17/06/03 11:11:03.18 +tVPgEkZ.net
在日コリアンらを標的に、差別をあおるヘイトスピーチデモに参加し、「突撃隊長」と呼ばれた男性会社員(38)が毎日新聞のインタビューに応じた。
ネット上に書かれた事を真実と思い込んでデモに参加し続け、経緯を証言した。「いま振り返ると間違っていた」。そう、深い後悔の念を示す。
ネットで「反原発は、左翼勢力と在日コリアンの勢力が結託して日本経済を破壊するために行っている」といった趣旨の書き込みをいくつも目にした。
そのうちそれを信じ込み、反原発運動や原発の停止に不満を募らせていった。声を上げなくてはいけないという「正義感」から、繰り返しデモに足を運ぶことになった。
高校卒業後、男性は運送関係に勤めたが、倒産や事業の縮小で会社を転々とした
偶然見つけたデモ。ただ、メンバー同士の会話は、ネット掲示板「2ちゃんねる」の書き込みそのものだったと振り返る。何か失敗すると「お前は在日か」と責められ
語尾に「~ニダ」を付けて話すことがはやっていた。仲間から教えてもらった人物のブログを読むのが日課になった
「中国のスパイが日本にいる」「長野五輪の応援で来た中国人に人民解放軍の関係者が紛れていた」などと書き連ねるその内容に、マスコミが報じない真実が書かれていると感じたのだ。
ヘイトデモは代表的なコリアンタウンである東京都新宿区の新大久保でも行われるようになった。常連参加者が「お散歩」と称し、
店舗や買い物客に罵声を浴びせながら練り歩く。ある時、地域住民や商店を攻撃することに抵抗感を覚え、メンバーに「まずいんじゃないか」と話した。すると「敵の味方をしやがって」「裏切り者、スパイ」と糾弾された。
「気をつけろ」「あいつは在日じゃないか」などと吹聴し、ついにはそのメンバーを追い出してしまった。仲間に合わせないと自分が標的にされるという恐怖心がそうさせた。