07/09/06 03:18:13 xQKNQrGv
リメイクの意義って何なんでしょうかね。
私も結構な黒澤映画ファンなので、
技術も才能もない凡クラどもに、名作をいじられたくないと思ってます。
下手なアレンジをされると、作品をけがされたような気分になります。
例えば「天国と地獄」のリメイクで、ヤク中の共犯女に新一が恋心を覚えるとか、(それが本当なら)マジでふざけんな、と。
脚本家だか監督だかに、「お前、どうしてそれで面白くなると思ったんだ?」と問い詰めたくなる。全く考えられない。
でも、「オリジナルを尊重する」と言って、
全く同じ脚本で全く同じカメラワークで全く同じカット割りで製作したとしたら、リメイクの意味はないですよね。
そんなんだったら、わざわざリメイクせずに素直にオリジナル見てろって話。これじゃコピーでしかない。
リメイクというからには多少のアレンジがある方が…とも思うのですが、
意義がありそうで、なさそうで…。
リメイクに手を出す人たちってのは、オリジナルに不満があるんでしょうか。
「このシーンはこうした方がより面白くなる」とか、「ここはこういうストーリーの方が…」とか、
不満からの出発?好奇心?それとも単に巨匠のネームバリューに乗っかりたいだけ?
とにかく、オリジナルのファンっを納得させるような、
決してオリジナルに負けないくらいの脚本、映像、キャストとその演技など、
最高の布陣を敷いてリメイクに臨まないと、オリジナル制作者サイドに対して失礼ですね。ファンにも失礼。
リメイクのスタッフたちに気合いが入ってるとか、そんなのいちいち言及の必要もないくらい当然の話で、
その上で、本当にクオリティの高いものを製作できないと、誰も評価しないし、納得しない。
世界の黒澤作品をリメイクするんだから、余計に厳しい目で見られることは制作者たちも当然分かっていることでしょうし、
よって、余程の自信がないと世間に公表できないはずですから、リメイク版はオリジナルのファンを納得させてくれるはずなんですが…
…新一が共犯女に惚れる?小田切みきが深田恭子?
こんなんで、オリジナルのファンを納得させるつもりがあるのか、甚だ疑問ですね。