08/07/30 09:20:35
もともと頭の弱い市朗は、脳天直撃した後、牛乳による拷問を受けた為、一時的に記憶が飛んでいた。
「あっ卵も牛乳もこぼれちまってる!! また買いに行かないと!!じゃあな」と言って
またスーパーに向かう市朗・・・ 今噴出した牛乳についてはなんとも思わないのか・・・ まさに白痴の一歩前・・・
あるべきはずの場所に大脳が無く、前頭部に集約してしまっている大脳・・・ 脳幹の部分には空洞があると
もっぱらの噂だった。
51:日本昔名無し
08/07/30 09:22:01
翌日市朗は腹を壊した
52:日本昔名無し
08/07/30 09:25:43
悪魔のような男が写真屋で写真を受け取った。
「ふふっ ふははは・・・・」
低い声で不気味な笑いが自然に出てきた。
秋樹は「ゾクッ!!」 「なんだこの悪寒は・・・・」
悪魔のような男の殺気にも似た気が、秋樹の直感に響いたのだろうか、それとも肥溜めでかぜをひいたのだろか?
布団の中で、ブルブル震える秋樹であった・・・・
53:日本昔名無し
08/07/30 09:46:56
第二章 事件の朝
百姓の朝は早い
朝、五時ともなれば、畑ですでに作業している者もいる。
秋樹の家もそうであった、秋樹が寝た後、寄り合いから帰ってきて
秋樹がまだ寝ているうちに畑に出て行ったのだろう。
秋樹が起き出したときには既にいなかった。
好都合だった、久雄の家も全く同じで既に久雄以外はいないはず
いるのは久雄と妹だけ、久雄の部屋は離れだが、寝るときは母屋で
親たちと寝る
忍び込むには実に好都合・・・
54:日本昔名無し
08/07/31 08:57:38
秋樹は、朝飯も食わず、着の身着のまま久雄の家に向かった。
案の定、久雄の親たちも畑に出ていっていて、人影は無かった。
まず、母屋に誰がいるか確認するため、玄関から侵入
田舎の百姓家なんて鍵をかけてるところなんてほとんどない
侵入は簡単だった。
55:日本昔名無し
08/07/31 09:03:05
百姓の家は、玄関を開けると、いきなりそこには土足で歩ける空間がある。
床は土だ・・・ 何故なのかは百姓から聞いてくれ
そして便所も外にある・・・・何故なのかは以下略
土間から茶の間に上がり、ふすまをそーっと開けると、そこにはグーグー寝ている久雄と妹がいた
「クックックッしめしめ、あれだけ寝てれば大丈夫だろうよ」秋樹は離れに向かおうとしたが
土間にあるテーブルの上には、久雄用の朝飯が用意されていた
56:日本昔名無し
08/07/31 09:06:43
特大のおむすびが、皿の上に何個も乗っかっていた。
「これだけあれば、何個か食っても大丈夫だろうよ」
秋樹は一つでどんぶり飯一杯分はあろうかというおむすびを
むさぼり食った、一つ、二つ、三つ目でやっと腹の虫がおさまってきた
しかし、フルに海苔が巻いてあるおむすびだった為、のどに詰まって
むせてきた・・・
「いっいかん!! ここでむせた音を出せば、久雄が起きてしまう!!」
土間の端っこにある、冷蔵庫に駆け寄った
57:日本昔名無し
08/07/31 09:10:09
その冷蔵庫には、作っておいてあるカルピスが入っていた。
「うーむ。。。あまいカルピスしかないのか・・・ まぁいいか」
秋樹はガラス瓶に口を付け、おもむろにグビグビ飲み出した。
「ん?なんか酸っぱいな! カルピスだから酸っぱいのは当たり前か・・・」
そう思いながら、一気に1リットルの瓶を飲み干した。
「ごっつぉおさん、久雄」
小声で言うと、母屋から出て離れに向かった。
58:日本昔名無し
08/07/31 17:24:32
離れに行くと、机とカラーボックス、本棚などが並んでいた。
子供にとって宝物である、おまけのカードは机の中であろうと思った秋樹は
学習机の鍵がかかるところの引き出しを開けてみた。
鍵はかかっておらず、すんなり引き出せた。
案の定カードやそのほかの宝物がいっぱい入っていた。
カードだけ、それも意中のカードだけを持ってくることは時間的に不可能
秋樹は、机を引っ張り出し、持ってきていた南京袋に全部ぶっこんだ
「家に帰ってから、じっくり探すか、ふふふっ」
そう言うと、久雄の家を後にした。
59:日本昔名無し
08/07/31 17:28:34
100mも離れていない、家同士だった、ちょっと遠いが親戚でもあった。
親戚の物は自分の物と勝手な理屈をめぐらせ、秋樹は家まで走った。
自分の部屋に行き、南京袋をひっくり返すと、中からいろんな物が落ちてきた。
まずはカードだ! そう思い、カードを並べだした!
「あった、柴田だ! やはり持っていたか久雄!」
「これで一安心だ、悪魔のような男からの写真ばらまきはこれで無くなった」
秋樹は安心したのか、腹が減ってきた、あれほどおむすびを盗み食いしたのにだ・・・
60:日本昔名無し
08/07/31 17:32:20
大食いだった、やせの大食いだった。
秋樹は食っても食っても太らない体質であった!
カロリーを消耗するやせ方ではなく、糞としてでてしまうやせ方だった。
大量の糞を毎日しないといられない男であった
61:日本昔名無し
08/07/31 17:39:13
秋樹の家は、直径50cmはあろうかという大鍋でカレーを作る
それを2日でたいらげるのだ、そのほとんどは秋樹が食うのだが
秋樹は、残っているカレーを温め、お櫃に入っている飯をてんこ盛りにして
カレーをかけてむさぼり食った!!
食った! 食った! 食った!
二杯目突入! 食った食った食った
三杯目でやっと腹がおさまってきた。
「ふぅ、やっと一息つける」 時間を見ると既に7時になっていた。
もう少しで集団登校の集合場所に行く時間だ。
服を着替え、鞄を用意し、カードも持ち、家を出た
「これで完璧だな、昨日から朝にかけての大騒ぎが嘘のようだ・・・」
「しかし、ばあちゃんはどこに行ったんだ? 帰ってこなかったが」
死んでいるとは知らない秋樹であった・・・
62:日本昔名無し
08/07/31 17:48:53
第三章 登校時の乱
秋樹が歩っていく通学路の途中に、東町という地区がある、そこには
「湯田」という、幸薄い男が住んでいた。
公務員だった親が、酒の飲み過ぎで半身不随になり、障害者になってしまったのだ。
そのため、母親は朝から仕事に出ていて、家の中は荒れ放題だった。
当然、家の改築などはできず、せいぜいトタンの張り替え程度しか出来なかった。
湯田は怒っていた、そんな生活環境だが、人に蔑まれることはないと思って生きていた。
事実、子供の頃は生活水準などあまり気になるものではなかったし・・・
だが、やはりそれはそれ、中二ともなると、そう言うことを口にして悪口を言う者も出てきた。
63:日本昔名無し
08/07/31 17:53:37
湯田の近所に、岩田勇三という男がいた。
巨漢である、中二でありながら、身長はゆうに180cmを超え
体重も110キロ以上あった。
ただのデブではない、筋力もあり、脚力も普通の体型の者で遅めの奴なら
勇三のほうが、早いくらいであった。
柔道部でしごきにあい、バスケ部に移籍してきたのだ。
この勇三、とはいえデブなのは確かだ! そこで小学校の時から
「ブーゾ」という、馬鹿にしたあだ名をつけられていた。
64:日本昔名無し
08/07/31 17:56:36
湯田からもブーゾと呼ばれていた、しかしブーゾはそれが気に入らなかった
あんな小汚い家に住んでいる湯田から、そんな言われ方されてたまるか
そんな心境だったのだろう。
ブーゾは小学校の頃、喧嘩をして大けがをさせてしまった事がある
それ以来、気に入らないことがあっても、我慢してしまう事が多く
やれば遙かに強いブーゾが、弱い同級生から、言葉の嫌がらせを受けることは
普通の状態になっていた。
65:日本昔名無し
08/07/31 18:00:36
しかし、ある一定水準を超えると、大魔神のように怒り狂うのである。
湯田はブーゾの事を馬鹿にしている集団と一緒にいた、ブーゾが暴れることが
なくなってから数年経っていたため、誰もブーゾが暴れないとたかをくくり
「ブーゾ臭ぇぞ!」 「 塩素飲んでんのか!」 「 豚足野郎」などと罵声を飛ばして
馬鹿にしていた。
そこに湯田もいた、何を言ったかは分からない、しかし勇三のことを「ブーゾ」と
言ったのだ。
66:日本昔名無し
08/07/31 18:16:25
ブーゾはこらえた、湯田をやるのは簡単だ、しかしまた怪我をさせてしまったらまずい
また親に慰謝料を払わせることになってしまう。
そう思ったブーゾは、我慢した。
しかし、湯田の悪口だけは仲のいい友人に言ってやった。
「 あんなトタンで出来てるようなホッタテ小屋、よく風邪で飛ばされねぇな 」なんてことを
ブーゾにしてみれば、友人だったのだろうが、その友人はブーゾを友人とは思っていなかった
そいつは湯田の家に遊びに行き、ブーゾが言っていたことをわざわざ湯田に言いに行ったのである。
激昂する湯田!! 「あの野郎! ぶっ殺してやる!」 そう言い切った湯田は
「 明日の朝、登校時にやってやる! 」宣言してしまった。
これが前日の事である。
67:日本昔名無し
08/07/31 18:22:46
そして翌日、あの事件の朝である。
湯田は郵便局の前で待ち構えていた、近所の同級生達も湯田を見守る。
ブーゾが来た、体をゆすって武者震いを解こうとしている湯田
ブーゾは 「 なんだ? なにやってんだ? 」
湯田が近づき、「 テメェ、うちがトタンだらけのボロ家だとか言ってんだってなぁ 」
「ふざけんなよこの野郎」 言い放ちざまに、左のロングフックがブーゾの右ほほをとらえた
肉が歪む、しかし太い首にささえられたでかい顔は微動だにしなかった!!
二発、三発、続けざまに左フックが顔をとらえる、ついにブーゾが右手でガードをした
ブーゾは湯田に問いかけた。
68:日本昔名無し
08/07/31 18:28:04
「 ゆったちゃんよ、トタンのことで怒ってんのか? 」
「 だったらよ、いつもいつも俺のことブーゾだのなんだのって馬鹿にしてるのはどうなんだ?」
「 先に人を馬鹿にしてたのはそっちじゃないか?、俺が一回影で悪口言ったのがどれほどのことなんだ?」
正論であった、完全にブーゾの正論。
湯田は、言った内容が悪いんだと言い返した。
ブーゾは言った
「 確かに、ゆっちゃちゃん本人の事じゃなかったな、それは悪かったかもしれん 」
「 でも俺はいくら馬鹿にされても手を出してそれに対抗したことは無かった 」
「 言われた悪口がとても許せないなら、言い返したらいいだけのことじゃねぇのか?」
「 何回も殴ったことについてはどうなんだ? 」
湯田は絶句していた
69:日本昔名無し
08/07/31 18:32:57
意外に弁が立つブーゾに、皆がびっくりしていた。
湯田は、どう言い返していいか分からずに、逆切れして何か言おうとしていたが
ボキャブラリーが貧困なので言葉にならなかった・・・
ブーゾはおもむろにしゃがみ込み、土下座をした。
「 確かに俺が言ったことは悪かった、謝る。 すみませんでした 」
そして一気に立ち上がると
「 しかし、殴られたことについては、 別問題だ、これについては返させてもらう、三発だったな 」
皆が思った・・・ 空間が歪んでいるようだ、これは何だ? 戦いの気迫、闘気かと・・・
70:日本昔名無し
08/07/31 18:39:02
踏み込むブーゾ、後ろに下がる湯田
しかしそこには電話ボックスがあり、それ以上さがれない
ブーゾのパンチが湯田の顔面を襲う
遅いパンチだ、遅いのだが、なにせ素人、湯田も避けられない!
「ヴぃちっ!」こんな音だったろうか、湯田の顔にブーゾの拳が減り込んだ!!
意識が飛びそうになる湯田だったが、なんとかこらえて立っていた。
そこへ二撃目の右ストレートがまた襲ってきた!!
「 ゴッ 」 テンプル、左のテンプルに入った! みるみる腫れてくる湯田の顔面
ブーゾも、ここで多少正気に戻ったのか、顔面はやめてボディにフックを叩き込んだ。
「 ヴぉっ!! 」腹が破裂するような音をだし、うずくまる湯田
71:日本昔名無し
08/07/31 18:45:09
しかし湯田もタフである、普通ここでKOなのだが、立ち上がった
泣きながら立ち上がった、子供の頃、絶対かなわない大人に泣きながら子供パンチを
するように、泣きながら、ブーゾに向かっていき、効かないパンチを腹に入れていた。
ブーゾは蚊を払うように湯田の顔面に張り手を入れた。
「 ブーン!!」 「 バァチィ!!」 湯田が吹き飛んだ!!
横向きに倒れた湯田・・・ 起きてこれなかった
取り巻きが、「ゆったちゃん大丈夫か?」 と聞くと
湯田は 「 無理・・・ 」 とか細い声で言い、顔からは溢れる涙でべろべろだった・・・
リミッターが外れたブーゾ!! そこにいた皆が震撼していた。
ブーゾは、皆に学校に行くぞと言い、皆はそれに従って湯田を置いて歩き出した・・・・
72:日本昔名無し
08/07/31 20:35:06
湯田は、ブーゾに勝つ気でいた!
勝てると思っていた! その根拠は、明らかに弱い相手に詰られ、叩かれ、蹴られても
やめろよ~とか言って、Mッ気を出していたブーゾ、今回も、湯田にやられて、負けてくれる
心の奥底でそういった甘えが、希望があったのだろう・・・
湯田でなければ、その可能性も無きにしも非ずだが、湯田に対してのブーゾの感情を湯田は
知る由も無かったのであった・・・
これが湯田の敗因だ。
73:日本昔名無し
08/07/31 20:40:57
湯田は必勝を祈願して、昨日の夜はカツ丼!
今朝は数の子をしこたま食ってきていた。
数の子は、昨日の刺身の残りだった。
上根魚屋から出前をとった刺身の中に、数の子がほどなく入っていた。
なぜ、この季節に数の子なのかは知らんが、入っていた。
湯田の家族は数の子はあまり好きではないらしく、残ってしまった。
湯田自身もあまり好きではないのだが、数=勝つと縁起をかついで
全部食ってしまったのである。
しかもどんぶり飯三杯で・・・
そこに食らったスーパーヘビー級のボディブロー! たまったものではない。
しかも・・・
74:日本昔名無し
08/07/31 20:44:06
湯田は打撲の痛みが回復してきたので、学校へ向かった・・・
腹の違和感は治らなかったが
75:日本昔名無し
08/07/31 20:53:26
第四章 悪魔に取り付かれた男
悪魔に取り付かれてしまった男がいた。
名を 「砂田活児」という
それまでは、活発な男であった、あの悪魔に出会うまでは、いや、あの悪魔のような男の
逆鱗
に触れるまでは
76:日本昔名無し
08/07/31 20:59:23
活児は、可もなく不可もないような男であったが、元気だけはあった。
柔道部に所属し、過酷な先輩のしごきにも耐えていた!
中二の時、同じ部の田下と、小学校からの同級であった悪魔のような男と一緒に
帰る時があった。
田下は、悪魔のような男と意気投合し、話に花が咲いた!
活児は、嫉妬にかられた・・・
田下からは、パシリ扱いされていたけど、酷いことはされていなかった。
むしろ、気心知れた友人、ちょっとだけ指図されるけど、人の良い友人であった田下!
それが、マニアックな話題で悪魔のような男と意気投合している・・・
なにかやるせない気持ちでいっぱいだった
77:日本昔名無し
08/07/31 21:05:35
学校の帰りだった
三人は、街中の通学路から一歩中に入ったところにある喫茶店にいた。
中二であった、パフェを食っていた。
田下はデブである、今で言ったら、ドランクドラゴンの塚地とそっくりであった。
活児は、中肉で、見た目も可も無く不可も無くってところだろう・・・
この三人がパフェを食っていた。
田下は、バナナ、悪魔のような男もバナナ
活児は、チョコレートであった
78:日本昔名無し
08/07/31 21:43:00
頼んだものまで同じであった
活児はイラついていた
活児の嫌がらせが始まった。
悪魔のような男と田下が共通の話題で盛り上がってると
活児と悪魔のような男の昔のつまらない話題を間に入れてくる
こんなことの繰り返しが続いた
79:日本昔名無し
08/07/31 21:47:28
田下がお代わりをもらおうとしていた時
悪魔のような男も、「俺も同じものを!」と言っていた
活児は、金が無かった
頼みたくても頼めない・・・ 活児はいっそう嫌がらせをしてしまった
考えは無い、感情だけだった
友達をとられてしまう、そんな感情だけだったのだろう!
80:日本昔名無し
08/07/31 21:50:20
度重なる不愉快な行為行動に、悪魔のような男も気がついてきていた
会話をさえぎる、ガチャガチャうるさく食器を扱う
ついには、悪魔のような男の頼んだクリームソーダをわざとこぼしたりもした
田下は、活児が弁償だなと言った
しかし、活児には金が無い
悪魔のような男もいい加減うんざりだった
81:日本昔名無し
08/07/31 21:52:56
悪魔のような男も別に田下と仲良くならなくても良かったのだ
それを、女を寝取られたような感情で、嫌がらせを続けてくる
活児
それとなくその感情に気付いた悪魔のような男は、田下と気が合わないふりをした
気分が悪くなる田下
店の中では、そこそこの雰囲気でやり過ごしたが
田下しか、お代わりの無い状態ではあまり時間はかからなかった
82:日本昔名無し
08/07/31 21:54:38
田下は、「そろそろ帰るか」そう言って
勘定を活児に頼んだ
悪魔のような男と田下が悪い雰囲気になったのを確かめた活児は
悪魔のような男の勘定もやってきてやると言っていた
快く悪魔のような男は金を活児に渡した
83:日本昔名無し
08/07/31 21:56:11
店を出ると、田下は機嫌が悪かった
あれだけ共通の話題で盛り上がった悪魔のような男は
取って返したように田下のことを馬鹿にしだした
それが活児のうざったい行為によることだとは知る由もなく
田下は、頭にきていた
84:日本昔名無し
08/07/31 21:58:40
田下は、自転車通学だった、中央にある中学からはちょっと離れた学区から来ていた
悪魔のような男、田下、その脇に活児という並びで家路に向かっていた
田下は、気分を悪くしてくれた悪魔のような男に対して悪意に満ちた感情を抱いていた
感情のままに、脇にいた活児を悪魔のような男に向けて、突き押していた
そのまま悪魔のような男に活児が当たる
85:日本昔名無し
08/07/31 22:00:56
活児は、何をされてるのかって顔で、田下を見る
田下は知らん顔
活児は悪魔のような男の方は見ない
悪魔のような男は、後ろからぶつかってきた活児が何のつもりなのかって顔で見ている
また普通に歩き出した
田下がまた活児を突き押す
また悪魔のような男に活児が当たる
この繰り返しが三度続いた
86:日本昔名無し
08/07/31 22:04:10
悪魔のような男は、次の一撃に決めていた
「なんだかわからんが、俺を舐めている、次で粛清だ・・・」
田下も活児も本能のままに、動いていた
活児が悪魔のような男に当たるか当たらないか、そんな空間であった
学生カバンの角、L字の鉄板が入っているカバンの角が、活児の鼻先に直撃した
悪魔のような男が持っていたカバンで後ろ向きに加撃したのである
87:日本昔名無し
08/07/31 22:06:58
活児は鼻血ブ~!!
田下もそのえげつない攻撃に絶句
鼻血が出ている活児に向けて、二度目の加撃
靴を履いた状態での爪先蹴りが喉に入った!!
「 うげぇえええええ!!!」 活児のうめき声が町にこだました
喉を押さえ
鼻から血を流す活児
おそらく息は出来ていないだろう
88:日本昔名無し
08/07/31 22:08:44
近くの民家にあった園芸用の肥料袋が玄関先に置いてあった
封も切ってある
おもむろにその中身を掴んだ悪魔のような男は
活児の目にそれをなすり付けた
89:日本昔名無し
08/07/31 22:12:38
「 うわ~~ぁぁぁぁぁああああ!!!!」
息もすえなければ眼も見えない状態の活児
ここから始まった、悪魔のような男のストンピングショー
ころげ回る活児に対して、上から踏みつけるストンピング
プロレスのようなストンピングではない、頭なら頭、足なら足
どの部位でも、踏んだ後、捻り込むように、踏み潰すように
押し付けるまで足を踏みつけた
たまらず、活児は
90:日本昔名無し
08/07/31 22:15:19
「悪かった!悪かったよぉ!!」
「俺が悪かったから、もう勘弁してくれぇよぉ!!」
息がなんとか吸えるようになった活児は、目が見えない状態で
悪魔のような男に懇願した
近くの天水桶に活児を引きずっていった悪魔のような男は
首根っこをつかまえると
天水桶の中に顔を突っ込んだ
91:日本昔名無し
08/07/31 22:18:09
「ヴヴヴヴうヴぅぅうぅぅうぅ!!」
死にそうになる活児
もう一度! 頭から水に突っ込む悪魔のような男
「ヴヴヴヴヴぅうううううううぶぅおぁ!!」
なんとか頭を自ら出せた活児
実は目から肥やしを取り出す為にやっていたのだ
目が見えるようになった活児は
「頼む、俺が悪かった、分かったからもう勘弁してくれ」
と言って土下座した
92:日本昔名無し
08/07/31 22:21:25
これで勘弁するなら、悪魔のような男とは言われたりしない
悪魔のような男は、「分かったとはなんだ?」と静かに聞いた
活児は、俺があんたに対して嫌がらせみたいにやってしまった事だよ」と言った
悪魔のような男は 「 分かっててやっていたのか? 本能でやっていたのではないのだな? 」
と聞き返した
活児は何を聞かれてるのか良く分からなかったが、助けてもらう一心で
「 そうだよ、分かってたんだけど、ついやっちまったんだ、ごめんよごめんよ・・・」 と
泣きながら謝っていた
93:日本昔名無し
08/07/31 22:25:22
悪魔のような男は、なんの考えも無く、本能のままにやってしまった事でないなら
悪意を持ってやったことなんだろう
それは、その後、どんな反撃を食らってもいいという、決意を持ってした事とみなされてもいいってこと
そういう事を活児はやったのだ
それだけの覚悟があっての事、その反撃がどれだけ続こうが、どれだけ過激になろうが覚悟のあってのことなんだろう
そう判断していた。
つまり、ここから始まったばかりなのだ、この悪魔の仕置きは
94:日本昔名無し
08/07/31 22:28:42
悪魔のような男は、田下への嫉妬ではなく、食い物が食えなかったというそういう事にして
「活児よ、おめぇが金持ってネェのは知らなかった、言ってくれれば奢ってやってもよかったんだ」
「そりゃあ辛かっただろうな、自分だけ金がねぇから注文できネェってのはよ」
「しかし、それは俺たちは、いや俺は知らなかったんだ」
「 ある意味、俺も悪かった、もう一度あの喫茶店に行こうや 」
そう言った
95:日本昔名無し
08/07/31 22:32:19
田下は、悪寒を感じていた
今までに無い、なにか寒々しい体験だった
人間らしさのかけらも無い、人に対する暴虐・・・
自分も結構そういった面においては、免疫があったと思っていたが
漫画や映画と違う、直に目の当たりにするものが、これほどのものだったとは知らなかったのだ
パシリに使っていたとはいえ、活児とは友人だった、親友とは呼べないが、いつも一緒にいる友人
それをこれほどまでに、痛めつけ陵辱する男・・・
恐怖感まで抱いていた
96:日本昔名無し
08/08/01 13:08:33
悪魔のような男は、活児を喫茶店にもう一度連れて行こうとした。
田下は、「今日はこれで帰ってみるよ・・・」と言い、自転車で家路に向かった。
「あの男、狂っている・・・ どこか狂っている・・・ 体の中に冷たい凶悪ななにか・・・」
田下は装っているだけだったのだ、強がって冷酷な事でも平気でできるようなことを
皆には言っていたが、それはつくりものだった・・・
本当の冷酷さ、考える暇も無く感じるままに陵辱するあの蛮行は田下には無かったことに
今気付いたのだった
「どうせクラスも違う男だ、別に懇意にすることもあるまい、活児だって奢ってもらうだけだろうし」
田下は今日のことはあまり深く考えないでおこうと思った
だが、それは来年覆されてしまうのだが・・・
97:日本昔名無し
08/08/01 13:12:28
喫茶店では、汚れた上着を脱がさせ、入り際にマスターに
「あんまり美味かったから、また来ちゃったよ、金も持ってきたからがんがん持ってきて」
そういうと悪魔のような男は、注文を始めた
チョコレートパフェ3つ、バナナパフェ3つ、、ナポリタン3つ、ミートソース3つ、
四種類を三つずつ、大量に注文した、マスターは
「 そんなに食えるのかい? 」 と聞いてきた、
「あぁ育ち盛りだし、二人だからなんとか食えるでしょ」そう答える悪魔のような男
98:日本昔名無し
08/08/01 13:25:22
活児は、「、なんか悪いネェ、怒らせちゃったのに」とのんき顔
しかし、「それ活児が全部食うんだよ、おれは見てるから」と悪魔のような男
「 えぇーーー、そんなに食えないよぉ、手伝ってくれよぉ! 」
「おめぇが絡んできたのは、これ見よがしに、目の前で食っていた俺に腹がたったんだろう?」
「だったら食いたいだけ食わしてやる、ただし俺が頼んだものはきれいに平らげろよ」
活児の顔を見ず、喉の辺りを冷たい目で見ながら低い声で言うのであった・・・
活児は食った、食った食った食ったぁあ、全て食った!最後の一口、パフェのアイスの部分を口に入れ
終わったと思った、ふんずりかえる活児、しかし、悪魔のような男からは追加の注文が入っていた。
「ピラフ大盛で!」!! なんとまた注文しているのである、活児は「それは自分で食べんだっぺ?」と聞いた
しかし、「 おめぇが食うに決まってんだろうが、活児よぉおお 」 さっきよりもっと冷酷な表情で言われた。
もう食えない、絶対に食えない、だが、これを食わないとどうなることか・・・活児は聞いた
「これで終わりにしてくれっか?だったらなんとか食ってみるよ、でもこれ以上となると無理だから・・・」
手を合わせて懇願した活児、「いいだろう、だが残さずに食えよ 」これで無理やり食わされる拷問から
開放される! 活児は食った食った食った、最後の最後、あと1/3のところで、悪魔のような男は
ピラフに青タバスコを振り掛けだした、なんと一瓶も!! 「なっなにすんだよぉお???」泣きそうになる活児
「なんだ? 味を変えてやったんだよ、じゃないと食いづらいだろ?」 そんなはずはない、ってか余計に
苦しくなる、赤より辛いと言われている青タバスコを丸々一瓶、これではたまらない!!
99:日本昔名無し
08/08/01 13:34:17
活児は何か言おうとした、その瞬間!! 無言の眼光がそれを萎えさせた・・・
しょうがない、食うか・・・ 一口口に入れた瞬間に「ゴッパー!!」火が出る辛さが
口の中と口の周りにぃいいいい!!
これを飲み込んだらどんなことになるんだ? そう思った活児は対峙している悪魔のような男を
見て、吐き出そうとしたその瞬間、立ち上がった悪魔のような男
頭とあごを押さえつけ、「飲み込め」そう言って万力のような力で口から吐き出すのをやめさせた
もうやけくそだ、これは辛くない、辛くないと思って即行で食えばなんとかなる
そう思った活児は、ものすごいスピードで食うのであった
水はすでに無かった、もらいにいけそうな雰囲気でもない、我慢した
悪魔のような男が、「飲み物が欲しいか?頼んできてやる」そう言ってカウンターに向かった
「ふぅっ、なんとか一息つけそうだ」活児は思った。
悪魔のような男が持ってきたのは、ジョッキに入っている水だった、大量の水で辛い口を洗い流せと
いうことか、もう許してくれるってことかと活児は思った。
100:日本昔名無し
08/08/01 13:43:54
ジョッキを口につけグビグビ飲む活児、タバスコで口が麻痺している活児はまだそれが何かは
分からなかったし、口の中が少し辛いヒリヒリ感や痛みのようなものから解放された
だが、ジョッキの水を飲み終える頃、猛烈な甘さが逆に襲ってきた!!
「おわっ!!なんだこの甘い汁は?!」 よく見ると水がドロドロとジョッキの中で波をうっている
カウンターを見ると、ガムシロップのビンが空っぽに!!
ガムシロの水割りを飲ませたのか!! やっと気がついた活児、「まぁ辛さからは救ってもらえたが
このあまったるい口の中は、もっと水を飲まないと!」
そう思って水をもらいに行こうとすると、悪魔のような男は勘定を払って戻ってきた
「帰るぞ・・・」 活児の肩を掴むと無造作に喫茶店を出た
ゆっくり歩く悪魔のような男、速く帰って水を飲みたい活児、だが帰れない
牛歩のようにゆっくり歩っていく悪魔のような男、しかし家までは200mもなかったので
いくらゆっくり歩いてもすぐに着いてしまったが、活児にとっては30分くらい掛かったような気分だった・・・
「 おい、せっかく奢ってやったんだ! 吐いたりしたら、こんなもんじゃねぇ目に遭うぞ 」
「 分かってるよ、夕飯は食えネェけど、吐いたりはしねぇから、んじゃ・・・」 そういうと活児は家に入っていった
101:日本昔名無し
08/08/01 13:48:12
さっきの恐怖がまだ残っていた・・・ もう家の中だ、吐けるものなら吐いてしまおうと思っていたが
体が吐こうとしてくれない、吐いたことが見つかったら・・・そう思うと吐けない体!
頭では、吐いたかどうかなんて見つかるわけないだろうと思っていても、体がいうことをきいてくれない
活児は、一晩苦しみぬいて消化するのであったが、翌日完全な消化不良状態で、行くことになるのだった
悪魔のような男はこの後秋樹の家に向かい、肥溜め事件へとつながるのである
102:日本昔名無し
08/08/01 14:05:10
第五章 醜女巨女
キレジ こう呼ばれている女がいた、本名は語るまい・・・
まったくもって醜い、妖怪の類と言っても過言ではない容姿、男より高い背丈、ボディビルでもやっているかのような
筋肉質な体、顔は片桐 はいり を面長にして、大山館長に正拳突きを数回いれてもらったような顔? ともいえないような
表現できない顔だ・・・
なぜキレジと呼ばれているか、それは数年前、小学校時代に、体育のプールの授業の時だった
当時は着替えは、男女とも同じ場所で着替えていた、普通タオルとかで隠して着替えたり、友達同士で
壁を作って見えないようにしていたのだが、何を思ったか、キレジは、堂々と、というかわざと見せるようにか
壁際を背にして着替えだしたのだ!! みんなを真正面に見据えて・・・
一応は女の裸だ! キレジのなんか見たくはないが、局所が見れると思ってみんなで面白がって見ていた
わざと時間を掛けているようだった、見てもらいたかったのだろうか? 教室は騒然としていた
パンツを脱いだら、すぐに水着を着ればいいものを、なにかもたもたしている、しかもわざとこっちを向いて・・・
少女の局所は、切れ目が入っているだけだと言うことは、子供同士で風呂に入ったりしていて分かっているが
キレジのは、切れ目というより、中にめり込んでいる裂け目という感じであった! しかも内臓がはみ出ているかのように赤い
血でも出ているかのような色だった・・・
103:日本昔名無し
08/08/01 14:16:27
まったくもって気持ち悪い、この一件で、トラウマになった男子もいたことだろう・・・
この日から彼女は、いや醜女は、「キレジ」呼ばれるようになったのだ
このキレジ、嫌なことがあると、やけ食いをして解消していた
近所の駄菓子屋で、小さいテーブルで焼いてくれるどんどん焼きがその主な食べ物で
それを三人前くらい食べて、ストレスを発散するのであった。
この日は、同級生の三人組、鉾小のスピーカーと呼ばれていた、千賀子、毎子、未香の三人から
強烈なストレスを浴びせられたのであった。
中学からの帰りに、角樫屋という本屋で文房具屋に立ち寄った時の事、キレジは、芸能本の
明星を読んでいた! 当時アイドルであった、マッチやトシちゃんのグラビアページを見て
あらぬ妄想にふけっていたのである。そこに登場した 千賀子のご一行様
またまた学校での噂話、それも男の噂話を大声でしゃべりまくりながらのご来店である
104:日本昔名無し
08/08/01 15:01:34
そこに男子学生たちも立ち読みに現れた
こいつらは、それぞれのスポーツ誌を読んだり買ったり、あとは漫画を買ったりしに来たのだった
当然、そこにいた千賀子たちと、ふざけあい出した
中学生の男女である、他愛ない話だったし、誰それが好きだの、どうだのこうだの、そんなことだった。
キレジには全く持って関係ない話であり、耳障りではあったが、明星に集中していた。
ある男が、「おいキレジが明星見てるぜ、おいマッチのページだよ! マッチのファンか?」そう言うと
連れが、キレジのとこまで行って、「おいキレジ! お前マッチのファンか? だったらマッチがかわいそうだぞ!」
実に酷い! キレジと言えど、芸能人に憧れて妄想するくらい別にいいだろうに・・・
「まさかファンクラブとかに入ってないだろな! ん?どうなんだキレジ」 男が聞くと
「関係ねぇべよ、あっち行けよ!」とシカトするキレジ、執拗に揶揄する男たち
ここで例のネェさんの偽善バズーカが発射された!!
105:日本昔名無し
08/08/01 15:06:37
「ちょっとあんたたち! いい加減にしなさいよ!!」
「いくらなんでも言いすぎでしょ!!」 お決まりの腰に手を回して、男たちに説教しだした。
取り巻きの毎子達も、同じ格好で取り囲む
「いくらキレジちゃんでも、別にいいじゃない」
「一般人とは無理なんだから、雑誌に載ってる芸能人を見て楽しんだって別にいいでしょ」
「あんた達だって、あんな顔に生まれてきたらって考えてみなさいよ」
「もう一生、愛だの恋だのって話とは全くの無縁な人生に決まっているのよ!」
「そういう人に対して、妄想まで奪う権利はあなた達にはないはずだわ!」
千賀子がまくし立てた! 男たちは「まぁそうだな、悪かったなキレジ」そう言って
店を出て行った!
106:日本昔名無し
08/08/01 15:19:17
千賀子たちが、キレジに近づき、「もう、あったまクルねあの連中、キレジちゃん」そう言うと
キレジが震えていた、ぶるぶる肩を震わせ、顔は痙攣のように横に小刻みに震えていた・・・
「どうしたの?キレジちゃん、あの馬鹿男たちは、お説教してやって帰ったわよ??」
振り向くキレジ・・・・
その顔は、怒髪天をついていた!! キレジが切れたぁあ!!
「ちぃかあこぉおおおおお!!」 「テメェらのほうがよっぽど酷いこと言ってんだよ!!」
「誰が一生、男とは無縁だってぇえええ!!」「いつからそう決まってんだ?」
「おめぇが決めたのか? このぉお!!」
確かにそうだ、男たちはそこまで言ってない、っていうか千賀子のほうがよっぽど酷い事を連発していた
キレジをかばってる様に一見見えるようだが、その実、言ってることはものすごい罵倒だった・・・
恐怖にしりぞく千賀子たち! 男並みの筋力をほこるキレジに暴力を振るわれたらひとたまりもない
「あっあの落ち着いて、そんなつもりで言ったんじゃ・・・」千賀子たちがなだめようとすると
「ばっ馬鹿野郎!!!」 角樫屋から飛び出していたキレジ、そのレザーフェイスのような顔からは
大量の液体が流れ出していた! 大泣きしながら、喚きながら、その醜い顔で全速力で走るキレジ!!
四光院の方に向かって走るキレジ、 途中の酒屋の息子が立小便をしていたが、あまりの形相で
走ってくる妖怪のような女の顔に、びっくりして小便の途中でドブに落ちてしまった!
早引けしてくるからそういうことになるのだ・・・
107:日本昔名無し
08/08/01 15:28:13
キレジは家に帰ると、小遣いを手に持ち、近くの駄菓子屋に向かった
「おばちゃん、どんど焼き、三人前!!」
「あいよ・・・・おわぁあ!!」 「なんね、その顔は、どうしたんよ?キレジちゃん?」
「ちょっとね! いいから早く持ってきてよ!」
「はいはい!また何か言われたんねぇ・・・ 今日もやけ食いで発散するといいよ」
駄菓子屋のおばちゃんは今日もキレジのやけ食いの協力をするのであった。
この店、過去に食中毒を幾度もおこしているが、軽症のためあまり問題にはならなかった
しかも、調理師免許がないのに調理したものを出しているもぐりの飲食を行っている
メインは駄菓子販売だから、そういう構図になっているのだろうし、当時はそんなことで
問題にするものもいなかった。
このおばちゃんは、後の立小便ババァであり、まだボケる前の最後の姿でもあった。
この日も、どんど焼きの仕込みの最中に小便がしたくなり、便所ですればいいものを
店を出た横にあるドブにしゃがんでするのであった、小便をしてきても手は洗った様子はない
こんな衛生状態では食中毒がでるのも当たり前である
108:日本昔名無し
08/08/01 16:21:25
キレジはむさぼり食った、まるで半漁人ががっついているようだった!
そのどんど焼きが、食中毒の細菌で汚染されているとも知らずに・・・
微量の菌の為、中毒症状に至るまでに時間が掛かる、中毒を起こす量に
増えるのに時間が掛かる為だ
普通の体力なら、増える前に体内で殺菌してしまうことも出来ただろうが
キレジの今日のストレスが、免疫力を低下させていた・・・
しかも、家に帰ってから夕飯もドカ食いしたため、胃腸も弱ってしまったのだった
キレジは翌日の二時間目の授業までは、なんの異変も無かったが
三時間目が始まると、猛烈な腹の痛みに襲われることとなったのだ・・・・
109:日本昔名無し
08/08/01 16:29:53
第六章 そして絶叫!!
事件当日の朝、それぞれの前日から当日にかけての事件、惨事、乱闘劇、さまざまな人間模様がうごめいた後
それが交錯し、一つになっていく、別次元から三次元に集合するかのような、客観的にみるとそんな感覚に襲われるこの事件
今回、登場してきた数名の生徒たち、こいつ達が、当日の朝から昼に掛けて、実に近い同じ空間で交錯する
110:日本昔名無し
08/08/01 20:13:13
大松崎(オマツ) 、 秋樹、 湯田、 市朗、 キレジ、 今回のサイドストーリーに登場してきた
人物が、一同に登校した。
皆が中学に向かっている、それぞれの苦悩を持ちながら・・・
大松崎は、下痢がどの程度まで回復しているか不安だったし、秋樹は悪魔のような男との折衝が心配だ
湯田は、体のダメージはもちろんだが、今後の学校での自分のポジションが心配だった・・・
市朗は何も考えていない、キレジは、市朗以上に何も考えていなかった・・・
111:日本昔名無し
08/08/01 20:19:12
おっとぉー、活児を忘れていた、須磨曽須万曽・・・
じゃあ活児からいきますか
活児は起き掛けに、ものすごい臭いげっぷを吐いていた、「グェプゥ!!」臭かった・・・
食いすぎたうえに、ものすごい辛いものを食わされ、腹の中は異常事態だった!
「結局、吐き出すことは出来なかった・・・ しょうがねぇ糞で出てくれれば」
便所に向かう活児だったが、何もでない、一気にあれだけの量を食ったことなど今まで
一度も無く、最近は腹いっぱい物を食ったことなど数年無かったのだった・・・
親父が腎臓を悪くして、ろくに働けなくなってからというもの、生活は苦しかった
だが、活児は明るかった! あの男に接触するまでは・・・
112:日本昔名無し
08/08/01 20:23:00
便所に行っても、腹がおかしくなっていた活児は、糞を出すをあきらめ
とりあえず学校に行くことにした
家の前には、田下が来ていた、「 よぉ、昨日どうだった?」田下が活児に聞く
「 いやぁ、いっぱい食わされちまったよぉ悪魔のような男に・・・」
「そうかぁ、そりゃあ良かったなぁ、あいつも悪かったと思ったんだろうよ」
田下は何も分かっていない・・・ 馬鹿であった!
活児も、それ以上のことは言わなかった、また悪魔のような男と絡んでも
ろくなことにはならないと悟ったからだ
113:日本昔名無し
08/08/01 20:28:04
活児と、田下のコンビが登校する時、必ずと言っていいほど、毎回行う儀式があった
それは、ロンパリの歌を歌うことであった
活児の家から、学校方面に向かって、五軒めくらいであろうか、しょぼくれた赤提灯があった
その店の親父はロンパリであった! 前のテリー伊藤ばりのロンパリである!
この顔が笑えたのだ!!
夜の商売であった、学生が登校する頃は寝ているはず、しかし
田下と活児は、毎朝絶叫してくのであった
「ロンロンパリパリロンパリロンパリ♪!!」 これを連呼していくのである!!
しかも、玄関の前では三回大声で、家を過ぎても数百メートル連呼してくのであった・・・
114:日本昔名無し
08/08/01 20:36:21
毎日毎日、体の障害を眠い朝に大声で連呼されて馬鹿にされているロンパリは
ついに堪忍袋の緒が切れた!
玄関から出てきたロンパリは、追いかけてきた!
田下は自転車なので、そのまま逃げ切った! しかし活児は戦国時代の足軽のように
常に徒歩であった為、命がけで追いかけてきたロンパリに追いつかれてしまった!!
「おいっテメーラ、毎朝毎朝、なんて言ってんだ?!」
「ゆるさねぇぞ!これ以上は!!」
胸倉を掴み、活児のボディを殴るロンパリ!! そこに登場したのはあいつだった・・・
次回、問題作からアクション作に変わったかと思わせる衝撃の展開が!!!
お楽しみください・・・
115:日本昔名無し
08/08/02 09:18:17
活児がボコボコにされている時、眼出帽を被った男が物陰から現れた
ロンパリが 「 ん? 」 と振り向こうとした瞬間、謎の男が宙に浮いていた!!
「 ドバッ!!」 ロンパリにそろった両足が襲い掛かる!!
ドロップキックだ!! 、吹き飛ぶロンパリ!、ブロック積の塀まで吹き飛び
体ごとぶつかるロンパリ!! 「 なんだてめぇ!!」 ロンパリが謎の男に叫び近づく!
無言で近づく謎の男、何がなんだかわからないロンパリだが、やられたからには反撃と思い
右のロングフック、大振りの素人パンチを謎の男に繰り出した!男はロンパリのパンチを出している
右腕のひじの裏を左手で押さえ、パンチを制御、そのまま下に振り下げ一歩踏み込む男!!
ロンパリの右側にすれ違うように接近したと思った瞬間ッ!! 右のラリアットがロンパリに炸裂!!
上体が後ろに吹き飛び、地面に頭から落ち、足が上を向いた状態で失神してしまったロンパリ・・・
「おい今のうち逃げろ!」謎の男が活児に言う、活児は 「あぁ、あぁ・・・」言葉にならない
「早く行け!!」 走る活児、自分だけ逃げてしまっていた田下に追いつこうと、ひたすら走った
116:日本昔名無し
08/08/02 09:23:08
「なんだったんだ?今の男は?」 どこかで聞いたことのあるしゃべり方だったが
アヒルのような声だった為、誰か特定する事はできなかった・・・
走り続け、ようやく田下に追いついた活児は、事の一部始終を田下に話した
田下は 「ふっ、そんな嘘つくんじゃねぇよ、大体ドロップキックなんて出来る奴いねぇべ」
いるのであった!
まぁでも逃げ切れてよかったというところだったのだが、活児がこんな作り話を自分にするかどうか
それも疑問だった・・・
活児はロンパリに打たれた腹が痛かった・・・ 食いすぎでろくに眠れなかった為、朝寝坊してしまい
朝の糞をしてこれなかった、そこに食らったボディブロー・・・
便意が襲い始めようとしていた!!
117:日本昔名無し
08/08/02 09:25:02
ロンパリとのやりとりで、時間をだいぶロスしていた、田下と活児は遅刻してしまう・・・
学校へ急いだ! 学校へ行けば糞もできるが、一時間目は無理だ・・・
すぐに授業が始まってしまう・・・
活児の地獄の午前中が始まるのであった・・・・・・・・
118:日本昔名無し
08/08/02 09:34:04
湯田・・・
湯田は朦朧としていた、よく死ななかったと自分を感心もしていた・・・
しかし痛い! 左目の周りはグチャグチャになり、鼻は潰れ、すごい形相だった
ほとんど左目は見えない、見えるのは右目だけであった
学校の裏側から登校している湯田だったが、横から山を登ればショートカットできる為
遅刻しそうになっていた湯田は、忍者道の山道をあるった
途中に切り株があり、ちょうどいい足場だった為、そこに足を掛けようとした瞬間
片目だけで見ていた為、遠近感が狂い、足を踏み外してしまった!!
ずるっ!! 「おわっ!」 ずっこける湯田! うつ伏せに倒れた湯田は痙攣していた
足を乗せようとして踏み外した切り株に、下腹を打ち付けてしまったのである
「うぐぅうあああ・・・・」 唸る湯田・・・
まさに天中殺であった
そこへ、猛烈な別な腹の痛みが襲ってきた! 糞だ糞が出る!! 昨日しこたま食った
飯が災いしていた! 学校へ急ぐ湯田、果たして湯田の括約筋はもつのであろうか・・・
119:日本昔名無し
08/08/04 10:01:06
市郎・・・・
朝起きると、市郎はものすごい頭痛と、腹痛、吐き気に襲われていた
そりゃあそうである、パイルドライバー以上の衝撃を脳天にくらい
気絶しているところへ、牛乳と生卵を無理矢理飲まされたのが昨日だもの
しかし、ただの風邪気味だと十九朗に言われ、食わないと治らないから
朝飯は食っていけと、朝から卵かけご飯をてんこもりに食わされてしまった
「うぅ、食欲ねぇのに・・・ なんか卵がいつもより気持ちわるく見えるなぁ・・・」
市郎は完全に昨日の記憶が無かった・・・ 記憶喪失になるほどの衝撃だったのか
いや、単なる馬鹿だったのである
120:日本昔名無し
08/08/04 10:06:17
しこたま朝飯を食った後、学校に向かうため、せまい通学路を歩っていると
畠口及三と出会ってしまった・・・
及三は、市郎の天敵で、いつも市郎を虐めて楽しんでいる、変質S男だった
「おい市郎! いきなり頭をたたく及三」
「なんだよ!いってぇなぁオイちゃん・・・」
おもむろに、背の低い市郎にもたれ掛かるようになった及三は、自分の頭の
ふけをかきむしり、市郎の頭に振りかけるのであった!!
「なにすんだっ!! やめろよ!!」 市郎がいくら言ってもやめてくれない
こんな下品な行動が普通に出てくる男・・・ 及三・・・ 気持ち悪すぎる性癖を持っていた
121:日本昔名無し
08/08/04 10:10:05
あまりのしつこさに、いい加減うんざりしていたところへ
謎の覆面男が現れた!!
いきなりであるっ! 誰もがまだ覆面男に気づいていない所へいきなり現れ
ドロップキックで市郎を吹き飛ばした!! 「ドバッ!!」
声も出ないうちに、市郎は 柳家のバッパ の門を突き破り、吹き飛んでいた!
木戸を突き破った時に、「 うぐぅあっ!!」とうめき声をあげたが、地面に倒れると
無言でうづくまっていた・・・
122:日本昔名無し
08/08/04 10:12:11
あ然とする及三! 覆面男に対してである
アヒルのような声で、「 本日二度目のグッジョブだな!」そう言うと
走り去る覆面男
及三は、あの姿と行動にある男を思い浮かべていた・・・
123:日本昔名無し
08/08/04 10:19:05
倒れている市郎に歩み寄ると、及三は、声をかけるでもなく、起こすでもなく
仰向けに倒れて、泡を吹いている市郎の口に、ひたすら ふけ を振りかけていた!
まさに変態である・・・
気がついた市郎は、「ぶぅわっ!!何を口に入れたんだよぉ オイちゃんはよっ!!」
気づいた時にふけを口に入れられているという異常事態に、はき出すっていう思考回路が
逆回転し、つばと一緒に飲み込んでしまった!
「 うげぇっ!!げぇ げぇ」 吐くにも吐けずに、口の中にまだ残っているふけを
ぺっぺっと吐き出している市郎
おぞましい光景である。
ものすごい気分の悪い状態で、もうすぐ学校に到着する市郎であった
ガサガサ! カサカサカサカサ!! 歩きながらまだふけをかけ続ける及三
「 もうえぇっちゅうのぉお!!」 叫ぶ市郎!!
124:日本昔名無し
08/08/04 10:24:10
キレジ・・・
キレジは関西系の人間であった、おかずにお好み焼きを食えるのである
ごはん、味噌汁、漬け物、お好み焼きという、定食を家でも食うのである
関東ではこんな定食は見たことないだろうが、関西では定番中の定番だそうだ
しかも朝から食えるとはどんな神経をしているんだ関西人は?
この日も朝からキレジはお好み焼き定食を食っていた、キレジの場合はこれに納豆がつく
飯はおかわりを必ず食う、しかしあまりこの日は入らなかった
そりゃあそうである、あれだけのどんど焼きを前日に食っているのだから、これでこの日も
ばんばん食えたら、胃袋も化け物並の女だろう
125:日本昔名無し
08/08/04 10:32:37
いつも通りとはいかないが、腹一杯食ってしまったキレジ・・・
しかし、便所に行っても糞がでなかった、大食いすると水分が不足して
微妙に便秘することがあったが、その状態であった
しょうがないので、学校ですればいいとおもい家を出た
途中、ものすごい大声で、キャーキャー言いながら歩ってくる女に気づいた
「 千賀子だ! 」 犬並みの聴覚で敵を察知したキレジは、今日は顔を合わしたくないので
別ルートを走った、学校まで全速力で、
そのあまりの形相と、迫力に一年生は泣き出すほどであった
武道館脇の坂をのぼり切ると、もう校舎はすぐ目の前だ
とっその時、「ぐごごごごごぉ」と鳴り響く腹の音!
「んっ、糞が出るのか?」 一瞬思ったが、すぐにおさまっていた・・・
126:日本昔名無し
08/08/04 10:40:56
秋樹・・・
自分の仕事を果たした達成感に、秋樹は意気揚々としていた
あとは、学校で悪魔のような男にカードを返せばいいだけだったからだ
自転車で、留め墓の坂を鼻歌交じりで下りていく秋樹・・・
とそのとき、木刀を持った、ゴツイ体のおっさんが坂を登ってきていた
「浅尾ム」 である、土建屋を営み、剣道師範もつとめる剣術家だ
毎朝の日課は、留め墓の坂を登り切り、町民プールの駐車場まで行って
素振り数百回であった
この日も朝の素振りに向かう途中だったのだが、よそみをしながら鼻歌交じりで
坂を下りてくる秋樹とぶつかりそうになっていた
なんとまぁ、運の悪い秋樹だろうか、鉾田でも指折りの変人に、大事な日の朝に
接触してしまうとは・・・・
127:日本昔名無し
08/08/04 17:38:38
留め墓の坂は、カーブしていた、カーブの陰から秋樹が急に現れ
ムーに追突しかけたその瞬間
剣士の第六感がざわめいた!!
「ドボッ!」 秋樹の鳩尾に素振り用の木刀がめりこんでいた・・・
128:日本昔名無し
08/08/05 17:40:07
イシモチ釣れたか?
129:日本昔名無し
08/08/05 22:07:23
呻く秋樹・・・ 一緒に登校していた連中が青ざめる
自転車は転倒し、坂道の擁壁にぶつかる! 転んだ衝撃でさらに呻く秋樹!
「 うごぁあ!」 修羅場であった
しっしかし、「 ちぇりぇああああああ!!」 四方八方に木刀を振り回し
気合を入れまくっている「ムー」がいた!!
なぜ ムー と呼ばれているか・・・ それは、「弘」という名前なのだが
弓偏の右側が カタカナの「ム」だった為、誰が呼んだか、自分で呼んだか
いつの間にか、「ムーちゃん」と呼ばれていたのだそうだ
ムーは、 痛みに呻き声をあげている中学生に対し
「君ぃいいい!! 危ないだろう!! 私じゃなかったら避けられなかったぞ!!」
「感謝しなさい! 私はネェ剣道6段! 国土館では二段突きのムーと恐れられていたのだ
その私から胴をもらえたとは、このうえない名誉なことなのだぞ」
どういう理屈なのだ? このおっさん
さすがの秋樹も理解に苦しんだ
130:日本昔名無し
08/08/06 11:37:50
言いたいことを言うと、子供が怪我をしたかどうかなどお構いなしで
木刀をかついで、さっさと歩いていってしまったムー・・・
一緒にいた登校班の連れが心配して秋樹を抱き起こした
「大丈夫?秋樹?、腹を打たれたようだけど・・・」
「大丈夫なわけねぇべよ・・ あんな木刀でものすごい勢いで打ってきたんだぞ~!」
そりゃぁそうだ、いくら突っ込んできた自転車を回避しようと反射的に動いたとはいえ
木刀で中学生の腹に胴を入れるなんてことは、日本中探してもムーくらいしかやらないだろう
131:日本昔名無し
08/08/06 11:42:00
秋樹は、すっころんだ痛みよりも、打たれた腹の痛みがたまらなかった!
「うっ・・ 腹が、表面の痛みもすごいが、中からもきてるみでぇだ・・」
「うんこがうんこが出るみでぇだああああ」
しかし、さすがの秋樹もお墓の周りでは、野グソをする気にはなれなかった
「秋樹よぉ、学校行くまで我慢したらよがっぺよ、自転車で即行でいげばなんどかなっべ」
途中で合流した 「柏部次郎」 が言った、この男は小泣きじじぃにそっくりな為、
じいさん と呼ばれていた。
132:日本昔名無し
08/08/06 11:46:06
じいさんのすすめもあり、痛みを堪えながら学校へ向かった秋樹・・・
柳谷のばっぱの家に近づいてきたら、前方に市朗の姿があった
相変わらず、おいちゃんからフケのクラスター爆弾を食らっていた・・・
「あいつも苦労しでんだなぁ・・・」 秋樹もしみじみ思った。
とその時、ものすごい勢いで左腕を引っ張られ、自転車ごと
柳谷のばっぱの門の中に引きずり込まれた
じいさんは、それに気付かずに、消えた秋樹をさがしているが
遅刻しそうなのでそのまま学校へ行ってしまった・・・
133:日本昔名無し
08/08/06 11:51:17
しりもちをついている秋樹に対して、覆面をかぶった男が
切り出した! おい、お前の持ち物を全部出せ!!
アヒルの声だった
URLリンク(fusenroom-shop.net)
このヘリウムガスを吸って、声を変えていたのだろう
上下、アディダスの黒のジャージ、靴はバッシュのいでたち
何者なんだこの男?
秋樹は、「持ち物ってなんだ~・・ なんのごどだ~??」
というと、男は「勉強道具以外の全てをだせ、必要ないだろう?」
秋樹は、新手の持ち物検査をする先生か?と思った
134:日本昔名無し
08/08/06 11:56:38
カバンの中から、プロ野球カードを出す秋樹、久雄の持っていたものである
その他におやつの、あんず、駄菓子屋でラバーしたものだった秋樹の好物である
いつもはもっとラバーしたものがつまっているのだが、今日はこれだけだった
男は、カードをめくりながら、あるカードのところで手が止まった
しかし男は 「このカードは学校の授業には関係ないものだ、いったん没収する」
あんずは、学校に行く前に食ってしまえ」と言って、カードを全部とってしまった
「あとで返すから、連絡する、もう学校には持ってくるなよ」 と生活指導の先公のような
せりふを吐き、どことなく消えていった・・・
135:日本昔名無し
08/08/06 11:59:36
唖然としている秋樹・・・ 一体何が起きたのか???
正気に戻るのに数分掛かった
それは腹の痛みが、また襲ってきたからである!!
「急がねば!!早く学校の便所に行かないと!!!」
気を取り直して、学校へ向かおうとしている秋樹
そこへ、「おい、秋樹ぃ昨日どうだった?」
あの男が現れた!!!!
136:日本昔名無し
08/08/06 21:36:38
そこに現れたのは、「緒諸見 弦」 「おもろみ つる」 であった
(*^。^*)
137:日本昔名無し
08/08/06 21:38:48
弦は知っていた、機能悪魔のような男と秋樹がかわしていた約束を・・・
(^・^)
138:日本昔名無し
08/08/06 21:39:43
つるは、おもむろに、秋樹にどうなったか結論を聞いた
(^_-)-☆
139:日本昔名無し
08/08/06 21:44:13
秋樹は、長々と、昨日からのことを言い出すと、つるはいきなり
見えない左を繰り出した! しかもボディに!!
「ドゥボッ!!」 へそより下につるの左が突き刺さった!!
「ブゥホッあ!!」 呻く秋樹!!
何故だ?! なぜ・・・ いきなり殴るんだ??
秋樹はいつもながら信じられない行動に頭が狂いそうだった
「なぜ、俺がこんなにも丁寧に詳しく話してるのに、いきなり殴るんだ???
つるの頭は狂ってるのか???」
秋樹でなくともそう思うに違いない
140:日本昔名無し
08/08/06 21:47:34
見えない左・・・・・ 地元では誰もがそう言っていた
ラバー・・・ 外国語で泥棒の事だ! 中学では、万引きとか泥棒とか
そのまま言うと、まずいので、つるが、和英辞典で泥棒のことをひいて
ラバーというのを知ってから、「つるの一声」で、万引きグループはラバーという
言葉を使うようになっていた
そのラバーの時に、弦は類まれな才能を発揮していたのである!!
141:日本昔名無し
08/08/06 21:53:05
角樫屋書店、学校の近くにある文房具屋兼、本屋であった
ここがつるグループのラバー対象だ
文房具はもとより、雑誌漫画なんでもござれだった
つるは、その窃盗団の中でも群を抜いての凄腕だった!
彼と一緒に万引きをした連中の話は、揃いも揃ってこうだった・・・
「手が見えないんです・・・」
(^。^)
142:日本昔名無し
08/08/06 21:57:25
手が見えない・・・ そうかも知れない
だがっ! それも表現が正確ではない!
手は確かによく見えないが、残像は残っている・・・
つまり、早すぎて、動いている手は見えないが、動ききった最後の手だけは
残像として見えているという表現が正しいのだろう
結果として漫画本を掴んだ手は残像として残っている・・・
しかし、本は無くとも、手はそこには無い! そんな状況か・・・・・・・
143:日本昔名無し
08/08/06 21:58:16
この「弦」の話をしだすと、別の小説になってしまうし、長編になってしまうので
このへんで・・・・
(^_-)-☆
144:日本昔名無し
08/08/07 13:11:48
見えない左をくらった秋樹は、つるの異常性に嫌気が差していた
いつもいつも、自分のしゃべり方を真似して馬鹿にしやがるし
最後の言葉を伸ばして言うへんなしゃべり方を、俺の真似だと言うし
「なめでんのが~~・・」 「あっあれ?おっ同じだ!!」
「つるの言い方と俺って同じだったんだ! つるの物まねは正解だったんだーー!!(;O;)」
今頃気付いたのかこの馬鹿秋樹は・・・
つるは、さらに左に力が入る! 「ドボッ」 今度は左わき腹に高速フックが入った!
「グゥ!」 秋樹が苦悶の表情を浮かべる「頼むやめでぐれぇ~~・・・」
秋樹が頼んだ、つるはそんなことはおかまえなしに、殴り続ける
なんというサディスト! 秋樹になんの恨みがあるのだろうか?
このつるという男は、正真正銘のドSなのだ、普通の神経では考えられないような
理由無き攻撃をしてくる男だった。。。
145:日本昔名無し
08/08/07 13:19:08
つるは、小学校の頃、毎日のように喧嘩ばっかりしてるので、親戚のねぇちゃんから
「何しに学校に行ってるの?」と聞かれたら「喧嘩しに行ってんだ!!」となんとも
理不尽な返事が返ってきたというエピソードも持っている
そして実はこの「つる」、万引きグループの影のリーダーだったのだ!
大松崎や秋樹、市朗、湯落ら主要グループの首領に君臨しているドンであった
当初、コソドロだった大松崎や秋樹は、二人で連携プレイで駄菓子屋の浜田で
ちょこっと飴やチョコ等をくすねてくる程度だった
そこに、つるが参入してくると、知能指数の高いつるは、万引きの手口を次々と提案
実行犯の大松崎と秋樹がそれを遂行していく! まるでストーリーの決まっている芝居のように
スムーズに遂行されていく万引き、出口付近で一番安い物を買う不利をしているつる・・・
その後ろで言われた通りに商品をバックや服の中に詰め込んでいく大松崎!
みるみる商品が減っていく
146:日本昔名無し
08/08/07 13:25:15
最後の最後で、つるが、10円程度のソースせんべいを買って店を後にする
アジトに向かう途中、大松崎は文句を言った「つるもやれよ、なんで俺たちばっかりやらせんだよ!」
「俺はいいんだよ、やり方を考える役なんだからよ」 「じゃぁ取り分は少しだけにするぞ」
「ふーざけんなよ、全員で折半だ」
なんともまぁ、理不尽大王とでも言った方がいいくらいの男であった!
だが、このつるには欠陥があった! 止まらないのである
生まれつき、脳の前頭連合野という部分が欠損しており、普通の人が危険だとか察知してやらないことを
どんどんやってしまうようなところがあったのである
この場合も、このままやり続けたら、万引きグループが摘発されてしまうという危険を考えることすら
できない状態で、どんどんエスカレートしていった
147:日本昔名無し
08/08/07 13:29:48
最後は、教室でざるに入れた文房具を叩き売りしてるところへ、教師が踏み込み
御用となるのだった・・・
まるで、弾けるまで土地ころがしをやっていたバブルの頃の不動産屋のようだった
最初のうちのコソドロでやめとけば、大松崎も秋樹もつかまらずに済んだのにつるの
悪知恵のおかげで、途中までは良い思いできたのに、最後はバッドエンドになるのだった
この状況をいち早く察知して、このグループを脱退した男もいたが・・・・
148:日本昔名無し
08/08/07 13:34:45
話を戻そう、秋樹に対する理由無き暴虐は続いていた
なぜかパンチの連打を入れ続けるつる
色々な腹の痛みを堪えながら耐える秋樹
この状態が延々と続いていた
既に始業時間は過ぎていた、しかしつるはそんなことはおかまえなし
秋樹をいたぶり続ける
狂いだす秋樹 「きーーーーーーーーーーー!!!」
「きーーーーーーーー!!」 斜め上を右に左に顔を向けながら
自我が崩壊した秋樹が、得意の奇声を発し始めてしまった
「キィーーーーーーーー!!」
つるは 「鳴けるんじゃねぇかちゃんと・・・」 言うとさっさと学校へ向かっていった
なんだったんだ? 秋樹の泣き声、キーーとやる奇声が聞きたかっただけなのか?
それを言わせるだけに殴り続けた? 信じられない男だ
149:日本昔名無し
08/08/07 13:39:35
柳屋のばっぱの家の庭で、身動きが取れない秋樹がいた
そこへ玄関から出てくるばっぱ!
秋樹がいることに気付くと 「やんのぎゃ!!、やんのぎゃ!!」
と杖で秋樹をつつきながら、さけびだした
本当は柳屋ではないのだが、子供に対して、「やんのぎゃ、やんのぎゃ」と言いながら
杖で威嚇する変態ばばぁだったので、やんのぎゃが少し変形して柳屋のばっぱと呼ばれる
ようになったのである
150:日本昔名無し
08/08/07 13:45:23
ピクリとも動かない秋樹を心配したのか、ばっぱは家に戻り
お茶を持ってきてくれ、秋樹に飲ませようとした
仰向けに秋樹をころがし、湯飲みからお茶を口に入れるばっぱ
秋樹は、「キィーーーーーーーーーーーー!!」っと叫び飛び上がった!!
杖を持って構えるばっぱ、叫びながら猛ダッシュで駆け抜けていく秋樹
いったい何が起こったのだろうか
151:日本昔名無し
08/08/07 13:49:50
ばっぱは白痴だった・・・ 精神薄弱児だったのである
それはそれでいいのだが、ばっぱの姉が、最近便秘気味のばっぱにひまし油入りの
お茶を作っておいてあったのだが、それを秋樹に飲ませてしまったのである
ひまし油と言えば、超強力な、天然の下剤である!!
ダウンしている無防備な状態で、食堂から胃に一気に流し込まれた秋樹!!
今頃はどんなことになっているのくぁあああ???
152:日本昔名無し
08/08/07 13:59:20
学校では、既に二時間目に突入していた
違う次元で活動していた、腹を壊している連中が、同じ空間に集まりだし、そのキャパシティを満たしきろうと
していた
一時間目と二時間目の間の休み時間に、何人の腹下しマンたちが便所に行けたのだろうか?
153:日本昔名無し
08/08/07 14:06:04
この中学の二年生は7クラスあった
1組から4組までは三階、五組から七組までは四階にクラスがあった
大松崎は1組だった
この日は、1-2時間目の予定通りの授業の先生が出張で、急遽自習になっていた
3-4時間目は、体育でウジケンの授業、これは見学にしてもらおうと考えていた
自習と言っても、監視役の教師が教室に来ていた
小沼保である、この小沼は、どれだけ生徒が騒いでいようと、全く意に介さずに
黒板に文字を書き続けるという、変人であった
だが、最近はその放任主義と生徒への指導力の無さから、教頭から厳しく叱責され
すこしだが、注意するようになっていた
154:日本昔名無し
08/08/07 14:15:23
昨日の腐った札幌一番塩ラーメンのせいで、腹を壊している大松崎は
あまり力が出なかったが、いつも通りクラスで大騒ぎしていた
ボケ先公の小沼(以後ボケ)は、あせっていた、「このままではまた教頭に怒られてしまう」
「教頭が巡回してきたときに、この状態だったらまずい、まずいぞ!」
ボケは、どうしようか迷っていた
クラスを見渡すと、ほぼ全員が騒いでた、しかし草食動物並みの敵の力を読み取る能力で
今日の大松崎が弱っているのを察知したボケ
ボケは、叫んだ!! 「杉山っ!! 」 「騒ぐんじゃない杉山!!」
大松崎の方を向いて叫んだボケ、しかしこのクラスに杉山という生徒はいなかった
155:日本昔名無し
08/08/07 14:24:45
完全に大松崎を直視しているボケ、目と目が合っている、左右を振り返っても、そこには杉山はいない
大松崎は、俺か?という風に指を顔にむけ、ボケとアイコンタクトをとった
ボケは、「そうだ!もう騒ぐんじゃない杉山」と言った
静まり返っていた教室が、大爆発したような爆笑の渦になっていた
「おーい杉山ぁあ!!、杉山くーん騒がないでねぇ」 「サンダー!」 「スーギーヤーマ」ぷぷぷっ
こんなことを言い出すクラス中の生徒たち、怒髪天を突いた大松崎は、
「これボケェ、杉山じゃねぇよ!!」 と言い返した、これに起こったボケは
「 立て杉山!!」 「たつんだ杉山!!」と怒鳴りつけた
すぐさま立ち、「なんだよこの野郎!!」 臨戦態勢に入った大松崎だった
しっしかし、腹が緩んでいた・・・ 大松崎は、「ぴゅるぴゅる」という変な音が
尻の方から聞こえた気がした、とっその瞬間!! 一滴の水のような黄色い液体が左足の踝に流れ落ちてきた!!
「うーーーーっっうつうう」 目を見開き、口を閉じ、腹と肛門を引き締める大松崎!!
「こっこれ以上の脱糞はできん!! できんのだ!!」 そう思った大松崎は、「便所に行って来る!!待ってろ!」
と捨て台詞を残し、走りたくても走れないから小走りで便所へ向かった
156:日本昔名無し
08/08/07 14:28:40
大便所は、三つ並んでいた、授業中だというのに、なぜか既に二つ使用されていた
真ん中が開いていたので、そこへ入り、まるで、マンゴージュースを搾ったかのような
黄色い液体を、ものすごい勢いで肛門から射出していた
「ビュボボボブバババボボボボボボッパー!!」 すごい量だった
昨日あれだけ下痢したのに、なぜこんなに出るのか? 繁流におごってもらった
特大のパン二個が消化不良で出てきたのだ!
しかも、便意がおさまる様子が全く無い
157:日本昔名無し
08/08/07 14:30:50
自分の糞もそうだが、前と後ろも凄かった
前でも 「ボッパー」 後ろでも「ボッパー」 ボッパーの連打が聞こえてくる
大松崎のは びゅびゅびゅぼぼぼぼという音だった、水気のある糞だからである
たまに完全に水のときは、ビューーーーー っという音のときもあった
(;O;)
158:日本昔名無し
08/08/07 14:33:35
「 くっそー・・・ この下痢の原因はなんだ? なんなんだ一体?? 」
「食ったものが悪かったのか? さっぽろの塩・・・ あれがおかしいわけが無い・・・」
さっぽろ塩を悪者には出来なかった大松崎・・・ さっぽろ塩は悪くない、悪いのはあいつだった
それほどまでに、さっぽろ塩を愛する大松崎、アフォである
159:日本昔名無し
08/08/07 15:05:23
さて、二階へと目を移すと、休み時間が終わり、教室へ入っていく生徒たちがいた
そこへ向けて、体育館脇の便所から猛ダッシュで走ってくる鯨頭の男がいた
市朗である、どうせ既に遅刻しているのだ、どうでもいいではないかと思うのだが
変なところで真面目なふりをする馬鹿であった
現在のところ、糞をしてきたのかどうかは不明であった
一番近い玄関から入り、二階へ駆け上がろうとした瞬間、背後から何者かが市朗を
上回るスピードで猛追してきた!!
殺気を感じた市朗は、振り返ろうとしたが、その前に 「ドゥガッ!!」 猛烈なタックルを
食らったのだ!! 吹き飛ぶ市朗!! 昇降口から階段の下まで吹き飛んだ!!
「んぐぅああ!!」 全身を強く打った市朗は、体が痺れて動けなかった
うずくまる市朗を、まるでなにもいないかのように、体の上を踏みつけていく謎の男
特に腹の上をねじるように踏んでいくのであった・・・
160:日本昔名無し
08/08/07 15:06:56
「だっ誰だ? 畜生! 誰だ一体ぃぃいいい」 ぼやける意識の中で、謎の男の背中を見る市朗・・・
だが、ゆっくりと二階へ上っていってしまった
161:日本昔名無し
08/08/07 15:12:33
三時間目が始まった、大松崎はウジケンに、腹の具合を伝えて見学の了解を得ていた
しかも、その青ざめた形相に、ウジケンは「教室で休んでいろ」と指示した
大松崎は、ラッキーと思い、いそいそとクラスに戻るのであった。
昨日から今日に掛けての、大松崎の腹を襲った食中毒菌、これにはさすがの大松崎も
体力を使い果たしていた
教室に戻るなり、大松崎以外誰一人いない空間で机にもたれ掛り眠ってしまった・・・・・
162:日本昔名無し
08/08/07 15:15:24
体育は、二クラスが一緒に行うことになっている、1組と2組は一緒だった
つまり1組と2組は、3-4時間目の間は外に出ているので、誰もいないはずだった
しかし、大松崎だけは寝ていた
3組と4組はというと、この日は3組は美術で美術室、4組は技術家庭で技術室に行っていた
つまり、1組から4組までの三階には大松崎しかいないのである
163:日本昔名無し
08/08/07 15:24:37
刻々と時間はあのビックバンの時へ向かって針を刻んでいた・・・
11時15分、秋樹がふらふらの状態で学校へ到着、美術の授業とは知らずに誰もいない教室を見た後
探しにいく
11時20分、意識を取り戻した市朗が、教室へ向かう
このとき、キレジの姿はどこにもない
11時45分、ものすごい便意と打ち身の痛みをこらえ、ようやく湯田が到着7組に行こうとするが
便意を我慢できず、便所に入る
11時47分活児は、美術室で田下にジャイアントスイングを食らって目が回り、同時に糞がしたくなりハリケーンに許可をもらい便所へ行った
そして12時31分・・・・・
164:日本昔名無し
08/08/07 15:26:58
ものすごい絶叫と、地響きともとれる足音が、三回の踊場付近で巻き起こった
「わーーー!!! なんだこりゃぁああああ!!!」 「なんだ!なんだ!!」
みんなが大騒ぎしながら便所へ集まってきた!!
当然、先生も到着、ウジケンであった
入れ替わり立ち代り、便所を見に来る生徒たち・・・
165:日本昔名無し
08/08/07 15:41:37
ウジケンは、3-4組の生徒に、「 おまぇらあ、今まで違う教室にいたんだよなぁ?」
「教室に残っていた奴はぁ?」と聞いた
生徒たちは、みんな別室に行ってたと答えた
「 ふぅぅううううううううん・・・・・(-_-;)」 と腕組みしながら遠くを見るウジケン
っとそこに、遅れながらも、大松崎が見に来た! 1組の体育帰りの生徒がすごいからみてこいと
言うからであった・・・
大松崎が、便所に入ったその瞬間に飛び込んできたその光景はぁああああ!!
「なんじゃあこりゃあああああ!!!」 うなる大松崎!
166:日本昔名無し
08/08/07 15:49:03
そこには、男用の小便器に、左から順に5基ある小便器全部に、全て糞がつまっていた
それも左から右に少しずつ大きくなっていっている
「こっこれは・・・・・」 目を疑う大松崎
世界中の珍事といっても、これほどの珍事はあまりないだろうというしかない光景・・・
ものすごい異臭が漂っている、・・・窓を開けている生徒もいた
なんといったらいいか、言葉も出ず、立ち尽くしている大松崎・・・
振り返ると、ウジケンと生徒たちが便所の出口付近で、遠くを見るような目で
大松崎を見ていた・・・
「なんだ? なに俺を見てるんだ??・・・ おいなんなんだよ??」大松崎は心の中で
こう言っていた
167:日本昔名無し
08/08/07 16:24:18
蔑む様な目で、大松崎忠吉を見ながら近づく ウジケン・・・
左脇まで近づき、横目で見ながら
「ターぼよ、タ~ぼ・・・ こういう事をな、すんのはよ・・・」
「へ ん た い・・・って言うんだぞ・・・・」 とぼそっと言った
顔面が紅潮するタ~ぼ・・・ まっまさか俺がやったと思われてるのか!!
「なっなっなっ・・・おっおっおっおっおっおっおっおっおっ (-_-メ)」
ウジケンが肩を叩き、どもりが止まった瞬間・・・
「おれじゃねぇよおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
大松崎の絶叫が、三階の便所から鳴り響くのであった!
168:日本昔名無し
08/08/07 16:25:28
ストゥール オブ ガマット ドモリに捧ぐ
END
169:日本昔名無し
08/08/07 16:48:54
ガマットもついに終わってしまいました。
さぁ、誰が犯人なのでしょう?
誰が犯人になってもおかしくないといえば嘘になります。
つるさん、どうですか?
(^_-)
170:日本昔名無し
08/08/07 19:50:38
犯人は、作者なのでは??
171:日本昔名無し
08/08/08 09:26:55
悪魔のような男はどうなったのかな?
172:日本昔名無し
08/08/08 09:58:54
大松崎は腹を壊していた、昨日食った「さっぽろ一番(塩)」が腐っていたのだ。。。
中学2年の育ち盛りに、母親が出て行ってしまった為に、ろくな飯が食えないでいた。
インスタントラーメンという、数十円で食える極安の食事しかとれない日が結構あった。
しかし彼は、さっぽろ塩が大好物であったので、そう苦ではなかったが、昨日はそれを
買う数十円さえ無い・・・
(^_-)
173:日本昔名無し
08/08/08 10:08:32
アスレチック・・・ そういった遊びが昔あった
そこには、天然の遊具が並び、自分の体力だけでコースをクリアするというもの・・・
天然、自然と言えば、定番が池である。
その池に落ちた「大松崎忠吉」 通称(オマツ)または(たーぼ)。
水に濡れて腹を冷やしたオマツは、途中で脱糞していた。
(^_-)
174:日本昔名無し
08/08/08 15:21:45
糞がらみに、必ずと言っていい程、登場する、このオマツ
まさにスカトロキング! キングオブスカトロ!!
恐るべし オマツ オマツ 恐るべしッ!!
175:日本昔名無し
08/08/08 17:39:13
>>173
一通り、コースをクリアし、更衣室で着替えていると、その密室から異様な臭いがただよっていた・・・
白髪 「なんか臭くねぇか?」
つる 「うん、臭ぇな!」
大松崎 「・・・・・・そうでもねぇべ・・・」
白髪 「いや、やっぱり臭ぇよこの部屋!」
つる 「糞みてぇな臭いだな・・・」
クンクンクンクン、鼻を効かせて臭い臭いの方に向かっていくと、そこには大松崎が・・・
白髪 「くっくせぇ!!オマツおめぇ糞むらしたっぺー!!」
大松崎 「しゃあめぇよ!! 池に落ちて腹がひえだんだがらよ!おめぇらだってむらすはずだっぺぇ」
誰もがむらすわけじゃない・・・・・
176:日本昔名無し
08/08/08 17:41:27
中学生にもなって、それも起きているときに糞をむらすとはこれいかに・・・・
恐るべしオマツ!! オマツ恐るべし!!!
177:日本昔名無し
08/08/10 14:27:04
この「オマツ」って人は、人前でうんこを漏らしたの?
だったら生きてる価値無いね
ボケ老人よりひどいんじゃない?
178:日本昔名無し
08/08/10 21:29:20
この気持ち悪い、オマツって人はなんなの?
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
179:日本昔名無し
08/08/10 22:05:30
オマツは、40歳も過ぎているのに、ろくに働いていないので
電気代も払えずに友人に小銭を貸してくれと言っている乞食同然の男
だが、今の時代ニートだ派遣だと、正規社員より劣っていると
自分を卑下して他人に八つ当たりしている奴よりよっぽどましなのではないか?
根無し草な生活を自分に課して、その日暮しもできないような経済状況で
生き抜いている オマツ !!
こんな世知辛い世の中で精一杯生きているオマツ!!
夏でも腹巻をしていないとすぐに下痢してしまうオマツ!!!
漢字が読めないオマツ!!!!
痔なオマツ!!!!!
中年になってもオナニーをしているオマツ!!!!!!
口が臭いオマツ!!!!!!!
風呂に毎日入らないので体中、そして股座が強烈に臭いオマツ!!!!!!!!
髪の毛の中に六亡星のフケがるオマツ!!!!!!!!!
真っ黒いやせ細った、折れた歯が口の中に充満しているオマツ!!!!!!!!!!
背中にまで汚いニキビが充満しているオマツ!!!!!!!!!!!
うそつきオマツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドモリオマツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっご安全に・・・・・・・・・・・
180:日本昔名無し
08/08/11 12:01:48
今日の朝礼を始めます。
では、順番に作業内容と手順、KYとその対処についてお願いします。
次々と、出入り業者がご安全にの最後の締め言葉と共に安全宣言をし
あさの挨拶を終わっていく。
次はオマツの番だった
オマツはいつもの事ながら、そわそわ落ち着きが無かった。
この朝礼ってものがどうしても苦手だったのである。
次!大松崎工業さんお願いします!!
いそいそと朝礼台に向かうオマツ
「おっおっおっおっおっおはようございます」
「おっおっおっおっおっお大松崎工業です」
「きっきっきっきっきっ今日の作業は掃除です」
「きっきっきっきっきっ危険なことは埃を吸うことです」
「かっかっかっ解決法はマスクをすることです」以上
ごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっごっ
所長: 次の業者さんお願いします!!
オマツ: ご安全にぃ まだ言ってねぇよおおおおおおおおお!!!
181:日本昔名無し
08/08/11 12:33:06
すごいドモリですね!オマツさんは建設関係の仕事をしてるのですか?
だったらそこそこ稼いでいるんじゃないんですか?
電気代くらい払いましょうよ!
182:日本昔名無し
08/08/11 18:14:30
>背中にまで汚いニキビが充満しているオマツ!!!!!!!!!!!
ここが気持ち悪い
183:日本昔名無し
08/08/12 00:04:03
この人、本当にいるの?
気持ち悪~
184:名無し昔話
08/08/12 01:48:05
餃子定食も好物だったゾ
185:日本昔名無し
08/08/12 07:10:18
金がある時のご馳走は
餃子ライス
186:日本昔名無し
08/08/12 08:37:14
会社の社長さんなんですか?
ドモリの社長さんて見た事ないな
187:日本昔名無し
08/08/12 08:52:54
世の中には、個人営業のところもある
会社という形態ではなく、だから社長もいない
代表という者はいるが
だからまだ会社にしてない個人経営の建設関連の所は
社長じゃなくて、「オヤジ」 とか従業員に言われてるんだ
まぁ格好つけて社長と呼ばせている人もいるけど
会社じゃないのに社長とはこりゃまた結構なことですなと
植木ひとしに言われそうだ
188:日本昔名無し
08/08/12 09:03:29
おまつ工業 代表 オマツタダキチ
あーはっはっはっー (^。^)
189:日本昔名無し
08/08/12 09:11:46
お早うございます。オマツさんて実在する人物なんですか?
190:日本昔名無し
08/08/12 09:21:20
ねぇねぇ、たかだか超零細企業のくせにのぼせちった馬鹿社長さん
今どんな気持ち?
∩___∩ ∩___∩
♪ | ノ ⌒ ⌒ヽハッ __ _,, -ー ,, ハッ / ⌒ ⌒ 丶|
/ (●) (●) ハッ (/ "つ`..,: ハッ (●) (●) 丶 今、どんな気持ち?
| ( _●_) ミ :/ :::::i:. ミ (_●_ ) | ねぇ、どんな気持ち?
___ 彡 |∪| ミ :i ─::!,, ミ、 |∪| 、彡____
ヽ___ ヽノ、`\ ヽ.....::::::::: ::::ij(_::● / ヽノ ___/
/ /ヽ < r " .r ミノ~. 〉 /\ 丶
/ /  ̄ :|::| ::::| :::i ゚。  ̄♪ \ 丶
/ / ♪ :|::| ::::| :::|: \ 丶
(_ ⌒丶... :` | ::::| :::|_: /⌒_)
| /ヽ }. :.,' ::( :::} } ヘ /
し )). ::i `.-‐" J´((
ソ トントン ソ トントン
191:日本昔名無し
08/08/12 09:23:49
中学生にもなって、人前でうんこを漏らしたんだって?本当なの?
今どんな気持ち?
∩___∩ ∩___∩
♪ | ノ ⌒ ⌒ヽハッ __ _,, -ー ,, ハッ / ⌒ ⌒ 丶|
/ (●) (●) ハッ (/ "つ`..,: ハッ (●) (●) 丶 今、どんな気持ち?
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ヽ___ ヽノ、`\ ヽ.....::::::::: ::::ij(_::● / ヽノ ___/
/ /ヽ < r " .r ミノ~. 〉 /\ 丶
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| /ヽ }. :.,' ::( :::} } ヘ /
し )). ::i `.-‐" J´((
ソ トントン ソ トントン
192:日本昔名無し
08/08/12 09:24:59
オマツさんて四十過ぎてもオナニーしてるって書いてあったけど本当なの?
今どんな気持ち?
∩___∩ ∩___∩
♪ | ノ ⌒ ⌒ヽハッ __ _,, -ー ,, ハッ / ⌒ ⌒ 丶|
/ (●) (●) ハッ (/ "つ`..,: ハッ (●) (●) 丶 今、どんな気持ち?
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し )). ::i `.-‐" J´((
ソ トントン ソ トントン
193:日本昔名無し
08/08/12 09:44:57
フィクションだろ
こんな話は
194:日本昔名無し
08/08/12 09:46:53
だな!! 大松崎なんて名前あるわけねーし
195:日本昔名無し
08/08/12 11:14:54
恐るべしオマツ
オマツ恐るべし
糞漏らしオマツ
196:日本昔名無し
08/08/12 11:52:48
オマツさんはこのスレにいるかもね
スレリンク(build板)l50
197:日本昔名無し
08/08/12 12:01:58
オマツのご馳走は餃子定食なの?
質素だねー
198:日本昔名無し
08/08/12 12:09:05
あっしは奇人秋樹が好きなキャラだなー
みんなはオマツ?
199:日本昔名無し
08/08/12 12:59:11
切れ字
200:日本昔名無し
08/08/12 14:39:23
200ゲット
もっとなんか書いてよ1さん
201:日本昔名無し
08/08/12 18:25:48
オマツさんは、本当はいい人だじょ。
202:日本昔名無し
08/08/12 18:54:39
>>201
誰だオメー?
あの馬鹿で嘘つきのコジキ野郎がイイ人?
頭涌いてんのかテメー!
203:日本昔名無し
08/08/12 22:47:04
お湯落ってのが、相棒だったとか。
204:日本昔名無し
08/08/12 22:48:03
共同風呂の恐怖
オマツの住んでいるアパートには風呂が無かった
そのアパートの一角にはトタンでくるまれた場所に
小さなFRP製の風呂桶が置いてあり、その風呂に5~6家族がみんなで
入るという、戦中から戦後のようなドヤ街のような生活を強いられていた
家族5人だけでも、最後の風呂は汚くなるというのに、それが5家族だったと
考えてみたら、その最後はどんなだろうか?
205:日本昔名無し
08/08/12 22:49:12
5×5=25
25人が風呂に入った後・・・・・・・・
考えただけでもぞっとする
206:日本昔名無し
08/08/12 22:51:31
そのオマツの家に泊まることになったある男がいた
今後は男と言おう
男は、午後11時ごろ、オマツの家に到着した
いつも毎日風呂に入っている男は、風呂を要求した
オマツは「今日は入らなくてもいいんじゃねぇの?」と言ったが
男は「汗かいたから入りてぇんだよ」
困るオマツ・・・ 何故なんだ? 風呂があるなら、たとえ共同風呂でも
別にいいのでは?
207:日本昔名無し
08/08/12 22:52:51
普通、誰でもそう思うに違いない状況だった
しかしオマツは、「風呂なんてどうでもいいべ、それよりいいネタが入ったんだよ」
ネタ? ネタとはなんだ?
208:日本昔名無し
08/08/12 22:55:50
まぁどうしてもと言うならばと思い、オマツは風呂へ案内した
男は、「まぁ風呂は風呂だわなぁ・・と、別にどうとも思わず
風呂に入ろうとした、 とっそこで見た光景とは
次回 驚愕の光景を目の当たりにすることにぃいいいいいいい!!!!!
209:日本昔名無し
08/08/12 22:58:26
次回っていつ?
こんなとこでやめないで続きおながいします!
210:日本昔名無し
08/08/12 23:01:57
ほんとホント読者が付いたらそんな少しじゃなくてもっと書いてくれなきゃストレス溜まっちゃうよチャンネラー馬鹿にしてるとスレ潰されるよ
VIPから来ましたって奴らに教えちゃうから
211:日本昔名無し
08/08/12 23:08:58
1さん、お願いします。
212:日本昔名無し
08/08/13 20:37:04
早く書けよコノヤロ
213:日本昔名無し
08/08/13 22:52:31
書けよコノヤロ?
214:日本昔名無し
08/08/14 09:08:19
VIPから来ました
215:日本昔名無し
08/08/14 12:56:07
糞喰ってる奴にはかなわんだろ
216:日本昔名無し
08/08/14 13:02:01
オマツも肥溜めに落ちたの?
217:日本昔名無し
08/08/14 15:47:30
いつもドツボ(肥溜め)にはまっているので同じだろ
218:日本昔名無し
08/08/14 16:46:12
ウンコのくせに、いつもウンが悪い
219:日本昔名無し
08/08/14 18:35:47
おんこオマツを縮めて
オンコマツ
220:日本昔名無し
08/08/14 19:04:17
昔言われてたよ。
それもいっこ下の女に!!
221:日本昔名無し
08/08/14 22:32:33
お盆休み
222:日本昔名無し
08/08/15 10:29:01
男は、トタンで囲まれた野戦風呂のようなところへ入った・・・
そこには、小さなプラスティックの風呂桶、一人が入ったらあとは何もないらない
・・・というより、足を折り、体育すわりでもしなければ入れないような、昔の棺おけのような
風呂がそこにあった・・・
脇には雪隠大工が作ったのか?と思わせるようなスノコがあり、真っ黒にカビが生えていた
223:日本昔名無し
08/08/15 10:32:33
「ここはどこだ? タイムスリップして昭和20年代、いや戦時中の日本に来てしまったのか?」と
錯覚に陥っている男・・・
「まぁいい・・・ 裸になっちまってるし、とりあえずシャワーで済ますか・・・」 と思いまわりを見渡すと
シャワーが無い・・・「 なっ何!シャワーも無いのかこの風呂場には?」男は困った
「しょうがない、風呂桶の中のお湯で・・・」 風呂桶をのぞくと
224:日本昔名無し
08/08/15 10:35:37
風呂桶のお湯は、四分の一しかなかった・・・
「これでどうやって風呂に入るってんだ? オマツの野郎嫌がらせかよ」
「まぁしょうがねぇ、お湯を足すか・・・」 蛇口をひねると、それは水の蛇口だった
「あぁそうか、沸かすタイプか?」と水を汲みながら脇のバーナーを着火した
225:日本昔名無し
08/08/15 10:41:40
風呂桶の中のお湯が、だんだん熱くなってくると、お湯が循環しだし
水もどんどん増えてきた、全部汲みあがるまで待つのもなんだし
入ってしまうかと、男は風呂桶に入った
とっその瞬間、足裏にまとわり付くヌメリ・・・
「おわっなんだこれ?」 足を上げる男、足を見ると脛毛が倍以上に増えている
「なっなんじゃあこりゃあ??」 風呂桶に入れた右足に、髪の毛や陰毛、その他の体毛が
びっしりくっついていた!!!
「 ぐわぁああああ!!!」 「早く取らないと!!」 風呂桶から洗面器でお湯を汲み足にかける
しかし、その洗面器にも体毛が! いやそれだけでない、鰹節を削ったあとにでる削り節かオガクズのような
物体がびっしり入っていた!!
「 どわぁぁあああああ!! 」 「 なっなんじゃこりゃああああああ!!!」
パニックになる男!!
226:日本昔名無し
08/08/15 10:48:03
「しょうがねぇ、水を掛けて洗い流すしか方法はねぇな・・・・」
まだ冬にはなっていなかったが、夏でも真水をかぶるのは冷たすぎるのに
それしか方法は無かった
水をかける男・・・ やっと冷静さを取り戻し、状況を把握しだした
まず、風呂底のヌメリとおがくずのような物体は、オマツたち住民の
「あか」である、体毛については、説明するまでもなかろう
水で足を綺麗にした後、寒くなった男は冷えてしまった
「 あの野郎! こんな目に合わしやがって、どうせこんな汚ねぇ風呂だ」
「 この中に小便してやれ!! 」 ジョバーーーー!!
「 この風呂じゃあ、小便風呂の方が綺麗ってもんだぜ、腐れオマツ!」
そう言うと、オマツに会うことなく家に帰った男
227:日本昔名無し
08/08/15 10:51:38
あれ依頼トラウマになってしまった男は、今でも鰹節が食えず
建築現場に行くと、オガクズが見れない、触れないという障害が出てしまっている・・・
風呂を洗わない集団だったのか、それとも一日であれだけの垢と体毛が落ちる集団だったのかは
さだかではない・・・・ しかし、あの風呂に兄貴と一緒に入っていくところを見たことがある男は思った
あの風呂に入ることが出来るのかオマツは・・・・ だから背中にもニキビができる汚い皮膚だったのか
気持ちの悪い野郎だ・・・
オマツ恐るべし! 恐るべしオマツ!!!
完
228:日本昔名無し
08/08/15 14:01:14
何となく、想像はついたけど・・・
229:日本昔名無し
08/08/15 16:06:00
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い
オンコマツ気持ち悪い
230:日本昔名無し
08/08/15 16:50:34
おんこ と オマツ を合体させて
「オンコマツ」 あーはっはっはー (^_^)v
231:日本昔名無し
08/08/15 16:55:20
頭の悪いオマツは、何故そんなに馬鹿なんだろうか?
子供の頃に高熱を出した?! または頭を強烈にぶっつけた事がある?
シンナーの吸いすぎ?いやシンナーではないだろう、だってそれ以前から馬鹿だから
シンナーでそれ以上に馬鹿になったのは確かだがそれが原因ではない
この謎にせまる、木曜スペシャルが検討されている!
探検隊シリーズだ! 亡き川口 浩に捧ぐ、究極の探検シリーズ
「 地上最低の馬鹿オマツを探せ 」 ご期待ください!!
なーんてな、企画倒れだよ
232:日本昔名無し
08/08/15 16:59:42
藤岡 弘でやれば?
233:日本昔名無し
08/08/15 17:09:39
藤岡弘は 「藤岡弘、」だぞ
、が付くんだ! 何故だろう?
オマツに付けるか? 「 大松崎忠吉、」 わーはっはっはー!!
オンコマツ
234:日本昔名無し
08/08/15 17:57:32
オマツさんは、本当は良い人なんでしょう?
ただ単に貧乏で運がないんじゃないでしょうか。
235:日本昔名無し
08/08/15 18:47:42
っていうか、ここの主役は誰なんだ?オマツって人なの?
それだけはっきりしてくれ
っていうか、話は終わったのか? それだけはっきりしてくれ
VIPから来ました
236:日本昔名無し
08/08/15 21:28:40
ガマットは基本的に、オマツが犯人という定説があります。
しかし、真犯人は誰なんだといったところに、この話のポイントがあり
今回のガマットは、誰が犯人なんだかわからないようになっています。
前回の場合は秋樹が犯人だったので、秋樹が主役でした。
毎回オマツはラストだけか、最初と最後といったチョイ役でしか出てきません!
それは、オマツにはスター性が無いからです・・・・・
会えば分かりますが、あんなしょぼい人間はいません!
しょぼい人間を主役に設定したものでの、オマツには花が無いので
どうにもならないのです、チョイ役があのオマツには最適なのです。
汚い風呂に入って、全身ニキビ男になっているのがお似合いなのです。
ニキビの原因は「サッポロラーメン塩味」のせいかも知れませんが・・・・
そういう意味では、秋樹が今回も主役かもしれませんね、主役級には
変わりありませんが・・・・
237:日本昔名無し
08/08/15 23:39:58
オマツさんはもういいです
238:日本昔名無し
08/08/16 00:11:07
いや、オマツがいないと寂しいだろうよ
239:日本昔名無し
08/08/16 00:50:52
秋樹を出せ!
240:日本昔名無し
08/08/16 00:57:12
キレジワラタよ(^^)
241:日本昔名無し
08/08/16 01:35:58
精子ちゃん、何か言ってよ!!
242:日本昔名無し
08/08/16 04:46:56
ツルさんの大冒険を書いてよ
243:日本昔名無し
08/08/16 07:08:52
わかった! 現代劇にして
ツルとちか子を結婚させよう
244:日本昔名無し
08/08/16 09:05:16
オマツさんは独身?
バツイチ?
子供さんはいるの?
245:日本昔名無し
08/08/16 10:10:53
恐るべしオマツ
オマツ恐るべし
246:日本昔名無し
08/08/16 13:56:52
オマツの素性は聞くんじゃねー
架空の人物なんだから
247:日本昔名無し
08/08/16 17:50:19
克児の初体験がキレジとかいいんじゃない
248:日本昔名無し
08/08/16 18:21:15
いやオマツとキレジちゃんがいいなー
というか主役のオマツさんをからめないとまずいよね
249:日本昔名無し
08/08/16 18:43:56
やはりオマツちゃんが主役なの?
作者がそう思ってないような気がするけど
250:日本昔名無し
08/08/17 00:22:28
早く
次!
251:日本昔名無し
08/08/17 08:32:17
このスレ落として違うスレに書いたほうがいいんじゃない?
スレタイと違う内容じゃ違和感があるよ
252:日本昔名無し
08/08/17 08:57:42
あれは、冬になろうとしていた11月も後半の時分・・・
「 緒諸見 弦=つる 」の家に向かっていた芥辺がいた
つるの家に遊びに行こうとしていたのだ
つるの家は、旧家で大地主、母屋とはなれ、蔵まであり
小作を大勢抱える地元の名士であった
253:日本昔名無し
08/08/17 09:02:00
祖父は、何期も村議会議員を務める、まさに地元の名士であり
彼を慕う役場の職員も多数いた
芥辺は、つるの家に行くと、この権力者の末席に置いてもらえたような錯覚に陥り
実に気分が良かった
この日も、つると出かけようと、夜の9時過ぎにつるの家に、裏門から勝手に入ってきた
つるの家は、表門、裏門、勝手口、その他、総数8つの門があるような大きな家であった
芥辺は、裏門からならノーチェックで入れるように従者に言っておいてもらえたので
出入り自由であった
254:日本昔名無し
08/08/17 09:05:16
つるの家は、村ではVIPであった為、常に警護の人間が、各門に配備されていた
全て小作人から選抜された屈強な百姓の男たちであり、素手でドーベルマンを
縊り殺したこともある者までいた・・・・
芥辺は裏門に行くと、屈強な門番に敬礼され、どうぞと言われる
快感であった!
「 一生つるについていこう!!」 芥辺はそう思った
255:日本昔名無し
08/08/17 09:08:41
門をくぐると、白い砂利が敷き詰めてある庭があり、そこを小走りで
ザッザッザッとつるの部屋がある場所へ向かった
夜であった為、足元がよく見えないが、慣れた場所だった為
記憶に頼って移動していた
しかし、そこには想定外の物が置いてあったのだ
256:日本昔名無し
08/08/17 09:18:48
一輪車(ネコ)が置いてあったのである! 議員様をしている祖父が自分の栄光を称えて
自ら銅像を建てる工事をした時の、工事用の道具が庭に点在していたのだ!
暗闇を走っていた芥辺は、一輪車に激突ぅうう!!
ドカッ!! 「グワッ!」 転倒する芥辺!!
頭からうつ伏せにつんのめる芥辺、そこにさらなる悲劇が!!
一輪車がぶつかった衝撃で一回転し、中に入っていた薄いセメント交じりの水がかぶさってきたのである!!
バッシャーーーー!! 「 ブゥワッ!!なんだこりゃあ??」 頭から水をかぶされた芥辺・・・・・
物音を聞きつけた、つるの家出飼っている、番ネコが走りよってきた
なんと、ボブキャットが番ネコとして飼われていたのである!!!!
257:日本昔名無し
08/08/17 09:39:09
ボブキャットを番犬替わりに、庭に放し飼いにしている家が日本に、いや世界にあるだろうか?
この家だけだろう・・・
つるの祖父は、ハリマオで有名なマレーの虎が大好きであった
伝説のヒーロー、ハリマオは人間であるが、虎が好きになってしまった祖父は
どうにかせて虎を飼おうと思ったのだが、それは関係各所が全面的に却下してきた
そこで、アジア中のペットショップに、小作人を派遣し、なんとかねこ科の動物を見つけて来い
と指令をだし、なんとか大型のネコ科のボブキャットを譲ってくれるという、マレーシアの富豪が
現れたのだ
258:日本昔名無し
08/08/17 09:45:41
生まれたばかりのボブキャットを溺愛し、厳しくしつけた祖父・・・
今では、祖父の一声で、侵入者を強力なネコ爪フックで切り裂くようになっていた!
「 虎だ!! 虎が近寄ってくる!!」 パニックになった芥辺は、したたかに頭を打ちつけ
朦朧としている意識の中、逃げるんだという反射的な行動に出た!
しかし早い! 「猛獣のスピードがこれほどのものなのか?」芥辺が思うやいなや
飛び掛ってきた! 「こっ殺される!!」 瞬時に命の危険を感じた芥辺は
しゃがんでボブキャットの跳躍をかわした
ボブキャットが振り向き二撃目が来る! 「こうなったら戦うしかない!」芥辺は覚悟を決めた
259:日本昔名無し
08/08/17 09:49:36
しかし、猛獣の爪も牙も無い人間がどうやって戦う? できるわけない・・・
だが、そこには、祖父の銅像を建立する為に土建屋が置きっぱなしにしていた
建設機材がそこかしこに置かれていた! チェーンソー・・音がするからまずい
押し切り・・・使えるかこんな物、 大ハンマー・・・破壊力はあるがスピードが無い
剣スコ・・・・・・・・・・・・・「こっこれだっ!!」 しかも掘りやすいように、砥石で先を
研いであり、まさに剣、ナイフのようになっている、これしかない! 芥辺は瞬時に
こう考えた!!
260:日本昔名無し
08/08/17 09:58:33
落ちていた剣スコを掴むと同時に、ボブキャットの二度目の飛び掛り攻撃がきた!!
両側から、鋭い爪で頭を挟み込もうと、飛び掛ってくるボブキャット!
そこを下から、最大限体の遠くに向けてケンスコの先を突き出し、ボブキャットの
体をストップさせようとする芥辺! しかし、ボブキャットをストップさせようとしただけ
だったのが、ケンスコがボブキャットの喉を直撃、突き刺さるケンスコ!!
芥辺の手にずっしりとボブキャットの体重がのしかかり、持ちきれず手を下ろす・・・・
首半分が裂けてしまい、血を噴出しているボブキャット、勝った、勝ったのである!
「しかし、どうする? こんな虎の小さいようなのなんで飼ってんだ?恐らくはじいさんだろうが・・・」
「まずい、まずいぞ! 高かったはずだ、いくら命がけだったとはいえ、殺してしまっては!」
「そうだ、ケンスコで埋めてしまえ! バイトで土方をやっていた芥辺は、地面を掘るのは得意であった
さらにラッキーだったのは、建立している銅像の周りがまだ、掘りっぱなしの所があったのである
261:日本昔名無し
08/08/17 10:04:00
頭半分千切れて、死に掛けているボブキャットを引きずり、穴に捨てる芥辺・・・
「 お前もこんな場所に連れてこられなければなぁ まぁとりあえず死ね 」
言うと、埋め戻し用の土をかけて埋めてしまった
セメント水でびしょびしょ、虎の返り血でドロドロ、自分のジャンパーもついでに
焼却炉に捨て、Tシャツ一枚で、つるの家を後にする芥辺・・・
門番に挨拶すると、「そういえばつるぼっちゃんは、出かけてましたね、すぐ戻ると思いますが帰りますか?」と
言われたが、「いや、今日は帰りますよ・・・」と家に帰る芥辺
この時の壮絶な体験により、トラウマになった芥辺は、いまだにネコアレルギーに苦しんでいるという
完
262:日本昔名無し
08/08/17 12:50:38
1よ
これだけは教えてくれ
この話はマジなんか?
それともフィクションか?
名前は作っているとは思うけどさ
話の内容はどうなの?
263:日本昔名無し
08/08/17 16:31:54
普通に作り話でしょ
264:日本昔名無し
08/08/17 16:53:01
本当ならツルさんと結婚したいじょ
265:日本昔名無し
08/08/17 18:22:08
どもるはどうした??
266:日本昔名無し
08/08/17 18:28:53
>>262
歴史小説なんか見ると分かるが、大まかな設定はみんな同じで
細かい個人個人の描写が作者の主観が入ってるってやつなんじゃないの?
267:日本昔名無し
08/08/17 20:15:16
1は本職か?
268:日本昔名無し
08/08/17 21:50:16
芥辺は家出をしていた・・・
親父と喧嘩をしていたのである
喧嘩の詳細はこの際割愛しよう
わずかな貯えと、家からかっぱらってきた現金でサウナに寝泊りしていたのだが
それも底を付きそうになっていた
269:日本昔名無し
08/08/17 21:55:55
しょうがなく、友人の家を転々としていた芥辺であったが
同じ家に何日も泊まるわけにもいかず、緒諸見つるの家に泊まらせてもらおうと
頼んだ
あまりいい顔はしなかったが断りもしなかった・・・
間違いなく迷惑だったのだろう! なんという薄情な男だ・・・
それでも背に腹は替えられないので、とりあえず泊めてもらうことにした
風呂には入れと言われたので、ありがたく頂くことにした
270:日本昔名無し
08/08/17 22:00:03
つるの家は大地主とはいえ、旧家である
家のつくりは、ちょっと違っていた
その詳しい話は割愛するが・・・
農家の朝は早い! 10時すぎれば夜はみんな寝てしまう
11時頃だったろうか、風呂に入りに行かせてもらった
つるが大体の説明をしてくれ、入り方は理解した
それにしても広い風呂だ! 畳にして10畳以上はあろうかという空間だった
冬であった為、湯気で周りが良く見えない・・・ 目の前のHRPの風呂と湯沸かし器のスイッチしか
目に入らないほどであった
少し冷めていたために、湯沸かし器のスイッチを入れ、湯を温めた
271:日本昔名無し
08/08/17 22:03:29
オマツの共同風呂とは違い、シャワーもあった為、風呂が沸くまでシャワーで体を洗っていた
数分が経過したであろうか、風呂内の温度が一定になってきたのか、湯気がひいてきた
風呂場の全容がよく見えてきたのである
風呂桶がどこにあろうが、それは個人の趣味であろうが、なぜか端っこだったのが気にはなっていた
そして洗い場も、その風呂のすぐ脇にあり、奥の空間がなんでこんなに広くつくってあるのか不思議だった
それが湯気が消えてから、その謎が解けた!!!
272:日本昔名無し
08/08/17 22:06:52
風呂場の奥には、岩でつくった岩風呂があったのである
温泉場に行けばよくある岩風呂である! こんな言い風呂があるのになんで
プラスティックの風呂に入っているのか?? ここに入ればいつだって温泉気分なのに!!
そう思いながら、つるの家の風呂場を見渡していた芥辺
しっしかし! その岩風呂に衝撃の物体が現れるのであったーーーー!!!
続く
273:日本昔名無し
08/08/17 22:16:25
1が主役みたいだな
274:日本昔名無し
08/08/17 22:41:56
えっ?1さんはアクタベさんって言うの
275:日本昔名無し
08/08/17 22:58:10
芥川賞を目指してるとか?
???
276:日本昔名無し
08/08/17 23:32:48
1とアクタベは別人だろ?
277:日本昔名無し
08/08/17 23:46:05
午後零時に近い時間であった、そんな深夜に達しようとしているときに風呂に入っていた・・・
霞がサーっと消えてきたような感じだった、風呂全体が見渡せる状況になっていた
岩風呂が段々と見えてきて、その全容が見えたときに、そこに・・・そこに・・・
そこにわああああああああ!!! 普通の家なら、普通の人なら置かない物体が
そこにはあったぁあああああ!!!
なんと、等身大のキューピー人形が、岩風呂に腰掛けているではないくわあああああ!!
さっさすがの芥辺も腰を抜かした!「 あわわわわぁあああああ・・・・・・・」 妖怪の類が
出たのかと思った芥辺は、体中が凍りつくような感覚に襲われ、言葉が出ず、悲鳴にも似た
声を上げていた!!
278:日本昔名無し
08/08/17 23:50:12
段々と、それがただの人形であることに気付いた芥辺は、冷静さを取り戻し
近くに寄って見た・・・ しかし、見れば見るほど気味が悪い・・・
よくもこんな不気味な人形を風呂場に飾っておくものだと、神経を疑った・・・
あれ依頼、温泉場に行っても、キューピー人形が出てくるのではないかという
トラウマに襲われ、頭を洗って目をつぶるときに、後ろにキューピーがいるのではないかと
いう恐怖感に襲われているアクタベであった・・・・
ちなみに昔の緒諸見つるは、まさにキューピー人形の化身のようなかわいい子供であったとさ
完
279:日本昔名無し
08/08/17 23:57:51
終わんの早ぇーよ1
はい次!
早くしてよね
夏休みは暇なんだからぁ
280:日本昔名無し
08/08/18 00:04:04
1も夏休みだろ
早く書けよ!
281:日本昔名無し
08/08/18 00:13:47
えっ? 1は学生?
昔の話でしょうこれ
282:日本昔名無し
08/08/18 00:24:42
結構昔の話みたいだから
1はいい歳だと思うけど
なんかオモローだから別にいいけど
早く書いてね
283:日本昔名無し
08/08/18 00:26:40
つーか話をはしょるな1
284:日本昔名無し
08/08/18 00:32:29
ツルの話はもうええっちゅーねん
285:日本昔名無し
08/08/18 03:23:39
そうそう、ボンボンのツルの話より貧乏のオマツの話がいいな。
286:日本昔名無し
08/08/18 07:59:48
ボンボンかー
長男の三紋安いもあるでよ
287:日本昔名無し
08/08/18 08:45:29
おはよう! 厨房板に貼ってあったから来ました
なんかおもろいぞこのスレ
つるさんは長男?
大地主の次期当主かー! あっしも知り合いになりたーいよー
というかいるの実在に?
288:日本昔名無し
08/08/18 08:48:08
つーかコロコロ主役が変わるんだな
ここの話は
289:日本昔名無し
08/08/18 11:30:01
オマツを出せ
290:日本昔名無し
08/08/18 13:15:06
ごっごっごっごっごっごっご安全にっ (+_+)
291:日本昔名無し
08/08/18 15:06:20
ツルさんの本妻にしてー
292:日本昔名無し
08/08/18 15:19:39
オマツも本当は金持ちなんじゃないの? 自営してるみたいだし