05/08/13 17:45:33 C+sDnzwf
>>121
当時は歌謡曲そのものが、「幼稚なもの」みたいな風潮があったね。
３０過ぎて「ジュリー！」なんて言ったらアホ扱いだよ。
「追っかけ」という言葉は存在しなかったけど、特定の歌手のファン
は、その語源は分からないが、「ミーハー」などと呼ばれ蔑視されて
いたね。
例えばＧＳの直前のブームだった加山雄三なんかは当時２５歳を過ぎ
ていたと思うが、小学生のアイドルで、「夜空の星」や「旅人よ」な
んかは学芸会の定番だった。だから洋子ちゃんの台詞は、「大人にな
って歌謡曲を卒業して、もっと社会的なものに目をむけるのよ」みた
いなニュアンスだったんだろう。
で、ブルとかスパはメンバー内で年の差がかなりあった訳。
ブルだと最年少の綱木とジャッキーさんとは７つも年が開いていたし、
スパは最年少の順とカッペちゃんでは９つも年の差があった。
だからファンの年齢層もそれなりに拡がっていたが、熱狂的な追っか
けとなると中～高校生が中心だった。ブルだと綱木、スパはマチャア
キ、順目当てのね。
そこに公称全員１０代（本当は違っていたみたいだが）のタイガース
が登場したので、ファン層も一気に低年齢に凝縮されてヒートアップ
していったんだね。もともとブル・スパやワンズ等とタイガースとは
音楽的にもコンサプトが全く違うんだけど、ブームを煽るために「Ｇ
Ｓ」という言葉で一括りにしてしまった。結果タイガース以前と以後
は音楽的な価値よりアイドル性重視になったため、平均年齢は勿論、
グループ内の年齢差は確実に縮まった。
だからファンの年齢層は今よりも一回り以上、下だろうな。