08/01/27 22:04:39 1pyCh3pt
お久しぶりです。204です。
252に書いてあるスレの原型、見てきました。ブルマ彼女がやっぱり新マンテイストで書かれてとっても良かったです。
2004年の12月以来、書き込みが無いんですよね。もったいない。あれを見て、また創作意欲が湧いてきましたので、よろしかったらどうぞ。
「・・・そうよ、上手、上手・・・ぶくぶくぶく・・・・」
優しく男の子の両手を引っ張りながら泳ぎのサポートをする女性。紺色の競泳水着、白のキャップ、首から提げた黄色の競泳眼鏡。
色白で、細い首筋。全体的に細身だが、太ももはむっちり。子ども用プールのため水面が太ももと股間の中間に位置する。
鈴本京香 36歳。水泳インストラクターとして、今日はこの男の子を個人指導している。
30代半ばとはいえ、若々しい雰囲気、匂い立つ色香。
「・・・怖がらないで・・・そう・・上手よ・・・」
『・・・なかなかエロいじゃないか。京香先生・・・』
なにやらテレパシー。京香はテレパシーの発生元の目の前の子供に気づき、送り返す。
『あなたね、何のイタヅラかしら。こんなことができるなんて、あなたは何者?』
『もうじき我々が育成した怪獣が、この東京を皮切りに暴れ出す手はずになっている。今度はお前も勝てないだろうな・・ふふふ・・』
『この東京は、いやこの地球は私が守るわ。私が負けるわけないのよ。』
端から見ると、微笑ましい、先生と子供のレッスン。しかしテレパシー上では物騒な会話がなされていた。
『それはそうと、あの、健史という男・・・』
『健史になにしたの?』
健史とは京香の恋人。彼女がオリンピック代表時代からの付き合いで、婚約している。
『なあに、ちょっと拉致ってしめてやったら、面白いことをな。お前って〇☆〒Δ・・・』
それは彼氏の健史しか知らない京香の秘所のことだった。
「きゃーー、京香先生が・・・早く、早く・・・・」
和やかな空気が一変、もみくちゃになるホール。
京香は鬼のような形相で男の子の首を絞めていた。駆け付けたインストラクターたちにおさえられる京香。
「放して、この子は、この子は宇宙人なの。」
空しい叫びをあげる京香。無論、誰も信じない。
「どうしたんです? やめなさい。」
たくましい腕で京香を、館長の団史郎がおさえつけた。
「館長、信じてください。この子は宇宙人なんです。東京を襲うんです。それに・・・」
続きは言えるはずがなかった。
「こんな子供に手を挙げるなんて。出て行きなさい。無期限謹慎です。」
団の一喝がホールに響く。
「わかりました。・・・しかし、もし巨大ヒロインがピンチになったら、この子を疑ってください。・・・」
力なく告げ、京香は出て行った。
「もう大丈夫。心配ないよ。」
優しく男の子に声をかける団。
密かにほくそ笑む嘘泣きの少年に誰も気づかなかった。