08/07/18 21:20:19 kKYVpCre
(春姫達との闘いから１週間以上過ぎたある日。時空管理局のリンディからこなたと話したいという連絡が入った。
話の内容はこなたの父・そうじろうの事であった。
彼は末期の肺癌に犯されていて、せめて最期に娘の顔を見たいと言ったというのだ。
こなたはそうじろうの元に行く事を決意する。ゆたか・みなみ・ゆいも同行する事になった。
こなた達は彼が入院している病院の前でリンディと合流し、彼の病室へ向かった。
リンディ以外の４人が病室に入った。そうじろうは眠っていた。
こなた：i(iﾘ；ﾟ -ﾟﾉﾘ ＜(小声で)お父さん、お父さん。あたしだよ、こなただよ。
そうじろう：こなた・・・来てくれたのか・・・もう会えないかと思ったぞ。ゆい・・・ゆたか・・・みなみちゃんまで来てくれたのか・・・。
ゆたか：ﾙﾘi|ｲ；ﾟ -ﾟﾉﾘ ＜おじさん・・・・・・・・・。
こなた：i(iﾘT(ﾌﾉﾘ ＜お父さん、何でこんな姿になるまで黙ってたの？(元々痩せていたそうじろうが骨と皮だけの様な状態になっていた。)
そうじろう：どうせ直らん病気なら、お前に直ぐに話して不安がらせるよりはギリギリまで黙ってようと思ってな。
(そうじろうは実はヘビースモーカーだった。タバコ嫌いのかなたと付き合い始めてからはピタッと止めていた。
かなた亡き後も、こなたが家を出るまではタバコを止めようと考えていた。
そのこなたがSOS団に行っていても彼は何故か娘の事を忘れなかった。
そうしている内に又タバコに手を出すようになり寂しさを紛らわす意味も相まって本数も段々増えていったのであった。
そして、異常を感じて医師に見てもらった時には余命１ヶ月の状態だった。)
そうじろう：こなた・・・友達を・・・仲間を・・・もっと大事にしろよ・・・。
ゆい・・・ゆたか・・・みなみちゃん・・・こなたを頼んだぞ・・・団長さんや他の皆さんにも宜しく言っといてくれ・・・ゲホッゲホッ！
(そうじろうが激しく咳き込み出した。)
看護師：いけない！
(そうじろうは激しく咳き込んだ後意識を失った。それから１日もしない内に彼は、こなた達に看取られながら息を引き取った。
傍らには彼がこなた・ゆい＆ゆたか・ハルヒに当てた手紙が遺されていた。葬儀にはハルヒ・らき★すたチーム全員が参列した。
こなたは一時「あたしがお父さんを殺した様なモンだ」と言って落ち込んでいた。
だが、団長ハルヒを始めとしたメンバー達の叱咤含みの励ましによって徐々に立ち直っていった。
ただ、彼女の心の中には「これも柊一族の呪いなのか？」という気持ちも心の奥底にあった。)