あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part172at ANICHARA
あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part172 - 暇つぶし2ch450:ウルトラ5番目の使い魔 第14話  (6/8)
08/09/23 11:17:10 d+8GMh8I
 怪人は、まるで狩りを楽しむかのように彼らの背後に迫っていく。
 
 だがそのとき、怪人の足元に突然多数の銃弾が殺到して火花を散らせ、怪人の動きが止まった。

「王女殿下直属銃士隊、参る」
 それは、王宮から急行してきたアニエス率いる銃士隊の放った援護射撃だった。
「第2射、撃て!!」
 副長ミシェルの命令で後列に構えていた隊員達が銃を放つ。彼女達の装備している銃は前込め式の単発銃
なので連射するためには射手が複数いるか、あらかじめ銃を複数持っているしかないからだ。
 だが、怪人は立ったままほとんどの弾丸をその身に受けたにもかかわらず、平然としていた。
「銃が効かんか、なら切り倒すまでだ、かかれ!!」
 副長の命令で銃士隊は全員抜刀して怪人を包囲しにかかった。
 銃士隊は、王女の直属警護部隊に抜擢されるだけあって、接近戦では一人で一般兵士の5人分に相当する
強さを見せるとも言われ、さらに集団戦法を用いれば無類のチームワークで凶暴な亜人とも渡り合うこともできる。
 今回の戦法は、かつて辺境の村を襲ったオーク鬼を包囲し、集中攻撃で仕留めたときの布陣であったが……
「やれ!!」
 合図とともに二人の銃士隊員が同時に斬りかかる、しかし怪人はそれより早く動いて一人を切り伏せると、
返す刀でもう一人に襲い掛かり、とっさにその隊員が盾にしようとした剣ごと彼女を切り裂いてしまった。
「ミーナ、シオン!! おのれっ!!」
 仲間を殺され、怒る隊員達の声が夜空に響く。だが、怪人はまるで殺しを楽しむかのように刀をゆらゆらと
降って余裕を見せてきた。
「なめおって、こうなれば一斉攻撃だ。全員かかれ!!」
 ミシェルの声とともに隊員達は一斉に剣を振りかぶる。
 だが、彼女が指揮を執っていることに気づいた怪人は隊員達が動くより早く、刃を彼女に向けて飛び掛ってきた。
「くっ!?」
 とっさに剣を抜いて受け止めようとしたが、一刀で剣の刃を根元から切り落とされて、丸腰にされてしまった。
 そしてその悪魔の刃が次に彼女の首を狙った、そのとき。
 
「待てーっ!!」
 
 馬の蹄の音とともにやってきた叫び声が彼女達の動きを止め、怪人もそちらに注意を向けた。
 
「あいつは!?」
 彼女達はその声と姿に覚えがあった。
「ツルク星人ーっ!!」
 そう、2時間前に学院を出発した才人がようやくトリスタニアに駆けつけてきたのだ。
 彼は、駅で暴れているのがツルク星人だと知ると、すぐさま馬を駆けさせ戦いに割り込んだ。
 等身大ではすさまじく素早いツルク星人にはガッツブラスターは通用しない。彼はデルフリンガーを引き抜くと
馬から飛び降りた。すると、左手のガンダールヴのルーンが輝き、彼に銃士隊さえ超える俊敏さが備わり、
そのまま勢いのままに上段から思い切り振り下ろした。

451:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 11:17:31 16gMtukc
支援だっ!


452:ウルトラ5番目の使い魔 第14話  (7/8)
08/09/23 11:18:32 d+8GMh8I
「くっ!」
 だがやはり正面からの攻撃では星人に避けられてしまった。さらに、体勢を立て直そうとしたところに
星人が右腕の剣を振り下ろしてくる。彼はなんとかそれを受け止めたが。
「相棒、伏せろ!!」
「!?」
 デルフの声に従い、才人はとっさに身をかがめた。直後、彼の首のあった空間を星人の左手の刃が
風を斬りながら通り抜けていった。
「次は左だ!! かわせ!!」
 息つく間もなく星人の攻撃は続く、才人はデルフの指示に従って、嵐のような星人の連続攻撃を
しのぐ。自称伝説の剣であるデルフリンガーはなんとか星人の刀との打ち合いに耐えていたが、
ガンダールヴで強化された才人の動体視力を持ってしても、星人の2本の刀の攻撃は見切りきれずに、
どんどん追い詰められていった。
「うわあっ!?」
「相棒!!」
 ついに才人は星人の剣撃に耐えられず、デルフリンガーごと吹っ飛ばされてしまった。
 地面に倒れこむ才人にとどめを刺そうと星人の剣が迫る。そのとき!!

「でやぁぁっ!!」
 
 突然飛んできた一本の剣が、いままさに才人に向かって剣を振り下ろそうとしていた星人の顔の
中央に突き刺さった。
 その剣は、星人の頑強な皮膚に阻まれてほんの数サントしか刺さっていなかったが、それでも
星人は顔面を押さえて苦悶し、金切り声をあげると、夜の闇の中へと跳躍して姿を消した。
 
「や、やった……」
「隊長……」
 その剣はアニエスが投げたものだった。彼女は星人の気配が完全に無くなったのを確認すると、
隊員達に負傷者の収容をするように命じて、才人とミシェルに向かい合った。
「また会ったな、少年。確か、ヴァリエール公爵嬢の使い魔だったか、先日はお前のおかげで大変
世話になったな」
「あ、その節はどうも」
 どうやら、ルイズの爆発に巻き込まれて城の床で一晩越せさせられたのを根に持たれていたらしい。
しかし、嫌味はそのくらいにしてすぐさま本題に入ってきた。
「さて、お前はさっきあの怪物のことを"ツルクセイジン"とか呼んでいたな。しかも、ヴァリエール嬢は
魔法学院に帰ったというのに、使い魔のお前だけがこんな時間にこんな場所になぜいる? お前は
何を知っているんだ」
 有無を言わせぬ強い口調と、嘘を許さぬ鋭い眼光でアニエスは才人に迫った。
 才人は、ごまかしきれないと思い、知っていることを話すことにした。
「あいつはツルク星人、昨日城を襲ったバム星人と同じく、昔俺の国を荒らした奴の仲間で、多分
ヤプールの手下さ。昼間エースに深手を負わされたから、もしかして仕返しに来るんじゃないかと
思って来てみれば案の定だったよ」
「昼間エースに? あの怪獣のことか、だが奴はあれとは姿形がまったく違うぞ」

453:ウルトラ5番目の使い魔 第14話  (8/8)
08/09/23 11:19:45 d+8GMh8I
「ツルク星人は巨大化時と等身大時では姿がまったく違うんだよ。ただ、両腕の鋭い刀と、昼間の
戦いでエースの火炎でつけられた顔面の火傷の跡はそのままだったろ」
 怪訝な表情をするアニエスに才人は、ツルク星人の特徴を説明していった。等身大と巨大化時で
姿がまったく違う星人には、他にカーリー星人、バイブ星人、ノースサタンなどがいて、どいつも
等身大時は並外れた格闘能力を誇る、おそらくは状況に合わせた星人なりのタイプチェンジなの
だろうが、ツルク星人はその中でも特に凶悪で残忍な部類に入る。
「なるほど、わかった。しかし、ウルトラマンさえ取り逃した相手を、たった一人で止めようとは、
剣術に優れているのは分かるが、自惚れているのではないか?」
 するとデルフが鞘から出てきて、カタカタとつばを鳴らしながらアニエス達に言った。
「確かにそうかもな。だがな、さっき相棒が飛び込まなかったら、そっちの副長どのは間違いなく
殺されていた、いやあ、そのまま全滅していただろうな」
「なに、貴様!!」
「よせミシェル、少し頭を冷やせ。それで、講釈はもうそれで十分だ。あと聞きたいことはひとつ、
奴の仲間は昔貴様の国で暴れていたと言ったが、そのときはどうやって倒されたんだ?」
 さすが、現実的な思考をしているなと才人は感心した。あれだけの力の差を見せ付けられながら、
もう次に勝つ手段を模索しているとは。
「ああ、以前はウルトラマンレオ、エースの仲間だけど、彼が戦ってくれたんだが、最初の戦いでは
残念ながら星人に負けてしまったんだ」
「ウルトラマンが、負けた!?」
「ウルトラマンだって、別に神じゃない。あんたらもさっき見ただろう、奴は剣の一撃目をかわしても、
受けても、もう一本の刀で二段攻撃を狙ってくる。それをかいくぐって星人本体を狙うのは並大抵の
ことじゃない」
「だが、最初の戦いということは、彼は次の戦いで奴に勝ったのだろう。言え、星人の二段攻撃を
破り、奴を倒したその戦法を」
 才人は少し逡巡したが、やがて一言だけ口にした。
 
「三段攻撃だ」
 
 
 続く

454:ウルトラ5番目の使い魔
08/09/23 11:20:45 d+8GMh8I
以上です。支援ありがとうございました。
次回は、ツルク星人vs銃士隊&才人の戦いです。
今回登場する敵には、カーリー星人やフリップ星人も考えましたけど、やっぱり銃士隊とぶつかるなら
剣を持った敵ということでツルク星人に決定しました。

では最後にレオの次回予告風に。

トリスタニアを恐怖に陥れたツルク星人
魔法も銃も効かない星人を倒す手ははたしてあるのか?
そして、才人の言った三段攻撃とはなにか
急げアニエス、走れ才人!!
さあ、来週もみんなで見よう!!

455:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 11:24:52 16gMtukc
ごくろうさまでした~。
熱い展開にワクワクドキドキです。

>さあ、来週もみんなで見よう!!
筆が早くてうらやましい。

456:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 11:25:54 dOEf1sgE
Aの人、乙でした。
サイトの怪獣オタっぷりもなかなかすごいなぁ
アニメではあっという間に退場してしまったミシェルさんが活躍(?)してるのもいいですね、続きを期待してます。

457:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 11:31:23 aYtFguM1
怪獣やウルトラマンで男の子してるサイトがステキです。
でも、現実でエースの怪獣に詳しいとオサーン扱いされるよね!

458:THE GUN OF ZERO(0/4)
08/09/23 12:14:52 DZfgHw6o
エースの人乙です!

よく考えたらこいつも中の人(非声優)的にウルトラと無関係じゃないな……
というわけで投下しても、いいかな?いいよね?投下します。

やはりこの板の皆さんはあんまり久保の事を知らない様なので、簡単に強さの紹介などを。

クォヴレー・ゴードン
必殺技:『テトラクテュス・グラマトン』相手は死ぬ。

ね?簡単でしょ?

459:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 12:16:34 Z88D7OYL
クロス元知らない作品なんて山ほどあるんだしそう気にしなくてもいいと思うよ

460:THE GUN OF ZERO(1/4)
08/09/23 12:16:43 DZfgHw6o
 あの草原から、トリステイン魔法学院の敷地内に来て、しばらくの間クォヴレーはこの部屋で放っておかれた。
 すっかり日も沈んだ頃、ようやくルイズが戻ってきた。
「済まないが、勝手に明かりを付けさせて貰った」
 と、燭台を指さすクォヴレー。
 しかしルイズは一言も言葉を発さないまま近づいてきて、クォヴレーを見るとふかぁーくため息をついた。
「はぁぁぁぁ~」
 普通の人間なら、人を見てため息をつくとは何事かと怒るところだが、生憎とクォヴレーは普通の人間ではない上に、それとは別の所で感性もかなりずれていた。
「疲れているのか?」
「アンタ……人間、なのよね……」
 クォヴレー本人としては結構ナイーブな問題を無遠慮げに触られた格好となり、それにより初めていささか不機嫌になるが、すぐにこの少女は何も知らないのだと意識を切り替えた。
「そうだな。俺は、自分のことをヒトだと思っている」
「何で平民なんか……」
 そのままクォヴレーの前を通り過ぎ、ベッドに倒れ伏す。
「平民……という事は、お前は貴族なのか」
「そうよ。メイジなんだから当たり前でしょ?わかったら、その『お前』って呼び方改めなさいよね」
 ベッドの上、首だけ動かしてクォヴレーを睨み上げる。
「わかった。……ところで、メイジとは何だ?」
「……アンタ、どこの田舎から来たのよ?メイジは魔法を使える者の事よ」
「成る程。魔法使いのことをここではメイジと呼ぶのか」
 ふむふむと興味深げにしきりに頷くクォヴレーを見て、ルイズは心底後悔した。
 使い魔召喚の儀で呼び出したのは人間の平民で、しかもろくに常識も弁えない田舎者ときた。
(なんで……こんな……)
 涙ぐみそうになるのを、シーツに顔を埋めることで見せないようにする。
「それでルイズ」
「……何よ」
 まだ涙ぐんだままだというのは自覚していたので、クォヴレーとは反対に顔を上げながら尋ね返す。

461:THE GUN OF ZERO(2/4)
08/09/23 12:18:14 DZfgHw6o
「使い魔は、具体的に何をすればいい?」
「そうね……使い魔の仕事は大きく三つあるわ」
 気だるげに、指を三つ立ててみせる。
「一つは、主人との感覚の共有。主の代わりに目となり耳となること。つまり、アンタの見聞きした物を私も感じることが出来るようになるの」
「……まさか出来ているのか?」
 少し驚いたようにクォヴレーが尋ねた。
「ダメね。教本通りにやってみたけど、ちっとも繋がらない」
「そうか……」
 内心ほっとするクォヴレー。この少女の平穏な日常のためにも、自分と繋がるのはお勧め出来ない。人間、知らない方が幸福なことなど世の中に山のようにあるのだ。
「二つめは、主人に代わって薬草や硫黄なんかの鉱物を取ってくること」
「この辺りの植物の生態に詳しくないので薬草は無理だが、硫黄などはすぐにでも出来るぞ」
「本当?」
 些か驚きで目を見開くルイズ。つい寝返りを打ってクォヴレーの方を向いてしまう。最も、この時点では既に涙は引っ込んでいたのだが。
「俺の考えてる硫黄と、こちらで言う硫黄が同じ硫黄であるのならな。火山地帯などでよく見かける物質のことか?」
「ええ」
「それなら俺も知っている硫黄だ」
 自信ありげに頷くクォヴレー。
「ふーん、案外使えるじゃない。で、三点目は主人であるメイジを守ること」
 少し気を持ち直したか、上半身を起こしベッドに腰掛ける形になるルイズに、若干胸を反らし気味にクォヴレーは答えた。
「それこそ俺の得意分野だ。任せて貰おう」
「へえ?少しは腕に自信があるみたいね。何が出来るのかしら?」
「銃の腕なら、かなりのものだと自負している」
 ここで、行き違いが発生する。
「は……?銃?」
「そうだ」
 ルイズにとって銃とは、このハルケギニアに存在するマスケットの類であり、クォヴレーにとってそれは、カートリッジ式であったりシリンダー式であったりする拳銃から対物狙撃ライフルに至るまでの幅広い銃の種類であった。

462:THE GUN OF ZERO(3/4)
08/09/23 12:19:38 DZfgHw6o
 当然、威力・性能共に段違いであると共にその有用性もまた雲泥の差である。
 だが、ルイズはそんなことは露知らず。一度期待に胸が膨らんだだけに落胆も激しかったようで。
「そう……銃、ね」
 目を伏せがちにすると、再びベッドに倒れ込んでしまった。
(あんな役立たずな物が扱えるからって何だって言うのよ……)
「その三つが、俺の使い魔としての仕事か?」
「……そうだけど、あんたは三つ全部出来てる訳じゃないわ。それ以外の雑用もやって貰うわよ」
 顔だけを、今度はクォヴレーの方に向けつつ答えた。
「雑用……掃除などか。俺自身はあまり経験はないが、やってみよう」
 これについては自信なさげに返すクォヴレー。
「そ。それじゃあ明日の朝、それ洗っておいて頂戴」
 とルイズの指さす先には、駕籠に入れられた洗濯物。
「わかった」
 こくりと頷きかえす。
「それじゃあひとまず」
 ルイズがベッドから降りながら、命じる。
「私を着替えさせなさい」
 ルイズ曰く、貴族の子弟は使用人に着替えさせるのは当たり前なのだそうで。
(そういうものなのか……)
 全く頓着無く、純粋に未見の物事を知った故にクォヴレーは感心していた。
 命じられるままに引き出しからネグリジェと替えの下着を取り出し、命じられるままにルイズの服を脱がせたところで、ハタと動きが止まった。
「……ちょ、ちょっと。主人を裸にしてじっと見るのは……」
 少し顔を赤くしながら後ろを向くと、クォヴレーはルイズの方など見ていなかった。その手にしたネグリジェなどをまじまじと見つめている。
「ちょ……ちょっと、クォヴレー……?」
 もしかして、こいつ服に欲情する変態……?等と失礼なことを考えながら一歩引くルイズ。それが変態なのならば着替えさせているルイズは何なのかという話である。
 だが、難しい顔でネグリジェを見ていたクォヴレーは全く予想だにしないことを口走った。
「すまない、ルイズ。着せ方が判らない」
「はぁ?あんた何言って……」

463:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 12:22:21 16gMtukc
投下予告はしようよ。支援。

464:THE GUN OF ZERO(4/4)
08/09/23 12:22:48 DZfgHw6o
 文句を言いかけて、目の前のクォヴレーの服装に目がいく。
 どう見ても文化系統の違う服であった。
「しょ、しょうがないわね。それじゃあ私の指示通りに着せなさい。これから覚えるのよ?」
「ああ。わかった」
 突き詰めていくと、別にクォヴレーの服装は文化系統とはあまり関係の無いパイロットスーツであり、彼の大本の世界でもネグリジェなどは普通にある服飾品である。
 だが、クォヴレーの生い立ちに問題があった。
 生まれてしばらくの間を人造生命体バルシェムとして過ごし、ロンド・ベル、およびαナンバーズに居た期間にも、女性と「そういう」接触が皆無のままで、次元を超えて旅をする事となったクォヴレーには、ネグリジェなど初見であったのだ。
 ぎくしゃくしながらも着替えを終えたところで、今度はクォヴレーが尋ねた。
「ルイズ。使い魔としての仕事は大体了解した。それで出来れば、一日の内睡眠を除いた2時間程の休みが欲しいんだが?」
「そうね……私の言った仕事さえこなせば、別にそれぐらいは構わないわ」
「助かる」
 にっこりと、全く邪気のない笑みで笑いかけるクォヴレー。
 少し、どきりとした。
「そ……それじゃあ、私はもう寝るわね」
 すとんとベッドに腰を下ろす。
「俺はどこで寝ればいい?」
「ゆ、床よ。毛布ぐらいなら貸してあげる」
 ぽーんと飛んでくる丸まった毛布を受け取り、クォヴレーは燭台に近づく。
「明日は7時には起こしなさいよね!」
「了解した。灯を消すぞ」
 手をかざしながらフッと吹きかけ、部屋の中は星と二つの月明かりだけが照らす。
(け、結構整った顔立ちじゃない。……そうよね。この私が召喚したんだもの。例え平民だろうと、あれぐらいの美しさを持ってる奴が応じるのが妥当だというものだわ!)
 ベッドの上で毛布にくるまりながら何やら勝手に自己満足しているルイズ。クォヴレーもごろりと横になり、ベッドの上で動くルイズの様子を気遣いつつ、やがて規則正しい寝息が聞こえてくる段になるとようやくクォヴレーも意識を手放した。

465:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 12:28:28 16gMtukc
よく見たら予告してた。
土下座しつつ支援。

466:THE GUN OF ZERO(5/4)
08/09/23 12:32:47 DZfgHw6o
>>459
冗談で言ってみたかっただけなんで、あんま気にしないでくださ~いw

467:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 12:36:12 IKtVankR
>>458
ボブの絵画教室自重ww

468:虚無と若獅子 第四話
08/09/23 12:47:40 qM1vRboy
進路クリアーでしょうか?
問題ないようでしたら、12:55から第四話を投下したいと思います。

469:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 12:53:22 DZfgHw6o
進路クリア、両舷全速、よーそろ!

470:虚無と若獅子 第四話 1/5
08/09/23 12:55:31 qM1vRboy
夢を見ていた。

どことも知れぬ果てなき荒野、見も知らぬ空の下。
剣戟の音が高らかに響き、激闘が繰り広げられる中、ルイズは力ある言葉を紡ぎあげる。
湧き上がる言葉はうねる力となり、ルイズの意志が世界に顕現する。
詠唱が完成。掲げた腕の一振りとともに、火球が敵を薙ぎ払った。

詠唱の間、敵の前進を阻んでいた背中が、ルイズを称えるように、親指を立てて腕を上げ
た。全身を鎧ったその姿は、ルイズと同じくらいの背丈の―。


「馬鹿ね。それこそ逃げじゃない……」

ベッドの上で、膝を抱えて、自嘲気味に呟く。

夢見た理由は分かっている。
寝る寸前まで聞き入っていた、リューマの冒険譚だ。
その中でも、特にルイズの興味を引いたのが、リューマが語る魔法だった。
自分が知るそれとは、全く違うシステム。
生来の資質よりも、むしろ、後天的な学習によってその力が決まるという東方の魔法は、
積み上げた努力の量だけなら人三倍は堅いという自信があるルイズにとって、あまりにも
眩しかった。羨望のあまり、夢に見てしまうほどに。

だが、ただ力を手に入れるだけでは、意味がない、とルイズは思う。
得体のしれない東方の魔法に心揺らされるなどあってはならない。
それは、試練を乗り越える意志の揺らぎであり、心の弱さの証だ。
何しろルイズは、誇り高きハルケギニアの貴族なのだから。
王家にも連なる由緒正しきトリスティン貴族として、誰に対しても胸を張れる正しいメイ
ジにならなければならない。

でも、もしも、東方の魔法が使えるなら、そして、それがこちらの魔法と変わらぬ効果を
発揮するなら……。

堂々巡りを始める思考を断ち切るように、一つ首を振ると、キッと頭を上げた。
勢いよく立ち上がる。

「絶対にっ! 負けないんだからぁっ!」

おー! と腕を振り上げたところで、唐突に部屋のドアが開いた。

「ルイズ、そろそろ起きた方が……」

朝の鍛練から帰ってきたのだろうか、タオルで汗を拭いながら扉を開いたリューマの目が、
まるく見開かれる。
何か、見てはいけないものを見てしまったかのように目をそらす。

「ご、ごめん」

そのまま、パタリとドアが閉められた。

「ち、違うの、リューマ……」

何が違うのかは、言っているルイズ当人にも分かっていない。
差しのべられた手が宙を切る。
取り繕う言葉が、誰もいない部屋の中で空しく響いた。



471:虚無と若獅子 第四話 2/5
08/09/23 12:56:38 qM1vRboy
背中越しに扉の閉まる感覚。
はぁ、とため息をひとつ。
思わず逃げ出してしまったが、良かったのだろうか。
直感的に、他人に見られたくはない姿だろうと思ってまわれ右してしまったが、逆に、傷
つけてしまったのではないだろうか?
何事もなかったように、接するか、或いは思い切って笑い飛ばした方が、ルイズも気が楽
だったのではないだろうか。
こういう時、自分の経験の薄さが嫌になる。

リューマ・バステソーンは、歴戦の勇士である。
だがそれは、必ずしも人生の経験が豊富であることを意味しない。
むしろ、戦闘技術以外の面では、年齢よりも幼い部分が、多々あった。
それは、貶められた家名を嘲笑う声を跳ね除ける為にも、強くなければならなかったリュー
マにとって、必要な代償だったのかもしれない。
そして、幸運にもリューマには、その欠落した部分を、補い、支えてくれる仲間たちがい
た。だが、そんな彼らは今、いない。
元々が、多くの偶然が重なった末に、たまたま同じ道を歩いているに等しい間柄だ。
やがては、別々の道を行くことになるだろう。
いずれ、こういう状況が、当り前になっていくのだろう。
本音を言えば、その未来予想図は、とても寂しい。
でも、厭うことではないし、むしろ、心から尊敬できる仲間たちの、新たな門出を喜ぶべ
きなのだと、そう思う。

彼らがいなければ、間違いなく今の自分はないと断言できる。
恐らく、よくて銀獅子館で学ぶ従騎士の身分が精いっぱいだっただろう。
彼らがいればこそ、自分は、ただ一振りの剣でいられた。
一振りの剣にも、これだけの事が出来た。
そして、一振りの剣であるために、多くの事を犠牲にしてきた。
その事を、悔やみはしないし、それはこれからも変わらない。
だけど、彼らがいなくなった時、一振りの剣に何が残されるのだろうか。

懊悩するリューマを、虎ほどもあるトカゲが、興味深そうに眺めている。
尻尾の先には、燃え盛る炎。
ふと、目が合った。
リューマがオスマンから教えられた、ハルケギニアの一般常識の中には、勿論、使い魔に
ついての事も含まれている。
なので、リューマは、“それなりに”驚いた程度で済んだ。
反射的にグレートソードの柄に手が伸びそうになる自分を抑えつつ、鼻づらの先に手を伸
ばしてみる。
基本的に、何を召喚しても、人間には友好的な態度を取るという話だったので、警戒する
必要もないと判断。
主がこちらに敵意を抱いていない限りは、問題はない……はず。
それに、まあ、縦に割れた瞳や、表情のない顔も、見慣れれば、それなりに可愛らしい…
…ような気もする。

だが、我に帰ったリューマに、トカゲは興味を失ったのか、ふいと体を返すと、隣の部屋
の扉を器用に開けて、その隙間に姿を消した。
扉が閉まる寸前、忍びやかな笑い声と、香木の香がかすかに匂った。

「……なんだったのかな、今の」

リューマは、手を差し伸べたまま、視線だけでその背中を見送り、小首を傾げた。



472:虚無と若獅子 第四話 3/5
08/09/23 12:57:53 qM1vRboy
「それ、多分、キュルケのフレイムね」

朝食の席で、朝の出来事を話すリューマに、やたらと豪勢な料理を突きつつ、ルイズはど
こか物憂げに答えた。
寝不足が胃に来ているのか、言葉にも、食べる勢いにも、精彩に欠いている。
相対するようにテーブルに座るリューマはリューマで、慣れない豪華な食卓に戸惑い気味
だ。そもそも、物心ついた時から、どちらかと言えば質素な食生活だったし、軍学を学ぶ
銀獅子館では、長距離行軍に耐えられるよう、意図的に粗食が出されている。
給仕が付くような環境では、気遅れの方が先に立って、正直、味わうどころの騒ぎではな
い。それでも、空腹は最高のスパイスとばかりに、多少無理やり並んだ料理を端から詰め
込んだ。
多少雰囲気に呑まれていようが、そもそも、朝の鍛練を済ませている上に、食べ盛り。
これでもかと並べられた皿が、徐々に速度を上げながら、次々と空になっていく。
そんなリューマを眺めながら、ルイズは続ける。

「キュルケっていうのは、ゲルマニアから来た性悪女なんだけどね。
火竜山のサラマンダーを召喚したって、昨日、散々散々さ、ささささ散々自慢して……」

よほど悔しい記憶なのか、フォークとナイフを握る手がわなわなと震え、言葉が空回りし
はじめる。
リューマはどこで地雷を踏んだのかと、おろおろと周りを見回すが、誰も気にも止めてい
ない。
うららかな朝の風景の中で、そこだけ温度が下がり続けるようだった。
思いっきり食欲が減衰したリューマの手が止まると、ルイズが皿の上の鳥のローストを、
親の敵か何かのように切り刻む音だけが辺りに響く。
そのまま暫くの間、俯いたままぶつぶつと呟いていたルイズが、ふと、顔を上げた。

「そんなわけで、キュルケには近づいちゃダメだからね?
絶対、ぜーったいだからね!」

どんなわけ? などと聞けるはずもなかった。
言葉に込められた力が、表情に一切表れていなかったのが、逆に凄みを感じさせる。
コクコクとリューマは頷くと、気が済んだのか、ルイズの身体から、鬼気とでもいうべき
何かがすーっと抜けていく。

「ん、分かればいいのよ。
そういえば、この後授業だけど、リューマはどうするの?」


473:虚無と若獅子 第四話 4/5
08/09/23 12:59:03 qM1vRboy
ルイズの皿の上の無残な切れ端を、ちらちらと意識しながら、リューマは少し考え込んだ。
正直に言えば、異世界の魔法学校の講義に、興味がないかと言われれば、そんなことはな
い。興味津々と言わないまでも、リューマにだって、好奇心くらいはある。
だが、魔法とは縁のない自分が、恐らくそれなりに専門的であろう講義を、退屈せずに聞
いていられるという自信もまたなかった。
それに、何よりも、いつ何事があってもいいように、休めるときに休んでおくのは、騎士
の、いや、戦いに携わる者の習いと言えた。

「ぼくは、ルイズの部屋で少し仮眠をとるよ。
授業についていって、邪魔になってもいけないし」

「そう。
じゃ、いったん部屋に戻りましょう。
どのみち、教科書とか持っていかなきゃいけないし」

「はい。
あ、そうだ。念のため、教室の場所、教えてよ。
何かあったらすぐ駆けつけるから」

大げさね、とルイズは笑った。
学院の中で、何か事が起こる訳がないじゃない。


勿論、何事か起こったし、しかもそれはルイズに関わる事件だった。


腹に響く炸裂音で、リューマは目を覚ます。
まず脳裏に浮かんだのは、自らの失策に対する後悔。
何故、ルイズに着いていかなったのか。
よしんば休むにしても、もっと傍で休むべきだった。
だが、後悔は一瞬。
寝台から跳ね起きると、壁際のグレートソードを引っ掴み、せめてもの備えにクロークを
羽織ると、叩きつけるようにドアを開いた。
頭の中で教室までの経路図を展開。
同時に、ブーツから伝わる魔力が、リューマの運動能力を引き上げる。
グレートソードを握った右手を背中にまわすと、風を追い越す勢いで走り始めた。

廊下を駆け抜け、角を曲り、階段を飛び降りる。
幾つもの窓が後方に流れていき、瞬く間に事前に教わっていた教室にたどりつく。
走り抜ける勢いそのままに、扉を蹴破った。


474:虚無と若獅子 第四話 5/5
08/09/23 13:00:08 qM1vRboy
流れるような動作で、振り下ろすように背中にまわしていたグレートソードを構える。
切っ先が、石造りの天井をバターのように切り裂くが、意に介さず、油断なく目を左右に
走らせた。

机の下から、幾つもの顔が唖然とした表情で見上げている。
黒板の下で、中年の女性が気絶している。
何故か、教卓の前で、ボロボロに焦げたルイズが、ハンカチで顔に付いた煤を拭っていた。

「ルイズ、大丈夫!?」

周囲に対する注意を逸らさないように、細心の注意を払って、ルイズに呼びかける。
グレートソードを構えたまま、ゆっくりとルイズに近づいていく。
リューマは、案外平然とした様子のルイズに胸を撫で下ろす。

「ごめん、心配かけちゃったわね。
大丈夫。ちょっと失敗しちゃっただけだから」

その言葉に、ようやくリューマは戦闘態勢を解いて、グレートソードの切っ先を下げた。
ただそれだけの事で、それまで張りつめていた教室の空気が緩む。
それを合図にしたわけではないのだろうが、ぞろぞろと、机の下から生徒たちが這い出し
てくる。
破れた制服の隙間から、下着が見えていることに気がついたリューマが、羽織っていたク
ロークをルイズの肩に掛けた。
ありがと、と頬を緩ませるルイズに、容赦のない罵声が降りかかった。

「何がちょっとだ!」

「お前の魔法、殆ど成功しないじゃないか!」

「「ゼロのルイズ!」」

ビクリ、とその言葉にルイズの肩が震える。
俯いたルイズを、リューマは気遣わしげに見つめていた。
何か慰める言葉を掛けるべきだと、そうリューマの理性は囁いている。
だが、リューマは、何一つルイズに言葉をかけてやる事が出来なかった。
どんな言葉をかけても、ルイズの傷ついた心を癒すことなど出来ないと、知っていたから。


~いつものように、ルイズの魔法が失敗した。
いつもと違ったのは、その直後に、ルイズが呼び出したあの男の子が、教室に飛び込んで
きたこと。大剣を振り回してる上に、殺気立ってたから、凄く怖かった。
ルイズの部屋に運び込まれた大荷物もあの子のだって言うし、やっぱり野蛮ね。
思わず、ギーシュの方を振り向いてしまった。不覚。
友達にも、ばれないように気をつけてたのに……。
でも、ギーシュは天井をじっと睨んで難しい顔をしていた。
別にこっちを気遣ってほしいわけじゃないし、期待もしてないけど、その態度は何よ!

――モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシの日記より

475:虚無と若獅子 第四話
08/09/23 13:01:25 qM1vRboy
以上で、投下終了です。
それではまた、出来るだけ近いうちに。

476:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 13:12:15 16gMtukc
よそ行っている間に来てたー。

豪華絢爛美少年絵巻、楽しみにしてますよ。
次でのギーシュの運命やいかに!?

477:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 13:20:08 aYtFguM1
えー、こっち使うの怖くて練習スレに投下してみました。
サモンナイト2とのクロスです。
使い魔はマグナ。時系列的にはDISC1終了前後で。

478:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 13:32:59 16gMtukc
おk、読んでくる。

479:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:07:45 gAUPf/eT
格ゲーキャラ召喚って考えてみた

リュウ    あらゆる意味で全く制御不能

ダン     ギーシュあたりが呼んだらにあうかも

春日野さくら 系統魔法はおろか先住魔法、虚無の魔法すら
見よう見まねで使ってしまいそうだな

リョウ・サカザキ 「メシ食わすぞ」ったら簡単に従いそうだな しかしいつからコイツ貧乏キャラになったんだろ

キム・カッファン 逃げて!ジョゼフとワルド逃げてぇ!!

480:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:08:41 UVhLvL1x
格ゲーキャラは漏れなくデルフ涙目だなw

481:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:11:57 aYtFguM1
ほ、ほら侍魂とかなら!
つーか、先ずまっさきに決闘でギーシュが死ぬんじゃないかと小一時間。

482:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:16:45 Z88D7OYL
塊魂とかなら!

に見えた

483:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:19:06 znzbDyvH
この流れなら、オプーナ召喚と言わざるを得ない

484:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:20:34 gAUPf/eT
>>481
侍魂・・・って・・・・・・・・
コマネチかますルイズ想像したらやっぱエクスプローションでフッ飛ばされるんだろうなぁ

485:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:21:10 n3BCwVHG
マゾブタヌルがエナジーボンボン召喚ですね、わかります

486:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:26:33 SUoKSEPV
波動拳って強いんかね?
格闘家同士だから一発の威力じゃ倒れないのか、一発の威力が弱いのか

487:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:28:53 QkYOMh3s
>>486
強いんじゃね?映画かスペシャルかわからんがアニメじゃベガ倒した時は波動拳だったと思う。

488:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:33:31 bJtPdVMG
映画版スト2の大型トラックで突っ込んでくるベガ様だったっけ

489:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:33:32 gAUPf/eT
>>486
どんな相手でも(ラスボスですら)三発当てれば倒せるよーん
それから考えると尋常でなく強いんでねすか?(除我道拳)

490:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:33:38 TyineP6i
>>486
漫画では最強クラスのキャラが使った波動拳で山が消滅した覚えがある

491:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:35:19 QkYOMh3s
>>488
ああ、それそれ!

492:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:36:17 MD130mNA
>>481
アンリエッタ「何ソノ塊、ナンデチンケナ塊ツクッチャッタノ?ア、ワカッタ、ポテチタベテタンデショ、アブラマミレノ手デ片手間ニ頃ガシタンダ。
        王女トテモ悲シイ。コノキモチ、オウジモワカルヨネ?」
ウェールズ(ガクガク)

493:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:37:10 gAUPf/eT
>>486
次元をすら歪めシニスター(ニセモノ)を一瞬で骨にするオプティックブラストと互角

494:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:39:14 bJtPdVMG
波動拳の威力が知りたいならボーナスステージの車を波動拳だけで壊してみれば良いじゃない

495:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:42:24 MTpQzc3U
>>489
一瞬、ソニックブラストマンの話かと思ったんだが違ったのか。

496:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:43:35 n3BCwVHG
>486
リュウとゴウキが戦ったときの漫画版設定では、冗談抜きに山を砕く威力の波動拳を撃ち合ってた。
食らった波動拳は、体内で波動拳を放って命中した相手の波動拳と相殺し合ってる。
相殺に失敗したら周囲もろとも木っ端微塵。

497:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:45:18 aYtFguM1
冷静に考えると気合で発火させたりもできるよな波動拳。
あと、インドの人は徹底的に人間扱いされない。きっと!

498:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:46:03 NBE3fdId
ちなみ真空竜巻旋風脚は都庁を半壊できます

499:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:46:04 39w3Gjkc
生物なら『気』を持ってるから『気』は相殺されて効きにくくなるが、
非生物は『気』が練り上げられないので破壊がたやすいとかいう設定をどっかで見たような

500:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:47:24 gAUPf/eT
>>495
一番最初の「ストリートファイター」では波動拳三発でラスボスのサガットすら倒せるのですよー
リュウが靴履いたりしてますが

そういや先行者召喚ってなかったよね
実在の人物(人か?)だからかな?

501:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:51:02 D+Pg8/5f
>>500
禿先生が喜ぶだけだからじゃないかな。

それに本物のあれの能力は歩くだけだし。
(「歩く」事を研究するための足だけロボット、上半身はただの飾り。)

502:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:53:22 UVhLvL1x
先行者よりももっとマシなのがいるだろう…AIBOとか可愛いじゃん。

503:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 14:57:30 SUoKSEPV
・・・ダン辺りじゃないとバランス大変そうだなw

504:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 15:02:46 gmbIqlk1
リュウの反応が分からんよ・・・

最初の契約の口付けの時の

505:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 15:06:55 8oJfLJy8
>>476
えー? 「ワルキューレ7体 薙ぎ払って3秒」じゃないの?

506:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 15:10:18 DustusBC
じゃあKOFシリーズから…ごめんある意味リュウ以上の化物揃いだわw


507:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 15:11:09 NBE3fdId
>>504
気絶した状態で契約
リュウならハルケギニアのまだ見ぬ強敵に心躍らせると思うんだ
まあリュウならとっとと学院から出て旅をしそうだけど

508:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 15:12:43 MD130mNA
リュウとの契約時についてのインタビュー

ルイズ「小足を見てから余裕でした」

509:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 15:14:14 39w3Gjkc
>>504
そりゃやっぱり、ルイズがそのときできる『最強』の技で挑んでくるわけだから……顔面に『風の拳』とか?

>>506
アーデルハイドなら妹のように扱ってくれそうだな

510:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 15:15:00 U4NJkux/
リュウ召喚なら調子に乗ってタツノコキャラを召喚
いや、今度ゲームが出るから

511:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 15:15:30 4za+HE/D
>>479
リュウは強い奴と戦わせることと食料の確保さえ保証すれば案外楽に制御できます。殺意の波動に目覚めなければ(おそらく本性をあらわしたワルドが生け贄になるでしょう)。

キムの場合……帰還の際ジョゼフとワルドがチャンとチョイの弟弟子になっているかと。

512:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 15:17:47 NBE3fdId
>>510
ジェネレイターガウルからガウルですね?
鴉が出るんだからガウルだって出してくれても

513:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 15:19:02 DZfgHw6o
>>506
八神さんちの庵くんとか。
絶対にルイズに御し切れねぇw

514:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 15:23:33 mJvJNz9v
>>513
狂気度ならメンヌヴィル並だしなぁ
いっそ京・コッパゲVS庵・白炎での夢のタッグマッチでw

515:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 15:45:18 sf7SRfs+
>>506
ラルフジョーンズ大佐(39歳独身)なら召喚慣れしてるから大丈夫。


516:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 15:47:39 18atOOxY
>>492
見た瞬間ウケにウケた。おもしろいネタありがとうよ。

517:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 15:49:37 DustusBC
>>513

最初の召喚→説明の時点で八稚女喰らって燃やされるルイズを幻視したw


518:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 15:55:30 DustusBC
>>515

確かにラルフやアーデルハイドならやって行ける気がする。

だが俺はオロチ関係者の召喚を…無理だなorz

519:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 16:05:36 9JH51Yys
>>513
MIのアニメみたく、炎が出せなくなった状態でツンデレ補正を加えればなんとか・・・




やっぱ無理ぽ

520:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 16:19:57 bdt2oJzj
召喚時の朦朧状態の隙に使い魔の契約して使い魔補正も加えれば可能?

521:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 16:20:56 gAUPf/eT
あ、そうか
ジョゼフがベガとその配下を召喚しており
世界がその修正力としてキムをルイズに「呼ばせた」とか

・・・・・・・どう考えても修正力のほうが大きすぎます
正義の味方のほうがオーバーキルです(いや殺さないけど     多分)

522:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 16:31:46 ZBsDXi4f
恋姫無双の一刀を召喚させていろんな意味でハーレムルートってありかな?

523:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 16:33:38 DustusBC
>>522

ありとは思うが…多分避難所向き

524:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 16:36:42 3nsObcv2
スカロンの声優が若本になるわけですねわかりたくありませんでした

525:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 16:45:45 aYtFguM1
ベガを呼ぶ教皇。
麻薬付けとなり聖地奪還のために東へ走る教徒達。

どう見ても地球教です。

526:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 16:46:49 bJtPdVMG
粉付きの袋体に貼っ付けて走り回るのか

527:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 16:46:51 AyTWkVZp
以前、格闘ゲームのキャラがルイズに召喚されました、なんてスレがあってな・・・

528:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 16:54:22 vSOLPG+x
>>524
一瞬「ルイズが若本声を召喚しました」なんて想像した

疲れているらしい。昼寝してくる

529:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 16:58:31 57vGMdxM
音速丸もしくはビクトリーム様召喚かw
ちよ父は既に来てたっけか

530:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:01:35 2AZr5LTd
教皇が呼ぶならスト3のギルだろ

531:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:06:06 0ikzsQGC
テファはパクマンさん召喚で一つ

532:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:07:14 lx3VEk40
>>525
銀英伝かwww

533:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:09:05 39w3Gjkc
格ゲー史上最強のボスとも言われるジェネラルを召喚
「初対面でいきなりキスとは感心しませんな。近頃の女性はハレンチで困る」

それはそうとして、格ゲーボスでとりあえずルイズの使い魔になってくれそうなのはいるだろうか。
クラウザーあたりは暇つぶしとか言ってまだ付き合ってくれそうなイメージがあるが……
ベガは逆に洗脳しそうだし、ギースは実利が無きゃ一切言うこと聞かなさそうだし…。

534:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:12:12 aYtFguM1
ゼロの提督は傑作だと思うんだ。

535:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:14:26 9zFlkTiM
>>515
クラークを忘れないで。
ギーシュのゴーレムに
スーパーアルゼンチンバックブリーカー、フラッシングエルボー 。

536:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:15:31 cRQK/O9i
いきなり何を言い出す貴様。
まぁ確かに良作だが。

537:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:17:09 z3hbyfXY
新聞社勤めの宇宙人?

538:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:17:27 GOzCXxJU
>>533
ブラッディロア1のウリコとか

539:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:27:13 Q0XfbqRU
>>533
ミスターカラテ

540:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:28:26 hBgD/OHv
メタスラシリーズから誰か来たら面白いかも。
イチモンジヒャクタロウとか、マーズピープルとか。

敵はモーデン元帥率いる飛行艇やら巨大ゴーレムやらで決まり

541:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:34:07 7fUpkO+9
>>533
無界さん

542:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:36:16 PLsbql9G
>>533
アーデルハイド

543:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:36:57 k7yUGnTp
>>533
月華の剣士二幕の黄龍とか新・豪血寺一族のボビー・オロゴンとか

544:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:41:22 UVg7Udiw
ソルでも召還されないかな

545:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:43:03 XrIQKqN4
>>543
黄龍、召喚したら常世と現世が大変なことに

546:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:45:43 MFWndu3A
北斗…は格ゲーじゃないか
あれは世紀末アクションスポーツゲームだもんな

547:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:47:12 AyTWkVZp
魔界大帝フェルナンデス

548:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 17:57:37 h2NY1afM
格闘ものならヴィットーリオに宮本武蔵とブルース・リーを召喚して欲しいな

549:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:02:18 n3BCwVHG
魔人大帝ゴルディバスとか
ただしサイトママンポジションでw
世界扉(小)でのメールで息子の無事を知ったゴルディバスは、愛息子サイトを追ってハルケギニアに……

550:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:02:51 0ikzsQGC
>>548
どう見てもハルケギニア真っ二つエンドです
本当にありがとうございました

551:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:03:26 TmNCyoXn
亀レスだが、久保の人乙
がんばれ!俺Tueeeeeeeee!とか言われないようにがんばれ!

552:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:06:48 mXcIcqBe
>533
最強ならファットマンと言うゲームのボス マンデュー・ザ・ファット様 だろう
ただのジャンプで敵が死ぬ(即死) と言う非常識極まりないボスだ



553:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:15:11 2AZr5LTd
>>552
対抗してスペランカー先生を呼ぶしかないな

554:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:16:47 vzpqJUVj
碑文谷教授召喚とかどうだろ一か
彼ならルイズの魔力を効率良くためさせることができそーだ

555:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:24:32 aYtFguM1
すぐ死んじゃうスペランカー先生にルイズのストレス大爆発ですね。

556:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:25:38 16gMtukc
ネイガーを召喚。
方言が分からんし、米が無いであろうハルケでは・・・
シエスタの爺さんががんばれば何とかなるかな。

557:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:27:14 3hnP7G9C
>555
さあう゛ぁんといろいろのヤンのように、死にまくるけど生き返りまくる。
そんな被召喚者はどうだろう。ちゃんとした説明がないとタバサの心理状態の保障は出来ないけれど。

558:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:28:59 cRQK/O9i
今色々資料探しにwiki見てみたら
15巻の激しいネタばれ見つけて死にたくなった。
確かにwikiはネタばれページなのは100も承知だが
まだ発売してないのにwikiにネタばれのせるなと…

559:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:30:28 U4NJkux/
ありがとう
>558の犠牲のおかげでネタバレを見ずにすんだぜ

560:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:30:54 aYtFguM1
>>557
沢山います。
……これはタバサ的にどうなんだろうw

561:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:31:27 AAO1/hdf
>>557
余の名はズシオのズシオとかどうよ?

562:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:34:16 mJvJNz9v
>>557
姉妹スレのボス

563:ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア
08/09/23 18:36:22 18atOOxY
すいませーん。投下よろしいでしょうか?よろしければ50分くらいから投下しますね。

564:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:39:05 Q0XfbqRU
>>557
スーパーマリオだな。
見えないところには死体の山がw


565:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:39:32 6wX0QQ9K
>>557
「ススメ!パイレーツ」の村田とか、「ラブ・ネゴシエイター」のジム・リード。

566:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:44:19 PHYEzxG2
そうだ!タバサ母を殺してから復活させれば毒の効果も消えるのでは?
死からの復活なんてこの世界ではエルフでも無理みたいだし。

しかし復活魔法が常態化した世界の戦争って殺し方が凄い事になりそう。
ぐちゃぐちゃのズタズタにして火葬にして灰を風に乗せてばら撒くとか。

567:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:45:15 PHYEzxG2
>>557
小ネタで愛野狩人が呼ばれています。
格好良い俺YOEEEEEE!!を読みたければまとめWikiを。

568:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:46:38 OQebPKf/
オブリ支援

569:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:48:09 6wX0QQ9K
>>563
支援。

570:ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア
08/09/23 18:49:07 18atOOxY
PC時刻と通常時刻がずれてた…いきますねー
3,悪夢と失敗を越えて
ここはどこだろうか。空は赤くて雷が鳴ってるし、なんだか凄い叫び声がする。
夢の中のルイズは全く見たことのない街を歩いていた。街、といっても家が燃え、家屋は潰されている為廃墟というべきかも知れない街が。
嫌だわ、一体何かしらここ。そう思っていると前で何かが動くのが見えた。
「人かしら?」
正確には人だった物だ。しかも現在進行形で人からそうでなくなっていると言うべきか。赤黒い鎧に身を包んだ身の丈190サントはありそうな
黒い顔の亜人が片手で人を掴み上げそのまま潰している。肉がちぎれ骨の砕ける音がする。その亜人は低い声でおそらく笑っているのだろう
楽しそうな表情だった。

ペタン、とお尻が地面に付いた。その亜人の恐ろしさに腰を抜かしてしまったらしい。
ひとしきり、それで遊んだ後に亜人はその、肉塊をそこらに投げ捨てどこかへ歩いていった。
「何よ、なによ。これは。」
目の前にそれが落ちた。現実の世界で間違いなく濡らしてしまうルイズであった。

クヴァッチ―マーティンが暮らしていた街にして16人いるデイドラ王の一人メイルーンズ・デイゴンの私兵集団に所属するドレモラ
という亜人達によって壊滅させられた街。
彼はこの地獄から生還するどころか逆に不死であるデイドラ達に占領されていたクヴァッチを取り返す
一端を担った。何故彼らは死なないデイドラから街を取り返すことができたのか?

デイドラにも種類がある。これらはオブリビオンと呼ばれるあの世としてタムリエルに知られる異世界に住む生物の総称である。
考え無しに動く動物のようなデイドラがいれば、人間のように思考し、自分たちで決めた規則や規律の下に動く者もいる。
そういった知あるデイドラにとっての恐怖とは痛みであり、恥であり、損失であり、闇である。
考える頭がそんなにないおばかさんは怖い物がないのだ。その分あまり強くもない物が多いが、稀に人を軽くひねり殺すのもいる。
彼らは皆不死である。しかし死なないと言っても肉体の損傷によって身体を捨て、彼らの故郷であるオブリビオンに魂のみで戻り
そこで再び身体を構築しなければならない。彼らとしても肉体が傷つけば当然痛い。数あるデイドラでも知性があり、話そうと思えば
普通に人と話すことが出来るドレモラ達は、自分と人間の関係を狩人と獲物、と表現している。狩られろ、いずれ死ぬ者どもが!というわけである。
最も、その傲慢さが原因で逆に人間に狩られて仲間内に笑われる者がいるのもしばしば見受けられるが、
それをされて自分を撃退した獲物を褒め称えるか、激して弱い人間を襲うかは、倒されたドレモラ次第である。

デイドラの王達―彼らはまた殊更に変わった理で動く。ああ、彼女が目覚めるらしい。もうこのような夢を見ないように
悪夢を司るデイドラ王、ヴァーミルナにお願いしなくては―嗚呼魔女が笑う。その内また見せる気のようだ。
不死の存在の事のことについて定命の存在が何か考えるのは不毛な事だと誰かが言った。

571:ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア
08/09/23 18:49:55 18atOOxY
うっすらと目を開ける。自分の部屋だ。良かったあの怖い亜人はいない。ルイズはほっとすると共にはっとして下を見る。
「不可抗力よ、アレ見たら誰だってこうなるわ」
開き直り脱ぎ捨てる。ふと気づけば昨日は話し込んでいる内に寝てしまったのか、制服を着たままになっていた。
ベッドで眠っていることから考えるとそこで、こらマーティン。何その毛布を使ってんのよ!たかいんだかんね。ふんとに。
デイドラ―不死なのに様々なことを怖がる連中。そのドレモラについて確かに昨日聞いたけれど、まさかいきなり夢に出るとは誰が思うだろうか。
ああ、全く目覚めが悪い。しかし良い感じに日が昇っている。二度寝はまずかった。
着替えが終わった頃にマーティンは目を覚ました。ある意味ちょうど良いタイミングだ。
「ああ、おはようご主人様。気分はいかがかな?」
「おはようマーティン。昨日聞いた話のおかげで悪夢を見たわよ」
それは仕方がない。気にする方が悪いのだとマーティンは笑った。
ルイズは何ともこう、マーティンに対しどうにか責任を負わせたかったが、しかし正論を返されてはどうしようもない。
マーティンはにこにこしている。朝食を取りに行きましょうとルイズが言ったので彼は扉を開いた。

「おはよう。ルイズ」
件の赤毛、いや、どこぞの海賊よろしく赤髪とでも名乗れるだろう燃えるような色合いの髪の女性と鉢合わせした。
実はいつルイズが出るかと待っていたのだが、そこら辺は気にしてはいけない。結局似たもの同士なのだ。全てにおいて反対なのに。
「おはよう。キュルケ」
「あなたの使い魔って、あらなかなか。ねぇ貴方、情熱ってご存じ?」
もう50歳だが未だに30台後半から40台前半として見られることの多いマーティンは、知りすぎているとも。少なくとも君よりは、と返した。
昔、快楽の為なら何だってするサングインというデイドラ王を信仰していたことがあった。恥ずべき過去なのは間違いないが、
おかげで火遊びの危険性は十二分に理解している。キュルケとしてみれば最近年若い同輩達と遊んでいたから、こうした包容力と教養の
ありそうな大人の男性と過ごしてみるのも悪くはない。それに、なかなか穏やかそうな顔の奥に獣が潜んでそうじゃないの―と
狩人としての目を光らせる。

「へぇ、それは是非聞いてみたいわ。おじさま、お名前の方は何とおっしゃいますの?」
「マーティン・セプティムだ。火傷を知らぬ君よ」
なにか、いい感じの雰囲気が気にくわない。とりあえずだだっ子の考え方でルイズは邪魔に入った。
「なれなれしいのよ、あんた。大体何?なんでいきなり口説くのよ」
途中からどっちに言ってるのか分かり難いが、本星だろうキュルケは言った。
「いいじゃないの、愛があれば、年の差なんて。ねぇ、ミスタ」
「いや、やめておこう。愛の炎は常に移ろい変わるものだ、明日を知らぬ陽炎のように。特に君のような方とは何度か経験があってね」
なかなかどうして、恋多き女性は何も知らぬ男を狂わせるものだ。そう言って、マーティンはキュルケの隣でのんびりしている火トカゲを見た。
じっと目が合うと何故かトカゲはマーティンにすり寄った。
「あら、珍しいわね。サラマンダーが飼い主以外に懐くなんて。やはりこれも運命かしら?ダーリン」
「いや、結構。私の一族は、その、何だ。まぁそういう一族なんだ。」
苦しい言い訳である。おそらく自身に流れる正統な皇帝の血―竜の神アカトシュに認められた血がかの神の眷属だろうこいつに
反応して懐かれてしまったのだろう。悪い気はしないが、正直暑苦しい。

572:ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア
08/09/23 18:50:43 18atOOxY
「ああ、そんな事より朝食だったな。行こうか、ご主人様。」
火トカゲのフレイムから離れ食堂の方へ行こうとするとトカゲは名残惜しそうに鳴いた。ついでにキュルケも。
「ええ、全く、キュルケもそうだけど、マーティンもマーティンよ。あいつと受け答えなんかしたらだめなんだからね」
「仲が良さそうだと思ったが…ああ、仇敵か何かかい?」
家同士で仲が悪いというのはあるだろう。果たしてその通りだとルイズは言った。

アルヴィーズの食堂の前でルイズは止まった。
「ここ、貴族しか入っちゃいけないのよね。ねぇ、マーティン。あなたって貴族なの?」
単刀直入に聞き入る。草原では見た目だけを判断材料にしたが、どうもそれは違うというのが昨日の語りから理解できた。
「ふむ、そうだな。司祭だと言っただろう?それは本当なんだが、ある日使いがやってきて、実は私はタムリエル帝国のセプティムという
地方の領主を父に持っているというのが分かったんだ。そしてはやり病で父と兄たちが死に、私が継がねばならぬとその使いは言ったんだよ」
うん?とルイズは首をかしげた。
「地方領主なら、別に真っ当な他の人を持ってくればいいじゃない。司祭なんだから貴族についてそんなに知らないでしょ?」
もっともな意見だ。これが皇帝だと言ったら納得するだろう。面倒だから絶対に言わないが―マーティンはため息を吐くフリをした。

「セプティム家の私兵集団、ブレイズが騒いだらしくてね」
「へぇ?物騒ね」

全くだ。彼らの忠誠には恐れ入る。ブレイズは皇帝直属の部隊にして、恐れを知らぬ戦士達である。皇帝の命令以外では決して動かぬ彼らは
マーティンの為に命の限りを尽くすつもりだった。マーティンからしてみたらなかなかどうして、頼むからもう少しくだけた態度で
接してくれるとこちらとしても心が休まり、デイゴンへの追撃の為の研究もはかどったに違いないと思う程度のとても重い忠誠を誓ってくれて
寝ても覚めても曇王の神殿では心休まる日が無かった。皇帝とはそうした職務なのだろうとは分かっているが、またやれ。と言われると
今は遠慮したい気分である。

マーティンはすっかりクヴァッチでのんびりと司祭をやっていた頃の精神状況に戻っていた。
ここ4年程非日常ばかりだったから久しぶりの日常なのである。できればのんびりと過ごしたかった。
自分の命と秘宝を用いて信奉する九大神の長、竜の神アカトシュを現世に呼び出し、帝国は崩壊を免れた。少しくらいこうしていても罰はなかろうと考える。
帝都にて新皇帝探しに苦労している評議会の凄腕バトルメイジ、オカートが聞いたら杖で頭をぶん殴られても文句は言えないだろう。
俺がこんなに苦労しているのに、と大事な決戦の時に兵をケチった奴に言われたくはないが、おそらく言われるだろう。

「まぁそういうわけで貴族にならねばならぬと言われて、さぁてどうしたものかと考えていると、
気が付いたらあの草原に倒れていたと言うわけだ。」
何故かこう嘘が豊富に出るのは神に仕える身としてどうなのだと思うところはあるが、
私はタムリエル帝国の皇帝である。というよりは説得力もある。嘘の方が説得力があるというのも変な話だが。
「わたし、ちょっとマズイ事をしたかしら?」
冷や汗をかくルイズにいやいや、そんな事はないと笑ってマーティンは言う。
実際の所は死んだはずの自分をどういうわけかエセリウス以外の所へ連れてきたのだ。
ここがオブリビオンならそれはそれで、もしかしたらいまや伝説となったニルンのどこかにあるという
大陸の一つなら新たな発見と共に帰る事が出来る。まぁなんにせよ今しばらくはここにいる事になるのは間違いなかった。
「久しく遠出をしていなかったのだ。異国に行くのは悪くない。そしてそこで食べる飯もまた格別な物だ。
それにかのセプティム領には優秀な賢者であらせられるオカート殿がいる。ブレイズも彼には逆らわないさ。
軋轢はあるかもしれないが」
自分で持ってきた椅子に座り、ちゃっかり貴族用の朝食を食べる。初めて食べる上等な飯は九大神からもたらされた恵みだと、
マーティンは彼らに今の状況を感謝した。帝都にてせわしなく働くオカートはおもいっきりクシャミした。

573:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:50:56 Q0XfbqRU
うむ、支援。
オブリはにわかがやたらウザイのが玉に瑕だよな。
他ゲーのスレにまで涌いてきて罵倒してく奴もいるし。


574:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:51:11 D+Pg8/5f
承知した市民

575:ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア
08/09/23 18:51:30 18atOOxY
授業と聞いてマーティンはほう、と教室を見てため息をもらした。自分が学んだシロディールのメイジギルド総本山であるアルケイン大学は
青空教室であった。栽培の月(5月)は良かったが、冬の星霜の月(12月)や暁星の月(1月)
等は寒くて仕方がなかったな―そんなメイジ時代を思い出しながら周りを見る。笑われている。私とルイズが。
何かこう、とりあえずお前達はもう少しマナーを知るべきだと言おうか、しかし魔法を使えない平民と思われているから
それはそれでまぁ仕方ないと思っておくべきか。
それらから視線をそらすと、あまり知らないモンスター達が見えた。彼らは一体なんだろうか。
滞在中の楽しみが時間を増す毎に増えている現状にマーティンはどこかに落とし穴が無いか少し心配になった。
おそらくここ数年のタムリエルの人間の中では上位5人に入るだろう極限状態下で一般人からしてみるととても不幸だったのだ。
そう考えると今の何とも言えない普通という幸せをかみしめるマーティンにとって、何か起きないかと思うのは普通だろう。
ちなみに今は皇帝の世継ぎが居なくてとても困っているオカートさんがランクインしている。寝る間もないらしい。可哀想に。
後少ししたら気が触れて帝都に自分を皇帝として祭り上げかねないくらいだ。

「皆さん。春の使い魔召喚は大成功のようですわね。このシュヴルーズ、こうやって春の新学期に、様々な使い魔たちを
見るのがとても楽しみなのですよ」
どこにでもいそうなメイジの女性が言った。大学で見たことがある気がする。気のせいだろうか。
「変わった使い魔を召喚したものですね。ミス・ヴァリエール」
教室が笑いに包まれる。気に入らないな。こういう笑いの取り方は。マーティンはそう思いながら黙っていた。
「ゼロのルイズ!召喚できないからって、その辺歩いてた平民連れて来るなよ!」
ルイズは立ち上がった。しかし、一度激情を殺すようにコホンと咳をして先ほど言った少々ふとっちょの少年に凄みを効かせる。
「それは彼への侮辱よ?風上の。こんなナリしてるけど東方はロバ・ウル・カリイエよりさらに東、人間と亜人の住むタムリエルという
所から来たメイジなのよ」

昨日の一件で、赤髪の挑発以外には乗らないようになったらしいルイズは誰から教わったのか氷点下のにらみでふとっちょの少年
マリコルヌを睨んでいた。出身については口裏を昨日の内に合わせておいた。そうそう信じられるものではないと、彼女は少し寂しそうに言っていた。
おぉ、とどよめきがあがる。東方はやはり怖いのだろうか。タムリエルの東方にある、人食いヘビ人が住むアカヴィリは確かに怖いが。
「しょ、証拠を見せてみろよ。いくらなんでもゼロがメイジなんて呼べる訳ないだろう?」
どもりながらも口にする。マーティンは立ち上がり、さて、何をしたものかと思案する。
氷魔法はなぁ。当たると冷たいし、やはり自己の回復。いや、派手さがない。では召喚…スキャンプは臭うな。
「あんまり使いたくはないのだがね。」
力をひけらかしてこれを自慢していた昔を思い出す。能力は優秀だったがその分モラルが全くなかった。だからこそあんな事になったのだが―
自制し、これはそうではないのだ。自分が何者かを証明する為に呼ぶのだと心の中で言う。
右手を上げて呪文を唱え、モンスターを召喚する。クランフィアというデイドラモンスターは二足歩行で敵に高速で向かい、
両手の鋭いかぎ爪を使ったり、勢いを殺さぬまま突撃したりして相手を倒す、デイドラの突撃兵ともいえる大きな黄色いは虫類に見える彼は
他の知恵あるデイドラの一人、ズィヴィライという種に可愛がられている。

おおと歓声が上がる。これが先住なのか、とか一体どうなっているんだ、とか可愛いらしい等が聞こえた。
決して青い髪の少女の口から美味しそうという声が聞こえてこなかった事を追記しておく。いや、なかったんだよ?
「これは失礼しましたわ。異国のメイジ様」
異形が元いた世界に帰って後、シュヴルーズが申し訳なさそうに頭を下げる。
先ほどまで間違いなくこちらを見下していたようだった。
ただそれは、いわゆる貴族が平民を見るときに何も考えずにする習慣的な物で、そういったどこにでもあることに
異を唱えてもどうしようも無いことくらい、マーティンは知っていた。
「いえ、いいのですミセス・シュヴルーズ、それに私はこの国のメイジと違い貴族ではありませんから。」
竜の神に仕える司祭です。と簡単な紹介と共に名を名乗ると、なるほど、おそらく位の高い異教の司祭様なのだろうと生徒達と教師は思った。
「さて、授業に戻りますわよ。あなた様のご参考になるかと思いますわ。ミスタ・セプティム」

576:ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア
08/09/23 18:52:17 18atOOxY
「ええ、是非聞かせて下さいミセス。新たな知識は様々な事を教えてくれますから。」
本当に何も知らないが、優秀であろうメイジが見ている。シュヴルーズとしては自身の魔法をアピールしたいが、
しかし、他の事も触りくらいは教えるべきだろう。そう思って講義を始めた。

結論から言うと、おそらく成り立ちから違うのだろう。全く知らない構成だったとマーティンは思った。
『火』の魔法はとても分かりやすい。シロディールに住むなかなかしたたかなバトルメイジの一人がこう言っていたのを思い出す。
破壊の魔法のどこがいいって?そりゃ―そこらの物をぶっ壊すときの爽快感よ。
おそらくシロディールにおける「破壊」の魔法と呼ばれる物にもっとも近いのだろう。ただ、この魔法は名の通り
火しか扱えず、例えば敵の体力を奪ったり一時的に本来の力が出せないように彼らの技量そのものを低下させたりするような魔法は使えない。
また、残念ながら耐性の低下という概念もこれの中には無いらしい。

『水』の魔法は傷を癒す魔法である。しかしこれには何らかの触媒が無いと素早く治らないし、重傷者の治療が出来ない。
「回復」の魔法に比べ、使いづらさを感じる。また人の感情等を操る「幻惑」系統の魔法もこれに該当するようだ。
この時マーティンは、初めてこの国には教会での無料で病気を癒す神々の恵みが無いことを知る。
考えてみれば当然の話なのだが、実際に神が存在し、時折気まぐれに現れるタムリエルの人間である彼にとって、
神格化したはずの始祖ブリミルが何故何もしないのかをとても不思議がった。

『風』の魔法は、ふむ、何というか。まるで知らないな、これに該当する物とすれば、
おそらく古代エルフ、アイレイドの失われた術式くらいだろう。そういえば、このハートランドのハイエルフ達は
ニルンを地、水、空気、そして光から構成されていると考えていた。火は光の弱まった状態だとも。
まるでこの世界の魔法の要素ではないか、とマーティンは一人考えていた。見えずとも身を守る盾となり
また敵を薙ぐ矛となる…私が知らぬ破壊の魔法と変性の魔法が組み合わさっているのだろうか?
興味は尽きない。前の黒板に書かれてある文字が読めないことが恨めしかった。あとで
ルイズに字を教えてもらわねば。

『虚無』の魔法。それが何かは伝説のみに記されているという。一般的に言うと奇跡の業らしい。
奇跡か、私が起こした事も、奇跡と呼べるのだろうな。と帝都の神殿で竜の神アカトシュを呼び出したことを思い出す。
始祖ブリミルが使ったというそれは既に呪文が現存していないという。
一度消え去った呪文を探すのは大変だ。アイレイドの魔法を探すトレジャーハンター達からそういった話を聞いた事もある
マーティンだが、そういった魔法は大抵普通の人間には唱えられないから消えたのだと分かっていた。
アイレイドはとても凄まじい力を持つ、生まれながらの魔法使い達である。天候すら造作もなく操る彼らの魔法は
普通のメイジが扱うことが出来なかったのだ。意味のない物は消えていく。おそらくここの虚無も、そうしたものだろう。
さて、最後にと、かの教諭がふふんと誇らしげにしているのを見ながらマーティンはそんなことを考えた。

「『土』系統の魔法は万物の組成を司る、重要な魔法であるのです。
この魔法が無ければ、重要な金属を作り出す事もできないし、加工することもできません―」
少々耳を疑う。おいおい、鍛冶屋はいないのか?いや、この魔法があるから製鉄技術が発達しないのか―
はるか昔、未だドワーフというエルフ達と種を同じとする存在がタムリエルにいた頃、彼らは各々が持つ
魔法の力ばかりに頼らず、自分たちで様々な物を造ろうと試みた。謎の消滅からもう何千年と経つが
未だその技術の全貌はまるで明らかにされていない。彼らに比べて、ここのメイジは面倒くさがりなのだなと
感想をこぼした。
彼らが何故居なくなったかと言えば、神の禁忌に触れたからだが、それを知るのは今亡き3人の現人神と
タムリエルの一地方であるモロウウィンドで活躍したかの地の英雄のみである。

577:ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア
08/09/23 18:53:09 18atOOxY
「さて、今日は『土』系統の魔法の基本である『錬金』を覚えてもらいます。一年生の時にできるようになった
人もいるでしょうが、基本は大事です。もう一度、おさらいすることに致します。」
杖を持ち、短くルーンを呟くと石ころが光り、光を放つ金属へと変わっていた。
「ゴゴ、ゴールドですか?ミセス・シュヴルーズ!」
それを否定し、真ちゅうだといった後、もったいぶったように自分をトライアングルと言った。
何だろうか、授業の際に話すことはいけないが質問は許される。手をあげ、かの『土』のトライアングルに聞いてみた。
「系統を足せる数でございますわ。この地のメイジはそれで格が分かるのです。ミスタ・セプティム」
ドット・ライン・トライアングル・スクウェア、この地のメイジは生まれながらに使える呪文がだいたい決まっていて、
最低が一つの系統しか属していないドット、最高が4つの系統に目覚めているスクウェアである。と彼女は言う。
同じ系統ならばより強力になり、違う系統なら二つを合わせた呪文が使えるという事らしい。

全ての魔法をマスターできないのか、この地のメイジエルフは少々退屈していそうだな。
タムリエルでは1000年の時を生きる彼らの中でも優秀なメイジは晩年、大抵今の所解明されている全ての系統
『召喚』『幻惑』『破壊』『回復』『神秘』『変性』の6つの系統と器具を使って薬の作成を行う『錬金術』を全てマスターしている。
そこで尚名誉に走るなら破壊と変性について研究し、後生の事を思うなら神秘の魔法を根気よく研究する。
敵対しているとルイズに聞いたが、マーティンは当然彼らも杖を持ってこのスクウェアのメイジとなるのだと考えていた。
先住魔法の使い手と勘違いしていたルイズはそこの詳細を教えていなかったのだ。
しかし引っかかるような気もする。何故知られるのは五つなのに四つまでしか足せないのだ?
シュヴルーズはかの虚無は伝説であるからと答えた。存在していたのが疑わしいのだろう。
見たこともない奇跡を信じるほど純真な子供でないのは、見れば分かるが。

「では、ミス・ヴァリエール。ここにある石ころを、望む金属に変えてみなさい。」
刹那、時が止まった。特徴的な擬音も、機械技術で造られた疑似時間停止装置もなく、
極彩色の服を着たいかにも狂気の様相を呈した老人もいなかったが、しかし皆の身体は
確かにに凍るように動かなくなった。

「先生、やめた方が良いと思いますわ」
危険ですからと加えるキュルケは困ったように言った。教室の皆が遅れて時を動かし、首を縦に振る。
指定されたご主人様の方を見る。さて、どうしたものかと思案しているような顔であった。
「彼女が努力家ということは聞いています。失敗を恐れていては何も出来ませんよ?」
優しく語りかけるそれは、教育者として誉められるべき事だろう。
現状の認識が出来ないというのは致命的な所だが、それに気づくには彼女もマーティンもまだ何も見ていない。
ルイズは立つと申し訳なさそうに言った。
「すいません、先生。その、そちらでやりたそうにしているツェルプストーにさせてあげた方がよろしいのではないでしょうか」
「何を言うのです。大丈夫ですとも。さぁ、こちらに来なさいミス・ヴァリエール」
うわぁ、とキュルケは呻いた。こうなったら行くしかなかろう。しかし珍しい、指定されたらとりあえず自分から爆発させに行くのに。
あの意地っ張りに何が起こったか知らないけれど、自分が何やってるのかをようやく認めたらしい。
前はあんなにツンとすまして泣きそうなのをこらえていた子供は、一晩でどうやら階段を駆け上がったようだ。
言われた後いつものように緊張もせず、とても普通に教壇へ向かう彼女の後ろ姿を見る。ゾク、とした。嗚呼、この感覚はあれだ。
こう、何というかとりあえず―同格?いやもっと違う、違う何かだが分からない。理性で考えていると
『火』の系統の本質たる破壊の本能がキュルケを呼びかける。『アレ』は良い。獲物から何かに成った、いや、これから成るのだ、と。
フフーフとキュルケは鼻歌でも歌うかのように笑う。これはこれは、それでこそ我が宿敵になれそうじゃない?
蛇がカエルをからかっていた関係は終わり、いずれ戦場で世界蛇と対する時彼女は何になっているのか、皆目見当はつかないが、
せいぜい何かをとがらせておいて下さいな。そう思いながらとりあえず爆風を受けるのはいやなので机の下に隠れるキュルケだった。

578:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:53:31 OXppjEJG
支援

579:ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア
08/09/23 18:53:57 18atOOxY
教壇に上がるルイズは一度目を閉じ、カっと開いた。覚悟は既に済ませてある。震えは、もうない。そして二度とこさせない。
「ひとり言よ。今日はひどく調子が良いわ。何が起きるかわかったもんじゃないから、ここに残るのなら覚悟しなさいね」
元々、彼女は美しい側である。学院の中、少なくともこの中で同格をはれるのは真逆の性格をしたツェルプストー
くらいだ。そこでルイズを選んでも本来何もおかしくはない。しかし、その性格がわざわいし激烈な口調で自ら
他人を寄せ付けなかった。もう少し器用だったならば、魔法が使えなくても皆が暖かく迎え入れてくれる方法くらい分かったかも知れないが。
今、彼女の凛とした顔には何の迷いもない、昨日、貴族として前向きに生きると決めた。もはや未来永劫失敗を続けようとも頑張ってみようと
思う。魔法を使える平民がいたのだ。魔法を使えぬ名門侯爵家の令嬢がいてもいいだろう。出来ることを出来る者がやればいい。
ならば私は敵に後を見せぬ貴族となろう。いずれ守るべき民の為に。ただ、あきらめるのではない、続けるのだ。できるまで。
かぶろうではないか「ゼロ」の汚名。人々を守る事ができるようになれば、勝手にあっちが見る目を変えてくれるでしょう?
手柄が欲しくて「ゼロ」をやめたかった心の中では泣き虫の少女は今、確かに崇高な精神を持つ、まごうことなき貴族となった。
ルイズのただならぬ気配とその普段からはあり得ぬ物言い。それと精神の成長によってもたらされた見たことのないルイズの
美しさに皆驚きを隠せないが、しかし言っていることはとても物騒だ。これはさっさと逃げるに越したことはない。と
使い魔を連れて外に出た。

ふむ、とマーティンは空っぽになった教室と外に出て窓からこわごわとこちらを眺める生徒達、そしてしくじった!という顔で
ようやく彼女は毎度何かをやらかしているという事に気づいたシュヴルーズを見た。
「外、出といた方が良いわよ?」
ルイズがぶっきらぼうに言い放つ。はははとマーティンは笑った。
「何を言う?昨日言っていたじゃないか。使い魔と主人は一心同体なのだろう?ならば例え貴方が死地に赴いたとしても
私はそれについて行かねばなるまい。ならばたかが魔法の一つ、受けていなくてどうしようと言うのだね」
彼もただならぬ事が今から起きることは理解した。しかし、先ほどの覚悟の決まった顔と言葉は、なかなかに小気味良い。
落とし穴とはこれだったか?しかし、これなら大歓迎だ。マーティンはじっと先ほどから座っている中程の席から
ルイズを見ていた。不敵に笑い、呪文を詠唱する。杖を振り下ろすと同時に爆発が起こった。ルイズとシュヴルーズは黒板まで
吹き飛ばされて叩きつけられ、マーティンも衝撃と爆風に身をよじる。
なるほど、これは―凄い「破壊」の魔法だ。マーティンは爆心地の二人を見る。双方とも気絶していた。
これだけの破壊力で、よくもまぁこの程度ですんだものだと彼は思う。多少の傷はあるがこの程度なら回復の魔法ですぐに治せる。
生徒達と騒ぎに駆けつけた教師、それとどこからか見物していた見知らぬ使用人が見守る中、二人の傷を治し、
起きあがるのを待つマーティンであった。

580:ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア
08/09/23 18:54:48 18atOOxY
投下終了です。悪イズも狂イズもすきだけども最初はきれいなルイズを書こうと、マーチの人を見ながら思っていました。
ちょいと急すぎるかな?でもルイズさんがこう動き出してしまったのだから仕方ない気もするんです。
最初はネタから始まって、ギーシュさんまでネタと説明を混ぜながらこれで行こうとしましたが、何か覚醒が来たようです。
キュルケさんは何か蛇のイメージがあります。リリス的ですし、肌が黒くふくよかな体つきは豊穣を司る地母神辺りを連想しやすいんです。
たいてい彼女らは性愛とかも司ってたりしますよね、脳内法則ですが。いくらかのネタは仕込んだけれど、クスリと来たかな、不安です。
考えてみればタムリエルとハルケギニアの魔法は互換性なさそうですからね。マーティンがどのように理解したかはともかく。
しかし、何が起こるか分からないのがクロス・ハルケギニア。落とし穴に気づいたマーティンの明日はどっちだ。
さーて、さて、お昼ご飯とギーシュは一体どうなってしまうのでしょう。そしてシエスタどうしましょう。フラグが消えちまった。

いくつかこれ以降説明されない物を補足させて頂きます。
マーティンからのブレイズの評価は、ありがたいけど…だったりします。もし、オブリビオン持っているなら一回マーティンと
ブレイズ達の会話聞いてみると、いきなりそんなこと言われても、という感じでとまどっているマーティンと、命捨てますんで、貴方様の
為なら!なブレイズのあんまりかみ合ってくれない会話が聞こえてきます。即位式の直前は結構皇帝っぽく振る舞っていますが
それまで葛藤があったと言うことですね。そしてそこら辺のしがらみが急に無くなったので浮かれています、普通浮かれます。
おそらく死んだ後エセリウスで父さんや先祖と談笑するのは間違いありませんから。という訳で少々はしゃいでるマーティン書きました。
らしさまでは崩してないといいのですけれど。どうだったでしょうか?

マーティンはおそらく魔法の中では召喚はマスターしています。そうで無ければゲーム中で行うデイドラの魔法が使える理由が消えます。
疑似的な物でもオブリビオンへの『門』を開くのは至難の業です。おそらく過去においてやらかしたのはこれだ。
という設定で前回から何となく書いています。後クランフィアは可愛いですが、
もうデイドラと関わりたくないマーティンは使っていなかったということで、できれば、納得して下さい。

錬金術については、アルケミーをそのまま訳した翻訳者に文句言って下さい。おそらく日本語的な意味だと調合術とかの方が
タムリエルの錬金術には似合います。

オブリビオンがあの世ってエセリウスは何よ?という事はいずれ地で説明できると思います。
簡単に言えば、仏教のあの世とキリスト教のあの世観が違うと思っていて下されればだいたい当たりです。

3人の神様とモロウウインドの英雄は前作に登場していた人たちです。英雄は主人公さんで、3人はキーキャラクターというわけです。
彼らが関わった品は、出ないでしょうねー…出たら終わってしまいますからね。ハルケギニアの騒動を巻き起こしたいのです。
ルイズさんやその仲間達が段々と迫る敵を倒すまでもうしばらくお待ち下さい。

ではまた次回投下まで。改行って、こんな感じでしょうか?フェアーウェール

581:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:57:13 PHYEzxG2
おお、セオリー崩しか!
支援。

582:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 18:57:29 D+Pg8/5f
感謝するシチズン



583:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 19:00:31 XjuxS8ZZ
乙である、シチズン

584:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 19:14:00 W/Nws1kS
マーティンはどんな酷い怪我を負っても大抵は気絶ですむよね


585:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 19:31:52 LR+op53a
乙です

586:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 19:38:10 h2NY1afM
スパロボ参戦記念で「超時空振動弾」召喚が見たいが
パターンからすると召喚者はギーシュで20年後のラノベ世界が入り乱れた混乱した世界で熟女化したルイズやキュルケ、
モンモンの腹の中にいた自分の子と戦ったりするという話に

587:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 19:49:56 VxinEVuX
>>584
王冠は外れてるだろうよ、流石にw

クランフィアは嫌いです、ダメージ反射が非常に

588:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 19:51:37 UVg7Udiw
マーティン・ジグマール

589:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 19:52:47 QTwxYUNz
>>588
設定年齢16歳、かに座のB型?

590:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 19:54:39 UVg7Udiw
>>589
19歳だ!

591:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 19:57:52 OQebPKf/
オブリの人は面白いと思うのだけれど
会話の前後に一行空けてもらえると非常に助かる
物凄く読みにくいんだ

592:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 19:58:26 16gMtukc
確かに、マーティンと言われると漫画版のジグマールを思い浮かべてしまう。

593:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 20:03:42 Rrnj9yhz
地の文の頭に一マス空白入れたら読みにくさある程度軽減されると思うが……。

594:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 20:08:45 z3hbyfXY
GER食らったあとのディアボロさん

595:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 20:10:39 XRZsJxie
>>594
ボスは姉妹スレで既に何人か召喚されてるぞ
止まってるけど

596:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 20:11:44 z3hbyfXY
ぎゃー、既にスレが進んでいたー

597:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 20:12:47 z3hbyfXY
>>595
あざっす、ジョジョと召喚で探して読んできます。

598:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 20:14:46 ktGF0lF8
ふとツインシグナルのシグナル召喚というフレーズが脳裏をよぎったが、こいつもメカに付き物のメンテナンスの問題がついてまわるんだよなぁ。
不思議金属MIRA製といえども、完全メンテフリーってわけじゃないみたいだし。

しかもバトル要素のある少年漫画の主人公にあるまじき戦闘力の低さといったら……
(作中の戦闘要員の中でワースト2の地位をクイーンと争っているという寒さ。ちなみに最下位はクイック)
戦力的にサイトと全く変わらないどころか、回復魔法が効かない分野郎より弱ひ……身体能力が高いっつったって、あの程度じゃ、なぁ……

599:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 20:16:04 3e4ylG16
オブリの人乙!

600:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 20:17:03 16gMtukc
その話なら、昔チャンピオンで連載してたロボ娘だっけ?
主人公以外が明らかに異常なヒロインたちを普通の娘として扱ってギャップに苦しむ話。
あれの幽霊娘を召喚しようと思ったことがある。
幽霊だとルイズが騒いで怖がるも近くの本物を幽霊とは認識せず頼るタバサとか。
コミックがどっかいって見つからなくて止めたけど。

601:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 20:19:13 Q0XfbqRU
同じ作者の後作にも幽霊メイドが出てきたよ。

602:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 20:19:19 3Mveote+
出かけて帰ってきたらかなりの量の投稿が…。
とりあえずウルトラの人、久保の人、若獅子の人、エルダーの人、乙。


ここで流れを読まずにウルトラ防衛チーム、栄光の歴史(昭和編)を。

科学特捜隊:某隊員が「ウルトラマンがいれば俺たち必要ないじゃん」と戦闘を放棄しかける
ウルトラ警備隊:新兵器の実験で惑星一つを木っ端微塵に破壊し、その十数倍の威力の兵器を地球上で使おうとする
MAT:トップの人間が「なーに、いざとなったらウルトラマンが来てくれるさ、はっはっは」と発言、よく解散通知される
TAC:戦闘機が強風にあおられたくらいで「脱出!」、隊員が事件を必死に訴えても誰も信じてくれない、よく謹慎者が出る
ZAT:それなりに頑張ってるが、立てる作戦のほとんどが「真面目にやる気あるのか」と言いたくなるものばかり
MAT:全滅

UGMとザ・ウルトラマンは知らん。

603:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 20:28:58 WVo6SqgK
>>602
駄目すぎるww

604:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 20:29:32 3Mveote+
あ、しまった、最後のはMACだったorz

605:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 20:31:26 6wX0QQ9K
>>602
はいはい、ゼロ魔とのクロスで考えてからまた来てね。

606:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 20:39:13 6ZSOC8yD
そろそ特撮うざいの時間です

607:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 20:57:03 16gMtukc
ガンダになったウルトラマンと水霊騎士団に当てはめれば・・・

608:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:11:08 Q0XfbqRU
実はウルトラマンよりライダーの方が圧倒的に強いってのは意外だったな。

609:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:14:36 mdlX9Yj+
拳帝・不死身の父蔵召喚
茂相 ヒロトでも可

610:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:21:05 J042l+/K
>>609
モアイくんか。懐かしいな。

611:ゼロと工作員
08/09/23 21:25:34 Jqg6Mf3z
人気の途絶えた教室、ガラスは飛び散り、椅子は砕け、プリントは散らかり放題。
インク壷から漏れた液が床にしみを広げ、周囲にはもうもうと埃が舞っている。

「私の使い魔なんだからやっときなさいよね!」
冗談じゃないわと肩を竦めお手上げのジェスチャーをするフリーダ。

「あなたの受けた罰よ。責任の放棄ね。やってあげてもいいわ。
あなたが今後もし同じことになったら見捨てるけど。いいの?」
フリーダは話しながら手際よく教室を片付けてゆく。
「わ、判っているわよ!手伝いなさい!」

ルイズは椅子を机の上へ上げ、空いた床のゴミをフリーダがまとめて箒で掃いて行く。
しばらく沈黙が続いた後、ルイズが話し始めた。
「わかったでしょ。ゼロの二つ名の意味」
「………」
黙って続きを促す。

「どんな魔法を使っても失敗して爆発するの。だから、<<ゼロ>>のルイズ」
背中を向いたまま話しを続ける。鼻をすする音、肩は小刻みに震えている。
「………」
「魔法も使えない貴族じゃ、ご主人様失格ね」

フリーダも背中を向けて答える。たぶんルイズは泣き顔を見られたくないだろうから。
「あなたは貴族よ。失敗したから爆発したと考えているようだけど、違うわ」
「私が杖を振っても何も出ない。爆発させる以上、そこに魔力は存在するわ」
「使い方の方向が違うのよ。モーターにガソリンを入れても動かないもの」
モーターやガソリンはルイズには判らなかったが、
彼女が元気付けようとしてくれているのは判った。

フリーダは授業を思い返す。
「メイジには火や水が得意な家系があって、生まれつき持った特性があるのよね。特性は使い魔の姿で現れる」
「火を吐くトカゲや、大きな羽を持った竜、大モグラに蛙、朝の広場には沢山の使い魔が居たわ」
「でも、人間を呼び出したメイジは居なかった」

聞き入っている内に気は晴れたようだ。とたんに不機嫌になるルイズ。
「私もフリーダを呼びたくなかったわよ。本当ならもっと強くて格好いいドラゴンとか…」
「他とは違う特性を持っていると考えるのが普通じゃないかしら」
ルイズは首を捻る。
今まで彼女は頭から魔法を使えないと否定されてばかりだった。
フリーダは違う、魔法が使えないと否定した上で、魔力があると肯定してくれるのだ。
彼女は素直に嬉しいと思った。

「か、解決になってないじゃない!」
「爆発の使い方ぐらい、いくらでも考えてあげるわよ」

612:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:26:58 Jqg6Mf3z
ゼロと工作員5話。
一度の投下量はこれぐらいでいいのかな?
実はゼロの使い魔はアニメしか見てないんだ
SSに興味を持って書き始めたんだが、やっぱり原作読まないと駄目だろうか?

613:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:32:52 daBOrKEq
ああーそれは言っちゃだめだ、禁句だ

614:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:34:11 GH1mNKlx
まあ、書き手がそれを言ってしまった以上原作は読もうか。

かくいう俺もここのSSでしかゼロ魔は知らないが
SSに惹かれてここに居るわけだけれど。

615:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:38:52 f8nNq7VU
ご丁寧も燃料投下すんなよ・・・orz

616:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:42:18 5EI9nQFv
一回の投下が一レスはないわ。
てゆーか投下予告ぐらいしろ。

617:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:42:47 89qU+Hgx
あーあ、いっちゃった。
まあ、スレによっては本編見てなくてもいい仕事してたらオッケーというところもあるけどさー。
ゼロ魔系じゃないけど。
ちょっと軽率だったなあ。

618:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:44:07 QgIslm4N
原作に一通り目を通してから出直してきてねとしか言い様が無い。
つーか、自分でそんな馬鹿な告白したらどう言う風に言われるか想像出来なかったのか。


619:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:46:10 XRZsJxie
>>612
原作読んだほうがいい、間違いなく
アニメや他のSSだけだと拾えない情報もまだまだあるしな
それにSSが多すぎて、元がどんな場面なのかわからなくなる、という事も多い

例えば、姉妹スレの話だが、あるSSでギーシュが決闘中に石礫を飛ばすというオリジナル魔法を使った
まあ、SSである以上原作と違う展開になるのは問題ないし、実際そのシーンは好評だった
問題なのはその後で、別のSSでも石礫を飛ばすギーシュが大量に出てきたこと
原作読まずにSS書いたら、原作ギーシュがそんな魔法使ってないって事がわからなくなったわけだ

原作読まずにSSだけの知識で書くと似たような恥かくぞ

620:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:46:16 HZ4+rFF6
>>612>>614
おや?俺がいる。
実はゼロ魔に出会ったのはここのSSが初めてなんだぜ。
興味をもって書こうと思い、原作を探してみたが、一巻しか見つからないorz
一巻分までしか続かないので書くのは断念してしまったわけだ


後だいぶ前から思ってたが、ここ可愛いタバサ多すぎw

621:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:46:19 Jqg6Mf3z
では荒れる前に原作勝手も読むまで投下止めます宣言するか

622:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:46:32 gI90TfBY
どう見ても叩かれる燃料にしかならねえよ

623:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:47:18 HFA25349
アニメも見てない、よりまだましだと思う俺は感覚が麻痺してるんだろうか。

624:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:48:42 mJvJNz9v
アニメの方を先に見たせいかどうも原作の方に違和感感じる俺

625:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:48:51 Q0XfbqRU
俺は原作しか読んでないが、駄目?

626:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:50:25 6wX0QQ9K
アニメは見てないが、設定とかいろいろ食い違うらしいからなあ。


627:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:50:30 AyTWkVZp
モット伯とか日蝕で帰還とかはアニメ版のネタだが、それなりに根付いた感はある

628:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:51:04 5rWiGVT+
二月くらい前に似たような話題になった際に、アニメか原作のどちらかは必須、という話になってたね。
俺もそんな感じでいいと思ってるよ。

629:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:51:43 ytajs57G
シエスタがアニメだと可愛すぎる
だがそれがいい

630:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:52:32 /quIgAdT
実際のところアニメ板にあるんだから最低条件としては
「原作かアニメを実際に読んだ(観た)事がある」でいいんじゃないか?

両方知っていれば変なのに突っ込みを入れられる心配が減るから推奨というだけで。


まあ、アニメを観たは少なくとも1期を最終回まで観ているのが条件だが。

631:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:52:54 16gMtukc
アニメ準拠でいくならアニメだけでも、良いという話も昔無かったかな?

まあ、ゼロ魔SSを書く上で最高の資料である原作小説は読んでおいたほうが絶対にいいけど。
後、投下予告は忘れずに。
投下量は人好き好きだけど、ある程度話が纏まった所まで書き溜めて投下したほうが良い。

偽者防止に職人はトリップをつけることを進める。

632:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:53:01 h2NY1afM
原作読んでたんだ…
ご丁寧に青空文庫化して携帯に落として通勤電車の中で読んでたんだ…
「ん~~このオリ設定いまいちだなあ。サイトってどの作品のキャラだっけ?」
と思っている自分がいたんだ…

633:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:55:36 Q0XfbqRU
望月版なら原作とほぼ同等らしいが。

634:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 21:57:04 AyTWkVZp
サイト・・・はて、誰だったっけ・・・

635:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:00:35 6wX0QQ9K
前、某所でSS書いたとき、召喚されたキャラがすぐにルイズと会話するシーンにケチつける人がいたな。
いわく「コントラクト・サーヴァント」する前に言葉が通じるのはおかしい」と。

その時は「この人何言ってんの?」とか思ったんだが、アニメではそうらしいね。

その当時、ゼロ魔がアニメ化してることすら知らんかったから、ちとぽかーんとしたよ。

636:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:01:50 KCzWIq9x
>>566
死体が揃ってないと復活できないTRPGウィザードりぃ世界だと、首を持ち出さないと
暗殺成功にならないとか。ロストするまで生き返らせては殺してを繰り返すって手も
あるけど。
死体も残ってなくても復活できるD&D世界だと、殺した上で魂をどこかに封じ込めるか、
石化した上で探知魔法が効かない閉鎖空間に仕舞いこむか、それとも帰ってこれない
異次元に吹っ飛ばすか。

637:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:02:49 HZ4+rFF6
誰かアニメと原作の相違点を教えてくれ…
おおまかでいいから

638:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:04:53 16gMtukc
設定考察スレで聞いたほうがいいんじゃない?

639:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:09:12 N6dIgc/g
>>637

一番でっかい差は対7万でサイトマジ死ぬ5秒前でルーンは死んだからサイナラと消えちゃって
おっぱいエルフがマジックアイテムでサイトを復活させる。
んでルイズは自殺未遂するも助かって、奇跡を信じてアルビオンまでサイト探しに行くかんじ。


640:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:22:09 KhkPKUIM
原作でもコントラクト・サーヴァントする前から話が通っているんだが、
話が通らないと言う設定はどこから来たんだろうか。

641:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:24:30 ZH1jRc3M
深夜アニメの見すぎでテファの胸の大きさがよくわからん。
どれくらいなんだ?
深夜はセキレイとか一騎当千とかあるからさ。

642:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:27:12 D+Pg8/5f
>>641
細かいことは気にしなくてもいいんじゃないの。

どうがんばってもルイズより小さく見えることはないんだし。

643:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:32:28 mRIXcA/0
>無界
力王召喚と申すか

顔面をカンナで削られるクロムウェルとか
母親の死体を食った魚を知らずに食わされたタバサとか出てくるんだな

644:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:34:59 h8VbdaZt
>>641
ココを除いてみろ。
おっぱい紳士がおおよその値を計算している。

URLリンク(wiki.livedoor.jp)

645:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:38:50 vhuU5lq+
そういえばセキレイの投下はまだかな?

646:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:43:16 a7HfXqFb
ゼロが“ゼロ”を召喚しました

ところで“ゼロ”という名前、あだ名、コードネームを持つ人って誰がいる?


647:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:43:33 NBE3fdId
>>645
あのオリキャラ召喚を投下しようとしていたやつか
どれくらい酷いものか興味あったんだけどなあ

648:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:44:09 DustusBC
なんという変態紳士
…そうかテファはIカップか…
情報ありがとう。


649:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:44:55 3XMAhnpT
星矢でアイオリアが召喚されたのだが、LC冥王神話の天暴星ベヌウの輝火か蠍座のカルディアがルイズに
召喚されたら、どうなるのだろうか?
カルディアが召喚されたなら、ルイズの言う事なんて聞かないだろうし、ギーシュとの決闘イベントの時なんて
スカーレット・ニードルでギーシュに対して痛めつけるなんて生ぬるい文字道理の『拷問』をしそうだなあ(汗


650:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:44:59 gn1ghAeo
私としてはアニメ準拠はお勧め出来ない。何故ならアニメはクソな出来だから
このスレのどんな悪評SSよりも原作改変つか改悪してます

別に「原作のラノベは傑作だ」なんて言わない。
でも中世ヨーロッパをキッチリ調べて舞台を作ってる。
文章は読みやすく、展開も分かりやすい。
対7万戦とか安物惚れ薬で百合ん百合ンとか、珠玉の名場面も多い
お色気やギャグもテンポ良くて面白い

アニメは、こういう原作の良い所をゴミ箱に投げ捨ててます。見るだけ時間の無駄。


てかさ
ロンディニウムは石造りで区画整理もしてある新しい大都市なんだよね
アニメでは、まさにお伽話って感じの森に囲まれたふる~い雰囲気の、さして大きくもない町
「スタッフ原作読んだのかよ…てか17世紀ロンドンの資料くらい確認しろ!」
と、マジで突っ込み入れちまったよ


俺はSS書くために様々な学術書を読み、ヴェルサイユ宮殿特別展見にいったりしたんだぞ。休日に自費で
アニメでカネ稼ぐプロだったら設定資料くらい読めよな

651:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:45:29 wr3jm3uM
>>646
ウィングゼロとか、ソニックダイバー零神とか?

652:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:46:06 DustusBC
>>646

コードギアスの仮面の人

653:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:46:39 AyTWkVZp
天才贋作者ゼロ、榊零
始祖の秘宝の謎も解き明かしてくれるに違いない

654:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:48:11 Rrnj9yhz
>>646
「闇のイージス」の殺し屋「ゼロ」

655:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:48:50 uMsZN1W/
お前らおっぱいが好きだなw

656:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:50:10 HdSL6rNw
>>646
すでに呼ばれたキャラでか?
まだ呼ばれてないキャラでか?

657:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:50:43 KhkPKUIM
宇海零
誰かわからんだろうけれど、賭博覇王伝零の主人公な。
召喚するとすればガンダよりミョズの方がいいだろうけど。

658:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:52:45 89qU+Hgx
>>650
俺は…正直、あンたは尊大でイヤなやつとしか思えなかッた。
アニメにはアニメ…原作には原作の…よさがあると、思ッているからだ。

だが、

>安物惚れ薬で百合ん百合ンとか、珠玉の名場面も多い

はッ。
同類だ。あンたは俺と同類のバカだッ
―機会があれば、酒を酌み交わそう。

659:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:53:00 yo5zy3DA
>>657
50点・・・・・・!

660:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:53:19 DustusBC
一堂零
おそらく憚られる奴と思われ


661:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 22:58:17 Q0XfbqRU
素子の中の人。残りあと 1/3 だけど。

662:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:00:37 cp0XJF+a
クロコダイルな方がすでに呼ばれてます

663:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:00:59 7bFARXZ0
ジェロ
は実在の人物だからだめか

664:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:01:55 0flxi2n/
>>646
ゼロを超える者は…ゼロしかいない…
の人とか

665:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:02:44 NBE3fdId
サイボーグ00ナンバーズ

666:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:02:51 GH1mNKlx
>>646
ゼロ少佐(MGS3。ミョズが適当か?)
ゼロ(ロックマンX,ZERO,ZXetc。ガンダ向けか)
ルル坊(ギアス。ミョズ?)

ぐらいしかおもいつかん、そういえばロックマンゼロの人はもう来ないんだろうか

667:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:03:24 bJtPdVMG
俺を目覚めさせて、どうしようっていうんだ
のゼロも呼ばれてたな、両方ロクゼロ版でロックマンXの方からは来てないみたいだが

668:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:03:28 F4S3gPWl
ゼロ戦はやと

669:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:06:01 mRIXcA/0
「覚悟のススメ」強化外骨格・零
「平成武装正義団」神風零
「はーいステップジュン」加納零
「コブラ」ブラックソード・ゼロ
「キング・オブ・ファイターズ2000」ゼロ
「まもって! ロリポップ」ゼロ
「地球防衛軍テラホークス」ゼロ軍曹
「モータルコンバット」サブ・ゼロ

かるく100とか挙げれそう

670:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:07:21 4r5PLJO+
ライガーゼロ。

メカ召喚物はやっぱり難しいのかな。
ゾイドは生物だから、ちょっと毛並みが違うと思うけど。

671:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:09:06 nIWXkeRT
あとは女神候補生のゼロ・エンナとかスペクトラルフォースのゼロとか


672:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:11:48 AyTWkVZp
まさに選り取りみどり
ゼロというキャラクターネーミングがいかに陳腐、いや一般的かがわかる

673:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:14:04 BM+9vL0o
月マガの競技自転車漫画には零郎なんて名前のライバルがいるぞ

674:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:16:23 UVg7Udiw
何語か忘れたがヌルは和訳して零
誰か絶対兵士召還してくれないかな

675:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:18:21 AyTWkVZp
ヌルはドイツ語な
GS美神にプロフェッサー・ヌルなんてのもおったなー
正体はタコだかイカだか

676:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:19:15 F4S3gPWl
すぐに打ち切られたが
タイムウオーカー零なんかどうよ
世界扉と相性がよさそうだ

677:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:21:00 pkdCP2hS
ガスパジン・ゼロ?

678:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:22:25 6wX0QQ9K
「剣豪(ファイター)ゼロ」。 知ってる人が少なそうだ。

679:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:23:19 UVg7Udiw
ドイツかぁ
ヌルヌルはゼロゼロなんだな

680:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:23:59 GjECFXAH
>>670
食事の用意(高濃度金属イオン水)ができないからゾイドは厳しい。
つかライガーゼロは気性が激しいからルイズでは乗りこなすのは無理。

681:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:24:32 QgIslm4N
>>670
図体のでかさが災いして、話に絡めるどころか一切登場すら出来ない場合があるからな。
アルビオン行きの時なんか、どう考えても船に積み込めないから自力で飛行手段が無い限り
同行出来ないし。


682:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:25:30 WZaBo0nH
>>678
ブックオフで読んだ。作者がエロ同人作家に転身したやつだよな。

683:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:26:19 nIWXkeRT
あぁ、そういえば昔ガンガンで裏剣道ZEROって漫画やってたな

684:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:26:51 dkdxjLwL
蛇戦まで放置されることに定評のある、生ける虚無『ヌル』をですね…

685:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:27:06 +jYR8DfV
翼の騎士ゼロ

686:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:27:42 FZqribV4
>>682
出戻りだよ

687:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:28:38 16gMtukc
アフタヌーンからラブロマの主人公の姉。
ゼロじゃなくてレイだけど。

そういえばゼロ魔ってショタキャラいないなぁ。

688:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:29:30 UVg7Udiw
ZERO DIVIDEなんていう格ゲーがあったな
・・・プログラムだから召還無理か

689:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:29:53 6wX0QQ9K
>>682
いや、もともとエロ同人作家だった、が正しい。

>>646
コマンダー0。 古いな。

690:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:31:31 HdSL6rNw
>「剣豪(ファイター)ゼロ」。 知ってる人が少なそうだ。
連載漫画がすべて打ち切りになる人の漫画だな。
その人の作品だとモンスターロードからグランサス召喚とか考えたな。
よく考えたら怪獣物にしかならんから俺には書くの無理だと気づいたが。

691:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:31:43 znzbDyvH
>>646
戦闘妖精雪風の主人公深井零‥‥は読み方レイだからゼロじゃないのか。

692:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:32:52 FQZWqItf
「ゼロと呼ばれた男」
「ネオ・ゼロ」
「ファイナル・ゼロ」


…あかん、技術レベル違いすぎで零戦飛ばすのなんか比較にならんほど難易度高いわ。

>688
WELCOME! TO THE "XTAL TOWER". I AM XTAL. だっけ?

693:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:34:43 UVhLvL1x
ZERO DIVIDEとか超懐かしい。
ダメージが蓄積されると装甲が破壊されて中身が剥き出しになるけど、一部のロボの中身が
ちとキモかったのを覚えている。

694:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:35:14 BM+9vL0o
変化球でゲートキーパーズの影山零士
彼から見た貴族は果たして糞蟲に映るでしょうか
ゲートキーパーズ自体からもまだ誰も書かれてないよね?

695:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/23 23:35:19 6wX0QQ9K
>>674
nullは英語で「無価値の」「ゼロに等しい」「空(くう)の」。
ヌルじゃなくて、ナルと発音したほうが近いけどね。
ラテン語源の単語。

SFの名作「ナルエーの世界」は有名。


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