【お━いっ!】七人の侍 7人目【また一騎通すぞ━!】at RMOVIE
【お━いっ!】七人の侍 7人目【また一騎通すぞ━!】 - 暇つぶし2ch450:この子の名無しのお祝いに
08/05/24 07:11:01 JAnlWVyW
> 菊千代が、屋根の上に旗をたて「来やがった、来やがった~」と叫ぶシーンで試写は、ブチッと終わる。
 黒澤は「ここから先はひとコマも撮っていません」と告白。唖然とする幹部連中は緊急会議後、「後は、存分に撮影してください」

かっけぇ~~。あそこまで見せたら、そうだろな。

451:この子の名無しのお祝いに
08/05/24 07:15:25 OkuyDBHW
「七人の侍」が面白いのは「来やがった、来やがった」まで。
やはり尻に火が付いたのか、後は荒さが目立った。

452:この子の名無しのお祝いに
08/05/24 14:41:49 0PUPa/My
7人の侍の影響というかまんまパクリっていうウォルトディズニー
映画について話題に出てるかな? 七人の侍がらみでこの映画
が語られた事は多分無いと思うが??......万一既出ならスマン

スイスファミリーロビンソンって題名で、今でもamazon等で
DVDが入手可能な映画だけれども、日本で公開当時は
「南海大漂流 」って題名だったと思う。

南海の孤島に息子(16歳くらい?)二人と両親が漂流する話。
その島に海賊がやって来て、老人と少年を捕虜にしている。
その少年だけを何とか助け出すんだが、実はこの少年が
男装していた美少女。

この少女を最初は男と思って手荒く扱っていたんだが
ついに少女とばれる場面は、七人の侍で勝四郎が志乃と
もみあって、パイオツのふくらみで女と分かる場面と同じ

海賊相手に家族が戦う場面なんてのも七人の侍の影響とも
言える。

この海賊の親分が、往年のハリウッド2枚目スター早川雪舟
だったってのも有る意味貴重な映画でした。

以上長文スマン


453:この子の名無しのお祝いに
08/05/24 22:30:55 W8EjT+K2
>>452
おめえの書き込み読んでるとまったく退屈しねーよぉ。

454:この子の名無しのお祝いに
08/05/24 23:17:11 t8C3IZ8j
>>450
あれは黒澤の作戦だったとか。
予算や製作日数の追加を得るための。
勘兵衛に負けないくらいの戦略家だわ。

455:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 00:56:14 S6ULn4pv
DVD高かったが、何度観ても名作といえる。
最初の村民たちの悲痛な叫び、用心棒たる侍探しの苦闘、
赤ん坊を人質にとった東野栄二郎のスローモーション、
三船敏郎の意地悪く農民をからかう場面、宮口精二の
果し合いの鮮やかさ、実は意地の汚い農民たちの処世術、
隠してあった酒や奢侈品、野武士の農村への乱入、
それから忘れていけないのが、黒澤時代劇独特の鉄砲の
隠し味。これは「隠し砦」でも「用心棒」でも常用な
意味を持っている。晩年の作品でも鉄砲はふんだんに
使われ、「影武者」「乱」における効果は絶大なもの
といえる。特にこの2作品での鉄砲の隠し味は、世界
にも例をみない迫力だといえる。

456:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 01:53:02 Gx2Pog08
おぬし鉄砲マニアだな。

457:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 02:12:40 ev8LoQ7S
ココで聞くのはちょっとスレ違いなのを、
勘弁していただくつもりで聞くけど、
黒澤さんは戦争映画は撮る気なかった人なの?
彼なら、和製戦争映画でどれほどの物を撮ってくれただろうかと、
想像すると惜しくて仕方ない。

458:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 03:01:11 QQ9VUYrS
>>457
「戦争と平和」の構想を持ってたって話だよ。
ペレストロイカがなければ ソ連邦の援助で撮影出来たかもね。

459:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 06:49:37 pmqqA6g2
百姓どもは侍をいいように利用してラストでポイってか。

460:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 07:46:07 Gx2Pog08
ちゃんとめし食わせてるじゃないか。
契約が済んだ後まで。

461:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 08:16:21 zX9fhFph
もともと旅人だったし、終了後は自由行動でしょ。
死んだ侍は、いずれ村人たちが祠を建てて神として祭られるんじゃないかと思う。

462:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 10:00:50 1G7hN05d
>>461
祀られたあとも菊千代だけは「神としては微妙」って扱いだったら泣ける

463:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 11:25:21 Lz3XWd8n
>>459
最後のシーンはそういうふうに受け取れたな。まあ良いように解釈すれば、
百姓たちは「俺たちはやった」と誇りで一杯という意味なのかも知れんが。

464:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 14:01:33 eJOwKvW9
勝四郎の遺伝子より久蔵の遺伝子を農民の女の胎内に遺してほしかった・・・

465:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 15:40:00 Gx2Pog08
白虎 久蔵
青竜 五郎兵衛
朱雀 平八
玄武 菊千代

466:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 18:23:57 FfMIOp/e
荒らしは! 荒らしは! 荒らしはぁああ!!!
うわぁあああああ・・・・あ・・・

467:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 18:31:10 vLUjNHPX
すごい映画だった。。。。

人を切ってもぜんぜん服が切れていない。。。。すごい。
切られても、服も破けず血も流れない。でも切られた人は簡単に死んじゃう。。。。すごい。

七人のお侍たちはみなエスパーに違いない。


でも、野武士もエスパー。
なんと、超能力で、一丁しかない種子島を連射式。すごい。


さすが、世 界 の 黒 沢  たいしたもんだ。


468:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 18:32:41 vLUjNHPX
この映画をあがめてる奴らも、すごい。

これが大ヒットって、、、、戦後、いかに娯楽に飢えていたかがよくわかる映画だ。

469:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 18:42:24 FPnHq0+A
>>461
神として祭られるなんて事は無いのでは?

野武士を撃退した後田植えで大忙しの村の中、用済みとばかりに放って置かれる
生き残りの侍三人。
とても恩義に感じているとは思えないよ。
侍も野武士も百姓からすれば同じ抑圧者であって、その抑圧者を利用して危機を
脱するしたたかな百姓達こそが本当の勝者だった、って事だと思う。

墓標となった丘の上の刀は、いずれ風化して忘れ去られるのみかと。



470:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 18:54:31 tnWP1M5G
よそ者同士を闘わせる手法って、色々な組織でもありそうだな。

471:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 19:07:49 QQ9VUYrS
>>469
「百姓は繁栄し 侍は風化していく」
ラストの俺的解釈には同意するが、“忘れさられてる”…ってのはあんまりにも可哀想だ。

472:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 19:10:54 FfMIOp/e
>>469
この映画見終わった時は、人助けなんか滅多にするもんじゃないって
メッセージかなと思った。

473:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 19:13:53 FfMIOp/e
しかし、かと言って最後で百姓が涙ながらに感謝してるようなラストにしたら
見てて恥ずかしいことになりそうな気もするし・・・

474:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 19:56:52 Gx2Pog08
井筒和幸ならそんなラストにするかもよwwwwwwwwww

475:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 19:58:02 Gx2Pog08
ああ、あのバカこっちには来てないのか、残念。

476:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 20:11:26 Gx2Pog08
野武士を退治した後、百姓たちは三人に感謝ぐらいしただろうよ。
祝宴も挙げただろうよ。
そりゃもう大騒ぎで。

でもそりゃ一日だけのことだ。
次の日からまた日常の仕事に戻ったはず。
それが百姓というもんだ。

そういったことを一切撮らず
次の日常のシーンから撮っているところがいい。

この映画が長すぎるだの間延びしてるだのなんだの言ってるやつがいたが
カットすべきところはちゃんとカットしてるんだな。

並みの監督ならそんなとこを入れて肝心の侍集めとかカットしちまうんだろうな。

477:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 20:23:01 6fq5d2AM
荒野の七人では「今回も負け戦だったな」の意味をとうとうと語るんだよね。
あれが日本とアメリカの違いなのかな。

478:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 20:38:13 Gx2Pog08
バカと利口の違いじゃね?

479:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 20:42:02 nNyKiQP8
お!タイムリー!たった今「荒野の七人」見終わったところ。
日本人だから思うのだろうが、「七人の侍」と見比べたら浅いし安直。
撃たれてもなお闘おうとする久蔵はよく再現されていた。リメイクの監督も久蔵を気に入っていたのかな。
>>477氏の言うとおり、セリフによる説明が目立ったと思う。ゆえに、「七人の侍」の上映時間の長さは必要であったとあらためて思う。

480:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 20:43:41 g6PN8DEA
>>467
本当だな。
久蔵を撃ってから菊千代を撃っている。
それも一丁で・・・。連射式だな。

481:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 20:48:39 32dXRsa8
>>456
鉄砲は重要な役割を果たしているよ。折角宮口精二が一丁、三船敏郎が一丁
分捕ってきたんだから、百姓に使わせて野武士の一人くらい倒しても面白
かったと思う。

482:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 20:56:49 Gx2Pog08
そうするとその鉄砲の練習シーンやらなにやらで
また長くなって文句言うやつが増える。

483:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 22:35:34 GSSpkk2T
3時間以上の映画で休みなしに一気に見れるのってこれしかないね。
とにかく見始めたら最後まで一気に見てしまう。


484:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 22:57:11 q0SZDHLC
>>469
墓に刺してある刀、羅生門みたいに盗まれたら「もう神も仏もねえだよ」だな。
ていうか死に際に刀を投げた久蔵や
刀いっぱい持ってた菊千代は
どれがマイ刀かわからなくなってそうだ・・・

485:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 23:01:39 Gx2Pog08
>>483
途中しょんべんタイムがあるだろうが。

486:この子の名無しのお祝いに
08/05/25 23:11:12 QQ9VUYrS
>>477
支配階級の侍 & 被支配階級の百姓だから話が成り立つんであって、
白人のゴロツキ & カラーズの百姓じゃ、テーマがねじれて伝わっちまう。

だから荒野キライ。

487:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 01:52:37 ileH27VL
>>469
小林よしのりみたいな馬鹿も同様な解釈してたけど
違うよ。
>>477
だって「七人の侍」の脚本はそうなってるんだから。
黒澤は墓の前の会話ほとんどカットしてるけどね。

菊千代の墓には最初刀はない。
勘兵衛がそれを見て
「あいつも立派な侍だから刀を立ててやれ」
と勝四郎に立てさせる。
「ワシが代わってやりたかった。」とつぶやく勘兵衛。

この辺も全部カット。

488:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 02:03:42 UhqlHoaD
この映画で、左ト全のファンになっちまった。

いい味出してるなあ、あの爺さん。
いまなら、神戸ちゃんが近いのかな。

489:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 03:48:24 seOFPPo3
>>480
火縄銃の再装填の時間はあり得る間だよ。

>>488
とぜんじゃないよ、ぼくぜんだよ。オレもこの板で知った。

490:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 06:23:09 xrH1dTac
火縄銃って、熟練者なら
20秒ぐらいの間隔で撃てると聞いたことがある。
長篠の合戦では三列横隊でほぼ間断なく撃ちまくることが出来たというし。

ところで、戦国時代の日本って、銃がたくさんあったそうで。
関ヶ原の合戦では、世界にある銃火器の6割がこの戦場に集まったそうで。
どうやって計算したか知らないけど、多分間違ってる。
中国を入れてないと思うから。

491:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 07:53:14 xAUVFFkg
>>490
>多分間違ってる

間違って無い。戦国時代は各地の大名の比護の元で「オートメーション」に近い製作体制が確立されていた。
当時、日本にだけしかこの状況は生まれていない。(江戸になって刀の時代に戻ってしまった。)

492:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 08:37:16 l1jOlCSX
>>490
>>中国を入れてないと思うから。

脳内新歴史作成乙

493:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 09:51:00 V9zwl2Q5
>>459
わしも最後があまりよく分からないというか好きでない。
侍が呆然として顔を見合わせているのは、やっぱり勝四郎始め
「やり逃げされた」感があるからだろうか?

494:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 10:13:03 V9zwl2Q5
>>488
左卜全は「老人と子供のポルカ」という大ヒット曲も出してます。

495:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 12:56:48 l1jOlCSX
>>493
めしを食わせる替わりに野武士退治という最初からの契約だろうが。
文句あるなら訴訟でもなんでしろって話だ。
契約終わったのにいつまでもただ飯くらいやがって。
そっちの方がずうずうしいとは思わんのか。

496:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 12:58:27 0SH68Enu
>>493
七郎次はあまり利用された感は持ってないみたいだけど、勘兵衛は
わかってたみたいですね。

497:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 13:17:44 0SH68Enu
ただ、それまでの経過を考えると百姓側に侍を利用してやるつもりも余裕も
無かったって気もするんですよね。長老(じい様)にはその気はあったかも知れん
が利吉たちは必死で長老に言われた通り動いただけじゃないのかな。

498:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 13:23:40 l1jOlCSX
こちとら田植えでいそがしいんだよ。
相手してくんないから駄々こねるってどんだけ~

499:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 13:25:45 l1jOlCSX
めし食うなら田植え手伝えつうんだ。
なに言ってやがるんだ!ボケッ!

500:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 15:27:12 09KUH0Zh
野武士=北朝鮮・中国・ロシア
百姓=日本人
七人の侍=アメリカ
白い握り飯の約束=日米安保条約
刀=核兵器
物見の野武士=コキントウ訪日
野武士に差し出した女=現地法人化した企業、拉致被害者

501:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 17:41:48 VWn47Q4p
勢いに流されて呆然と見てしまった。

  ちなみに接近戦の殺陣は最悪。
  刺しても血が出ないどころか服も敗れてない。
  尻をちょっとつつかれただけで絶命する敵。ありえない。
  突き殺されるのを待つ敵。ひどすぎ。
  馬に引きずられる野武士が丸太わら人形。

  さらには、ただひたすらに大げさな大根の三船主役。

なのに、なぜか面白い。

不思議と癖になる。
また見たくなる。
なぜだろう。

魅力があることは確かなんだが、その魅力が何かを言葉にできないもどかしさ。

夜の焚き火のところなど、光の使い方は妖しいまでに美しい。
人物の構図も名画のようにうまくはまっている。

でも、そういうことから得られる感動なのだろうか。
とにかく魅力的だ。せりふが大根でも、殺陣がでたらめでも。
それを超えて抱擁する「何か」がある。

502:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 18:06:56 V9zwl2Q5
>>487
ラストにそんなセリフがあったんだ・・。
そっちの方がよかったのに・・。菊千代の墓に刀を立ててあげて終わり。
映画のラストって難しいと思うし、ド素人のわしがどうこう言えることじゃ
ないんだけど、「天国と地獄」とか見ても、ちょっとこの監督ラストが
蛇足のような・・・・。生意気言ってスマソ。


503:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 19:28:23 uDiDABip
「勝ったのはあの百姓達だ」のセリフの後、原作では続きがあって

勘兵衛「侍はな・・・この風のように、この大地の上を吹き捲って通り過ぎるだけだ・・・
     ・・・土は・・・・何時までも残る・・・・あの百姓達も土と一緒に何時までも生きる!」
3人、田の面を見つめる。
その田の面に虫のようにかがみこんでいる百姓達─そして、その歌声。
利吉が音頭をとっている。
何か振り捨てるように、大声で歌っている志乃。
風が田の面をサッと通りすぎる。
                           (F・O)

という感じで終わる。
俺はこっちのが蛇足で、映画の方が綺麗に終わってると思うw

504:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 19:40:38 t76RLeWc

『おーい、また一騎通すぞー!』

・・・・(´・ω・`)ノシ お~ぅ

505:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 19:44:48 3pFWmf2o
若き日ロシア文学を耽読した黒澤は、ドストエーフスキーから魂を、トルストイから小説の面白さと描写を学んだ。
他人の不幸を見過ごせぬ勘兵衛は、多分にドストエーフスキイ的人物である。
しかし、総じて『七人の侍』の構成と人物の設定とデッサンはトルストイの
『戦争と平和』が与(あずか)って大きい。
さらにファジェーエフの『壊滅』も、全体の流れや個々のシーンで具体的に
影響を受けている。

「この脚本の根底にあるのは、トルストイの『戦争と平和』なんです。
もう何十回読んだかわからない。細かいところまで覚えてるけど、
その中からずいぶんいろんなことを学んでいますね。
蔵原(くらはら)(惟人(これひと))さんが訳したファジェーエフの
『壊滅』なんかも下敷になっている」(『七人の侍』ふたたび)

『戦争と平和』は、ヨーロッパ制覇を夢見たナポレオンのロシア侵攻が舞台である。
ロシアの総司令官クツーゾフは優勢なフランス軍を迎え撃つが、まともに対戦せず
内陸深くおびき寄せ、首都モスクワまで渡すが、ナポレロン軍は厳しい
冬将軍に勝てず潰走する。その老獪で深読みの戦略は、村の心臓部に野武士を
誘い、一人一人殺していく勘兵衛の戦術と一脈通じ、クツーゾフと勘兵衛は
重なる。主人公の青年アンドレイはニヒリストで、戦場に死に場所を求めるが
、久蔵もまた戦場に散る。志願して初めて戦場に出る好漢ニコライは勝四郎と
重なり、初陣で勇敢に戦う。このニコライとソーニャの恋は雪と月光が舞台だが、
勝四郎と志乃の恋は裏山のお花畑である。
アンドレイの父老ボルコンスキー公爵は威厳と頑固さを持つ旧時代の象徴的人物であり、
長老儀作もその面影を持つ。フランス軍侵入を前に死ぬが、燃える水車小屋と共に
運命を共にする儀作と深く重なっている。

脚本の根底にあるのは、トルストイの『戦争と平和』なんです―黒澤明監督 - 人間学を学ぶブログ 「こころは超臨界」
URLリンク(blog.goo.ne.jp)

506:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 19:45:17 KIAETG6j
なんでも言葉で説明いくない

507:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 19:51:25 QYNX8RJV
>>503
それだと何か「風と共に去りぬ」とかぶっちゃうよなw 俺の案では、
涙はいらないんだけど、侍たちが去って行くところを利吉が見ている
みたいな寂しげなラストにしてほしかったなと思う。

508:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 19:59:07 3pFWmf2o
「七人の侍」のラストシーンは

トルストイの歴史観
「歴史を作るのは一人の英雄ではなく、数百万の民衆である」
を端的に表現したものだろう。

「侍はな・・・この風のように、この大地の上を吹き捲って通り過ぎるだけだ・・・
     ・・・土は・・・・何時までも残る・・・・あの百姓達も土と一緒に何時までも生きる!」

少なくとも、黒澤はそのつもりだったし
だからこそ、この映画が百姓を馬鹿にしてるという批判に
「最後まで見たのか」と怒ったのだろう。

509:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 20:02:02 8cKUQOVb
リアリティーのみが全てなら演劇など消滅してしまうよ
人間の脳は無いものを見る事が出来るのです

510:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 20:05:54 b4jrQo9S
さて、『戦争と平和』とは、ロシアを讃え、フランスをののしる話ではない。
戦争の賛美でも否定でもなければ、平和への説教でもない。
そうした価値判断は『戦争と平和』のなすべきことではない。
そこに存在する一人一人の人間を、その全体像において捉えること、
これが『戦争と平和』が唯一なしていることである。

トルストイの、一人一人の人間に対する愛と批判を同時に兼ね備えた作家としてのまなざし。
それはある人間や国家や民族を、お決まりの型にはめて、「悪」だの「善」だのという
レッテルを貼ってすますことから最も遠いところにある。
それは、戦争をあおるプロパガンダを見抜く目ともなる。
この小説を堪能することによって、そういう人間観察の視点が養われていくのでは、
と思わずにはいられない。

URLリンク(www.jca.apc.org)

511:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 20:11:21 lTn2Vy5t
V6の岡田准一くんはドラマ撮影の休憩時間に『戦争と平和』を
読んでいる…

と、

先日なにかのテレビ番組で菅野美穂さんが言ってました。

■歴史の波

人々の小さな生活。その鼓動が集まって大きな歴史の波ができる。
そんな印象を受けました。

ナポレオンは波に乗るサーファーです。
サーファーには波を起こす力はありません。ただ波に乗るだけです。
波の上で一番うまく踊れた人が英雄と呼ばれるんですね。

■波を起こしているのは

波を起こしているのは、たくさんの普通の人々。

初恋をしたり、お酒を飲んだり、友人とケンカしたり、夢を語り合ったり
しているフツーの人々。

彼らの「フツーの人生」の集まりが、歴史のエネルギーになっていく。
そういうことを実感できる小説でした。


ありけん日記: 戦争と平和 トルストイ(著)
URLリンク(ariken.seesaa.net)

「恐らく文学の中でこんな面白い文学はないのではないかと思います」
(「黒澤明のマイブック」NHK-ETV)

512:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 20:15:12 stRiw9dD
で、勝四郎が久蔵に言うあのセリフの元も「戦争と平和」だそうですよ!
抜粋すると、ナターシャの弟ペーチャが戦場が戦場で先輩ドーロホフの恐れを知らない勇敢な
態度を見て叫ぶ
「あなたはほんとに英雄ですね、あぁ、なんていいんだろう!
 なんてすばらしいんだろう! ぼくはどんなにあなたを愛するだろう」

...本持ったまま、吹き出しました。

このシーン、たしか映画にはなかったので(覚えてないのかも知れませんが)
つい勝四郎と久蔵で想像してしまってた私。

...NG。

ロシア人ならこれでいいのでしょうが、日本人の、しかも30過ぎた男同士
でやるものではないよなー。キ・キモチワルイ...(木村さんごめんなさい)

そんなわけで(そんなわけでか!?)そのうち読んでみたいなと思っているわけです「戦争と平和」
日本で一番人気のある女優がますます嫌いになる嫌な予感もしますが。

羽と刀:七人の侍
URLリンク(obane.exblog.jp)

513:この子の名無しのお祝いに
08/05/26 22:28:59 OYsxo0O9
菊千代と与平の関係ワロタw

514:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 02:56:20 A/GsBPU+
クライマックスの、雨中の戦闘シーン。
何が迫力があるのか不思議で、ここだけ何回も見た。
で、わたかった。雑兵ひとりひとりの真剣必死な演技の姿がいいんだな。
ちらりとしか移らないその瞬間に垣間見る演技。これがどれも迫真。
むしろ、役者にポーズを取らせてしゃべらせているところのほうが間抜けて見える。

カメラ写りを気にせず、というか、全員がそれぞれ自分が今撮られていると思って
演技してるから、どこを切り取っても絵になる。

実際の当時の戦闘の現場はあんな感じだったんだろうなあ、的な迫力が充満していた。

生命力が爆発してるような映画だ。
すごいね。見れば見るほど見たくなる。

515:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 05:00:08 6mcu99vX
>>見れば見るほど見たくなる。

この映画観ながら
「ああ、この映画見たいー」
ってなるわけ?
変な人。

516:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 07:24:16 sCMQ78Nl
>>514
その代わり、代償は大きかったけどね。
過半数の役者やスタッフが怪我したり入院したり。
侍を演じた七人は、生き残った順に亡くなってるぐらいだから、
あの撮影がどれほど役者の命を削ったかが分かる。

517:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 07:27:50 WQX3850s
ほんとに役者って体力勝負みたいなとこあるよね。雨中の合戦、志村とか
けっこう年いってて辛かったろうなあ。

518:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 09:51:43 6mcu99vX
志村ー!

519:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 09:59:52 WxPrN673
かとうー!
ってドリフみたい。

520:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 10:08:57 WxPrN673
ところで昨日、成瀬巳喜男の「めし」を見たけど
島崎雪子(利吉妻)は本当にきれい!

521:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 11:51:26 g5LhDqJ6
利吉妻怖かったな
俺はやっぱ志乃タソだな…へへっ…あの谷間に……へへへっ

522:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 12:17:45 A/GsBPU+
>>516

>侍を演じた七人は、生き残った順に亡くなってる

なんか、怖いw

523:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 13:19:49 g5LhDqJ6
しかしこの映画、ここまで徹底してやるんだったら
ヅラなんか付けずに、ちゃんと剃ればよかったのにね
俺はこの映画を時代劇だとは捉えてないよ

524:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 13:41:02 WxPrN673
>>522
その話は有名で、平八役の千秋実が亡くなった時は『最後の侍が死んだ』と
世界中で(かどうかは知らんが)ニュースになった。
正確には、

加東大介(七郎次)  1975年没
木村  功(勝四郎) 1981年没
志村  喬(勘兵衛)  1982年没
宮口精二(久蔵)   1985年没
三船敏郎(菊千代)   1997年没
稲葉義男(五郎兵衛) 1998年没
千秋 実 (平八)   1999年没

です。

525:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 14:16:26 85zvNAsN
>>523
ムチャクチャゆうな! 撮影中 他の仕事も私生活も放り出せっちゅうんかい?
この撮影は確か1年近く続いたんだっか…他の仕事も受けないと食っていけねえよ。

526:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 14:28:40 g5LhDqJ6
>>525
>ムチャクチャゆうな! 撮影中 他の仕事も私生活も放り出せっちゅうんかい?
そうでござる!

>この撮影は確か1年近く続いたんだっか…他の仕事も受けないと食っていけねえよ。

ほーう、それは良いお心掛けじゃのう。

527:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 14:32:54 jXOFVw24
剃りだしたら切りが無いでな。その前にかぶることにしておる。

528:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 15:15:55 WxPrN673
それはそうと、利吉妻は気がふれていたのだろうか?
既出ならすみません。

529:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 15:29:02 6mcu99vX
それは医者が診断しない限り素人にはわからんだろう。

530:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 15:32:07 85zvNAsN
>>528
野武士たちの慰みモノにされる姿を、夫にガン見されたんだから錯乱くらいしますわな。

531:528
08/05/27 15:46:42 WxPrN673
いや、旦那に会う前から顔つきとかがオカシイ。

532:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 15:52:00 P1Hb/+Pe
現代のビッチどもには完全に理解できない思考だろう。

533:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 17:52:24 XpCFVvsj
勝四郎がふられたのは、童貞包茎短小早漏おまけにテクなしだったからだろうな。
あの女の失意の雰囲気は只ごとではなかった。

534:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 17:54:21 VCsxXHyD
実生活も神代辰巳にヒモられてたンだから頭逝ってる

535:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 18:22:40 g5LhDqJ6
まあ平に平に
要するにあれは病んじゃってるんだよ
だから火を見てもニヤてたんだろ これで終わりだと

536:この子の名無しのお祝いに
08/05/27 21:51:15 IwhrrKcS
【お━いっ!また一騎通すぞ━!】


   (´・ω・`)ノシ ・・・・・・お~ぅ

537:この子の名無しのお祝いに
08/05/28 02:08:22 L2he0qa4
>>530
羅生門みたいなガン見はしてないんじゃない?

>>531
愛する夫から引き離されて拉致られてなぐさみものになってたんだから
気が変になってもしょうがないよね。

538:この子の名無しのお祝いに
08/05/28 09:46:18 nC72V+fL
>>533
へたくそ!侍のくせに!

539:この子の名無しのお祝いに
08/05/28 11:44:30 /WsCTJq/
>>538
テクニシャンのサムライなんて聞いた事が無い。

540:この子の名無しのお祝いに
08/05/28 12:33:00 IioYRXQE
まじで、シノが小屋から出てきたときの雰囲気は、気まずい感じでなかったか?

気まずいセックスの後、親父にぼこられたとしたら、
戦争が終わった後のあの勝四郎への田植えでの冷たい雰囲気は
よく理解できる。


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