08/07/13 13:00:53 3wkV1imq
見ました。。。。すごいね。
肉汁たっぷりのビフテキをご馳走になった気分。
最近の映画は、肉汁がないどころか、高野豆腐のようなビフテキが多い。
格の違いというか、実力の違いをいやというほど感じた。
ラストシーンで渡辺課長の死が無駄になってるところも地味にすごい。
あれがあるから全体の物語がおとぎ話じゃなくて、地に足がついたものになってる。
それにしても、場面転換には唖然とした。
いきなり死んじゃうんだもの。前情報で知ってたんだけど、それでも唖然とした。
あと、意外だったのが、ブラックユーモアのオンパレード。意外と笑えるシーンが多かった。
ちょっと気になったのが、公務員の人は腹が立たなかったのかな。かなりえぐかった。
でも、面白かった。表情や構図がいいね。あと無駄に音楽が入っていないのもいい。
無音からいきなり都会の騒音のところとか、すごく渡辺課長の絶望的心情を感じたし。
あと、じわっと目頭が熱くなったんだけど、最初に涙がにじんだのは、やくざとにらめっこして、
渡辺課長がにやりと笑ったシーン。
有名な公園のブランコのシーンは逆に意外とあっけなかった。
あそこは切り取られてスポットが浴びせられすぎてるからかも。
全編を通じて、感じたのは、役者の表情と、絵の構図、せりふの「間」がすごくいい。
ただ、チャコの母ちゃんは、ちょっとせりふが大根だな。名優志村とのやり取りだから目だっただけかもしれないけど。
とにかく、地味なはずの題材なんだけど、すごく「スリル」と「サスペンス」を感じ続けた。
2時間以上があっという間だった。90分映画のような感じだったけど、2時間半なんだね。あっという間だった。
まあ、いろいろ感じたことはあったんだが、見終わった後、最初に思い浮かんだのが
「胃ガン退職」・・・・・最低だね、俺。反省してます。
この映画は、いつか、時間を合わせて実況スレで、みんなと感想をわいわいしながら見てみたいような気がした。
なんか、いい物を見せてもらったという満足感が余韻で残ってます。
以上チラシの裏でした。スマソ。