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パロマを家宅捜索 本社、東京支社など数カ所 2007年01月27日 9:30 【共同通信】
パロマ工業製のガス瞬間湯沸かし器による１酸化炭素（ＣＯ）中毒事故で、
警視庁捜査１課は２７日、業務上過失致死傷容疑で、名古屋市瑞穂区の同社と
親会社のパロマ本社、東京都港区のパロマ東京支社など関係先数カ所を家宅捜索した。
パロマグループ社員はこれまでの調べに
「複数の最高幹部がほぼすべての事故について発生直後に報告を受けていた」と供述。
約２０年間で２１人の犠牲者を出した事故は、国内有数のガス器具メーカーの強制捜査に発展した。
捜索容疑は、２００５年１１月、東京都港区で発生した死亡事故。
一連の事故のうち唯一、業務上過失致死罪の公訴時効（５年）を迎えていない。
調べでは、０５年１１月２８日、港区南麻布で、大学１年生上嶋浩幸さん＝当時（１８）＝が、
自室で不正改造された湯沸かし器を使用し、ＣＯ中毒死、兄もＣＯ中毒で約１カ月半入院した。