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指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)傘下の直系暴力団で、組員に
「葬儀で着るスーツは黒無地」「歓楽街には一人で飲みに行くな」などと
慎重な行動を求める指示が出されていることが24日、わかった。
昨年施行された改正暴力団対策法で、指定暴力団トップへの賠償責任が
拡大されたことを受け、組員への締め付けが強まっていると捜査当局は分析するが、
末端組員からは「生活指導じゃあるまいし…」と事細かい指示をぼやく声も上がっているという。
関係者によると、組員は葬儀の際もストライプ柄や濃いグレーのスーツを着用するなど
服と靴にこだわる一面があるという。しかし、山口組の直系暴力団では今年に入り、
葬儀に参列する際には一般的な黒い喪服に白のシャツの着用を求める指示が出された。
エナメルなどの光る素材の靴は控えてひも付きの靴を履くようにも指示しており、
組員の喪服を上層部が指定した業者から購入して統一したらいいという意見まであるという。
さらに山口組総本部で毎月1回開かれる定例会のほか、国民体育大会などの
大きな行事が開かれる際には、1人で繁華街を飲み歩かないようにも指示。
組員が酒に酔ってケンカなどのトラブルを起こしても、もう1人が仲裁してくれると
期待しているためという。
慎重さを求める背景には、昨年5月に施行された改正暴力団対策法がある。
改正暴対法は、指定暴力団の傘下組員が暴力団の威力を利用して恐喝や
みかじめ料要求などのしのぎを行い、他人の生命や財産を侵した場合、
組トップに損害賠償を求められると規定。
このため、組上層部は組員が一般市民を相手にトラブルを起こすことを
避けようとしているとみられる。
産経ニュース
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