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(>>184の続き)
特に昨年10月26日朝、マレーシアからの同じ航空機で仁川国際空港に到着した無職の男(25)と飲食店従業員の女(20)の場合、ともに翌27日の羽田行き航空券を所持していたのに、
同空港でスーツケースの覚せい剤が見つかって麻薬類管理法違反の疑いで逮捕されるまで、互いの存在に全く気づいていなかった。
2人は調べに対し、「『薬物を運べば報酬を払う』というインターネットのサイトを見て応募した」「マレーシアにいた男からスーツケースを渡された」などと供述し、日本を出国する前、韓国を経由して帰国するよう指示されていた。
東京税関によると、成田空港では昨年6~9月、マレーシアから覚せい剤を密輸しようとしたマレーシア人が逮捕されるなど4件の密輸事件が発覚している。
韓国関税庁はこれ以降、日本の税関検査が強化されたため、韓国を経由する密輸が増えたと分析。韓国で乗り換えたり、韓国入国翌日に日本に戻ったりする日本人に対し、違法薬物の検査を強化することを決めた。
韓国を訪れる日本人観光客は円高の影響で、昨年11月だけでも前年同期を14%も上回る22万4000人に達しており、韓国関税庁の担当者は「韓国から帰国する一般の日本人に紛れ込めば、
税関検査もすり抜けられると考えたのではないか」と話している。
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最終更新:1月10日3時1分