08/04/12 13:04:52 cjh7uhTT
電解コンデンサ交換のいろは 2/2
1.アンプ基板のコンデンサがはんだ付けされている部分に吸い取り線をあてがい、
はんだごてを押し当て溶かし、はんだを除去する。これを各足やる事で、コンデンサを外せる。
参考:URLリンク(www.hakko.com)
2.コンデンサの足には極性というものがあり、逆につけて電気を通すと破裂する恐れがある。
極性は元についていたコンデンサを調べるか、基板のパターンを読むことで確認できる。
不安があれば外したコンデンサと基板の画像を添えて質問、神の光臨を祈る。
3.交換用コンデンサの足をニッパで適当な長さに切る。
通常は足の長い方がプラス、短い方がマイナスになっているため、
間違えないようにプラスは少しだけ長くして切るとよい。
ついていた場所に挿し、はんだ付けし完了。
TIPS
・フィルムコンデンサをパラる
フィルムコンは電解コンデンサよりも遥かに優れた性能を持っているが、容量が極めて小さいという特徴がある。
そこで電解コンの各足にフィルムコンの各足を並列(パラレル)に接続してやることで、
両者のおいしいところをいただこう、という目的で行われる。
フィルムコンに極性は無いため、まさにくっつけるだけである。
高域に改善が見られる事があるが、元々高音質な電解コンデンサに使った場合、必ずしも良くなるとは限らない。
・容量追加
スペースの都合でどうしても小容量のコンデンサしか入らないとき、
容量を稼ぐために前述したフィルムコンの並列接続と同じ要領で
電解コンの各足にケーブルを繋ぎ、空いている場所まで伸ばし、
そこにおいて追加の電解コンをパラる。という手段が使える。
プラスにはプラスを、マイナスにはマイナスの足を繋げる。
・取り外しを楽に
電解コンデンサの音を評価したい時、いちいちはんだ付けするのも面倒である。
そこで外した穴にテストピンやソケットなどを取り付け、
コンデンサの足を巻きつけたり、オペアンプのように挿すだけで繋げるようにする。という手段もある。
接点が増えるというデメリットがある。