08/07/13 15:38:38 af1r5AnS
覚悟して読んでね
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ウルトラガールマイナは、
食葉怪獣ケムジラの吐き出す糸に、大苦戦していた。
両の二の腕と両の乳房の上下を纏めて絡め取られ、柔肌に糸の繊維がくい込んで傷付け、太股にも、足首にも、糸がくい込み、
四つん這い気味の体勢で引き摺り回されて、思う様に戦えない。
すでにマイナのTバックハイレグビキニタイプのコスチュームはケムジラの糸に切り裂かれ、
両の爪先から両太股の半ばまで、両手の指先から両の二の腕の半ばまでを覆うレザータイプのコスチュームパーツと、
首元を飾るウルトラチョーカー以外は、何も身に着けておらず、裸身がさらけ出されてしまっている。
恥辱を感じていない訳が無いのではあるが、それを敢えて抑えて、マイナには戦わなくてはならない理由があった。
普段は普通の中学3年生の少女北西舞奈(キタニシ マイナ)として生活しているマイナの、
近所に住んでいる仲良しの小学生の男の子、タケシ君が、すぐそばで、見えぬ目を包帯で覆って、さ迷っているのである。
タケシ君を失明させてしまったのは、舞奈が送ったスイカの中に潜んでいたケムジラの幼虫だった。
タケシ君の母親に「二度と来るな」と罵られて、胸痛めていたマイナは、
今、絶対にタケシ君を護らなくてはならないと、心に誓っていたのである。
超能力による認識阻害で、コスチュームと身体サイズを除けば外見面の変化が無いにも拘らず、
誰にも、マイナが舞奈であると分からなくなっているのは、不幸中の幸いと言えるかもしれない。
そこへ舞い降りたのが、火山怪鳥バードンであった。
(いけない・・!!!!)マイナは、胸中叫んだ。
バードンとケムジラの戦いにタケシ君が巻き込まれて、踏み潰されでもしてしまったら・・。
(・・そんな事は・・っ・・!!!)
マイナは、必死に、胸元のケムジラの糸を、両腕を開いて引き千切った。
両の二の腕と乳房の上下の肌に勢いでまた傷が刻まれて、激痛が走り、血が流れたが、構ってはいられない。
懸命に両手でタケシ君を包み、そっと、掴んで、マイナは、地面の上で身体を素早く何度も横回転させながら、
懸命に、取り敢えずの安全域へタケシ君を運ぼうとした。
マイナの、豊満で形良い乳房も、可愛らしい臍を中心とした腹の白い柔肌も、豊かで優美な尻の丸みも、美しい漆黒のポニーテールも、
泥にまみれてしまったが、タケシ君さえ無事であれば、それで良い。
タケシ君の無事を確認し、そっと、置いて、一瞬、可愛らしく幼い、美しい面差しに、ささやかな安堵を過ぎらせて、
素早く立ち上がって移動し、マイナは、バードンを威嚇するポーズを取った。
バードンが一、二歩、後ずさる。
(今だ・・!!)
まずは、ケムジラだけでも倒さなくてはならない。
ゾフィー隊長のM87光線にヒントを得たスペシウムショットの発射体勢に入った、マイナの、
なまめかしい曲線を描いて細くくびれたウェストの辺りの、なめらかな、背中の柔肌に、隙を突いたバードンの、鋭い嘴が、深く、突き立てられた。
「ぁあああ・・っ・・・!!!!」激痛に、マイナが、のけぞる。
鮮血が、マイナの白い柔肌を、濡らす。