16/03/09 20:12:00.94 CAP_USER.net
聖火台問題があぶり出す 新国立「木材活用」ゴリ押しの怪しさ
大会組織委の森喜朗会長は「一番悪いのは
馳浩(文科相)。文部科学省です」と言い放ったが、
政府に責任をなすりつける元首相に匹敵する悪人は
まだいる。
新国立競技場のスタンド内に聖火台を置けない理由は
単純明白で、政府が「木材の活用」にこだわっているから。
鉄骨と木材のハイブリッド構造の屋根で「日本らしさ」を
醸し出すつもりが、スタンド上部に聖火台を置くと、炎が
木材に引火し、屋根に燃え広がる恐れがあるため、
消防法上の問題が浮上した。
その言い出しっぺも、プロセスも怪しい。さかのぼること
8カ月前。15年7月7日の自民党・林政小委員会に出席
した当時の下村博文文科相に向かって、ある議員が
強い口調で訴えた。
「新国立競技場にはぜひ、木材をメーンに使って欲しい」
発言の主は、西川公也元農相。数々の「政治とカネ」の
問題で、大臣の座を追われた後、党農林水産戦略調査会の
会長に納まっていた。
安倍首相が新国立の旧計画を白紙撤回したのは同年7月17日。
西川氏の要請から10日後のこと。さらに8月28日には、
遠藤利明五輪担当相が議長の関係閣僚会議で、新たな
整備計画が決定。基本性能には〈日本らしさに配慮した
施設整備を行うとともに、木材の活用を図る〉と盛り込まれた。
西川氏の要請は、とんとん拍子で実現化した。
URLリンク(www.nikkan-gendai.com)