08/05/24 09:47:01
わたしが昔の番組について質問されて答えるのは、
昔は素材でなく知恵で作ったということです。
今の番組は話題になった人や物や出来事を追い掛け、あるいはそれを作り出そうとします。
昔は身近にあるもの、たとえば鉛筆一本(古い!)で番組を作ります。
一本の鉛筆からドラマ、歌、踊り、詩・・を生み出すのです。
そこにはセンスのある作家と、台本を楽しい番組に仕上げるディレクターが居ました。
わたしがディレクターをやったカリキュラマシーンも同様で、
いわば日用品を使って国語と算数を教えたのです。
宮川泰さんの音楽、小井戸秀宅さんの踊りがつまらないカリキュラムを楽しいシーンに変えました。
要するに番組は知恵とセンスがあれば作れるので、金をかければ作れるものではありません。
古いテレビ屋の考えをみなさんはどう思いますか?