01/12/01 08:19
宝くじで夢を買う。
でもその夢は、起きたら覚めてしまうことが絶対的に決まってる夢じゃなくて
叶う可能性のある夢・・・。
『最後のひときれ』(だったかな?)という話を思い出したよ。
戦争の時、収容所に連れて行かれる列車の中から逃げ出した
男の話。
その男に、ユダヤ人の男が、親切にしてくれたお礼にと
何かで包んだ「パン」をくれた。カチカチの包み。
私はこれのおかげで生きてこられた・・・といって。
だから最後の最後まで取っておきなさいと。
飢えて苦しい時も、その包みをなでながら耐えて逃げて逃げ続けて
ようやく生きて帰ることが出来たとき、初めて包みを開いた・・・。
中からでてきたのは、パンではなくて一片の木切れだった。
でも、その木切れに託した『希望』が枯れの命を救った。
本当に辛い時に人を救うのは、やっぱり『希望』なんだとおもう。
それに頼るという意味ではなくて、それをどこかで心の糧にして
努力を続けるのだと思う。