06/01/04 16:31:22
>>74
2001年の時点で日本の農業就業者は382万人で農家世帯員は1,017万人耕地面積は483万ha 。
就業者ベースで4%、世帯人口ベースで1割にやや満たない。
農業就業者の割合は食料輸出国のフランスやアメリカでも2%なので未だ多すぎるくらいだ。
原因は農家の生産性が欧米に比べて依然として低い事だ。
仮に人口が三分の一になって、単純計算で農業世帯は300万人程度に減るが、
非婚は都市生活者が大半だろうから、農業世帯の減少以上に商工業に従事する世帯が急激に減少するだろう。
(ちなみに、インドネシアは総人口の8割が農業世帯だが食糧を輸入している)。
重要なのは農家の数よりも耕地面積で、1960年代は600万haあったのが450に落ちていること。
人口が仮に三千万人になれば1960年代の半分の300万haでも十分に食糧を生産できる。
これも未だ多すぎる。農業大国のフランスでもわずか31万6千ヘクタールに過ぎない。
(一般に、人口が少なくなるほど一人当たり耕地面積は増加し、農業生産性は上がる。
人口過密の国のインドネシア・ネパール・中国の農業生産性が低いのはこのためだ)。
*結論
耕地面積でも就業人口でも日本の農業は未だ規模が大きすぎる。
問題なのは農業先進国と比べて農家一戸あたりの生産性が低い事だろう。
だから、仮に人口が三分の一になったところで農業就労人口の比率が増える事はありえない。
日本の統計については次のHPを参照
URLリンク(www.gohan.ne.jp)
URLリンク(www.gohan.ne.jp)
フランス
URLリンク(www.jetroparis.fr)
人口と耕地面積のマイナス相関
URLリンク(www.maff.go.jp)