
「そこまでだ」
その階全体を貫く、一際広大な廊下。
護衛を勤めるタバサと共に、数人の近衛兵が奮戦していた。
相手は、4人。
その内の1人―燃えるような赤髪の少女が、現れたりゅうおうを見て目を剥く。
「な―!」
「そこの貴様ら。我が相手をしよう。それが目的であろう?」
驚きを露わにしてこちらを向くタバサ達に向けて、顎をしゃくる。
「貴様らは、上で主の護衛だ。決して誰も近づけるな」
「しかし―」
「行け」
たった二文字の言葉に込められた感情を瞬時に汲み取り、タバサは顔を青ざめながら頷く。
他の兵たちを引き連れ、上のフロアへと去っていった。
「まさか、そっちから来るとはな。前の戦いでつけられなかった決着、ここで決めてやる」
言葉と共に、2本の剣を構える少年。他の3人も体勢を整える。
りゅうおうは笑い、演説するかのように手を広げた。
「まぁ待て。ここで我が戦っては、城が無くなってしまう上に人的被害も膨大だ。
それは、貴様らにとっても不都合であろう? 場所を変えるぞ」
「ど―」
どこに、とメイドが続ける暇も無く、彼らの体は遠方へ転移されていった。
798:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:46:11 fJVef7hL
支援
799:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:46:22 esG7OV2y
支援
800:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:46:35 fJVef7hL
支援
801:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:46:36 tB1+yrQy
支援
802:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:47:13 esG7OV2y
支援
803:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:47:20 vBSJ8rs/
支援
804:ルイズが世界を征服するようです 10/10
08/09/24 01:47:42 o0BqKWCK
「……ここは、アルビオン?」
「そうだ。ここでなら、周囲を気にする必要はあるまい」
半年ほど前、7万のアルビオン軍とルイズ達が対峙した草原。
りゅうおうと4人は、一瞬にしてそこに辿り着いていた。
転移魔法『ルーラ』及び『バシルーラ』を併用した結果である。
「さて、戦う前にひとつ聞いておきたい」
「何でしょうか?」
ハーフエルフの少女が、背の丈ほどの大きな杖を構えながら返す。
「先ほどの小僧。あれは、貴様らの差し金か?」
キュルケが厳しい表情で答える。
「……ええ、そうよ。ここにあんたが居るってことは、失敗ってことだろうけどね」
「ククク。いや何、立派であったぞ。主も賞賛していた。
いやいやしかし、そちらも中々に残酷な作戦をとるものだな。
戦力にならないドットメイジに、一か八かの特攻をさせるとは」
りゅうおうの嘲笑に、キュルケは悔しげに唇を噛み締めた。
「……あいつの発案よ。私たちに、その覚悟を止める資格は無い」
「なるほど。ああ、しかしなるほどなるほど―貴様らの策か」
何を言いたいのか。シエスタは訝り、そしてすぐあることに気付く。
りゅうおうの瞳。
普段は黄色のそれが、真っ赤に染まっていた。
「…………っ!」
シエスタは直感する。まずい。
あれは、逆鱗だ。
「よくも、主をあのような目にあわせてくれたものだ」
戯れるような口調。
それを口にするりゅうおうの脳裏には―血まみれで苦しげに喘ぐ、主の姿があった。
りゅうおうの額のルーンが、輝き出す。
「―皆殺しだ」
りゅうおうは、真の姿を見せた。
805:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:47:44 w1z6PMaI
しえ
806:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:48:36 XBvqz0mF
支援
807:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:48:46 0vAQBusE
支援
808:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:48:51 fJVef7hL
支援
809:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:48:53 VQiRNwAM
回復がきつそうだなー支援
810:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:49:04 esG7OV2y
支援
811:ルイズが世界を征服するようですってよ
08/09/24 01:49:11 o0BqKWCK
中篇投下終了。
うん、正直後編に収まる気がしないっ! あと2回くらい必要な予感。
長編のカテゴリに移した方がいいのかこれ。
あ、途中出てきたアリアハン戦士誓詞は『ナイチンゲール誓詞』をもじった、
元々はドラクエとはまったく関係の無いものなのでご了承を。出したかったから出した。後悔はしていない。
ここまでのぼうけんを ぼうけんのしょに きろくしますか? はい/いいえ
812:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:49:27 fJVef7hL
支援
813:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:49:39 esG7OV2y
支援
814:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:50:07 fkZ6w93N
乙ー
後編に収まらないって事は……終編?もしくは完結編?
ロボット大戦みたいだ
815:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:50:17 esG7OV2y
ってもう投下終わってた
恥ずかしい…
816:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:50:42 fJVef7hL
投下乙!
凄い大作だな
817:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:51:30 tB1+yrQy
乙、面白かったwww
はい
ニア.いいえ
818:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:52:55 JOTmXRXd
うむ、面白い!乙!!
しかしキュルケ達も戦う動機の大本は復讐な訳で・・・
正義を気取る資格はないよね
819:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:53:20 ZX75fK1e
もう480KBか、早いな…
820:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:53:50 VQiRNwAM
GJ!
まあ最終話をだらだらと一年くらいやった作品もないわけじゃなし、満足できる作品を期待しておくさ
しかしPTでのシエスタの立ち居地が分からん
……まさかビキニアーマーでもつけてるのか?
け、けけけけけしからん、けしからんぞ!!
821:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:53:54 fJVef7hL
もうそこまでいったか
次スレ立て挑戦してくる
822:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:53:59 XBvqz0mF
素晴らしい
823:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:57:02 fJVef7hL
立てたよ
あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part173
スレリンク(mitemite板)
824:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:58:26 tB1+yrQy
こんな餌で俺が釣られクマー
825:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:59:05 doGc/Yhf
>>823
乙
826:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 01:59:52 sjgovnUV
?
なんでそんな場所にスレ立てたんだ?
827:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:00:01 5klvEKy5
>>823
おつー
828:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:00:13 ZX75fK1e
ふむ。
板移動か。
周りに相談も無しに。
829:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:00:58 fJVef7hL
え?
うわ!スレ立て誤爆してたorz
マジで気づかなかったよ
アニキャラ総合に立て直してくる
830:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:01:13 7C7H+Xb6
次スレは試しに避難所に立ててみようよ
831:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:02:16 5klvEKy5
あ、本当だ創作発表板だな
832:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:02:28 o0BqKWCK
ちょw誤爆だったのかw
てっきり運営で決まったのを見逃してたのかと思って、
慌てて避難所に確認に行ってしまったw
833:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:03:21 VQiRNwAM
>>829
立ててしまった以上仕方ない、って気もするがかといってこのまま使うのも微妙という……
とりあえず削除依頼を先にやっとけ
834:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:03:49 fJVef7hL
はじかれた…orz
835:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:07:57 5klvEKy5
びっくりしたw
836:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:09:27 G87lidTl
スレ立て行ってみます
837:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:14:11 5klvEKy5
俺は別にどっちでもいいけどね
838:836
08/09/24 02:15:48 G87lidTl
ホスト規制に引っかかりました
他の方お願いします。
839:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:16:50 ZX75fK1e
誤爆だったのかw
別のスレで以前、別の板に新スレ立てる荒らしが出たモンだから、失礼ながらその類だと思ってしまった
申し訳ない
840:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:17:31 ZX75fK1e
では、行ってみましょうか
841:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:17:36 zPnc3q5I
んじゃいってくる
842:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:18:46 zPnc3q5I
お、かぶった
俺は待機かな
843:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:19:19 ZX75fK1e
ダメだったorz
844:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:19:49 zPnc3q5I
んじゃ俺いく
845:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:22:20 zPnc3q5I
無理だった
なんだこの無理だらけコンボ
846:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:23:25 doGc/Yhf
じゃあ俺も挑戦
847:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:23:27 KmG8ha7X
んじゃ俺が
848:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:24:14 KmG8ha7X
俺は待機
849:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:25:51 q8VIT6b6
じゃあ俺がやる!
850:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:29:32 LiOE11mR
さすがにこういう状況だとコピペ荒らしこないんだな
851:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:30:56 5klvEKy5
そりゃな
852:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:32:05 zPnc3q5I
なかなか立たないな
853:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:34:10 sSQqyBXz
次スレは避難所に立てないか?
854:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:35:31 LiOE11mR
2chから撤退とかスレの終わりだって
あれくらい無視してりゃ済むことなんだし
855:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:37:03 0vAQBusE
立っちゃった
スレリンク(anichara板)l50
856:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:37:25 5klvEKy5
>>855おつー
857:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:40:58 ZX75fK1e
>>855
乙です
858:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:42:59 G87lidTl
>>855
乙
ageてしまって申し訳ありませんでした。
859:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 02:45:29 o0BqKWCK
>>855
乙です。
860:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 03:31:15 4ri1e7ZN
埋め小ネタ
ギーシュ戦
「僕のワルキューレに勝てるかな?」
「ええっと、ひのふの…7体もいる… あ、あやまっちゃおうかな… なんてな?」
「げええ、8人に分身した!!」
ワルド戦
「君の事は聞いてるよ、使い魔君。分身出来るそうだね」
「だが、君の分身は所詮残像に過ぎない。実体を持った僕の遍在の敵ではない」
「さらに遍在はすべて僕と同等の能力を持つ。つまり、5方向から光の速さで攻撃がくる」
「分かっただろう? 君に勝ち目はない」
「「あー、確かにさすがのオレッチでも光よりは早く動けないわ」」
「「しかし、術者の意思より早く動くのは別に難しくないぞ?」」
「い、いつの間に、わたしの背後に。しかも二人になってるし!!」
F.S.Sより剣聖ダグラス・カイエン召喚
861:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 04:07:05 2vPi47H9
んじゃ俺も埋め小ネタ
俺の体は満身創痍といってよかった。メイドのシエスタを助けるためにギーシュ
というメイジに喧嘩を売ったらこのザマである。
俺の左腕はあらぬ方向に曲がり、出血は夥しい。
ぼやけた姿でしか前方の敵を見れないし、口からは吐血が漏れた。
もはや一撃でその身を砕かれるだろう。
「もうやめたまえ。これ以上やったら本当に死ぬぞ?」
「は。効くかよ……。そんな……攻撃」
ギーシュは俺の言葉に怒ったのか、声を荒げて叫んだ。
「そうか! ならばこれで死ね!」
そして才人にゴーレムのとどめの一撃が迫る。
俺は目を瞑り、その衝撃を待った。
ああ、悪いな母さん。俺……。もう……。
その時
「破ァーーーーーーーーー!!!」
俺と一緒に召喚された寺生まれのTさんが気かなんかでギーシュのゴーレムをぶっ飛ばした。
「この勝負俺が預かる!」
「何を馬鹿な! これは決闘だ!」
「ならば俺が代わりに相手だ」
ギーシュがさらに六体のワルキューレをだすもやっぱり気とかそんなので
全部纏めてギーシュごとぶっ飛ばした。
寺生まれってやっぱりスゴイ。薄れゆく意識の中でそう思った。
2ちゃんねるコピペより寺生まれのTさん召喚
862:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 04:10:45 2vPi47H9
ごめん「破ァーー!!」じゃなくて「破ぁ!!」だった。
863:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 06:22:41 VuBoQAB/
うわー、確かに強いがよりにもよってセクハラ魔人のカイエンかよ!
果たしてルイズが奴を制御出来るのか見物ですね
864:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 06:32:39 JhuR93qq
征服の人乙!
カトレア姉様カリン様、ヴァリエール家関連の人がどうなっているか気になるなあ
一応はアンリエッタを立てているなら王家への反乱ではないとルイズのやることに眼をつぶっているか?
865:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 07:21:59 t9pJI0ay
>>804
勇者のパーティには普通に犯罪者とか加わってたけど、常に悪とは真っ向勝負だったからこその勇者。
有り様を偽ってしまえば奇跡は汚れ精霊はそっぽを向く。これでは勝てぬ。
866:梅ネタ魔導物語より
08/09/24 09:02:21 +izX0zat
ルイズに召喚され、唯々諾々と従っていたシェゾ・ウィグイィ。
しかしそれは、ルイズの魔力をおのが物にせんとする、シェゾの巧妙な罠だった!
シェゾ「ルイズ!お前がほしい!」
ルイズ「いやぁぁぁぁぁ!(エクスプロージョン)」
(爆発)
シェゾ「む、むねんっ!」
ドサッ
ホントは長編でも書いてみたいんだけど、こいつ媒体によって性格も能力もいろいろ違うから安易に手ぇ出せないんだよなぁ……
867:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 09:19:01 0nsED4bM
投下された皆さん乙&GJでした埋め
今回の鋼氏の投下銀の戦車とかホルス神とかいませんかw
868:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 09:47:46 fTuoTTZ/
>>860
ヤバイ、カイエンはマジで見たかった。
もういっそこのまま続けてくれ!奴のあらゆる意味で期待を裏切る
無軌道っぷりをもっと見たい!ぞっ!!
869:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 11:00:57 brLh5Dhh
500kbならアロマはガーターベルト装備
870:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 11:08:23 cdUGACkG
アロマと言われるとカプセルの代用品もどきが出てくる
というか次スレにばっかり構ってないでこっち埋めようぜ
871:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 11:58:36 psCfJ6bB
500kbなら超鋼女セーラからベッキー召喚
872:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 12:07:02 g6vPoJWA
>>871
考えてたネタ取られたっ!?
しかしベッキーを絢乃から引き離すのはちょっと…。
ということで作者同じつながりで権田原権三通称ごんちゃん呼ぼうZE!
ワルドとの雷撃対決とか見たい。
873:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 12:14:21 2iCmcp/E
>872
ルイズを逆召喚してゼロ番長と呼んでやりたい
874:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 12:31:27 n9ff0NwE
>>865
ロト紋の竜王(=1のりゅうおう)は異魔神に殺されたし、倒すだけなら別に正義じゃなくてもいいとおも
そもそもルビスの加護なんてあるか微妙だし
875:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 12:33:07 QloaLKI0
>>874
ロト紋の竜王って一回死んでるんだっけ?
だとしたらどうやって復活したんだ?
876:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 12:36:05 g6vPoJWA
>>875
最終回で世界樹の花が咲いたからその恩恵で。
正直ロト紋は大好きだがあれがドラクエⅠにつながるとは到底思えないw
877:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 12:37:35 +qQP3HPO
ロト紋の竜王が「せかいのはんぶん」とか言っても説得力ないわな。
878:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 12:37:37 n9ff0NwE
>>875
あれ、死に掛けただけかな?
とりあえずフルボッコにされて食われかけてる記憶はあるんだけど、その後逃げのびたんだっけか?
879:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 12:44:18 QloaLKI0
>>876
あー、あれか
思い出した思い出した
880:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 16:41:17 sGap0c4A
個人的にロト紋はパラレルだと思っている。
881:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 17:02:26 7O1gMp+7
>>880
・3→ロト紋→(継ぐ者達)→1→2
・3→→→1→2
↓
→ロト紋→(継ぐ者達)
このどっちなのか、ってことだよな
連載時は普通に下だと思ってたんだが、実際のところどうなのかね?
882:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 17:09:15 ksHALF51
ロト紋読んでないなぁ。
藤原カムイだっけ?
この人の絵があんまり好きじゃなかった。
というか無理矢理絵柄変えてこの絵だったんだよな。
前の方が良かったけど、後の方が売れているwww
883:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 17:26:13 VFBKIY0K
ゲームはゲーム、漫画は漫画で独立だろ
漫画はあくまでゲームの設定使ってるだけでしょ
884:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 17:37:51 zf9iFKc9
その辺は読者の取り方次第ってことでいいんじゃまいの。
俺はあの作品好きだよ。
885:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 18:23:47 DKjFCNqC
何もゲームと独自解釈コミカライズを同一ラインに無理矢理乗せて解釈するこたーないだろう
886:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 18:33:02 w+X+4YJ7
何故かキーファがロトの子孫になっちゃうしな
887:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 18:57:51 pj0Hu2qA
>>886
それは最初から仕組まれた伏線だろう?
グランエスタード城にある剣を知らないのか?
888:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:01:44 zf9iFKc9
まぁスレ違いだしこの辺にしておこう。
クロス元の話で盛り上がるのはよくあることだけどそれでスレを消費するのもな。
889:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:06:00 C8Qcaub7
それなら埋めの作業に入ろうか
次スレが進んでいるのにここがまだ残っている
890:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:08:50 zf9iFKc9
そういえば次スレ立ってるの忘れてた。
じゃあ別にスレチの話題でもいいか^^
891:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:17:37 XBvqz0mF
キーファって子孫だったのか
7やり直してこようかな
梅梅
892:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:21:01 Sc5Znheo
別にいいけど、結論の出ない話題だな多分
まあこういうのをgdgdやるのは楽しいもんだがw
ではちょっと話題をずらして
ロト専用装備は勇者以外の人間には使えないけど、
じゃあ虚無専用装備(?)も最終的には一人で全部装備(?)したりするんだろうか
……複数装備するメリットがないか?
893:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:23:34 TDeusLuR
んじゃ500kbなら宇宙英雄物語から死神の盾召喚っと
894:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:28:16 pj0Hu2qA
ガンダールヴ専用装備なら
近代兵器を扱える人間が限られる時点で
かなり使い手が絞られるが、戦車とゼロ戦を同時に装備が無理だなwww
895:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:32:50 Sc5Znheo
>>894
ははは、お前も子供の頃におもちゃの戦闘機と戦車を合体させて「これで最強~!」とかやっただろ?w
……え、皆やってるよね!? やってるって言えよ!!
……まあそれはともかく
単に祈祷書と香炉とオルゴールってそれぞれ視覚、嗅覚、聴覚っていう風に分かれてるから、
この辺まとめて使えばなんかおこるのかと
……最後の一つは味覚?
896:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:36:54 SMnZ1X+X
味も見ておこう……
触覚じゃね?
897:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:37:48 C8Qcaub7
どこの調味魔導だそれは
898:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:37:58 Sc5Znheo
始祖のプチプチ(ツンデレボイス付き)か
899:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:40:20 9YO1PUaB
痛覚で鞭に決まってるだろJK……
ルイズの最強装備だぜwww
ただし味わうほうだがなw
900:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:53:59 XBvqz0mF
次は第六感だな
901:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:55:48 Sc5Znheo
一つ飛ばしてセブン・センシズだよ
902:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:56:05 hBolNior
そしてセブンセンシズと阿頼耶識だな
903:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:56:29 UdteIAiz
ああ、次は小便だ……
500KBならくま召喚
904:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 19:57:33 C8Qcaub7
お前らルイズを光速で動かすつもりか
905:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 20:00:39 Sc5Znheo
光速で呪文詠唱したら無敵だしな
906:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 20:04:17 7V7jTSih
口を200くらい増やして並列詠唱だろ
907:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 20:12:45 kJcMviCc
>>866
魔導物語の小説あったよな、あれが比較的まとまってんじゃないか
908:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 20:17:56 tuVFeIq4
ハルケギニアでもゲートって開けるかな?
ヨタハチとかゲートロボがないから誰を召喚するにしろ戦力ダウンだけど
909:元ネタ:大昔のログイン巻末マンガ
08/09/24 20:23:05 P3EB7Q/A
小ネタ一発
ずぱぁぁぁん!すかっ
「欲しい…奴の力が欲しいっ!!」
丸めたスクロールで壁をカサカサ這い回る使い魔をシバキ倒そうとするも尽くよけられるルイズ。
汗だくなのでサウナに入ると…
「や、奴が!このままでは遠赤外線の力で…」
カッ
ここにコックローチルイズの爆誕である。
910:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 20:55:54 cdUGACkG
つーか匂いでどうやって呪文取得すんだろな
911:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 20:58:45 SMnZ1X+X
>>910
下着を頭に被って覚醒するやつだっているんだ
どうにかなるだろう
912:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 21:04:52 7V7jTSih
,_,..,ィヽ,、 |
/;;::r‐~-ミ、 |
4~/へi::::::;/,ヘミ7 | 呼んだか?
'-l|<>|:::::|<フ1|i' ノ
l! '" |::::l、~`リ へ
/`ー、 ハー;";::i:::ヾイl! ,r'~`ヽ、 \
,.ィ" ri l i ト、 1:|`丶:;;;:イ' ill!7、 、 y; ヽ、_` ー―
913:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 21:10:42 mHqmxTPy
500kbなら神様のおきにいり&もふもふっ珠枝さま!から家神の珠枝様召喚
914:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 21:11:31 0PLcRtW7
>>909
ゼロ魔の文庫を読んでいるうちに、作品内に入り込んだりするのですね?
嗚呼、インサイダー能力さえあればルイズと……。
以下略
915:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 21:13:21 9YhZNwQ8
>>895
宇宙刑事の乗り物は大抵がその機能が付いてたし。
916:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 21:23:00 rYyoPI3G
500kbだったら、
キングゴウザウラーを召喚して、トリステイン魔法学院と融合。
917:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 21:26:02 A+Xl4Ev8
500だったら、再生の炎オルファリルを召還。
918:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/24 21:27:10 pnwLUtgp
500なら、ちょっと停滞してる自作をまた再開する。
避難所でコメントあって嬉しかったしねー