06/02/17 19:35:04
忘れもしない。
あれは小学4年生のクリスマスイブ。
サンタクロースを信じていた私はプレゼントのために、と20時ぐらいに寝た。
早く寝たため朝4時頃に目が覚めた。
一緒に寝てるはずの両親がいなかったがそんな事は気にならなかった。
起き上がってプレゼントを探したがどこにもない。
妹の枕元にもない。
私は泣きそうになった。
母に助けてもらおうと思い、両親がいない事に気付く。
きっと父が仕事で、もう起きてるのだろうと思い寝室から出て階段を降りる。
普段生活している台所の電気がついておらず、茶の間の電気がついている。
トイレを済ませ、茶の間に行き襖を開けると全裸で楽しんでいる両親の姿が。
父の上に跨ってる母が「ね、寝なさい!」と私に言う。
寝室に戻り両親もイベントのときは燃えるんだなぁとなんだか複雑な気分になっていた。
それから20分ぐらい経ってから母が寝室にきた。
私はプレゼントがないことを泣きながら伝えた。
母は「もうちょっとで来るから寝てなさい」と言い、すぐ寝室を出ていった。
すっかり目が冴えてしまった私はプレゼントを届けてくれるのが遅いとサンタさんに一言言おうと起きていることにした。
1時間後くらいに階段を上ってくる足音がした。
来た!と思い私は寝ているふりをした。
ドアを開けて入って来たのは父だった。
枕元にそっとプレゼントを置き寝室を出ていった。
私は腹が立った。
サンタクロースが父だったこと、クリスマスプレゼントを渡さずに楽しんでいたことに。
私は報復を考えた。
隣で寝ている5歳の妹を起こした。
そしてプレゼントがある事を教えた。
喜んでいる妹に「お父さんが5時ぐらいに持って来たんだよ。サンタさんいないんだよ」と言った。
寝室を出て台所に向かうと両親がいた。
妹が私から聞いたことを両親に質問していた。
私はその日から父が嫌いになった。