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●●●●●●●●江川卓●●●●●●●● - 暇つぶし2ch1:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/03 19:11:58
「怪物・江川卓伝説」

江川が高校2年の夏に、県大会で記録した3試合連続ノーヒットノーラン(うち1試合は完全試合)は、プロ、アマを通じて前人未到の大記録である。
しかも、その次の準決勝でも延長10回までノーヒットノーランを続けていたというから、実質4試合連続ノーヒットノーランを続けたようなもの。
結局、この大会で江川は、36回連続無安打(実質4試合分に相当)という、超人的な記録を打ち立て、その翌年の夏の県大会でも、21回連続無安打を記録。
これほどの大記録を作れる男は、江川卓しかいない。
さらに江川は、高校2年の秋の県大会と関東大会を無失点で優勝。
関東大会では、まず1回戦の東京農大二戦で6回を投げ、被安打1の13奪三振で完封。準決勝の銚子商戦では被安打1の20奪三振で、これも完封。そして決勝の横浜戦では被安打4の16奪三振で完封と、力でねじ伏せ優勝した。
秋の県大会と関東大会の記録は、53回を投げ、被安打12、奪三振94、奪三振率15・96、失点0、自責点0。
新チーム結成以来、練習試合を含む23戦全勝、負けなしという驚異的な成績を残し、翌年春の選抜大会に登場。
選抜大会の初戦では、大阪の強豪・北陽から19三振を奪い、完封。2回戦の小倉南戦では7回を投げ10奪三振の完封。そして準々決勝の今治西戦では被安打1の20奪三振で、3試合連続の完封。
続く準決勝の広島商戦でも11三振を奪い好投したが、5回に、相手投手の佃にポテンヒットを打たれ、失点を喫した。このときの失点が、2年秋の新チーム結成以来、練習試合、公式戦を含め、初の失点だったというから恐れ入る。
この大会で、江川は60奪三振を記録したが、これはいまだに破られない選抜大会記録である。
江川見たさに、日本中の高校野球ファンがテレビにかじりつき、江川の投じる剛速球に酔いしれ、相手打者がバットに当てるだけで甲子園球場がどよめき、異様なムードを醸し出していた。
初戦の北陽戦で鮮烈な甲子園デビューを果たしたときの衝撃は伝説とまでいわれ、今に語り継がれる。
こうして「怪物・江川卓」の快投は全国の高校野球ファンの脳裏に強烈な印象を残してきたが、もう二度とこのような豪腕投手は出てこないだろう。


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