15/01/10 21:13:02.22 i+HWnqqw0
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首相自らが「この道しかない」と言って継続中のアベノミクス。「今年はその真価が問われる年」と
メディアは言うが、もう結果は明らかだろう。つまり、アベノミクスはムードだけの“実質”が伴わない
“改革”であり、私たちは「地獄行きの急行列車」に乗っているのと同じだ。
そもそも、金融・財政政策だけでは、経済は回復しない。すでにあらゆる数値がこのことを示しているのに、
メディアはいつまで「ムード報道」を続けるのだろうか?以下、アベノミクスの正体を見るために、
ドルベース(ドルで見なければ実質はわからない)で、各種数値を捉え直してみた。
■ドル円交換レート
各年の(年平均)(12月平均)を示す。
2011年(年平均)79.80円 (12月平均) 77.85円
2012年(年平均)79.79円 (12月平均) 83.57円
2013年(年平均)97.59円 (12月平均)103.51円
2014年(年平均)105.94円(12月平均)119.31円
*アベノミクスが始まる前から円安は始まっており、この4年間で円はドルに対して約50%も下落した。
つまり、日本円の価値は大幅に下がった。このままいくと、円は国際通貨の中で「最弱の通貨」になりかねない。
メディアが常套句で使う「円は安全資産」というのはウソだ。
■株価
日経平均の各年12月の大納会終値とその日のドルと円の交換レート、ドルに換算した株価を示す。
2011年 8455円 76.94円 約110ドル
2012年 1万0395円 86.01円 約121ドル
2013年 1万6291円 105.15円 約155ドル
2014年 1万7451円 119.46円 約146ドル
*アベノミクスが始まった2012年12月、日経平均は1万0395円だったが、丸2年後の2014年12月は
1万7451円となり、株価はなんと約7000円も上がった。しかし、ドル換算で見ると、2012年12月は
約121ドルで2014年12月は約146ドルだから、わずか25ドル上がったにすぎない。
また、2014年の1年間だけを見ると、株価は円では1000円以上上がったが、ドルでは約9ドル下落している。
アベノミクスで株価は上がり、日本経済は回復したと言われたが、ドルで見るとそうなってはいない。
株価は、経済回復のバロメーターたりえていない。