08/08/06 23:07:07 U0FooxOU
(最近、SOS団本拠地周辺で、とある人型モンスターによる被害が相次いでいた。その名は「シンタロウ(仮名)」。
彼は色白のだらしない顔付きで、どこかの大きな坊ちゃんの様な風貌だった。言動・思考は幼稚園児並みだった。
彼の攻撃は、頭が割れそうでメロディになっていない意味不明な低周波の鼻歌に始まる。耳栓等は一切効かない。
誰かがそれを注意すると、彼はその時は「済みません。」と言うのだが数秒後には又同じ事の繰り返しになるのだった。
又彼は突然奇声を発しながら暴れだし、建物を破壊したり周りの人達に大怪我をさせたりしていたのだった。
ある日、霧乃らマジック・インストゥルメンツ(仮)の持ち主５人＋莉子で野外練習をしていた時の事だった。
突然鼻歌が聞こえてきた。シンタロウが現れたのだ。応戦する６人。だが彼には霧乃達の攻撃等全く効かない。
シンタロウが突然暴れだした。防戦一方の６人。
麻衣が石につまずいて転んでしまった。彼女に攻撃しようとするシンタロウ。
すると、誰かが彼女の前に飛び出し攻撃を食らってしまった。翠である。
彼女は彼のアッパーカットをまともに食らった挙句、地面に叩き付けられ気絶した。
ミラクルクラリネットもこの時の衝撃でバラバラになってしまった。)
麻衣：iﾉ`(ﾘ#TヮTﾉiヾ! ＜このぉ！よくもぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ！
シンタロウ：僕ヲ攻撃シヨウトシタカラ悪インダ。
莉子：| il#ﾟ(ﾌioi ＜突然攻撃してきたのはそっちでしょ！
シンタロウ：済ミマセン。
霧乃：.（（ .ﾘi#ﾟ(ﾌiｘﾉ ＜「済ミマセン」で済むと思ってんのアンタ！？
シンタロウ：ウン、思ッテマス。
(彼の「スミマセン」は心からのものではない。そう言えば全て誤魔化せると思い込んでいるだけである。)
桃葉：｀ﾉjiゝ#ﾟ -ﾟﾉゝ＜呆れた！
シンタロウ：オ母サンガ呼ンデル・・・。
(彼はそう言うと姿を消した。翠は顎・両腕・アバラ数本を骨折し全治１ヶ月以上の大怪我を負ってしまった。
SOS団勢力はシンタロウに関しての調査を始めた。すると、彼はカズコ(仮名)という女の元にいることが判明した。
彼女は、かつては優秀な魔術使いだったが魔術の非人道的な使い方で他の者達と衝突を起こし魔術界を追放された。
シンタロウの言った「オ母サン」とはカズコの事だった。彼は彼女に拾われたモンスターだったのだ。
彼は攻撃力は非常に高いものの物臭な所があったためカズコが魔術である程度コントロールしていた。
今回の事件は、カズコが「自分の縄張り」に入り込んだ６人をシンタロウを使って潰しに掛かったのだった。
勿論、これまでの事件も同様の手口で自分にとっての邪魔者を排除していたのだった。
一方、上半身を包帯に巻かれてベッドで眠っている翠を見て霧乃は・・・。)
霧乃：.（（ .ﾘi ﾟ -ﾟiｘﾉ.｡ｏO(「あの秘薬」がまだ残っていたら、遠山さんの怪我ももっと早く治るのに・・・。)
(「あの秘薬」とは、彼女が忍者集団に襲われて大怪我をした時に同じ集団にいたキンという女忍者からもらった薬の事だった。〈>68参照。〉
だが、それは霧乃の怪我を治すだけで全部使ってしまったのだった。
やがてカズコのアジトが判明し、潰しに掛かる事になったSOS団。
メンバーはD.C.チーム・Giftチーム・まなびチーム全員と、麻衣・菜月・フィーナ姫守護班数名だった。
カズコの風貌は顔が隠れる黒い長髪でワンピースのドレスを着ており、リ●●の貞●によく似ていた。
彼女は今回の事件についてメンバーから問い詰められると意味不明な事を喋り出しながら暴れた。
彼女は魔法攻撃だけでなく剣や思わぬ所からの銃の発射でメンバー達も負傷した。
勿論シンタロウの鼻歌＆素手での攻撃も炸裂した。この状況をSOS団メンバーたちは果たしてどう乗り越えるか？)