08/09/01 20:54:37 uki0y2Mj
(これは古泉・環・小雪の予知でも、メンバーの予知夢でもない事を前もって言っておきましょう。
SOS団勢力による柊家壊滅から間もなくの事。謎の宇宙船の大群が涼宮城に向かっていた。
千紗の報告を受け直ちに戦闘準備に入るSOS団。城の手前で止まる宇宙船の大群。
その中心と思われる宇宙船から一人の男が現れた。)
男：私はスフィア王国宰相のユルゲンと申します。皆さん、突然驚かせて申し訳ない。
この度、国王陛下の命を受け、こちらに参りました。
(少ししてハルヒが現れる。)
ハルヒ：从(l| ﾟ -ﾟﾉﾘ ＜私がSOS団団長・涼宮ハルヒです。ご用件は？
ユルゲン：フィーナ姫様・ミア・カレン・姫様の護衛班を月に連れ帰る様にとの陛下の命です。
ハルヒ：从(l|；ﾟ -ﾟﾉﾘ ＜つ・・・月？
(少し間を置いて)
ハルヒ：从(l|#ﾟ -ﾟﾉﾘ ＜その前にお聞きしたいのですが、何故この場所が分かったのですか？
(すると、一人の少女がユルゲンの元に向かった。)
リース：|!iﾘﾟ -ﾟﾉﾘ ＜・・・・・・・・・私が教えた。
(驚きを隠せない一同。彼女は実はユルゲンのスパイでSOS団の情報を彼に流していたのだった。)
さやか：`ﾒ(ﾘ；ﾟヮﾟﾉﾘ ＜そ・・・そんな！リースちゃんが・・・。
みさお：从i#ﾟдﾟ从 ＜て・・・てめぇ、フィーナの国のスパイだったのかよ！？
環：.! ﾊ||；ﾟヮﾟﾉ|| ＜皆様は「月の住人」なのですか？
ユルゲン：(驚いた表情で)皆さんは知らなかったのですか？
(フィーナ達が月の住人である事は彼女が伏せていて”８月チーム”以外はこの事を知らなかったのであった。)
光香：从(ﾘ；ﾟヮﾟﾉﾘ ＜そ・・・そうなの、麻衣ちゃん？
麻衣：ﾉ`(ﾘ；ﾟーﾟﾉiヾ! ＜う・・・うん。
ハルヒ：从(l| -ﾉﾘ ＜月の人間か・・・。
まぁ、そういう意味ではフィーナ達はSOS団に相応しいメンバーだったかもしれないわね。
ユルゲン：全く・・・これだから地球出身者は。
みさお：从i#ﾟдﾟ从 ＜何だとコラ！？
ユルゲン：おやおや、何と言う下品な口の聞き方だ。
(ユルゲンは実は大の地球人嫌いだった。)
菜月：<ﾉﾘ#ﾟ(ﾌﾉ!> ＜国王の命令だか何だか知らないけどフィーナは渡さない！
翠：ん^(ﾘ#ﾟ(ﾌﾉﾘ ＜そうよ！
ユルゲン：ほぅ・・・君達は我々と戦うつもりかね？野蛮人の分際で。
そうなると「SOS団はスフィア王国に対する反逆者集団」と言う事になるよ？
そうなった場合、君達の抹殺も止むを得ないという陛下のご命令だからね。
(SOS団とスフィア王国軍、お互い一触即発の状態が続く。)
99:名無しさん＠お腹いっぱい。
08/09/01 20:56:36 uki0y2Mj
フィーナ：.| (ilT(ﾌﾉl| ＜止めてぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ！！！
(フィーナが駆け足で皆の前に現れ、ミアとカレンも直ぐに来た。
モニターで外の様子を見ていたが耐え切れず飛び出して来た。)
ユルゲン：ようやくお出で下さいましたか姫様！
フィーナ：.| (ilT(ﾌﾉl| ＜ユ・・・ユルゲン！
ユルゲン：陛下がご病気でお倒れになられました。姫様に早くお会いしたいと仰っておられます。
カレン：| l(l|(ﾟ)-ﾟﾉi| ＜ユルゲン様、それは本当なのですか？
ユルゲン：ああ。
フィーナ：.| (ilT(ﾌﾉl| ＜でも・・・・・・・・・。
ユルゲン：姫様、ご自分のお立場を今一度よくお考えになってみて下さい。
貴女はもう直ぐ月の女王となり民を治める事になるのですよ。
カレン：| l(l|(ﾟ)-ﾟﾉi| ＜・・・・・・・・・！
ユルゲン：お気持ちは分かりますが、いつまでもこんな場所に留まっている場合ではありませんよ。
(この時、SOS団メンバーもフィーナの置かれている立場をようやく理解し始めていた。)
こなた：i(iﾘ -ﾉﾘ ＜失礼を承知で言わせてもらうよ。
フィーナ姫、アンタがこのSOS団にいるのはハッキリ言っていい加減「場違い」だと思う！
ストパニチームと同じ、いや、それ以下かもしれない。あんたは大体ここに何しにいたんだ？
カレンさんや守護班はSOS団の敵＝フィーナ姫に対する敵として退治してくれた実績がある。
でもアンタは「護られる立場」として、彼等の命懸けの行動に甘えSOS団メンバーの中でも特別な扱いを受け
自分の能力を高める事をしてこなかった！自分の能力の伸び悩みで一度ここを出てっちゃった娘達もいるのに。
ちひろ：ヾ(l；ﾟーﾟﾉ ＜・・・・・・・・・！
こなた：i(iﾘ# -ﾉﾘ ＜あたし等が一生懸命魔法のトレーニングをしたり命懸けでパワーアップアイテムを取りに言ってる間
アンタは一体何をしてたんだよ！？殆ど部屋でくつろいでるかショッピングばっかだったじゃねぇかよ。
(こなた支持者からブーイングが飛ぶ。)
こなた：i(iﾘ# (ﾌﾉﾘ ＜一人じゃ何も出来ないお姫様に、これ以上ウロウロされても足手まといだし迷惑なんだよぉっ！！！
カレン：| l(l|#(ﾟ)-ﾟﾉi| ＜貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！！(銃をこなたに向ける)
フィーナ：.| (ilT(ﾌﾉl| ＜カレン、止めて！！！
ハルヒ：从(l| -ﾉﾘ ＜・・・・・・・・・そうね。こなたちゃんの言う通りかもしれない。フィーナは結局「只の人間」だった訳ね。
「只の人間は要らない」というSOS団のコンセプトをあたし自身が忘れる所だった。
フィーナ姫、私から貴女へSOS団団長として最初で最後の命令を出します。
ここはもう貴女の居場所ではありません。これからは月の民のためにその身を捧げて下さい。
あなた達は今日限りでSOS団勢力を「卒業」です・・・。
フィーナ：.| (ilT(ﾌﾉl| ＜涼宮さん、皆さん、騙してしまってごめんなさい！(号泣)
ハルヒ：从(l| -ﾉﾘ ＜カレンさん、ミアちゃん、長い間ありがとう。
カレン：| l(l|(ﾟ)-ﾟﾉi| ＜まぁ、これは宿命ですから。
ミア：ゞ(ﾘTヮTﾉi ＜私の方こそ、ありがとうございました！(泣)
(麻衣・菜月・さやか・翠が３人との別れを惜しむ。)
100:名無しさん＠お腹いっぱい。
08/09/01 20:59:37 uki0y2Mj
ユルゲン：(守護班達の方を見て)お前達はどうする？
守護班A：私はどこまでも姫様についていきます！
守護班B：私はここに残ります。姫様お許しを！
(守護班の者達は丁度半分が月へと帰還し、もう半分はSOS団に残留する事となった。下っ端の大幅な戦力削減は避けられた。)
そして、フィーナ姫・ミア・カレン・フィーナ守護班の半数の者達が月へと帰還していった。
彼女達は月に到着して間もなく、国王の主治医の元へ病気の事について説明を受けるために向かった。
フィーナ姫の父親であるライオネル国王は末期の肝臓癌に侵されていて余命数ヶ月との事だった。
そして、国王のいる病室に入る一行。彼は眠っていた。)
フィーナ：.| (il -ﾉl| ＜父上・・・父上！
国王：ん・・・フィ・・・その声はフィーナか・・・。
フィーナ：.| (ilT(ﾌﾉl| ＜父上・・・こんなお姿になって！(号泣)
ユルゲン：陛下、只今戻りました！
国王：ご苦労だった。
カレン：| l(l|(ﾟ)-ﾟﾉi| ＜陛下、カレン・クラヴィウス只今戻りました！(続いてミア、リースも挨拶をする。)
国王：お前達もご苦労だったな。フィーナの事、これからもよろしく頼むぞ。
カレン：| l(l|(ﾟ)-ﾟﾉi| ＜はっ！(しばらく経って)
国王：皆、しばらくフィーナと二人きりにしてもらいたい。話したい事が山ほどあるから。
一行：はっ！(フィーナは国王と二人きりとなった。)
国王：フィーナ、私の体の事についてはもう聞いたと思う。早速だが、お前は明日から国王代理として国政に携わってもらう。
フィーナ：.| (il -ﾉl| ＜・・・・・・・・・！
国王：(フィーナの表情を見て)不安なのは分かる。でも避けては通れぬ道なのだ。分かっておくれ。
お前以外に出来る者はいないのだ。お前はセフィリアによく似て頭の良い娘だ。お前ならきっとやれる！
ユルゲンや他の大臣達のアドバイスをしっかりと聞くのだぞ。
(セフィリアはフィーナの母親で現国王の前に女王をしていた。数年前に他界。フィーナによく似ていたという。)
フィーナ：.| (il -ﾉl| ＜・・・・・・・・・はい。
国王：(ゆっくりと起き上がって)お前に視て貰いたいものがある。(リモコンでTVモニターのスイッチを入れる。)
フィーナ：.| (il；ﾟдﾟﾉl| ＜・・・・・・・・・！
国王：これは一体どういう事だ！？
(モニターに映っていたのはスフィア王国特殊部隊による沢近愛理＠スクールランブルへの惨殺映像だった。
更に国王は彼等が霧乃を襲った忍者集団への惨殺映像・彼等が逆に仲間の忍者達に惨殺される映像を写し出した。)
フィーナ：.| (il；ﾟдﾟﾉl| ＜そ、それは相手が私達の仲間を傷つけたり傷付けようとした者達だったからです！
国王：それは他のSOS団の者に任せれば良かった話ではないか！特殊部隊を出動させるのは明らかに越権行為だ馬鹿者が！
そのお陰で彼等は殆ど全滅してしまった。今後は特殊部隊の出動権はユルゲンに委ねる事にする。
守護班や特殊部隊は本来我々や王国のために戦うのであってSOS団の連中のために戦うべきではないのだ！
フィーナ：.| (il -ﾉl| ＜・・・・・・・・・！
国王：SOS団はハッキリ言って自分の気に入らない者達を殆ど魔法で捻じ伏せてきた「危険な魔女集団」だ。
私は、お前にそんな連中の片棒を担いで欲しくなかったのだ。
フィーナ：.| (il -ﾉl| ＜・・・・・・・・・。
(国王の話はトータルで１時間にも及んだ。フィーナは国王の命に従い、この翌日から国王代理として多忙な日々を送る事となった。
そして数ヵ月後に国王は逝去し、フィーナ姫は「フィーナ女王」として即位した。
そしてミアは史上最年少の女王直属メイド長、カレンは女王守護班長とそれぞれ出世した。
だが、前国王の遺言でユルゲンはフィーナのSOS団との接触やメンバーへの復帰を禁止した。
又、彼はSOS団が王国に入れない様に国のあちこちに特殊部隊を配置させていた。
だが、フィーナが女王になってしばらく経つと国政は安定し名君と言われる事になる。)
101:名無しさん＠お腹いっぱい。
08/09/01 21:01:17 uki0y2Mj
(一方、フィーナ達が去ったSOS団勢力では元フィーナ姫守護班達の扱いと、新しいけよりなチームのリーダーについて話し合われていた。)
鶴屋さん：.|(l| ﾟ ヮﾟﾉ|| ＜(元フィーナ姫守護班達に向かって)ねぇねぇ、アンタ達。あたしがまとめて面倒見てあげるよ！
元フィーナ姫守護班A：それは良い！
元フィーナ姫守護班B：有難い！
鶴屋さん崇拝者A：俺達も賛成です！
ハルヒ：从(l| ﾟーﾟﾉﾘ ＜じゃあ鶴屋さん、貴女をSOS団護衛班長に任命します！
一同：わぁぁぁぁぁっ！（喝采が上がる。鶴屋さんの正に「鶴の一声」だった。）
（元フィーナ姫守護班の者達が鶴屋さん崇拝者と一緒になり「護衛班」が誕生した。因みに、こなたの親衛隊はそれとは又別である。
新しいけよりなチームのリーダーはチームの４人で話し合った結果、菜月が新リーダーとなったのであった。
フィーナたちの奪還等考えていなかった。）
102:名無しさん＠お腹いっぱい。
08/09/02 21:30:50 kGxJo4cw
パン！ パン！ パン！
（射的場に銃声が響く、実は射的の練習中であり数百メートル離れた的となる人型藁人形に弾を命中させている
のはパティとるいである、この2人は普段から射的の練習をしているだけに腕前は見事だ・的が静止・動作している
関係無く命中率も高い）
パティ：.!ｲｉ ﾟ ヮﾟﾙ＜ルイもジョウズね！
（パティは幼い頃父親に鍛えたれた腕前が今になって生かされており、るいに至っても仕事上
訓練を受けていた経験がある、元はるいは職業上銃の使用が認められているといえど
「銃はあくまでも強行手段」と撃つ事を自重していたのである）
るい：ﾍ(|(ﾟ)ーﾉi|＜まぁね。
パン！
（最近のるいは迷いがフッ切れたのか積極的に妖怪討伐の際の狙撃に参加している）
杏璃：i K(!ﾟーﾟﾉ!ｌ i＜やっぱパティとるいさんには及ばないか・・・・・・・・・・・・。
こなた：i(iﾘ=ヮ=ﾉﾘ＜るい姉さんの腕は良いね。
（隣で練習していたこなたと従者衆（つかさ・まなみ・まゆき）・杏璃と春姫も2人の腕前は流石だ
とはこなた達の射的の腕前も下手と言う程でもなく十分通用する実力だ）
春姫：从i ﾟ(ﾌﾉﾘ§＜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
（春姫は帰参が認められた後”杏璃の従者”として更正を続けた結果次第に本来の調子を取り戻しつつあった、
すももや萌の協力もあって更正が認められソプラノは三度春姫の元に戻っている）
菜月：ﾉﾘ ﾟ(ﾌﾉ!＜ハアアアアアアアア！！
パコン！ パコン！ パコン！
（と薪割りをしているのは菜月とみなみ・綸花・古である、薪割りは腕力を鍛えるのに丁度良い練習法だからである）
みなみ：ｌv| ﾟ -ﾟ.ﾊ!＜これで300枚になります。あと100枚で今日の作業は終了です。
綸花：i ﾉ.(i| ﾟ -ﾟﾉi＜あと100枚頑張りましょう！ 菜月：ﾉﾘ ﾟーﾟﾉ!＜ええ。
（ゆたかと精霊達が見守る中残り100枚の薪を割る菜月達であった）
千紗：ﾉ ﾉi(i| -ヮ-ﾉ!iヽ丶＜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
さくら：(（ ゝ!；ﾟ -ﾟﾉヽ ）)＜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
亜麻乃：ﾉﾉﾉ.(i| -ヮ-ﾉ l |＜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あやの：| i| -ヮ-ﾉ|＜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
茉理：i ｌ(ﾘ -ヮﾉi l ＜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
（瞑想中である、メンバー達は各自能力鍛錬に精を出していたのである）