16/01/09 18:52:18.79 CAP_USER.net
自民党改憲案 アノ独裁国家そっくり?
(略)実は自民党が掲げている憲法改正草案からして、北朝鮮や共産党一党独裁の
中国の憲法と似てきているのだ。
文化、歴史に特定の見方 「国民の義務」多く
まず、次の文章をお読みいただきたい。
(1)「公民は国家の法および社会主義的生活規範を守り(中略)尊厳を守らなければならない」
(2)「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない」
(3)「国民は憲法および法律を順守し(中略)社会の公徳を尊重しなければならない」
(1)は北朝鮮憲法82条、(2)は自民党憲法改正草案(2012年)102条、
(3)は中国憲法53条だ。どれも国民の憲法尊重義務、つまり「国民は憲法を守れ」ということだ。
もっともらしく聞こえるが、今の憲法にこんな規定はないし、主要7カ国(G7)
首脳会議参加国のうち米国、英国、フランス、カナダにもない。残り2カ国、ドイツ、
イタリアはナチズムやファシズムへの反省という歴史的理由から、自由や民主主義を
うたう憲法の擁護義務を国民に課している。ちなみに韓国や豪州はもちろん、
旧大日本帝国憲法にもない条文なのだ(ただし憲法発布時の「勅語」には
「臣民は憲法に対し従順義務を負う」とある)。
「ここに自民党の目指す国家像が透けて見える」と指摘するのは、憲法学を専門
とする早稲田大教授の水島朝穂さんだ。「まず憲法は国家権力を縛る目的で
制定するもので、国民を縛り、従わせるためのものではないのです。これが立憲主義、
つまり近代国家の基本であり憲法を守る義務すら国民に押しつけてはならないという
考えで、だからこそ米英仏などには規定がない。自民党の改憲案はそこを逆転させ
国民を縛る、という。北朝鮮や中国に近い考え方です」(略)
「独裁政治」の最たる北朝鮮や中国そっくりの条文、自民党改憲案のあちこちにある。
水島さんが解説する。「改憲案の前文は『日本国は長い歴史と固有の文化を持ち、
国民統合の象徴である天皇を戴(いただ)く国家であって……良き伝統と……』などとある。
憲法に文化や歴史、伝統について特定の見方を書き込むのも北朝鮮や中国と同じです」
確かに中国の前文は「中国は世界で最も古い歴史を有する国の一つである。中国の
諸民族人民は、ともに輝かしい文化を築き上げ、栄光ある革命の伝統をもっている」、
北朝鮮も「(北朝鮮は)偉大な領袖(りょうしゅう)金日成同志と偉大な指導者金正日
同志の思想と指導を具現した主体(チュチェ)の社会主義祖国である」とある。
URLリンク(mainichi.jp)