07/10/31 16:19:51 K2iNwxmM
>>726
お手数かけてスマソ。
これが元ネタらしい。
ピータ・ボグダノヴィッチ:「ケーン」の物語は、どんな、いきさつで始まったのですか。
オーソン・ウェルズ: わたしはずーっと、あるアイデアを温めていた。同じ事件を何度も物語る、さまざまな視点から、
同じ出来事を描くというアイデアだ。「羅生門」が使った、このアイデアが大本だ。
われわれは、主人公を誰にするかを考えた。いかにもアメリカ的な大人物、厳密に人間像を
絞り込まなければならないから単なる政治家ではだめだ。第一候補にハワード・ヒューズが挙がったが、新聞界の支配者に照準を合わせることにした。
ピータ・ボグダノヴィッチ: 「羅生門」のアイデアはどうなったのですか。
オーソン・ウェルズ: 最初の意図からずっと薄まってしまった。
私は主人公の人間像が、それを、語る人物ごとに、まるっきり違ってしまうと云うようにしたかった。
「バラのつぼみ」や多面的な人間像というアイデアは、私の発案だ。
URLリンク(boat.zero.ad.jp)