08/05/25 19:35:19
ディレクターズマガジン読んだ。
王子の1人語り(インタビューから構成したものと思われる)1ページと写真1ページ
「中央モノローグ線は、自分でかなりハードルを上げた作品で、もう未知の領域に入っている。
しみったれた漫画を描きたいという衝動が非常に強くなっている。
自分は薄暗い世界に向かっていくクセがある。自分がマイノリティーに属しているという意識が十分にある。
いしいひさいちさんの4コマをひたすら読みあさる中学生だった。
いまはむしろ数を抑えて質に集中している感じ。
いろいろ実験的なものに挑戦中。これからは応用の時代。新しい種をまいていかないと、先がないぞと肝に銘じている。
4コマ漫画はすごく不思議なジャンルになっていて、メインストリームでもないし、玄人筋からもあまり注目してもらえない。
客層は"4コマ読み"と呼ばれるヘビーユーザーと、片手間に読むライトユーザーの両極に固定している。
「ふたりごと自由帳」が、「このマンガがすごい!」で評価されたのは、とても励みになった。
「伝染るんです」に代表される、発想のインパクトで勝負する"ギャグ"タイプの4コマが増えた一方で、
構成の流れを重視する"コメディー"タイプの普通の4コマが目立たなくなってしまった。
だから、僕は、そういう普通の4コマの面白さを世に知らせたい。
いずれ、4コマ誌以外の媒体でも描けるようになって、いろんな方々に日常に溶け込む形で楽しんでいただけたら最高だ。
「普通だけど面白い」って言ってもらえることが一番のほめ言葉。
写真の王子は、たぶん「よつばと!」のシャツを着てる。