09/05/08 03:02:33
小さい頃、絵を描くことが他の子よりちょっとばかり上手くて
周りの大人や友達に褒めてもらえるのが嬉しくて絵を描きまくった
中学に入って地元のイベントに出てスケブ頼まれたり「上手いですね」って言われるのが嬉しくて描きまくった
高校に入って少し経って帝都のイベントに出るようになると
周りのサークルとの実力差を思い知って段々自信をなくしていった
でもまだ友達が絵を褒めてくれるから絵は描いていた
大学に入る頃になると自分より上手い友人知人がわんさかできて
自分の実力のなさやセンスのなさが嫌になった
誰も褒めてくれなくなった
同人活動も絵を描くのもなあなあになって、気付けば海鮮になってた
最近新しいジャンルにはまって
友達に「描いちゃえ!本出しちゃえ!」と背中を押してもらって5年ぶりくらいに本を描いた
高校時代ぶりくらいに一生懸命描いた
亀の歩みで、自分の絵の下手さに吐き気をもよおしながらも描いた
でも結局あんまり売れなかった
昔ほど達成感も感じなかった
今回の本を描いて
自分は絵を描くのが実はそんなに好きじゃないんじゃないかと思った
たぶん自分は褒められたかっただけなんだなと気付いた
こんな心構えじゃ、そりゃ上手くなるわけねーわ
次の本どうしよう…